小学校教育実習を終えて(宮野)

画像1
 こんにちは!今回小学校実習について記事を書きます。

 私は、6年生のクラスで実習させていただきました。児童や先生方から多くのことを学ばせていただき、充実した実習となりました。

 その中でも、最も嬉しかったことを書きます。

 私は、初めの1週間、思っていたよりも話しかけてきてくれる子が少なく、子どもとの間に壁を感じ、1ヶ月間うまくやっていけるか不安でした。そんな中、担任の先生に相談すると、6年生にもなると寄ってきてくれる子は少ないし、まだみんな様子を見ている状況だと思うから気にすることないよと励ましてくださいました。

 くよくよと悩んでいる自分が、情けなくなり、自分から児童と関わっていこうと前向きに捉えるようになりました。すると、ある日1人の男の子が私に手紙をくれました。そこには、私がクラスのみんなと遊んだり話したりする姿をみて、仲良くなろうと頑張っていることが伝わってきた。だから自分も友達とそのように接したいと書かれていました。

 その手紙を見たとき、これまでの不安が一気に吹っ飛び、自分の頑張りが認められたように思え、感激しました。また、児童は自分の姿をよく見ていてくれるんだなと思いました。そして、日を追うごとに、話しかけてきてくれなかった児童が話してきてくれたり、児童1人1人の良いところや素敵な姿を見つけることができました。最終日は、クラスの児童と離れるのが心から寂しいと思える実習となりました。

 中学校実習でも、くじけそうになったときは小学校実習での出来事を思い出し、めげずに生徒と向き合いたいです。(宮野)

※写真はゼミでの宮野さんです。

10月9日後期ゼミ関口さんの授業発表(中澤)

画像1
 こんにちは!四期生の中澤佑太です。今回は第二回ゼミで、関口さんの授業記録を書いていきたいと思います。

 学年は小学四年生。科目は国語で、教材はごんぎつねの最後の場面でした。

授業の流れは、
1,教師の判読
2,発問。栗を運んでいる途中で打たれた狐に対してどんな狐だと思いますか?子どもの返答。本当は優しい。かわいそう。
3,発問。どうしてかわいそう?子どもの返答。殺されたから。
4,発問。駆け寄ったときの兵十の気持ちは何か?子どもの返答。やったー。やってやった。
5,どうしてかけよった?子どもの返答。確認するため。
6,兵十が確認したものは何か?子どもの返答。栗。ごん。土間。このときに、目ではどの順番に何を見つけたのかを考えていきました。

 今回の授業では、向後千春先生の教えを元に授業を行われました。

 講評として、落ち着いたトーンで子ども達に話しかけていた。気持ちがこもった話し方をしていた。単調な話し方であるため後半飽きを感じてしまう。という意見がありました。

 私から見て関口さんは、大学三年生前期の頃と比べて話し方は勿論他者への働きかけが穏やかになっていて、素敵な人になっていると感じました。学校現場で活躍する関口さんを考えると、私も頑張っていかなければと考えています。

 関口さん授業お疲れ様でした。(中澤)

10月9日第2回ゼミ模擬授業の反省(関口)

画像1
 こんにちは!漫画ONE PIECEの最新刊をゲットした、4期生の関口です!

 今回は後期2回目のゼミで行った模擬授業の反省を書きます!私は、向山洋一先生の実践記録をもとに、『ごんぎつね』の第6場面を模擬授業させていただきました。

 まず反省点については、大きく3つあります。

 1つ目は、テンポが作れなかったことです。冒頭はすぐに終わらせるつもりでしたが、一人ひとりの声を聞こうとして時間をかけすぎました。緩急をもっとつけ、集中させる場面が必要でした。

 2つ目は、活動がなかったことです。本来子どもに立たせて音読させるところを時間がないからと私は範読しました。しかし、向山先生は座ったままと立たせるのは子どもの態度がすごく違ってくると本でも述べられています。立たせるのは1人残らず授業をせざるを得なくするためであるのに、そこまで考えが回っていませんでした。

