7月16日 四期生ゼミ 関口さんの発表記録(中澤)

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 こんにちは!8月7日・8日・10日と記事を書いてきて、これで四本目になる、四期生の中澤佑太です。さて、もう遠い昔のことでございますが、7月16日の四期生ゼミ活動の時の関口さんの発表について、記録に残していきたい。

 発表の内容は大きく二つである。

 一つ目は、縦書きと横書きの板書についてである。縦書きの板書は、文章に流れに沿って、場面や心情をたどることに特化された板書である。一方横書きの板書は、課題、結果、考察と思考の流れを表すことや、グラフや表を書き加えることに特化された板書である。道徳の授業は、道徳的価値に合わせて授業を構成していくため、二つの板書の仕方を使い分けていきたい。

 二つ目は、発問カードの有無についてである。発表では、提示されたメリットを元にデメリットを考えていくという活動を行った。私は、発問カードはあくまで授業構成の手段であり、使い手である教師との相性があるものであると考えている。よって、実習のような授業経験を積む機会に発問カードが自分に合うのかを考えることが大事であると私は考えた。発表記録は以上である。(中澤)

7月16日4期生ゼミ発表について(関口)

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 こんにちは。苦手な水泳に今さら向き合う関口です。今回は、板書について学んだことを発表しました。学んだ本は『道徳教育-授業を変える「板書の工夫」-』という雑誌です。

 発表では、板書の役割をこちらが2つに絞りました。最初の文字と文字数だけ提示し、考えて出してもらいました。2つの役割は「知識伝達」と「思考支援」で、どちらが道徳科ではメインになるのかについてもプリントに書いてもらい、手を挙げてもらいました。
他教科での板書は、教科書の書字方向に基本的には合わせます。

 しかし思考支援がメインとなる道徳科では縦書きのみならず横書きの板書も成り立ちます。それぞれの特性を理解して、より有効活用できるよう特性をまとめました。とても短くまとめると縦書き板書は順序立てて追いやすく、横書きの板書は思考を促しやすいです。道徳科と言っても学習スタイルによって深めたい部分は違うと思うので、それぞれ合う板書を使っていきたいです。

 もう一つは道徳科に限らず、発問カードの有無についてです。前回短冊カードについて加藤奨基君が深めてくれたのですが、今回は発問に絞りました。

 私は初め発問カードはない方がいいと思っていました。なぜなら、子どもと一緒に作る授業でなくなってしまうと考えていたからです。同様に4期生のみんなにも発問カードのデメリットを出してもらいました。その時、机間指導で書いてある意見そのものを価値づけていく練習を行いました。「型にはまる」「子どもの写す時間が確保できない」「子どもが写している間結局何もできない」「準備が大変」などたくさんのデメリットが出て来ました。しかしそれでも実習では発問カードを活用したいと考えています。その理由は以下のメリットがあるからです。
1.時間短縮できる
2.子どもから目を離すことなく提示できる
3.見やすい板書になる
4.発問カードの配置を考えることで授業全体の構想を立てやすい
5.発問が曖昧にならない
6.ねらいからずれない

 授業したことのない私にとって心に余裕を生むという点でも発問カードは必要だと考えています。

 今回の発表では話し合いより説明が多くなってしまい、つまらなかったかなと思ったのですが、みんな真剣に聴いてくれて嬉しかったです。机間指導でも意識していたことはでき、発問や話し方がシャープだと言ってもらえたので満足です。しかし、価値付けが事前に考えてきた以上できなかったので、残念です。実習ではさらに意識していきたいです。(関口)

7月9日4期生ゼミ発表加藤奨基くんの記録(安藤)

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 こんにちは。4期生の安藤優里です。

 最近猛暑が続いており大変ですね。私は自転車で通学しているのですが、暑すぎて学校に着いたらまずアイスを食べ、学校の帰り道でもアイスを食べ…アイスを食べて暑さをしのいでおります。全然痩せられません。(笑)

 さて、今回は『道徳授業考え、議論する道徳に変える発問&板書の鉄則45』(著 加藤 信行)という本で発表してくれた加藤奨基くんから学んだことを書いていきたいと思います。

◎黒板を子どもたちに明け渡す
 最初に加藤くんは「短冊カード」の有効性をみんなに問いかけました。
短冊カードが板書において有効だと思う人は◯に、思わない人は×に手を挙げたところ、意見は半々くらいに分かれました。ここでの授業技術として、「お〜○と×がいい感じに分かれたね」「意見が違うってことはいい話し合いが出来そうだね」など、子どもたちがちゃんと意見を持てたことを評価し、意見が違ってもいいことを認め、これから話し合いをしていこうという雰囲気にもっていくために「束ねる」ことが大切であると玉置先生が教えてくださいました。

 私個人的には、この後の流れも難しいなあと感じるのですが、まず、◯の人を当てる、評価する、◯で同じ意見の人?ときき、違う意見の人がいたら当てる、そして次は×の意見をきいていく…というように子どもたち全員参加で、意見を橋渡ししていくことがポイントであると分かりました。最初は難しいと思いますが、もうすぐ控えている実習で使えるようになりたいです。)

 内容に戻ると、短冊カードが有効であるという○の意見としては、「板書の時間短縮に繋がる」「板書が整理される」などがでた一方、×の意見としては「子どもの意見がそのまま反映されない」「教師の答えの押し付けになりやふい」「子どもが受け身の授業になる」という意見がでました。

 板書は短冊カードは使いどころを見極めて適切なところでのみ使用し、子どもが書き込めるスペースを作るなどして子ども参加型の授業を作っていくのが良いということを学びました。板書においてもなぜ短冊カードを用いるのか、どういう意図で書くのか、という教師の意図が問われるということを認識しました。

