10月5日 味岡小学校授業研究会に参加して(光川)

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 こんにちは。今回特別に参加させていただきました、4年生の光川です。

 味岡小での授業参観は今回で二回目になりますが、前回感じたこととはまた違ったことを感じたり、学ぶことができました。その中でも今回二つのことを特に感じたので書かせていただきます。

 一つは味岡小学校の学校の雰囲気の良さです。前回は5月に味岡小に行かせていただき、その時にも学び合いの授業の中での子ども達の表情や聴きあう関係に感心した覚えがありました。

 しかし、今回はその時以上に学校全体の雰囲気の良さ、良い意味での落ち着き、子どもの表情の良さなどを感じました。それは低学年の姿を見て強く感じました。5月の段階では、新学期が始まり、一ヶ月ほどのことだったので、低学年の中には少し気持ちが高揚した児童もいた記憶がありました。

 今回の低学年の姿は本当に落ち着いており、先生が話し始めるとすぐに聴く姿勢ができたり、二年生のクラスの中には早くも4人グループでの学び合いがなされており、その中での聴き合い、学びあう子ども達の姿に感心しました。また、一年生の公開授業の中で、とても難しい課題が出されました。普通なら難しすぎて諦めてしまう子がでてもおかしくないような内容でしたが子ども達は見事に最後まで持ちこたえました。その姿には本当に驚くと同時に、一年生でもここまで学べるのだということも感じました。このような子どもの姿も日常の先生方と子どもとの良い関係性あってのことだと思うので、現場に出た際にも日常を大切にしていきたいと思います。
 
 二つ目は教材研究の大切さです。前回に引き続き、玉置先生は“深い学び”“見方・考え方”についての話をされていました。深い学びを生み出すためには今日の授業を忘れても、その先ずっと使えるものは何かということを考えることが大切とのことでした。そして、今日の二つの特設授業の中から見方・考え方についての話をされていました。

 例えば一年生のかたちづくりの授業の中で、ものを動かすときに“ずらす”“まわす”“うらがえす”ということを学んでいたがそれは中学で平行移動、回転移動、対称移動という図形の移動にあたる部分に繋がる大切な見方・考え方にあたります。このように、小学校でやる内容とその先への繋がりを見据える必要があるということでした。このことは8月の終わりに鈴木ゼミで行った算数合宿の中でも強く感じ、学ばせていただいたことでしたので、今回改めて教材研究の大切さを学び直せました。最後に玉置先生が言われていた子どもが何をつぶやいたらその授業は成功といえるのかというコツを参考にし、教材研究もしっかりと行っていきたいと思います。
 
 今回は大きく二つのことに関して書かせていただきましたが、卒論のテーマでもある学び合いの授業に関しても学ばせていただいたことがたくさんありました。今回学ばせていただいたことも卒論や来年からの現場でも活かしていきたいと思います。本当にありがとうございました。(光川)

10月1日大治町立大治中学校の玉置先生飛び込み授業(中澤)

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 こんにちは。四期生の中澤佑太です。今回は10月8日大治町立大治中学校の授業参観と玉置先生の飛び込み授業の記事を書きます。

 参観した国語の授業では、平家物語の序文について、CDで聞き、音読をし、序文の内容を教え、再び音読をするという構成の授業でした。私は授業内容自体が複雑でなく、指示に躊躇いがないため、生徒ものびのびと授業に参加していたと思いました。

 数学の授業は、玉置先生が授業を行いました。私は、玉置先生が生徒の前で授業をする姿を見たのは、実は今回が初めてでした。玉置先生の授業を観察して気付いたことがあります。それは。

1,プリントの内容が授業の進行手順を示すことを前提としたものでした。

2,プリントに書いた子どもの答えからはじまり、先生の発問で子ども達をリードし、子どもの考えをつなぐことを意識して授業内容をおさめていました。

 ゴールを定め、逆算し、授業を構成する。このことを頭でわかっていましたが実際にどういうことかを学ぶことができました。

 小学校教育実習を終えて、授業を参観するときの着眼点が根本的に変わりました。これまでの授業参観は何だったのかと考えてしまうほどです。学生と授業者の違いだと私は考えています。自分が変われば授業も成長し、その結果が子どもの反応で明らかにわかる。私はこのわかりやすさが教職の魅力だと考えています。

 以上、物事を簡潔にまとめ、それで長文を作っていく魅力がわかりつついる。中澤佑太でした。(中澤)

10月3日(水)3期生ゼミ 早川君の模擬授業検討記録(嶋藤)

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 こんにちは。3期生の嶋藤菜月です。今回は、後期ゼミ第一回で行った早川君の模擬授業について、意見を出し合ったことをまとめていきます。

 早川君は小学4年生の社会、教科書の上にある「わたしたちのまち みんなのまち」の単元の「絵地図から地図記号を使用した地図に書き換える」部分の授業をしてくれました。

 模擬授業の話し合いで出たことを以下に書いていきます。

<良かった点>
・「地図を見て気づいたことがあるか?」という発問に対し、子どもが「方位記号がある」と言い、どんな形なのか子ども全員に空書きさせていた。
・子どもの発言をしっかり聞いている。
・子どもの発言に対する返しが上手。
・地図記号の出し方が、小・中学校→高校、交番→警察署のように、丸をつけると進化していると子どもが気付くような出し方をしていた。

<改善点>
・前時に書いた絵地図を子どもたちに配った状態の方が、絵地図に書いた絵と地図記号を見比べることができたのでは。
・「地図に何を書き入れるか?」の時の子どもの「学校を書く」という答えに対し、「基準となる場所だもんね」と子どもが言っていないことを言ってしまっていた。
・「先生が注目していきたい」と今日やることを言う時に言っていた。先生が注目するのではなく、子どもが注目するべき。

 良かった点、改善点それぞれ意見は出ましたが、早川君はとてもはきはき話すので、とても聞き取りやすく、また子どもの発言をしっかり聞いているので受けている子ども側からしたら楽しく授業を受けることができました。地図記号の出し方はなるほどなと思ったので、見習いたいと思いました。模擬授業お疲れ様でした。(嶋藤)

10月3日 3期生 ゼミ記録(早川)

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 こんにちは。3期生の早川です。いよいよ大学生活最後のゼミがスタートしました。4年生最後のゼミは、模擬授業を行うことで、その後に全員で指摘しあって授業力を相互に高め合うこを目的としています。

 そんな一発目の模擬授業では、私は社会の授業にチャレンジしました。社会は特に自分が専門というわけでもないので、正直自信も何もなかったですが、これから先生になるにあたってそんな事も言ってられないと思い、挑戦しました。

 今回は、自分の町を探検して作った絵地図を地図記号を用いた地図と見比べるという単元を取り上げました。地図記号の成り立ちをクイズ形式で教えることによって、子どもたちの興味を刺激し、授業に引き込もうと取り組みました。

 実際、板書計画やどんな発問をするのかなどを黒板の前ですることができなかったのでぶっつけ本番になってしまいましたが、反応を先生の立場から見ている限り、そこまで悪くはなかったのかなと感じました。

 1回目の模擬授業を終えて、教育実習中の自分と変わったなと思うことが一つあります。それは、授業後にこうなっていてほしいという子どもたちの姿がちゃんと言えるようになっていたことです。1年前の教育実習中には、「子どもたちにどうなってほしいの?」と何度も言われていました。聞かれるたびに、「そんなのねーよ。内容理解ができればそれでいいんじゃねーのか」と思っていました。(言葉が悪くてすみません)でも、それじゃだめなのだと今だからこそ気づきました。(玉置先生が話をされていたのもあって)

 しかし、実際に今回の授業を作ろうとしたときに、こんな子供の反応が見られたらいいな、こんな発言も出てくるかな、などがということが心なしか、昔よりも出てくるようになっていると感じました。

 そんな自身の成長を少し感じることのできた今回のゼミ。自分がやる模擬授業はあと1回ですが、他の3期生の模擬授業を含め、学ぶものが多くあればいいなと思います。(早川)

10月3日 3期生ゼミ菱川君の授業検討記録(丹羽)

