古今亭今輔「褒めてくれる人は敵と思え」(玉置)

 褒めてくれる人は敵と思え。
 教えてくれる人、注意してくれる人を味方と思え。
 褒める人というのは、芽が出てきた時に、プツンと摘むのと同じ。
 褒められると、自分はそれでいいと思っちゃう。
 教えてくれる人、注意してくれる人、こういう人が足下に一生懸命肥料を与え、若木を大木に育て、花を咲かせ、実らせようとしてくれている。
 
 古今亭今輔が桂歌丸に言った言葉(致知2017年2月号p16) 

宇佐美寛「道徳定義」(玉置)

「実際の経験の世界で個人がどう行動するかの意思決定をするのが道徳である。」

「社会的(人間との関係における)状況での言動のための意思決定が道徳である。」

 <(新訂版)「大学の授業」東信堂 (p100)>

子どもの気持ちを必死で考える(玉置)

 子どもの気持ちを必死で考えながら、子どもの言葉を必死で聞きながら、目の前の子どもと必死でかかわっていく。

 授業づくりの秘訣は、子どもとのやりとりの中にこそあるといえるかもしれません。

 この境地を体験した後で再度、教材研究をしっかり行った授業に戻ってくると、一段階磨かれた授業に変わると思うのです。

 (田中博史著「子どもが変わる授業」東洋館出版 p152)

野口芳宏「子どもは授業で鍛える」から(牧野紘)

 書くという行為には、「ぼんやりしている自分の考えをはっきりさせて、言語的に対象化する」という効果がある。

野口芳宏「子どもの話す技術を鍛える」(玉置)

教師ほど理想的なことを子どもに要求し続ける人はいない。
本を読め、努力せよ、怠ける勿れ、正直であれ、誠実たれ、云々。

言わないわけにはいけないことはよくわかる。
しかし、けっして「自分のことを棚に上げて」言ってはならない。
もし、そうなったら嘘つきである。
虚偽の言葉が人の心を打つわけがない。

せめて、子どもに向ける言葉を、自らの耳で聞きつつ語る謙虚さと自戒とを、教師であるなら持つべきだ。

赤坂真二「学級を最高のチームにする極意」から(大澤)

『I(アイ)メッセージ』
「あなた」を主語にしたYOUメッセージとは反対に「私」を主語にした言葉のこと

(例)
〈YOUメッセージ〉
悪口を言うもんじゃありません。
〈Iメッセージ〉
あなたにそんな言葉使ってほしくないな。

佐藤暁「見て分かる困り感に寄り添う支援の実際」(牧野)

佐藤暁先生の「向かう先をもつ」という言葉。

「見通しをもつ」というのが、ものごとの推移を静的に捉える、いわば「認識」作用だとすれば、
「向かう先をもつ」というのは、より動的な、そこに向けて今を生きる「行為(活動)」である。

苫野一徳「相互承認」「相互了解」(玉置)

 苫野一徳さんの「子どもの頃から哲学者」から。

 自分の価値を主張し、しかもなお、それが相手から承認されて初めてちゃんとした価値と言えるのだと自覚すること。そのような「相互承認」「相互了解」関係を、どうすれば築けるかと考え実践すること。それが大事なことなのだ。

玉置崇「誠意はスピード」(中田昂)

玉置先生が話をされる中でよく出てくる言葉です。

「誠意はスピード」

自分はどうしても後回しにしてしまう悪い癖があります。そんな時後押しくれる言葉がこの言葉です。
信頼関係を得るためにも、間違いなく必要なことだと思います。
教師になったら、子供たちや周りの先生方、保護者の方、地域の方など多くの方との信頼関係を築く必要があります。
そんな時、この言葉を常に意識して動けたらいいなと思います。(中田昂)

野口芳宏「までの努力より からの努力」(松井)

野口先生からいただいた言葉がふと頭をよぎりました。

「までの努力より からの努力」

採用試験までの努力、よりも 採用試験が終わってからの努力が大事なんだと感じました。
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