5月25日 尾張旭市立三郷小学校での学び (安藤)

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 こんにちは、8期生の安藤です!

 5月25日に尾張旭市立三郷小学校へ伺いました。今回、なんと玉置先生の算数の授業を参観させていただきました!!玉置先生は”緊張している“と仰っていましたが、私も授業にのめり込んでしまうほど夢中になる授業でした。

 さっそく、私なりに玉置先生の授業を分析してまとめていきます!

 玉置先生の授業を受けている子どもたちの表情は授業が進むにつれギラギラしていました。これには、主に3つ秘訣があると思います!

【秘訣その1 子どもを褒める】
 一コマの中で先生は53回、褒めていました。約1分に1回は褒めています。これは、玉置先生の中で授業が成功した時、子どものどんな姿が見られたら成功なのかイメージが明確にあるからこそだと思います。何を子どもが言ったりできたりしたら成功なのか、具体的なイメージを授業デザインの段階で固めておこうと思いました。

【秘訣その2 思考の追体験をさせる】
 教室が“おー!”と分かった雰囲気になっても“先生は騙されないぞ”と言ってもう一度隣の子に説明させる機会をつくる場面が印象的でした。雰囲気で分かった気になっている子がいるかもしれない。だからこそ、自分の言葉で語らせて、思考の追体験をさせることが大切だと学びました。

【秘訣その3 心から安心して発言できる雰囲気】
 先生はまず、間違えても全く問題ないことを子どもに語っていました。考えて言葉にしていくことが大切だと。そして、子どものつぶやきや、行動をとにかく沢山拾って褒めたり、玉置流ユーモアな返しをしたりして子どもの心をつかんでいました。子どものつぶやきは子どもの心をつかみ、授業を深めるチャンスです。安心して発言できる雰囲気を教師が最初からつくっていくことが大切だと気付きました。

 他にも聞く時、話すときの区別をつけることや、子どものモヤモヤを大切にされていました。何より先生自身が楽しみ、ありのままの思いを伝えることが、授業に夢中で取り組む子どもの姿に繋がっていると思いました。
 私には玉置先生のようなユニークな返答をして、笑いをとることは難しいかもしれません。しかし、3つの秘訣や授業テクニックは、知っていれば私も実践することができます。できないことに目を向けるより、学んできたことを実践でも生かせるように、できることを磨いていきます!

 三郷小学校の先生方、玉置先生、貴重な学びの機会をありがとうございました。教員採用試験を乗り越えて、先生方と働けるように勉強してまいります!!
(安藤)

特別支援学校教育実習での学び(柴山)

 ガリガリ君が美味しい気温になってきました。8期生の柴山です。2週間の特別支援学校での教育実習で体験したことを記事にさせていただきます。(学年は高等部3年生に入らせていただきました。)

〇 チームティーチング
 特別支援学校の授業は、個別の対応を行うために、複数人の教員で授業が進められることが多いです。授業の流れを同じ学年の先生方と確認する機会もあり、授業に関して参考になる意見をいただきました。
 最近の生徒の情緒の変化から、誰の行動に注意を払ったらよいのか。感覚過敏な子にとって、どの要素が障壁となるのか。日常での生徒の興味、関心なども知ることができ、生徒が学びに集中できる場を整えることができました。
 自分だけでは見取れない生徒の背景を、他の先生から教えていただけました。これらを基に、授業を工夫できたことから、教員同士の連携の大切さを実感しました。今回の実習では、5人で授業を考えましたが、ゼミでの学びあいのようで本当に楽しかったです。

〇 実態に応じた目標設定
 特別支援学校には、自立活動や生活単元学習などの科目があります。同じ題材であっても、一人ひとり目標設定や活動が大きく違っており、ハッとさせられました。いままで私は、全体の目標を子どもが達成できたかできていないかの二択のみで判断してしまうことが多かったと思います。
 子どもの実態によって、到達してほしい姿が違うという「個の視点」を意識し、一人ひとり成長した部分を正しく見取っていくことを大切にしようと思いました。

〇 授業実習での学び
 発語や筆記が難しくとも、選択肢を提示したら意思決定できる生徒が多い学級でした。日常生活でも、どの色のペンを使って書くかを選択する場面などがありました。
 その姿を見て、私は授業で選択肢となるイラストを用意しました。しかし、選択肢に対して反応が無い生徒が数人いました。私の願いだけが先行し、押しつけがましい提示になってしまったのかもしれません。
 3度目の授業では、発語ができる生徒から出た意見を基に、授業を振り返って感じたことの選択肢を作りました。この選択肢に対しては、全員が自己選択をし、すんなり振り返りができていました。生徒が興味を持って活動に取り組めていたことが、本当に嬉しかったです。やはり、特別支援学校でも「はじめに子どもありき」を実感しました。

 実習先の子どもは、行動が素直で、人間味に溢れていてかわいかったです。私は、小学校の教員を目指していますが、授業づくりに必要なことをこの2週間で多く学べました。ここからは教員採用試験に向けて頑張っていきます。(柴山)
※写真は最終日に生徒に配った4つ葉のクローバーしおりです。なかなか人数分見つからず、苦労しました。
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5月23日9期生ゼミ 模擬授業の振り返り(長谷川)

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 こんにちは!玉置ゼミ9期生の長谷川です。今回は第6回に行われた模擬授業の振り返りについて書いていきたいと思います。

 今回で模擬授業一巡目を終えました。久保君と荒木さんの授業を受けて一番に感じたことは、ゼミで学んだことの成果が大いに出ているということです。1人1人の模擬授業後には必ずゼミ生や玉置先生と全体で授業についての意見を出し合っています。そこで出てくる意見のレベルが日に日に上がってきていると私は感じます。

 始めは、「チョークの持ち方について」「児童の当て方について」「音読の仕方について」など授業に関する基本的なことが多かったのですが、最近では教材研究についての意見がほとんどを占めています。ほかの人の模擬授業で出た意見や課題を吸収し、自分のものにしていくことでさらに深い学びへ繋がると考えました。

 ここからは、今回の2つの授業を通じて学んだことや考えたことを書いていきたいと思います。

 1つ目に学んだことは「ゆさぶりを入れるタイミング」についてです。道徳の授業をしていく中で、心情に変化のある教材を用いる場合にはゆさぶりを授業内に入れると、学びが深まると学びました。そのため、授業内にゆさぶりを入れようと私たちゼミ生は考え、取り組むのですが、なかなかうまくいかず悩んでいます。

 今回の授業内では、話の結論を子どもたちが知っている場面でゆさぶりが取り入れられていました。結論が見えている場面でのゆさぶりは、自分の意見が出にくく、どうしても偏ってしまうと考えます。同じ発問をするにしても、取り入れる場面の重要さを学ことができました。

 2つ目は「教材研究の大切さ」についてです。道徳の教科書をただ読み進め、発問をするだけでは不十分なことが多くあり、子どもたちを混乱させてしまうこともあると思います。   授業者が納得できない授業は教材として成り立つことはないため、十分な教材研究を心がけていきたいと思います。
 
 みんなの模擬授業からは沢山の学びを得ることができたと同時に、自分自身への課題もたくさん見つかりました。2回目に行う模擬授業では1回目の模擬授業より何倍もレベルアップしていけるよう今までの学びを生かして準備をしていきたいです。来週は玉置先生の模擬授業をみることができるためとっても楽しみです。これからも玉置ゼミで多くのことを学び続けていきたいと思います。(長谷川)

5月23日9期生ゼミ模擬授業の振り返り(久保)

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 こんにちは。9期生の久保です。今回は5月23日の模擬授業の振り返りをしていきます!