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 こんにちは。3期生の丹羽亜由美です。今回は、ゼミで行った菱川くんの模擬授業について意見を出し合ったことをまとめていきます。

 菱川くんは小学校4年生の国語、4月の初めの単元である「春のうた」という題材の展開部分の授業をしてくれました。

 模擬授業後の話し合いでの論点は2点でました。一つ目は、詩の中に「くも」というワードが出てくるのですが、それは空の雲か、生き物の蜘蛛かということです。この詩の主役はカエルなのに、あえてカエルを取り上げず、くもというワードを使ったのはとても面白いと思いました。それと同時に、最初の授業にしては、難しすぎるのではないか、教師が誘導してしまう授業になりかねないというような意見も出ました。

 二つ目は、板書についてです。菱川くんは子どもたちの意見をしっかり聞きながら、黒板に板書をしていました。わたしも、板書することで、子どもたちは、先生はしっかり聞いてくれている、というように安心感を与えられるため、いいと思っていました。しかし、玉置先生からの講評では、後で使う意見の場合は板書を残し、子どもたちの声を聞きたいときは、しっかりと聞くことに徹する大切さを教わりました。実際にすべての意見を板書するわけにもいかないですし、板書をすることによって、子どもたちの発言のリズムが崩れてしまいます。なので、板書をするタイミングや、意図をしっかりと考えることを学びました。

 菱川くんの授業はとても先生としての温かみを感じることができ、受けていてとても楽しい授業でした。子どもの意見を価値付けるのがとても上手なので、わたしも子どもから出た意見を大切にできる授業がしたいと感じたゼミとなりました。(丹羽)

10月3日三期生ゼミ記録(菱川)

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 こんにちは三期生の菱川です。後期最初のゼミで授業をゼミ生の前でやらせていただきました。

 授業をしたのは4年生の最初にやる「春のうた」という題材の展開部分をやらせていただきました。

 授業をやると決まった時から教育実習で一番失敗した国語をやろう!と心に決めていたので国語の授業をやったのですがダメ出しばかり受けてしまい残念極まりない結果になってしまいました。

 その要因として子供の発言をやはりイメージすることができていないなと改めて感じました。授業する前にたくさんイメージしているつもりですが全然たりませんでした。何を子どもたちに投げかければ子供たちからよい発言が返ってくるのか。本当に正直わかりません。

 他にも教師が誘導してしまうこと。子供の発言の良い生かし方。発問をした後に付け加えてしまう。指示が明確でない。等々たくさんの課題が見つかりました。

 再来週にまた僕の授業があります。それまでにできることをやって少しでも自分がこれから先少しでも自信を持てるようにしたいです。頑張ります。(菱川)

玉置ゼミでの2年間紹介(玉置)

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 そろそろ次年度、再来年度のゼミ決定時期になりますので、我がゼミの内容を書いておこうと思います。玉置ゼミとしては、5期生になります。

<3年生前期> 
 様々な教育実践者の書籍を読み、その書籍から自分がぜひ他のゼミ生に知らせておきたいことをレポートにまとめます。ゼミでは、それをもとに、授業風に要点を伝えます。単に説明するのではなく、どのようにしたら、よく伝わるかを考えて発表(授業形態)を行います。9月以降の教育実習での授業に生かすために、授業技術の基本を学び合います。

<3年生後期>
 教育実習が、小中学校で8週間ありますので、全員が集まってのゼミはなかなかできません。その代わり、玉置が主催している教育セミナー、玉置が指導助言に入っている学校での研究授業と協議会などに参加して、より実践的な学びをします。
 なお、12月末頃のゼミ合宿は恒例になりつつあります。

<4年生前期>
 教員採用試験に向けての学びを意識して、過去の教員採用試験に取り組みながら、その中から教育課題を決めて、話し合います。例えば、「不登校」の実態をもとに、学校ではどのような取り組みをしているのかを明らかにしたり、学級担任としての不登校児童・生徒への関わりとして、どのようなことをすべきかなど、様々な教育課題を現場レベルで考え、話し合います。

<4年生後期>
 授業力の基本を習得するために、それぞれ2本の授業提案をします。提案は、授業の一部を実際に行うことにしています。他のゼミ生は子どもの気持ちになって授業を受け、そこでの気づきを出し合い、様々なセミナーや学校参観での学び、自身の教育実習で得た知見などをもとに、力を高め合います。
 また、各自で研究テーマ(3年生前期からの学びを生かすテーマ)を決めて、卒業論文を書きます。いわばゼミでの学びの集大成です。ゼミ主催の卒業論文発表会を行います。

<2年間を通して>
 我がゼミは「書くことによって学ぶ」を揺るがないゼミ方針としています。したがって、ゼミにおいても、外部機関での参加においても、終了後は、必ず文章にまとめること、そしてそれを研究室HPの記事としてアップすることを常としています。
 また、土日に関わらず、玉置が主催あるいはスタッフとなっている各種教育セミナーや、学校での授業ならびに講演に積極的に参加するように呼びかけています。こうしたセミナー等に参加できるのは、玉置ゼミの特長の一つです。模擬授業などは、児童生徒役として関わってもらいますので、無料参加という特典もあります。これを利用して学ばない手はありません。
 さらに研究室には、優れた教育実践者の書籍など、「学級作り」や「授業作り」の基本や実際がわかる本がたくさんあります。教員となる前に、こうした書籍に触れておくことは、教員人生を送る上で、必ずや役に立ちます。これらの書籍をもとに、ゼミ発表をおこなったり、関心をもった教育実践者の書籍を次から次へ読んだりしている人もいます。
 また、私の36年間の学校現場での経験をもとに、安定した教員人生を送るためのアドバイスをしています。
 
 このような展開をしている玉置ゼミですが、すべてに自分のとらえ方と関わり方によって、身につく力は左右されます。ゼミに加入すれば、力がつくわけではないことを当たり前ですが、付記しておきます。

 なお、写真はプロカメラマンの美崎正雄さんに撮っていただいたものです。(玉置)

8月28日 真打会に参加して(丹羽・菱川・岡田)

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 こんにちは。先日、真打会で行われた模擬授業と、それに対する検討会に参加させていただきました。以下は3期生の丹羽・菱川・岡田が学んだこと等です。

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 こんにちは。3期生の丹羽亜由美です。先日、真打会に参加させていただきました。3期生の嶋藤さんの授業から学んだことを書かせていただきます。

 嶋藤さんの授業を見ていて感じたのは、子どもの声をしっかりと聞いていたことです。教育実習で失敗したのですが、私は子どもの意見を少し言葉を変えて言ってしまうことがありました。ですが、嶋藤さんは子どもが言った言葉をそのまま拾い上げていて、子どもからすると、「先生はちゃんと自分の話を聞いてくれているんだ」と安心できるのではないかなと思いました。

 授業が終わった後の検討会では、嶋藤さんの悔し涙を見ましたが、それだけこの授業に思いがあり、一生懸命に向き合ったのだということが伝わってきて、私もこれから教壇に立つ身として、自分の授業に責任を持てるよう、たくさん教材研究や実践を積んでいきたいと思いました。嶋藤さん、おつかれさまでした。真打会のみなさんも、貴重な授業を受けさせていただきありがとうございました。(丹羽)

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 こんにちは!久しぶりのゼミのみんなに会えて少し嬉しい気持ちの菱川です笑

 今回は一期生の先輩の大澤さんと三期生の嶋藤さんが模擬授業行い、その検討会に参加させていただきました。

 一期生の大澤さんはもう教師2年目ということもあり、すごく落ち着いて全員参加の授業をされていました。自分は去年の教育実習の国語の授業で何もできなかったことを思い出して、改めて経験のある先生はすごいなぁと感じました。

 また三期生の嶋藤さんの授業も同学年ながら子ども達の反応を良く考えているなとすごく感じました。授業の中で子どもがどんな発言をするのかそして発言させるためにどんな発問を教師は考えなければいけないのか?という大切さを今日改めて感じさせていただきました。

 12月にまた授業研究会があります。三期生の中で次は誰が授業をするのか楽しみです!(菱川)

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 こんにちは。3期生の岡田です。先日の真打会に参加させて頂いたことについて書きたいと思います。

 まず初めに授業をされたのは、大澤さんでした。ゼミの大先輩であり、現職の先生である大澤さんの授業を児童役として受けられて、とても嬉しかったです。また、起立読みやたけのこ読みなど、多くの読み方を実践されていたことや、真似したくなるような褒め方をされていたことなど、勉強になることがたくさんでした。

 次に授業をしたのは3期生の嶋藤さんでした。多くの先生方の前で、そして3期生の代表として授業をするというのは、とてもプレッシャーで、勇気のいることだったと思います。そんな中でも、堂々と、元気で明るい先生であり、また、きちんと児童の意見を拾う姿は、とても素敵でした。

 なっちゃんお疲れ様。3期生の代表を自分から進んで務めてくれて、ありがとう!

