2月15日前座会真打会での学び(井上・加藤奨・中澤)

 こんにちは!四期生の井上と加藤奨基と中澤です。今回は2月15日に行われた前座会真打会での学びを書いていきたいと思います。

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 こんにちは!4期生の井上です。今回は先日行われた真打・前座・名人会、そして紙切り芸に参加してきました。そこで私は、前座会と紙切り芸について書いていきたいと思います。

 まずは、前座会についてです。前座会では、本当は先輩方がやる予定でしたが、玉置先生から「今回はこの春教師になる4期生1人が授業をする」と言われ急遽、前座会で授業する貴重な機会が設けられました。(笑)

 授業の展開を4期生で考えていると、沢山の意見や考え方が出てきて、教材研究の楽しさを感じながら行うことができました。教採期間に学んだことや、卒論で研究したことを駆使して、授業の流れを作りました。

 そして、今回は加藤君が授業をやることになりましたが、流石は加藤君。持ち前の落ち着きと臨機応変な対応で、自分達が考えたこと以上のことをしてくれました。突然の授業でここまで落ち着いてできる同期がいることに誇りに思いました。

 授業後、アドバイスを頂きましたが、いつもよりもスッとスポンジのように体に染み込んでいくような感じがしました。

 それは今回は授業をすることもあり、普段よりもさらに必死に考え、話し合って授業を作ったからだと思います。倍力を入れて作ったものは、学ぶことも倍になることを感じました。この感覚を大切にしてこれからも教材研究に励んでいきたいです!

 次に、紙切り芸についてです。紙切り芸は存在は知っていたものの、生で見ることは初めてでした。生で見てみると、巧みな話術でお客さんを引き込み、楽しみながら紙切り芸を見ることができました。

 紙切り芸ももちろん凄かったのですが、私はその話術がとても勉強になりました。独特な間と言い回し。グッと視線を集める話し方。教師として生かせそうなことが多くありました。私も話し方を工夫して、子どもと関わっていきたいと考えました。最後に紙切り講座がありましたが、自分にはセンスがあるのではないかと感じるほど綺麗にできました。(笑)

今回も沢山の学びがある、充実した時間となりました。学生生活も残りわずかです。やり残すことがないように全力で駆け抜けます!(井上)

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 こんにちは、玉置ゼミ4期の加藤奨基です。2月15日の真打会・名人会に参加させていただきました。そこで、急遽(!)4期生として模擬授業をさせていただくことになったので、自分はそのことについて記事にしたいと思います。

 扱った教材は小学校3年生の社会科で、スーパーマーケットの工夫を見学する単元です。まず、その場にいた4期生(中澤君、井上君、安部さん、関口さん、近藤さん、自分)で教材研究を行いました。教材研究では、2年間の玉置先生の教え通り、「この授業の最後に子どもが何と言えば成功か」を考えました。その結果、「人の動きや物の配置を見れば、店の工夫を調べることができる」をゴールとしました。

 このゴールも、以前玉置先生に教えていただいたように、今回の授業で限り使える見方・考え方ではなく、一生使える見方・考え方になるように考えました。

 次に、子どもの興味を引ける導入を考えました。ここでは、関口さんが主に考えてくれた、野菜売り場を隠してどんな売り場が入るか、という導入にしました。実際の授業では、自分の授業者としての実力不足がはっきり出たように思います。導入に時間をかけすぎてしまったことと、真打会の先生のアドバイスにもあったように、子どもの話題から課題意識を取り出すことが改善点です。
 
 また、板書の仕方についても知恵を出し合いました。この授業のゴールに合うように、人に関する工夫と物に関する工夫で分けて板書をするように決めました。実際の授業では、人と物どちらの意見も意図的指名して板書ができるように、話し合いの様子を見ることに注力していました。しかし、子どもの意見をどんどん取り出して板書する展開では、予想外に人に関する工夫が多く出ました。考えている段階では人に関する工夫は出にくいと考えていたので、井上君考案の、インフォメーションギャップを利用した「店員さんは何人いるか?その人は店員か、店員じゃないか?」(数えた店員の人数の違いから、店員の仕事に注目させる)という補助発問も用意していました。