 ほぼみんなが終わった中での模擬授業でした。私は、みんながみんな上手に模擬授業をしていて焦っていました。みんなで振り返る時間や、玉置先生のご指摘を参考に今回の模擬授業を考えていきました。

 まず反省点として挙がったのが「揺さぶりのタイミング」です。ある程度話が終わったタイミングで、私は揺さぶりの問いを投げました。しかし、それだとある程度答えがわかっちゃっていて揺さぶることができません。どう揺さぶるかに焦点を当てすぎた余り、タイミングまで考えられていませんでした。とても勉強になりました。

 また、質問をした後に何も返さずに続けている場面がありました。これは意図的ではなく、自分でもまさかだと思いました(笑)。ただこれをしてしまうと、子供たちは取り残されてしまいます。気をつけなければならないと感じました。
 
 最後に、問いかけ方です。私は多く「考えてみてください」と問いかけていました。しかし、これだと答えがあるような感じがするし、幅が広がりません。「想像してください」だと、話しやすくなるし幅が広がるように感じます。

 今回、初めて道徳の模擬授業をやってみて自分の未熟さを体感しました。やっぱり話を聞いてイメージするのと実際にやってみるのでは全然違いました。今回では話を少し切り取って子供がイメージしやすくしたり、読み方を工夫してみたり、自分のオリジナルを出せた部分もありました。そこは継続し、未熟な部分をもっと深堀っていきたいです。
 
 玉置ゼミ9期生は、思ったことをきちんと伝えてくれる子が多いので、一緒に学んでいるのが体感できてうれしいです。これからも、このゼミで力つけていきます!次はもっと良い模擬授業頑張ります!(久保)

5月23日 9期生ゼミ 模擬授業の振り返り(荒木)

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 こんにちは!9期生の荒木です。第6回ゼミでの学びを記事にしていきたいと思います。

 今回も、ゼミの活動内容は道徳の模擬授業。
 私は、小学3年生の「友だち屋」というの教材で模擬授業をしました。今まで模擬授業は何度もしていますが、ひとつの授業を1人で考え、1人で進めていくことは初めてで緊張しましたが精一杯やらせて頂きました!!

 「友だち屋」の構成を考える時に難しかった点は、主人公のキツネの葛藤場面がどこか分かりにくいことです。強いて言えば、ミニカーをもらってから本当の友達について考える場面、、ですが、やはり今までの教材のように2つの選択肢で迷うような教材ではないので、どこに山を持っていくか 迷いました。

 そしてゼミのみんなや玉置先生からの指摘をうけて気づいたのが、「話の内容が分かりにくい 」ということです。「友だち屋」は童話が題材となったもので、教科書では、童話の内容をあちこち省いているため分かりにくく、混乱させてしまいました。

 私は話の内容については注意して考えておらず、その問題に気づけませんでした。私自身も、もとの童話を知らなかったため、発問内容も、本来求められるものと少しズレてしまいました。もとの童話を読ませた方が良いという指摘を頂き、今後参考にしていきたいと思いました。

 授業の姿勢については、基本的なことは出来ていると褒めの言葉を頂きました。模擬授業では児童の出した意見を再度取りた あげる時に、「○○くんが言ったように〜」と 取り上げました。そのことについて、同じ9期生の榊原くんが、「自分が言ったってこと覚えてもらえてるんだって思えてうれしかった!」と言ってくれました。大学生でも嬉しいなら児童はもっと嬉しいと思うので、意識して続けたいと思いました。1人で考えるだけでは出てこないような意見を沢山頂き、仲間に恵まれたな、と感謝でいっぱいです。

 また、私が授業をする前に久保くんの授業があり、そこでの学びも参考にして模擬授業をすることが出来ました。児童の意見を求める時には、「考えて」よりも、「想像してみて」という言葉を使うこと、ペア活動で余ってしまう子への配慮、授業の中で思いやりのある行動が見られたら価値付けすることなどを学びました。そして、揺さぶりのタイミングについては、主人公の気持ちが変わる前に揺さぶるということを学びました。話が見えた状態では、意見が一方に偏ってしまいます。

 このように、ゼミの活動では毎回たくさんの学びがあり、改めて玉置ゼミに入れて良かった、と実感しています。1回1回の活動を大切に、ゼミ生のみんなと高めあっていきたいと思います。(荒木)

5月13日教師力アップセミナー(佐藤正寿先生)での学び (新谷、古賀、古川)

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 こんにちは、8期生の新谷です。今日は教師力アップセミナーでした。今回は、佐藤正寿先生の、GIGAスクール構想を意識した社会科の授業づくりについての講話でした。
 
 今回の講話で印象的だったことが2つあります。
 
 一つ目は、佐藤先生の子どもが自ら学びたくなるような導入の仕方についてです。佐藤先生がコンビニのおにぎりのコーナーの隣にあるものを隠して、何があると思うと私たちに問いを投げかけました。私たちもそのことについて、とても気になり、何があるっけ、と楽しく考えていました。

 また、この講話が終わったら、すぐにコンビニに行って確認したくなりました。大学生である私ですらコンビニってどんな風だっけと気になってしまったで、この授業を子どもが受けたら、子どもは一目散にコンビニに行きたいと言い出すだろうと思い、このような子どもの興味を引き出す工夫の大切さと良さを実感することができました。(ちなみに私の地元のコンビニのおにぎりの隣はサラダでした。)
 
 2つ目は、子どもの資料活用能力についてです。佐藤先生は講話の中で、社会科では「資料発見能力」「資料読解能力」「資料作成能力」の3つが大切であると言っていました。従来の学習では、子どものこの3つの能力が乏しいために、子どもがその資料から何をすればよいのかわからず、資料を用いても中身がない発表やプレゼンテーションになってしまうという事でした。こどもの資料活用能力の低下として、教師が資料のどこに着目してみればよいのか、何を見てほしいのかという視点を子どもに与えていないというところにあることがわかりました。資料を子どもに見てもらうときは、答えは言わず、どのような視点で見てほしいのかという資料を見るスキルを子どもに学んでもらうことが大切であることを学びました。
 
 今回のセミナーからも多くの学びを得ることができました。教師力アップセミナーでは、毎回自分の全く知らない新たな教育の用語や、授業技術を学ぶことができて、嬉しいです。貴重な機会を頂き、ありがとうございました。(新谷)


 こんにちは!9期生の古賀です。先日行われた第一回教師力アップセミナーに参加した学びを書いていきます。

 佐藤正寿先生から「GIGAスクール構想を意識したこれからの社会科授業づくり」というテーマで講演いただきました。中でも印象に残ったのが、学級経営(記録物など)や情報収集の場面でDX化が進んでいることです。私が教師になった時には積極的に導入したいと思いました。しかし、ICTの活用を目標とするのではなく、目標達成のための手段であることは忘れてはならないと改めて感じました。また、DX化が進んでも本質的に変わらない、子の学習意欲を育てること、どのように学ぶか指導するか、授業構成など、基本的な教師としてのスキルも磨いていきたいです。

 また、教師の役割がコーディネーターのようになっても知識は必要と言われていたので、日々色んな方向へアンテナを張って生活していこうと思いました。

 模擬授業の部では、匿名でコメントを共有できる"Slido"を用いて進められ、授業技術についてICTの使い方や授業展開、発問話し合いのタイミングなど、新たな学びを得ました。

