4期生ゼミ第5回(5/18)中澤くんの発表記録(関口)

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 気温の変化にやられ風邪気味の関口です。今回は、中澤くんの発表について書きます。

 1冊目に続き今回も中村健一さんのかかれた本で『策略ブラック授業づくり つまらない普通の授業にはブラックペッパーをかけて』について発表してくれました。

 テーマは叱り方についてです。中澤くんはまず、「安藤さんが不要物を持って来ていたらどう注意するか」という発問を投げかけました。挙手制で発表させようとしたところ全員が手を挙げたため、一人一人聞いていく形をとりました。状況によってやり方を変えれるのがすごいと思います。

 そこで出た意見は、「終わったあと呼び出す」「個別で」「全体で」と三つに分かれました。板書も見やすいように分けて書いてあります。中澤くんはこれらの意見を全て活用して伝えたいことに持って行きました。「終わったあと呼び出されるのって嫌じゃない?先生も時間なくなるし」「個別で話してたら気になるよね」「だから全体でする。叱るのを活動にする。」と。

 ではどうするか、具体的に見本を見してくれました。まず、不要物を取り上げる時は全体に見せるように。そして、終わったら返すね、ということを伝える。最後にみんなの前に立ち、「○○さんは悪くありません。しかし不要物を持ってくるのはダメです。不要物を持ち込んでもバレます。」と呼びかける。これを子どもたちに復唱させることで、活動にする。という発表でした。

 もう一つのテーマは、「授業の最初に空気を支配せよ」でした。 号令を長くし、子どもに多く喋らせることで元気にさせ、声を揃えさせることで集中力を高めるということでした。また、「席に座ってない子がいても号令をさせる。」ということもいいなと思いました。子どもが気づくまで黙って立っている先生もいましたが、時間がもったいないなと思いました。「日直!」と声をかけることで、急ぐ姿の子どもを想像でき、面白かったです。

 子どもを引きつけることができると自慢されたので、私もそうなれるよう中澤くんを観察していきたいです(笑)。(関口)

第5回(5月18日)のゼミ活動の発表を終えて(中澤)

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 みなさんこんにちは、最近玉置先生の研究室の本を読むことと普通の授業の課題に夢中で、教採の勉強が疎かになっている四てトホホと感じている四期生の中澤佑太です。今回は、二回目の発表の振り返りをしていきたいと思います。

 今回の発表では、実は、個人的に心が大きく動くことがありました。私は、発問をして、考える時間を与えて、何人か手が挙がっている状態で数人当てる流れを考えていました。しかし、挙手を促したところ、なんとそこにいた全員が手を挙げました。私はこの瞬間、心に電流が走りました。まるであり得ないことを見たときの、時間が止まったかのように感じました。

 つい私は、全員の声が聞きたくなり、全員当ててしまいました。当然時間内に収まらなくなってしまいました。教師としてあってはならないことをしたと私は考えています。例えば、子どもが当ててほしそうにしていても、場合によっては心を鬼にして当てないようにすることがあります。教師は授業を成功するために、私情を挟んではならないからです。実習の時にこのようなことが起きたとき、今回のことを思い出して、冷静にこなそうと私は強く思いました。

 発表の中で、私の話し方について、引き付けられるという意見をいただいた。このことについて私は、無意識に心掛けていることをお伝えしたいと思います。それは、一方的に説明しないことです。説明するときに、つい説明することだけに夢中になってしまい、聞き手を見てるだけで自分のペースで話してしまうことがあります。私はそうならないように、説明するときに、誰かが頷いている、目を合わせようとしているか等をみて、「了承を得て」話すようにしています。そのため、誰もそのようなことがなかったら、「ついてこれてる?わかるかな?」と聞くこともある。聞き手がいて、話し手が話せていると考えることが大事だと私は考えています。

 今回は、二回目でありながらうまく発表ができなかったと私は考えています。しかし、個人的に心に残った回になりました。私はゼミ活動をしていくなかで明らかに変化しているのを実感しています。時間ができたところでよもや話でゼミ活動を振り返りたいと思っています。ここまでありがとうございました。(中澤)

5月18日第9回3期生ゼミ記録(菱川)

 こんにちは。3期生の菱川です。今回も過去問を解くところから始まりました。今日は記述式が多く、選択肢があったらできていたであろう所がいくつかありました。選択肢だけでなく記述でも答えられるように勉強をより一層頑張りたいと思えました。

 また面接では今日は擬似面接を経験させていただきました。

 一度の面接で質問を6つも答えるのは初めてで不安がありましたが、毎回の面接練習のたびに出る個人ごとの課題をみんな意識することのできた面接であると感じました。
だが僕は質問が進むにつれて『話しすぎてしまい要点がまとまらない』という短所が出てしまいました。まだまだ意識を仕切れてないのだと改めて感じさせられました。

 また全体として話す内容がどんな質問内容でも教育に無理に関連づけている点から玉置先生より『自分のことを素直に話すことも大切』と言われて、確かに面接は僕自身を見てくれる場なのでこれから先の面接練習で意識して行くべきだと感じました。改めて自分の課題点をしっかりと把握して面接本番を迎えたいと強く感じました。

 そして今日は卒業写真を3期生で撮りました。3期生での思い出が増えてなんだか嬉しい菱川です(^-^)あと大学生活も一年しかありません。悔いのないように色々なことを全力で頑張ります!(菱川)
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4期生ゼミ(5月7日)高桑さんの発表記録(山田)

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 こんにちは!4期生の山田志摩です。今回は高桑さんの発表記録を書きたいと思います。

 高桑さんが発表したしてくれた本は、『新卒教師時代を生き抜く学級づくり三原則』(著者:野中信行)です。

【「縦糸・横糸」張りで子どもたちとの関係をつくる】
「学級崩壊とはどんな状態?」
・先生が児童を手に負えない
・休み時間じゃないのに遊ぶ、立ち歩く
・先生がなめられている
・先生の指示が通らない
・先生VS子どものようになっている

