9月7日 大治町立大治小学校での学び(二宮)

 こんにちは、5期生の二宮です。今回は、9月7日の大治町立大治小学校での指導助言に参加させていただいて、学んだことを大きく3点書いていきます。

 まず1点目は、「エビデンスではなくエピソードが大切」ということです。自分の目指したい授業や学級を創る中で、教師が実際に起きていることや自分の経験の中からイメージが持てるように子どもに伝えることが大切だということがわかりました。最近私は自分の卒論に直接関係はない教育書を読んでいるので、著者の先生のエビデンスやエピソードを語るのではなく、自分自身の経験や学級を持った時の「〜〜さんのこんな姿が」のようなオリジナルを増やし、大切にしたいです。

 次に2点目は、「いいです」という言葉についてです。自分も子どもの時に経験してきた言葉ですが、意見の肯定と同時に危険であることがわかりました。今回見させて頂いた研究授業で複雑な図形の体積を求める授業の中で、大人も考えつかないような発想をする児童がいました。そこでの子どもは「いいです」と小声でその児童の考えを肯定していましたが、自信はなさそうでした。玉置先生のご指導から「わからない」と言えること、「どう思った?」と聞いていくことが大切だと改めて感じました。答えがあっていても、途中の考え方を大切し、時に立ち止まって疑問を投げかけたり、深めたりすることが学び合いには必要だと思いました。

 そして3点目は、間違いを恐れさせない雰囲気づくりについてです。教員採用試験の面接の練習でもこのことについて考えることはありましたが、今回自分の選択肢として新しいものを得ることができました。「その間違いも個性として受け入れること」「思ったことをふざけない限りなんでも言っていいと思える雰囲気」の二つです。前者は大切だと分かってはいても私自身も苦手なことです。一方後者は、子どもの呟きを拾って、繋げることができるということを玉置先生の話から、自分にもできそうと感じられました。特にコロナ禍の密を防ぐ中で子どもの対話を活発にするためにも、自分のベースの考え方と照らし合わせながら大切にしたいと思いました。

 大荒れの天気の中で初めて学校での指導助言に学生1人で参加させて頂いて、困惑はありましたが、上記以外に振り返りや学習規律についてなど本当に多くのことを学ぶことができました。現職の先生方に交じって研究協議会に参加させて頂いたり、心の天気が本当にすごいもので自分達の責任を改めて感じたり、中西君と二村さんが「振り返り」について話す動画を見て刺激をもらったりすることができました。玉置先生、大治小学校の先生方、貴重な時間をありがとうございました。(二宮)
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