 後期のゼミでは、全員が模擬授業を行います。まだまだ至らぬ点ばかりではありますが、少しずつでもみんなで磨き合い、成長していきたいと思います。今回はそのための学びの場を頂きました。ありがとうございました。(岡田)

8月28日 真打会に参加して (静谷・中澤・加藤諒太)

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 こんにちは。3期生の静谷です。今回は、8月28日の真打会についての学びを書いていきます。

 まずは、大澤先生の授業を子ども役として参加させていただき、そこでの学びと感想を書きたいと思います。

 率直に、大澤先生は本当に価値付けが上手いなと思いました。一度音読をした後、声が一番大きかった早川くんを価値付けし、みんなの前で発表してもらうという機会を設けました。これは、絶対に早川くんにとっては嬉しかったことだと思います。さらに、周りの子どもも早川くんに負けない、または似せようとし、より声を出そうという気持ちになると思います。この価値付けは、導入部分にすることによって、子どものこの一時間の意欲が高まると思いました。授業の時間帯を意識し、価値付けを工夫することによって、子どもの感情を効果的に高められるということを大澤先生の授業から学ぶことができました。大澤先生、ありがとうございました。

 次に、3期生の嶋藤さんの授業のために玉置先生と和田先生と教材研究を行った際の学びと感想を書きたいと思います。

 この時間において、一番学んだことは教材研究をするにあたって、この時間で子どもにどう言わせたら成功かという目標を持って教材研究をすることです。嶋藤さんの授業では、「等しい分数がいくつもある。」と言わせたら成功という目標を立てました。そのために、子どもに問いかけ、疑問を持たせ、追究し、わかった!というプロセスをたてていきます。もちろんこのプロセス通り、進んでいけば何も苦ではないですが、これでは教師の誘導型の授業になってしまいます。授業の中での子どもの意見に目を向け、この意見は授業を発展できそうだという、子どもの意見を見つけ、発展させていく教師の腕が本当に大切になってくるなと思いました。この腕は、教壇に何年たったら身に付けられるでしょうか(笑)

 最後に、こうした機会があることに本当に感謝したいと思います。私たち学生が教師になるまでの努力は、当たり前にするのですが、教師になってからも学び続け、子ども目線で授業を受けられて、とても刺激になると思います。こうした機会を設けてくださる玉置先生ならびに真打会の先生方、本当にありがとうございます。(静谷)

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 こんにちは!三期生ゼミ長さんに、「お前の読んだ玉置先生の本の数は、俺の生涯分だ」と言わさせてしまった中澤佑太です。第二回真打ち会について、今回は簡潔にまとめられたらなと考えています。観点は二つです。

 一点目は、国語の模擬授業についてである。まず音読についてである。模擬授業では、起立読み、交代読み、たけのこ読み、先生の後に続いて読む読み方、先生がよしと言うまで読み続ける読み方と様々な読み方を繰り返し、読むことで心情や情景を想像させていた。私は、音読という学習活動の生かし方についてよくわからないでいたため、今回の模擬授業の展開は大変参考になった。

 二点目は、三期生の嶋藤さんの模擬授業の作戦会議についてである。和田先生からは、
1,子どものわからないという言葉からは授業を展開しにくく、既習事項と比較させることで、どうわからないのかを言葉にしやすくすること。
2,子どもに言わさせたいキーワードは、課題で提示したり、教師が話してはいけないこと。
以上二つのことを授業テクニックとして、他分数の指導についての考えを学んだ。私は、分数とは、図による数量的理解と、倍数関係等数値的理解とを同時に進めていかないと、指導する側もされる側も混乱するということを考えた。例えば、数値的には二分の一を二分倍すると四分の一と、二から四へ二倍したが、数量的には、半分の半分になったことである。自分ならどう展開するか考察していきたい。

そして、作戦会議中の三期生の姿に圧倒されました。一人一人的確なことを言い合う姿に、私も来年同じ姿を後輩に見せられるようにしなければと決意を固めました。

今回嶋藤さんの模擬授業を見て、助言を臨機応変に取り入れ、展開していた姿にプロ意識からくる力を感じました。私も実習が終わりしだい、一度は真打会で模擬授業をしなければと考えました。その際相手は、年齢が少し離れた方々のため、本来の力を十分に発揮できるため、その姿を見せていきたいなと考えました。

 真打会という、学生にとって、本当に貴重な機会を設けていただいている関係者の方に多大な感謝の気持ちを常に抱いております。(中澤)

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 こんにちは!4期生の加藤諒太です。今日は8月28日にあった真打会について書きたいと思います。

 まず前座会の大澤先生の授業に生徒役として参加させていただきました。大澤先生の授業は国語の詩の授業で「紙風船」、「水のこころ」の二つの詩を用いて進めていました。
この授業の課題は「情景や心情をわたし流に音読しよう」でした。何度も読み進めたり、様々な読み方を繰り返して行くうちにここをこうするといいな、こうしたらどうだろうと自分自身で考えて工夫をすることができました。そこから、音読の授業においては何度も読むということが大切だと感じました。読むことによって詩の中にあるストーリーの理解も深まり、より詩の世界に近づけるのではないかと思いました。国語の授業はあまり見たことがなかったので教育実習でも参考にさせていただきたいと思います!大澤先生ありがとうございました!

 次は3期生の先輩である嶋藤さんの算数の授業を見させていただきました。課題は「等しい分数はいくつもある」というものであり、具体物を用いて展開していっていました。そして何より話し方や問いかけ方のうまさに驚きました。常に笑顔で声の大きさも強弱があったり、伝えたいところははっきりと話したりと教育実習前の僕にとってとても参考になりました。子どもの発言を聞くのもうまく、自分が来年はこんな風になれるのかなと少々不安になりました笑

 しかし、この授業で自分にもできることを見つけました。それは常に笑顔で授業をするということです。仏頂面で授業をするのか、笑顔で授業するのかでは大きく違うと思います。僕も教育実習では先輩のように笑顔で授業をするということを目標頑張りたいと思いました!嶋藤さんお疲れ様でした!ありがとうございました!

 また、このような機会は授業を見る機会の少ない学生にとって、とても貴重な学びの機会となっていると思います。このような機会を与えてくださっている玉置先生ならびに真打会の先生方に感謝したいと思います。ありがとうございました。(加藤)

8月28日 真打会に参加して(早川・嶋藤・松田)

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 教採が終わって久しぶりにしっかりと椅子に座って勉強するということをして、数時間なのにとても疲れました。3期生の早川です。

 今回は玉置ゼミ1期生の先輩の大澤さんと3期生嶋藤が模擬授業を行い、内容を検討するという2本立てで行われました。

 1期生の大澤さんの授業は、実際にすでに現場に立たれて2年目とうこともあり、生徒役をしていて「小学生の授業をうけているなあ」との実感がとてもある授業でした。真打会終了後、玉置先生に授業内容の感想を話すと、自分の中には思いついていなかった授業内容の欠点を教えていただきました。自分が授業を受けて抱いた感想と、プロの目でみる授業の指摘というものには、まだまだ大きな乖離があるなと感じました。

 嶋藤の模擬授業については、本人が多く書いているので敢えて書かないでおきます。
真打会というものには今回はじめて参加をしましたが、模擬授業をその場でやってすぐに検討、改善点をみつけるという試みが画期的であると感じました。

