7月2日4期生ゼミ中澤くんの発表の記録(秋田)

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 こんにちは!4期生の秋田です!この間、4期生のみんなで、コストコパーティーをしたり、花火をしたりとどんどん仲が深まっていて、毎回のゼミが本当に楽しみです!

 さて、今回は先日の中澤くんのゼミでの発表を紹介したいと思います。中澤くんは、今回も中村健一先生の「策略ブラック学級開き 規律と秩序を仕上げる漆黒の三日間」という本について紹介してくれました。

 今回紹介してくれたのは、「0.1.3.7.30の法則」というものです。この法則は、黄金の三日間という言葉を踏まえて作られた学級開きの法則です。

 0は、3月末から新年度の始業式前日までの時間です。この時間で、子どもに当たり前に行動してほしいルールをつくり策略を練ります。

 次に1とは、始業式の日です。この日に子どもを虜にするような振る舞いと、子どもの名前を呼んでほめることが大切だそうです。

 そして、3とは、黄金の三日間のことだそうです。黄金の三日間では、子どもが落ち着いている時間なので、子どもをほめ、ルールづくりをし信頼関係を築くことが重要です。

 さらに、7とは、新年度が始まって一週間のことです。子どもが学校で過ごす一日の中で、学級に必要な一日のルールをすべて決めるそうです。

 最後に、30とは、四月という一か月のことだそうです。この時間で、決めたルールをを繰り返し指導し、徹底し当たり前にさせることが大切です。
この30日間を全力で頑張れば、この後はかなり楽ができるそうです。

 今回の中澤くんの発表を聞いて、学級開きで教師は、何をしたらいいのかがわかってとても参考になりました。今のうちから、自分はどんな学級を目標とするのか、目指したいのかを考えておきたいなと思いました。

 中澤くんの発表は、とても指示が明確で、「ここは前を見て!黒板を見て!今はプリントを見よう!」などと、視線を集めるのが上手いなと思いました。また、「いいね〜!」「さすがだね〜」「先生うれしいな〜」などと、とてもほめるのが多くて、一言と短い言葉でも子どもたちは喜ぶし、やる気につながってさすがだなと思いました。次回も中澤くんの発表を楽しみにしています!お疲れ様でした!!!(秋田)

6月10日 教育フォーラムに参加して(中澤、高桑、竹内)

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 こんにちは。最近書籍販売に愛着を抱き、やりがいを見いだしてしまった四期生の中澤佑太です。「よかったよ!」と声をかけていただいた皆様、…本当にありがとうございます。

 本日は、6月10日に開かれた教育フォーラムの、午後に行われた奈須正裕先生の講演について書きたいと思います。

 まず、初心者と熟達者のスキーマについてです。講演の中では、「斜面」という言葉から、言葉の特徴を連想することと、理科的な概念まで連想することの違いが生じるということを学びました。このことに対し私は、子ども達は無意識に、教科書の単元ごとで、新しく考えようとするため、教科の見方・考え方を伝えていくことで、過去学んだことと今学んでいることを結びつけやすくなるということを考えました。

 次に、見方・考え方が教科の本質であるという話についてです。講演では、各教科には「対象」と「方法」があり、何をどのような視点で見ていくかが学習の本質であるということを学びました。私は、この話を始められた際に、あることが頭に浮かびました。それは、子どもがよく問いかける、「なんで算数を学ばないといけないの?」「図工なんて得意な人だけやりゃあいいじゃん!うまくならないし。」という疑問の答えになるということです。つまり、算数や図工的な思考の仕方が異なり、たくさんの思考の仕方を身に付いて欲しいという願いが、学習の本質であるを私は考えました。今後授業づくりで困ったときにこの気付きに戻りたいと思いました。

 最後に、子ども達が数学の授業で、式の立て方だけを大事にしてしまうことについてです。私も正直、数学は問題に対してどの公式で解いていくのかを見定める学問だと無意識に考えてしまいます。上記したように、数学的な見方・考え方を学ぶことで、式を覚えるのでなく、構造を把握して、構造を具現化するために式を覚えるという考え方が大事になると私は考えました。

 今回の講演の内容は、一見難しい理論の話だと受け取ってしまいますが、理解することで、授業そのものの組み立てかたが変わると私は感じました。奈須先生、素敵な講演をしていただき、ありがとうございました。そして、教育フォーラムの関係者の皆様、素敵な会に参加させていただき、ありがとうございました。(中澤)

 
 続いて、柴田好章先生による講演についてです。講演の中にはいくつかの考えさせられるキーワードがありました。その中で私が1番印象に残ったのは「深い学びの鍵は切実性」です。これは、子ども自身の知りたいという気持ちがみんなにも知ってほしいに変わり、学級での話し合いが深まるというものです。このような流れをつくるためには、子どもたちが自ら知りたいと思えるように教師が仕向ける必要があると思います。柴田先生も「問いは誰のためにあるのか。教師が聞いたから子どもが答えるような発問の仕方ではいけない」とおっしゃっていました。

 私はこれを聞いて改めて、授業での発問と子ども理解が重要なものであると感じました。発問についてはよくゼミでやるのですが、取り上げられるたびに難しいなと感じています。子どもが考えたくなるような問いかけが動機となる授業づくりをしていきたい思いました。

 また子ども理解については、知識の差はあるが子どもたちそれぞれどこかに関心の向かう先が必ずあるため、点数だけで決めつけるのではない。ずっとわからずに悩んでいた子が表情を変えるなど、どこかで動くところがあるので、その瞬間を見逃さないように子どものことを見守ることが教師の役目だと改めて気づかされました。

 柴田先生は初等教育の始めの方からの学習が大切であると主張していました。私はこの考えに賛同します。私は塾でバイトしているため、小学生に勉強を教える機会が日常的にあります。先日、小学3年生の児童に割り算の筆算を教えたのですが、基本的な概念ほど自分にとっては当たり前のことなので、噛み砕き方がわからず教えるのが難しいと感じました。やはりここでも先程の子ども理解の話とつながるのですが、学習の筋道は人それぞれでその子なりのものがあり、それを理解してあげる必要があります。何かどこかに引っかかりがあるため子どもが何気なく言っていることを拾うということが重要だということを学びました。柴田先生、貴重なお話をありがとうございました。(高桑)


 こんにちは。4期生の竹内です。僕は鈴木先生の講演について書きたいと思います。鈴木先生は、岐阜聖徳学園大学の数学科の先生で、僕自身数学専修であるので大学でもお世話になっている先生です。