などという意見が出ました。想像で話した人も数名いましたが、ほとんどの人が実体験で驚きました。それほど学級崩壊は身近なものなのだなと身がしまる思いでした。

「学級崩壊するかどうかは新学期が始まってどれくらいできまる?」

 答えは1週間です。子どもたちはそんなにも短い間でこの先生はどんな先生なのか、どんな対応をするのか細かく値ぶみをしているのだと言います。

 学級運営をうまく進めていくコツは、おりものに例えられています。まずは縦糸(教師と子どもの上下関係を基としたしつけやルールがある)をしっかりと張り、様々な色の横糸(教師と子どものフラットな心の通じ合い)が織り込まれていくことで信頼が生まれ綺麗な織物ができるのです。

☆9月以降に控えている実習では、実習生は縦糸を意識しつつも積極的に横糸を与える。
→私たちが実習に行く9月以降はもうすでに学級の縦糸は定着している頃なので、積極的に遊んだりコミュニケーションをとったりして横糸を作ると、自分の授業の時に子どもたちが助けてくれる。

【「スピード・リズム・テンポ」を生かした学級づくり】
・現代の子どもは、馴染み深い15秒で進むコマーシャルやゲーム類の影響でスピードやテンポをを無意識に求めている。
・空白の時間を作らずスムーズに
・タイマーで時間管理

 今回のゼミで発表の1周目がおわりました。前期の間にあと1人2回ずつ発表がありますが、マンネリ化してしまわないように、毎回の模擬授業で何か1つ新しい挑戦をしていけたらなと思います。(山田)

5月10日(木)小牧市立味岡小学校の研究会に参加して(嶋藤)

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 こんにちは、三期生の嶋藤です。5月10日(木)学びの共同体として有名な小牧市立味岡小学校の研究会に参加させていただきました。「教えてしまうのではなく、学び合う授業にしたい」と漠然と考えていた私は、どうしたら学び合う授業になるのか具体的なことは何も分かっていませんでした。今回の研究会はそういったことを学ぶにはとてもいい機会だと思い参加させていただきました。その中で学んだことを記事に書いていこうと思います。

 まず、学び合う価値を子どもが知らなかったら、学び合っている意味がないということについてです。味岡小学校では当たり前に、聞く人は発言者の方を向くことができています。話している人の方をぱっと向くことができるのは素晴らしいことで、学び合う中でとても大切なことです。できていることに価値づけをすることで、子どももその価値に気付き、より良い学び合いができます。教師がしっかり価値づけし、教師も子どもも学び合うことへの価値を持つことが大切だと学びました。

 次に、教師は子どものつぶやきや発言を何気なく黒板に残すことが大切だということについてです。子どもがせっかく良いことを言っていても、黒板に残しておかなければ子どもたちの中には残らないし、つながっていきません。残すことで、グループで考えるときに板書の言葉が考えのヒントとなるそうです。教師のちょっとした板書で子どもの学び合うきっかけにすることができるので、何気なく黒板に残すことがとても大切だと学びました。

 最後に学びの共同体の話とは違いますが、玉置先生が話されていた見方・考え方についてどうしてもみなさんにも広めたかったので書きます。授業の中で子どもにどんな見方・考え方をさせたいかと聞かれたときに、みなさんはぱっと答えられますか?私は少し時間が欲しいです。(笑)玉置先生によると、子どもに身に付けさせたい見方・考え方というのは、「授業でやった問題などは忘れてしまっても人生でずっと使えるもの」だそうです。分かりやすい、なるほどなぁと感じました。人生でずっと使えるために一つ一つの授業でどんな見方・考え方をさせたいのか、しっかり教師が考えて授業をしていかなければならないと感じました。

 今回も大学では学べない深い学びをたくさんすることができました。こういった学ぶ機会をこれからも利用して、多くのことを学んでいきたいと思います。玉置先生にはいつもこのような学ぶ機会を与えてくださり、感謝をしています。ありがとうございます。(嶋藤)

第4回(5月7日)のゼミ活動 竹内さんの発表を聞いて(加藤諒)

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 こんにちは!4期生の加藤諒太です。今回は竹内さんのゼミ記録について書きたいと思います。

 本のタイトルは「最高の学級づくり パーフェクトガイド」(著 赤坂真二)です。

 竹内さんはアクティブラーニングについて発表されていました。アクティブラーニングという言葉を知っていても具体的に説明をしろと言われたら曖昧な回答しかできませんでしたが竹内さんの発表を聞いて、どのようなものなのかつかむことができました。

 アクティブラーニングとは「課題発見と解決に向けて主体的・協働的に学ぶ学習」と文部科学大臣は説明しています。そもそもアクティブラーニングとは、元々は高等教育の在り方でありそれが初等教育に降りてきた、という歴史があるそうです。僕はこのことを知らず、驚きました。アメリカから取り入れたものだということは知っていましたが、高等教育のために作られていたとは驚きました。具体的には体験学習やグループワークなど意見発表や他人との関わりの中で学ぶことが挙げられます。

 竹内さんは発表の中で「未来はどのような社会になっているか、またその社会を生き抜くためにはどのような力を育てるべきか」という発問をしました。その発問に対し、「新技術の開発により大きく変動する」、「ICT発達」といった予測不能な社会の変化に対し求められる能力は「対応力」であると言った意見が多く出ました。竹内さんはそれらの意見に対し、確かに必要なのは対応力だが、一人で解決するのではなく、多くの人が協力し合い、問題を解決していくための能力「協働的問題解決力」を育てることが大切であると説明していました。

 これを聞いてなんのためにアクティブラーニングをするかどのような能力を育てるのかということがわかりました。未だかつて日本が経験したことがない社会を生き抜いて行くためにはアクティブラーニングを通して「協働的問題解決能力」を育てることが大切なのだということがわかりました。このような深い内容をまとめられた竹内さんお疲れ様でした!(加藤諒)