 次、模擬授業をおそらく3期生の誰かがやるのでしょうが、率先してやろうと思えない自分自身。人間としてまだまだだなと感じます。(早川)


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 こんにちは。3期生の嶋藤です。8月28日(火)の真打会で今回は授業をやらさせていただきました。その時に学んだこと、感じたことを書いていきたいと思います。

 まず学んだことの1つ目は、板書の使い方です。今回私は、板書をあまりせず、授業を進めていきました。その結果、私の中では、前に子どもが発言したことは分かっていても、子どもたちは覚えていないので、発言のヒントとなるものがなく発言しづらいという状況になってしまいました。ですので、子どもが発言したものの中でキーワードとなるものは、必ず黒板に残すということが大切だと学ばせていただきました。

 2つ目は、子どもの気持ちになることの大切さです。私は今回の分数の内容で、子どもが日常で考えやすいものは何かと考えた時に、「ピザ」が分かりやすいと思い、「ピザ」を使って授業をしていくことにしました。そこまでは良かったのですが、2分の1は半分、4分の2も半分という説明の時に、私が紙を折ってしまうというミスをしました。子どもにとっては、自分で折りたいという思いがあるということに、その時は完全に気づくことができませんでした。このように、子どもの気持ちになって授業を進めていくことがとても大切なことで、また、とても難しいことだと痛感しました。ですので、授業の時に焦らないで済むためにも、教材研究の時から子どもの気持ちになって、研究していくことが必要だと学ばせていただきました。

 最後に、私が今回みなさんの前で授業をやって感じたことは、まだまだ甘いということです。私の理想の教師は、「物分かりの悪い教師」です。ですが、いざ授業をやってみると、自分の都合のいいように進めてしまったり、子どものことを考えずに進めてしまったりなど、理想の教師像とはかけ離れていました。理想とかけ離れた自分の姿に悔しくなり、授業後にはみっともない姿を見せてしまいました。申し訳ありません。ですが、この悔しさをばねにこれからたくさん勉強して、理想の教師像に近づいていけるように成長していきたいと思います。

 教採後、すぐの授業でしたが、やって良かったと感じています。このような機会をくださった玉置先生をはじめとする先生方、ありがとうございました。(嶋藤)

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 今回は、嶋藤さんが算数の模擬授業を行いました。印象的であったことは、2つのどちらが大きいかという質問をし、考えを交流した後でもう一度どちらが大きいか聞いたことです。
 
 始めと後で意見が変わった人や、手を挙げなかった人がいたということは、考えを交流したことによりもともと自分が持っていた考えと周りの人の考えを比べていることになり、交流した意味があると思いました。

 嶋藤さんは、授業前の打ち合わせで和田先生に教えていただいたことや、ゼミ生で話し合ったことの中で押さえなければならないことを授業できちんと忘れずに押さえていて、短時間で整理しているところがすごいと思いました。

 また、嶋藤さんのはきはきした声で堂々と話す姿を見て、子どもを不安にさせないために私もその話し方を身につけなければならないと感じました。(松田)

8月28日 真打会からの学び(安部・高橋・加藤奨基)

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 こんにちは、4期生の安部です。第2回の真打会は玉置ゼミ1期生の大澤さんの模擬授業と3期生の嶋藤さんの模擬授業の二本立てでした。私はその中でも嶋藤さんの模擬授業に関して別室での和田先生のフォロー、それを踏まえての嶋藤さんの授業で学び得たことを書きたいと思います。
 
 内容は、小学校5年生の「分母の違う分数でも等しい分数がいくつもある」という内容でした。この授業を終えて、子どもに持ってほしい視点は、「分母の異なる分数でも分子を揃えて等しくすれば大きさは比べられる」と和田先生はおっしゃっていました。
 
 嶋藤さんが前もって用意しておいた問題は、子どもに一番考えさせたい場面で、6分の4と4分の3のピザの大きさを比べる問題でしたが、和田先生は「この2つの数字を比べるのはいきなりハードルが高すぎるから2分の1と4分の2にした方が良い。」とはっきりおっしゃいました。

 嶋藤さんも意図があってこの2つの数字を持って来たと思うので、少しぐらい難しくてもいいのではないか、と私は思ってしまいましたが、その後の和田先生のアドバイスを聞くと、どうして2分の1と4分の2で考えさせる必要があるのか、納得できました。

 今回の授業で子どもにどうなってほしいかというのは、先程も確認したように「分母の異なる分数を等しくする」という視点でした。つまり、数がとても大きく、見た目では比べにくい分数を比較できることが目的ではなくて、あくまでも分母の違うでも“等しいものはある”という見方・考え方でした。これを授業で身に付けられればどんな大きな数の分数でも等しくしよう、揃えようという気持ちが出てきて、応用問題でも対応できるということです。このことから私は、塾では計算のやり方、方法ばかりが先行して教えられるかもしれないが、学校の授業ではどんなことにも共通する見方・考え方をそれぞれの教科を通して身に付けさせることが大切であるなぁ、と感じました。

 実習まで本当に残りわずかとなりました。今日見させていただいた、3期生の嶋藤さんのように堂々と自信を持ってあれだけ素晴らしい授業は絶対に私にはできないと思います。しかし、 一生懸命やって失敗したら失敗した分だけ大きく成長することができるので、実習生という肩書きで授業をさせていただくことに感謝をし、自分が今できる最高の授業をして来たいと思います。

 本日も本当に多くのことを学ばせていただきました。玉置先生をはじめ、関係者の方々、ありがとうございました。(安部)

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 こんにちは、4期生の高橋です。今回は3期生の嶋藤さんの模擬授業を見て学んだことを書きたいと思います。

 模擬授業の前の作戦会議では、前回同様この授業の終わりに、子どもたちになんと言わせたいのかを考え、そこから逆算していく方法で授業を考えていったそうです。今回は分数の授業だったので、1時間のゴールは「等しい分数がいくつもある」ということでした。
 
 まず和田先生がおっしゃっていたのは、ゴールとなる言葉は先生が言わないということです。そのため、課題にも「等しい」という言葉は入れず、子どもの分からないから課題につなげていくことが大切だと学びました。今回の場合、分母が違っても等しい分数があるということを課題につなげるため、2分の1と4分の2はどちらが大きい?という発問から、「分母が違う」という発言を子どもから引き出せるようにしなければいけないということでした。

 分母が揃っている分数の比べ方は知っているけれど、分母の違う分数は比べられない、と、子どもの反応から繋げていく和田先生の授業技術は見ている私たちも思わず声が出てしまうほどすごかったです。

 また、教科書の2分の1、4分の1という数字にもきちんと意味があることを知りました。2分の1とは半分のことで、子どもたちにとって「半分」という言い方は身近であるし、2と4だったら比較的分かりやすいという理由からだそうです。

 模擬授業では、前回の真打会の記憶がフラッシュバックしました。そして、やっぱり先輩は違うなと感じました。子どもの意見を拾う言葉であったり、キーワードを聞き逃さないところ、また模擬授業をする堂々とした姿はとてもかっこいいと思いました。これから教育実習でたくさんの経験値を積んでいくことになります。その経験値をきちんと自分の力にできるよう、頑張っていきたいです。(高橋)

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 こんにちは、四期の加藤奨基です!8月28日にEDUCOMさんの愛知本社で行われた真打会での学びについて書かせていただきます。

 今回は以前の高橋さんの時のように、三期生の嶋藤さんの模擬授業を元に和田先生が授業作りのコツを教えてくださいました。和田先生の教えてくださったコツの中で特に印象的だったことが、板書のコツについてです。その板書のコツの中で最も大切だと感じたことが、「板書は子どもが考える時の手掛かりになる」ということです。テンポの良い授業はメリットもたくさんあるのですが、子どもが置いていかれやすいというデメリットもあります。

 そんな時に子どもが食らいつけるように手掛かりになるのが、子どもの発言を書いた板書だということを学びました。また以前の学びからも考えると、この時気を付けなければいけないのが、子どもの発言以上のことを教師が勝手に付け足して板書しない、ということだと思います。

