授業深堀りセミナーに参加して(吉田)

画像1
 私は2月27日に行われた授業深堀りセミナーに参加させていただきました。伊藤先生の国語の授業、野木森先生の理科の授業を拝見し、勉強させていただきました。とても刺激的でここに書かせていただきたいことは山ほどあるのですが、2つに絞って書かせていただきます。

 まず1つ目に「授業で行うすべて行動に根拠を持たせる」ということです。

 導入での「今日はどんなことを知りたい?」あの一つの言葉で子供からねらいを引き出すこと、資料を出すタイミングと意味、直観に根拠という価値づけしていって意見を明確化することや実験後のわかったことなどをどう共有するか、どこで学びが確立されているのかなど、「題材」「意図的な発問」「実験後の展開」どこを切り取っても根拠があり、進んでいく「電車道」はもう一度授業を見て、研究したいと思うくらいでした。

 また、この根拠の先にあるものは当然なのかもしれませんが「児童・生徒」でした。「こういう力を身に着けてほしい」という教師の考え・願いをどう子供たちに伝え、一緒に学びあうかと考えた時に授業内の行動に根拠を持たせるということの重要性を感じました。授業は「全ての道はローマに通ず」ではなく、「すべての道は子供に通ず」なのかもしれません。

 2つ目は「視野」です。今回初めてセミナーに参加し、多くの先生のご意見が飛び交う中で、私自身が気にも留めていなかった内容をお聞きすることが多く、また「自分なら〜する」という考え(納得のいく説明を付けて)をもっておられる先生がほとんどでした。

 私よりもより洗練された視野、着眼点が先生方にはあるのだと圧倒されながら感じました。このようになられたのは、どの先生も児童のことを考え、努力されているからだと思います。もっと授業を見てゼミの仲間と意見交流することや本などの様々なメディアを活用して、視野をより広くし、一歩でも近づけるようにしていきたいです。「すべての道は子供に通ず」と信じて…

 今後も多くのことを学ばせていただきたいと思います。貴重なお時間ありがとうございました。積極的に参加したいと思います。(吉田)

授業深掘りセミナーに参加して(大澤)

画像1
 私は先日、授業深掘りセミナーに参加させていただきました。

 はじめに、伊藤先生の国語の授業を観察しました。子どもから用をたす場所について、いろいろな言いまわしを確認し、便所・お手洗い・トイレ・はばかり・WC・化粧室の中でどれが1ばん臭いかを問います。

 このとき、伊藤先生は考え込む子どもに対して、「感覚でいいんだよ!」と声をかけます。すると、全員が手をあげました。そして子どもが順番づけをした後、伊藤先生は「国語は、根拠をだして説明してするものです。感覚ではいけません。なぜこの順番づけにしたかメモに書いてください。」と条件を提示します。

 ここに、はっと気づかされる部分がありました。最初に感覚でいいと言われてした順番づけには、実は感覚のなかにも無意識のうちに根拠づけて順番づけしたものであること。そこをついて、子どもから根拠をだして説明すること、いわば国語力を引き出そうとしているところがすごいと思いました。

 次に、野木森先生の理科の授業に児童役で参加しました。野木森先生は、前時の振り返りをした後、「じゃあ今度はどんなことを知りたい?」と聴き、子どもが言ったことをそのまま課題にしていました。

 課題を教師が提示して今日学習する内容を植えつけるのではなく、子どもが自発的にこんなことを知りたいと思ったことを課題につなげていて、同じ学習をするにしても課題の出会わせ方を教師が工夫することで、その授業に対する意欲や期待感が変わるのだと感じました。また、実験中に「何か不思議に思うことはないですか?」と聞いてきてくれました。

 隣の人と発見したことを伝えると、「じゃあそれを確かめるにはどうすればいいかな?」と、さらに考えさせて実験を展開できるようになっていました。子どもの興味関心のままに、また、試行錯誤を繰り返して行われた野木森先生のような授業を受けることができたら幸せだなと思いました。私もそのような授業を目指したいです。

 最後に、今回もこのような貴重な機会をいただいたこと、本当にありがとうございました。(大澤)

授業深掘りセミナーに参加して(江口)