第4回(5月7日)のゼミ活動の発表を終えて(竹内)

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 こんにちは。竹内です。今日は5月7日に終えたゼミの発表について書きます。

 僕は大学祭実行委員会に所属しているのですが、集団をまとめる力が学級経営力に似ていると思い、赤坂真ニ先生の「最高の学級づくりパーフェクトガイド」を読ませていただきました。何を発表しようか迷っていた時に教師力アップセミナーでたまたま赤坂先生の講演があり、そこで気になったアクティブラーニングについて発表しました。
 
 実際に発表をしてみると、予定していたよりも、時間がかかってしまったり、何が一番伝えたいかをうまく伝えれなかったり、思ってはいてもみんなの前で話すのは難しいとあらためて思いました。

 玉置先生からはアクティブラーニングに関する知識は中学生の子たちの話のネタになるから教育実習までにもう一回自分の言葉で整理した方がいい。とアドバイスをもらい、理解はしても伝えるのは難しいと思いますが、もう一度まとめなおそうと思いました。

 今回は実際に発表してみて、うまくいかないことばかりでしたが、次の発表で今回の経験を生かして頑張りたいです!(竹内)

5月11日 第8回3期生ゼミ記録(早川)

 こんにちは。3期生の早川です。

 今回のゼミも、問題演習から始まりました。法規名を見ただけで適切なキーワードが出てくるかが、スラスラと問題を解いていくコツだと思います。しかし、この時期になっても安定した正答数にならず焦っています。玉置先生によると、2期生の先輩方は同時期に8割は安定して取れていたとのこと。3期生全体不安でいっぱいです・・・。

 また、後半には場面指導練習を行いました。いかに実際の学校現場を想像して、先生になりきって目の前にあたかも児童が見えているかのように指導することができるかどうかがポイントだと学びました。また、授業中に叱って指導を行う場面では、説教くさく長々と行うのではなく、ピシッと一発で児童の行動を正すことも大事だと教えていただきました。

 最後に玉置先生の話がありました。どんな場面でもあるべき教師の姿、それは「あたたかい教師であれ」ということでした。いつでも子どもたちのことを考えられることに加え、地域の方々にも感謝の気持ちをもって接することのできる人・教師であることが大事であるということでした。


 僕ら3期生はそれぞれの志望県に願書も提出し、いよいよ本物の受験生になりました。自分の将来のためということは置いておいて、玉置先生が僕ら3期生に寄せてくださっている期待や玉置ゼミの名誉のためにも、気を引き締めて残りの約70日を駆け抜けていきたいと思います。(早川)
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5月10日(木)小牧市立味岡小学校研究会に参加して(光川 大飛)

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 こんにちは。今回特別に参加させていただきました、4年生の光川です。今回の授業研究会では学び合いの事に限らず、本当にたくさんのことを学ばせていただきましたがその中で2つピックアップして書かせていただきます。

 一つ目は学び合いにおいて、子ども自身が学び合いをする意味を理解する大切さを学びました。全体会の中で玉置先生が“フリーライダー”(赤坂真二先生のセミナーで学ばれれたとのこと)という言葉、つまり人の意見を聞くだけの子、他の子のノートをみて写している子など、学び合いの中でタダ乗りをしている子についての言及がありました。フリーライダーを減らし、深い学びに向かうためには学び合いによって周りの子にわからないことを自由に聞ける良さ、自分と違った意見の子との交流の中で考えをすり合わせて理解を深められる良さ、みんなで協同してつながりながら学べる良さ、わからない子にわかるように説明する中で深まる理解など、子ども自身が何のために学び合いをするのかを理解し、学び合いをする良さを実感することが大切だと思います。

 フリーライダーの子もそこを理解していれば、自分から繋がり、学び合えるのではないかと思いました。ある日突然学び合いをやめたときに、子ども達から学び合いの授業をしてくれと訴えてくる、それぐらい子ども達が学び合いの価値を認識できるといいなと思いました。そしてそのためには玉置先生もおっしゃっていたよう、学び合いを積極的に価値付けることが大切だと感じました。

 二つ目は教師が学び合う大切さです。今日の分科会で特に感じました。先生方が授業の向上のために意見を出し合い、繋がりあって学んいでる姿を見て、先生も子どもも同じだなと思いました。子どもが学び合うように教師も多様な意見、考えをすり合わせる中で、学び合うことの価値に気づきました。しかし私自身遠慮して、なかなか学び合いに参加できず、フリーライダーになってしまっていたので反省です(笑)

 また、先生たちが高い質で学び合える学校は子ども達も高い質で学び合える学校なのではないかと思いました。今後学び合っていくためにも積極的に授業公開をし合って同僚や先輩、後輩など多くの人と学び合っていこうと思います。

 まだまだ書き足りないですが、長くなってしまいそうなのでここまでにしておきたいと思います。本当に今日の研究会を通して多くのことを学ぶことができました。ありがとうございました。(光川)


第4回(5月7日)4期生ゼミ生関口さんの発表記録(安藤)

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 こんにちは!4期生の安藤優里です。

 ゼミも4回目を迎え、今回でひと通り全員発表を終えました。みんな創意工夫ある発表で、こんな風に私も発表したいなとか、こんな風に発問で広げていけばいいのか!など、発表内容はもちろんですが、発表のやり方でも同期から学ぶことがたくさんあり、毎回勉強になっています。

 私は関口さんの発表記録を書きたいと思います。関口さんは『続 教師の話し方・聴き方」(著者 石井順治)からの発表で、「聴き方」の大切さがテーマでした。

1.よく学び合える学級はよく「聴き合える」学級
 関口さんは導入段階で、「もしあなたが教師なら話し方と聴き方のどちらが大切だと思いますか?」と投げかけ、隣の人と意見交換・全体での意見交流を促しました。以下そこで出た意見です。
◎話し方の方が大切(2人)
...子どもの注意を引きつける話術が必要、教師は聴くより話して伝える機会の方が多いと考えるから
◎聴き方の方が大切(9人)
...教師の仕事は子どもの話を受け止めることだ、教師の聴き方次第で授業の深まり方が変わると考えるから