 3つ目は、はっきりと評定しなかったことです。私はおうむ返しだけは気をつけようと心がけていましたが、「零点」などの評定もはっきりしませんでした。評定があるからこそ明確になりはっきりした答えにたどり着きますし、クラスでどよめきが起こるのだろうと感じました。

 また、1番行いたかった意見の対立までもっていけなかったのも悔しいです。ここでのポイントは、論争させるときは、対立する意見を2つに絞ることでした。子ども同士の話し合いで間違った意見が潰され、全員納得して正解にたどり着けたらそれは本当に理想だなと思います。

 そして、授業を行って改めてこの発問のすごさに気づきました。向山先生の発問は子どもの発言から繋がっていくものです。文章には書いていないのに、子どもが思い込んでしまっている箇所を明確につき、文章を読み取らせていきます。

 私はもし出なかったらどうしようかヒヤヒヤしていましたが、玉置ゼミのメンバーはしっかり次の発問へ続く考えを出してくれました。圧倒的に授業準備が足りず、向山先生の実践に頼りきりでしたが、読み手の思い込みを正しく文章に戻せたと思っています。

 子どもの思考を理解し、文章を正しく分析できなければいい発問は考えられないのだと本を読んでいても授業をしても思います。私はその2つのどちらにも自信がありません。だからこそ優れた先生方の実践記録から学んだり、模擬授業やボランティアの機会を大切にしたりしていこうと強く思いました!貴重な学びをありがとうございました!(関口)

10月8日 味岡小学校で感動的な英語授業を見させていただきました!(加藤奨基)

画像1
 こんにちは、四期の加藤奨基です。私は今、小牧市の味岡小学校で学習チューターとしてお世話になっているのですが、先日そこでとても素晴らしい授業を見させていただいたので記事にしたいと思います。以前にゼミの記事でも紹介させていただいた保坂先生の英語の授業で、プロジェクターと子ども全員に配布されたタブレット、ネイティブの先生の発音などあらゆる手段を用いて子どもの理解を深めていく、ICT英語授業の理想形のような授業でした。

 授業のメイン活動では、英語で紹介されたロシアやエジプトなど諸外国の学校文化を、無理に翻訳せず英語そのままで聞き取る(メモする)活動が行われていました。子どもたちは全体で英文を一度聞き取りした後、各自のタブレットを使って同じ英文から聞き取りをしていました。この時の子どもの様子を見てみると、一度では聞き取り切れなかった部分を、タブレットを器用に使いこなして部分的に何度も再生し自分のペースで学びを深めていました。

 また、タブレットとプロジェクターをリンクさせることにより一目でクラスの解答が分かるため、子どもたちは一人学びの時間が終わると瞬時に他の子どもの意見を共有することができていました。しかし、プロジェクターやタブレットでの聞き取りではどうしても聞き取り辛い文や単語もあります。そういった場合に、先生はネイティブの先生による発音を子どもたちに聞かせていました。ネイティブの先生は子どもたちに合わせて発音をゆっくりにしたりアクセントを付けたりしてくれるため、子どもたちの理解がとても速かったです。

 今回見せていただいた授業で学んだことは、一つの手段のみに拘るのではなくあらゆる手段を取り入れて子どもの理解を深める、ということです。子どもたちにタブレットを渡すだけで授業を行ったり、ネイティブの先生にほぼ全てを任せたりしてしまうのではなく、あらゆる手段を取り入れて子どもたちがより良く、より深く学ぶことができるように尽力しなければならないと学ばせていただきました。保坂先生、お忙しい中にも関わらずお誘いいただき、本当にありがとうございました。保坂先生の「合わせ技授業」、とても感動しました!(加藤)