画像1
 私は今回深掘りセミナーを参加させていただき、伊藤先生と野木森先生の授業を見ることが出来ました。

 私は国語専修のため伊藤先生の授業をとても楽しく受けることができました。国語には、理由をつけて考えることが大切だと学びました。何となく考えていることにも何かしらの根拠を持っていることが分かりました。子どもたちは、意見を持っていてもしっかりとした理由がないから手を挙げないことが多いです。しかしその意見を持ったからには明確な根拠を持っています。その意見を聞き出すのは教師の役目であると感じました。

 また子どもたちが授業に興味がもてるために楽しいネタを考える必要もあると思いました。身近なことを利用することで、子どもたちの理解が深まると感じました。そういったネタを話せるためにも自分自身が身近なことに目を向け、興味を示し学んでいかなければならないと思いました。

 野木森先生の授業では、自分自身で考えたように実験を行うことで単元をより理解することができると思いました。ただ自由に実験させるだけでなく子どもたちが今何をしているのか分かるように机間指導をしていかないけないと思いました。また子どもたちは実験が大好きなので、安全に楽しく実験をして、深く学べるようにサポートしていきたいです。

 この度は貴重な授業をありがとうございました。今回学んだことを今後に活かしていきたいです。またよろしくお願い致します。(江口)

後藤先生のお話をお聞きして(堀江)

画像1
 2月21日、味岡児童館で、「学び合う学習」について、後藤孝文先生のお話をお聞きしました。

 普通の授業(一斉授業)と学び合う学習を比較して、学び合う学習について考えていきました。

 学び合う学習を主として行い、必ず指示しなければならないことなどは、一斉授業として教師が言うなどして、場合によって使い分けることが大切だということがわかりました。

 「学び合い」が必要な理由として、後藤先生が特に注目していた点は、「誰も1人にしない」ということでした。確かに一斉授業では、能力の差によって、授業についていけない子どもがいても、それに気付かない可能性があります。その結果、授業についていけずに、1人になってしまって、学習の面に限らず、学校生活においても、影響が出てきてしまうことがあるかもしれません。しかし、学び合う学習では、子ども同士で教え合うことによって、学級のみんなで参加することができ、誰も1人になりません。

 また、後藤先生のお話の中で、「発問は弓矢のよう」という言葉が印象に残りました。
発問にいくまで、どれだけ子どもの興味を引っ張れるかどうかで、その後の子どもの発問に対する態度は変わってくるということでした。

 後藤先生は、各ポイントで、ゼミ生みんなに意見を求め、全員を引き込んでいました。これが学び合う学習であるなと感じました。

 将来、学び合う学習を積極的に行い、誰も1人にしない授業を心がけていきたいと思いました。(堀江)

味岡児童館での勉強会(末松)

画像1
 2月21日(日)、玉置先生のお宅と味岡児童館にお邪魔させていただきました。

 先生のお宅では、理想の教師像を面接風に話したり、愛犬のななちゃんと触れ合ったりしながら楽しく過ごしました。

 味岡児童館は、社会教育活動を行う児童館、多文化共生を行う児童館などの5つのコンセプトのもとつくられた、地域で運営されている児童館です。児童館は18歳まで利用できるとは知っていたものの、私がこれまで見た児童館は遊戯室や図書コーナー(幼児向け図書のみ)が設けられているだけで、中・高生は利用しづらいものでした。しかし、味岡児童館では遊戯室の他に、学習室や音楽室などが設けられており、中・高生でも気軽に利用しやすいようになっていました。また!地域で運営しているということもあり、地域住民の意見が反映しやすいのは、子どもをもつ親さんにとってはありがたいのではないかと思いました。このような児童館がもっと全国に増えていってほしいと思いました。

 今回のゼミの1人目のゲストは、玉置先生の奥様。小学校1年生〜中学校3年生の9学年を受け持ったことのある奥様は、小学校では体力を、中学校では精神力を必要とすることを教えていただきました。また、初めて机を運んだり、解答したテスト用紙を集めたりする1年生に対して、どのように教えるのかを実際の動作を入れて教えていただきました。いつも何気なくやっていることも1年生にとっては初めてこと。丁寧に教えていく必要があるのだと改めて感じました。この他にも、教師になってから役立つ様々なことを教えていただいたので、教育現場で生かしていけたらいいなと思います。