 そして関口さんはこの本から聴き方の大切さを学んだそうです。というのも、他者の考えを聴くことで生まれる疑問や納得こそ学びだと考えるからです。

2.子どもとの関係に必要なものは受け止めるという行為
 次に「もし自分が教師で児童に泣いていたと理由をたずねたところ、捕まえた生き物に逃げられた、と返ってきたとき、あなたは何と声をかけますか?」という具体的な場面指導で議論しました。

 ゼミ生の意見としては、子どもの悲しみに共感する、寄り添う、といった意見や、生き物の気持ちになって、生き物にも生き物の生活や命があるということを教えたいという意見がでました。

 関口さんは「みんなが命の大切さに繋げたり、受け止めようとしたりする姿勢がすごく素敵だと思いました」とコメントし、「この本では''今度先生と捕まえに行こうね。"というだけで子どもは自分の気持ちを受け止めてもらえたと認識し、泣くのをやめたそうです。」と、子どもの気持ちを受け止める大切さを述べました。


<玉置先生からの授業技術>
◎オープンカンニング(机間指導にて)
...子どもに意見や考えをノートに書かせるときは、キーワードに赤ペンで丸や線を引いて机を回り、その際そのキーワードを読み上げる。そうすることでチェックを入れられた子の自信に繋がるだけでなく、自分の考えをかけなくて困っている子へのヒントにもなる。

<感想>
 つい教師として子どもに色んなことを伝えようとして自分ばかり話してしまったり、話し方に焦点を当てたりしてしまいますが、主役は子どもで、子どもの考えや気持ちを聴く・受け止める姿勢が教師には大切だということがわかりました。私も教育実習の際、そのことを忘れないように子どもに寄り添う指導をしていきたいです。

 また、関口さんの発表は自分の具体的なエピソードを交えながら聴き方の大切さをみんなに伝えようときていて、話に引き込まれました。( )の穴埋めで手を動かすことでキーワードを印象づける工夫や話す速度もゆっくりで目を見て話す姿勢がとても素敵でした。発表お疲れさまでした。(安藤)

第4回(5月7日)のゼミ活動の発表について(関口)

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 5月7日に終えたゼミの発表について書きます。

 私は今回、発問について学びたいということで、石井順治さんの『続 教師の話し方・聴き方』という本を読んで発表しました。読む前は教師の話し方次第、発問次第と考えていましたが、この本では聴くことの大切さに気付かされ自分の姿を見つめ直すことができました。

 発表をするときに意識したことが四点あります。一つ目は発問です。発表の前、野口芳宏さんの『国語授業のつくり方』を読んでいたため、全員参加できる発問をするために、最初に出す発問は二択のものにしました。しかしみんなの意見に偏りが出てしまったのでいい発問ではなかったなと思いました。でも玉置先生に発問良かったと言われたので良かったってことにしておきます!

 二つ目は受け止め方です。余計な発言を挟まないよう口数少なめで受け止めるつもりでいたのですが、一度だけ付け加えてしまいました。意識の足りなさを感じました。

 三つ目は板書です。子どもたちに背を向けてはダメだと言われていたので少なくしようと思ったらむしろ一言しか書けてない状態で終わってしまったので、板書について次は学びたいなと思います。

 四つ目は無駄に動かないことです。私はあまりじっとしていられないタイプですが、玉置先生から大事なところはふらふらしない方がいいときき、その場から動きませんでした。ずっと動かなかったのですが、聴いてる側は動きのなさゆえに飽きてしまったのではないかと後から思いました。

 玉置先生からは、机間指導を行い、赤ペンでキーワードに線を引きながら声に出してそのキーワードを読むといいとアドバイスをいただきました。実践観察で赤ペンでチェックしているのを見て、いいなと思っていたのですが、読むことですぐできない子のヒントになるということは初めて知り、使っていきたいなと思います。

 反省点ばかりですが、自分で考えることも学ぶことも多く楽しかったです。次の発表では改善されるよう以上のことをより意識していきたいです!(関口)

5月10日(木)小牧市立味岡小学校研究会に参加して(松田)

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 こんにちは!今回、特別に参加させていただいた、四年生の松田です。今回の小牧市立味岡小学校の研究会を通して学んだことをこれから述べていきます。

 「百聞は一見に如かず」という言葉があるように、実際に生で見てみないとわからないことが多くありました。今回、参加させていただいた味岡小学校は、「学び合う学び」の学校ということもあり、私は「学び合い」について少しは理解できたと思います。

 「学び合い」で大切なことは、「学び合いの価値を児童に語らせること」だと思いました。児童が学び合いの価値を理解できているかどうかは、授業の様子を見ることで判断できると思います。

 公開授業の他の授業も含めて、見させていただいた授業では、特にグループ学習で児童が前のめりになって食い入るように仲間の説明を聞いていました。この姿は、「学びたい!」「理解したい!」といった児童の気持ちの表れだと思います。また、「えっ!」「あ!そうなんだ!!」といった声が自然と聞こえてくると思います。本日の授業でも、ある児童からそのような声が聞こえてきました。

 学び合いとは、授業内容をあまり理解できていない児童が理解できている児童に聞くことだと、私は思います。同時に、教師や理解できている児童から教えてしまうことは、「教え込み」だと感じました。そのためにも、「わからない」と言える学級づくりが大切なのではないでしょうか。

 そして、児童が学び合いの価値を理解しているからこそ、理解している児童が仲間にアウトプットすることで、習得できているということを確かめることができると思います。
このような児童の様子が見受けられる授業にするために、「学び合い」について今後も学んでいきたいです。

