「それもまたよし」

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中学校実習を前に、ゼミでの研究の参考になると思い買った本を読んでみました。

その中で印象的だった言葉があります。それは

「鳴かぬなら それもまたよし ホトトギス」

これはパナソニックを一代で築き上げた松下幸之助さんの言葉です。
子どもの良さを見つけようとしたり、子どもの成長を見つけようとしても一目でわかるものばかりではなく、逆に否定的な面が目に入ってしまうこともある。そんな時「それもまたよし」と思うことが大切だということが書かれていました。

例えば、授業中に発表をしない子どもがいると「何で挙手しないのか」ということに目が向いてしまいがちですが、「それもまたよし」と思うことで、挙手をしていなくても頷いたり、首をかしげたりしている様子が目にとまるようになるというエピソードも書かれていました。

中学校実習を前に不安な気持ちも大きいですが、「それもまたよし」という気持ちで肯定的に子どもたちをとらえられるように頑張りたいと思います。(渡部)

※ 実習前に届いた原稿でした。(玉置)

地域とのつながり

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先日、インターンシップとして、実習先だった小学校の学校行事へお手伝いに行ってきました。私は来校者の方の受付を担当しました。私がお世話になった実習校はコミュニティ・スクールということもあり、保護者の方だけでなく学校関係者の方も多く来校されていました。

その仕事が終わった後、私も公開授業を見せていただきました。どのクラスにもゲストティーチャーとして地域の方が参加されていて、普段とは違う学び方に児童たちが生き生きとしていると感じました。その後は児童、中学生、保護者、地域の方がグループになって校区を回るウォールラリーがありました。全校児童数が約350人に対し、運営スタッフを含むその他の方々の参加者数は約700人というサポート体制に、改めて地域とのつながりの重要性を実感しました。「学校と地域が子どもを育てる」というのは、まさにこのことでした。毎年続くこの学校行事に、参加させていただいた経験はとても貴重なものとなりました。本当に感謝の思いでいっぱいです。これから教師になった時に大切にしなければならないと思いました。

そして、お世話になった先生方や児童との久々の再会も嬉しかったです。中学校実習に向けてエールをいただいたので、そのエールに恥じない中学校実習にしたいです。(佐藤)

※ 実習前に届いた原稿でした。(玉置)

出合い

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小学校教育実習を終えて、わたしは、野口芳宏先生の著書である「国語教師・新名人への道」を読みました。この本には、野口先生の若い頃の経験談や授業をするにあたっての心構えなどが書かれています。

野口先生はわたしに多くの言葉や考えに出合わせてくれました。刺激をうけた言葉はたくさんありますが、そのなかでも印象に残っている言葉があります。それは、「出合いは偶然だが、その出合いからとる行動は必然である。」ということです。出合いは奇跡です。生まれてから今まで出合った人や事柄は数知れません。しかし、その出合いに感化され、学ぼうとしたり行動にうつしたりするのは意識的なものです。出合いを意味のあるものにするのも、無意味なものにするのも、自分次第。わたしはこの考えに激しく共感しました。

わたしは玉置先生のゼミにはいって、ありがたいことに、たくさんの人や文献に出合わせていただいています。その1つ1つの出合いに感謝して、その出合いからたくさんのことを吸収できるようにしていきたいと思います。(大澤)

本を読んで

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今回は、「学習のしつけ・生活のしつけ」という本を読みました。その中に、私の研究テーマに関係することが、少し書かれてあったので紹介します。

それは掃除活動についてです。

今まで出会ってきた例と違う点は、「縦割り清掃」であるということです。一つのグループを7〜8人とし、メンバー構成は、小1〜小6まで全学年を含みます。メンバーは変わりませんが、掃除場所は交代します。全校で協力して、学校全体を掃除します。

この活動の良い点は、学年を超えた繋がりができること、高学年のリーダー性が高まることだと考えます。逆に悪い点は、メンバー構成や掃除場所を決めるのが難しい、掃除の方法を細かく定める必要がある、などが挙げられます。

良い点、悪い点は考えられますが、この活動例に出会い、私の研究に「縦割り」という新しい観点が加わりました。やはり文献をあたることは大切だと実感しています。(牧野)

勉強することほど楽しいことはない(野口芳宏先生)

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10月12日(月)、「第5回教師力アップセミナー」に参加させていただいた。講師である野口芳宏先生の著書「授業で鍛える」を読んでセミナーに参加したが、本の文章と同じように野口先生の力強さが伝わってくるセミナーであった。