※写真は私(玉置)が以前に味岡小学校へ訪問した際に撮影したものです。

10月2日 第1回4期生ゼミ高桑さんの模擬授業記録(高橋)

画像1
 こんにちは!4期生の高橋です。今回は高桑さんの模擬授業の記録を書いていきます。
今回、高桑さんは、小学3年生の分数の最後の学習という設定で、授業の後半20分を行なってくれました。

 六角形の画用紙を「1パイの実」として、じゃんけんをして勝ったら「6分の1パイの実」を相手からもらう、負けたら渡す、というゲームを中心に扱う授業でした。

 高桑さんは、子ども役とのやりとりが自然で、20分間ずっと楽しい雰囲気の授業でした。特にいいなと思ったのが、子どもの発言を大切にしていたところです。既習事項の確認をする際も、すぐに正解!と言ってしまわず、「〜だって。OK?」と子どもに反応させていたり、「今みんな、ああ〜って言ってるね」と子どもの様子ちょっとした声かけをしていたりする姿を私も真似したいなと思いました。

 ゲームも、1分間という短時間で行なったため、とてもスピード感があって、盛り上がりました。

 玉置先生からの授業助言では、「6分の1パイの実」と答えるところを、子どもが「4分の1パイの実」と間違えたところが1つ目の山場だったそうです。2分の1、3分の1、と並べられると、次は4分の1だろうと思うのは、自然なことですが、そこを「6分の1」だと全員が根拠を持って理解できるように丁寧に復習していく必要があると感じました。

 また、「3分の0.5」という風に答えた子どもの発言には3分の0.5という表現は6分の1と同じだということを認め、「正しいんだよ」「こう答えられるのはすごいことだよ」と褒めてあげることが大切だということも学びました。ちょっとした、認める声かけができる細やかさも忘れないようにしたいです!

 高桑さんは、学んだことをすぐに実践に移すところが良いなあと思いました。竹内くんの授業で玉置先生がされた、わざとボケてみるというご指導を、すぐに自分の授業に取り入れていました。わたしも、新たな学びや、実践を取り入れることにどんどん挑戦していきたいです!

 後期もまた、4期生ゼミが始まり、先生とみんなと顔を合わせられるとやはりほっとしますし、嬉しいです。あと半年、全員でより多くの学びができるよう頑張っていきたいです!高桑さん、お疲れ様でした!(高橋)

10月2日 後期第1回ゼミ 模擬授業の反省(高桑)

画像1
 こんにちは、4期生の高桑です。今回は、後期1回目となる4期生ゼミで教師役として模擬授業を行った感想や反省を書いていきます。

 今回、私は模擬授業をやるにあたって、玉置先生に相談したところ、坪田耕三先生の「算数好きにする 教科書プラス 坪田算数」という本を参考にするといいよとアドバイスをいただきました。本の中には、今まで受けてきたことがない、いい意味で自由な算数の授業実践が多く掲載されていて、読み進めるうちに自然と算数に夢中になる子どもたちの姿が浮かび上がるほどでした。

 その中で私は、分数を使ったゲームを通して通分について学ぶ授業を選びました。私は、アルバイト先の塾で小学生の子どもたちに勉強を教えているのですが、分数でつまづいて、「算数なんて嫌い」と言っている子どもをたびたび目にします。その子どもたちに分数の質問をされるたびに、分数がどういうものかという基盤が曖昧な子どもにどう教えるべきなのかと困ってしまいます。

 言葉や絵に描いてその場しのぎの説明しかできないことに無力さを感じながら、学校の先生は子どもたちが分数がどういうものなのか身をもって実感できるような授業すべきだと考えていました。ですので、今回の授業は「算数なんて嫌い」と嘆いている子どもが分数ゲームを通して、「なるほどね!算数って楽しいんだ!」と思えるように授業準備に時間をかけました。自分の中では子どもの反応を思いつく限り出して、それにどう答えていくかも考え尽くしたつもりでしたが、いざ教壇に立つと自分本位に考えていたなぁと感じる場面が多くありました。反省として3つあげたいと思います。

