【6月22日ゼミ記録】私の研究(小川陽平)

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私は「真の学習意欲を作り出す授業づくりのあり方」をテーマに研究に取り組んでいます。

今回は真の学習意欲とは何であるかに迫りました。私は真の学習意欲とは内発的動機づけから学習することだと考え、動機づけの分類について発表しました。(発表レポートはこちら

ゼミのみんなからは以下のような質問をいただきました。

・外発的動機づけの中に内発的動機づけに近いものがあるが、その差は何ですか。
→かなり内的に近いですが、やはりまだ外的な位置にあるものなので内発的ものだとは言えません。

・シール学習のような外発的動機づけのようなものは一切使わないのですか。
→真の学習意欲ではあると言えないですが時には効果的に働くこともあるので、外発的動機づけから内発的動機づけへともっていく方法についても研究していきたいと考えています。

・真の学習というとひとつのことを決めなければならないイメージなのですが、もう少ししっかりと定義していく必要があるのではないでしょうか。
→「真の」と付けないで別の言葉に置き換えるか、最終的には授業のあり方について研究していくのである程度明確にしたいと考えています。

・内発的動機づけをかきたてる方法はどのように調べていくのですか。私も調べる方法について悪戦苦闘しています。
→私は自分の経験や本であった方法を内発的動機づけに絡めて考えていくことで見つけていくことができるのではないかと考えています。お互いがんばりましょう。

玉置先生からはどうやって調べたのかもあえて残していくことで、悪戦苦闘している軌跡が研究の厚みになり、様々なアプローチで調べたことが今後のためにもなっていくのだとアドバイスをいただきました。(小川)

空白禁止

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7月に第3回目の教師力アップセミナー(7月4日)に参加させていただくのですが、セミナーでお世話になっている先生から参考にと、福山先生のことが紹介されている野中先生の文章を教えていただきました。

その中で印象に残ったことは、授業中の空白禁止です。空白禁止とは、常に全員が活動していることです。

算数の授業では、早くできる子と遅い子の差が表れがちですが、福山先生は、早くできた子どもにはイラストやポイントを書くように指示を出しています。簡単なことのように感じますが、これは1人1人を把握してないと指示が出せないし、またどんな指示を出すかも重要となります。

私は、ゼミの研究テーマで、基本的な活動に注目した学級経営について研究しています。先日は、係活動に重点を置いて、野中先生の、全員が何か仕事を持つ一人一役の法則についてふれさせていただきました。一人一役の法則は、全員が何かに取り組むということで、福山先生の空白禁止と共通する点が感じられます。

次回のセミナーでは、多くのことを吸収し、自分の研究につなげていきたいと思います。(牧野)

【6月22日ゼミ記録】指導教官とのつきあい方

先日のゼミで玉置先生から「指導教官とのつきあい方」について紹介された。

1.最低3ヶ月間は集中して先行研究をみてほしい
→最低3ヶ月間、できれば半年間、毎日、3時間以上、自分自身の研究の先行研究・関連研究を読むといい。そうすればテーマのツボが分かり、指導教官と狭い範囲ではあるが、議論ができる。

2.こまめに相談・報告をする
→自身の研究テーマがものになるのか、ならないのかは私たちゼミ生では分からない。そのため、こまめに相談・報告することが大切である。研究内容を文章化することで自分自身の考えの曖昧なところが分かり、その曖昧な点を相談するとよい。

3.報告・相談の最初に前回の話の内容を説明する
→前回にどんな話をしたのか、そしてどんな指導を受けたのかを簡単に説明してから報告・相談をすることで、スムーズに入っていくとこができる。

4.指導教官と雑談しよう
→インフォーマルな雑談の中で新たなアイディアがでることがある。暇な時は研究室に訪れて、指導教官やゼミ生と雑談するとよい。

5.「はやくしろ!」には理由がある
→卒論研究論文は書くだけで最低1ヶ月かかる。4年生になってから、研究に費やせる時間は3ヶ月(4.9.10月)ほどしかない。そのため3年生のうちから研究内容の基礎的データを収集しておくと、余裕がもてる。