 新学習指導要領の「見方・考え方」についても私はより深い理解をすることができました。これまでは、公開された「見方・考え方」の文言を覚えようとしました。しかし、書かれた意味を理解することができず、自分の中でもやもやしていました。今回の研究会では、「見方・考え方」の話を聞くことができ、文言では理解できなかったことを自分の中にうまく解釈することができました。先ほどの「学び合い」同様、今後もより深い理解をしていく必要があると感じました。

 今回、多くの先生方の話を聞くことができ、学ぶことが多かったです。今回の参加で終わるのではなく、これを発端に引き続き参加していきたいと思いました。ありがとうございました。(松田)

第4回(5月7日)4期生ゼミ活動 鏡味さんの発表について(高桑)

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 こんにちは。4期生の高桑です。今回は、鏡味さんのゼミでの発表について書きたいと思います。

『スペシャリスト直伝!小1担任の指導極意』(著者 宇野弘恵)

1.休み時間にケンカをして教室に戻ってきた小学校1年生がいたら

 このような状況では、まず怪我がないか確かめ、優しく相槌を打ちながら経緯を聞き、「この授業が終わった後で詳しく聞かせてね」と席に座らせることが必要です。子どもたちはこれを繰り返すことで、気持ちを切り替えて学習することの価値や、学習することの大切さを理解できる。

2.友達であっても「くん」「さん」を

 宇野先生は友達同士であれ「くん」「さん」をつけて呼ぶ必要があると主張しています。その理由は、ぞんざいな言葉遣いは良くなく、乱暴な言葉は乱暴な行動につながり、おとなしい子を支配していくからだと述べられているそうです。

 「自分が小学生の頃、友達に何と呼ばれていたか」という生徒が発言しやすい話題から話が広げ、「子ども同士がさん付けで呼ぶことについて賛成か反対か」というテーマでグループごとで話し合い、全体で共有という流れで授業が行われました。まとめとして、「本にはさん付けで呼ぶ必要があると書かれているが、自分の意見を持つことが大事だと思います」と両意見とも否定せずに意見を認めるということをしていたのがとても印象的でした。

 授業を受けていて感じたことは、とにかく板書の字が読みやすく、言葉遣いが丁寧だということです。また困っている生徒には「難しかったら、〜と考えたらどうかな」などの声掛けができていました。

 最後に玉置先生はアドバイスとして、1番大事な主発問をするときは動きを止め、子どもたちを見渡しながら訴えかけるように言うべきとおっしゃっていました。「ここが大事だ、しっかり聞こう!」と直接言うのではなく、態度で示して気づかせることはとても有効的だと思いました。鏡味さん、おつかれさまでした。(高桑)

第4回(5月7日)4期生ゼミ 初めての模擬授業を終えて(鏡味)

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 こんにちは。4期生の鏡味です。

 先日、ゼミで発表を終えました。初めてだったので、失敗してもいいから自分で考えた授業を全力でやろう、という気持ちで臨みました。案の定失敗しました…(笑)しかし、たくさんの学びがありました。今回は玉置先生に指導していただいた反省点を2点書きたいと思います。

 1点目は、指示を的確に出せなかったことです。ゼミの発表では「この課題について2分あげるので考えてみてください」と私は指示を出しました。大学生ならなにも言われずに、ノートに自分の意見を書いてくれます。しかし小学生は何をしたらいいのか迷ってしまいます。「この課題についてノートに自分の意見を書いて下さい。」など指示を的確に出そうと思いました。

 2点目は、私は課題を言う時に動いてしまうことです。大切な課題を言う時に動いてしまうと、生徒達にしっかり聞かせることが出来ず、伝わりにくいことが分かりました。大切なところはきちんと生徒達に聞かせるなどメリハリのついた授業を行うことが大切だと分かりました。

 授業をしっかり考えたつもりでも、いざみんなの前でやるとなると何をしたら良いのか、自分が何をみんなに伝えたいのか分からなくなってしまいました。やはり場数を踏みたくさん失敗して経験することが大切だなと思いました。今回の発表でたくさんの反省点が出ました。しっかりと反省し、次の発表では今回の失敗はしないように気をつけたいです。次の発表も頑張ります!(鏡味)

第4回(5月7日)4期生ゼミ高桑さんの発表記録(高橋)

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 こんにちは!4期生の高橋です。

 今回のゼミでは4人が模擬授業をしてくれ、これで4期生の全員が1回目の発表を終えました。毎回色々な工夫のある発表を聞くことができてとても面白く、2回目からも楽しみです。そして、わたしは高桑さんの発表記録を書きたいと思います。高桑さんの発表の主なテーマは「学級崩壊」でした。

◎「新卒教師時代を生き抜く学級づくり3原則」(著者:野中信行)

1.「縦糸・横糸」張りで子どもたちとの関係をつくる。
 縦糸は学級のルールや、子どもと教師との上下関係をきちんとつくることで、横糸は子どもたちとのつながりのこと。子どもたちは新学期が始まった1週間で担任はどんな先生なのか、値踏みするそうです。その「値踏みの1週間」と呼ばれる期間に先生と生徒との関係づくりをきちんと行うこおが大切だと分かりました。この考え方は、和田先生のおっしゃっていた、学級開き「黄金の3日間」と同じような意味を持っていると思います。いかにスタートダッシュが大切かが分かりました。

2.「スピード・リズム.・テンポ」を生かした学級づくり
 子どもたちは「スピード・テンポ」を無意識に求めている。出来るだけ「空白の時間」を作らず、時間感覚を繰り返し身に付けさせることが大冊。国語の授業での、漢字テスト5分などの例が分かりやすく、取り入れやすいと思いました。

