11月14日 3期生ゼミ記録(早川)

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 こんにちは。3期生の早川です。今回は松田さんの模擬授業について、主に児童役の視点から記録を書きたいと思います。

 松田さんは小学校5年生の理科の「流れる水のはたらき」の授業提案をしてくれました。

 写真資料の提示、児童への言葉での働きかけなど、本当にどれも自然で別に児童役が学生でなくとも、本当の子どもたちにも伝わるだろうなと感じました。

 特に、児童役だった3期生全員が驚いたと思いますが、流れる水の中で石同士がぶつかりあって、だんだん削れることで、角が取れて丸くなるということをミニ実験で体験させてくれたのです。

 透明なボトルの中に園芸用のスポンジを入れ、それを振ることで擬似的に長い年月をかけて角が削れていくという川の中の様子を再現することが出来ていました。

 玉置先生も、その実験の工夫に驚いていました。更に発展としていかにその実験の中に自然界との共通点を感じさせられるか、すなわち、ただの透明なボトルを振る実験を面白がってやらせるだけにならないようにする注意が必要だとコメントされていました。

 ゼミの中で、それぞれが考える授業の工夫が見ることができるのは面白いなあと感じました。実際に先生になれば、毎日授業が続くので、今のゼミのような授業の工夫をすることは難しいという現実的な問題はあると思いますが、毎回の授業に1つの面白みをもたせられるようなユーモア溢れる先生になりたいなと思いました。

 松田さんお疲れ様でした。(早川)

11月14日 3期生ゼミ記録(丹羽)

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 こんにちは。3期生の丹羽亜由美です。今回は菱川くんの算数の授業を受けてみて、印象に残ったこと、議論になったことを紹介します。

 まず、菱川くんの授業の単元は小学校5年生の体積の求め方の単元でした。4年生まででならった単位数を元にどうすれば体積が求まるかを考える授業です。

 私が印象に残ったことは2つあります。
 1つ目は、授業準備が豊かであるということです。菱川くんはペアごとに画用紙で作った立方体と直方体を用意しており、子どもたちが実際に作業できるような工夫がされていました。受けてみて、やっぱりただ話を聞いて、やり方を覚えるだけの授業よりも手を動かしながら仲間と考えてする授業はとても充実するな、と感じるとともに授業準備の大切さを改めて実感しました。

 2つ目は子どもの疑問に対しての親身さです。菱川くんは子ども一人一人の疑問を拾い、丁寧に答えている姿勢がよく見えました。これは私自身も大切にしたいと思っていることですが、どんな小さな疑問であっても耳を傾けることで子どもにとっては「この先生になら聞ける」というような安心感が生まれるのではないかと感じました。

 次に議論になったことは課題に対して、授業内容や発問がズレていってしまうことです。私自身、教育実習などで課題を提示していても、子どもたちの理解度や進み具合で発問を変えてしまったり、課題に対して適切な授業ができなくなってしまった経験があります。

 この問題点にたいして重要なのは、より言葉をシャープにする、ということを学びました。どうしても子どもたちに伝えよう、わかってほしい、という思いがあるあまり、余計なことを言ってしまったり、発問がズレてしまうことがあると思います。最後は子どもの力を信じてシャープに伝えることが大切なのだと菱川くんの授業を通して学ばせてもらいました。

 菱川くん、おつかれ様でした。(丹羽)

11月14日3期生ゼミ記録(松田)

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 こんにちは。3期生の松田です。11月14日に行った理科の模擬授業での学びを書きます。


 授業は、5年生の「流れる水のはたらき」の中から「流れる場所によって石の大きさや形が違うわけ」を見つけることを行いました。そのわけを見つけるために、透明な水筒の中に生け花用のスポンジ数個と水を入れ川の中を表し、その水筒を振ることで石が削れる様子を再現するというモデル実験を行いました。水筒を30回振ってスポンジ1個を取り出すということを3回繰り返し、上流から下流への石を再現しました。

 私は実験で、上流から下流へといくにつれ、取り出したスポンジが小さくまるくなっていくという結果を目指していました。しかし、授業準備の中で困ったことがありました。それは、川の流れに合った速さにするために水筒を振る速さを変えてしまうと、スポンジに変化が見られないということでした。考えた末、振る速さについては何も言わず行うことにしました。

 模擬授業では、3人1組になり上流・中流・下流の流れに分かれ、順番に振ってもらいました。実験を始めたところ、みんな大体同じ強さで振っていました。しかし、「平地(下流)の方が速く振っている」という私が困った部分についての意見が出され、授業後にみんなから意見をもらいました。みんなからは、「振る回数ではなく、振る時間を変えてみればどうか」と私が気づかなかったことを教えてもらい、納得できとてもすっきりした気持ちになりました。

 先生からは、「実験の概要を押さえること」を教えていただきました。確かに、概要をきちんと押さえていないと「スポンジと水が入っている透明な水筒」としてしか見ることができない子どもがたくさん出てしまうと思いました。ただ実験して結果を書いて…となり、つながりのない授業になってしまうということを学びました。

 来週、別の演習でこの模擬授業を行う予定なので、今回学んだことを生かしたいと思います。また、この授業は私が5年生のときに担任の先生が行った実験を基に作ったので、自分で考えたオリジナルの授業ができるようになりたいです。(松田)

11月14日3期生ゼミ記録(静谷)

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 こんにちは。3期生の静谷です。今回は、11月14日に行われた3期生ゼミでのわたしが行った模擬授業についてまとめていきたいと思います。

 今回わたしは、3年生の「長さ」についての単元をやらさせていただきました。わたしなりに前回の模擬授業の反省を活かし、発問をぶらさないことを意識して模擬授業に挑みました。

 実際に意識をすることによって、ぶれることなく、子どもに発問ができたと思います。そこで気がついたことが、発問をぶらさないためには、発問時にテンポを遅らせ、ゆっくり伝えると、発問がぶれにくいことに気がつきました。わたし自身、自分の発問に意識をしながら話をしていたため、自然とゆっくり話をすることになってしまいました。