6.夢に賭けよう!
→研究は「絶対に出せる結果」と「出るか出ないか分からないが、出たら画期的な結果」がある。後者は、やってみたが駄目だったということがよくあるが、「できたらすごい!」という夢に賭けてほしい。

7.指導教官を説得する
→研究とはある人が感じて(信じて)いるものを、他の人に感じて(信じて)もらうことである。指導教官を説得できないものは、他の人も説得できない。

以上のことを受けて、2.5は現在やっていることだと思った。レポート発表では自身の研究で分かったことのみを私は発表していたが、曖昧な点や分からない点を質問してもよいのだと分かった。今後実践してみたいと思う。

私たちの指導教官の玉置先生は、親身になって私たちの声に耳を傾けてくださる。また、アドバイスをしてくださったり、参考にしたらよい本を紹介してくださったり、教育現場で役立つことをたくさん教えてくださったりしていただける。私はよい先生のゼミに入ることができて、幸せに感じている。これからも先生とよい関係を保ち、研究を続けていきたい。(末松)

※ 「指導教官とのつきあい方」は、下の書籍「実証的教育研究の技法」(西川純著、大学教育出版)に書かれたあった文章を参考にして提示しました。(玉置)

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「人を育てる」

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「人を育てる」 これは有田和正先生の追悼文集だ。

題からも先生が何をされたかったのかよくわかる。

教育を通して、「人を育てる」ことをしなくてはいけないんだ。

自分は本が嫌いなのに、先生の本はすぐに読めてしまう。最後の最後で涙してしまった。

自分も有田和正先生のような授業を作りたいのでR。(中田昂)

※ 最後に「R」と表記されているのは、有田先生の本を読むとわかります。(玉置)

「つながろ!」を読んで

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6月13日の教師力アップセミナーでゼミ生に、と頂いた「つながろ!にがてをかえる?まほうのくふう」という本を読みました。

この本に出てくるまいちゃんには苦手なことがあります。
お友だちと先生はちょっと工夫をしてそれらを解決していきます。
まいちゃんの気になる行動や大事なポイントにはクローバーのマークがついていて、最後に解説がされているため、とても分かりやすいです。

この本の最後に載っている井上先生のメッセージの中にとても印象に残ったことがあります。

それは「誰にでも苦手なことはあるけれど、苦手なことの中には宝物があるかもしれない」、「工夫することで、『苦手』は『がんばれること』に変わる」ということです。

「苦手」はその子が伸びるためのヒントになるということかなと思いました。
「苦手」をマイナスにとらえるのではなく、工夫することによってその子が「がんばれること」に変えられるということを忘れずに、子どもたちと関わっていける先生になりたいと思いました。(渡部)

フレンドシップ

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今回のフレンドシップ活動では導入劇に取り組ませていただきました。

練習の段階での課題は劇をしている人だけで話しているようで、もっと子どもたちを巻き込むように劇をすることでした。私はあがり症で前に立つと見ている人がみんな敵のように見えて、声も動きも縮こまってしまいます。なので劇の通しを普段よりも少し多く行ってもらい何回も確認して本番に臨みました。

迎えた本番で、劇の最初はおちついていて、周りの子どもたちの方を見ていることができました。しかし、しばらく続けているとセリフがとび、そこから周りが見えなくなってしまい、劇が終わっていました。緊張に負けました。

練習から意識していることを本番でも意識しながら行うことはとても難しく、練習の段階で意識していることが無意識にできるまでやるようにしなきゃいけないなと痛感しました。(小川)

【6月22日ゼミ記録】私の研究(松井大樹)

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私は「子どもの自己肯定感を高める授業づくり」をテーマに掲げ、研究に取り組んでいる。今回は日本の子どもが世界の国々に比べてどれくらい自己肯定感が低いのか、そして自己肯定感と似た意味を持つ効力感について学んだことを発表した。(発表レポートはこちら