◎教師は「知ったかぶり」をしない
 授業では教師も時に教えてもらうつもりで子どもの意見に耳を傾け、分からないことは知ったかぶりをしないで、子どもと同じスタンスで授業に臨むことが大切だといいます。これは授業技術としても、玉置先生が仰っている「物分かりの悪い教師になれ」という、、あえて子どもに「先生違うよ!」と突っ込ませるスキを作り、子どもが受け身にならないようにするテクニックにも繋がります。

 こちらも教師が知ったかぶりをすることの是非を問いかけられましたが、○×でそれぞれ意見が分かれ、その後の束ね方がポイントでした。特に、同じ○でもなぜ◯だと思うのかという理由が違う意見があるので、「同じだけどちょっと違う人?」と尋ねるようにして、○で意見をくくらないようにしたいです。そして最後に「違う捉え方があっていいね」と束ねることを忘れないようにしたいと思います。

 今回加藤くんの発表では子どもの意見を束ねる、ということを学びました。ぜひ模擬授業に生かしていけるよう、意識付けしていきたいです。加藤くん発表おつかれさまでした。(安藤)


7月9日4期生ゼミ発表(加藤奨基)

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 こんにちは!実習を恐れに恐れている四期の加藤奨基です。恐れすぎて今回も実習で役立ちそうな情報を二つあげさせていただきました。学んだ本は、「加藤宣行の道徳授業考え、議論する道徳に変える発問&板書の鉄則45」という本です。黒板のような緑のカバーと一つ一つの鉄則が見開きになっているのが特徴で、とても読みやすかったのでお勧めです。

 発表では、
1.短冊カードの使い方に注意!
2.「知ったかぶり」をしない
の二点を発表させていただき、1.では短冊カードのメリット・デメリットを考えること、2.では「教師のしったかぶり」という言葉について考えることから進めました。ただ、1.の時に短冊カードが何かを上手く伝えることができず手間取ったので、実物を用意すればよりスムーズに進めることができたかと思います。百聞は一見にしかず、ですね。

 また、玉置先生もよく使われる「〇×法」にも挑戦しましたが、かなり失敗しました。〇×法の合間で価値付けていくのがとても難しいなと感じました。次に行うときは、少しスピードを落としてしっかりと手順を踏みながら行いたいと思います。

 ミスが重なり発表がグダグダになってしまったのでこの場を借りてまとめさせていただくと、
1.:短冊カードは板書が見やすくなったりなどメリットはたくさんあるが使い過ぎは子どもが授業から離れてしまう原因になってしまう。
2.:事前知識の詰め込みすぎで子どもの声が聞こえなくなってしまうことに注意!
ということをお伝えしたかったです。

 最後の発表でしたが、なんとも悔しい結果になってしまいました。しかし、23日の特別ゼミで、今までみんなで学んだ授業技術を生かして行う模擬授業をさせていただけることになったので、今はそれに向けて前向きに取り組んでいこうと思います。(加藤)

7月9日4期生ゼミ 井上くんの発表の記録(高桑)

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 こんにちは。4期生の高桑です。今回は、井上くんのゼミでの発表について書きたいと思います。

『算数学び合い授業スタートブック』(著者 宮本博規)

1.ちょっとした仕掛けで子どもの知的好奇心をくすぐる

 3つの植物のイラストが描かれたプリントが配られ、茎の長さを定規以外の身の回りのものを使って比べました。1番長い茎だと思うものを選ぶときに2つの意見に分かれ、周りの人と比べたときに2種類のプリントが用意されていたことに気づきました。これを知った子どもたちは大きく反応した後、教師の「どっちのプリントの茎のが長いか」という発問に、子どもたちは「どっちだろう?」と自ら疑問を持つことができます。このような仕掛けのある導入によって、知的好奇心を高めた状態で授業に入ることができます。

2.こどもの考えのつなぎ方

 取り上げた子どもの考え方に対して、受信者であるそのほかの子どもたちをどのように関わらせるのか。学びあいの授業をつくるためにはこの「つなぎ」は大変重要になっていきます。

 子ども側のつなぎ方には子どもたちの聞く力を育てることと、8つのつなぐ力を育てることがあります。⑴復唱する力⑵言い換える力⑶質問する力⑷付け加える力⑸意見する力⑹気づく力⑺想像する力⑻応援する力

 意見を聞くときに「アだと思う人はグー、イの人はチョキ、ウの人はパーを出してください」と指示していました。仕掛けによって意見が2つに分かれることを見据えた上での指示で、一斉に出すことで意見が分かれたことがはっきりと目で見える化されていました。これが子どもたちの「なんでだろう?」という好奇心のきっかけとなっていたのではないかと思いました。

 最後に玉置先生から、立って交流したときの収集のつけ方について、「5秒のうちに席に戻って」とカウントダウンするなど少し声かけを変えるだけで子どもたちの動きが変わってくることを教えていただきました。また口癖は中学生が真似をし始めるので、直した方がよいとのことでした。井上くん、おつかれさまでした。(高桑)

7月9日4期生ゼミの発表を終えて(井上)

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 こんにちは!4期生の井上です。先日、最後となる3回目の発表を終えました。

 2回目までは発問の仕方や、指示の仕方を取り上げて発表してきましたが、今回は教育実習も間近に控えているため、今までとはガラリと変えて授業づくりについて取り上げることにしました。

 今回は他の人の発表で導入について取り上げられていたため、導入を少し工夫してみようと思い発表に臨みました。しかし結果は散々なものになりました...。なぜうまくいかなかったのか考えると大きな問題が見つかりました。それは導入に入る時の「説明があまりにも少なかったこと」です。説明が足りなかったために、全員が今から何をやればいいのかわからない状態を作ってしまいました。

 説明が足りないことは小学校低学年を実習期間に担当する僕にとって特に致命的なことでした。低学年の児童たちには大学生に説明するよりもさらに噛み砕いて分かりやすく説明する必要があります。そうでないと児童は今から何をするのか理解することが難しいと思います。実習まであと1ヶ月と少ししかありませんが、説明の仕方を学び少しでも実習に生かせるようにしていきたいと感じました。