第1部「やまなし」の授業づくりについてのお話では、教材研究の前に1人の大人として文章を読む「素材研究」があるということを知り、そのあとに初めて教員としての教材研究、授業者として指導法研究を行うということを学んだ。また、子どもの読みには「不備・不足・不十分」の「三不」があり、間違った読みを大切にするのではなく、正しい正しくないをはっきりとさせることの大切さも学ぶことができた。

第3部の「道徳の方向性」では、評価のあり方や基礎をどう身につけさせるのかなど、野口先生の考えをたくさん知ることができた。これからの道徳については自分自身でよく考える必要があると感じたので、まずは中学校実習で今自分にできる道徳の授業を目一杯して、経験を積んでいきたいと思う。

私たちゼミ生は懇親会にも参加させていただき、セミナーでは聞けない大変貴重なお話を聞くことができた。中でも印象に残っているのが、野口先生と玉置先生の会話の中で、「勉強することほど楽しいことはない」と野口先生が仰った場面である。長年の経験をもとに話される野口先生の言葉はとても私の中に響いた。勉強することの楽しさをもっと感じながらこれから精進していこうと決意した瞬間だった。

また、懇親会の終わりにはすばらしいお言葉をいただいた。これから野口先生にお会いしたときに「先生」と呼んでいただけるよう努力あるのみだ。(松井)
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中学校実習に向けて

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10月14日、「中学校実習実習特講」が2時間分ありました。

1時間目は玉置先生による講義。実習に向かう心構えと、自分がしたい理想の授業について考えました。実習校からは様々な評価をしていただいていることが分かりましたが、生徒と積極的に接することは常に心掛けたいです。また、理想の授業については、生徒自らが数学的活動を行うことで、実感を伴った理解ができるようにしたいと考えています。問題解決の能力を身に付けさせ、「自分にはこんなことができる」という喜びを味わってもらえるような授業ができるようになりたいです。

2時間目は学外講師による講義。岐阜市立東長良中学校の植田一弥先生のお話を聞きました。数学はよく「こんなことが何の役に立つの?」と言われがちです。しかし、筋道を立てて論理的に考えることで、解けた時の達成感は大きいものです。教科書「を」教えるのではなく、教科書「で」教えるようにしたいと思いました。そんな心に響くような実感をさせるためには、やはり正しさを追究していくことが大切だと改めて感じました。数学に惜しいはありません。間違っていることは間違っていると言える雰囲気づくりも欠かせないことが分かりました。

小学校実習よりも専門性が問われる中学校実習。今日の講義を受けて少し不安にもなりましたが、失敗を恐れずに挑戦しようと思います。最後に、教師に必要なことをブランデー「VSOP」にちなんでまとめて教えていただいたお話を紹介して終わります。(佐藤)

V…Vitality「活力」 S…Speciality「専門性」
O…Originality「独創性」 P…Personality「人間性」

野口芳宏先生に感謝

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10月12日(月・祝)、ついに、本当に楽しみにしていた野口先生のお話を聞くことができました。終始自分にとってためになる話で、もっともっと勉強しなくてはと思わされるセミナーでした。全然お年を感じさせないしゃべり口で、本当に聞いていて飽きませんでした。自分が子どもだったら、いい先生だなと思っていると間違いなく思います。

ゼミの中で、何度か野口先生の話を聞いていたので、実際にお会いすることができて本当によかったです。野口先生の○×法も、玉置先生から聞いていましたが、やはり本物を見ると、これがあの○×法かと感心しました。一見簡単そうで、自分でもできそうだと思いました。

しかし、○か×か聞くことは簡単ですが、それを聞くときの発問をつくり、その後にどうやって深めていくかが、とてつもなく難しく、発問一つで全く違う流れになってしまうなと思いました。ぜひ中学校の実習でも使っていきたいですが、使用した後のことも先に考えて使っていけたらいいなと思います。

宮沢賢治の『やまなし』を読み解いていきましたが、最初はさっぱりわかりませんでした。何を言いたいのか、何を言っているのかさっぱりダメでした。しかし、野口先生の一つ一つの丁寧な解説で、今までなかったイメージが溢れてきて、どんな世界観なのかを把握することができました。川の深さやカニの兄弟の大きさなど、今まで考えたこともありませんでした。そういうことがわかるだけで、一気におもしろい話になっていきました。丁寧に読み解いていくことがどれだけ大切かわかりました。