 最後に、講演いただいた佐藤先生、セミナーの運営の皆さん、8期生の先輩方ありがとうございました!皆さんから多くの刺激と学びを得ることができました。(古賀)


 こんにちは、9期生の古川です。今回は第1回教師力アップセミナーに参加しました。今までの授業作りに加え、GIGAスクール構想を意識したこれからの社会科の授業作りについてとそれを踏まえた模擬授業を佐藤正寿先生から講演して頂きました。

 今回の講話で印象的だったことは3つあります。

 1つ目は導入で示されたコンビニでの「おにぎりのとなりで売られているのは?」という意欲を喚起する情報提示の際に話された事で「答えを示さない」という事です。導入で示した物の答えを示さない事で自分で見に行かせ子どもたちの意欲を高める働きかけは印象的でした。簡単で分かりやすく意欲を高められる導入は今後の授業でもたくさん活かすことができると感じました。

 2つ目はゆさぶりの上手さです。単純な質問ながら考えさせ背景を考えさせる内容で自分もこのような質問ができるようになりたいと感じました。またグラフから読み取りしチャットを用いた交流があり可視化され面白いくて印象的でした。

 3つ目は追究したくなる単純な質問をするという事です。例として「運転手は、運転しているとき、どこをみて運転しているでしょう?」という単純ではあるけど中身のある考えさせられる発問ができるようになると学ぶことができました。着眼点が今までにないもので印象的でした。

 自分は担当科目が社会で社会科のスペシャリストである佐藤先生の講話をとても楽しみにしていました。実際に講話を聞いて参考になることが沢山あってもっと学びたいと思わされました。

 佐藤先生、貴重なお話をありがとうございました。今回学んだ内容を少しでも多く吸収しゼミのみんなで高め合っていきたいと思います。(古川)

5月13日教師力アップセミナー(佐藤正寿先生)での学び(柴山・荒木・石上)

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 本日の教師力アップセミナーでは、佐藤正寿先生による社会科の模擬授業から、「教えたいことは教えない」ことの大切さを学びました。

【第一部】
 佐藤先生は、コンビニのおにぎりコーナーの隣の棚を隠した画像を見せ、そこに売られている商品を考える発問をしました。「おにぎりに合う温かい飲み物ではないか。」と私は予想しましたが、佐藤先生は答えを教えてくれませんでした。

 モヤモヤを残して問題を終えたため、自分で調べたい意欲が湧いてきました。私も、子ども自身が調べたくなる意欲を高めるために、答えをそのまま見せない情報提示を心がけたいです。

【第二部】
 選挙の投票率の低さの改善法を全体で考えた後、佐藤先生は「投票率が一番高い県の山形県では少年議会が行われています。」と話しました。その後、パワーポイントの画面に「少年議会」というキーワードを提示していました。自分達が考えた事柄に関する事柄であったこともあり、どのような議会か余計に調べたくなりました。子どもが自発的に調べたくなる資料提示、キーワード提示を工夫していきたいです。

 会場では、先生方のギラギラした活力を肌で感じ、自分のエネルギーを補充できました。9期生のみんなが学んでいる姿も刺激になり、背筋も伸びました。今年は、対面で学べることが多くとても嬉しいです。(私の最寄りのコンビニのおにぎり横の棚は、パスタやお弁当でした。)(柴山)


 こんにちは!9期生の荒木です。先日行われた第一回教師力アップセミナーに参加し、GIGAスクール構想を意識したこれからの社会科づくりについて学ばせて頂きましたので、その学びを記事にしていきたいと思います。

 今回のセミナーで私は、ICTを活用した授業の大きな可能性を感じました。

 まず、テクノロジーが教授方法や学習方法にどのような影響を与えるか表す尺度であるSAMRモデルについて学びました。S.A.M.Rはそれぞれ4つの段階を表します。その影響の1段階めであるSはSubstitution(代替)です。アナログでできたことをデジタルで応用することをいいます。私が紙で行っていた学級日誌の記録や、資料編集もICT端末を使えば共同で編集ができます。私たちが当たり前に紙で行ってきたことなので紙で行わなければならない固定概念があり気づけませんでしたが、自分が思っているより代替できるものが沢山あるとわかりました。

 2段階めであるAはAugmentation(増強)です。デジタルの特性を生かして学習効果が増大することをいいます。見学やインタビュー、写真動画の記録などの情報収集場面の他、資料の読み取りや、グループで考えを共有する場面でも活用でき、個別最適な学びや協働的な学びにつながります。今まで意見を関連付け、整理することだけにもたくさんの準備が必要だったと思いますが、ICTを使うことでより簡単に、わかりやすく、効果的に活動ができるようになりました。

 3段階めであるMはModification(変革)です。ICTにより授業デザインが変容し、新たな学びの実践につながります。

 4段階めであるRはRedefinition(再定義)です。実社会の課題解決や新たな価値を想像します。

 私は3段階めのICTの活用例の1つである、「反転学習」が特に印象に残っています。この言葉は今回のセミナーで初めて聞きましたが、すでに実施されている学校もあるそうです。反転学習とは、新たな学習内容は自宅でビデオ授業で視聴(予習にあたる)し、教室では、逆に従来は宿題として出されるはずの課題について協働しながら取り組み、教師は必要に応じて個々に指導を行います。私は以前から、授業で分からなかったことがそのままになり、宿題も分からないのでやる気にならない…質問に行くのも恥ずかしい…という負のサイクルが発生することが気にかかっていました。しかし、この反転学習では、子どもの「わからない」を授業の中で解決できます。ICTの活用による個別最適な学び、協働的な学びの実現により、よりよい学びが生まれるのです。

 今回のセミナーを通して、ICT活用によりこれからどんどん学習の在り方が変化して行くと感じました。GIGAスクール構想という新しい流れの中で、様々な情報や考えが溢れる世の中になると思います。ICTは便利で、画期的、そして、子どもたちが学びを深めるものとしてとても優れていると思います。しかし、ICTの活用が目的となり本来の学習目標を見失わないよう、育てる資質能力を明確にした上で活用場面や方法を考えていきたいと思います。

 素敵な学びの機会を与えてくださった先生方、ゼミ生のみんな、ありがとうございました。(荒木)


 こんにちは!9期生の石上です。今回は5月13日の第1回教師力アップセミナーでの学びについて記事にしていきます。

 今回のセミナーでは佐藤先生から教育DXやSAMRモデルなど、さまざまなことを学びましたが、その中でも特に印象に残ったことを2つ紹介します。

 1つ目は、教えたいものこそ教えないという指導方法です。佐藤先生が教えてくださった情報提示の仕方に、一部が隠されたコンビニの棚に置いてある商品の配置を問うという発問がありました。この一部を隠すという方法は、子どもたちに予想させることで、子どもたちが自ら「知りたい!」と言い出すような興味を引き出すことができます。また、答え合わせは実際に見に行くことが大切だということも学びました。
 
 このように子どもたち自身に解決したいと思う学習問題を考えさせ、子どもたちに発見させることで、学習意欲を育てるような工夫をしていきたいです。

 2つ目は、子どもたちが社会科スキルを身に付けさせるための指導スキルです。

 特に話し合い指導や情報収集方法の指導、まとめ指導など、社会科学習ならではの特質を考えた指導では、子どもたちに情報の分析をさせ、お互いに共有することで、「図解はここに使うと見やすいな」や「この人はこの部分が上手だな」など、自分とは別の見方をさせることができ、より良い方法に自ら気づくことができます。それは子どもたちの社会科スキルを磨き、伸ばすことにつながるのだと感じました。