 次に今回の発表で自分の口癖を発見することができました。これはとても大きな収穫だと思います。僕の口癖は「ちょっと」でした。説明する度にちょっと〜と言ってしまっていました。口癖は子供が真似すると玉置先生に聞きました。たしかに自分も真似していた記憶があります...笑

 口癖を直し、より分かりやすく、より聞きやすくするために意識しながら話をしていきたいと思いました。

 この3回の発表で自分の弱点や課題を多く発見することができました。本当にいい経験になりました。そしてこの恵まれた環境に感謝します。この経験を生かし9月からの実習に臨んでいきたいと思います!(井上)

7月22日(日)自問活動情報交換会に参加して(静谷)

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 先日、名古屋市教員採用1次試験を受けてきました。筆記の面に心残りがありますが、最後に行われた口述試験では練習の成果を出すことができ、充実した時間であったと思います。「終わりよければすべて良し」という言葉がありますが、今はそのような気持ちです(笑)

 そんななか、教員採用1次試験の次の日に行われた「自問活動情報交換会」という会に友人に誘われたので参加させていただきました。内容としましては、午前中に講師である岡本美穂先生の「教師人生を変えることができる!板書の技術」・「すごい!楽しい!ノート指導」という2本立てでした。午後は、自問活動についての情報交換という内容でした。

 今回は、ここから学んだことを二つ記事にしたいと思います。

 一つ目の学んだことは、板書のポイントです。岡本先生は、以下の三つを板書において大切にされていました。

・スッキリさせる
・子どもの意見
・箇条書き

 「スッキリさせる」とは、黒板に情報が多いと子どもも混乱してしまいます。そのために言いたいことをスッキリさせるとおっしゃっていました。また、色の統一感も持たせるとよりスッキリした板書ができるとおっしゃっていました。

 「子どもの意見」とは、教師が子どもの意見を大切にしすぎて、全てを板書してしまうがそうではなく、板書をスッキリさせるため、めあてを達成するために、その子どもの意見を考えて位置付けていくかが大切であるということです。

 「箇条書き」とは、板書は箇条書きで書いていくということです。ただ、教師が勝手に子どもの意見を箇条書きにするのではなく、他の子どもが箇条書きにするよう呼びかけます。こうすることにより、他の子どもも友達の意見をより聞くようになるし、まとめる力も付きます。

 以前、和田先生のセミナーで子どもが子どもの意見を評価し、繋いでいくとおっしゃっていましたが、岡本先生のこのテクニックも子どもを繋いでいく授業であると感じました。やはり、授業は子どもがつくるものでないと子どもにとってもつまらないです。そのために、子ども同士を繋いでいく教師の腕は大切であるなと感じました。

 二つ目の学んだことは、振り返りのポイントです。岡本先生は、振り返りをする際、二つのことを主にやっているそうです。

 一つ目は、妹や弟に「今日の授業どんなことしたの?」と聞かれたら答えれるように振り返りを書くことを子どもに意識をさせているそうです。

 二つ目は、「題名日記」です。この授業に題名を付けるならどんな題名を付けるかという振り返り活動です。子どもにとっても授業という体験的なことのため、書きやすいです。この活動は、よく時間がないときに使われているそうです。

 私自身、教育実習でも授業の最後には、振り返りの時間を必ず設けていましたが、ただ単に「今日の授業の振り返りを書こうか」としか声かけをしていませんでした。高学年に対しては、この声かけでも通用するかもしれませんが、中学年や書くことが苦手な子どもにとってはとても辛い時間になってしまいます。次に授業をする際では、是非とも取り入れてみたい振り返り活動です。

 今回、初めてゼミ以外のセミナーに参加させていただきましたが、話を聞いていると、ほとんどの方が教師力アップセミナーに参加したことがある先生方ばかりで、ここでも玉置先生の顔の広さを実感させられました(笑) どのセミナーも本当に学びが多いため、これからも都合が合えば、どんどん参加したいと感じました。(静谷)

7月9日4期生ゼミでの発表を終えて(鏡味)

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 こんにちは。4期生の鏡味です。前期がもう少しで終わり、ゼミでの発表もこれが最後になってしまいました。ゼミでは多くのことを学ぶことができ、また刺激し合える仲間もいて毎回のゼミが本当に充実していたなと改めて思いました。今回は私の最後のゼミでの発表について書きたいと思います。

 今回、私が発表した本は、『新任3年目までに身につけたい「超」教師術』(著 中嶋郁雄)です。新任3年目までに身につけたい学級術や授業術など多くの教師術が書かれていました。発表では、学級経営を中心に発表をしました。

 まず、最初に「みんなが新任1年目だとして、どんな関係を生徒と築きたい?」と聞きました。まずは30秒ほど考えてもらいました。その後に挙手をしてもらい、考えたことを発言してもらいました。その後に、本の中で中嶋先生が言っていた考えを踏まえて、新任の先生がどういう風に子どもと関わっていくことが良いのかを説明しました。中嶋先生は若い教師こそ子どもと距離を取ることが良いと言っていました。

 その後に、どうしたら上手に子どもと距離が取れるかをみんなに聞きました。そして、個人、グループで考えてもらいました。そして全体で交流して、本で先生の考えを述べて発表を終えました。

 今回の発表では私の言い方が悪かったのと、発問の内容が少しわかりにくかったのもあり、生徒側の人が考えるのを難しくさせてしまったと思いました。生徒側から私の発問に対して質問が来てしまったので、もっと分かりやすく伝えればよかったと後悔しました。発問が分からないと生徒達は考えることができません。また、大学生から発問に対しての質問が来てしまったら、小学生に対して授業をするときはもっと注意をしなければいけないと思いました。発問の内容についてもう一度見直そうと思いました。