 もう一つ印象的だったこととして、少し限定的な場面に限られてしまうのですが、子どもの見つけたものを、あえて規則的に見えるような板書をして子どもに自発的に規則性を見つけ出させる板書の方法(1, ,4, ,16,32…など)もなるほど!と感じました。確かに自然と規則性を考えてしまいます(笑) また、子どもが教壇に立ち実際に板書しに来る時にありがちな、書き方で悩んで手が止まってしまうといった時は「どうしたいの?」と簡単に声をかけてあげるだけでも子どもは書き表す前に言葉として考えをアウトプットできるのでまとまりやすいといったことも学ぶことができました。

 今回は以前から気になっていた板書のコツについて多く学ぶことができました。また、和田先生に教えをいただく時は授業のコツだけでなく、授業を展開した時の実際の子どもたちの反応や様子までも教えていただけます。これから実習を控える自分としてはとても貴重な情報です!和田先生のいらっしゃるセミナーでは本当に多くのことを学ぶことができます。今回もありがとうございました!(加藤)

教育実習で頑張りたいこと(秋田)

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 こんにちは!4期生の秋田です!
 今回は、今までゼミで学習してきたことのなかで、私が教育実習で意識したい2つのことを書きたいと思います。

 1つは、縦糸・横糸のつながりです。
 子どもたちは、私たち教育実習生を一人の先生としてみて接します。教師と児童という上下関係をもちながらも、休み時間には子どもたちと全力で遊びたいと思います。子どもたちのたくさん良いところをみつけ、それを認め、褒めてあげられるような先生でいたいです。褒めるタネをまき、褒め言葉のシャワーをかけられる先生を目指したいと思います。

 次に、2つめは、子どもの発言を"つなげた"授業をすることです。子どもの発言から、次の子どもの発言へとつないで、子どもたちの言葉であふれた授業にしたいです。
 そのためには、教師の発問や、つなぐ力がとても大切です。さまざまな子どもの発言を予想して、授業準備をしていきたいです。

 つなぐ力は、とても難しいものであると思います。いろいろなアプローチを子どもたちにかけて、たくさん挑戦していき、充実した教育実習生活を送りたいです。(秋田)

8月26日「広げよう!いのちの授業」に参加して(高桑・加藤諒)

 こんにちは!4期生の高桑です。先日「いのちの授業」に参加したのですが、なんと講演をしてくださった寺田先生の息子さんが24時間テレビに出ていたそうです。息子さんの高校と私の兄の出身高校が同じこともあり、私の家族の中でも話題になっていました。今回は寺田先生の講演について、記事を書いていきたいと思います。

 寺田先生は先天性の脳性麻痺を患う息子・ユースケさんが負の連鎖に陥っているとき、「車いす使ったらどう?」と声をかけたそうです。ユースケさんはその一言によって世界が変わり、自分のやりたいことを活発にやるようになったとおっしゃっていました。

 私はこの話を聞いて、その人の人生において周りの人が与える影響力がどれほど大きいものか思い知らされました。1番印象に残ったのは、「可能性を探す道のりに幸せがある、これでよかったって思ったことはない」という寺田先生の言葉です。私は他の人と比べて、自分にはできないと諦めてしまうことがよくあります。しかしこの言葉を聞いて、自ら可能性を狭めてしまうことはとてももったいないことだなと感じました。「自分にはこれしかない」と決めつけるのではなく、「これもやってみよう」と自ら積極的に挑戦して可能性を広げていくことが大事だと気づくことができました。

 また教育者となる身としては、子どもたち一人一人の人生に関わっていることを自覚しながら、可能性を広げるためには褒めて伸ばすということが重要になってくるのではないかと学びを深めることができました。寺田先生、素敵な講演をありがとうございました。(高桑)



 今回は8月26日にあった命の授業についての記事を書きたいと思います!

 命の授業を通して改めて命というものについて考えることができました。車イスダンスや息子さんの生き方についてや山中先生の命の授業、菱田さんの話し方の授業など今後の人生において生きるお話をたくさん聞くことができました。

 授業の中で笑顔というものに触れていたので今回はそのことについて書きたいと思います。笑顔は自分だけでなく周りにも影響を与えるものだと僕は考えています。辛い時も笑うことで自分の中で気持ちが整理され、また頑張ろうという気持ちが芽生えてくると思います。僕自身が今までそれで辛いことも乗り越えてきました。本当に辛い時はもちろん笑えません。でも最近笑えてないから笑おうという気持ちを持つことが大切だと思います。辛い時に笑えることこそ辛いことから抜け出す近道ではないかと僕は考えます。

 それはおそらく授業をする中でも同じことで、失敗をしても表情に出さず笑顔のまま進めることが大切かなと思います。笑うことで子どもたちには安心感が芽生え、授業に活気が出ると思います。しかし逆に焦りなどが表情に出てしまうと子どもたちにも緊張が伝わり、子どもたちもやりづらくなってしまうと思います。なので教育実習ではいかに笑顔で授業をするかということを目標に頑張りたいと思います!笑顔は自分だけでなく、人にも影響を与えることができる魔法だと思って授業をできるようにしたいです!

 鈴木中人さんもおっしゃっていたように僕も「笑顔はこだまする」と思います。僕自身笑うことを心がけ、周りにもこだまさせていきたいなと思いました。

 この命の授業を通して、人生においてとても大切なことを学ぶことができた気がします。このような機会を作ってくださり、この授業を行われた先生方に感謝したいと思います。本当にありがとうございました!!(加藤諒)

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8月26日広げよう!いのちの授業に参加して(静谷・嶋藤・松田)

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 こんにちは。今回は、8月26日に行われた「広げよう!いのちの授業」に参加した感想を3期生の静谷、嶋藤、松田の3人でまとめさせていただきます。


 今日の講演を聞き、さらに笑顔の大切さを感じました。私自身、笑顔とは自分自身を幸せにし、なおかつ相手も幸せにする良薬であると考えています。これは私の今までの経験からいえることです。ただ、こんな良薬である笑顔も心からの笑顔でないと効果は半減すると感じました。


 これは友人から聞いた、教採で一緒の教室で個人面接を受けていた人が聞かれた質問内容です。
「あなたは、子どもの前でも笑わないんですか?」
という質問内容です。
 この質問に対して
「いいえ、子どもの前では笑顔で振舞います」と答えていたそうです。

私は、このやりとりに疑問を抱きました。

 それは、常に笑顔でない人が、ある人の前だけ見せる笑顔とは作り笑顔なのではないかという疑問です。もちろん作り笑顔でも良いかもしれません。ただ、作り笑顔では相手を幸せにすることはできるかもしれませんが、自分を幸せにすることはできないと思います。心から笑うからこそ相手も幸せになり、自分も幸せになります。もちろん辛い時もあり、いつも心からの笑顔は厳しいと思います。ですが、辛い時こそ笑顔という言葉のように「観」を豊かにすることが大切であると感じました。

 心からの笑顔は、「観」が育っていないとなかなか難しそうですね。(静谷)

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 今回は「広げよう!いのちの授業」に参加させていただきました。そこでのお話の中で、一番印象に残っていることを書いていきたいと思います。

 私が一番印象に残った話は、寺田恭子さんの「人生、バックスイング」というお話です。どんなに苦しいことや辛いことがあっても、その分その後には楽しいことや嬉しいことがあるということだそうです。私は、母からも同じような話を聞いたことがありました。「今は辛いかもしれないけど、今を乗り越えれば楽しいことが待っている。だから今頑張ろう。」という話です。実際に今まで私はそうやって生きてきました。そのおかげで、いつも前向きに生きることができており、辛いと思った時には「これは自分の成長するチャンスなのだ」と思って生きることができました。

 どんな人でも辛い時に、もうだめかもしれないと思う時があるかもしれませんが、「人生、バックスイング」つまり、辛い分、楽しいことが待っているということを思いながら生きていくことが結果的に前向きに生きていくことができるのだと改めて感じました。これからも私は前向きに生きていきたいと思います。(嶋藤)


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 私は、鈴木中人さんのお話について書きます。鈴木さんのお話の中で最も印象的であったことは、「1人の命がなくなっても、世の中は何も変わらない」という言葉でした。