 ですが、その意識によって発問もぶれず、さらには子どもも発問を聞き取りやすく、「あ、ここ大事だな」と感じることができるのではないかと思いました。これから発問をする際には、テンポを遅らせ、ゆっくり発問することを意識していきたいと思いました。

 また、今回の模擬授業では教育本から学んだことを活かして、教師がわざと間違えるという授業テクニックを用いてみました。授業では巻尺を使って、教室内の長さを調べることをしましたが、巻尺の使い方を確認する際、基準点である「0」に合わせるのではなく、わざと巻尺の端に合わせ、間違っていることを子どもに指摘をさせ、巻尺の使い方を確認していきました。ただ単に教師が巻尺を使う際は、「0」に合わせると教えられて確認するのと、子どもが巻尺を使う際は、「0」に合わせると自分から気づいて確認するのとでは、子どもの意欲はまったく違うと思います。教師がわざと間違え、子どもに指摘をさせて確認していく授業の流れもとても効果的であると思いました。

 教育本から学ぶことは本当に多く、教壇に立つまでに授業テクニックをどんどん学んでいきたいです。ただ、授業テクニックを学んだとしても模擬授業などで実際に実践してみないと、身につくことはできません。来週にも大学の講義で、模擬授業をする機会があります。その際にも、学んだ授業テクニックを実践してみて、教壇に立つまでに身につけていきたいと思います。(静谷)

11月7日三期生ゼミ記録(嶋藤)

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 こんにちは。3期生の嶋藤菜月です。今回は後期ゼミ第5回で早川君が行った模擬授業について、意見を出し合ったことをまとめていきます。

 早川君は、小学5年生の算数の体積について模擬授業をしてくれました。模擬授業の話し合いで出たことを以下に書いていきます。

 まず、話し合いで話題になったのは、チャレンジ問題についてです。早川君は教科書にある練習問題ではなく、オリジナルの日本銀行の建物の体積を求めるという問題を使っていました。子どもにとって、この難易度の問題はどうなんだろうという話し合いになりました。日本銀行の建物の体積を求めるとなると、とても興味が湧くと思います。しかし、まだ体積を工夫して求める問題は1問しか解いたことがない子どもが、いきなりチャレンジ問題にいくのは早すぎるという意見が出ました。チャレンジ問題の前に、1つ目に解いた問題に近いものを練習問題で解かせ、自信をつけさせたところで、チャレンジ問題を解かせるのが良いのではないかという結論になりました。

 次に話題になったのは、黒板に何を書けばよいのかということについてです。今回の模擬授業の中では、子どもに式と答えを黒板に書かせていました。しかし、これだと、どうやって考えたか(図に線を引く)というところしか考えられない子どもにとって難易度が高すぎてしまいます。黒板に書くときは、どの子どもが見ても分かるように、考え方を書かせることが大切だということが話し合いの中で出てきました。そのためにも、教師が普段から考え方を大切にする必要があることを学びました。

 以上のように、今回も活発な話し合いをすることができました。早川君は前回もそうですが今回も、子どもの発言にしっかりと耳を傾けていたので、その発言に対しての返しが素晴らしいし、授業がスムーズに進んでいてとても良かったと思いました。模擬授業お疲れ様でした。(嶋藤)

10月31日3期生ゼミ記録(山下)

 こんにちは。3期生の山下です。今回は10月31日に行われた嶋藤さんの道徳の模擬授業について書きたいと思います。

 嶋藤さんは2年生の「一まいの絵」という教材で授業をしてくれました。授業を受けて思ったことはこだわりがたくさんあるということです。

 教科書を見せないようにして子どもたちに想像させたり、◯×法を使ったりとゼミで学んできた授業技術があちこちに散りばめられていました。また、道徳はゆさぶりが大事だとセミナーなどで散々言われてきましたが嶋藤さんはこだわりを持つ場面が自分の中でしっかりとあってそこで存分に私たちを揺さぶってくれました。

 2年生には少し難しいような内容でしたがゆさぶりの発問によって最初と最後の主人公の気持ちの変化についてじっくりと考え、議論することができました。

 授業の内容とは少し離れますが私は嶋藤さんの話し方が気になりました。2年生に向けてやるということと教科書を見せないということで状況描写や説明が多く、少しだけくどく感じてしまうところがありました。そのことを素直に伝えると間のある話し方で子どもたちが考える時間ができてよいのではないか、高学年だと私のように思う子がいるかもしれないけど低学年なら表情豊かで好かれる先生になるのではないかという話になりました。同じ授業を受けていても感じ方や捉え方は一人一人違い、みんなで授業をして意見を言い合うのはとても面白いと感じました。

 同じゼミになって1年半近くが経ち、このような話し合いができるようになったということに嬉しさもありました。これからも素直に指摘したりよいところは真似したりして高め合っていきたいと思いました。(山下)
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10月31日三期生ゼミ記録(嶋藤)

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 こんにちは。3期生の嶋藤菜月です。今回は、10月31日に小学2年生対象の「一まいの絵」の模擬授業をしたので、そこで自分がこだわったところ、指摘を受けたところについてまとめていきたいと思います。

 まず、自分がこだわったところについてです。こだわったところは大きく分けて2つあります。

 1つ目は、子どもには教科書を見せないということです。今回教科書には、まだ見なくても良い絵が載っていて、話を進めていく上で不都合になってしまうため、教科書を見せないという選択をしました。しかし小学2年生なので、頭の中だけで情景を把握させるのは難しいのではないかと思いました。そこで、途中で絵を貼るなど、視覚的にも分かるように工夫をしたところ、情景が分からないということは防げたのではないかなと思います。

2つ目は、○×法を使うことです。先日の野口芳宏先生の教師力アップセミナーで、道徳にも○×法を活用することができると学びました。○×法を活用することで、すぐに子どもをどちらかの立場に立たせることができるのでとても良い方法だと思います。今回は、「お父さんの描いた絵がありがとうと思うときだという人は○、思わないときだという人は×をノートに書きましょう」と言いました。野口先生のように、10秒ほどで「まだ書けていない人?」と問うことで、無駄に待つ時間がはぶけて良かったと思いました。また、ここで立場をはっきりさせておくことで、その後のゆさぶりにつなげることができたので良かったと思います。