ゼミ学生からは以下のような質問があった。

・向上心があれば自己肯定感が低くても問題はないのではないか。
→向上心を持つ子どもは現状に満足しないために自己肯定感が低いという考え方もできるが、現状に満足してさらに上を目指す方が楽しく学んだり、活動できると思ったので自己肯定感は高い方が良い。また、自分を肯定的に捉えられる子どもの方がより成長していけると思うので、やはり自己肯定感が高くなるようにしたい。

・教えあいでいつも教えられる側の子どもはどうするのか。
→できるだけ自分の得意分野で先生役ができれば良いが、もしもそれができない場合は全体の場でその子どものつぶやきや考えを取り上げることで子どもを承認する。そうすれば先生役になれなくても子どもら効力感を得ることができる。

・教えあいで間違いを教えていたらどうするのか。
→まずは教員が見てまわることでそれに気づくことが大切だと考える。だが、そこですぐに訂正せずに、全体で意見を交流する際にまわりの発表から子どもたち自身に気づかせたり、「先生はその考え方思いつかなかったな」等の声かけで間違っても考えたということを認め、肯定してあげたりすればそれも効力感につながるはずだ。

 玉置先生からは「仮説実験授業」「学びの共同体」について調べ、ゼミで共有しようという提案をしていただけたので、自分の学びとともにゼミ全体の学びにつながるよう、今後も研究に励みたいと思う。(松井)

【6月22日ゼミ記録】私の研究(杉下絵里華)

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私は今、学校の授業が受験のための授業や先生主体の授業になっていることを問題視しています。そこで、子どもが積極的に学びたくなる、子ども主体の授業をしたいと考え、「面白い授業」をテーマに研究を進めることにしました。(発表レポートはこちら

月曜日の発表で、ゼミ生のみんなから以下のような質問をいただきました。

・今の子どもたちは塾に行っている子が多い。一度習ったことを学校でもう一度勉強するため、新しい発見や感動を得るのは難しいのではないか。
→同じ内容であっても、ネタが良ければ違った視点からものを考えられるので、新しい学びがあるはず。(普通選挙や株主総会をAKB48の総選挙に例えて考えさせる等)

・自信のない子、内容についていけない子もいる中、どうやって全員発表まで持ち込むのか。
→グループ学習の充実化、先生の机間指導(特に分かっていなさそうな子に質問を投げ掛けてみる)

・パフォーマンスとは何か。
→社会であれば実物を見せる、理科であれば校庭でメントスカイザーや静電気などの面白い実験をしたり、仕組みをものを使って説明する等。

・面白い授業は良いが、毎日小ネタを入れたりディベートをしていては教科書の内容が終わらないのではないか。
→有田和正先生の一寸法師の授業のように、「モデルになっているのは誰か」と投げ掛け、色んな人物について調べるようにする等、内容を広げられる発問を考える。
(今の一番の課題であるためこれから研究していきます。)

その他、玉置先生からも数学の直線のネタの例を教えていただいたり、「面白い」の定義について考えてみたらどうかとアドバイスをいただいたりしてとても参考になりました。
今後は授業実践や本からネタを集めたり、自分で編み出したりして、面白い授業についてもっと追究していきたいです。(杉下)

第3回フレンドシップ活動でゼミ生頑張る

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 6月20日(土)は、第3回フレンドシップ活動デーでした。

 このフレンドシップ活動は、子供の実際を知る、子供への指示や関わりの大変さを体感できる、企画力・運営力を身に付けるなど、学校現場ですぐに役立つ力を身に付けることができるものだと思います。

 その様子を多くの写真に収めてきましたが、まずはゼミ生の頑張る姿の速報です。(玉置)