 昨年、祖母がある病気にかかり入院をしました。その時期は、両親から「万が一のときに備えてすぐに帰って来られるように準備をしておいて」と言われていました。祖母はその後退院をし、今は元気にしていますが私は、そのときに初めて命を近くに感じました。大切な人が亡くなってしまうかもしれないという不安と、しかしどうしようもできないという気持ちでいっぱいでした。

 命の大切さについては、今まで様々な場面で向き合ってきたはずでしたが、実際自分で経験してみて本当に命の尊さに気付いたと思います。鈴木さんのお話を聞き、命の大切さについて思い出すことができました。これから教師として働く上で子どもに命の大切さを伝えていく場面がたくさんあると思いますが、今回のようにお話をお聞きすることで命について考える機会となることを学びました。素敵な時間をありがとうございました。(松田)

8月26日 広げよう!いのちの授業に参加して(早川・丹羽・山下)

 こんにちは。3期生の早川です。ついに教採も終わりました。おかげで心がとてもすっきりとした状態で参加することができました。(笑)

 参加するきっかけとなったのは、鈴木中人さんのお話を直接聞きたかったからです。ゼミ仲間の菱川からオススメされた「6歳のお嫁さん(鈴木中人 著)」を読んで以降、いのちというものに対する見方が変わったのです。実際に直接お話を聞いていて、景子ちゃんの言葉に勇気づけられた看護婦さんのお話、だんだん動かなくなってくる体でも一生懸命に生きようとする姿など考えただけで涙ぐんでしまうものばかりでした。

 うまく言葉にはできませんが、自分が毎日生きていることですら、当たり前ではないということ、小さい頃からずっと愛情をもって育ててもらって今があることをしっかりと忘れず、これからも強く生きていこうと思いました。(早川)

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 こんにちは。3期生の丹羽亜由美です。先日、「広げよう!いのちの授業」に参加してきました。そこで最も印象に残っていることを紹介します。

 それは、「笑うことの大切さ」です。車イスダンスをされている寺田恭子さんの講演を聞いて感じたのですが、楽しくても、楽しくなくても笑顔で笑っていれば、自然と楽しくなるとおっしゃっていました。講演を聴いている中で、自分の子どもに障害があると受け入れる苦悩であったり、辛さもよく分かりました。それでもそれを受け入れて楽しく笑顔ですごしていらっしゃる姿を見て、こちらまで自然と笑顔になれました。

 24時間テレビで息子さんの特集を見たのですが、障害があるとは思えないほど明るく笑顔で過ごされていてとても元気をもらえました。私自身、笑顔を心がけて生活していますが、もっともっと笑っていきたいと思います。ありがとうございました。(丹羽)

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 こんにちは。3期生の山下涼香です。先日、「広げよう!いのちの授業」に参加させていただいて感じたことを記事にしたいと思います。

 実は鈴木中人さんのいのちの授業に参加するのはこれで2度目です。何度参加しても感動するしいろいろと考えさせられる講演だと思いました。

 その中でも今回特に感じたことは「笑顔でいること」の大切さです。寺田さんのお話では「笑顔でいれば自然と楽しくなる」、鈴木さんのお話では「笑顔はこだまする」と言ったように笑顔の話が多く出てきました。私はいつも笑顔でいることを心がけています。そうすることで自分自身も毎日楽しいと思っているし周りの人も笑顔であることが多いと感じます。

 この講演のあと、車いすダンスが気になって動画を見てみました。そこに出てくる人たちはみんな楽しそうに車いすを足のように使ってダンスをしていました。きっと楽しいことばかりではないとは思いますがそんなことを微塵も感じさせないような笑顔で心を打たれました。

 今自分が生きていること、なんでもできることは当たり前ではなく奇跡なのだと実感し、1日1日を一生懸命笑顔で生きていきたいと思いました。ありがとうございました。(山下)
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8月26日「広げよう!いのちの授業」に参加して(鏡味・加藤奨基)

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 今回のセミナーでは、2つの大切なものを学びました。

 1つ目は、「いのち」です。障害を持ったお子さんを持つ寺田さんの言葉で印象に残っているのは「人はみんな役割を持ち、幸せになるために生まれてきた」という言葉です。障害があると偏見を持つのではなく、その子達にも可能性は無限にあり、役割を持っているのだと学びました。

 2つ目は、「笑顔」です。笑顔があればいのちは金メダルの話をしてくださった鈴木さんは、一番辛いのは子どもの笑顔がなくなることと仰っていました。また、笑顔はこだまするから笑顔でいるとみんなも笑顔になれるとも仰っていました。笑顔は人と人とを結びつけ、その良い空気を広げることができると分かりました。私も周りを笑顔にできるように日々笑って過ごしたいと思いました。

 明日から実習が始まります。きっと子ども達も先生方も笑顔でいる実習生の方が絶対に良い印象を持つと思います。玉置先生が人は見た目が9割と仰っていたので、まずは笑顔で見た目から良い印象を持ってもらおうと思います。そして、笑顔を大切に子ども達や担任の先生と関わり、笑顔から人との繋がりを広げていけるようにしていきたいと思いました。(鏡味)


 こんにちは四期の加藤奨基です!今回は8月26日に参加させていただいた「いのちの授業」での学びについて記事にさせていただきます。

 自分が特に印象に残ったのは寺田先生のトークです。トーク中、車椅子では野球はできないと半ば諦めていた、先生自身の息子さんのお話がありました。そしてそのことを理由に野球部へ入らないと友達へ伝えると、友達は「君が打ったら別の人が走ればいい」と言ってくれたそうです。この方法は友達を想う子どもの純粋さから偶然出た言葉ですが、公的にルールとしても認められているそうです。このお話を聞いて、子どもの素直さ・純粋さという本質を改めて思い、とても感動しました。

 障がいがあるからといって排除するのではなく、変に気を遣うのでもなく、同じフィールドに立ってすべき部分だけ支援をするという理想的な支援を、持ち前の純粋さで子ども自身で考え出したと思うと、改めて子どもとは素敵な存在だなと感じました。

 今回の「いのちの授業」ではなかなか聞けない話も多く聞くことができ、今までの認識を深めたり新しい視点を育むことができました。このような機会を設けていただき、本当にありがとうございました。玉置先生の落語も過去最高に面白かったです!(笑)(加藤)

8月26日「広げよう!いのちの授業」に参加して(高橋・関口)

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 こんにちは。4期生の高橋です。私が今回の講演を通して、心に残っている言葉は2つあります。今回はその言葉について記事を書いていきたいと思います。

 1つ目は寺田恭子先生のお話の中で出てきた、「可能性は無限大」という言葉です。寺田先生の息子さんの、寺田ユースケさんの今までの人生を見て、本当に可能性は無限大だなあ!と思いました。障がいを持っているから出来ないことが増えるとか、普通の生活が送れないとかネガティブな考えではなく、できることを探していく過程で、幸せな瞬間を見つけていくことができると教わりました。

 しかし、もちろん始めから前向きな考え方が出来た訳ではなく、寺田先生自身が持っていた障がいに対する偏見などに気づいた経験など、それらを乗り越えて来られたからこそ言える言葉には、とても力強さを感じましたし、勇気付けられました。「人は幸せになるために生まれてきた」「可能性は無限大」など、こんなにポジティブで明るい言葉を断言されると、何でも頑張ってみよう!という気持ちになりました。

 2つ目は、鈴木中人さんのお話の中での「笑顔は こだまする」という言葉です。私は、一番大切なものは笑顔だと思っています。なので、この鈴木中人さんのお話にはすごく心を打たれました。たった3歳で小児がんを患ってしまったけいこちゃんですが、どんな時も笑顔のけいこちゃんの姿を想像すると、心が温かくなりました。そして、やはり人と人との繋がりの中で笑顔は一番大切だなあと感じました。しかし、辛いときも笑顔でいるというのはなかなか出来ることではないと思います。そんなとき、周りの人が笑顔でいることで、その笑顔がこだまするのだろうなと思いました。
 