 玉置先生から「板書が速くていいね」と褒めてもらえたので、実習でも意識して頑張ろうと思いました。

 実習まで残り後1ヶ月と少しとなりました。今までのゼミでは自分の発表や仲間の発表からたくさんの授業技術を学びました。それを自分のものにできるようになるのには時間がかかるかもしれません。しかし、復習をして研究授業の時に生かせるように頑張ります!(鏡味)

7月9日 4期生ゼミの発表を終えて(秋田)

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 こんにちは!4期生の秋田です!ついに、次のゼミが前期では最後となりました。本当に、3年生になってから時が経つのをとても早く感じます。後期のゼミもワクワクします。

 さて、先日ゼミでわたしは、森川正樹先生の「できる先生が実はやっている 学級づくり77の習慣」という本を紹介させていただきました。

 今回、わたしは、「言葉」を狭めるということ、「話したい」「話せない」子の活躍のさせ方という2点について話しました。

 今回の発表で3回目ということもあり、1回目の発表に比べたら前に立って話すことに、少しは慣れましたが、まだまだ反省点ばかりです。あまり、うまい言い回しができなかったり、言葉がつまってしまったり、うまく伝えれていないのが改善点であるなと感じます。

 そして、プリントの文章をそのまま読んでしまうのも直さなければいけないと思いました。相手にわかってもらおうと思ったら、まず、視線をあげて目と目を合わせるようにしなければならないと思いました。

 また、玉置先生ご指導のもと、「話したい!」「話せない子」の活躍のさせ方を実践してみました。「話したい!」子にあてて、発問に対しての答えが、こちらが求めるものであっても、「じゃあ次は...」と次に行ってしまうのではなく、「この意見で本当にいい?違う意見の人は?」ときき、一度立ち止まり、だれも置いてきぼりにしないことが大切だとわかりました。実際にやると、どうしても積極的に発言する子、理解が早い子に合わせてしまうなと思いました。ちゃんと話せない子、理解するのに時間がかかってしまう子にも目を向け、さまざまな策略をして、"だれも置いてかない授業"をしていきたいです。

 前期のゼミでの自分の発表の反省点、みんなの紹介で学んだことを生かして、後期のゼミも玉置先生ご指導のもと、4期生の仲間と共に頑張っていきたいと思います。(秋田)

7月2日4期生ゼミ中澤くんの発表の記録(秋田)

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 こんにちは!4期生の秋田です!この間、4期生のみんなで、コストコパーティーをしたり、花火をしたりとどんどん仲が深まっていて、毎回のゼミが本当に楽しみです!

 さて、今回は先日の中澤くんのゼミでの発表を紹介したいと思います。中澤くんは、今回も中村健一先生の「策略ブラック学級開き 規律と秩序を仕上げる漆黒の三日間」という本について紹介してくれました。

 今回紹介してくれたのは、「0.1.3.7.30の法則」というものです。この法則は、黄金の三日間という言葉を踏まえて作られた学級開きの法則です。

 0は、3月末から新年度の始業式前日までの時間です。この時間で、子どもに当たり前に行動してほしいルールをつくり策略を練ります。

 次に1とは、始業式の日です。この日に子どもを虜にするような振る舞いと、子どもの名前を呼んでほめることが大切だそうです。

 そして、3とは、黄金の三日間のことだそうです。黄金の三日間では、子どもが落ち着いている時間なので、子どもをほめ、ルールづくりをし信頼関係を築くことが重要です。

 さらに、7とは、新年度が始まって一週間のことです。子どもが学校で過ごす一日の中で、学級に必要な一日のルールをすべて決めるそうです。

 最後に、30とは、四月という一か月のことだそうです。この時間で、決めたルールをを繰り返し指導し、徹底し当たり前にさせることが大切です。
この30日間を全力で頑張れば、この後はかなり楽ができるそうです。

 今回の中澤くんの発表を聞いて、学級開きで教師は、何をしたらいいのかがわかってとても参考になりました。今のうちから、自分はどんな学級を目標とするのか、目指したいのかを考えておきたいなと思いました。

 中澤くんの発表は、とても指示が明確で、「ここは前を見て!黒板を見て!今はプリントを見よう!」などと、視線を集めるのが上手いなと思いました。また、「いいね〜!」「さすがだね〜」「先生うれしいな〜」などと、とてもほめるのが多くて、一言と短い言葉でも子どもたちは喜ぶし、やる気につながってさすがだなと思いました。次回も中澤くんの発表を楽しみにしています!お疲れ様でした!!!(秋田)

6月10日 教育フォーラムに参加して(中澤、高桑、竹内)

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 こんにちは。最近書籍販売に愛着を抱き、やりがいを見いだしてしまった四期生の中澤佑太です。「よかったよ!」と声をかけていただいた皆様、…本当にありがとうございます。

 本日は、6月10日に開かれた教育フォーラムの、午後に行われた奈須正裕先生の講演について書きたいと思います。

 まず、初心者と熟達者のスキーマについてです。講演の中では、「斜面」という言葉から、言葉の特徴を連想することと、理科的な概念まで連想することの違いが生じるということを学びました。このことに対し私は、子ども達は無意識に、教科書の単元ごとで、新しく考えようとするため、教科の見方・考え方を伝えていくことで、過去学んだことと今学んでいることを結びつけやすくなるということを考えました。

 次に、見方・考え方が教科の本質であるという話についてです。講演では、各教科には「対象」と「方法」があり、何をどのような視点で見ていくかが学習の本質であるということを学びました。私は、この話を始められた際に、あることが頭に浮かびました。それは、子どもがよく問いかける、「なんで算数を学ばないといけないの?」「図工なんて得意な人だけやりゃあいいじゃん!うまくならないし。」という疑問の答えになるということです。つまり、算数や図工的な思考の仕方が異なり、たくさんの思考の仕方を身に付いて欲しいという願いが、学習の本質であるを私は考えました。今後授業づくりで困ったときにこの気付きに戻りたいと思いました。