 鈴木先生は今回授業づくりの提案をされていました。まとめを四つの視点から準備する。という提案です。問題・課題に対するまとめ、新たに獲得した知識・技能に対するまとめ、今日使った見方・考え方に対するまとめ、この授業で何を学んだかに対するまとめ[まとめ]と一口に言うが何をまとめているのか、まとめは誰がするのか、まとめは記録されているのか(ノートに書かれているか)を考えることが大切で、鈴木先生自身、そう考えるに至った授業場面は・子供に取り組ませた問題や課題に応えていないまま、教師の教えたいことをまとめて終わってしまっている。・問題や課題に対するまとめはあるが、教科書に太字や枠囲いで書かれている内容や、吹き出しで示されている考え方がまとめられていない。黒板に書かれていないから子供のノートにも書かれていない。・事実の積み重ねはあるが、今日私たちは何を学んだのか、何ができるようになったのか、学習のつながりや位置が示されない。という場面である。そこでまとめを、問題・課題(めあて)に対するまとめ、新たに獲得した知識・技能に対するまとめ、この授業で何を学んだかに対するまとめ、の3つに分けて考えていく。

 玉置先生が日頃からおっしゃるように、授業づくりでは、子供たちが授業終わりにどんな姿になっているか、を考えて逆算して導入や展開を考える、というようにまとめの大切さが改めて感じさせられる内容でした。

 今回の教育フォーラムに参加させて頂いて、大学の講義では学べないような内容を学ぶ機会になりました。玉置先生、鈴木先生をはじめとする講師の皆さんありがとうございました。(竹内)

7月13日(金)3期生ゼミ記録(松田)

 こんにちは。3期生の松田です。
 今回は、7月13日のゼミでの学びを書きます。

 今回もいつものように問題演習を行いました。その後は、「Yell」という日本教育新聞社が発刊した冊子の中の玉置先生が書かれた「新学習指導要領の捉え方」を読みました。冊子を1人1冊いただいたのですが、まず先生の記事の部分に付箋が貼られており、先生の心遣いがやさしく、嬉しく思いました。

 そこには、「主体的・対話的で深い学び」のそれぞれの定義や、その定義を授業でどのように実現していくのかということが書かれていました。私の中で特に印象深かったことは、「主体的な学び」の実現です。玉置先生は、主体的な学びの実現のために「まず主体的という言葉への距離感を縮め、授業の中で子どもを主体的にさせる場面を一度は作り、自己選択をさせる場面を与える」と書いていらっしゃいました。

 「一度は自己選択をする場面を与える」と読んだとき、私は子どもが自分で知りたい、学びたいと思うような気持ちを持てるようにといきなり大きいことを考えていたと思い、難しく考えすぎていたことに気付きました。いきなり子どもが主体的になるようにと考えるのではなく、一度は子どもが自分の意見を持つことができるようにと小さい目標を繰り返し達成していくことで「主体的な学び」を実現できるということを学びました。

 長野の一次試験から1週間がたちました。試験が終わったときは、満足いくこととそうでなかったことがあり複雑な気持ちでした。しかしそれと同時に、一緒に勉強したり悩みを聞いてくれたりする友達や、応援の連絡を下さった先輩、真摯に向き合って下さる先生など、たくさんの人に自分は支えられていると感じました。二次試験もこの気持ちを忘れず、しっかり対策をしていきたいです。(松田)

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7月2日4期生ゼミ 安倍さんの発表の記録(井上)

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 こんにちは!4期生の井上です。今回のゼミでは中澤君、安倍さん、高橋さん、山田さんの4人が発表をしてくれました。僕は安倍さんの発表を記録をしていきたいと思います。

●「気になる子」「苦しんでいる子」の育て方(著者 金大竜)からの学び
1.人は体に「3匹のタイ」を飼っている。

 1匹目が「褒められタイ」2匹目が「認められタイ」。そして2匹目が満たされてようやく現れるのが3匹目の「人の役に立ちタイ」。

 この3匹のタイを最初に予想させるところから始まりましたが、考える幅が広過ぎて、なかなか思いつきませんでした。しかし安倍さんの「3匹目は人の役に立ちタイだよ。」という言葉がヒントになり、一気に考えが限定され予想することができました。後々、玉置先生のお話で「考える根拠を与えることが大切だ。」と聞き、確かにそうだったなあと感じました。最初は何を考えたらいいのか漠然としていていましたが、ヒントがでた瞬間に1.2匹目のタイが思いつきました。先生が話されたように考える根拠を与えることは、子供達の学びが深めるのに必要な大切なことだと考えました。

2.一人ひとりの凸凹を生かす教室。
 遊ぶときにルールを守れない子がいるとします。その子がルールを守ることができるようになるにはどうしたらいいのか?
 金先生は、その子も含めて、何度も遊び、失敗し、話し合い、改善することを繰り返すしかないと述べている。話し合いはその子抜きにするのではなく、その子を含めてみんなでどうしたらいいかを考えていくことが大切。
「頭でわかっていることがなかなかできない人もいる」ということに気づかせる。

 よく、ルールを守ることができない子は仲間外れにされてしまって、1人で遊び悲しい想いをしてしまうことがあると思います。そういったときに、その子を含めてもう一度遊んだり、話し合うことで、その子も「そうか、ルールは守らないといけないのだ」と学ぶことができると思います。色んな場面を学びの場にすることで、子供たちを育てていきたいと感じました。安倍さん、お疲れ様でした!(井上)

7月2日4期生ゼミ 3回目の発表を終えて(安部)

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 こんにちは。4期生の安部です。先日、3回目のゼミ発表が終わったのでその振り返りをしたいと思います。

 最後の発表では金大竜先生の『「気になる子」「苦しんでいる子」の育て方』という本を選びました。この本は授業技術などのハウツー本ではないので、現場ですぐに使える技などは載っていません。しかし、金先生の教員生活のエピソードとともに先生が1人1人の子どもをとても大切に指導されている考え方が一冊に渡ってずっと書かれており、読めば読むほどとても温かい気持ちになりました。教育実習まで残り2ヶ月を切り、不安と期待で少し緊張してきた今だからこそ子どもと関わる上での心構えをもう一度学んでおこうと思い、今回この本を選びました。

 3回目の発表で、しかも最後の発表だったので、とにかく悔いの残らないようにしようと思い、レジュメの書き方、発表の仕方ともによく練って挑みました。

 良かった点は前2回の発表より落ち着いて余裕をもって聞く側の人たちを意識して発表できたことです。私は前に出ると緊張してしまうこともあり、どうしても一方的に伝える形になってしまいます。聞いている人の存在を無視して進んでいってしまうのです。だから今回の発表では、目の前に小学生の子どもたちがいることを想定して聞き側の存在を意識して発表するように心がけました。