 このセミナーで学んだことを活かして、子どもの学習意欲を引き出せるような授業の工夫を考えていきたいです。そしてこのような機会を設けてくださった先生方、ゼミ生の皆さん本当にありがとうございました!(石上)

5月13日教師力アップセミナー(佐藤正寿先生)での学び (澤本・安藤・久保)

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【澤本】
 こんにちは!8期生の澤本です。今回は5月13日に行われた第1回教師力アップセミナーについて記事を書いていきます。

 今回は佐藤正寿先生のGIGAスクール構想を意識したこれからの社会科授業づくりについての講演でした。

 私が一番印象に残ったことは「答えは見せない、示さない」ということです。社会科で次時でコンビニ調査を行う際、前時ではいかに子どもが「行きたい!、調べたい!」と思えるかが重要です。そこで佐藤先生は一部を隠した状態でおにぎりのとなりに売られているものは?と聞かれていました。隠さずに「おにぎりのとなりにはこんなものがあるね。今度の授業で調べに行こうか。」と終わらせてしまっては子どもの追究したい気持ちを引き出すことができず、意欲的に取り組むことができません。答えを示してしまった時点で子どもの主体性がなくなり調べなくなってしまうことが分かりました。
 
 一部を隠すといった工夫をするだけで子どもたちは「飲み物だよ」「麺じゃない?」と自分の経験から語りだし、クラス全員で同じ課題をもち、わくわくした気持ちでコンビニにいきたくなるなと思いました。(実際私自身、何があるのか気になり、帰りに寄ったコンビニではあたたかい飲み物が売られていました)授業において、いかに子どもの追究したい気持ちを高められるかが重要であり、意識していきたいです。

 今回は、今年度はじめてのセミナーでした。多くの先生が休日にも足を運び、学ばれている姿を見て、運営側として参加させていただける状況がとてもありがたいことだと改めて感じました。9期生ともコミュニケーションをとる貴重な機会であるため、交流を深め、玉置ゼミ生として全体で学び合っていきたいです。(澤本)


【安藤】
 こんにちは、玉置ゼミ8期生の安藤です!

 5月13日、第1回教師力アップセミナーに参加させていただきました。今回は佐藤生樹先生が】ご登壇されました。テーマは『GIGAスクール構想を意識したこれからの社会科授業づくり』です。さっそく学びをまとめていきます!

 セミナーを通して授業で大切なこと、それは「子どもの学習意欲を高めること」だと実感しました。そのためには教師がたくさんのアイデアを持っていなければいけません。
 
 佐藤先生はICTを色々な方法で活用されていました。調べ方、比較の仕方、意見の共有など子どもが選択する機会がたくさんありました。答えを与えることが教えるということではないと実感しました。子どもが自分で答えを見つけていく過程に、子どもたち自身が扱う課題や調べる手段を選択したり、学びへの意欲を引き出す小さなきっかけを仕組んでいくことが教えることだと思います。
 
 私はまだまだアイデア力が足りません。子どもがキラキラして学びに向かえるように、常に学びのアンテナを高く張ってアイデアを増やしていきます!そしてお会いした先生方や玉置ゼミの先輩方の温かい人柄、言葉選び、心配りに感銘を受けました。玉置ゼミの名に恥じぬよう、教師としての学びも人間性の面も磨いて参ります!!

 運営委員と言いつつも、学びあり、刺激ありの濃い時間になりました。本当にありがとうございました。第二回教師力アップセミナーも尽力いたします!よろしくお願いいたします。(安藤)


【久保】
 5月13日の第1回教師力アップセミナーに参加させていただきました。佐藤生樹先生がご登壇され、テーマは『GIGAスクール構想を意識したこれからの社会科授業づくり』でした。今回学んだことを記事にしていきます。

 私が特に興味深く思った内容は教育DX・SAMRモデルと協力的な学びについてです。世の中がどんどんデジタル化されていく中で、学級経営のDX・学級日誌の使い方が問われている場面がありました。ある参加者の方は、すべてをデジタル化し管理している方もいらっしゃいました。私のころは、紙で書いていたのに今では一つのコミュニケーションツールとしてクラウドなどで共同編集をしたり、コメント交流していたりとDX化が大きく進んでいることを知りました。

 ここで佐藤教授が、「デジタル技術であり方が変わる。実践者ならあり方を変える」と仰いました。この言葉は、今後デジタル化が進んでいく教育現場の中で肝に銘じる必要があると思いました。なので、あくまでもICTの活用は目標達成の手立てとして利用し、目的ではないことを改めて認識したいです。

 GIGAスクール構想により、教師も多くのデジタル化を要求される場面があると思います。しかし学びの本質は忘れずに、常に子供から引き出せれる教師になりたいと感じました。

 今回が初めての教師力アップセミナーでした。運営側としてしっかりと責任を持ち、吸収できるものは、どんどん吸収していきたいです。(久保)

5月16日 9期生第5回ゼミでの振り返り(安田)

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 みなさんこんにちは、9期生の安田です。今回は、第5回のゼミで模擬授業を行ったので、その学びを綴っていきます。

 科目は道徳。教材は『ヒキガエルとロバ』。3年生に向けての授業でした。不安から準備に準備を重ねたことが裏目に出てしまったように感じています。

 授業準備は大切です。少なくとも私は、ここで授業の質が大きく変わると思っています。
 小道具やスライド、ワークシートの作成に加えて、授業の流れや、声かけも先に決めておくことで、子どもの学びが深くなります。ただ、その準備が中途半端で終わると授業を足止めしてしまうと思いました。そんなつもりで準備していなくても、詰めが甘かったり、視野が狭いと子どもたちを困らせてしまいます。加えて、授業の本質がずれてしまいます。だからこそ授業を観察し合うことが大切なんだと改めて思いました。
 
「話し方」
 導入は子どもたちの考えを明るく受け止めることで楽しい授業、聞きたいと思う授業を展開するために大切です。つまり、笑顔とリアクションを意識することで、授業内で子どもたちから引き出すことの出来る意見も変わってくるのだと思います。反対に山場では、ある程度トーンを落とすことで、大切にしたいこと、伝えたいことを届け、みんなで考えを深めていけるのだと学びました。

「伝えたいこと」
 その教材を通して、子どもたちに気づいて欲しいことがどれだけ明確になっているかが重要です。授業の核が不安定だと、子どもたちは結局何がしたかったのかわからないままで終わってしまいます。さらに、その思いと教材がマッチしているのか、思いを伝えられる授業構成や発問なのかということも、「伝える」ために工夫しなければいけないのだと痛感しました。

 今回はじめてみんなの前で模擬授業をしてみて、まだ自分には見えてない部分がたくさんあるのだなぁと気づくことができました。これからもたくさんみんなで「授業づくり」を学んで力をつけていきたいです。がんばろうね!(安田)

5月16 日第9期生ゼミの振り返り(榊原)

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 こんにちは。玉置ゼミ9期生の榊原計人です。今回の第5回のゼミでは、前半に由原さん、後半に安田さんが模擬授業を行いました。この2つの授業とその後の反省で僕が学んだことを振り返っていきます!