 4期生同士の反省でも出ましたが、最後の束ねの部分も非常に難しかったです。この部分は話し合いがまとまりきっておらず、とっさのアイデアも浮かばなかったため、教師主導の束ねになってしまい悔しさが残りました。真打の先生がアドバイスをくださったように、最後まで子どもの視点で束ねることが大切だと学びました。

 最後に、今回の授業で最も悔しかったことが、「本当に?」「何で?」という問い返しをできなかったことです。教材研究の段階では安部さんがしっかり授業技術案として出してくれていたのですが、自分に余裕がなく、使うことができませんでした。授業後の真打の先生方のアドバイスにも「何で〇〇?」ということを多くいただいたので、せっかくの授業技術を生かしきれなかったと、悔しい思いです。この問い返しがあれば、子どもの意見を取り出す展開にも深みを出すことができたと思います。

 今回、全く予想していなかった模擬授業ですが、みんなの代表として授業させていただくことができて、本当に良かったと思っています。玉置先生に模擬授業のことを伝えられた時、全員、すぐに「やるしかない!」と気持ちを切り替えて前向きに取り組むことができました。あの時の4期生の雰囲気は、特に好きです。みんなで教材研究するのもこれで最後かと思うと寂しい気もしますが、最後に良い教材研究をみんなですることができ、思い出にもなりました。来年から一人で教材研究する時の励みにしたいです。機会をくださった玉置先生、ご助言をくださった先生方、EDUCOMの皆様、4期生のみんな、本当にありがとうございました。(加藤)

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 こんにちは!四期生の中澤佑太です。今回は2月15日に行われた前座会について、振り返ったことを、書きたいと思います。

 この記事を書くにあたり、五期生や六期生の記事を先に拝見しました。そこには四期生の教材研究がすごいという称賛の言葉に溢れていました。その内容については後輩の記事を見ることにして、私が今回伝えたいことは、

 教材研究をした四期生自身も、あのような授業が出来上がると思っていなく、あの授業は二年間の積み重ねが形になるという証明になったなということです。

 振り返れば初めて前座会で教材研究をした時は、そもそも先輩の会話についていくこと、教材を正しく理解することすらままならなかったです。そこから前期ゼミ、教育実習、何回かの前座会を通じてようやくゼミ生として教材研究を行うことができるようになりました。この頃は、玉置先生の教えの一つ、授業のねらいとは授業の終わりに子どもたちになんて言えるようになってほしいかということを前提に考えられるようになっていました。けれども一人一人考えたねらいや授業の流れを共有するだけで、授業を作り上げるということはできていませんでした。四年生になったときには、卒業するときに先輩のような授業を考えられるようになれるのかなぁとみんなが思っていました。

 ところが教員採用試験、後期ゼミを通して、仕事として授業を作っていく気持ちが作られていきました。その結果突然四期生で授業をしてほしいという指示があったときに、「最後子どもたちにどのような力、見方考え方をつけさせる。」「この教材は調べ学習につなげるために質問の内容の視野を広げることかな」「となると教科書を隠して疑問を子どもたちに湧かせて、教師の誘導で質問の内容を深めるか」と、授業を作るために会話が積み重なるような話し合いを気がつくとしていました。

 以上があの話し合いまでにおそらく四期生全員が感じてきた気持ちです。五期生や六期生が今感じている気持ちの先に僕たちがいます。いつか五期生もこうなるし、六期生もこうなります。ゼミに貪欲に向き合って行けば行くほどですが。

 四年間を振り返って前座会ほど授業力、授業力のより細かく表現しようとすれば、目的に対する思考力がつく会はなかったと私は感じています。玉置先生をはじめ、教育産業会社であるエデュコム愛知本社の社員に多大な感謝を示します。そして今後もどうかよろしくお願いいたします。(中澤)
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