 最初の「後出しジャンケン」では、金先生が言われていた通り子どもたち全員の視線が集まる感覚を味わうことができました。授業をしているときは伝えるだけで精いっぱいになってしまい、この「みんなの視線が集まる感覚」を意識するのはなかなか難しいことだと思います。しかし、授業の中で1番伝えたいことを言うときだけでもこの感覚を味わうことは必要なのではないかと思いました。

 玉置先生に指摘していただいたのは以下の3点です。

1.子どもに考えさせる時間が長すぎると授業全体がだらけてしまうということ
2.机間指導の言葉がけをもう少し工夫すること
3.発問が唐突すぎると、聞いている人にとっては何をどう考えたらよいかまったく分からない、ということ

3は特に想定外の失敗だったので、自分なりに分析してみました。確かに私が発問をした後、すぐにノートに自分の考えを書き始められた人は1人もいませんでした。みんな「ん?どういうことだろう?」と頭にハテナを浮かべながらも私の意図を汲み取ろうと必死に考えてくれていました。今回は対象が大学生だったので、何とかこちらが意図していた答えが出てきましたが、対象が子どもだったら絶対に違う方向に考えが逸れてしまっていたと思います。発問を考える際には、子どもがどういう方向で考えてほしいのかをあらかじめ明確にしておき、考える根拠や手立てを必要に応じて与えなければいけないな、ということに気づかされました。実習前にこのことに気がつけて本当に良かったです。

 3回目の発表を終えて1、2回目の発表に比べると記事の振り返りを見ても分かるように、少しですがレベルアップできたと思います。しかしまだまだ自信をもって前に立てるわけでもなく、実習が不安なことには変わりがありません。しかし、ゼミで発表をすることを通して学んだことはとても大きく、実習で必ず活きてくると思います。前期残りわずかのゼミですが、いろんなことをたくさん吸収してできるだけ万全の状態で実習に臨みたいと思います!

 玉置先生をはじめ、4期生のゼミのみなさん、ありがとうございました!(安部)

7月2日4期生ゼミ山田さんの発表の記録(鏡味)

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 こんにちは。4期生の鏡味です。今回は山田志摩さんのゼミの記録を書きたいと思います。

 「教師に必要な3つのこと」(著者  野口芳宏)
教師に必要なことは、
(1)教育とは何か
(2)指導とは何か
(3)授業とは何か
 この3つの根本や本質、原点を問い続けることです。

1.遊び←→勉強という考え方
 子どもの本質は「遊び」と言えるほど子どもと遊びは密接なつながりがある。よって子どもに勉強を教える時には2つのことが大切です。
(1)面白さを教えること。面白さを通じて、子どもが勉強を遊びと捉える。
(2)勉強の必要性を感じること。向上欲求が刺激され自ら勉強するようになる。

2.「私のクラスの子は全然発言してくれないんです。」
 この悩みは新人の教師に多いそうです。まずは発言の概念を変えることが大切です。一般に「音声発言」と言い、声に出して発言することですが、これ以外にも3つの発言方法があります。
・ノート発言:ノートに意見として書き出される意見。
・音読発言:子どもに音読させることで読み取りの深浅がある程度推察できる。
・表情発言:表情から子どもの考え方を読み取る。

 まず、山田さんは、教育、( )、( )と板書をしました。そしてこの3つのことを常に問い続けることが教師には必要です。後、2つはなんだと思いますか?と尋ねていました。答えは、授業と指導ですが、この発問は難しすぎると玉置先生から指導されていました。「教師は教育、授業、指導とは何かを問い続けることが大切です。なぜだと思いますか?」の方が分かりやすいと先生はおっしゃっていました。

 また、先生はたくさんの意見が出て分からなくなった時の対処方を教えてくださいました。まず、自分が授業に使えそうな意見を持った子を意図的指名します。その後、「今〇〇さんがこう言ってたけど、説明できる人いる?」と聞くと良いとおっしゃってました。また授業を進める中で、どこに集結点を持っていきたいかを考えることが大切だと分かりました。

 実習では、自分が予想していないことが授業で起こると思います。これを上手に切り抜けて行く力はまだ私には備わっていません。しっかり勉強して経験を積みたいと思いました。山田さん、発表お疲れさまでした!(鏡味)

7月2日4期生ゼミの発表を終えて(山田)

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 こんにちは。4期生の山田です。今回は7月2日に行ったわたしの3回目の発表の振り返りを書きたいと思います。

 3回目の発表は一言で言えば大失敗でした。だんだんと授業することに慣れ始めてきたなあと思っていた3回目の発表も、発問を決めておいて今までに教わった授業の工夫を実践していけば大丈夫だと思っていましたが、授業というのはそんなに甘くないと身にしみて感じたゼミでした。

 1つ目の失敗は、答えに結びつく根拠もヒントも何もない状態の穴埋めを作って、「この( )には何が入るでしょう。」という発問をしてしまったことです。わたし自身は既に内容を知っているので、話の流れから予想がつくかなと錯覚してしまったようです。授業を受ける身からしたら全然分からなかったみたいなので、やはり授業を受ける側の立場に立って、一度自分のつくった指導案を児童の立場で見返すということは本当に大切なんだなと身にしみて実感しました。本当は、和田先生みたいにどんどん子どもを当てて行き、自分の言葉で言わせるという技を実践したかったのですが、発問がしっかりしていないと子どもは混乱してしまうだけなんだなと学ぶことができました。

 2つ目は、のちの全体交流の時に意見のまとまりごとに意図的指名をするために、机間指導でみんなの意見を見て回っていたのですが、みんなの意見がバラバラすぎて収拾がつかなくなってしまったという失敗でした。

 授業技術をたくさん知っていても、実践して自分のものにしなければ意味がないなあと実感したので、たくさん失敗しながら色々な授業技術を見よう見まねで挑戦してみようと思いました。(山田)

7/2 4期生ゼミ高橋さんの発表記録(加藤奨基)

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 こんにちは!加藤奨基です。7/2(月)に行われたゼミの、高橋さんの発表記録です。

 今回高橋さんが発表してくれた本は、松尾英明先生の「新任3年目までに知っておきたいピンチがチャンスになる『切り返し』の技術」という本です。

 一つ目は、口の悪い子への切り返しです。自分(教師)に対して口悪くアプローチしてきがちな子への切り返し方について、実際に「今日の先生の髪型ダサい」と言われたつもりでロールプレイしながら考えていきました。