「拝啓、アスペルガー先生」を読んで

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私は、先日の教師力アップセミナーで、ゼミ生にと頂いた、「拝啓、アスペルガー先生」という本を読みました。
この本は、臨床心理士である奥田先生が、障害児を育てる親御さんの悩みを、思いもよらぬ方法で解決していくという、実際にあったお話をマンガで描いたものです。
読んでいて、とても印象に残った奥田先生の言葉がありました。
『親や教師のほとんどが、子どもの状態に合わせる視点を持たず、子どもを学級や教師に合わせようとして、上手くいかないと、結局子どものせいにしてしまう』
私は将来、親や教師の立場になったら、同じような経験をすることがきっとあると思います。そんな時にはこの言葉を思い出し、子どもの状態に合わせることを心がけたいと思いました。(牧野)

生きること

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エミールにあった文を抜き出し。

「人間としての生活をするように自然は命じている。生きること、それがわたしの生徒に教えたいと思っている職業だ。」(上、31項)

今も昔も教育のねらいは変わらないのかなと思った。(中田昂)

菊地省三先生「勝負の教室」

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大学の講義で、菊地省三先生の「勝負の教室」(NHK プロフェッショナル仕事の流儀)を観た。前々回の教師力アップセミナーに参加できなかったので、実際に授業をされる様子を観たのは初めてだった。

その中でやはり印象に残ったのは「ほめ言葉のシャワー」で、徐々に子ども達自身がほめ合う姿から、学級の雰囲気の良さを感じた。

また、さらに心に残ったのが「子どもがいるところに行くのが教師だ」という言葉だ。馴れ合いとは違い、ほめる時はほめる、叱る時は叱るという、常に子どものことを考えて子どもと向き合う。そんな姿勢を自分が教師になった時にも心掛けたい。今日の講義はかなり充実したものになった。(佐藤)

選挙権が18歳以上に

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来年の選挙から18歳以上が投票可能となった。

弟が今高校3年だが、彼にも選挙権が与えられる。
高校生が選挙か。

一票の重みを高校でも、取り上げていくべきだと思う。

日本の政治がより良い方へ向かっていってほしい。(中田昂)

【6月15日ゼミ記録】〇つけ法体験

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6月13日の教師力アップセミナーで、志水先生と大羽先生の講演を聞いたので、それをさらに深めるために、6月15日のゼミでは、志水先生の○つけ法のDVDを視聴した。

以前もゼミの中で紹介されていたが、今回はもっと詳しいものであり、大変勉強になった。

○つけ法で大切なこと
1、スピード
2、正確さ
3、声かけ
4、判断
5、実態把握

スピードは、授業でのテンポを大切にし、学習者がだらけないように。
正確さは、間違いを学習者に教えてはならないので、授業者が的確に丸をつけたり、アドバイスしたりすること。
声かけは、ヒントの声かけであり答えを教えるものではない。また称賛の声かけが望ましい。
判断は、学習者ができているかどうかを瞬時に読み取り、的確なアドバイスを言い、授業のテンポを生み出す。
実態把握は、どの子ができていて、どの子ができていないのかを把握し、一斉授業に戻すかどうかにも大切。

DVDもテンポが良すぎてメモするのが大変であった。しかし、授業では常にテンポやメリハリを大切にし行う必要があると思う。

DVDを見た後に、我々学生もプリントに○つけをしてみた。ここではスピードと声かけなどを意識しながらやってみたが、自分の場合は一つひとつに時間がかかり過ぎてしまい、丸つけが一番遅かった。志水先生の模擬授業では、簡単そうに見えたが、実際やってみるとこんなにも難しいのかと思わされた。特に一人ひとりに対する声かけだ。これは練習あるのみだと思った。実習ではテンポよくやれるようにしたい。(中田昂)

※ 写真は〇つけ法を体験しているところです。(玉置)

【6月15日ゼミ記録】私の発表(中田昂樹)

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今週のゼミで、自分の研究の歩みを発表した。(発表レポートはこちら