自分が小学生だった頃、夏休みにプールへ行き、プールの底から泡をぶくぶくと吐き出して、頭の中でクラムボンは笑ったよと言いながら、やまなしの話を想像していたのをふと思い出しました。これだけやってもわからなかった話があっという間に読み解かれていきました。文の中から考えられることは、間違いないことでした。国語が嫌いで、筆者の言いたいことなんて、読み取る側によって変わるだろうとずっと考えてきました。でもそんなことないです。文章の中に筆者が言いたいことは書かれています。算数と同じで国語も答えは必ず一つになる。今ではよくわかります。

そんな国語の教育をしていきたいです。

本に野口先生のサインをいただけて本当にうれしかったです。自分の宝物になりました。(中田昂)
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第5回教師力アップセミナーに参加して

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三連休の最終日(10月12日)に、教師力アップセミナーに参加して、野口先生のお話を聞いてきました。

御年80にもなる野口先生、しかしそんなことを全く感じさせないパワフルさに圧倒させられました。

今回は3部構成で、その1部として『やまなし』について授業してくださいました。中でも印象に残ったのは素材研究のお話です。

野口先生は、文章に書かれている表現一つ一つにどんな意味があるのか、とてもよく考えてみえます。また、情景一つとっても、今は昼なのか夜なのか、川の深さはどのくらいなのか、かにの大きさは…等々、私なら目にも止めないようなところに目をつけて分析していらっしゃって驚きでした。あんなに楽しく、また、一生懸命考えたやまなしの授業は初めてです。自分も教材研究の前に、素材研究がきちんとできる教師になりたいです。

講演後は野口先生との懇親会に参加させていただきました。お隣の席で緊張しっぱなしでしたが、こんなに素晴らしい先生とお食事できるなんて、本当に幸せでした。貴重な機会を与えてくださった先生方に感謝です。(杉下)

玉置ゼミ特設【神戸先生の模擬授業】

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「第1回授業深掘りセミナー」のあとに神戸先生に特別授業をしていただいた。

授業に入る前に、まず落語の「時そば」の映像を見た。二八そばの値段や時間の表し方には様々な算数・数学が発見していることを教えてくださり、数学を専門としているのに知らないことばかりだった私はもっと勉強してみようという気持ちになった。

授業の内容は魔方陣。魔方陣のしくみや奇数×奇数マスの魔方陣の作り方は知っていたので、私は魔方陣をすぐに作ることができた。しかし、神戸先生の授業の醍醐味はここからであった。分からない人にどこが分からないか聞き、それを分かった人に聞いてみるという流れで授業が進む。魔方陣ができた私はみんなに説明をするのだが、分からない人に分かりやすく説明するのは自分の考えを噛み砕いて説明しなければならず、とても難しい。それを聞いて次第に分かった人がまた自分の言葉で説明する。すると、周りから「なるほど!」「そういうことか!」という声が聞こえてくるのである。神戸先生はほとんど話されず、1人1人に「どう?」と聞いて考えを話させることに徹していた。私の小学校実習では2倍以上は私が話していたように思う。

分からない子が抱く「どうして?」を大切にし、それを子どもの発言で解決していく。いきなり神戸先生のように授業はできないが、中学校実習で授業をする際の1つの目標ができた。子どもの発言をつないでいく授業のコーディネーターになれるようにしていきたい。(松井)

※ 写真には神戸先生の授業中のゼミ生です。なお松井君は写っていません。(玉置)

小西所長さんのお話を聞いて(10月10日ゼミ)


「第1回授業深掘りセミナー」の後、授業と学び研究所所長の小西さんに貴重なお話をしていただきました。

「就職活動は大変だ」「今どきの大学生」という二つのお話です。

私は就職活動というものについて考えたことがありませんでした。
これまでは、友達の話を聞いて「大変なんだな。」と他人事のように感じていました。

しかし世の中のほとんどの人は就職活動をして社会に出ていきます。
将来、教師になった時に就職活動について何も知らないではいけないなと感じました。

「就職活動とは企業探しではなく、自己実現の道探しである。」
小西さんはこうおっしゃられていました。
就職はまだまだスタートラインなのだと。
そこから未来の自分にどのように向かっていくのかが大切なのだと。

また、小西さんは今どきの大学生についての話もしてくださいました。
今は楽力格差社会であり、この楽力の低い学生が多い。
学ぶ楽しさ・仕事の楽しさ・知識獲得、探求の楽しさ・チャレンジの楽しさを知っているか、知らないかが大きいのだと。
これらが意欲などへとつながっていく。