 ロールプレイでは、
・どんな髪型なら似合いそう?
・よく気付けるね、でもトゲトゲ言葉はよくないね
・よく見てるね、先生のこと大好きじゃん!
 など様々な切り返し方がでました。

 ここでの学びは、「アイメッセージ」を使うということです。アイメッセージで教師自身の素直な気持ちを伝えつつ、その前に「あなたの事は好きだけど…」などその子を尊重する言葉を入れることで、人格の尊重と部分否定で対応するということを学びました。

 二つ目は、騒がしい教室を落ち着かせたい時の切り返しです。「静か」という言葉をNGワードとして、どのような切り返しで教室を静かにさせるかを考えました。
・ずっとだまって静かになるのを待つ
・今は何をする時間?
・話したいんだけど、いいかな?
など子どもの時に聞いたことのある言葉がたくさんでましたが、ここでの正解は「○○の音を聴いてみよう」でした。

 ○○には鳥のさえずりや、リコーダーの音色などの自然音が入ります。静かにしないと聞こえない音を聴くことで静けさを取り戻すという方法です。

 これは以前にも玉置先生に教えていただいた、
「AさせたいならBと言え」
に当てはまります。

 疑問点として、またすぐにうるさくなってしまうのでは?と思いましたが、静かにできたことを価値付けて褒めてあげ、維持していこうねと声かけをしてあげれば次第に子どもたちにも定着していくのではないかと思いました。

 今回の「AさせたいならBと言え」など、頭では理解していて言われたらパッと思い出すのにいざという時使えない…。まだまだそんな知識ばかりですが、実習に向けて一つでも多く授業技術を学んでいきたいと思います。高橋さん、おつかれさまでした!(加藤)

7月2日4期生ゼミ3回目の発表を終えて(高橋)

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 こんにちは。最近は、コンビニの新作アイスチェックが日課になっています、4期生の高橋です。

 先日、前期のゼミでわたしにとって最後の、3回目となる発表を終えました。

 今回は、学校生活で、うっ…と切り返しに困ってしまうような場面に対する切り返しの技術が学べる本を選びました。

 実習の前に知っておきたいと思うことが選びきれないほどある中で、「口の悪い子どもへの切り返し」と、「騒がしい教室を静かに落ち着かせたいときの切り返し」についてピックアップしました。

 発表をするに当たって考えたことは、全員で考えてみることと、わたし自身が意味を持って各活動をするということでした。

 全員で考えてみることについては、2つのシチュエーションについて、自分だったらどうするかを考えてもらいました。しかし、1人で考えて、交流する、といういつもの流れができてしまい、単調な活動になってしまいました。

 そこで、玉置先生からロールプレイでやってみようというアドバイスを頂いて、口の悪い子どもに対する切り返しの役割演技をしました。そうすることでよりリアルな対応を再現できたと思いますし、発表の仕方にも変化ができて、取り入れていきたいなと思いました。また、「口の悪い子どもへ何と言いますか」といった、抽象的な発問ではなく、具体的に「『先生の今日の髪型ダサいよね』と言われた時、何と言いますか。」という発問にした方が考えやすいということも学びました。

 意味を持って活動することについては、発言を板書すること、代表者ではなく全員に発言してもらうこと、NGワードを決めることの3つで意識しました。

 どうしてこの場面で板書するのか、そのあとどう繋がるのか、ペアの1人ではなく全員に発言させる意味を自分なりに考えて活動を考えました。しかし、発表が終わってから言いたかったことが言えなかった、とか、試してみたいことを忘れていた…ということが出てきて、少し後悔の残る発表でした。自分としては、話す時に点が多く、丸が少なかったと思いました。そのため、あまりまとまった話ができなかったのではないかと思いました。

 今回の発表では、意見を交流してする際の発表の仕方の工夫と、発問を分かりやすく、具体的なものにすること、一文を短くして話すことが課題として見えてきました。

 今回で発表は終わりましたが、3回の発表を通して学んだことや課題を実習に生かせるようレベルアップしていきたいです。(高橋)

6月25日4期生ゼミ 加藤諒太くんの発表記録(高橋)

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 こんにちは!4期生の高橋です。今回は加藤諒太くんの発表記録を書いていきます。

 今回加藤くんが紹介してくれたのは、佐々木圭一さんの「伝え方が9割」という本でした。佐々木さんは教育者ではなく、コピーライターです。その立場から、言葉の伝え方について書かれていてとても興味深い内容の発表でした!

 1つ目はNOと思っている人をYESに変える方法についてです。それは「認められたい欲」を満たすことだそうです。相手の良さを認め、褒めることで面倒だと思っている人がやってみよう!と思えるのだそうです。これは机間指導でも使える技で、児童生徒の良さを見つけ、価値付けしていくことが大切だと学びました。そして「一緒に頑張ろう!」などの言葉がけをする、「チームワーク化」というのもポイントの1つとして挙げられました。

 2つ目は「ギャップ法」という、印象的な強い言葉を作るための方法についてでした。ポイントは、
⑴もっとも伝えたい言葉を入れる
⑵伝えたい言葉の正反対のワードを前半に入れる
⑶前半と後半が繋がるよう、自由に言葉を入れる。
の3つでした。言葉での説明では少し難しかったのですが、発表の中で実際に例文を使ってみたのでとても分かりやすかったです。

 例文は「私は味方です」。この文をギャップ法を用いてみると、「たとえ世界を敵に回しても、私はあなたの味方です」というとてもロマンチックな言葉を作ることができました。何かいい言葉はできないかと実は何度かトライしてみましたが、そう簡単に名言は生まれませんでした。より効果的な方法で伝えることができれば大きな強みになると感じました。また密かにチャレンジしてみたいと思います!(笑)。加藤くん、お疲れ様でした!(高橋)

6月25日4期生ゼミ発表三回目を終えて(加藤諒太)

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 こんにちは。4期生の加藤諒太です。今回は3回目の4期生ゼミ発表について書きたいと思います。

 今回は教育者の方が書いた本ではなく、コピーライターの佐々木圭一氏が書いた『伝え方が9割』について発表しました。自分自身、伝えることがあまり得意ではなく、タイトルも目を引くことからこの本を選びました。

 この本を読んでまず感じたことは、うまく人に伝えるにはスキルが大切だということです。スポーツにコツがあるように伝え方にもコツがあると佐々木氏は本書で述べています。教師にとって伝える力はとても重要であり、現場で最も必要な力ではないかと思います。そのような力は才能ではなく、技術であるということです。本書では言葉を強くする手法やノーをイエスにするための方法など役に立つ知識、技術が多く書かれていました。