 2人目のゲストは、後藤孝文先生です。後藤先生には、「学び合う学習」についてお話しをしていただきました。まず、普通の授業とは?や学び合う学習の形などの基本のところから入り、授業実践の映像や学び合う学習の課題まで教えていただきました。学び合う学習をしていく上で、後藤先生が一番大切にしていることは、「誰も一人にしない」ことだとお話しされていました。学びは一人ではできない、学び合うことで新たな学びが生まれる。教師は、学びに参加でない、関わり合えない子どもを支援していくことで、よりよい学びにつなげていく必要があることを学びました。まずは、学び合う学習の形から始めていきたいと思いました。

 今回も新たな学びを得られました。これからも多くのことを学んでいきたいです。(末松)

学び合いの授業のお話(中田啓)

画像1
 味岡児童館での特別ゲストの方二人目は後藤孝文先生です。後藤先生は学び合いの授業についてお話してくださいました。

 学び合いの授業は「基本四人のグループ学習」と「コの字型の机の配列」でできるとおっしゃられていました。その形をつくれば学び合いの授業の型にはなるとおっしゃられており、その先重要になるのが教師の支援です。また、学び合いの授業の最大の目標は「一人一人の児童生徒の学びを保証すること」であり、そこで大切になるのは教室内の環境です。

 「學ぶ(旧字体)」という漢字の成り立ちは「大人の手によって子ども同士が安心して関わりあえる」というものであり、そこからも分かるように「学び」は一人ですることが出来ず、また安心して「分からない」と言いあえる環境も「学び」には必要なものであるということが分かります。

 これらのことに配慮しながら学び合いの授業を進めていくことが形だけの学び合いにならないために大切なことだと思います。

 後藤先生はお話の中で「安心して」「一人にしない」という言葉を多く使っていました。子どもたちが、お互いに「安心して」授業を受けるには、出来る子も出来ない子も「分からない」「教えて」という言葉をお互いに言える関係をつくることが大切です。
全員参加の授業を目指していく上で「分からない子」をいかに授業に参加させるかが大切だと思います。

 私は教育実習中にいろいろな先生の授業を見させていただく中で、分からないからと授業に参加するのを放棄してしまっている子どもを見ました。

 そういった場面で周りの子がその子に対して関わるような関係が出来ていれば、その子も放棄せず、周りに助けを求めるといった行動が出来ていたのかなと思います。また、周りの子たちもその子に対して声をかけてあげることが出来ていたのかなと思います。そういうことが「安心して」「一人にしない」ということにもつながってくると思います。この姿勢を学級経営や授業の中でつくり、育てていくことが大切だとわかりました。

 学び合いの授業の基本的な流れで〈共有の学び〉と〈ジャンプの学び〉の例として配付されたプリントの問題がとてもややこしく解くのが大変でした。(笑)

 最後になりますが、今回とてもためになるお話を聞かせていただいてありがとうございました。今後もお世話になることがありましたらよろしくお願いします。(中田啓)

玉置先生のお宅でゼミ(中田啓)

 先日、玉置先生のお宅でゼミがありました。

 はじめ、玉置先生のお宅におじゃまさせていただき、ななちゃんと遊びました。とてもかわいくてずっと遊んでいたい気持ちになり、溺愛してしまう気持ちが分かりました。

 その後、味岡児童館で特別ゲストの方のお話を聞きました。

 この味岡児童館は今までの私の児童館のイメージとは全く違うもので、幼児から高校生までの子たちが遊んだり、勉強したりと、地域の人の集まることのできるとてもよい場所だなと思いました。

 私の地元にもこんな施設があればなと思いました。この施設には地域の方々、中学生や高校生の意見も取り入れられているということで、様々な視点からつくりあげられているからこそ、こうしてたくさんの人に愛され、利用されているのだなと思いました。

 一人目のゲストの方は玉置先生の奥様、潤子先生でした。潤子先生には学級経営についてとても具体的に教えていただきました。

 小学校一年生から中学校三年生まですべての学年の担任を経験したからこそ分かるそれぞれの違いなどについて教えていただきました。小学校一年生に対する指示の仕方などについての具体例を示していただき、教育実習でも六年生を担当していたので、これほどまでに違うものなのかという驚きと共に、今ここで知ることが出来てよかったという気持ちになりました。ただ、ひとつひとつの指示がその子の今後の小学校生活、その先までつながっていくので、ひとつひとつを丁寧にしっかりとやっていかないといけないなと思いました。

 その他にも教室環境についてのお話もありました。その中で掲示物に関連して、色彩心理学について教えていただきました。教室掲示の台紙や懇談会時のネクタイの色など、とても細かなところから子どもたちの気持ちを変えていこうというその思いがとても大切なのだと思いました。そして色彩心理学についてとても興味が湧いてきたので勉強したいと思います。

