「ありがとう」(木下)

 こんにちは。5期生の木下です。

 今日は週に一回、地元でさせていただいている小学校ボランティアで心温まることがあったので記事を書きます。

 私はいつも小学校低学年のクラスや支援学級にボランティアとして入ることが多いです。週に一回だけですが、子どもたちは名前を覚えてくれていて「明日も来ないの?」とよく聞いてくれます。その中でも特に人懐こく、駆け寄ってきてくれる子がいます。支援学級に入っている2年生のR君です。

 R君は普段の授業は支援学級で受けますが、図工や体育の時間は普通学級の子どもたちと授業を一緒に受けます。今日の図工の時間、担任の先生に「R君が少しアイデアを出せず困っているから、何かアドバイスしてあげて欲しい」というように言われました。ほんの少しのアドバイスでしたが、R君は作品の制作を授業中に進めることができました。授業が終わり、支援学級に2人で戻っている時に「先生、今日は手伝ってくれてありがとう。先生の力がなかったら進まなかったなあ」と自然とR君から言葉が出てきました。私がアドバイスとしてできたことは、ほんの少しです。なかなか2年生で、ここまでのことを言葉にできる子どもはいないのではないかと思います。心がホッと温まった瞬間でした。そして私が担任を4月から持った時に、自然と「ありがとう」という感謝の気持ちを言葉にできる子どもを育てたいとあらためて感じました。
(木下)
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