 何より、この本を読んで改めて伝えることの大切さに気づくことができました。教師にとって伝えるということは必要不可欠であると思います。子どもに言いたいことが伝わらなければどれだけ考え抜いた授業をしても意味がないと思います。そのためにもこれから多くの先生を参考にしたり、書籍から学ぶとともに、これからのゼミ活動や教育実習を通して多くのことも学んでいかなければならないなと感じました。(加藤諒太)

7月2日(月)3期生ゼミ記録(早川)

 こんにちは。3期生の早川です。

 いよいよ教採前のゼミの回数が数えられるほどに迫ってきました。毎回のことながら緊張感をもって演習問題に取り組む自分たちの姿をゼミの記事などで見て、本当に至れり尽くせりのゼミだと感じています。

 問題演習後は今回は場面指導を行いました。
1.朝早く学校へ来て机の整理整頓を進んで行う児童への声かけ、教室全体への発信
2.学級で飼育していたモンシロチョウが成虫になったことの全体発信、次の日早くも蝶が死んでしまったときの全体への発信

 など、実際に学校で起こりうるである場面に基づいて2つのグループに分かれて行いまいした。今回は特に、3期生岡田実姫さんが輝いていました。抑揚のある児童への声かけ、実際のそこに児童がいるかのように感じられました。

 まだまだ自分も現場の想像力が欠如しているなと感じさせられました。
”場面指導名人”の岡田さんのようになれるよう、2次に向けて(1次も終わっていませんが(笑))頑張っていきたいと思います。(早川)
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四期生ゼミ(6月25日)高桑さんの発表記録(中澤)

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 こんにちは。思い出は写真でなく心に残せという家訓から、カメラと無縁な生活をしていたとはいえ、「カメラ写りをどうにかしないと」と深刻に考え出した中澤佑太です。今回は、高桑さんの発表記録をしていきたいと思います。発表の本は、『子どもが変わる授業・田中博』です。

 話のテーマは、子どもをやる気にさせる方法についてでした。宿題として、算数の問題を20問出すときに、20問まるごと出すのでなく、10問好きなものを選ばせる方がよいということから話が始まりました。しかしこの方法には、落ち度があり、それをゼミ生に考えさせました。この方法では、子どもは苦手な問題を避け、簡単な問題を選んでしまう・10問以上解いてきた子が誉められずやる気をなくすという考えが出ました。そのため、わからない問題を明確にして、それを解かせるとよいという考え方で発表がまとめられました。

 今回の発表では、ゼミ生が考えるときに、机をくっつけて四人グループを作りました。この学習方法について玉置先生は、机をくっつけるなどの動作が三秒ほどであったら学級が良く育っており、十秒以上かかっていたら学級が良く育っていないという判断基準を教えていただきました。

 また、四人グループで話し合うときに、三人しか話していなかった場合、外れている一人にどう働きかけるかという話にもなりました。玉置先生は、ダメなパターンとして、一人の子に先生が付いて、マンツーマンになってしまうことであり、仲間に入るように促すようにするとよいと教えていただきました。ぜひ、教えていただいたことを現場で活かせるようにしていきたいと私は考えています。

 高桑さんは、発表を重ねるごとに、声の出し方が丁寧になっており、多数の子どもが十分に聞き取りやすいと感じるだろうなぁと私は感じました。発表記録は以上です。(中澤)

第11回(6月25日)4期生ゼミ 2回目の発表を終えて(高桑)

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 こんにちは。4期生の高桑です。ゼミが残り数回となる中、先日2回目となるゼミ発表を終えました。学びと反省を書いていきたいと思います。

 今回、私が選んだ本は「子どもが変わる授業」(著者 田中博史)です。この本は宿題の出し方・発問、ノート指導での工夫が書かれているのですが、読んで行くうちに田中先生がいかに子どもたちを大切に想っているかが伝わってきて、何度も読み返したくなる1冊でした。

 12分の発表では収まりきれないほど感銘を受け、みんなに全て伝えたかったのですが、「1.子どもをやる気にさせる方法」と「2.楽しみながら算数を勉強する工夫」の2つに絞り、発表しました。

 1では本に出てきた事例を使い、教師の投げかけから子どもたちはどう動くか4人グループになって予測してもらいました。ここで出てきた答えが私が求めていたものとは違い、伝えたいこととうまくつなげることができませんでした。途中、みんなが難しいと口々に言っている場面があったため、本を読んでいない人でも思いつくようにうまい助言を考えておけばよかったなと反省しています。

 玉置先生からは4人グループになったときに、机が揃っていないところがあると指摘されました。発表をすることにいっぱいいっぱいで細かいけど大切なことに気づけなかったので、もう少し余裕を持って発表できるようにしたいと思いました。

 前2回の発表を通して、自分には説明力と臨機応変に対応する力が足りないことを痛感しました。次でゼミ発表は最後になります。しっかりと自分と向き合い、足りない部分をどう補っていくか考えて悔いの残らないように努めたいと思います。(高桑)

玉置先生からの面接ご指導(丹羽)

 こんにちは。3期生の丹羽亜由美です。先日玉置先生に面接のご指導をいただいたのでそこから学んだことを紹介しようと思います。

 今回の面接指導から学んだことは2つあります。

 まず、1つ目は「端的に話す」ということです。私は今まで、より具体的に例をあげながら話すことがいいと考えていました。ですが、玉置先生の言葉を借りるのであれば、「面接官はあなたの思い出話を聞きたいわけではない」という言葉にハッとしました。自分のことを話すということは自分のことだけでなく、相手のことを考えなくてはならないのです。やはり、面接もコミュニケーションの一環であり、話す際には聞き手のことを考え、聞かれたことに対して的確に、端的に話すことが大切だと学びました。

 2つ目は、場面指導についてです。今回は場面指導も見ていただきました。場面指導において大切なことは、恥ずかしさを捨てること、話し方や口調に気をつけることです。今回の場面指導から口調や、表情の大切さに気付かされました。仲間の場面指導を見ていても、一年生と六年生に対して同じ口調で話していては絶対に伝わりません。また、うれしい話、残念な話をするのに同じ表情では子どもたちに伝わりません。なので、自分は何の話をするのか、どの学年に向けて話すのかということを意識しながら行いたいと感じました。

 1時間でしたが、とても有意義な時間を過ごさせていただきました。まだ不十分な点はありますが、最後の一日まで高め合っていきたいと思います。ありがとうございました。(丹羽)
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6月29日(金)3期生ゼミ記録(嶋藤)