 潤子先生は玉置先生のお宅で私たちゼミ生に「どんな教師になりたいか」とお聞きになりました。潤子先生自身は「自分の子どもを預けたい、担任になってほしいと思ってもらえるような先生」とおっしゃられていました。

 今回お話を聞いていて、とても素敵な先生だったのだろうなと思い、こういう先生がまさに「自分の子どもを預けたい先生」なのだろうなと思いました。私も真面目に、素直に頑張ってそういう教師になれるよう頑張りたいと思いました。

 今回は玉置先生のお宅におじゃまさせていただきありがとうございました。この場を借りてお礼を言いたいと思います。そして、大変貴重なお話を聞かせていただきありがとうございました。今後もお世話になることがあったら(第二回玉置先生のお宅でのゼミ?)よろしくお願いします。(中田啓)
画像1

味岡児童館での勉強会 No.3(浦)

画像1
 2月21日、後藤孝文先生から「学び合う学習」についてお話を伺いました。

 学び合う学習の最終目標は、「1人ひとりの児童生徒の学びを保障すること」だそうです。それについて、安心して分からないと言える教室、誰も1人にしない、子どもが主体の授業、がキーワードになります。

見 せていただいた映像から、私は普通の授業(一斉授業)と学び合う学習の大きな違いの1つに、子ども達の表情があるように思いました。一斉授業の時よりも、学び合う学習の方が子ども達の表情が生き生きしているように思えます。それはきっと、学ぶ場が子ども達にとって安心できる場であるからでしょう。分からないところを教えてくれる仲間の姿があること、自分の考えをしっかり聞いてくれる仲間がいることが安心感に繋がるのではないかと思いました。

 しかし、この学び合う学習を進めるにあたり課題も多くあるそうです。授業進路が遅れがちであること、学力には結びつかないのではないかということ、関わり合えない子ども達の支援方法、魅力ある課題づくりなどが挙げられており、確かに難しい課題であると思いました。

 また、私は「分からない」と素直に言える環境づくりも課題ではないかと思います。分からないことを恥ずかしいことだと思ってしまっている児童生徒にとって、「分からないから教えて」と言うことは難しいと思います。そのような児童生徒への支援、雰囲気づくりについても考えて行きたいと思いました。

 私は「居心地の良い学級」をテーマに研究をしています。そして、文献から「居心地の良さ=安心感」であるのではないかと思っているところでした。その中で今回学び合う学習について詳しく知り、「安心」という言葉が出てきたため、学び合える学級は居心地の良い学級にも繋がるのではないかと思います。貴重なお話をありがとうございました。(浦)

味岡児童館での勉強会 No.2(浦)

 2月21日、味岡児童館での勉強会で、玉置先生の奥様が来てくださり、学級づくりについてお話をしていただきました。

 小学校1年生から中学校3年生までの担任をされていたということで、学年での違いや具体的な場面指導など、本当に多くのことを学びました。

 話を伺って思ったことは、小学校1年生にルールを身に付けさせることは、やはり簡単なことではないということです。例えば、掃除時の机の下げ方であったり、紙を1枚取り後ろに回すことであったりと、今でこそ当たり前にできることではありますが、右も左も分からない1年生にとっては、こちらが思っている通りにはなかなかやってくれません。だからこそ、段階的に、見本を見せながら教えることが大切なのだと分かりました。

 また、掲示物についてのお話も大変参考になりました。画用紙などの色の配色についてお話を聞く機会は今までなかったので、新しい発見でした。気持ちや願いを色に表す、ということに面白さを感じ、興味を持ったので、また自分なりに調べてみたいと思います。

 可愛い七ちゃんにも癒され、本当に充実したゼミでした。ありがとうございました!(浦)
画像1

味岡児童館での勉強会 No.1(浦)

画像1
 2月21日にゼミで味岡児童館を訪れました。そこで、児童館についてのお話を伺うことができました。

 児童館に行き、まず驚いたことは多くの利用者の方がいらっしゃったことです。正直私は、児童館は小学生の子ども達が友達と遊んだり、本を読んだり、宿題をするようなところだと思っていました。私自身、住んでいるところの近くに児童館がなかったこともあり、そのような印象を持っていましたが、お話を伺うと全く違うことが分かりました。