失敗を恐れるあまり何にも挑戦できないというのは楽しくありません。
チャレンジする気持ちを大切に、子どもたちにもチャレンジしていくことの大切さを教えていきたいです。
そして、それが意欲を引き出すことにつながると思います。

教育実習は教師になるうえで、まだまだスタート前の段階です。
失敗を恐れない、挑戦をしていく、そして何よりも楽しくやりぬく。
このことを忘れないよう過ごしていきたいです。(中田啓)
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小西所長さんのお話を聞いて(10月10日ゼミ)

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 10月10日の土曜日に「第1回授業深掘りセミナー」に参加させていただきました。

 セミナーの後には、授業と学び研究所所長の小西克哉さんから就職活動と今どきの大学生についてのお話をしていただきました。

 その中でも私が一番心に残っていることは、「がくりょくかくさ=楽力格差」であるというお話です。

 様々なことに対する楽しさを知っているかどうかという格差のことだそうです。小西さんがお話しされた楽しさの中に「学び」と「挑戦」がありました。今の自分に当てはめて考えてみると、幸せなことに毎日の生活の中で「学び」や「挑戦」の楽しさを感じることができていると思います。

 しかし、それは自分一人でできることではなく、周りにいる仲間のおかげだと思います。ゼミの仲間はもちろん、サークルや、毎日一緒にいる友だち、私は同じ目標を持った素敵な仲間がたくさんいます。

 今、こうして自分が目標に向かって学び、挑戦しながら頑張ることができこと、そして、その頑張ることの中に楽しさを感じることができるのも一緒に頑張る仲間がいるからだと改めて思いました。これからもこの仲間を大切にして、「楽力」を身につけていけるように頑張りたいです!(渡部)

小西所長さんのお話を聞いて(10月10日ゼミ)

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 「第1回授業深堀りセミナー」終了後、授業と学び研究所所長の小西克哉さんが、私たち学生のためにお話をしてくださいました。

 教員採用試験に向かう私たちには、就活に関するお話を聞ける機会などめったにないので、とても貴重な経験でした。

 今回お話を聞いて、今時の大学生の問題点を知ることができました。チャレンジ意識が低いこと、学ぶ楽しさを知らないこと、情報は簡単に得られるものと思い込んでいること等々…。

 聞いていてはっとさせられるものもありました。確かに、色んな意味で便利になった世の中で初めから生活している私たちは、それらに頼りすぎたり、自分で何とかしなければ、自分でやってみようという意識が低かったり、年配の方と比べて劣っている面も多いです。

 それに気付くことができたからこそ、学ぶことや挑戦することに楽しさを見出だし、積極的に追究していけるようにしなければと思いました。(杉下)

玉置ゼミ特設【神戸先生の模擬授業】

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先日、「第1回授業深掘りセミナー」に参加させていただきました。そのセミナーの後に、神戸先生がゼミ生に対して特別授業をしてくださいました。

授業の前に落語を鑑賞しました。落語の題名は、"時そば"。初めて落語を聞いたので、スピードと勢いについていくのに精一杯で、よく理解はできませんでした(笑)

神戸先生はこの落語で数字に注目してほしいとおっしゃりました。「二八そばは十六文なのはなぜか」、それは2×8=16だからだそうです。また、奇数は縁起が良く、そのなかでも一番大きな数は9ということで、9の倍数(九九)で刻を表したそうです。この刻によって、ある人は損をし、ある人は得をしたということを理解しました。
何気なく聞き流していた数字にも意味があり、その数字について知ることはとても面白いと思いました。

授業では、"魔方陣"について授業をしていただけました。9つのマス目(3×3)に条件が成り立つように数字を当てはめて完成!普通はここで終わります。しかし、どこから数字を入れるとやりやすいのか、その数字はなぜその場所に入るのか、といった追求が必要だと分かりました。

落語も授業も何も気にしなければ、そのまま終わってしまうことでも、?をもって見ていくことで見方が変わり、深い学びになっていくことが分かりました。これから何か見たり、学んだりするときには、?をもっていきたいと思います。(末松)

玉置ゼミ特設【神戸先生の模擬授業】

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「第1回授業深掘りセミナー」後に、神戸先生の模擬授業を受けさせていただきました。内容は魔方陣についてです。

神戸先生は、最後に「授業は子どもが、なんでだろう、どうして?と思えるようにしないといけない」とおっしゃっていました。

確かに、模擬授業中を思い出してみると、私はずっとなんで?と思っていたように思います。上手く言えないのですが、脳がずっと休まっていない感じです。(笑)