1,スムーズな進行と文字の見やすさは理解度に直結する

 これは由原さんの授業で感じました。当たり前と感じることなので、新発見と言うよりも改めて再認識に近く、強く実感したことです。
 まず進行について、音読でつまることが少なく、かつ抑揚もしっかりあってとても聞きやすかったです。しかも、音読の間にいれる状況確認への以降もつっかえることなくできていました。そのお陰で話の内容の理解もしやすく、発問に対しての 「え、どういうこと?」がほとんどありませんでした。
 また、文字が大きく黒板がとても見やすかっです。黒板に書かれたみんなの意見や、状況の整理がパッと一目見てわかるので、授業の内容の理解がしやすく、置いていかれることなく受けることができました。
 由原さんの模擬授業はこの2つがしっかりのできていたことで、スムーズかつ、何をしているのか、何を聞きたいのかがわかりやすい授業になっていたと思います。
 
2,授業準備で生徒は大きく引き込まれる

 安田さんの模擬授業では画用紙で作った登場人物のカードやワークシートが用意してありました。それもカードの枚数が多く、準備の時間とそれへのこだわりが伝わってきました。
 登場人物のカードのインパクトから、一気に授業に引き込まれました。場面が変わる度に増えていくカードや、それを使った状況説明で内容の理解や心情を想像することが簡単にできました。最初から最後までずっと楽しく授業を受けていたことを覚えています。
 こういったカードなどをこだわって準備をすることにより、授業に対して興味が湧くことがわかりました。また、わかりやすさも増すので、生徒が狙った意見を引き出せるのではないかとも考えられます。

3,使う教材・場面の研究はとても大事

 2人に共通して、授業の進行はスムーズで面白いが、終着が上手くいかなかったり、他に良い終わり方が考えられたりと、その教材をつかってどんな道徳を学んでもらうかに改善が見られました。
 教材のねらいはどんなものなのか、どの場面をどんな風に使うと活かすことができるのかをしっかりと理解し、授業作りをしていくことが、生徒の道徳を育てるために大事なことなのだと思います。

 今日の2人の模擬授業はとても面白く、展開もわかりやすいもので、玉置先生も「実習でこれができたらすごい」と仰っていました。これからゼミで学んでいく中で教材研究の力がついてきたら、2人はすごい道徳の授業をするのではないかと思います。今回学んだことをに活かし、私も他のゼミ生に負けないような、先生方にすごいと思われるような授業をしていきたいです。(榊原)

5月16日9期生ゼミでの振り返り(由原)

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 こんにちは!9期生の由原希音です。今日は、5月16日のゼミでの模擬授業について記事にしていきたいと思います。

 私は、小学2年生の「さるくんはだめ」という教材で模擬授業を行いました。たくさん構成を考え直して、練習したんですが、実際やってみると緊張してしまって上手くできませんでした、(笑)

 ゼミのみんなや玉置先生からの指摘をうけて学んだことは、揺さぶり発問のタイミングです。

 今回は、私の想像の答えが児童から返ってこず、そのあとの展開がごたついてしまいました。みんなの指摘をきいて、私の揺さぶり発問のタイミングが早かったせいで、出したかった答えがでてこなかったのだと気付きました。

 心情が大きく変わる人物に焦点を当てたり、前と大きく変わった行動をした時に注目して発問をすると、教材を活かした授業ができると学びました。今回の模擬授業で、教材研究の大切さを改めて感じました。また、教材の焦点の当てるポイントについて学ぶことができました。

 1人で考えていると気付けないことも、ゼミのみんなで指摘し合うことで、毎回本当にたくさんのことに気付くことができます。上手くできなかったからといって落ち込まずに、今回得た学びを次の模擬授業で生かしていきます!次はもっと成長した姿を見せられるよう頑張ります!!!(由原)

5月13日 教師力アップセミナー(佐藤正寿先生)での学び(小林、伊藤、由原)

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 9期生の小林です。5月12日、初めての教師力アップセミナーに参加させていただきました。
 
 最も印象に残っているのは、答えを敢えて見せない教え方です。佐藤正寿先生はコンビニの商品配列を例に挙げて、おにぎりの横にある商品を隠してそこに何が売られているか想像させるとおっしゃいました。実際におにぎりの横が隠された画像を示されたとき、私は無意識にその部分に注目していました。初めから答えが見えているよりも、確実に子どもの関心を集められるだろうと思いました。

 さらにその後の授業の進め方も目から鱗でした。実際に次の授業でコンビニに行くところまで計画するそうです。子どもたちは次の授業が楽しみになるに違いないと思いました。教材研究にも、コンビニへのアポイントメントも、時間がかかる大変なことかもしれません、しかしこのような教師の工夫が子どもたちの「好き」を生む第一歩なのかもしれません。

 今回の教師力アップセミナーでは8期生の皆にも再会できてとても嬉しかったです。同い年であり、一歩先で学んできた先輩でもある8期生の皆からも、これからたくさんのことを学びたいと思っています。(小林)


 こんにちは。8期生の伊藤です。今回は、第1回教師力アップセミナーでの学びについて書いていきます。

 本日のテーマは、GIGAスクール構想を意識したこれからの社会科授業づくり〜変わるもの・変わらないもの〜というものでした。

 佐藤先生のお話で特に印象に残ったことは、教師が答えを言わない方が良いということです。佐藤先生は、模擬授業の中で、意欲を喚起する情報提示をしていました。発問としては、「コンビニのおにぎりのとなりで売られているのは?」というものでした。実際に、近くの人や全体で話し合いをする中で、多くの答えが出てきました。そこで、佐藤先生が答えを言うことはありませんでした。その意図としては、答えを言ってしまうと、子どもの意欲が低下してしまうからというものでした。

 このことを受け、私は、おにぎりのとなりがなんだったのか気になって仕方がありませんでした。実際にコンビニに行って見に行きたいと思ったり、インターネットで調べたいと思ったりしました。また、選挙に行かない理由について問われたときにも、知りたい!調べたい!と思い、積極的に調べ学習をすることができました。さらに、チャットでの全体交流を行ったことで、みんなの考えが目に見えたので、面白いなと思いました。

 このように、子どもに知りたい!調べたい!と思わせ、ICTを活用する授業作りについて学ぶことができました。これは、これからの授業作りにおいて大切なことだと思うので、自分にとってとても良い学びになりました。佐藤先生、お忙しい中、貴重なお話をありがとうございました。私が教師になり、ICTを活用した授業に乗り遅れることがないよう、本日の講話で学んだことを生かしていきます。(伊藤)


 こんにちは!9期生の由原希音です。5月13日に第一回教師力アップセミナーに参加させて頂きました。今日は、そこでの学びを記事にしていきます!