◎玉置先生から
 縦糸と横糸では、新任の先生は子どもたちとの仲よくなりたいという思いから、横糸が強くなってしまう傾向がある。教育実習生として横糸を張るには一緒に遊ぶことが1番。しかし、休み時間終了の2分前にはキッパリ遊ぶのを止めるなどメリハリをつけて縦糸もしっかりしなければいけない。教育実習生はルールを定めクラスのることはできないけれど、クラスのルールを守らせるという縦糸の張り方をしていけばいいんだなと思いました。

 今回、学級崩壊について考えたとき、意外にもみんな実体験があることに驚きました。それと同時にそんなに身近に起こりうることなんだと少し怖くもなりました。「友だち先生」「縦糸と横糸」というキーワードを忘れないようにいようと思いました。そして、実習生でも出来ることがあると分かったので、子どもたちの中は積極的に入ってメリハリをつけて一緒に遊ぶことを実践してみようと思います。高桑さん、お疲れ様でした。(高橋)

第4回(5月7日)4期生ゼミ活動 初めての模擬授業を終えて(高桑)

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 こんにちは。4期生の高桑です。

 先日、4回目となるゼミが行われました。12人の仲間と刺激し高め合えるゼミという場が毎回楽しみなのですが、初めて発表をする立場だったので、緊張と不安でいっぱいでした。今回はその発表をし終えた感想や今後の課題について書かせていただきます。

 私は今まで模擬授業をした経験がなかったため、事前準備として何をしておくべきかわからない状態で、主発問を何にするべきか、どのような順序でどのような言葉を使って伝えるべきか、試行錯誤しながら考えました。

 しかし、いざ教壇に立ってみると自分が考えていたようには授業を進めることができませんでした。みんなに教えたい!という気持ちだけが先走り、他の言い回しができないことに焦って、繰り返し同じ言葉で伝えてしまいました。ここで感じたのは、あらかじめ言い回しや表現の仕方を考えていても、日常的な活用がないと言葉が自然に出てこないということです。子どもたちに多くの捉え方を与え、理解につなげるためには、多様な伝え方ができるよう日常的に意識しておく必要があると思いました。

 また授業の流れとして、学級崩壊についてみんなの具体的な体験談やイメージを聞き出し、教師としてこのような状況にならないためには子どもたちとどのように関わるべきか話し合いを通して、「縦糸を張る」ことの重要さに自ら気づいてもらえるよう誘導しようと考えていました。しかし、みんなに発表してもらったところで時間が来てしまい、深い学びにつなげることができなかったと感じます。授業計画を立てる際、実際にやってみないとわからないと多少投げありになってしまっていたことに反省しています。

 私は今回の発表で、今まで失敗を恐れて人の前に立って話すことを極力避けてきたことにとても後悔しました。今回気づけた課題にしっかり向き合い、次の発表でいかせるように努めたいと思います。(高桑)

教師力アップセミナー(赤坂真二先生)に参加して(高橋、小谷川)

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 こんにちは!4月28日に教師力アップセミナーに参加させていただきました。今回は4期生の高橋と、準ゼミ生として参加してくれた小谷川さんで学んだことについて書いていきたいと思います。

 私が1番印象に残っているのは授業づくりにおける学級経営の大切さです。私は、国語や算数に専門があるのと同じように、授業づくりや学級経営も別々のものだと考えていました。しかし、それらは隣り合った関係であり、子どもたちの関わり合いが大切だということが分かりました。

 わたしはこのお話を聞いて、教師にとってこの学級経営が1番難しいことなのではないかと思いました。それは決まった正解がないからです。先輩から教わったことをそのまま試して上手くいくとは限らないし、学級の分だけ違う学級経営の方法があると思います。だからこそ赤坂先生のお話の中にあった、「ずっと子どもたちの行動を見る」ことや、「子どもたちに合わせた技法を探していく」ということが重要になっていくのだと思いました。

 そして、「TEAM」という言葉も大切だなあと思いました。自分1人では解決できない課題を、仲間と良い関係を築きながら解決していく、とあり、学級経営の目指す姿がこの「TEAM」という言葉に詰まっていると思いました。その集団になるためには、子ども同士が繋がることが大切で、その場その場で教師が関わり方に対する意味づけを行うことに手を抜いてはならないことも学びました。

 関わり方を評価しようと思うと、子どもたちの行動に常に目を向けなければなりません。わたしは子どもに目を向け、仲間との繋がりを大切にする学級を将来築いていける教師になりたいと思いました。(高橋)



 こんにちは、今回特別に参加をさせていただきました、3年生の小谷川です。今回の赤坂真二先生の教師力アップセミナーで学んだことを書かせていただきます。

 今回のセミナーでは様々な学び・発見をすることができましたが、特に驚いたのが赤坂先生のトーク力です。少人数とは言えない人数、ほぼ全ての人が初めましての環境、短い時間という状況でありながら、笑いが絶えず、対話がしやすく、また自然と頷きや反応をしてしまうような環境を作ってしまう話術に圧倒されてしまいました。セミナーでの雰囲気そのものが赤坂先生のいう理想の学級の雰囲気になっていると感じました。

 また内容もこれからの力になりそうなものが多く、アクティブ・ラーニングや主体的・対話的で深い学びなどの新たな教育方法というのは、思考力・判断力・表現力を深め、またそれらをより深めるために知識を得て、協同的問題解決力によって学びに向かう力(社会貢献の力)を育てるというのが本当の意味であり、生徒に学習する意味を見出すことが重要であることがわかりました。

 ただ単にこれからはアクティブ・ラーニングだ、自主的・対話的な深い学びをさせなさい、プログラミング学習を時代に合わせて導入した、一斉授業だけではなくペアワークやグループワークも取り入れるべきなどだけで終わらせては意味がなく、それらを行うことによって子どもにどのような力を養うことができるのかと子どもの熟達を一番に考えて授業を展開して行くことによって効果を成すものだということに気付くことができました。