 児童館は18歳までの児童が自由に使える場であり、子育て親子のふれあいの場でもあります。乳幼児から高校生まで利用できるということですが、中学生以上になると行き辛くならないのかなと思っていました。

 しかし味岡児童館は、地域の声を取り入れた、幅広い年齢の子ども達が利用できる工夫が多くありました。まず開館時間です。中学生、高校生の下校時間に合わせて、夜まで開館しています。また、バンドの練習ができる音楽室、自習ができる学習室、図書コーナーや親子のための子育て支援室など、充実した設備があります。

 私の地元にも、こんな児童館があるといいな、と思いました。児童館のような公共の施設や設備は、子ども達のコミュニケーションの場にもなると思います。このような素敵な場所を子ども達に紹介することも、教師として、大人として、大切なことなのだと思いました。(浦)

学び合いの学習から(中田昂)

画像1
 先日は、小牧市の味岡児童館(ぱるもあじおか)でゼミの勉強会があった。

 後藤孝文先生を講師に、「学び合いの学習」をテーマに学んだ。

 最近、友人と教科カリキュラムと経験カリキュラムどっちがいいんだろうと話していた。

自分らはゆとり教育を受けてきた身なので、やっぱり体験的な活動や経験が感じられるような経験カリキュラムがいいなと感じていた。

 しかし、その友人は教科カリキュラムを押していた。初等教育では、間違いなく教科カリキュラムでいくべきだと言っていた。オリジナルのない人間に何が生み出せるのか。だから基礎基本となる知識を教え込むべきだという考えだった。

 確かにある程度の知識がなければ、そもそも課題について考えられない。とてもその考えはわかる。

 しかし、教育は子供がいてこそ。子供が学びに意欲を持ってこそのものだと思う。

 だから、今回の学び合いの学習というのはとても魅力的だと感じた。

 自分が中学生の時、常にコの字型の机の並びで授業を受けていた。仲間の表情や発表者をすぐに見れ、自分が学習に参加しているという意識が、今思えば普通の形式より高かったように思う。

 先の話に戻るが、結局のところどちらかだけをやるのではなく、どちらも上手にやっていくことが大切だ。

 一つの授業の中で、知識を教えることも大事だし、その知識を使って子供達に考えさせることも大事だ。

 その割合を子供達の実態に応じて変えていくことが大切だ。

 最後にデューイの言葉を紹介。

「いまやわれわれの教育に到来しつつある変革は、重力の中心の移動である。それはコペルニクスによって天体の中心が地球から太陽に移されたときと同様の変革であり革命である。このたびは子どもが太陽となり、その周辺を教育の諸々の営みが組織される。」

 これからも教育の中心が子供であるようにしていかなければいけないと感じた。(中田昂)

勉強会を終えて(大澤)

画像1
 私は先日、玉置先生のお宅にお邪魔しました。玄関にはいると、七ちゃんが来てくれて、かわいすぎて、お家にあがることを忘れてしばらくそこで戯れてしまいました(笑)

 玉置先生の奥様はとても素敵な方で、玉置先生のお宅ではどんな先生になりたかったかを、味岡児童館では小学校1年生から中学校3年生まで全て受け持ってきた貴重な経験談をしていただきました。

 小学校1年生は、最初、清掃の仕方もプリントのまわし方も当然わかりません。私たちが普段当たり前のようにやっていることは、小学校の頃の先生たちの指導があってこそなのだということに気づきました。だから、子どもの立場にたって丁寧に指導をする必要があります。また、掲示物の工夫や教室にあるといいものを具体的に話していただき、とても勉強になりました。

 最後には、私たちゼミ生が質問させていただいたこととその答えを玉置先生の奥様が紙にまとめて渡してくださいました。宝物です。本当にありがとうございました。(大澤)

後藤先生のお話をお聞きして(渡部)

画像1
  2月21日、学び合いの学習について後藤先生のお話をお聞きしました。

 「普通の授業とは何か?」この言葉は後藤先生がまず、私たちに問いけてくださったことです。学び合いの授業についてのお話の前に、普通の授業とは何か、そもそも「学び」とは何かということを教えていただきました。

 様々な説があるそうですが、「学」の旧字体には子どもや大人の手を表す部分があるということを知りました。普段何気なく「学び」という言葉を使っていますが、字に込められた意味を知ることができ、とても勉強になりました。