次に、指摘を受けたところについてです。3つの指摘を受けました。

1つ目は、情景説明が多いのではないかということです。小学2年生ということもあり、これでもかというくらい情景説明をしながら進めていきました。子ども役の人たちにとって、少しくどいと思ったそうです。説明しなくても分かりそうなところはさらっと読むことが大切だと思いました。

2つ目は、×から○に変わった人の意見を聞くのが大切だいうことです。○×法を使い、ほとんどの人が×と始め答えていましたが、ゆさぶり後に○に変わりました。その時に子どもに理由を聞くというのが一番大切だと学びました。

3つ目は、私の話し方についてです。ゼミ生の1人から、くどい話し方をしていると指摘を受けました。私は大げさに話してしまうところがあるので、気をつけなければならないと思いました。

模擬授業を終えて、やはり実際に授業をしてみるととても勉強になると思いました。自分のこだわったところが実際に上手くいったのか振り返ったり、最終的に子どもにどんな姿になってほしいのか考えたり、自分のどこを直す必要があるか考えたりすること全てが、4月からの教師生活に生かされると思いました。もう一度、模擬授業をする機会があるので、次もこだわりを持ち、授業をしていきたいと思います。(嶋藤)

11月7日 3期生ゼミ記録(早川)

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 こんにちは。3期生の早川です。
 今回は4年後期のゼミ2回目となる模擬授業を、小学校5年生の算数「体積」の単元で行いました。その際の気づきを記します。

 模擬授業では、体積という概念を学んだ後の、少し複雑な形の立体の体積を求めるということをしました。L字型の立体の体積を求めることから授業をはじめましたが、その際にやってしまいました。
 子どもたちに考えさせた後、発言を促す際に、「どのように考えたのか、みんなに説明しながら教えてください」と言ったのにも関わらず、2人目の発表以降は「どのように分けて考えたのか・・・」と言ってしまったせいで、1人の子の顔が曇りました。そうです。その子は、立体を大きく捉え、そこから余分な部分を引くという考え方をしていたため、手を挙げることができなくなってしまったのです。

 授業の幅を広げるのも先生であれば、狭めるのも先生。無意識のうちに、先生が進めたい授業の方向性が言葉として出てしまうのは、怖いなと実感させられました。

 また、私と同じ数学専修の嶋藤さんは、僕がその立体について、子どもが考えうる解法数を超えて、数パターンを提示してくれました。教科書にある図の数値が、なぜその数値になっているのか、自分の頭だけでは気づけないことに、周りの人と意見交流することで気づくことが出来ます。

 これで、自分は2回の模擬授業の役割を果たしましたが、今後まだまだ3期生の仲間の模擬授業は続きます。毎回のゼミを大切にして、多くのことを学び得ていきたいと思います。(早川)

10月31日3期生ゼミ記録(松田)

 こんにちは。3期生の松田です。今回は、10月31日のゼミで行われた丹羽さんの模擬授業について書きます。

 
 丹羽さんは、「イースター島にはなぜ森林がないのか」という6年生の国語の授業を行いました。

 授業後の意見交流では、主に「イースター島の森林が失われた原因」を読み取る場面での先生の対応について話し合いました。その場面は、子ども役が丹羽さんの用意していた答えと違う原因を言った際に、丹羽さんはその子どもに理由を聞いたり、その原因を確認したりしてどんどん1対1の会話になっていったという場面でした。
 
 このように、自分が用意していた答えと違う意見が出たときは、「○○さんと同じ意見の人?」と子どもに聞き、「意見が分かれたからみんなで話し合ってみようか」と子ども同士で話し合う場を作るということを教えていただきました。また、子どもの意見を聞いた後に「同じ意見の人?」と1回聞いたら、次にどんな意見が出たとしても同じように子どもに聞くというスタイルを変えてはいけないということも学びました。教師が聞き方のスタイルを変えてしまうと、その意見が間違っているのではないか、と子どもが察してしまうからです。

 丹羽さんの授業を受けてみて、つぶやきを拾ったり、違う意見が出ても決して「違う」ということを言わずに、「その意見は答えにつながっていく」と意見を受け入れたりしていて、一人ひとりを大切にしようという気持ちが伝わってきました。ぜひ真似したいと思う授業でした。(松田)

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10月28日教師力アップセミナーに参加して(丹羽・松田)

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 こんにちは。今回は、10月28日に行われた教師力アップセミナーでの学びを3期生の丹羽と松田でまとめます。


 3期生の丹羽亜由美です。第5回の教師力アップセミナーに参加させていただいて学んだこと、特に印象に残ったことを紹介したいと思います。


 私が特に印象に残ったことは、授業内での教師の支援の仕方です。いくつかありましたが、私がぜひとも実践してみたいと思ったものが2つあるので紹介します。

 1つ目は、発達障害のある子どもばかりに目をやらないということです。つまり、学級経営を個別指導に優先させるということです。私は、教育実習や、ボランティアでもですが、できない子ばかりに目がいってしまい、できている子に対する声かけが足りないことがよくあります。そうではなく、平等に接することが大切だと学びました。
 2つ目は、個別に褒める時は非言語で褒め、全体を褒める時は言葉で褒めることです。個別に褒める時は、集中している周りの子どもたちの集中を切らさないようにする配慮だそうです。子どもたちも言葉で褒められるよりも非言語で表現した方が嬉しいのではないかと思います。来年度から積極的に取り組みたいと思います。

 今回は実際に医師としても活躍されている横山浩之先生に講演していただきました。
横山先生は、大切なポイントや事項を分かりやすく、的確に話してくださり、あっという間の時間でした。ありがとうございました。(丹羽)