 また今回のセミナーのキーワードである協同的問題解決力、学級経営の大切さからどのようなクラスを築きあげたいのか、そのために教師ができることはなにかなど漠然としていたものが、少し枠組みができたような自分の考えに明確さを得ることができました。
教師がいなくても成り立つクラス、協同的問題解決力を育み、子どもたち同士で助けあい、学び合い、貢献し合うというクラスにしていくことが重要なのだと感じ、自身の理想的な学級像がしっかりとイメージができればそのために必要な子どもたちへの教師の援助とはどのようなものなのかが自ずと見えてきました。

 今回のセミナーを通して不明瞭だった部分が形作られ、自分自身の教育に対する考えが前よりも確立できたように思えますし、より学びへの意欲を増すことができました。今後も様々な方の話、意見または本などを通してより深く学び自身の力にしていきたいと思います。(小谷川)

 今回のセミナーでも多くのことを学ぶことができました。ありがとうございました。

4月28日教師力アップセミナー(赤坂真二先生)に参加して(高桑、静谷)

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 こんにちは。4月28日に行われた赤坂真二先生の教師力アップセミナーから学んだことや印象に残っていることを4期生の高桑と3期生の静谷で書いていきます。

 教師力アップセミナーに何度か参加してみて、講演される先生の共通点を新たに見つけました。それは、参加者同士で対話をする時には、必ず初めにルールを決めることです。今回、赤坂先生は次のようなルールを決めました。

 「30秒から1分ほど対話をしてもらうが、1人が話している途中で時間が来てしまったら次の対話では、まだ話をしていなかった人から話をするように」

 というルールです。このルールを対話をする前に決めることによって、対等に話をすることが意識化され、フリーライダーを生まない環境をつくっていました。これこそが協働の本質であるのだと学びました。私も授業をする際、子どもにただ単に発問を投げかけるのではなく、考えるポイントを話してから考える時間を与えたり、対話時のルールを決めることを徹底していきたいと感じました。

 ここからは、赤坂先生の講演を聞いて、印象に残っている言葉を2つ取り上げます。

 1つ目は、子どもの能力は教師次第という言葉です。もう間違いないの一言です。私もそのように感じてきたからです。子どもが「この先生に教わりたい、ついていきたい」と思ったら子どもの能力はぐんぐん伸びます。そのために、教師は人格の力が必要ですし、教養も必要です。教師という職業の責任感を改めて強く感じさせられました。

 2つ目は、良いアウトプットの場があれば、良いインプットもできるという言葉です。
これまでは、インプットしたことをアウトプットすることによって、知識が身につくというインプットとアウトプットの関係しか意識していませんでした。それが、アウトプットするためにインプットをするという新たな関係に気づかされ、よりインプットとアウトプットの関係性が明確化できたと感じます。

 講演される先生は、様々な視点から講演され、こんな見方があったのかと毎回思わされます。まだまだ自分の見方は狭いため、セミナーに参加して、見方をどんどん広げていきたいです。赤坂先生、ありがとうございました。(静谷)


 こんにちは。4期生の高桑です。私が今回の講話で1番印象に残ったのは、「フリーライダー」の存在です。学級全体で関わることができているのに学力が上がらないのは、やったふりいい子のふりをして周りにすぐ答えを教えてもらう「フリーライダー」が学習効果を下げているためであり、これはやがてやり過ごし型学級崩壊を招くことになると赤坂先生は仰っていました。

 私は初めてこの事実を知り、教師がこの「フリーライダー」を見落としているのが問題であるため、前もって子どもたち一人一人の理解度がそれぞれどのくらいなのかが目に見えるような工夫を学級システムに加えるべきだと思いました。これに伴い、教師の目を隅々まで行き届かせ細かく評価することによって、それを子どもたちに意識させることが必要ではないかと思いました。

 また、もう一つの対策として講話でも取り上げられていたように、学級が「チーム」として、それぞれの解決出来ない課題を協力して一つ一つ乗り越えながら関係性を作っていけるような環境作りをしておくべきです。赤坂先生の言葉を借りると「能力はかけ算構造になっている」ため、出来ない人がいるときに「手伝おうか」と子どもたち同士で声掛けができるような集団を教師として育てていくべきだと思いました。(高桑)

4月28日教師力アップセミナー(赤坂真二先生)に参加して(岡田・松田)

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 こんにちは。今回は4月28日に行われた教師力アップセミナーで赤坂真二先生から得た学びを3期生の岡田、松田でまとめさせていただきます。


 私にとって赤坂先生は、3年生の時に本を読んで発表させて頂いた方であったり、ゼミ始めのアイスブレーキングの本を書かれた方であったりしたため、非常に興味もあり、直接お話を聞けたことが本当に嬉しかったです。

 その中で、今回特に印象に残った二つのことを取り上げたいと思います。

 まず一つ目は、知識や理論を自分の中に落とし込むことの大切さです。私たちは今、教員採用試験に向けて色んな勉強をしたり、セミナー等で多くのことを学ばせて頂いたりしています。しかし、これが全て自分の中に確立しているか、と言われたら自信がありません。学んだ気になるだけではなく、実践する、あるいはきちんと向き合い、自分の中で確立させる、そうすることで自分をバージョンアップさせることこそが大切なのだということに気付かされました。

 そして二つ目は、繋がれないことが人生のリスク、ということです。これはワードのインパクトもありますが、やはり繋がることこそ、関わることこそ大切だということを改めて感じたからです。自分自身に置き換えても、仲間がいることで分からないことがあった時、悩んだ時に一緒に考えることが出来たり、一緒に高め合うことが出来たりします。仲間がいることで、安心感を得たり、心強さを感じたりすることが出来るため、今後予測出来ない社会に出ていく子どもたちを育てるに当たっては、人間関係を積極的に評価すること、そしてお互いが助け合うこと、協力することの大切さを伝えなくてはならないと感じました。