 鈴木さんも仰っていましたが、命に関する講演会はなかなかないそうで、私も参加するのは初めてでした。笑って楽しんだり、心を打たれて涙を流したり感情が忙しい1日でした。でもとても大切なことを学んだ1日でもありました。これからも笑顔とポジティブさを忘れず、毎日幸せに生きていきたいと思いました。とてもあたたかいお話を聞かせてくださりありがとうございました。(高橋)

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 こんにちは。4期生の関口です。実習前日に行った講演の学んだことというより影響を受けた自分のことについて長々と書きます。

 よく「顔が死んでるよ。」と言われる私ですが、お笑いは大好きです。いつもニコニコしている人に憧れていますし、顔を思い浮かべるとき笑顔が思い浮かぶ人は本当に素敵だなと思っています。ただ実行しようとしないところが本当に悪いところですね。

 いのちの大会は笑いあり涙ありでとてもあたたかい気持ちになりました。笑うことの大切さを心から感じ、すぐに行動に移せました。電車の中でも1人でニコニコしていました。

 話は変わりますが、私は物心ついてから身内の人を失ったことがありません。もしそんなことがあったら、向き合えず現実から目を背けてしまうと思います。しかし、後悔しないようにするための一歩を今回は知ることができたと考えています。また、笑顔を意識することは実習に対して不安な気持ちへの支えにもなりました。始まってみると不安な気持ちはすぐ消えます。もちろん授業はうまくいかなかったですが、笑顔を意識して取り組むことができ、前向きな気持ちで次の授業を考えられています。問題は指導案に追われるこの後の3週間。余裕がなくなった時こそ大切な笑顔かなと考えています。子どもに元気をもらいながら子どもたちに元気を与えられるような実習生でありたいです。

 また、実習を不安がっていた私にメールをくださる玉置先生やアドバイスをくださる先輩方、笑顔で応援してくれる同期の存在に感謝しかありません。常に忘れず今度は誰かを支えられるような私であれるよう、成長していきたいです。(関口)

8月26日 いのちの大会での学び (安部・中澤)

 こんにちは。4期生の安部です。今日は8月26日に行われました、第14回「広げよう!命の授業」で学んだことを安部、中澤の順に書かせていただきます。長文になってしまいましたが、ご了承ください(笑)。

 ミニ公演では、脳性麻痺の息子さんをもつ寺田恭子さんと小児がんで娘さんをなくされた鈴木中人さんのお話を聞かせていただきました。

 私は専門が特別支援で、障害についてはこれまで多くの事例を見たり聞いたりしてきましたが、実際に障害をもつご家族の方のお話を生で聞くことはあまりなく、今まで以上に深く考えさせられました。

 また、障害をもつ本人やご家族はこれまでに多くの苦労をしてきて、たくさん悩んできましたが、だからこそ普通の人が知らないような、“生きる幸せ”というものを実感しているのだなぁ、とつくづく感じました。「これしかないという選択肢はない」「可能性は無限大」「人はみな幸せになるために生まれてきた」寺田さんが最後に私たちに伝えてくださったこれらのお言葉はとても心に突き刺さりました。

 鈴木さんのお話には、思わず涙を流してしまいました。つらい抗がん剤治療に耐えながらも生きることを諦めず、どんなときも笑顔を絶やさない景子ちゃん。そんな景子ちゃんの姿に親である鈴木さんは“笑顔が人間にとってどれほど大切であるか”ということを思い知ったそうです。私は景子ちゃんを見て、子どもの持っている可能性、素直さは計り知れないなぁと改めて感じました。

 今回、「命の授業」に初めて参加させていただいて、人間的な深い学びをさせていただきました。多くの人と関わり、多くの人とつながり、常に笑顔を絶やさないことが、自分を含め多くの人を幸せにするんだ、ということに気がつきました。実習を目前に控えたこの時期に、このような学びを得られたことにとても感謝します。ありがとうございました。(安部)

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 こんにちは!四期生の中澤佑太です。今回は、寺田ユースケさんについての講演のなかで、自分が考えたことを書いていきたいと思います。

 現在車椅子ダンサーとして活動をされている寺田ユースケさんは、先天的に、体幹機能障がいによる脳性麻痺一種二級を患った。その後彼は、
1.健常者に近づけたいという母親の願いからハードなトレーニングを受けてきた。
2.高校生になって、僕だけが出来ないという劣等感と焦燥感を抱いた。
3.病気から足が十分に使えない彼は、囲碁か将棋の部活に入るか考えていたときに、友達から、「何で野球をやらないの?」と言われた。(勿論友達は悪気はない。しかし彼は傷ついてしまう。)
4.母親に、「生きててもしょうがない。何でこんな体に生まれてきたんだ。」と言うようになる。
5.見返してやるという負のエネルギーを持つが、負のエネルギーによる行動はうまくいかないため、無力感になっていく。
6.車椅子に乗るということは、障がいを認知するということになるが、それを受け入れ、自分らしい生き方を求めるようになる。
7.いろんな人に自分を認めてもらいたいという気持ちから、誰もが助けてといえる世の中にしていきたいという気持ちになっていった。
という人生を歩んでいった。

 さて、ここから私の考えを伝えていきたい。

 私は、2から5の彼の気持ちが手に取るようにわかるのである。母親の、健常者に近づけたいという願いも当たり前である。しかし、その願いも社会が作った、『普通でないものを排除し、普通であることを当たり前とする』という概念が産み出したものであると私は考えている。そしてこの概念があるから、2から5の気持ちを抱いてしまうと私は考えている。そして一旦普通でないと認識してしまった人は、他者の言葉が響かなくなってしまうものである。他者が何を言っても、普通の人には普通でない人の気持ちがわかる訳がないと考え、事実思いやった言動が普通でないことを強調させ、逆効果になってしまうものだからである。

 5については、まさに負のエネルギーによる言動が、負を受け付けない世の中とのずれによって生じてしまうのである。さらに当人は、理屈でわかっていても、認められたいという気持ちを持っているため行動してしまうのである。結果他者から、異物として認識されてしまうことも少なくない。生きていても仕方がないと考えてしまうのが、むしろ当たり前である。

 しかし人間は這い上がれるのである。講演会のなかで、『落ち込んで良い環境を作る。底の場所は思いの外、不快でなく退屈である。そのため底にいることに飽きてくる。その時に自分が誰かの役に立つという認識をすることで、そろそろいいなと認識する。人間は自然と自分で復活する力がある。』などの考えを仰っていた。私は、この事を踏まえ、人との関わりについて以下のように考えている。

 まず落ち込んでいい環境とあるが、踏み込んで言うと、落ち込んでいる状態のままでいられる環境を作ることであると私は考えている。人は、落ち込んでいる人がいるとその人が元の状態に戻ることを無意識に考え、気を使ってしまうものである。また、元の状態と落ち込んでいる状態とを区別せず、配慮をしないという考えをする人もいる。そうではなく、『落ち込んでいようと、私はあなたと出会い、関わっていることに感謝の気持ちを持つよ。そして元気になっていったら幸せだな』と考えることが大事であると私は考えている。こう考える人がいれば自然と、落ち込んでいる人の言動を受け入れ、サポートをすることができる。まさに落ち込んでいい環境を作ることができるのである。そして、落ち込んでいる人は、自分が生きていることを認めてもらっていると認識し、自分ができることを見つけていけるようになるのである。世の中が普通と認識させてもらえない人に対しても同じことが言えると私は考えている。

 そして、落ち込んでいる人に活力が戻り、環境が変わると、負のエネルギーで行動し失敗したことで得たものを武器に、大成するのである。寺田さんで言えば、ダンサーになり、結婚をすることである。

 よく落ち込んでいる人に対して、甘やかしている、贔屓をしていると考えている人がいる。その考え方は間違っていない。けれども、その考え方も普通でない人を排除しようという概念が根底にあるのである。第一、落ち込んでいる人は、そのようなことをわかっているのである。わかっているけれど感情が動かない。自己を肯定出来ないから落ち込んでいる人なのである。笑おうと思っても笑えないから落ち込んでいるのである。笑えない状態を受け入れ支援するのでなく、笑えない状態を受け入れ、親身になって関わっていくことが、最大の支援なのである。上記した心の持ち方を誰もができれば、当たり前になっていけば、障がい者支援だとか、いじめだとか解決していくのにと私は考えている。