 学び合いの授業についてのお話の中で、私が一番印象に残ったことは「誰も一人にさせない」ということです。一人にさせないというのは分からない子や授業に参加できない子をなくすということです。分からないで困っている仲間に寄り添えるような学び合いが大切だということを教えていただきました。

 私はお話を聞いている中で一人にさせないというのは分からなくて困っている子を一人にさせないことはもちろんですが、学び合いの授業は分かっている子も一人にさせない環境をつくることができると思いました。

 教育実習の時に「僕はもう知ってるもん。別にできるからいい。」という様子の子どもを見たことがあります。学び合いの授業では分からない仲間に教える場面があると思います。仲間に教える時、もう内容を理解している子も友だちに教えることでさらに自分の理解が深まると共に授業に参加する機会ができるのではないかなと思いました。

 学び合いの授業での「誰も一人にさせない」というのは「分かっている子も、分からない子も誰も一人にさせない」ということでもあるのかなと考えました。

 お話を聞いている中で学び合いの授業には課題もたくさん存在するということを知りました。その中でも「関わり合えない子どもをどう支援するか」という課題があるとお聞きしました。仲間と関わり合えない子どもをどう支援するかということは学び合いの授業だけではなく、他の授業や毎日の学校生活でも考えられる課題だと思います。学び合いの授業を行うことはすぐにはできないかもしれませんが、なかなか仲間と関わり合えない子どもに対してどう支援をしていくかということは考えることができると思います。これからも様々な本や先生方のお話をお聞きして考えていきたいと思います。(渡部)

後藤先生のお話をお聞きして(大澤)

 私は先日、味岡児童館にて後藤先生よりお話を聞かせていただきました。

 「学び合う学習」について、いろいろな視点から学ぶことができました。「学び合い」とは、私たちが今までに受けてきた一斉授業に対して、4人を基本としたグループをつくって考えを聴き合い、擦り合わせ、自分の考えを深める学習です。

 「学び合い」における大切な事柄として、まず、子どもが安心して学ぶことのできる環境や雰囲気づくりが欠かせないと思いました。自分の意見を発信するということは、勇気のいることだと思います。私自身、今でも自分の意見を発言する場面では緊張します。だから、授業のなかで安心して「わからない。」が言えるということや、関わり合うことで自分ではできない学びを生むことのできる「学び合う学習」は、魅力ある学習形態だと思いました。

 また、後藤先生は「学び合う学習」が聴く力の向上につながるということも言っていました。仲間の言うことに耳を傾け、「なるほど…」「それなら…」と考えをつなげたり、学び合いがすすむと、教師が「座りなさい!」「静かにしなさい!」と大きな声をださなくてもよくなるそうです。学び合いの学習を通して、いろいろな場面で成長を感じることができることに驚きました。

 全ての授業で「学び合う学習」を行うことは難しいですが、教師になるに向けて「学び合う」ということを私自身が勉強し、実践していきたいと思いました。

 後藤先生、お忙しい中、私たちのために貴重なお話をしてくださり、本当にありがとうございました。(大澤)

画像1

味岡児童館での勉強会2(牧野)

画像1
 後半からは、特別講師の方がお二人来てくださいました。
 
 お一人目は玉置先生の奥様です。現場に基づいた実践的な話を聞くことができました。また、私の質問に細かく答えてくださり、私自身、卒論研究の大きな収穫となりました。

 次にお話をして下さったのは、後藤孝文先生です。学び合う学習についての話でした。その中で一番心に響いたことは、今、学び合いを進める理由の一つである、「だれも一人にしない」ということです。

 「だれも一人にしない」ということは、授業中ひとり残らず学びに参加させることであり、ペア学習や、グループ学習を通して、子どもたち同士を関わらせて、蚊帳の外にいる子どもをなくす、ということだと思います。

 授業とは、学校生活の大半を占めるものです。そんな授業で、「だれも一人にしない」学び合いを行ったのなら、すべての子どもの学びが保証されるとともに、授業を通して、学校生活の居場所や居心地の良さが確立されるのではないでしょうか。

 学習面でも、生活面でも、以上のような効果が期待できることを今回発見し、より一層「学び合いの授業」に興味がわきました。今回見ることのできなかった、学び合いの授業のビデオがまた楽しみです。

 今回も学びのあるゼミとなり、企画して下さった玉置先生、お話して下さった方々に感謝しております。ありがとうございました。(牧野)