今回のテーマは、ゼミが始まってから研究してきた「生きる力」について。

指導要領に書かれていた「生きる力」を抜き出し、それを図式化し説明。もっと視覚的にわかりやすくするために、ペットボトルとノートを使って説明した。

自分は、生きる力の本質が見えていないのではないかと話した。豊かな人間性や確かな学力は、あくまで「生きる力」の一部分であって、それ自体が「生きる力」の本質ではないと考えたからだ。

説明の中では「生きる力」が「宇宙」に似ているとも言った。
例:宇宙=生きる力 銀河=確かな学力 地球=自ら学ぶ
だから、宇宙のことを人類がハッキリと把握し理解できないように、生きる力もそうではないかと話した。

だから必要なことは、自分の言葉で言い表すことだと考えた。

質疑応答
◯ペットボトルの上にノートを乗っけているが、生きる力(ノート)が、何で乗っているのか。
→指導要領に生きる力が、確かな学力と豊かな心、健やかな体によって支えられているから。
自分が今までなかった考えを頂けたが、言葉では言い表しにくいので割愛。

◯今の段階で、自分の言葉で「生きる力」をあらわすなら。
→生きる力を一文字であらわすなら、自分は「夢」だと思う。なぜなら夢や目標が無ければ人間的に活力を生み出すことができなかったり、寝て食べてを繰り返すだけの生活になると考えたからだ。だから「夢」を持つ必要があり、その夢に向かって、自分で考えたり行動していくことが大切だと思う。

終着点が見えないので、まずは終着点が見たい。(中田昂)

【6月15日ゼミ記録】私の発表(末松英恵)

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先日のゼミで研究への歩み 皆さんへのお伝えレポートを発表しました。

私の研究テーマは「導入におけるやる気スイッチ」です。今回は書籍から見つけた7つのスイッチについて紹介しました。(発表レポートはこちら

発表後、ゼミ生から質問をいただきました。

◯ゲームスイッチは習っていないことに対して使いますか?
→辞書や地図帳の早引き競争は習っていない、初めて知ることに対しても使える。しかし、カルタやキーワードビンゴは習っていないことを取り上げても、子どもはできない。使うゲームスイッチによって扱う内容を決めるのが大切。

◯前時までの内容を忘れている子がいた時はどうしますか?
→導入を行う前に1分間だけノートや教科書を見させ、復習する時間をとることによって、子どものスタートを一緒にさせる。

◯「もっとやりたい」と子どもが言ってきた時はどうしますか?
→子どもの学習意欲が湧いているのを教師が止めるのはよくない。しかし、あくまで復習や授業の初めのきっかけであるため、子どもが気に入ったのであれば、毎時間やるようにして、次の授業を楽しみにさせる。

玉置先生からは、自分なりの「やる気スイッチ」の定義を決めていくべきだとアドバイスをもらいました。また、自分の教科である社会の授業の導入を考えて、みんなの前で発表し、意見をもらって研究の素材にしていくとよいという意見をいただきました。今後は、まずは初歩の段階に戻って、「やるきスイッチ」の定義づけからまた始めていきたいと思っています。(末松)

【6月15日ゼミ記録】 私の研究(渡部真智子)

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先日のゼミで研究の歩みについて発表しました。(発表レポートはこちら

私の研究テーマは『教師の「気づく力」とは何か』です。
今回は調べてみて分かった「気づきの曖昧さ」と「自分なりの気づく力」について発表しました。

ゼミ生からも多くの質問をしてもらいました。

○「気づく力」は授業と学級経営どちらでの「気づく力」なのか
→いろいろな考え方があると思うが、私は学級経営の上により良い授業が成り立つと考える。だから、まずは学級経営での「気づく力」を大切にしたい。

○「気づく力」の「みる」はなぜ平仮名なのか
→「みる」という漢字はいくつかの種類があり、それぞれ違った意味を持っている。そのことも踏まえて、いろいろな「みる」を大切にしたいと思ったためあえて平仮名にした。

○「みることの一例」について良さだけでなく、マイナスなことを見つけた時にもメモをするのか
→ある本に「短所を長所ととらえる」と書いてあった。マイナス気づきもプラスの気づきのためのヒントになるかもしれない。
だからマイナスな気づきであってもメモをしておくことが必要だと思う。