 つい熱く語ってしまいました。今回の講演の内容は、私の教師像の根幹である、『慈愛の心を持たせる教師』と直結した内容だったからです。私は教師になったら、学級経営を通じて、上記してきたことを含める慈愛の心を子どもに気付かせ、少しずつ、できる範囲で未来を変えていきたいと考えています。今回も素敵な講演会に参加させていただき、誠にありがとうございます。(中澤)

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8月30日犬山市立犬山西小学校での模擬授業に参加して〜道徳編〜(松田)

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 こんにちは。3期生の松田です。

 8月30日に犬山市立犬山西小学校に行き、玉置先生の模擬授業を参観させていただきました。今回はそのときの授業をまとめました。

 道徳と算数の模擬授業が行われました。2つの模擬授業のうち、私は道徳の模擬授業について書きます。

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資料名「夏の日のこと」
〇授業の始めに本時の価値に関わる質問は必ずしも必要ではなく、いきなり資料に入っても良い。
→子どもが本時に考える価値について推測してしまうのを防ぐことができる。
→始めの質問がその後に生きていかないため必ずしも必要ではない。

〇1つの質問に対して多くの子どもに聞く。(例:主人公はどんな仕事をしている人?)
→簡単な質問を多くの子どもに聞くことで、子どもにエンジンをかける。
→時には「他の言い方でどう?」と聞くことで、同じことでも異なる表現をするようになり、言語活動を充実させることができる。

〇子どもに資料を配らない。
→資料を配ると、読み取る力のある子どもだけが発言する授業になってしまい、想像しなくなる。
→資料を配らないため、「想像することが大事、いっぱい想像すること」と想像して聞くように伝える。

〇範読は、ただ資料を読み上げるのではなく、繰り返したり簡単な質問をしたりしながら読んでいく。(例:ゴミをかぶってしまった、どんな気分?)
→子どもが離れていくことを防ぎ、物語に引き込むことができる。

〇範読の際に、キーワードとなることを板書する。
→後で振り返ることができる。

〇最初と最後の挿絵を見せ、「どんなことがあってどんな気持ちになったから最初の絵の様子から最後の絵の様子になった」ということをワークシートに書かせる。
→物語はエピソードで変わり、エピソードが起こったら主人公に何らかの気持ちが起こる。
→子どもを把握するため、ワークシートに書いている時間は子どものもとに行く。
→考えを見ていく中で、キーワードとなる言葉を声に出すことで、書けていない子どものヒントとなる。(オープンカンニング)
→「なるほど」「あなただけ書いてある」「これは聞きたいな」と価値づけながら見ていくことで、子どもを元気にする。

〇考えを発表させるときは、「丸つけられたところだけでもいいから言ってごらん」と言う。
→発言の回数を増やすことにつながる。

〇発表する列を指定し、「全く同じ意見だったら座る」と指示をする。
→座った子どもにも考えを聞くことで、「先生は座ってもあてる」と思わせることができ、自分の意見を持つことにつながる。
→人の話を聞いて同じかどうか判断できることに対して価値づけることで話を聞くようになることにつながる。

〇子どもに揺さぶりをかけ、立場をはっきりさせる。(揺さぶり質問:すがすがしいと思ったのは、おじさんがシャワーを貸してくれたからということだけか。)
→エピソードが流れてしまうのを防ぎ、子どもの心をえぐることができる。
→〇か×をワークシートに書かせることで立場をはっきりさせることができる。

〇立場を全体で聞いた後に、隣同士で交流し、その後全体で共有する。
→教師は意図的指名ができるように交流の様子を見ておく。
→隣同士での交流を全体で共有するときは、指名した子どもにできるだけ交流の様子を再現するように伝える。
→教師は中立の立場をとり、子どもの話をうなずいて聞く。
→ある子どもの考えに対し、「今の意見、なるほどと思った人?」と聞き、そう思った理由を聞いていくことで子どもの意見をつなげることができ、考えが融合してくる。
→話を聞く姿勢を価値づけることで、言われなくてもできるようになる子どもを育てることにつながる。(体を向けて聞いている、うなずきながら聞いている)

〇最後に、自分のこととして捉えられるような質問をし、発表させる。
→「キーワードでもいいから書いてごらん」と言い、全員が書けるようにする。
→発表したことに対して「この子のようなことを書いた人?」と聞き、道徳的価値を重ねていく。

〇授業の最後は、授業の感想についてエレベータートークをする。
→子どもが同じ時間話せるよう、時間を決める。
→聞く方は「相手に体を向けて相手の目を見てうなずいて聞く」ように伝える。
→教師の説話で終わるのではなく、「良い話が聞けたね」と言い、終わる。

〇物わかりの悪い教師になる。
→子どもの言いたいことをくみ取り、敢えて逆のことを聞き深める。
[子ども]思いがけないことが起こったときにすがすがしい気持ちになる
[教師]思いがけないって例えば穴に落ちたとき?←良いことが起こったときと分かっていながらも敢えて逆のことを言う。
[子ども]いい方に転んだとき

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 玉置先生は、物語を「想像する」ということを何度も繰り返されていました。子どもが想像できるように範読はただ読むのではなく、質問したり繰り返したり工夫して読むことが必要であることが分かりました。さらに、質問したり繰り返したりする箇所について、どこを取り上げたら子どもが離れていかないかよく考えることが重要であると感じました。

 犬山西小学校に行ったのは2回目ですが、先生方に「前回も来ていたよね」と声をかけていただき、覚えていただいていたことが嬉しかったです。ありがとうございました。(松田)

8月30日犬山市立犬山西小学校での模擬授業に参加して〜算数編〜(岡田)

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こんにちは。3期生の岡田です。

先日、玉置先生が犬山市立犬山西小学校にて行われた模擬授業に参加させていただきました。今回はその際に仰っていた授業技術等のポイントを記録させていただきます。

以下は、算数編です。

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〇算数「17番目の秘密」

・授業前に気持ちが持てるのはとても良いことであるため、道徳以外の教科でも気持ちを尋ねる。
 例:今これ見て何か言ったね。どうしてそう思ったの?

・「2番目は先生に決めさせて!」とオーバーに言う。
また、子どもの追究心を湧かせるためにも、2番目には5を、1番目は5を外すことを徹底する。

・1つの数でも、様々な見方を耕す。
 例:「11の1だけを書く」を算数の言葉で言うならば……一の位だけを書く/十の位を書かない。

・17番目まで計算しているとき、教師は子どもたちの姿や表情をよく見る。その様子を踏まえて、その後意図的指名をする。
 例:戻って計算していたね。/「あれ?」って言ったね。

・「仮説」など、子どもにあえて難しい言葉を用いる。

・子どもが自分で気づけた発見を教師は価値づける。
 例:(「2番目が5じゃないとダメだ」)ダメな方を見つけるのも良いことだね。

・クラスで協力させ、クラスの良さに気付かせることができる。
 例:「みんなで上手いことやってね。」と言うと、子どもたち自身で分担してやり始める。

・ワークシートを作ってしまうと、2番目を0〜9の欄を並べるなど、整理しすぎてしまう。
 最初分かりにくくすることで、子どもからこうした方がいい、という考えを引き出すことができる。
 →こうして、見方・考え方を働かせる。

・なるべく子どもに発言をさせ、それを繋いでいく。
 つぶやきや発言を繋げ、時々それを教師が束ねていくことによって、良い授業に繋がる。


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 以上がこの授業を行ううえでのポイントです。

 私は今回初めてこの「17番目の秘密」に出会いました。記録を取りながら、実際に自分もやってみて、ルールが見えてくる楽しさや、先生方の発見の面白さなどを感じ、とても夢中になってしまいました。せっかく今回多くのポイントを教えていただいたので、これはやるしかありません。というより、私自身がやりたい気持ちでいっぱいです。

 このような気持ちが抱けたのも、今回のような素敵な機会をいただけたからこそだと思っております。ありがとうございました。(岡田)
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