こんにちは。3期生の嶋藤です。

今回のゼミでは、まず始めにいつも通り過去問を解いていきました。始めの頃よりみんなの丸を打つ回数が増え、全員成長してきているなと感じています。

その後は予想される面接質問を玉置先生に出していただき、1人3問ずつ答えていきました。 たくさん練習をしてきており、大体は自分の思いを話すことができましたが、すぐ思い付かず上手く話すことができないものもありました。完璧に話すことができるようになるために、話すことができなかったものを中心に見直して、あと残りの期間で練習していきたいと思います。最後まで頑張るぞ!(嶋藤)
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6月23日教師力アップセミナー(永田繁雄先生)での学び(加藤諒・安部・小谷川)

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 こんにちは。4期生の加藤諒太、安部、準ゼミ生の小谷川です。今日は6月23日に行われた教師力アップセミナーで学んだことを書かせていただきます。

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 玉置ゼミ4期生の加藤諒太です。今回は道徳の授業ということで道徳で何を身につけさせるのか、どのように取り組むのか、授業をどう作るか、どう評価するのかといったさまざまな内容で行われました。道徳が教科化したということで評価をしなければならないですが、どう評価していくのだろうと気になっていた僕にとってとても勉強になるお話でした。

 道徳とはよく教師が熱く語り、価値観を押し付けてしまうというような誘導型の授業になりがちです。そのような授業をしていては、言い方は悪いですが一般的に良いとされる考えをいった子どもの方が評価が高くなってしまいます。そのためまず教師がどのように授業を作るのかが大切ではないかと感じました。全てを言わずに子どもたちに考えさせ、素直な気持ちで臨める授業が道徳に求められている姿なのではないかと考えました。この講演を受けて感じたのですが、道徳とは本当に難しい授業だと思います。正解がなく、かといって一つの価値観が良い、というわけでもありません。とても難しいですが教育実習でも道徳の授業はあり、作らなければなりません。道徳について少しでも多くのことを学び、教育実習で生かしていけるようにしていきたいです。

 最後にこのような機会を用意してくださった玉置先生、酒井先生ならびに多くの先生方本当にありがとうございました。(加藤諒)



 4期生の安部です。最近は道徳の授業について学ばさせていただく機会が多く、まだ現場の経験が全くない私にとっては道徳の授業そのものが一からの勉強で、道徳の授業のどんなところに難しさがあるのかもよく分かっていませんが、だからこそ今学んでいることをそのまま実践できるので、教育実習でぜひ発揮したいと思っています。

 さて、ここでは今回のセミナーで1番印象に残ったことについて書かせていただきます。それは「考え、議論する」道徳の授業とは、一人一人の子どもが「当事者意識」をもって追求するという意味があることです。私が受けてきた道徳の授業は「人に親切にしましょう」、「嘘をつかない誠実な人になりましょう」といった最終的にきれいごとでまとめる価値観の植え付けでした。だから道徳の授業なのに先生が望んでいる答えを探してしまったり、国語の授業のように本文の記述からそのまま抜き出すことで満足していたりと、あまり面白みを感じられるずにいました。

 永田先生のおっしゃっていた「当事者意識をもつ」というのは、子ども一人一人が問題意識をもって臨むということです。自分には当てはまらいからいいやと他人事として考えるのではなく、自分だったらどうするんだろう、と子どもが自ら考えようとするような手立てを教師が考える必要があるなと思いました。また、「考え、議論する道徳」は価値を押し付けることが最終的な目的ではありません。最終的に答えが出なくても子どもたちが自分のこととしてよく考え、友達の意見を聞いてさらに考え、深めていったことを自分の経験として心に留めておくことが大切なのではないかと考えました。

 今回のセミナーもより実践に近い深い学びをさせていただきました。玉置先生をはじめ、セミナーを運営してくださった関係者の方々に感謝を示したいと思います。ありがとうございました。(安部)



 今回特別に参加させていただきました小谷川です。永田繁雄先生の教師力アップセミナーについて書かせていただきます。

 今回のセミナーでは教科化になり話題となっている特別の教科 道徳についてでした。教科化したことによる考えの持っていき方から評価の仕方まで、道徳のありとあらゆるものを学ぶことができました。

 特に講演をきいて道徳に必要不可欠な考えは柔軟で弾力性のある筋肉質な考えと授業づくりであると私は思いました。道徳の授業というと「〜はどのような気持ちか」など人物の心情を理解する国語と同じような授業になってしまっていて、道徳授業が硬直化傾向にありました。このような授業から脱却するためにも、より主体的で協働・対話的でそして能動的な生徒自身が内容に対して問題意識を持てるそんな授業展開ができる柔軟な発想が大事になってきます。

 問題意識をもたせるというのは、すなわち授業内容を自分事と捉えて学んでいくことになります。道徳の教材のほとんどは全く知らない人の話であり、そのため教材を物語として読み取るっという形で子どもたちは受け取ってしまいます。それは国語の授業でいくらでもできることです。教材をいかにして道徳的な観点でみていけるか、道徳的な観点というのは教材を自身の問題として捉えて、どうすればこの問題は解決するのかなどで自分なりの答えを導き出していくことこそが道徳であり、鍵を握るのは問題意識をもって自分事として捉えることだと学びました。

 自分事として生徒が道徳を捉えるには教師の柔軟な発想がなければできません。様々な視点から問題に切り込み、生徒に探究心をもたせることができるような深い学びというものを道徳で確立させることができる、そんな教師になれるようにこれからも学び続けたいと思います。(小谷川)

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 記事をアップするのがだいぶ遅れてしまい、大変申し訳なく思っています。道徳が教科化され、2ヶ月後に控えた教育実習においてもきっと道徳の授業をする機会があると思います。セミナーや教育書から学んだ多くのことを十分発揮できるように今はできるだけ多くのことを吸収し、自分なりの道徳の授業を確立しておきたいと思います。ありがとうございました!