学び合う学習とは(佐藤)

画像1
 2月21日(日)、小牧市の味岡児童館でゼミの勉強会が行われました。そこでは、『学び合う学習』について後藤孝文先生のお話を聞かせていただきました。

 講話の中で、特にキーワードとなったのが「学びは一人ではできない」ということです。そもそも「学び」という漢字が、大人の手に子どもが包まれている様子を表しているように、子どもが安心して学べる環境を整える必要があることがよく分かりました。その具体的な取り組みとしては、大きく2つあります。

 1つ目は机をコの字形にすることです。こうすることで、お互いの表情を確認しながら意見交流ができ、話し合いや聴き合いが行いやすくなります。過去のゼミでも、実際に机をコの字形にしている小学校や中学校の授業を参観させていただいたことがあり、確かに意見交流は活発でした。話し合いはもちろん大切ですが、聴き合いはもっと大切だと後藤先生もおっしゃっていたように、子どもの話を聴く姿勢についても着目していかなければならないと感じました。

 2つ目はグループ学習です。班学習とは異なり、4人までで男女は一松模様、考えを聴き合い擦り合わせ、自分の考えを深めるのが目標になります。一人で考え込んでいると、特定の考えに偏ってしまうか、内容が分からないのに分からないままになってしまう可能性があります。そこで、グループ学習の時間を設けることで、内容が分からない子どもが一人にならず「教えて!」と素直に言えるようにすべきだと分かりました。しかし、授業中のどのタイミングで一斉授業からグループ学習に切り替えるべきかは難しいと思いました。

 私は教育実習の授業で何とかグループ学習を取り入れようと試みましたが、グループ学習が長引いてしまい、授業の時間配分を間違えてしまったことがありました。自分の理解が浅かったことが原因ではありますが、単にグループ学習を行えば良いというものではなく、教師の発問によって左右されてきます。教師の発問が弓、子どもの発言が矢に例えられていたように、弓(教師の発問)が良ければ、鋭く飛ぶように矢(子どもの発言)が出ます。教師の発問についてよく考えなければならないことを改めて痛感しました。

 卒業論文の研究がなかなか進まず、まずはアクティブラーニングについて調べようと思っていた私ですが、『学び合う学習』特にその中の「聴き合い」についても関心が高まりました。なかなか軸を持って研究に取り組めていませんが、今回の勉強会で学んだことを、少しでも研究に取り入れられるようにしたいです。(佐藤)

味岡児童館での勉強会(牧野)

画像1
 2月21日に、玉置先生のお宅にお邪魔させていただきました。

 午前中は、七ちゃん(愛犬)と遊んだり、奥様と話をさせていただきました。

 そこでは、自分の理想とする教師像を話す機会があり、なんだか面接のようで緊張しましたが、とても貴重な時間でした。奥様がおっしゃっていた、「自分の子どもを担任してほしいと思えるような教師」という言葉は、心に響きました。

 午後からは、近くの児童館に行き、いろんな方のお話を聞くことができました。

 まずは児童館の館長である杉山さん、設立に携われた森澤さんのお話を聞かせていただきました。その中で一番心に残ったことは、中高生も集え使える児童館であるということです。私は今まで、児童館とは小さな子ども向けの建物であると思っていました。しかし、この児童館には、中高生向けの学習室や音楽室があり、また中高生以上が学校後に訪れることができるよう、夜まで開館しています。

 私は、このように、児童館が中高生にも開けた場所であることで、地域と疎遠になりがちな中高生の、地域の居場所となったのではないかと思いました。

 学校教育でも、地域の方たちと一緒になって、子どもを育てていくことが多くあります。このような児童館が近くにありますと、学校も子どもたちも、保護者の方も、頼もしいのではないか、と思いました。(牧野)

味岡児童館での勉強会(松井)

 2月21日(日)は玉置先生のお宅にもお邪魔させていただいた。玉置先生、奥様、ゼミ生がどんな先生になりたいか話しているのを愛犬七ちゃんも一緒になって聞いていた。

 味岡児童館に到着すると、下駄箱には靴がいっぱい。まだ小さい子どもを連れた親御さんや勉強しに来ている中高生など、たくさんの人が利用している。玉置先生をはじめ、地域の方の声を反映した児童館であることが館内の様子や設備からよく分かった。 

