5月1日第3回6期生ゼミ(特別講師 和田先生)(名桐)

 こんにちは。玉置ゼミ6期生の名桐です。第3回の6期生ゼミでは、和田先生を特別講師としてお招きし、教育実習に関した講義をしてくださりました。そこでの学びを皆さんに紹介していきたいと思います。

 今回の講義は、「授業で大失敗しないコツ」というテーマを掲げ進められていきました。大失敗とはそもそも何かということをゼミ生で考えた後、和田先生の考えをもとに展開されていきました。和田先生が考える授業の大失敗とは、時間配分ミスで学びの時間が少ないというものです。時間配分ミスは、導入が長かったり、挙手指名を途中でやめられない、板書の構想で時間を取ってしまうなど、原因はいくつか考えられます。

 その中で、私は板書に関して凄くタメになったことがありました。それは、板書は指導案の表れだということです。逆を返せば、板書計画は指導案の前に作りなさいという教えだと私は思いました。その教えを取り入れることで、板書をしっかりと使える、伝えたいことが明確になる授業を作れるというのです。指導案は、授業で話すことを字体に起こしたものです。板書計画をもとに指導案を作ることで、子どもたちは視覚的にも聴覚的にも授業を感じられる素晴らしいものになると思います。

 また、板書に関することでもうひとつ。子どもの予想が書き込んである板書は良いということを新たに学びました。私が模擬授業をする際に、ある程度は取り入れていたものの、明確な目的がある訳ではありませんでした。しかし、和田先生が先生とはどんな職業なのか。ということを教えてくださったことで、自分の中で新しい考えが生まれました。

 和田先生が仰る先生とは、「子どもに考えさせることが仕事」であるというのです。板書が教科書の内容(結果)ばかりで埋まることは良くないというのです。子どもたちの考えることを授業の軸とし、それをアシストするためのプロセスとして黒板がある。これが私の中で新たに生まれた考えです。それが完璧にいくかどうかは分かりませんが、もし少し道が逸れたとしても、授業はスパイラルです。必ず取り返せる時がやってきます。先生は、大人数の子どもの前に立つ大人です。どんな時でも余裕をもって、模範であれるような姿を見せていきたいです。

 今回のゼミは、教育実習のことを考えるとてもいい機会となりました。私の中でまだボヤっとしていたことが、一気に現実味を帯びてきました。このような状況で、まだまだわからないことはたくさんありますが、今回和田先生が教えてくださったことを教訓に、これからも頑張っていきます。和田先生、この場をお借りして、今回は貴重なお時間とお話を本当にありがとうございました。(名桐)
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