6月23日教師力アップセミナー(永田繁雄先生)での学び'(高桑、高橋、鏡味)

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 こんにちは!先日参加させていただいた、大口中学校での教師力アップセミナーでの学びを4期生の高桑、高橋、鏡味で紹介させていただきます。

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 こんにちは。4期生の高桑です。先日、永田先生による教師力アップセミナーが行われました。教育実習が2ヶ月後に迫った私たち4期生にとって、道徳の授業に対する不安を和らげることができた、とてもいい機会でした。今回は講演での学びを記事に書いていきたいと思います。

 私は永田先生が講演の中で強調しておっしゃっていた、「授業は冒険をすべき。そうしないと可能性は広がらない。」というのが印象に残りました。私がもし道徳の授業をするとなったときには、教材中のある場面に即して登場人物の心情などを問う「場面発問」から主発問を決め、それを中心に授業を指導案通りに進めてしまうと思います。しかし永田先生はこのような教師のやりやすい授業では子どもがつまらない、多様でなければ活力はうまれないとおっしゃっていました。そのためには教材のもつテーマに関わり掘り下げていくための「テーマ発問」が中心となり、教科書に答えが書いてあるがみんなで解決策を考えていくような柔軟な授業をしていくべきだと教えていただきました。

 私はこの話を聞いたときに少し前に講義で見せていただいた、玉置先生の道徳の授業を思い出しました。その授業は永田先生の考え方と同じく、教科書を閉じて進められていました。玉置先生の朗読を聞いて、そこから子どもたちが場面や登場人物を想像し、それぞれが「きっとこうなんじゃないかな」という自分なりの意見を持てていたのを思い出し、今回の講演のキーワードである「柔軟さ」とつながっているなと感じました。

 玉置先生の見本となる授業と永田先生の詳しい解説を通して、授業の方針はしっかりと理解することができました。道徳教育の特質を踏まえ、子どもたちが本音で意見を言い合えるように教師として柔軟な指導ができるよう、今後も学びを深めていきたいなと思いました。永田先生、素敵な講演をありがとうございました。(高桑)

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 こんにちは。4期生の高橋です。今回は、大口中学校で行われた教師力アップセミナーに参加して学んだことについて書かせていただきます。

 わたしが心に残っていることは2つあります。1つ目は、誘導型ではなく、追求型の授業をしていくということです。教師が決めたレールに沿って授業を進めていくのではなく、子どもたちが流れを作っていく授業をするべきだと学びました。むしろ、指導案どおりにいく授業は失敗だ、という言葉に驚きました。子どもから様々な意見が出てくるのは当然だし、それを教師の価値観でコントロールしてはいけないということでした。だから、授業の最後は1つの価値に持っていく必要はなく、「みんなが大事にしたいことは見つかりましたか?それを大切にしましょうね。」で終わってもよいのだそうです。

 2つ目は数値で評価しないということです。土に隠れている根っこのように、子どもたちが持っている個性や価値観の部分は見えないから、数値で評価せず、その見えない部分を信じてあげなければいけない、という言葉が印象に残っています。道徳が他の教科のように数字で成績をつけられないことは当たり前のことかもしれないけれど、「子どもの見えないところを信じてあげる」という言葉を大切にしていきたいと思いました。そして、教師はその根っこの部分を伸ばしてあげるような授業をしていくべきだと分かりました。
わたしたちは9月に実習を控えています。実習前の今と、実習後ではまた今回のお話についての感じ方が違うと思います。実習が終わった後、さらにこの学びへの理解が深められるように、生かしていきたいと思います。今回は、ありがとうございました。(高橋)

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 こんにちは!4期生の鏡味です。今回の教師力アップセミナーでの学びを2つ書きたいと思います。

 1つ目は、道徳をプラスのイメージを持つことです。道徳が教科になり、どんな風にしたら良いのか、今までの道徳と何か変化があるのかなど道徳をマイナスに考えてしまう人は多いと思います。しかし、今回のセミナーでプラスのイメージを持つことが大切であると学びました。プラスに考えることができると、授業を様々にしたいという思いから、授業作りに力が入り、道徳の授業が弾力化、活性化します。そうすると、道徳授業の可能性をより強く感じることができるようになります。授業を行う教師自身がまず、プラスに捉えられないといい授業は行えないし、子どもも道徳の授業を楽しい、道徳の授業を受けたいとは思わないのだ分かりました。

 2つ目は、道徳の授業を中心発問で誘導するのではなく、全体を視野に入れ追求していく道徳の授業が良いということです。教師が授業を誘導し、教師の持っていきたい価値観に持っていく授業はよくないそうです。子ども自身が学びを追求していくことのできる、子ども自身が価値観を育てられる授業が良いと思いました。私は道徳の授業をどう終わっていいのかよく分かりませんでしたが、「授業の最後が1つの価値観で終わらなくてもいい」という言葉を聞き少し安心しました。子ども達が持っている価値観はそれぞれ違います。それを育てることができる授業を行うことが大切だと分かりました。

 2ヵ月後には実習を控えています。もちろん、道徳の授業も行います。今回のセミナーで道徳について深く学ぶことができました。道徳の授業を行うことに少し自身もつきました。今回の学びを生かして実習を一生懸命頑張ろうと思いました。(鏡味)

6月30日「第8回教育と笑いの会in福岡」に参加して(吉田)

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 こんにちは、2期生の吉田です。ご無沙汰しております。

 私は今、山口県で小学校3年生34人と波乱万丈な毎日を過ごしています。失敗の連続の中に小さな幸せを感じるそんな日々です。

 先日、福岡で行われた教育と笑いの会に行かせていただきました。この記事では、そこでの学びを書かせていただきます。

1つ目は和田先生の模擬授業です。
 和田先生の授業の中で「子供の気付きを大切にして、何度も学ぶ機会を設ける大切さ」を感じました。和田先生は授業で子供に学んでほしいことは決して言いません。必ず子どもの気付きから導いて来られます。これは本当に難しいことだと思います。

 そして、何度も発表する・何度も考えるといった活動の中で1人の理解が3人に、3人が10人にと広がっていくのだと感じました。とても凄い授業でした。

 私はすぐにこんな素敵な授業はできません。いろんな授業を行う中で「ここで子供が困っていた、このミスはどんな気持ちからきたのか。」という視点を持ちながら、日々授業に取り組みたいと思います。

 2つ目は笑顔・元気でいることの大切さです。教育と笑いの会では本当に笑顔にさせていただきました。笑顔でいると本当にいい気持ちで過ごせます。

 私のクラスの子どもにこんなことを言われて事があります。
「先生、今めっちゃ笑顔やったね、学校、楽しいやろ?」
 この言葉を聞いた時に「私が今まで子どもの前で元気がなかったこと・子どもが僕を笑顔にしたかったのだ」と気付かされました。笑顔と元気は忘れてはいけない教師の姿だと心から思います。

 3つ目は教師理解をすることの重要さです。
 「子供理解より教師理解」という言葉が信頼関係を気付くための話で出てきました。教師理解とは、教師が子供にどう見られているかという視点をもっていた方がよいということを伝えています。実際そうだと思います。

