1月15日 額田中質問会での学び(6期生 松浦、名桐)

 こんにちは!6期生の松浦です。今回は1月15日に行われた額田中学校の北村校長先生、研究主任の永井先生からの学びについてまとめます。

 額田中学校はCRSというスローガンのもと、学び合い、子どもが主体的に取り組む授業作りを目指しているそうです。今回はそのような学校現場で働いている先生方に質問させて頂ける貴重な機会でした。私が先生方に質問したのは、「学び合いが教え合いにならないか」と「評価について」です。この記事ではこの2つについて詳しく書きたいと思います。
 
 1つ目の「学び合いが教え合いにならないか」という質問に対して、先生方は教え合いも含めて学び合いであると仰っていました。ただし、そればかりではいけないとも仰っていました。教え合いだけにならないように心がけていることは、グループを固定しないことだそうです。

 グループでの学びを重視しようとすると、教師は効率や授業展開のことを考え、ついどのグループにもリーダーになるような子を1人は入れようとしてしまいがちです。しかし、これをしてしまうと「できる子」と「できない子」が決まってしまい、教え合いのみの授業で終わってしまいます。グループを固定しすぎず、適当なグループで行うことで、そのグループ内でのベストな答えを出せるように、分からないなりに頑張る姿が見られると仰っていました。そのような姿が見られることが、学び合いの目的なのではないかと私は思います。また、グループ内で立場が固定されないようにするために、教師の声も大切です。子どもたちの様子を見ながら、ふとした発言を拾ったり、気付きの場を意図的に作ったりするような教師の工夫も忘れてはいけません。そのためには、やはり入念な教材研究も必要だと分かりました。

 先生のお話から、全員参加の授業を作るためには、このような様々な視点からのアプローチがあることを学びました。
 
 2つ目の「評価について」では、学び合いをすることで、テストではなかなか見えない思考力・判断力・表現力などが見えると仰っていました。それをそのまま評価に活かすことは難しいかもしれませんが、毎授業の振り返りの積み重ねで子どもたちの実態を掴むことが大切だと教えて頂きました。私は評価は、テストや提出物で決める印象がありましたが、自分が評価をする立場になった時は、振り返りや授業に向かう姿勢などもしっかりと評価に取り入れていきたいと思いました。 
 
 この2つ以外にも、たくさんの質問に真摯に答えてくださって、多くの学びを得ることができました。今回の学びを実践に生かしていけるように頑張ります!貴重な機会をありがとうございました!(松浦)


 こんにちは。6期生の名桐です。先日、額田中の先生方のご協力のもと、ゼミ生の質問会が開かれました。そこで、実習の時に私自身の課題として指導を頂いた、グループ活動を挙手の道具にしないためにはどうするべき?という質問をしました。すると、先生方から「子どもたちは挙手はしなくてもいいんだよ」というアドバイスを頂きました。

 確かに、実習中含め、私はグループ活動で学んだことを挙手をして全体に共有させることばかり考えていました。その方が、主体的な学習ができるのでは?とぼんやり考えていたからです。しかし、挙手制にするとお客さんのようにボーッとする子が増えてしまいます。だからこそ意図的指名をして、子どもたちの言葉を繋いでいくんだよというアドバイスを頂きました。言葉を繋いでいくということは、そういった角度から考えることもできるのか!と、とてもスッキリした瞬間でした。

 この他にも、たくさんの質疑応答が行われ、充実した時間を過ごすことができました。最後に、やはり現場で活躍されている先生方の言葉には重みがあるなと実感しました。いくら自分たち学生同士で考えていても、なかなか辿り着けない境地にいらっしゃるんだなと痛感しました。今こそ、「大人」に頼り、「子ども」である自分に磨きをかけていく必要があると思いました。

 今回、このような機会を頂き、玉置先生をはじめ、額田中の先生方に感謝致します。本当にありがとうございました。(名桐)

※写真は林文通先生から提供していただきました(玉置)
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