 今回赤坂先生のお話を、私は終始聞き入ってしまいました。それは、内容が興味深いものだったということはもちろんですが、話のテンポやユーモア性など、赤坂先生のトーク術もあったと思います。私も赤坂先生のような、人を惹き付けられるような話や授業を目指さねばと感じました。貴重なお話、学びをありがとうございます。(岡田)

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 私が赤坂先生のお話の中で特に印象深かったことは、「つながれないことが人生のリスク」という言葉です。答えのない課題を解決するためには、必ず誰かと協力することが必要になります。そんなとき、誰かに協力を求めたり、協力をしてあげられる人でなければ課題を解決することはできないということにとても共感しました。また赤坂先生は、つながれる子の評価が低すぎる、もっと評価をしなければならないとおっしゃっており、私は人とつながれることは当たり前にできることではないという認識を持ち、つながれる子を評価できる教師になりたいと思いました。

 今回のセミナーで「つながること」について考え、私自身のつながりについて考えてみました。私は大学に入って4年目になりましたが、専修に始まり、サークルやゼミなどを通してたくさんのつながりを持つことができました。サークルでのつながりは、今では一緒に集団面接や討論の練習をして、他の人から良い刺激をもらえる場所になり、ゼミでのつながりは、部活動やいじめなどについて討論したり、セミナーに参加してたくさんの先生方から学びを得て、自分を高められる場所になっています。つながりがあることで、自分が成長できると考えるので、これからも1つ1つのつながりを大切にしていきたいと思います。

 このセミナーで、「つながり」を持つことの大切さを学ぶことができました。ありがとうございました。(松田)

4月28日教師力アップセミナー(赤坂真二先生)に参加して (安部・竹内)

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 こんにちは。4期生の安部と竹内です。先日の教師力アップセミナーに参加して学んだことを書きたいと思います。

 講演の中で私が特に印象に残ったことは2つあります。
 
 まず、1つ目は「つながれないことは人生のリスクである」という言葉です。これはまさに、今の日本の社会と教育を象徴する言葉だと私は思いました。私が小学生当時は、勉強は自分1人でやるものであり、1人で問題解決するのが当たり前だと思っていました。ですから、学校の学習の中でも仲間と共に学んでいる、人とつながって生きているという意識はそれほどありませんでした。

 しかし、今の教育現場では、すぐに「隣の人と意見交流をしてください」「グループを作ってください」と、1時間の授業の中で一回は必ず周りの子と関わる機会が与えられます。それは、自分以外の人とつながらないと生きていけない世の中になってきているからだと私は考えます。今後、予想できない未来を生きていく子どもたちは色々な人とつながって協同的に物事を解決しないと進んでいけないのです。だからこそ新しい学習指導要領では、‘主体的で対話的な深い学び’が重要視され、子どもたちが人とつながり、協働的に学んでいくことを目指しているのだなということに気がつきました。大人である私たちもいろんな人とつながり、協同的に生きていくことを良しとする心をもう一度意識しなければならないなぁ、と感じました。

 2つ目は、学級経営がとても重要なことだということです。私は教師の資質能力として、学級経営経営力より授業力の方が必要だと勝手に思っていました。しかし、赤坂先生のお言葉からすると、学級経営力:教材力(授業実践力)=6:4だそうです。実はこの比率、私が当てずっぽで予想したものと一緒だったのですが、玉置先生はもっと学級経営力よりだと考えていました。

 しかし、よく考えてみたらそれは大変なことだと思いました。なぜなら学級経営は実際に現場に出てから学んでいくことの方が断然多いからです。学級崩壊にならないように、学級がうまく回るようにとテクニックや術を学ぶことは今からでもできますが、実際に子どもたちを目の前にしないと、その問題も解決策もなかなか感覚としてつかめるものではありません。ですから、現場に行って一年目、必ず悩み、苦労するのが学級経営ではないか、と思います。しかし、学級経営なくして授業は成り立たないし、一人一人の学び、成長も得られないので、今の段階ではとりあえず、学級経営は教師にとって大事な資質なのだ、ということを心に留めておきたいと思います。(安部)


 こんにちは。4期生の竹内です。今回は4月28日の教師力アップセミナーに参加して学んだことを書かせていただきます。

 今回のセミナーは上越教育大学大学院教授の赤坂先生の講話だったのですが、実は今ゼミの発表でもこの赤坂先生の本を読んでおり、実際にお会いできるということで大変良い機会になりました。

 今回の講話を聞いて感じたことは新学習指導要領やこれからの教育のキーワードは「協同的問題解決能力」ということでした。今までの内容中心教育では、知識・技能を身につければそれを活用する力が付き、社会に貢献する力がつくだろうと思われていました。しかし実際に学習というのはそう簡単には転移しない。これからの社会というのはAIの発達により過去の経験では対応できないものであり、正解が見いだせものがほとんどであると予想される。それらの問題に一人で立ち向かうのは負荷が大きすぎるので、他者と力を合わせてそういった状況の中で最適解を見出す力がこれからの社会には求められる。そういったことからこれからの教育では「協同的問題解決力」が必要であると赤坂先生は仰られていました。

 また学級経営のことも話されており、新学習指導要領では中高の規定にも学級経営を取り入れ、さらに授業は教材4割・学級経営6割で決まると聞き、学級経営の大切さを感じさせられました。しかし、アクティブラーニングにも落とし穴があり、学年が上がるにつれて協同的な学習に対する内発的動機づけが低下するという研究結果も出ていることを知り、どんな方法にもメリットとデメリットがあるのだと思いました。

 初めて教師力アップセミナーに参加をしたのですが、講話を聞くのは楽しくさらに勉強になるので次のセミナーが待ち遠しいです。玉置ゼミに入ってこのような機会が増え学ぶことが多いですがまずは9月にある教育実習に向けて使える知識を増やしていきたいと思います。(竹内)


 今回のセミナーもとても多くのことを学ばさせていただき、とても良い経験になりました。ありがとうございました。

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