 児童館には玉置先生の奥様が来てくださり、小学校1年生から中学校3年生まで全て担任をされたという経験をもとに様々なお話をしていただいた。小学校1年生に対してどのように指示を出せばいいのか、掲示物の色使いのポイント、教室に置いておくべき物など大学の講義では聞いたことがない貴重なお話ばかりであった。

 「人は環境を作り、環境は人を作る」という言葉が特に印象に残っており、担任として学級の環境を整えることも大切な仕事であることを実感。先輩の先生方の掲示物などを見せていただくなどして、早くオリジナルの掲示物が作れるようになりたいと思った。小学校の教員を目指すにあたり、授業以外にも学ぶことがたくさんあることに気づかせてもらったので、今後はより視野を広くいろいろな情報をキャッチできるようにアンテナを張っていきたいと思う。

 味岡児童館の杉山館長さん、森澤さん、玉置先生の奥様、貴重なお話をありがとうございました。(松井)
画像1

味岡児童館での勉強会(渡部)

画像1
 2月21日のゼミでは、まず、玉置先生のお宅へお邪魔させていただきました。かわいい七ちゃんに会うことができてとっても嬉しかったです。

 その後、味岡児童館で勉強会を行っていただきました。私が知っている児童館とはせめて小学生までが遊びに来る児童館でした。しかし、味岡児童館は二階に学習室や、バンドの練習ができる部屋があったりと高校生まで使える児童館でした。実際に二階に上がってみると、たくさんの中高生が勉強をしていました。

 この味岡児童館は地域の方の声を聞いて建てられたとお聞きしました。二階で学習している中高生がたくさんいて、本当に地域の方の声が反映されているのだと感じました。私の地元にもこんな児童館があったらいいなと思いました。

 児童館の勉強会では玉置先生の奥様のお話もお聞きしました。小学校1年生から中学校3年生までを担任した経験から小学校、中学校のそれぞれのおもしろさ、大変さを教えていただきました。

 特に小学校1年生に対してどう働きかけるかというお話では初めてのことを教える時にはまず一列実際にやらせてみるとよいということを学びました。また、「いくよ、せーの!」と子供たちを一斉に動かしてしまうと競争になってしまうため、順番に一列ずつ子どもを動かすことが必要ということも分かりました。プリントの渡し方や机の運び方など当たり前のようにおこなっていましたが、私も1年生の時に教えてもらったからできるのだということを感じました。

 家に帰ってからゼミの話をしていると、母は私が小学生だった時のことを思い出しながら、「1年生の時の先生は本当にしっかり教えてくれたからよかった」と言っていました。私もいつか「この先生でよかった」と思ってもらえるような先生になりたいと思いました。(渡部)

「学び合い」についての講義とヒアリング(松井)

画像1
 2月21日(日)に味岡児童館で後藤孝文先生から「学び合い」についてのお話を聞いた。

 普通の授業と何が違うのかを確認したあと、後藤先生からはそもそも「学び」とは何かという問いかけが。答えがすぐには思い浮かばない質問である。すると、先生は「學び」という旧字の由来に注目し「大人の手に包まれ、子どもが安心して関わる」ことが「学び」を表すということを私たちに教えてくださった。漢字にはしっかりと意味が込められているのだなと感じた場面であった。

 話の中で「だれも1人にしない」というキーワードが、なぜ今「学び合い」が必要かを的確に表しており、自分の研究に活かすことができる情報も得ることができた。また、グループ学習や発問は「弓矢のタイミング」という言葉も非常に印象に残っている。引きが弱いと矢は飛ばずに落ちてしまう。力強く引いてためた状態から矢を放つようなイメージで、グループ学習に移ったり発問したりすることが大切だと学んだ。

 「学び合いと自己肯定感」についてのヒアリングでは、「学びの共同体」を取り入れてからの子どもの変化を教えていただいた。そして、子どもの自己肯定感を高めるには「活躍の場や活動の機会を増やすべき」という意見をいただけたので、それをどう実現していくのかヒアリングしたことをまとめながら考えていきたい。

 後藤先生は「究極の学び合い」の映像があると仰っていたので、その映像がとても気になった。見せていただける機会があれば、ぜひ参加したいと思う。貴重なお時間をありがとうございました。(松井)
    1 2 3 4 5
6 7 8 9 10 11 12
13 14 15 16 17 18 19
20 21 22 23 24 25 26
27 28 29 30 31    

27ゼミ生レポート

教育資料