 最後に、子ども達が数学の授業で、式の立て方だけを大事にしてしまうことについてです。私も正直、数学は問題に対してどの公式で解いていくのかを見定める学問だと無意識に考えてしまいます。上記したように、数学的な見方・考え方を学ぶことで、式を覚えるのでなく、構造を把握して、構造を具現化するために式を覚えるという考え方が大事になると私は考えました。

 今回の講演の内容は、一見難しい理論の話だと受け取ってしまいますが、理解することで、授業そのものの組み立てかたが変わると私は感じました。奈須先生、素敵な講演をしていただき、ありがとうございました。そして、教育フォーラムの関係者の皆様、素敵な会に参加させていただき、ありがとうございました。(中澤)

 
 続いて、柴田好章先生による講演についてです。講演の中にはいくつかの考えさせられるキーワードがありました。その中で私が1番印象に残ったのは「深い学びの鍵は切実性」です。これは、子ども自身の知りたいという気持ちがみんなにも知ってほしいに変わり、学級での話し合いが深まるというものです。このような流れをつくるためには、子どもたちが自ら知りたいと思えるように教師が仕向ける必要があると思います。柴田先生も「問いは誰のためにあるのか。教師が聞いたから子どもが答えるような発問の仕方ではいけない」とおっしゃっていました。

 私はこれを聞いて改めて、授業での発問と子ども理解が重要なものであると感じました。発問についてはよくゼミでやるのですが、取り上げられるたびに難しいなと感じています。子どもが考えたくなるような問いかけが動機となる授業づくりをしていきたい思いました。

 また子ども理解については、知識の差はあるが子どもたちそれぞれどこかに関心の向かう先が必ずあるため、点数だけで決めつけるのではない。ずっとわからずに悩んでいた子が表情を変えるなど、どこかで動くところがあるので、その瞬間を見逃さないように子どものことを見守ることが教師の役目だと改めて気づかされました。

 柴田先生は初等教育の始めの方からの学習が大切であると主張していました。私はこの考えに賛同します。私は塾でバイトしているため、小学生に勉強を教える機会が日常的にあります。先日、小学3年生の児童に割り算の筆算を教えたのですが、基本的な概念ほど自分にとっては当たり前のことなので、噛み砕き方がわからず教えるのが難しいと感じました。やはりここでも先程の子ども理解の話とつながるのですが、学習の筋道は人それぞれでその子なりのものがあり、それを理解してあげる必要があります。何かどこかに引っかかりがあるため子どもが何気なく言っていることを拾うということが重要だということを学びました。柴田先生、貴重なお話をありがとうございました。(高桑)


 こんにちは。4期生の竹内です。僕は鈴木先生の講演について書きたいと思います。鈴木先生は、岐阜聖徳学園大学の数学科の先生で、僕自身数学専修であるので大学でもお世話になっている先生です。

 鈴木先生は今回授業づくりの提案をされていました。まとめを四つの視点から準備する。という提案です。問題・課題に対するまとめ、新たに獲得した知識・技能に対するまとめ、今日使った見方・考え方に対するまとめ、この授業で何を学んだかに対するまとめ[まとめ]と一口に言うが何をまとめているのか、まとめは誰がするのか、まとめは記録されているのか(ノートに書かれているか)を考えることが大切で、鈴木先生自身、そう考えるに至った授業場面は・子供に取り組ませた問題や課題に応えていないまま、教師の教えたいことをまとめて終わってしまっている。・問題や課題に対するまとめはあるが、教科書に太字や枠囲いで書かれている内容や、吹き出しで示されている考え方がまとめられていない。黒板に書かれていないから子供のノートにも書かれていない。・事実の積み重ねはあるが、今日私たちは何を学んだのか、何ができるようになったのか、学習のつながりや位置が示されない。という場面である。そこでまとめを、問題・課題(めあて)に対するまとめ、新たに獲得した知識・技能に対するまとめ、この授業で何を学んだかに対するまとめ、の3つに分けて考えていく。

 玉置先生が日頃からおっしゃるように、授業づくりでは、子供たちが授業終わりにどんな姿になっているか、を考えて逆算して導入や展開を考える、というようにまとめの大切さが改めて感じさせられる内容でした。

 今回の教育フォーラムに参加させて頂いて、大学の講義では学べないような内容を学ぶ機会になりました。玉置先生、鈴木先生をはじめとする講師の皆さんありがとうございました。(竹内)

7月13日(金)3期生ゼミ記録(松田)

 こんにちは。3期生の松田です。
 今回は、7月13日のゼミでの学びを書きます。

 今回もいつものように問題演習を行いました。その後は、「Yell」という日本教育新聞社が発刊した冊子の中の玉置先生が書かれた「新学習指導要領の捉え方」を読みました。冊子を1人1冊いただいたのですが、まず先生の記事の部分に付箋が貼られており、先生の心遣いがやさしく、嬉しく思いました。

 そこには、「主体的・対話的で深い学び」のそれぞれの定義や、その定義を授業でどのように実現していくのかということが書かれていました。私の中で特に印象深かったことは、「主体的な学び」の実現です。玉置先生は、主体的な学びの実現のために「まず主体的という言葉への距離感を縮め、授業の中で子どもを主体的にさせる場面を一度は作り、自己選択をさせる場面を与える」と書いていらっしゃいました。

 「一度は自己選択をする場面を与える」と読んだとき、私は子どもが自分で知りたい、学びたいと思うような気持ちを持てるようにといきなり大きいことを考えていたと思い、難しく考えすぎていたことに気付きました。いきなり子どもが主体的になるようにと考えるのではなく、一度は子どもが自分の意見を持つことができるようにと小さい目標を繰り返し達成していくことで「主体的な学び」を実現できるということを学びました。