 私が佐藤先生のお話で1番印象に残っていることは、教師の発問を子どもの発問にするということです。

 普通の授業なら、教師が「どうしたらいい?」「なぜ?」と発問して授業が進みますが、その言葉を子どもから引き出すことが大切だということを学びました。そのためには、子どもの学ぶ意欲を引き出す導入を行うことも大切だと学びました。

 例であったように、「おにぎりの隣に売られているものは?」と答えを見せずに、子どもに調べたい!という意欲を喚起させる導入方法を知りました。そして、この調べたい!という気持ちが「どうしたらいいの?」という発問に繋がっていくのだと思いました。主体的な授業を行うために、とても効果的な授業方法だと感じました。このことは、社会科だけに限らず、色々な教科で活用できると思うので、今日学んだ発問方法、情報提示法を今後の授業に活かしていきたいとおもいます。

 初めての対面での教師力アップセミナーで、直接プロの先生のお話を聞くことができ、たくさんの学びを得ることができました。また、8期生の先輩方と関わることができ、とても嬉しかったです。これからもゼミのみんなと楽しく、高め合いながら頑張りたいです!(由原)

5月15日8期生ゼミでの学び(新谷)

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 こんにちは!今日バイトの給料日でお金が12万円入って、喜ぶ一方で勉強もしないといけないという焦燥感にも駆られている八期生の新谷です。

 今日は、教職教養の二週目と面接資料を基に、みんながそれぞれの質問に対し答えていくという方式で、面接練習を行いました。教職教養では、前回より解けるに違いない!と思っていましたが、前回のと比べると、間違っているところがほとんど変わらず、復習不足を実感しました。

 面接練習では、考えたことのない質問を受け、とても難しかったです。
 質問内容は以下の通りです。以下それぞれでの学びを書かせていただきます。

1 生きる力をどうとらえているか

 生きる力とは、知…確かな学力 徳…豊かな人間性 体…健康体力の三つであり、この三つの中で自分が特に大切にしていきたいことを具体的に説明することが大切であることを学びました。何が起こっても生き抜く力は、確かにそうですが、それだと具体性に欠けてしまうので、この三つの力が、どう社会を生き抜く力に繋がるかというところまで追求していくことが大切だと学びました。

2 確かな学力をどうとらえているか

 確かな学力については、明確な定義がないので、自分自身で確かな学力についてどう考えているのかを述べればよいということを学びました。私の中では、学んだことを、その場だけでなく、実生活やその他の場面でも活用することのできる力だと考えているので、そのことを軸に、追質問で「確かな学力をつけるために教師としてどういう教育をしていきたいか」といった質問に対しても自分の考えを述べていけるようにしていきたいです。

3 教師の労働環境が悪いのになぜ教師を目指したのか

 これは、教師を志望する理由についてですが、労働環境が厳しいということを踏まえて話さないと、質問者の意図をついていないということになることがわかりました。なぜ、労働環境が厳しいのに教師を目指しているのか、といわれると、自分の中でなぜだろうという疑問で終わってしまうので、これから考えていきたいです。

4 気の合わない先生とどうやって行くか

 この質問は、私が実際にされた質問でした。私の中で、気の合わない人と関わるときには、まずは笑顔で接し、相手が私と話していて気持ちよく話せるような対応をすることや、相手の表情や様子を汲み取って、それぞれで関わり方を考えたり、相手の気分や気持ちに合わせた心持ちでいたりすることをいつも心掛けているので、そこをしっかり伝えることが出たので良かったと思いました。

 学びとして、かっこよく言おうとすると、言葉が詰まってしまうから、自分の素直な気持ちを懸命に伝えようとすることが大切であることを学びました。また、質問のどこに本質があるかを考えることが大切だと学びました。

5 教師は一人で頑張ってしまうことが多い、このフレーズを聞いて何を大切にしていきたいか

 教員は、仕事量も多く、一人で抱え込んでしまったり、悩んでしまうことが多くなったりしてしまうので、そういう時に、管理職や他の先生に相談したり、友人に悩みを打ち明けるなど、誰かに頼ることも大切であるということを伝えることが大切と学びました。
 

6 教員の不祥事について

 教員の不祥事に関しては、何があっても、絶対にやらないという意志を伝えることが大切ということを学びました。何回聞かれても、絶対にやらないということを伝えます。

7 プライベートについて

 プライベートについては、一週間でたまった疲れをどう発散して次の月曜日に備えるかということをつたえればよいということを学びました。

 今回の面接練習では学習指導要領だったり、自分自身がこの状況だったらどうするかという質問だったりと、質問内容の系統が様々で、広い角度から質問されるので、とても難しかったです。特に学習指導要領については勉強不足もあり、自分の中で考えが落とし込めいないところもあるのでもっと勉強していかなければならないと自分を奮い立たせる時間となりました。一次試験まで残り65日、もっと頑張ります!(新谷)

5月13日 第1回教師力アップセミナー(佐藤正寿先生)での学び(寺尾・前野・安田)

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【寺尾】
 こんにちは、8期生の寺尾です!!今回は、第1回教師力アップセミナーで佐藤正寿先生から学んだことをまとめていきます。

 私が1番印象に残っていることは、教師が答えを提示しないことです。「おにぎりの隣で売られているものは?」という意欲を喚起する情報提示をしたとき、子どもから様々な意見が出ることが予想されます。写真の一部を隠すことで、子どもを追求したい気持ちにさせます。その後、教師がそのまま答えをみせてはいけません。「教えたいことは教えない」この言葉が私の中ですごく響いて残っています。子どもたちがタブレットなどを用いて調べたり、実際にコンビニに足を運んだりするなど、自分なりの方法で課題を解決していくことが大切なのだと考えました。

 また、模擬授業では、選挙の投票率が低いという現実は本当なのかというように、子どもたちにゆさぶりをかけられたとき、この授業の深さを感じました。他にも、自分の考えた対策をチャットに送るという場面で、初めは考えているときに何も思い浮かばなかったものの、何人かチャットに投稿しているのを見て、自分の言葉で意見を書くことが出来ました。このように、チャットの活用は、自分の思考のヒントになる場合もあるという良さも学びました。

 今回は久しぶりの対面のセミナーでしたが、直接プロの先生のお話を聞いて自分の新たな学びを発見できる良い機会でした。今年はほとんどのセミナーが対面なので次回も楽しみです。(寺尾)


【安田】
 みなさんこんにちは、9期生の安田です。本日、5月13日に行われた「第1回教師力アップセミナー」に参加させて頂きました。

 今回の講演は、東北学院大学の佐藤正寿先生に「GIGAスクール構想を意識したこれからの社会科授業づくり」というテーマでお話しして頂き、実際に授業も体験してみるというものでした。

 私自身、社会科にはとても苦手意識があり、音楽と並び2大教えたくない科目です(笑)。しかし、授業の構成やデジタルの活用、発問の工夫という観点で注目すると、他の科目と大差はないということに気づくことができました。

 SAMRモデルの「M」変革の部分のお話の中で、「反転学習」という言葉があることにとても驚きました。それは、中学の先生が「家や塾でやったことを授業で復習するから力になる」と仰っていたことの本質そのものだったからです。
 
 実際、私が中学生の時も「塾は行くけど、予習って具体的に何やるの?」なんて思っていました。だからこそ、子どもの「知りたい」を引き出す発問で、次の自発的な予習に繋げるということが大切なんだと、私の中で予習と発問の存在が繋がりました。

 どの科目でも共通して言えることですが、もちろん予習の方法は自由です。紙媒体を使っても良いし、自分の足を動かしても良いし、電子機器に頼っても良い。こうやってデジタルをどんどん取り入れることが大切だと感じます。
 
 自分に合った方法で行う、予習という名の学習貯金が少しでもあれば、授業で知識をフル回転して考えることができます。そうすれば、勉強が苦手な子でも、きっと参加することが楽しくなることでしょう。結果、家でも学校でも止まらない学びが生まれます。これから、こんなサイクルを作り出す授業をプロデュースしていくことが楽しみになりました。