 私も子供の言葉・姿からいつも反省をします。
「先生は、昼休みに時間通り来てくれないよね。」他の用事で忙しくても、子供との約束を守っていないと信頼どころではありません。
「先生、少し焦りすぎだよ。」授業を進めようとするあまり子供が言った言葉です。
 子供の視点に立って考えるという教師の姿を改めて考えることが出来ました。

 「書くことによって学ぶ」これは教員になっても同じです。所見を書きながら、子供のよさに気付けていない自分に気付く。」「研究授業の記録から、先生の姿を学ぶ。」「子供の記録を残し、保護者の方に伝える準備をする。」など、書くこと・学ぶことが多くあります。幸いなことに私は同僚の先生に「あなたの文章、いいね。」「私もこの表現を使いたくなった。」と言っていただけます。玉置ゼミでの2年間の学びの1つの成果が実を結んでいるのだと感じています。

 今日の学びもいつか生かせる自分になりたいです。(吉田)

6/23(土)「教師力アップセミナー(永田繁雄先生)からの学び(井上、中澤、加藤奨基)

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 6/23(土)の永田繁雄先生による教師力アップセミナーに参加させていただきました!
そこでの学びを、井上、中澤、加藤奨基の3人で記事にさせていただきます!

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 こんにちは!4期生の井上です。私が講演を聞き、大切だと思ったことは「教師の価値観を押し付けない」ということです。教師が教材研究をしていくうちに、これがいい、これを学ばせようと決めて、それを一方的に押し付けてしまう。こういった授業はいい道徳の授業とは言えないと思います。授業をしていると、きっと教師が考えてもいなかったような意見を言う子供達もでてくると思います。そういった時に、これは違うだとか、教師の価値観に寄せていく誘導していく授業をしてしまうと、クラス全員が教師の価値観に染まってしまいます。そんな時は「どうしてそう考えたの?」と、声をかけその子なりの価値観を聞き、認めてあげることが大切だと講演を聞き感じました。

 次に、上で子どもなりの価値観と書きましたが、どうやって持たせるか?それは子どもたち自身が、道徳的問題を「自分事」として、道徳的価値に向き合うことが必要だと学びました。自分事として子どもたちに向き合わせるには、問題意識を持たせて主題に取り組ませること。授業に体験的な活動を取り入れ、「当事者意識」を持たせる工夫をして問題を追求させること。など、子どもたちに自己の納得解を見出させていくことで生まれてくるものだと知りました。そして上でも書きましたが、その一人一人の自分事として考えた道徳的価値観を教師は大切にしてあげなくてはならないのです。

 また、個人的になるほどなと思ったことは、ワークシートには花丸を書かないということです。道徳は数字では評価しません。そのため花丸を書いた時に、花びらの数が違うと、その数で評価されていると思ってしまうことがあるそうです。全て同じように書ければいいですが、急いで丸をつけているとなかなか難しいと思います。子どもたちは細かいところまでよく見ているなと感心しつつ、注意していこうと考えました。

 教師力アップセミナーではいつも多くのことを学ぶことができます。実習もあと3ヶ月に迫っているため、学んだことを少しでも活かせるよう頑張っていきます!(井上)

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 こんにちは!四期生の中澤です。私は今回、記録係に初挑戦しました。私は元々、大学でノートを取るときに、先生の発言を一語一句そのままノートに取ろうとしたり、スライドを全文書ききることを目標にしてきました。なぜなら、せっかく先生が教えていただくことを書く時間の問題で取捨選択してもったいないと思ったからです。そのため、耳で聞くのと同時にノートにすばやく文字起こしすることは得意でした。そのため、記録係に対して自信がありました。しかし、記録はノートでなくパソコンのワードでした。当たり前の話ですがノートみたいに自由に手を動かすことができません。必然的に先生の語りとタイピング速度に遅れが発生してしまい、講演の間、記録できなかったと感じることが多々ありました。申し訳ない限りです。しかし二時間集中して記録することができました。

 その後、パソコンで編集をしていきました。私は、酒井先生に感謝の気持ちでいっぱいです。私は、期限内に提出をしなければという焦りから、誤字脱字・ページ数のつけ忘れなど、細かいミスをしたものを提出してしまっていた。けれども酒井先生は、ありがたいことに短時間で丁寧に修正箇所を手書きで教えていただきました。そのお陰で、期限内に提出することができました。私は、酒井先生がしていただいたことを自分で自分に行い、成長していくことが大切であると考えています。酒井先生、私の製作したものに適応し、修正箇所を教えていただき、本当にありがとうございました。

 私は、教師力アップセミナーに参加させていただき、多くの先生方と関わり、様々な話を拝聴しています。このこと事態が大変貴重で恵まれていることであると私は常に考えています。これからもゼミ活動を通して、教師の卵として実りある経験を積み重ねていきたいと考えています。本日も学ばさせていただき、ありがとうございました。(中澤)

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 こんにちは、4期生の加藤奨基です。今回は永田先生の教師力アップセミナーに参加させていただきました。そこでの学びを記事にさせていただきます。

 今回の教師力アップセミナーでの一番の学びは、やはり「道徳では、教師の価値観を子どもに押し付けてはならない」ということです。教師は価値観を押し付けるのではなく価値を提示するのに留め、そこからどのようにその価値を噛み砕いていくかは子ども自身の価値観に委ねるということを学びました。

 自分が小学四年生だった頃、道徳で戦争について学びましたが、今思うと当時の先生の価値観がかなり含まれていたと感じます。こんな見方・考え方もあるのだなと捉えることができたので今は何とも思っていませんが、当時は「またこの話か」と話を聞いては先生の機嫌が悪くならなさそうな答えを言い、その時の道徳(=戦争の授業)にちょっとうんざりしていた記憶があります。このように、道徳で扱うテーマが重く、大切になればなるほど、教師の価値観は入りやすくなってしまうのではないのでしょうか。これから先こういったテーマを扱うことは避けられないので、特に気をつけたいと思います。

 また、大学では道徳の授業の最後は必ず教師の説話を話すものと学んだのですが、今回のセミナーで必ずしもその必要はないと聞いたことも新しい発見でした。確かに教師の説話=教師自身の価値観になってしまいがちだと思うので、適した説話がないのなら無理に話さず、子どもの価値観を尊重したほうが良いと考えることができました。

 道徳は基盤となる大切な教科ですが、その分取り扱いも難しいのだとこれまでのセミナーを通して感じています。しかし難しいからと疎かにしてはいけないと思います。現場に出てから疎かな道徳授業を子どもたちに提供してしまわないように、今からしっかりと学びを深めていきたいと思います。永田先生や玉置先生をはじめとするセミナーを開催してくださった先生方、ありがとうございました。(加藤)
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