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 私は、発達障害のある子どもへの指示の仕方が特に印象に残りました。発達障害がある子どもへの対応の教育上の配慮事項に「作業記憶の乏しさへの配慮」というお話がありました。作業記憶の乏しい子どもの中には、「国語の教科書の15ページを開く」という、3つのことを記憶することができない子どももいるということを知りました。指示の仕方で子どもへの伝わり方が変わってくることや、「記憶が乏しい」と一言で言っても、子どもによって程度が異なるので、その子どもの力をきちんと理解することが大切であることを学びました。

 さらに、「ブロークン・レコード・テクニック」を横山先生が使用している授業映像を見て、全員ができるまで同じ指示を繰り返し言う大切さが分かりました。同じ指示を繰り返すことで、できていない子どもには注意することなく気づかせることができ、できている子にはできていない子がいることを知らせることができ、場合によっては子ども同士で声を掛け合うことができるようになるのではないか、と思いました。「発問を違う言葉で言い直さない」ということをゼミで教わりましたが、それと一緒で指示を変えてしまうことも子どもの混乱を招くことにつながるということが分かりました。

 今回のセミナーでは、特別支援教育の知識だけでなく、実践的な技術についても学ぶことができました。横山先生ありがとうございました。(松田)

10月28日教師力アップセミナーに参加して(静谷、岡田)

 10月28日に行われた横山先生の教師力アップセミナーに参加して学んだことを3期生の静谷と岡田でまとめていきたいと思います。

 こんにちは。3期生の静谷です。

 今回は、教師力アップセミナーにて横山先生の話から学んだことや感じたことを書いていきたいと思います。

 横山先生の話を聞いていて、一番心に残っている言葉は、誰もができるようなことにも適切に価値付けをするという言葉です。どうしても誰もができることに関しては、できることが当たり前すぎるため、ホメようとする行為はなかなか取らないと思います。しかし横山先生は、そんな当たり前のことでも価値付けをし、褒めてしつけることを実践しています。子どもは、褒められることに飢えています。誰もができることでも適切に価値付けをして、その行動を定着させることが大切であるということを学びました。

 横山先生の話は、裏付けがしっかりとされており、とても納得させられることばかりでした。このように裏付けがしっかりされている話は、説得力もあるし、なおかつ聞いていてわかりやすいです。子どもにとってもわかりやすいですし、子どもとの場合では信頼関係も築きやすいと思います。裏付けがしっかりとされた話を身につけるためには、横山先生のようにすでに身につけていらっしゃる方の話を真似て話すことや一緒に話すことを多くすることが大切であると思います。ですので、これからもセミナーにどんどん参加していき、話し方も盗めるところは盗んでいきたいと思います。横山先生、本日はありがとうございました。(静谷)


 こんにちは。3期生の岡田です。今回学んだ中で、今後積極的に実践していきたいと思ったこと、こういう教師でありたいと思ったことについて、二つのことを取り上げたいと思います。

 一つ目は、増やしたいと思う行動に対しては褒めたり、ほほえみかけたりし、減らしたいと思う行動に対しては無視をする、ということです。

 最初、「無視をする」ということにあまり良いイメージを持っていなかったため、衝撃を受けました。しかし、話を聞いていく中で、無視をすることによって児童に別の方法を考えさせたり、行動を改めさせたりすることができるということを知り、「無視をする」ということにも効果があるのだと学びました。ただ、そのうえで児童に変化が見られ、変わろうとしているのであれば、ほめる、ということがより大切だと学んだため、ほめるまでを大切にしたいと思います。

 二つ目は、教師が近付くのはほめるときだけ、ということです。何か指導したいことがあったとき、気になったことがあったとき、私はすぐ近付いてしまいます。しかし、今回お話の中でもありましたが、それを繰り返していくと、教師が近付いてくることが怖いと思ってしまうようになります。そうではなく、何か変化が見られた、素敵な姿が見られた、そのような時にこそ教師が近づき、ほめる。こうすることで教師との良い関係性にもなりますし、良い姿というものが増えてくると思われます。

 今回のセミナーで、上の二つ含め、多くのことを学ばせていただきました。現在学習支援ボランティアをさせて頂いているのですが、その中での自分の行動と照らし合わせながら考えると、反省点ばかりが浮き彫りになっています。来年から教師となるためにも、そして何より今関わっている子どもたちのためにも、これからどんどん実践していきたいと思います。貴重なお話、多くの学びをありがとうございました。(岡田)
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10/8 教師力アップセミナー(野口先生、伊藤先生)より (菱川、加藤奨基)

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 こんにちは。3期生の菱川です。今回は大口中学校で行われた教師力アップセミナーに参加させていただきました。今回は午前中だけでなく午後にも講演があるいつもよりも特別な会でした。

 講師に野口先生と伊藤先生をお招きしました。今回はそこで午後の伊藤先生による国語の授業で生徒役をやらせていただいたのでそこで学ばせていただいたことをここに綴りたいと思います。

 どんな内容かはほかの方の記事に書いてあると思うので省きます。

 まず一つ目に子供の発言の良し悪しについて。
 僕は先日ゼミのメンバーの前で授業を、させていただいたとき全員の意見を板書していました。その時玉置先生に使う発言だけ板書すると授業が進めやすいよと指導をいただきました。だが今回はもう悪い発言は違う!としっかりわからせるべきであるという内容でした。まだ現場に出ていなくて違う!と言っていいのか?と感じてしまいましたが、たしかに授業の方向性がずれてしまう発言をとってばかりいたらそれこそ授業が成り立たないのだなと感じました。

 また二つ目に僕は前々から国語のオチの作り方というものがどうすればいいのかと悩んでいました。そして伊藤先生に思いきってどう作っていますか?と相談したら予想もしない答えが返ってきました。その答えが自分で作って誘導するです。

 僕は教科書の通りに授業をしてその求めているであろうゴールを調べてやっていて教科書にばかり目がいっていました。なのでこれからは授業の題材を自分なりに一度読んで何が大切なのか?を参考書やネットを見ずに考えてオチを設定して授業を作りたいと思いました。