 長野の一次試験から1週間がたちました。試験が終わったときは、満足いくこととそうでなかったことがあり複雑な気持ちでした。しかしそれと同時に、一緒に勉強したり悩みを聞いてくれたりする友達や、応援の連絡を下さった先輩、真摯に向き合って下さる先生など、たくさんの人に自分は支えられていると感じました。二次試験もこの気持ちを忘れず、しっかり対策をしていきたいです。(松田)

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7月2日4期生ゼミ 安倍さんの発表の記録(井上)

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 こんにちは!4期生の井上です。今回のゼミでは中澤君、安倍さん、高橋さん、山田さんの4人が発表をしてくれました。僕は安倍さんの発表を記録をしていきたいと思います。

●「気になる子」「苦しんでいる子」の育て方(著者 金大竜)からの学び
1.人は体に「3匹のタイ」を飼っている。

 1匹目が「褒められタイ」2匹目が「認められタイ」。そして2匹目が満たされてようやく現れるのが3匹目の「人の役に立ちタイ」。

 この3匹のタイを最初に予想させるところから始まりましたが、考える幅が広過ぎて、なかなか思いつきませんでした。しかし安倍さんの「3匹目は人の役に立ちタイだよ。」という言葉がヒントになり、一気に考えが限定され予想することができました。後々、玉置先生のお話で「考える根拠を与えることが大切だ。」と聞き、確かにそうだったなあと感じました。最初は何を考えたらいいのか漠然としていていましたが、ヒントがでた瞬間に1.2匹目のタイが思いつきました。先生が話されたように考える根拠を与えることは、子供達の学びが深めるのに必要な大切なことだと考えました。

2.一人ひとりの凸凹を生かす教室。
 遊ぶときにルールを守れない子がいるとします。その子がルールを守ることができるようになるにはどうしたらいいのか?
 金先生は、その子も含めて、何度も遊び、失敗し、話し合い、改善することを繰り返すしかないと述べている。話し合いはその子抜きにするのではなく、その子を含めてみんなでどうしたらいいかを考えていくことが大切。
「頭でわかっていることがなかなかできない人もいる」ということに気づかせる。

 よく、ルールを守ることができない子は仲間外れにされてしまって、1人で遊び悲しい想いをしてしまうことがあると思います。そういったときに、その子を含めてもう一度遊んだり、話し合うことで、その子も「そうか、ルールは守らないといけないのだ」と学ぶことができると思います。色んな場面を学びの場にすることで、子供たちを育てていきたいと感じました。安倍さん、お疲れ様でした!(井上)

7月2日4期生ゼミ 3回目の発表を終えて(安部)

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 こんにちは。4期生の安部です。先日、3回目のゼミ発表が終わったのでその振り返りをしたいと思います。

 最後の発表では金大竜先生の『「気になる子」「苦しんでいる子」の育て方』という本を選びました。この本は授業技術などのハウツー本ではないので、現場ですぐに使える技などは載っていません。しかし、金先生の教員生活のエピソードとともに先生が1人1人の子どもをとても大切に指導されている考え方が一冊に渡ってずっと書かれており、読めば読むほどとても温かい気持ちになりました。教育実習まで残り2ヶ月を切り、不安と期待で少し緊張してきた今だからこそ子どもと関わる上での心構えをもう一度学んでおこうと思い、今回この本を選びました。

 3回目の発表で、しかも最後の発表だったので、とにかく悔いの残らないようにしようと思い、レジュメの書き方、発表の仕方ともによく練って挑みました。

 良かった点は前2回の発表より落ち着いて余裕をもって聞く側の人たちを意識して発表できたことです。私は前に出ると緊張してしまうこともあり、どうしても一方的に伝える形になってしまいます。聞いている人の存在を無視して進んでいってしまうのです。だから今回の発表では、目の前に小学生の子どもたちがいることを想定して聞き側の存在を意識して発表するように心がけました。

 最初の「後出しジャンケン」では、金先生が言われていた通り子どもたち全員の視線が集まる感覚を味わうことができました。授業をしているときは伝えるだけで精いっぱいになってしまい、この「みんなの視線が集まる感覚」を意識するのはなかなか難しいことだと思います。しかし、授業の中で1番伝えたいことを言うときだけでもこの感覚を味わうことは必要なのではないかと思いました。

 玉置先生に指摘していただいたのは以下の3点です。

1.子どもに考えさせる時間が長すぎると授業全体がだらけてしまうということ
2.机間指導の言葉がけをもう少し工夫すること
3.発問が唐突すぎると、聞いている人にとっては何をどう考えたらよいかまったく分からない、ということ

3は特に想定外の失敗だったので、自分なりに分析してみました。確かに私が発問をした後、すぐにノートに自分の考えを書き始められた人は1人もいませんでした。みんな「ん?どういうことだろう?」と頭にハテナを浮かべながらも私の意図を汲み取ろうと必死に考えてくれていました。今回は対象が大学生だったので、何とかこちらが意図していた答えが出てきましたが、対象が子どもだったら絶対に違う方向に考えが逸れてしまっていたと思います。発問を考える際には、子どもがどういう方向で考えてほしいのかをあらかじめ明確にしておき、考える根拠や手立てを必要に応じて与えなければいけないな、ということに気づかされました。実習前にこのことに気がつけて本当に良かったです。

 3回目の発表を終えて1、2回目の発表に比べると記事の振り返りを見ても分かるように、少しですがレベルアップできたと思います。しかしまだまだ自信をもって前に立てるわけでもなく、実習が不安なことには変わりがありません。しかし、ゼミで発表をすることを通して学んだことはとても大きく、実習で必ず活きてくると思います。前期残りわずかのゼミですが、いろんなことをたくさん吸収してできるだけ万全の状態で実習に臨みたいと思います!