また神戸先生は、分かっていないような人を見つけては「何が分からない?」と聞き、すでに分かっている人には「どうしてそう思ったの?」と聞いていました。そう聞かれると、私たちはそれを言葉に出して言うことになります。今思うと、なんだかたくさん話す授業だったなあと思います。

普通なら、〜なのはどうして?、どうやって〜したの?と聞いてしまうと思うのですが、神戸先生は〜を言わないのです。ここがポイントかなと思います。先生が展開していくのではなく、授業を受けている側の?を解決していく形で展開していきました。

このように、記事にしていくと上手く説明できず、また注意されそうですが(笑)、学んだことは確かにあります。中学校実習で意識すべきことの一つだと思っています。(牧野)

写真は魔法陣です。漢字の違いで全く別のものですね。

ロジェ・ルメール

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「学ぶことをやめたら、教えることをやめなければならない。」
小学校実習特講という講義の中でこんな言葉を知った。

これはロジェ・ルメールという元サッカーフランス代表監督の言葉である。
講義の最後に先生が紹介してくださった。

この言葉を見て常に学ぶことがどれほど大切なのか、考えさせられた。
教師力アップセミナーや授業深掘りセミナーなどに行かせていただいた時も、たくさんの現役の先生方がみえ、常に学ぶことが本当に大切なのだと感じる。

まだまだ私には学ぶべきことがたくさんある。
学ぶ意欲を大切に、些細なことにも気づき、常に学ぶ姿勢を忘れずにいたい。

この講義の中で交流して知ったことも自分の中に吸収して、中学校実習で生かせるようにしたい。(中田啓)

授業深掘りセミナー【玉置先生の模擬授業】

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10月10日(土) 授業深堀セミナーに参加させていただきました。体感的にあっという間のセミナーで、実際にプロの先生方が授業をなさるので、とても勉強になりました。

玉置先生がやられたのは、道徳の授業でした。以前も「命の授業」という形で、ゼミの中で道徳の授業を受けましたが、今回の道徳の授業は一味違いました。資料は『手品師』というものでした。貧しい手品師がどういう気持ちなのかを授業で深めていけば、普段学校で受けるような授業なのですが、今回は手品師がほかに取り得る行動をみんなで考えて、議論しあうものでした。

当初は、道徳なんだからもっと主人公の気持ちに寄り添うべきではないかと思っていました。しかし、先生の指導案のねらいには「道徳的価値観によって話し合うことを通して、一人ひとりの道徳的判断力を高める」と書かれていました。道徳科解説書でも、「考え、議論する」道徳科への転換と書かれており、玉置先生の授業はまさにそれでした。様々な人たちがいて、その人たちも様々ことを考えているということを確かに触れることができていました。最終的には、みんなが考えている行動にも共通することがあり、根本にある考え方は同じという考えにたどり着きました。

道徳的には、広いことを教えすぎているのではないかと思っていましたが、最終的には考えを一つにまとめていけば同じだということなので、道徳教育としては確かにいい授業だなと思いました。

こういう授業を中学校の実習でもできたらいいなと思います。(中田昂)

授業深堀りセミナー【和田先生の模擬授業】

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先日、後期のゼミ第1回目として「授業深堀りセミナー」に参加しました。私は和田先生の模擬授業に生徒役として参加させていただきました。そこでの時間は、本当に充実したものとなりました。

1回の授業の中で生徒全員に発言させ、その言葉を板書に生かす…。生徒主体で授業が進行していく良い雰囲気を感じました。そして、実はその裏側に和田先生の素晴らしい働きかけがあったことを、授業の深堀りで知ってとても驚かされました。子どもの言葉を拾って「何が?」「どうして?」と発問することで、子どもにより多く話してもらったり、最初だけでなく2回目以降もしっかり褒めて価値付けすることで、自信を持って子どもが発言できるようになったり、教師が意図的に子どもの良さを引き出していたのです。

また、教材研究についても気付かされたことがあります。今回の教材となった「積の大きさ」。教科書通りなら答えを求めるだけで終わってしまいがちですが、模擬授業では除数と商の関係にも注目されていました。子どもに身に付けさせることの幅が広がるので、教材研究が重要だと改めて思いました。

ここで学んだことを、あと2週間に迫った中学校実習に生かしていきたいです。(佐藤)

授業深掘りセミナー【和田先生の模擬授業】

私は先日、「第1回授業深掘りセミナー」に参加させていただきました。その際に、私は和田先生の算数の授業に児童役として参加させていただいたので、そのことについて書きたいと思います。