 あと今回一つホッとした点もありました。正直な感想を言うと国語の授業が止まってしまっているなと感じる部分がありました。

 しかしあのようなすごいベテランの先生でも国語は難しいんだとわかり、自分がこのあいだの授業を全然出来なかっただけであんなに落ち込むのは違うなと感じることができ、より一層頑張ろうという気持ちになれました。

 これからも色々な先生の授業や講演会に行きさまざまな学びを得たいと思います。本日はありがとうございました(菱川)

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 こんにちは、4期の加藤奨基です。今回は待望の野口先生による教師力アップセミナーに参加させていただいての学びを、先日終えた小学校教育実習と、以前学んだ「守破離」について考えたことから記事にしたいと思います。

 まず、野口先生のお話の中で特に印象的だったことが、今の教育の指針である「主体性」「自主性」「自発性」などを明確に否定されたことです。それよりもまず、相手を素直に受け入れる「受容性」を育てるべきだと仰っていました。

 確かに、相手のことや教えてもらったことを受け入れる素直さや受容的な態度はとても大切だと思います。実際に自分の教育実習でも、以前立川談慶さんのお話から学んだ「守破離」の「守」の部分、まずは授業を流せるようにと先生方のアドバイスを素直に受け入れ、真似をすることを徹底していました。

 しかし、自分は、真似から自立し自分の道を歩み出す「破」「離」の部分で個人の自主性や自発性が大切になってくると思うのです。それらがなければ、いつまでも受身なままのような気がします。

 懇親会で野口先生と話す時間をいただけたのでそのことを質問させていただくと、野口先生は「ずっと守でも良いのではないか」「思えば自分はずっと守であった」と答えてくださいました。

 自分は今まで、「守破離」と言うからにはいつかは必ず先生の教え以上のことを成さなければならないといつのまにか思ってしまっていましたが、このお話を聞いて、確かに守を徹底し続けることでも多くの学びを得られるのだと思い直すことができました。様々な意見を受け入れながら教えを守り続けるのも大変なことですし、無理に外れたことをして基本が疎かになってもいけません。結果、野口先生のような教師になれるのなら、ずっと守を貫いていくのも一つの道なのだと学ばせていただきました。

 今回の教師力アップセミナーでは、「守」の大切さを改めて実感することができました。約三週間のインターバル後、今度は中学校実習が始まります。中学校実習でも教師の基礎を身につけるため、必死に食らいついていきたいと思います。

 僅かな時間の中でたくさんのことをご指導して下さった野口先生、このような機会を下さった玉置先生をはじめとするみなさん、ありがとうございました。(加藤)

岡崎市立矢作南小学校現職研修に参加して(丹羽)

 こんにちは。3期生の丹羽亜由美です。先日、岡崎市立矢作南小学校で開かれた校内研修会に参加させていただきました。そこから学んだことを、

1.6年2組の算数授業
2.研修会での話し合い
3.道徳授業について
の、3つ紹介します。

 まず、1つ目の算数の授業です。6年2組の算数の授業を見せていただいたのですが、先生と児童との関係性がとてもよく、児童の表情や反応がとても豊かだった印象を受けました。

 グループ活動の際にも、できる子がまだ出来ていない子に対して教えてあげる姿や、お互いの考えを頷きながら聞くなどといった学び合う姿をみることができました。算数の授業でも、教材研究がとても大切であり、児童達からどんな質問が飛んできても答えられるよう準備しておくことの大切さを学ぶとともに、先生と児童との関係性の大切さを改めて実感することができました。

 2つ目の研修会では、授業の良かった点3つと改善点1つを出すということを行いました。現職の先生方のグループに入れてもらい、話を聞くことで、授業の視覚化や、意図的指名、切り返しなど一方的な授業になるのではなく、子どもたちにわかりやすく、全員参加出来るような工夫を取り入れることの大切さを学びました。

 それに加えて、見方・考え方を追求した教材研究の重要さも感じました。

 3つ目は道徳授業についてです。こちらは玉置先生に講演をしていただきました。わたしがこの講演の中で最も印象に残っているのは、評価方法です。

 道徳授業は、人物を評価するのでなく、心情変化を評価するものであるという明確な定義に感銘を受けました。実際に、「この子は責任感があります。」というのは、人物評価であり、道徳の時間だけで評価することはできません。そうではなく、「この子は責任感を持つことが大切だと気づくことができました。」とすることで、児童の心情変化が具体的に理解できるのだと学びました。私も来年度から評価をする立場になるので、児童の人物を評価するのではなく、心情変化を捉えて、所見を書いていけるようにしたいです。

 最後に、校長先生から色紙のプレゼントをいただきました。卒業生一人一人に手書きで書いているそうです。私も校長先生のようにあったかい子ども想いの先生になろうと思います。今回もたくさんの学びをありがとうございました。(丹羽)
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10月8日 教師力アップセミナーに参加して(安部・山田)

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 こんにちは。4期生の安部です。今日は先日参加させていただいた教師力アップセミナーで学んだことを書きたいと思います。

 今回の講師の先生は、なんと、あの有名な野口芳宏先生で、ゼミでも関口さんが本を読んで発表をしていたので、すごく印象に残っていて、今回、実際にお会いできることをとても楽しみにしていました。

 私は伊藤先生の国語の模擬授業の子供役をやらせていただきましたが、子供役であることを半分忘れ、俳句の情景について真剣に考え、思わず挙手をしたくなるほど、とても引き込まれる授業でした。

 さすが伊藤先生だなと感じたのですが、その後の深掘りで野口先生が色々なことを指摘され、 あまりの野口節にとても圧倒されました。特に印象に残っているのが、“間違った発言をした子どもをそのままにしておかず、その場で指導をする”ということです。算数や理科、社会ならともかく国語の授業でも、最終的な答えから逸れた意見が出れば、子どもの意見でもその場でバッサリ切ってしまうというのは本当に衝撃でした。国語の授業というのは、決まりきった正解を提示しにくいからこそ、教えるのが難しいんだ、とずっと思っていたからです。