 玉置先生をはじめ、4期生のゼミのみなさん、ありがとうございました!(安部)

7月2日4期生ゼミ山田さんの発表の記録(鏡味)

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 こんにちは。4期生の鏡味です。今回は山田志摩さんのゼミの記録を書きたいと思います。

 「教師に必要な3つのこと」(著者  野口芳宏)
教師に必要なことは、
(1)教育とは何か
(2)指導とは何か
(3)授業とは何か
 この3つの根本や本質、原点を問い続けることです。

1.遊び←→勉強という考え方
 子どもの本質は「遊び」と言えるほど子どもと遊びは密接なつながりがある。よって子どもに勉強を教える時には2つのことが大切です。
(1)面白さを教えること。面白さを通じて、子どもが勉強を遊びと捉える。
(2)勉強の必要性を感じること。向上欲求が刺激され自ら勉強するようになる。

2.「私のクラスの子は全然発言してくれないんです。」
 この悩みは新人の教師に多いそうです。まずは発言の概念を変えることが大切です。一般に「音声発言」と言い、声に出して発言することですが、これ以外にも3つの発言方法があります。
・ノート発言:ノートに意見として書き出される意見。
・音読発言:子どもに音読させることで読み取りの深浅がある程度推察できる。
・表情発言:表情から子どもの考え方を読み取る。

 まず、山田さんは、教育、( )、( )と板書をしました。そしてこの3つのことを常に問い続けることが教師には必要です。後、2つはなんだと思いますか?と尋ねていました。答えは、授業と指導ですが、この発問は難しすぎると玉置先生から指導されていました。「教師は教育、授業、指導とは何かを問い続けることが大切です。なぜだと思いますか?」の方が分かりやすいと先生はおっしゃっていました。

 また、先生はたくさんの意見が出て分からなくなった時の対処方を教えてくださいました。まず、自分が授業に使えそうな意見を持った子を意図的指名します。その後、「今〇〇さんがこう言ってたけど、説明できる人いる?」と聞くと良いとおっしゃってました。また授業を進める中で、どこに集結点を持っていきたいかを考えることが大切だと分かりました。

 実習では、自分が予想していないことが授業で起こると思います。これを上手に切り抜けて行く力はまだ私には備わっていません。しっかり勉強して経験を積みたいと思いました。山田さん、発表お疲れさまでした!(鏡味)

7月2日4期生ゼミの発表を終えて(山田)

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 こんにちは。4期生の山田です。今回は7月2日に行ったわたしの3回目の発表の振り返りを書きたいと思います。

 3回目の発表は一言で言えば大失敗でした。だんだんと授業することに慣れ始めてきたなあと思っていた3回目の発表も、発問を決めておいて今までに教わった授業の工夫を実践していけば大丈夫だと思っていましたが、授業というのはそんなに甘くないと身にしみて感じたゼミでした。

 1つ目の失敗は、答えに結びつく根拠もヒントも何もない状態の穴埋めを作って、「この( )には何が入るでしょう。」という発問をしてしまったことです。わたし自身は既に内容を知っているので、話の流れから予想がつくかなと錯覚してしまったようです。授業を受ける身からしたら全然分からなかったみたいなので、やはり授業を受ける側の立場に立って、一度自分のつくった指導案を児童の立場で見返すということは本当に大切なんだなと身にしみて実感しました。本当は、和田先生みたいにどんどん子どもを当てて行き、自分の言葉で言わせるという技を実践したかったのですが、発問がしっかりしていないと子どもは混乱してしまうだけなんだなと学ぶことができました。

 2つ目は、のちの全体交流の時に意見のまとまりごとに意図的指名をするために、机間指導でみんなの意見を見て回っていたのですが、みんなの意見がバラバラすぎて収拾がつかなくなってしまったという失敗でした。

 授業技術をたくさん知っていても、実践して自分のものにしなければ意味がないなあと実感したので、たくさん失敗しながら色々な授業技術を見よう見まねで挑戦してみようと思いました。(山田)

7/2 4期生ゼミ高橋さんの発表記録(加藤奨基)

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 こんにちは!加藤奨基です。7/2(月)に行われたゼミの、高橋さんの発表記録です。

 今回高橋さんが発表してくれた本は、松尾英明先生の「新任3年目までに知っておきたいピンチがチャンスになる『切り返し』の技術」という本です。

 一つ目は、口の悪い子への切り返しです。自分(教師)に対して口悪くアプローチしてきがちな子への切り返し方について、実際に「今日の先生の髪型ダサい」と言われたつもりでロールプレイしながら考えていきました。

 ロールプレイでは、
・どんな髪型なら似合いそう?
・よく気付けるね、でもトゲトゲ言葉はよくないね
・よく見てるね、先生のこと大好きじゃん!
 など様々な切り返し方がでました。

 ここでの学びは、「アイメッセージ」を使うということです。アイメッセージで教師自身の素直な気持ちを伝えつつ、その前に「あなたの事は好きだけど…」などその子を尊重する言葉を入れることで、人格の尊重と部分否定で対応するということを学びました。

 二つ目は、騒がしい教室を落ち着かせたい時の切り返しです。「静か」という言葉をNGワードとして、どのような切り返しで教室を静かにさせるかを考えました。
・ずっとだまって静かになるのを待つ
・今は何をする時間?
・話したいんだけど、いいかな?
など子どもの時に聞いたことのある言葉がたくさんでましたが、ここでの正解は「○○の音を聴いてみよう」でした。

 ○○には鳥のさえずりや、リコーダーの音色などの自然音が入ります。静かにしないと聞こえない音を聴くことで静けさを取り戻すという方法です。

 これは以前にも玉置先生に教えていただいた、
「AさせたいならBと言え」
に当てはまります。

 疑問点として、またすぐにうるさくなってしまうのでは?と思いましたが、静かにできたことを価値付けて褒めてあげ、維持していこうねと声かけをしてあげれば次第に子どもたちにも定着していくのではないかと思いました。