和田先生の授業は、とても魅力的な授業でした。まず、和田先生は授業をするなかで、子どもに対し、あらゆることを褒めます。「自信をもって手をあげれているね。」と言って指名したり、「手をつけて説明できているね。」と言って周りの子に注目させたり、子どもをとにかく抜かりなく褒めるのです。褒められると、子どもは自信をもつことができますし、積極的になることができます。和田先生の授業を通して、褒めることの素晴らしさと効果を改めて感じることができました。

次に、和田先生の授業は、否定をしません。子どもが問題を間違えてしまったときに、教師がその間違いを正すのではなく、子どもたちの意見交流から正しい方へ導きます。教師の出番を最小限にとどめた、まさに子ども主体で行われている授業でした。

さらに、和田先生の授業は、同じ意見であったとしても、言葉でしっかりと説明させます。そして、子どもが発言した言葉のなかから、キーワードとなる言葉をひろって、黒板に書くのです。黒板に自分の言葉が書かれることは嬉しいですし、大事なことが黒板をみると一目でわかるので、とても素敵だと思いました。

今回、和田先生の授業を児童役として参加し、みることができ、とても貴重且つ幸せな時間を過ごすことができました。ここで得た学びを糧に、中学校実習もがんばりたいです。和田先生、本当にありがとうございました。(大澤)
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授業深掘りセミナー【和田先生の模擬授業】

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先日、「第1回授業深掘りセミナー」に参加させていただき、和田先生の算数の模擬授業を見させていただきました。

先生の授業は見ている方もわくわくする授業でした。というのも、テンポがよくスムーズで、子どもとつくる授業だったからだと思います。

私は和田先生の授業のまとめ方がとても印象に残っています。まとめに必要なキーワードを子どもから出た言葉で、しかも何通りもの表し方をしていました。さらに、一通り出たところで、「今みんなが言ったことは教科書に載っているよ。」と声かけをしたのです。このような教科書の使い方を初めて見た私は驚いたのと同時にいいなと思いました。授業の中で考え、たどり着いた答えが、子どもにとって身近な物である教科書に載っていると知ると、子ども達は嬉しいだろうし自信に繋がるのではないかと思います。教科書の使い方についても学ぶことができました。

今回のセミナーも、本当に多くの学びと発見があり、中学校実習で活かしたいことも多くありました。このような機会をいただけることに感謝し、無駄にしないように実習や現場に出た時に活かしていきたいです。(浦)

学校HPの違いはなぜ生まれる?

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月曜日の1,2限に履修している教育情報方法論(中等)で実習先の中学校のHPを見て、グループで交流する機会があった。(写真は授業中に紹介された小牧中学校のHPです)

「なぜ、学校ごとにHPに違いがあるのか?」という芳賀先生からの課題を私なりに考えてみた。

学校HPは学外に情報を発信する役割が一番大きい。学校の所在地や学校の方針、校内の様子に行事予定など様々な情報を発信することができる。

違いが生まれる理由の一つはどんな情報を発信したいかが、学校ごとによって違うからではないだろうか。実習先の学校や母校、地元の学校など様々なHPを見てみると、子どものがんばる姿が写真で多く掲載されている学校や、学校だよりなどの文書が細かく掲載されている学校などの違いがある。これは校長先生やHPを作る先生方の思いの現れだと考えた。「子どもの様子をみてほしい」「学校の取り組みについて知ってほしい」など、学校によって発信したい情報が違うためHPにも違いが生まれるのだろう。

また、HPに携わる人数によって違いも生まれるのではないだろうか。実習に行って改めて実感したが、教員は本当に多忙な仕事である。時間の合間を縫ってHPを更新されている姿を実習中に見ることがあったので、何人かで作っている方が更新もしやすいのではないだろうか。(もちろん、1人でもすばらしいHPを作られている学校がたくさんあると思う)
また実習先の校長先生はHPに掲載する写真や文章に細心の注意を払っていると仰っていたので、作成には時間もかかると思う。いろいろな人の目に触れるため、HPの更新は大変な仕事だと感じた。

以上が私が考えた、学校ごとにHPに違いがある理由である。また、この課題を考えている途中に気づいたこともあった。私の地元の江南市の小中学校はデザインに多少違いはあるが、HPの形式が統一されていたのだ。これは市の方針なのだろうか、気になるところである。(松井)


芳賀先生には授業日のセミナー参加を許していただき、課題をHPの記事で更新するよう助言までしていただいた。ありがとうございました。
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