玉置先生からは『気づく力の「みる」「気づき」「伝える」は一直線ではなく円になるのではないか』というアドバイスをいただきました。
また、参考になる本も教えていただいたので読んでみたいと思います。

ゼミ生からも多くの質問をしてもらい、今後の研究のヒントになりました。(渡部)

子どもの立場で考える

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6月13日(土)に行なわれた、第2回教師力アップセミナーに参加させていただきました。

講師の先生は、以前紹介させていただいた本「算数授業のユニバーサルデザイン」著者の、大羽沢子先生と志水廣先生です。

本を読んだだけでは授業の様子を自分の経験の中から想像することしかできませんでしたが、模擬授業見せていただいたことで「こんな場面でこういう工夫をするんだ!」と理解することができました。

特に印象に残ったのは、授業の冒頭で騒がしい時、叱らなくても授業がしっかりと成り立っていた様子とその時の先生の工夫です。騒がしいと、「静かにしなさい!」と叱ってしまいがちですが、その喋りたいという気持ちを授業に活かすというのです。つまりは、授業の中で話せる場面を教師がつくっていきます。

いつも「だめだめ」とばかり言っては、子どもは聞かなくなってしまいます。
むやみに叱るのではなく、その話したい、動きたいといったエネルギーを授業の中で活かしていけば、子ども達にとっても満足する学びになっていくのではないでしょうか。

今回も発見が多くあるセミナーでした。ぜひ今後に活かしていきたいです。(浦)

授業のユニバーサルデザイン化

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昨日(6月13日)行われた教師力アップセミナーに、私は初めて参加させていただいた。今後教師を目指す上で、大切にすべきことがいくつかあった。

まず「見える化」という言葉。授業の展開を事前に提示しておいたり、子どもの言葉をそのまま板書するというものだった。ちなみに、後者については以前ゼミでも、子どもに言ってほしい言葉を、先に教師が言ってしまったら、それは授業ではなく講義だという話があった。子どもの言葉を尊重した上で、それを見える化しなければならないと感じた。

次に「そろえる化」という言葉。ノートの書き方であったり、使う分度器の種類であったり、普段あまり気にしないようなことでも、子どもにはストレスになりうるので、意識しなければならないと感じた。

そして「焦点化」という言葉。板書に穴埋め部分を作っておくと、そこに子どもは注目しやすくなる。これは、志水先生の○つけ法にも使われていて、分かりやすいとともに、興味・関心を高めるのに最適な方法の1つだと感じた。

その他にもここで書ききれない程いろんなことを学ぶことができた。今後の研究等に積極的に生かしていきたいと思った。(佐藤)

「わかる・できる」「できた感」

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6月13日(土)第2回教師力アップセミナーに参加させていただきました。講師の先生は大羽沢子先生と志水廣先生。

算数授業のユニバーサルデザインについてのお話を聞かせていただきました。授業のユニバーサルデザイン化とは「全員の子どもが楽しく『わかる・できる』ように工夫、配慮された授業」ということを学びました。「わかる・できる」という気持ちの大切さは算数が苦手だった私にとってとても共感できるものでした。

志水先生が模擬授業の中でわざととぼけたことを言って子どもたちに思わず「先生、違うよ〜」と言いたくなるようにさせるという場面が何度かありました。子どもたちが思わず「先生、こうだよ!」と言いたくなるのもそれまでの「わかる・できる」があってこそだと思いました。

そして、志水先生は「できた感が弱い」ということもおっしゃっていました。このことは私も経験があります。何となく分かったけれど、練習問題の中でちょっとでもひねられた問題を見ると「分からない…。嫌だな」と。「できた感」を子どもたちにしっかりと感じさせてから練習問題に入ることで子どもたちも前向きに取り組むことができるのだろうと思います。

子どもたちの「わかる・できる」が積み重なって「できた感」になるのかなと思いました。(渡部)


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