 今回の「AさせたいならBと言え」など、頭では理解していて言われたらパッと思い出すのにいざという時使えない…。まだまだそんな知識ばかりですが、実習に向けて一つでも多く授業技術を学んでいきたいと思います。高橋さん、おつかれさまでした!(加藤)

7月2日4期生ゼミ3回目の発表を終えて(高橋)

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 こんにちは。最近は、コンビニの新作アイスチェックが日課になっています、4期生の高橋です。

 先日、前期のゼミでわたしにとって最後の、3回目となる発表を終えました。

 今回は、学校生活で、うっ…と切り返しに困ってしまうような場面に対する切り返しの技術が学べる本を選びました。

 実習の前に知っておきたいと思うことが選びきれないほどある中で、「口の悪い子どもへの切り返し」と、「騒がしい教室を静かに落ち着かせたいときの切り返し」についてピックアップしました。

 発表をするに当たって考えたことは、全員で考えてみることと、わたし自身が意味を持って各活動をするということでした。

 全員で考えてみることについては、2つのシチュエーションについて、自分だったらどうするかを考えてもらいました。しかし、1人で考えて、交流する、といういつもの流れができてしまい、単調な活動になってしまいました。

 そこで、玉置先生からロールプレイでやってみようというアドバイスを頂いて、口の悪い子どもに対する切り返しの役割演技をしました。そうすることでよりリアルな対応を再現できたと思いますし、発表の仕方にも変化ができて、取り入れていきたいなと思いました。また、「口の悪い子どもへ何と言いますか」といった、抽象的な発問ではなく、具体的に「『先生の今日の髪型ダサいよね』と言われた時、何と言いますか。」という発問にした方が考えやすいということも学びました。

 意味を持って活動することについては、発言を板書すること、代表者ではなく全員に発言してもらうこと、NGワードを決めることの3つで意識しました。

 どうしてこの場面で板書するのか、そのあとどう繋がるのか、ペアの1人ではなく全員に発言させる意味を自分なりに考えて活動を考えました。しかし、発表が終わってから言いたかったことが言えなかった、とか、試してみたいことを忘れていた…ということが出てきて、少し後悔の残る発表でした。自分としては、話す時に点が多く、丸が少なかったと思いました。そのため、あまりまとまった話ができなかったのではないかと思いました。

 今回の発表では、意見を交流してする際の発表の仕方の工夫と、発問を分かりやすく、具体的なものにすること、一文を短くして話すことが課題として見えてきました。

 今回で発表は終わりましたが、3回の発表を通して学んだことや課題を実習に生かせるようレベルアップしていきたいです。(高橋)

6月25日4期生ゼミ 加藤諒太くんの発表記録(高橋)

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 こんにちは!4期生の高橋です。今回は加藤諒太くんの発表記録を書いていきます。

 今回加藤くんが紹介してくれたのは、佐々木圭一さんの「伝え方が9割」という本でした。佐々木さんは教育者ではなく、コピーライターです。その立場から、言葉の伝え方について書かれていてとても興味深い内容の発表でした!

 1つ目はNOと思っている人をYESに変える方法についてです。それは「認められたい欲」を満たすことだそうです。相手の良さを認め、褒めることで面倒だと思っている人がやってみよう!と思えるのだそうです。これは机間指導でも使える技で、児童生徒の良さを見つけ、価値付けしていくことが大切だと学びました。そして「一緒に頑張ろう!」などの言葉がけをする、「チームワーク化」というのもポイントの1つとして挙げられました。

 2つ目は「ギャップ法」という、印象的な強い言葉を作るための方法についてでした。ポイントは、
⑴もっとも伝えたい言葉を入れる
⑵伝えたい言葉の正反対のワードを前半に入れる
⑶前半と後半が繋がるよう、自由に言葉を入れる。
の3つでした。言葉での説明では少し難しかったのですが、発表の中で実際に例文を使ってみたのでとても分かりやすかったです。

 例文は「私は味方です」。この文をギャップ法を用いてみると、「たとえ世界を敵に回しても、私はあなたの味方です」というとてもロマンチックな言葉を作ることができました。何かいい言葉はできないかと実は何度かトライしてみましたが、そう簡単に名言は生まれませんでした。より効果的な方法で伝えることができれば大きな強みになると感じました。また密かにチャレンジしてみたいと思います!(笑)。加藤くん、お疲れ様でした!(高橋)

6月25日4期生ゼミ発表三回目を終えて(加藤諒太)

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 こんにちは。4期生の加藤諒太です。今回は3回目の4期生ゼミ発表について書きたいと思います。

 今回は教育者の方が書いた本ではなく、コピーライターの佐々木圭一氏が書いた『伝え方が9割』について発表しました。自分自身、伝えることがあまり得意ではなく、タイトルも目を引くことからこの本を選びました。

 この本を読んでまず感じたことは、うまく人に伝えるにはスキルが大切だということです。スポーツにコツがあるように伝え方にもコツがあると佐々木氏は本書で述べています。教師にとって伝える力はとても重要であり、現場で最も必要な力ではないかと思います。そのような力は才能ではなく、技術であるということです。本書では言葉を強くする手法やノーをイエスにするための方法など役に立つ知識、技術が多く書かれていました。

 何より、この本を読んで改めて伝えることの大切さに気づくことができました。教師にとって伝えるということは必要不可欠であると思います。子どもに言いたいことが伝わらなければどれだけ考え抜いた授業をしても意味がないと思います。そのためにもこれから多くの先生を参考にしたり、書籍から学ぶとともに、これからのゼミ活動や教育実習を通して多くのことも学んでいかなければならないなと感じました。(加藤諒太)

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