 続いて野口先生は、自分がもしこの授業をしようとすれば、「選択的発問」をするとおっしゃいました。「選択的発問」とは、今日の授業で言うと、「俳句が読まれた時刻が朝なのか、昼なのか、夕方なのか、夜なのか」という選択式で発問をするということです。これを子どもに問うことで、自ずとその情景をよく考え、作品を深く読み取ろうとする、そして先生が最終的に正解はこれなんだ!と答えを提示することで子どもはどうして?なぜ?とさらによく考え、最終的に納得をする。そうすることで、今日学んだことがその子の技術となり、学力となり、次に作品を読むときの武器になるそうです。

 私は初め、野口先生のぶれない教育法にただただ圧倒されるばかりでしたが、先生の話を聞くうちに、「教育をそのままで終わらせない」、「あいまいな状態で終わらせない」という考え方は現代の教育にこそ必要な考え方ではないか、と感じるようになりました。

 今日初めて野口先生にお会いして、本当に良い刺激をもらいました。自分が今まで読んできた本、自分の考えとは180度異なる見方、考え方もあったからです。もっともっと野口先生の教育論、人生観を知りたいと思ったので、これを機に、野口先生が書かれた本をいくつか読んでみたいと思いました。

 今回もとても多くの学びをさせていただき、本当に感謝しています。ありがとうございました。(安部)

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 こんにちは。4期生の山田です。今日は先日参加させていただいた教師力アップセミナーで学んだことを書きたいと思います。

 今回の講師の先生は玉置先生の師匠でもあるあの有名な野口芳宏先生で、ゼミでも関口さんが野口先生の授業技術について発表してくれていたので、芸能人のイベントに行くような気持ちでした。

 わたしは今回写真係をさせていただいたのですが、以前の関口さんの野口先生の本の内容を発表で聞いて、なんだか厳しそうな人なのかなと思っていたので、写真を撮りながらこんなにも優しい笑顔をみせる方なんだなと少し驚きました。また、指導の仕方や話し方も、キレがある中にも温かさを感じました。これだけ影響力のある方なのに、飾ったり、驕ったりしない所がまた人を惹きつけるのではないかなと思いました。

 私が、一番心に残っているのは「意見を束ねる」という言葉です。さまざまな子供の意見をまとめるということを「束ねる」というのがなるほど素敵だなと思ったし、私が小学校実習の授業で一番苦戦したことだったからです。児童の意見を否定するのではなく、いろんな子の意見をみんなで吟味しながら一緒に正解の問いにたどり着くような授業がしたかったのですが、これが本当に難しくて。いろんな意見が出れば出る程着地点がわからなくなって収集がつかなくなってしまいます。野口先生が伊藤先生にアドバイスされていたように、束ねるところは束ねながら進めて行くことを中学校実習で実践してみたいなと思いました。

 セミナーが終わって、4期生がゼミで発表してくれた野口先生の本の内容を改めて読み返してみました。実際に野口先生にお会いし、野口先生の人柄に触れると、野口先生の言葉が字面だけのものではなくて魂を持つようになったというか、うまく言えないけれど今までより深く染み込んでくるように感じました。本を読んで学習するだけでもいいのに、玉置先生がこうしていろんな先生方との出会いの場をわざわざ作ってくださることは意味のあることなんだなあと実感したし、本当にありがたいことだな、恵まれているなと思います。

 サークル活動などであまり多くはセミナーに参加できていないけれど、せっかくの素敵な出会いのチャンスを逃さないように自分から時間を作って参加させていただきたいです。(山田)

10月24日3期生ゼミ記録(山下)

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 こんにちは。3期生の山下です。今回は10月24日にゼミ内で行った算数の模擬授業について書きたいと思います。

 模擬授業を通して感じたことが2つあります。1つ目は褒めることの大切さです。嶋藤さんが算数の授業でとても大切な「条件」を言ってくれたにもかかわらず、私はスルーしてしまいました。松田さんがとても自然に褒めてくれて嬉しくなったので積極的にいいところを見つけて褒めていこう、と思っていたにもかかわらず授業に必死でよいところに気づいて価値づけることができませんでした。今回の授業の中でどんな言葉が出てきてほしいのか、大切なことはなにかを自分の中で明確にして授業に望むことで改善できると思ったので次回から気をつけたいと思います。

 2つ目は展開の構成です。今回「場合の数」の単元を扱ったのですが、私は求め方を見つける→何通りあるかを考えるという順番で授業を行ったのですが玉置先生から何通りあるか求める→求め方を考えるという順番にすれば1回目では答えがバラバラになり、どうしたら全部を求められるんだろう?と答えを出す必然性が生まれるということを指導していただきました。同じことをやるにも順番が違うだけで子どもたちの学びが深まるということを知り、勉強になりました。

 とても緊張して授業をやり終えたあとに3期生のみんなが楽しかったと言ってくれましたが、やはり子どもたちに楽しいと思ってもらうには教師自身が楽しんで授業することが大切であると感じました。今回指摘してもらったことや他の仲間の授業も参考にして少しでも力をつけたいと思いました。(山下)

10月24日3期生ゼミ記録(岡田)

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 こんにちは。3期生の岡田です。

 先日のゼミでは、松田さんが3年生の外国語活動、山下さんが6年生算数「場合の数」の模擬授業を行いました。松田さんの英語を聞くのは実は今回が初めてで、さすが英語専修!中々英語が話せない私にとっては、憧れになりました。そして山下さんも、山下さんならではの良さがたくさんありました。そのことを今回はまとめたいと思います。

 まず、私が山下さんの授業を受けて第一に思ったことが、「楽しい」ということです。
 授業自体ももちろんそうなのですが、やはり山下さんの作る雰囲気もあったと思います。山下さんは、誰かがつぶやいたことに対してユーモア性のある返しをしたり、かと思えばさらっと受け流したりと、反応が一つではなく、その時々で異なっていました。そのため、受け手としてはどんな反応をしてもらえるかワクワクしたり、必ず先生が何か返してくれる、という思いからどんなことでも言いやすかったりしました。