 今回、初めて対面で参加して、佐藤先生や運営の皆さんをはじめとし、たくさんの方々に出会える機会をいただけることはとても幸せなことだなぁと改めて思いました。一つひとつの出会いと学びを大切に、次回からの教師力アップセミナーも参加していきたいです。皆さんありがとうございました。(安田)


【前野】
 こんにちは!8期生の前野です。5月13日に教師力アップセミナーに参加させていただきました。今回は佐藤正寿先生のご講演を聞かせていただきました。演題は「GIGAスクール構想を意識したこれからの社会科授業づくり」で、端末を利用した授業実践についてのお話や模擬授業から様々な学びがありました。

 特に印象に残ったのは「教えたいことは教えない」という言葉です。これは教えたい事柄を教師が教えるのではなく子どもから引き出すことが大切であるという意味です。教師の発問に対して子どもたちが様々な反応を返してきます。その後、すぐに答えを出してしまうのではなく、子どもが答えにたどり着けるように教師がコーディネーターとなって導く必要があるということを改めて感じました。

 模擬授業では選挙の投票率が低いという意見に佐藤先生は「本当に低いですか?」と尋ねていました。こういった教師の発言から子どもの「知りたい!」「学びたい!」という意欲を刺激して学習活動に繋げていくことが大切だと学びました。

 今年度最初の教師力アップセミナーということで、新たに9期生も加わり、対面で講演を聞くことができ、沢山の学びがあった1日になりました!ありがとうございました!(前野)

5月9日9期生ゼミ 模擬授業の振り返り (石上)

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 こんにちは!9期生の石上です。今回は第四回のゼミで行った模擬授業での学びについて記事にしていきます。

 私は「A正直、誠実」について学ぶ「長なわ大会の新記録」という小学校3年生の題材で模擬授業を行いました。

 これまでに1人で模擬授業をした経験はほとんど無くとても緊張していて、授業にメリハリがないなあ、言いたいことが伝わってるのかなあと不安になりながら授業をしてしまいました。(笑)

・教師は演技することが大切!
 私が模擬授業を行っていて、特にメリハリがないと思ったところは、範読をしながら話の内容をまとめるところです。その部分は、話の内容をまとめているのか物語の一部なのかが分かりにくく、淡々と話しているだけのようになってしまっていて、子どもたちが混乱してしまうなと感じました。
 しかし、話の内容をまとめる時に子どもたちに呼びかけているよう演技することで、子どもたちも混乱せず、メリハリもつくと感じました。

・子ども同士で対話させる!
 私は「自分が主人公ならどう行動する?」という問いを投げかけました。意見はたくさん出ましたが、子ども同士の意見を関連させて考えさせることがあまりできませんでした。
 しかしゼミで学んだように、1人の意見を取り上げてそのまま他の子どもたちに問いかけることをすれば、子ども同士の意見を繋げ子ども同士で対話させることができます。それは深い学びを促し、自分なりの考えをもつヒントになるのではないかと感じました。

 ゼミで学ぶたびにたくさんの指導技術やコツを知ることができて嬉しいです!これからも模擬授業などを重ねて、学んだことが活かせるように頑張っていきます!(石上)

5月13日 第1回 教師力アップセミナーでの学び (7期生 下野)

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 こんにちは、7期生の下野です。今年の4月から働きはじめ1ヶ月が経とうとしています。子どもたちから元気を貰うこと、自分の未熟さに悔し涙を流すこと、それでもやっぱり子どもの笑顔のためになんだって頑張れてしまうこと。色んなことを感じながら毎日を噛み締めて過ごしています。

 そんな日々を過ごす中、5月12日に第1回教師力アップセミナーに運営委員として参加させて頂きました。学び続ける教師というよりも、学び続ける人であるための大事な時間です。

 今回、東北学院大学文学部教育学科 教授の佐藤 正寿先生のご講和と模擬授業を受けさせて頂きました。

 『社会科授業づくり』
 教師として1ヶ月、もちろん社会科の授業も受け持っています。社会科は、知識・技能に偏りがちに見られる授業です。つまり、教師の力量にかかっているとも言えるのかもしれません。

 『社会科における協働的な学び』
 私は深くこの項目に関心を持ちました。協働的な学びは、玉置ゼミではお馴染みの「話し合いを協働的な学びと捉えてはならない」です。単に話し合い活動を取り入れるだけでは、協働的な学びには繋がりません。教師が綿密に仕掛けをし、よく構成した上で社会科における協働的な学びが成り立つことを改めて実感しました。これは、私が教師になった一番の理由である「子どもを輝かせたい」という想いに通じます。「子どもを輝かせたい」とは、言い方を変容させるのなら「子どもにいい思いをさせたい」のです。どれだけ教師が仕掛けをし、構成をしていたとしても、子どもにとっては「自分で学びたいと思った」とそう思って欲しい。良い授業の本質はここにあると信じたいです。

 教師として働いて1ヶ月。授業とは何か、どんな授業をしたいのか。毎日模索するばかり。ゼミで学んだことを活かしたい、こんな授業をしたいと思っても私の力量では到底できません。それでも、良いものを学ぶ意味は良いものを知っていれば、理想があれば、そこに到達するよう努力できるから。だからこそ、学び続けたいと今回教師力アップセミナーに参加しまたグンとギアアップ出来ました。

 玉置先生、卒業式ぶりにお会いできて嬉しかったです。下野は元気に楽しく毎日を過ごしています。玉置ゼミの心を忘れずに、玉置ゼミでの学びを宝物に頑張っています。
 運営委員の先生方、先輩方、まだまだ未熟な点がありますが今後ともよろしくお願い致します。
 ゼミ生のみんな、8期生はあと少しで教採!!!全力で走りきってください!8期生のみんななら大丈夫!9期生はもう暫く経つと教育実習!!思いっきり楽しんできてください!ゼミ生の皆さんに伝えられる私からのメッセージは『大丈夫、だって私たち玉置ゼミだから』。玉置ゼミのゼミ生であれることを誇りに思える日々を過ごしてください。

 今回もありがとうございました!!(下野)

5月10日 8期生ゼミでの学び(前野)

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 こんにちは。8期生の前野です!5月10日に8期生ゼミが行われました。今回はいくつかの質問内容をランダムで答えていき、玉置先生からアドバイスをいただきました。また、追質問についても教えていただいたので学びを記事にしていきます。

 質問内容は
◯ 本県を志望した理由
◯ どんな学級を作りたいか
◯ 孤立している子どもがいたらどうするか
◯ 教育実習での学びは何か
 でした。

 どの質問にも活かせることを主に3つ学びました。

 1つ目は追質問では具体的な内容を端的に話すことです。面接官は始めに答えた内容から使った言葉の意味の意味を本当に理解しているのか、具体的に子どもにどう働きかけようとしているのかを聞くために追質問をします。抽象的な回答で終わることなく、子どもの具体的な姿や自身の経験を交えて語れるように意識したいと思います。

 2つ目は強い意志、熱い思いが伝わるように話すことです。用意してきたものを話すだけにならないよう、抑揚や自分の思いを伝えられる言葉で話すように意識したいと思います。

 3つ目は専門的な用語等学んできたことを交えながら答えることです。教育用語を使いながら話すことができるようになると「この子は学んできているな」という印象が与えられると学びました。しかし、その言葉の意味を曖昧なまま使うと深掘りされた時にしっかり答えることができないので、言葉の意味をよく理解した上で用語を使いながら話すことができるようにしていきたいと思います。

 教員採用試験まで約70日となりました。焦る気持ちが募ってばかりですが、ゼミ生の仲間と一緒に高め合って頑張っていきます!!(前野)

5月9日9期生ゼミ 模擬授業の振り返り (由原)

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 こんにちは!9期生の由原希音です!今回は4回目のゼミで行われた模擬授業の振り返りについて、記事にしていきたいと思います!

