11月4日5期生模擬授業からの学び(遠藤)

 こんにちは!5期生の遠藤です。今回は、11/4のゼミで、ICTを使った図工の模擬授業を行なったので、そこでの学びや気付きをまとめていきたいと思います。

 この教材は、「私のワンピース」という絵本を読んでいて思いついたものです。ウサギさんが作った真っ白のワンピースは、花畑では花柄に、雨が降ったらしずく模様に変化します。そのストーリーから、真ん中をくりぬいた厚紙をChromebookで写真に撮り、身の周りの風景を「切り取ろう」という図工の授業を思いつきました。対象は4年生です。

 今回配慮したのは大きく分けて2つです。
 
 一つ目は、工夫した点を書き込みツールで書くよう指示することで、キーボード入力が苦手な子も取り組みやすくした点です。4年生を想定して行ったので、タイピングの速度にばらつきがあることが予想されます。書けずに写真だけ出してしまう子がいないよう、作品に関しての情報は書き込みで、比較的文字数が少なくてよい感想などではタイピングで行うようにしました。

 二つ目は自分自身が実際に試して、いくつも失敗をし、その対策を考えておくことです。これを事前にしていたことで、当日予定していたアプリが起動しない子や、指示した表示が出ない子がいた際、スムーズに対応することができました。以前和田先生が、ICTを信頼しすぎて頼りきりになってはいけない、と仰っていましたが、その通りだと身をもって理解しました。先生のこのお言葉のおかげで、画用紙やペンなど万が一に備えた準備をすることができ、子どもがスムーズに学べるよう導くことができました。

 反省点として、盛り上がって大きな声を出している子どもへの注意が疎かになってしまったことが挙げられます。これは、授業後に子ども役でわざと大きい声を出してくれていたゼミ生から指摘してもらい、気付くことができました。最初に「騒ぎすぎないで、他のクラスの迷惑にならないように。」と約束をしたのだから、最後まで教師がそれを貫くべきでした。

 もう一つが、子どもと子どもを繋ぐ声かけが不十分だったことです。つまずいている子がいた際、「これはこうすればいい。」と私が自ら操作を手伝ってしまいました。出来ている子がいるのなら、その子をミニ先生として手伝ってもらったらいいのでは、とゼミ生から提案してもらい、成る程!と感じました。「教師がやってあげなくては。」という意識に縛られないよう、気をつけたいです。

 初めて自分で考えた教材で授業をしてみて、改めて授業の難しさと面白さを感じました。子ども役のゼミ生のみんなが、目を輝かせて写真を撮ったり、楽しそうに絵を描き込んだりする姿を見れて、とても嬉しかったです。しかしそれと同時に、たくさんの課題も見つかりました。ICTを使うと、特に「教師が手伝ってあげないと。」という意識が強くなってしまうことを実感しました。その為、積極的に子どもに協力してもらうなどして、子どもたち自身の力で進めていけるよう配慮したいと思います。

 玉置先生、五期生のみんな、六期生の伊藤くん、たくさんの学びをありがとうございました。(遠藤)
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