 今回一つの授業の中の、ある一場面だけでもそう感じたので、きっと日頃から、朝学校に行ったら先生と話したい、先生と話すと楽しい、そう思う子が多くなるのではないのかな、と感じました。

 逆に、今回山下さんが指摘されたことの中で、私自身も勉強になったことがあります。それは、課題設定についてです。

 今回は「順番が何通りあるか」ということと、「わかりやすくまとめる」ということが課題の中に含まれていました。しかし、まずは「何通りか」ということが先であるため、「分かりやすく」というのはその次、とのことでした。

 いつも私自身、課題設定に悩んでしまいます。しかし、今回のことを受け、欲張ることなく、つけたい力を絞って設定することの大切さを感じました。
 
 最後に、山下さんは「この授業の最後で子どもにどうなってほしい?」という問いを投げかけられていましたが、はっきりと自分の答えを持っていました。最後の目的地を持つ、というのは当たり前のことかもしれませんが、その根本がしっかりある、というのは、とても素敵なことだと思います。

 山下さんの良さを盗みつつ、私も次の模擬授業に臨みたいと思います。 (岡田)

10月8日教師力アップセミナーに参加して(静谷、高橋)

 今回は、10月8日教師力アップセミナーに参加して学んだことを3期生の静谷と4期生の高橋でまとめていきます。

 3期生の静谷です。私からは、午前の部について感じたこと、学んだことを書いていきます。

 野口先生の話を聞いていて、とても賛同したことは「学べば学ぶほど幸せになる」という言葉です。誰もが幸せな人生を送りたいと思います。それを成し遂げてくれるのは、学ぶこと、つまり教育であると思います。野口先生は、「教育とは、そのままにしておかないこと」とおっしゃっていました。それは、教育によって子どもが変化し、幸せになるということです。それだけ教育というものは崇高なもので、教師という職業に使命感があるということを学びました。

 私が学校現場に出た際には、学校のあらゆるところで、「これで幸せになれたね」と子どもに話しかけていきたいと思いました。このように話しかけると、子どもも「自分は成長したんだな」と感じたり、どこか温かい心になったりと、プラスに働くと思います。その際に、「なぜ幸せになれたか」と具体的な言葉で言ってあげると、より効果があると思います。何気ない会話ひとつをとっても子どもに変化(成長)を与え、幸せになったねと声をかけられる教師になりたいと思いました。

 また、野口先生は本当に教養が深いと思いました。野口先生の模擬授業では、「そうなんだ」と思わされることばかりで、とてもワクワクしながら聞いていました。実際に野口先生の授業を聞いていて、教養をたくさん知ることができ、自分自身変化(成長)することができました。これが幸せになるということなんだと実感しました。私も教養が深い人間となり、子どもが授業を受けていて「先生の授業は楽しいな」と思う授業をし、学ぶことが楽しいと思ってもらえるようになりたいと思いました。そのために、大学生のうちから本をたくさん読んでいきたいと思いました。(静谷)


 こんにちは!4期生の高橋です。午後に行われた、伊藤先生の模擬授業の内容は、中学1年生を想定し、松尾芭蕉の句を五感を意識しながら詠んでいくというものでした。

 ここから学んだことは3つあります。

 1つ目は、「自分の好きなところを好きなように詠むのではなく、きちんと教えることは教える」ということです。これは伊藤先生が仰っていた言葉です。私はこの言葉を聞いて、改めて国語を教えるということについて考えさせられました。そして、国語には正解がないと言われたりもしますが、やはり正解はあるし、生徒の多様な意見を、時には受け入れ、時には否定しながら授業を進めなければいけないのだなと思いました。今回の場合、自分の感性で自由にイメージして詠むのではなく、間違っているものは、その詠み方は正しくないよと否定をしながら教えていくことも必要なのだと学びました。

 2つ目は、学習用語の役割についてです。今回の授業では「五感」という学習用語がありました。これは、今回の句を詠む際の手助けとして提示されただけではなく、他の俳句が出てきた時にも、五感を使った同じ詠み方ができるように教えていると学びました。授業をその場限りのものにするのではなく、きちんとした力を付けていかなければいけないことが分かりました。

 3つ目は、授業前と授業後には良い変化(成長)が必要だということです。野口先生は、授業後、模擬授業を受けた私たちに、授業を受ける前と今とで何か変わったと思うところはあるかと尋ねられました。生徒役の多くが変化があったと言っていましたが、国語は、算数や理科とは違い、その1時間での変化が分かりにくいように思います。授業に参加したことで、子どもたちの中に良い変化があったと思わせられるような授業をすることができたらいいな、いつかできるようになりたいな、と思いました。

 私は、国語専修として、今回のセミナーに参加させて頂くことができて本当によかったです。今回の学びを、中学校実習に生かしていきたいと思います。このような学ぶ機会を与えてくださり、本当にありがとうございました。(高橋)
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10月8日教師力アップセミナーに参加して(山下・早川)

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 今回は、10月8日に行われた野口芳宏先生の教師力アップセミナーに参加しての記事を3期生の山下と早川が記事にします。

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 こんにちは。3期生の山下です。
 今回は教師力アップセミナーの午前の部で行われた野口芳宏先生の道徳の講義や模擬授業で学んだことについて書かせていただきます。

 まず、道徳教育とはよい気づきの勉強であり学びであるとおっしゃっていました。教材の中でよい気づきをする→私も今度そうしようと思う→実際にやってみる→褒められる→学校で学んだことが役に立った→学習意欲の向上や道徳的実践力の育成に繋がるというサイクルがストンと落ちてきて子どもたちはそのように道徳心を育んでいくのかとすごく納得しました。