 今回は、石上さんと長谷川さんが模擬授業をしてくれました。2人の模擬授業から学んだことについてまとめていきたいと思います。

 1つ目は、教師が授業を進めるのではなく、児童に進めさせるということです。授業を行うと、考えた答えを出して欲しい、計画通りに進めたい、という思いから教師が児童の言っていないことまで話しがちだと思います。しかし、1人の児童の意見に対して「〇〇さんはこれきいてどう思う?」と児童同士が話すように進めることが大事だと学びました。先生に向かって発言するのではなく、クラスに向かって発言するという意識を持ちたいと思います。そうすることで、児童同士の話もどんどん深まり、期待以上の答えを引き出せるのだと学びました。

 2つ目は、発問の際の言葉の選び方です。今回の模擬授業で、「自分ならどうする?」という発問と「〇〇の立場に立って考えてみよう」という発問は、同じように聞こえるけど、意味が全く違うということに気付きました。自分ではあまり考えずに話しているけど、児童はとても教師の言葉一つ一つを聞いていると思うので、発問の際の言葉選びには気をつけたいと思いました。

 3つ目は、授業の目標を決めることです。授業を終わるときに児童がどんなことを言ってくれればこの授業は成功なのかをしっかりと考えることの大切さを学びました。私も、模擬授業をしていて授業の締め方に悩むことが多いので、何を言わせたいかを明確にして発問を考えていきたいです。また、その授業での大切なことは、1人の発言で満足せず、自分の言葉で何人にも言わせて価値を積み重ねることが大切だと学びました。

 模擬授業を重ねるにつれて、だんだん授業のレベルが上がっていてとてもプレッシャーですが、学んだテクニックを活かせるように来週模擬授業頑張りたいと思います!!!(由原)

5月9日9期生ゼミ模擬授業を振り返って(長谷川)

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 こんにちは!玉置ゼミ9期生の長谷川理桜です。今日は模擬授業の振り返りについて書いていこうと思います。

 私は小学3年生の「ことばのまほう」という教材で模擬授業を行いました。この教材は主人公に起こった2つと出来事を通じて、「周囲へ親切することの大切さを知る」という教材です。

 これまでのゼミで学んだことを活かしていきたいと思い授業を始めましたが、途中から自分が何を伝えたいのか、どこへ向かっているのかが分からなくなり、ぐだぐだと授業が終わってしまいました。

 今回の模擬授業を通じて多くの改善点が見つかりました。その中でも1番の改善点は
「最終的に子どもたちがどのような意見を持つと良いのか」
ということが明確になっていなかった点だと考えます。

 その部分が明確になっていなかったため、途中の発問は脱線してしまい困惑させてしまいました。はじめに最終目標を明確にしておき、その上で発問や揺さぶりを考え授業構成していかなければならないと思いました。また、最終目標に到達するためにはどのような発問を行っていくべきなのかという授業のつながりの大切さを学びました。

 その後玉置先生からの助言を頂き、模擬授業を再び途中から行いました。自分では考えることのできなかった発問の仕方や揺さぶりの仕方について学び、感銘を受けました。「ことばのまほう」といった題材名を用いてまとめを行うという意見には驚いたとともに、子どもたちにとってとても分かりやすい授業になると感じました。

 今回はとても悔しい結果に終わりました。自分が思っていた通りに授業を進めることができなかったことや、実力不足などすべてが悔しかったです。同時に、この環境でこれからも学び続けられるありがたさも感じることができました。自分の授業に対して助言をしてくれる同期のみんなや玉置先生には感謝の気持ちでいっぱいです。

 次模擬授業を行う際には、今回よりも必ず良い授業ができるようこれからも学び続けていきたいと思います。(長谷川)

4月22日 情報リテラシー連続セミナー@東北大学での学び 9期生 荒木歩華

 9期生の荒木です。4月22日に行われた情報リテラシー連続セミナー@東北大学 に参加させて頂きましたので、学びを記事にしていきたいと思います!

 今回、川上康則さんに「教室マルトリートメントを防ぐ」という内容でご講演頂きました。

○ 教室マルトリートメントとは
 今回のセミナーのテーマとなった「教室マルトリートメント」とは、教室で繰り広げるられる不適切な関わり のことです。今回初めて聞いた言葉でした。

○ 適切な関わりとは
 教師としての子どもとの適切な関わりは「子どもが人や世界に信頼関係をもてる関わり」であることを学びました。なぜなら、子どもがルールよりも信頼関係(ラポール)に従うほど、子どもとの関わりに重要であるからです。また、子どもが信頼でき、安全基地の役割を果たす大人の存在が、子どもを主体的に育てるからです。

○ 子どもが信頼できる大人とは
 子どもが信頼できる存在の要素はいくつかありますが、その中でも今回のセミナーで印象に残っている要素を記事にしたいと思います。

 1つ目は、子どものこと(存在、意欲、プロセス、行動、成長、結果)を認めてくれる存在です。子どもの存在自体を認め、今日もこの場にいてくれてありがとう と伝えることが大切であることを学びました。

 また、笑顔と良い機嫌をキープできる人がいつもそばにいることで、子どもが、自分は肯定されていると思えることも学びました。私が子どもの時、親や先生の顔をよく見ていたことを思い出しました。

 2つめは自分のことをわかってくれる存在です。子どもの言葉の背景に視野を向け、コミュニケーションを通して子どもを理解し、子どものもがきを代弁することが大切です。

 例えば、暴言の正体はネガティブ感情の語彙の乏しさであり、心理的に追い込まれた状況に適応するための適応機制の一つであることがわかりました。今までの私は不快感情を受け止めるだけの耐性がなく、子どもの言葉そのままが子どもの気持ちであると判断していたと思うので、この言葉にはハッとさせられました。上からより、横からの関わりが大切であると学びました。

○ 子どもの見方を変えよう
 セミナーで印象に残った言葉のひとつに「自分の基準に子どもを当てはめるな」という言葉がありました。教師はなにかの目的を持って授業や活動をする以上、求める姿があり、その求めるラインに達しなければ心がざわついてしまいがちです。しかし、できなくても「今はこういうもの」「いつか出来るようになる」という気持ちで待つことも大切だとわかりました。子どもができないことばかりに目を向けず、上手くいった時に なぜ上手くいったのか考え、上手くいった条件や環境を分析することが大切だとわかりました。

○ 最後に
 表面だけの関わりだけではなかなか信頼関係は築けません。強い圧をかけられる先生はクラスを統率し、コントロールすることができますが、それでは子どもからの信頼は得られません。かといって、弱い圧しかかけられないのでは、叱られても怖くない、ゆるい先生と見なされてしまいます。

 子どもから信頼を得るには、子どもを内側から理解し、子どもを認めてあげることが大切だと思いました。子どもと信頼関係を築くことは容易ではありませんが、伴走者として、子どもが納得感を持って主体的に行動できるよう、努めていきたいと思います。

 今回貴重な学びを機会を与えてくださった皆さん、一緒に学んでくれたゼミ生のみんな、ありがとうございました。(荒木)
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