 そしてもう少し大きな話になりますが教育とはそのままにしない、今よりよくし続けるというお話がありました。模擬授業の中でも指名された先生が小さな声で話していたのを見過ごさず、すぐに指摘することで変わるという姿を目の当たりにしました。ボランティアで小学校に行かせていただいていても子どもたちの小さな良いところや悪いところに気がついて褒めたり注意したりするうちに子どもの姿が変わっていると感じることがよくあります。私も先生方のように行動の裏にある思いに気づくアンテナを常に張り、そのままにしない教師になりたいと感じました。

 朝から晩までたくさんのお話を聞かせていただいて、授業をお休みしてでも出てよかったと感じられた1日でした。野口先生をはじめ、野口先生にお会いできる機会を作ってくださった玉置先生、教師力アップセミナーの運営委員のみなさま、ほんとうにありがとうございました。

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 記事にするのが遅れてしまいました。皆様こんにちは。3期生の早川です。

 私は山下の書いた午前中の内容に続いて、午後に行われた伊藤先生による国語の模擬授業について書いていきます。

 伊藤先生は「閑けさや 岩に染み入る 蝉の声」の松尾芭蕉の俳句を題材に授業を進められました。私はその授業に生徒役として参加しましたが、伊藤先生は常に私ら生徒の意見を聞き入れながら授業を進めていくので、いつ当てられるだろうかという緊張感を持ちながら受けていました。これならば、たとえ授業に興味がなかなかわかないとしても、生徒は、真剣に授業の内容に取り組み、理解は深まっていくだろうと感じました。
 
 その一方で授業終了後に野口先生の批評の際には、この授業の前後で生徒の何が変わったのかがわからないとおっしゃっていました。実際に生徒役である玉置ゼミ生に質問をなさっていましたが、端的に変わった点を誰も述べることが出来ていませんでした。

 授業では、ただ一方的に内容を教え込んだり、逆に考えさせることはできていても、結局それの思考を通して何を教師から生徒へ伝えたかったのか、生徒のなかのなにかが変化していなければだめだということを学びました。

 また、印象的だったのは、ゼミ生が野口先生の質問に答えている際に「もっと一言でわかりやすく」と何度も指摘を受けていたことです。考えてみると、私達大学生には、与えられた課題や質問に「どうにか長く喋って、それっぽいことを述べておけばことが済む」という思考がある気がします。長々と喋ったところで、自分の伝えたい一番の内容が相手に伝わっていなければ、その回答の時間は無駄でしかありません。

 つい最近まで戦っていた教採の面接にも通ずるところがあるように感じました。いかに自分の思いや考えを、自分の言葉でわかりやすく端的に述べられるか。そんなことを思いながら野口先生の授業批評を聞いていました。

 こんな記事を書きながら、改めて文章に起こしてみると自分の思考がまとまるなあなんて思いつつ、5期生もそろそろ入ってくるのかあとも思いつつ(笑) 私達4年生(3期生)は、すでに卒業式まで150日を切っています。大学生である今を大事に、遊びと学びの両立をしていければいいなと思う早川でした。(早川)

10月24日3期生ゼミ記録(松田)

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 こんにちは。3期生の松田です。
 10月24日のゼミで行った外国語活動の模擬授業について書きます。

 授業をしてみて思ったことは、発問の重要性です。自分の気付いてほしいことに子どもが気付けるために、分かる発問をしなければならないことを痛感しました。スキットを見せて、1回目と2回目の違いを見つけてほしいと思っていたのですが、「違い」という言葉を「とっておきの方法」という言葉を使ったせいで答えに迫ることができませんでした。

 授業後、視覚的な情報のないやり取りを見て、違いに気付いてもらえるにはどうすればよいのかという疑問があり、授業後に研究室を訪れました。先生から、やり取りではなく発問の仕方に問題があるという指摘をしていただき、さらに板書の活用について教えていただきました。

 子どもがスキットのどこに注目すれば良いのかを分かりやすくするために、「1回目はできなかった」という説明のときに、「1回目→×」と書いたり、「1回目と2回目の違いを見つけよう」という説明のときに、1回目から2回目にかけて矢印でつないだりして視覚的に分かるようにすることを学びました。やり取りの問題ではなく、それ以前の発問が明確でなかったと分かり、すっきりしました。


 とても緊張しましたが、ゼミの皆が大きな声でリピートしてくれたり、笑顔で授業を見てくれたりして嬉しかったです。2回目は、今回の反省を生かして発問に気を付けたいです。(松田)

10月24日(水)3期生ゼミ記録(静谷)

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 こんにちは。3期生の静谷です。

 今回は、3期生の松田さんによる、外国語の模擬授業について書いていきます。単元は、小学3年生の「What do you like?」を扱っていました。そこでの学びや改善点をまとめていきます。

 まずは良かったです。
・テンポが良かった
・授業準備が大変されている
・子どもが興味を持ちやすいキャラクターを用いる
・価値付けがとても自然にできている

 などが挙げられました。私は、この中でも「価値付けがとても自然にできている」というところがすごいなと思いました。松田さんは、単語の確認をした後にとても自然に価値付けをしていました。この流れは本当に自然で、子どももとても喜んでいました。自然と価値付けができることによって、授業のテンポを崩さず展開をしていけます。私も松田さんを真似て、自然な価値付けができるようにしていきたいと思いました。

 次は改善点です。
・前半と後半の英文の差が分かりづらかった
・子どもは英語に集中してしまうため、ジェスチャーなどの聞き方の工夫には気付きづらい
・とっておきの方法と言わず、「どうしたら1回で聞くことができるだろうか?」という発問をすると良いのでは

 2つめの改善点は、実際に子ども役をやっていましたが、ジェスチャーなどの聞き方の工夫には、まったく気づくことができませんでした。私も英文になにかとっておきの方法があるのかと思っており、必死に英文を聞いていました。教師が狙いとするものを子どもにわかってもらうことは、本当に難しいことだと思いました。

 模擬授業で外国語活動を取り上げる学生は少ないため、それを子ども役として学生のうちに体験できたことは、本当に貴重なことでした。苦手な英語だから授業はしない、というような甘い考えは絶対にできません。外国語活動の展開を少しでも掴むことができ、とても参考になりました。お疲れさまでした。(静谷)

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