 まず1つ目は、ゲームのルール説明不足です。私の中ではゲーム中に相手からもらったパーツを元々の形である六角形をつくるように並べるのが当たり前だと考えていて、その説明を省いていました。ゲームが始まってみると、パーツを六角形ではなく私が予想しなかった形に並べる子どもがいました。今回は大学生が子ども役だったので数名で済みましたが、相手が小学生だったらと考えると自分が当たり前と思っていることもしっかり伝える必要があることを学びました。

 2つ目は、復習のつもりで行った確認で予想外に子どもがつまづき、対応に困ったことです。「1を6つに分けた1つ分だから6分の1」という答えがすぐ出ると思っていたところ、「2分の1、3分の1と来たから4分の1」や「3分の1の半分の大きさだから3分の0.5」などの子どもらしい発想が多く出ました。この意見が出たとき、焦ってしまい、正しい方向に導いてしまったのですが、玉置先生がいつもやってらっしゃるように「そっか、2、3、4って1つずつ増えていくっていう規則を見つけたんだね、すごいことに気づいたね」と声を掛けるなどして、間違えである子どもの意見も価値づけ生かすことができたらよかったなと思います。

 3つ目は、意図的に指名したいと考えていた部分もあり、全体で見ると指名が偏ってしまったことです。教師から一言でも声をかけてもらったり、指名されることで、子どもたちはクラスの一員として授業に参加していることを実感できると思います。今回のように偏りがあると、自分は関係ない、いなくても成立すると考える子どもも出てくると思います。次の模擬授業では、必ず全員とのコミュニケーションを心がけたいと思います。

 今回の模擬授業で、玉置先生から子どもとの関わり方が上手いと褒めていただきました。何よりも先生からの価値づけが自信につながります。今回は緊張が解けないうちに授業時間の20分間が過ぎてしまったので、次回は自分に自信をもち余裕をもって授業を行えるよう、また今回の3つの反省を生かせるよう、さらに力を入れて授業研究を行いたいと思います。(高桑)

10月2日 後期第1回4期生ゼミ 竹内くんの模擬授業記録(加藤奨基)

画像1
 こんにちは、四期生の加藤奨基です。今回は竹内君の「L字型の面積」の模擬授業から学んだことを書きたいと思います。

 まず、竹内君は長方形と正方形の面積の公式を復習させていました。その時に、最初の二人で正しい公式がでていたのですが、竹内君はすぐに次の手順に進むのではなく他の人からも発言を引き出し、全体でステップを進めていくことをしていました。学力の低い子どもたちを取りこぼさないためにも、とても大切な技術だと思いました。

 次に、竹内君は自作のパワーポイントを用意していたのですが、その提示の仕方が上手でした。L字型の面積を求めさせるのに、縦と横の値をただ与えるのではなく1センチメートル四方のマス目を載せることで子どもたちが自分で考えられるようにしていました。

 また、このスライドを提示する時、竹内君は値の書いてあるスライドをうっかり動かし忘れていて子ども役の人に謝ってしまう場面がありました。玉置先生からの助言によると、そのような時には謝る必要はなく、「そこに気付くなんてさすがだねぇ!」とうまく受け止めることも大切だと学びました。素直に謝る心も大切ですが、しっかりと子どもたちと関係を築いて、どんな時でも焦らず慌てずどっしり授業ができるようにしたいと思います。

 最後に、模擬授業を終えて玉置先生のご指導からの学びです。先生は、分かっていない子どもたちに、「分からないこと」を出させなければ「できる子だけの授業」になってしまうと仰っていました。みんなで考える課題の時に、できない子どもにもしっかり考えを巡らせる機会を与え、考えを表出させることで全員参加の授業に近づくことができると学びました。

 また、教師が適度にぼけることも大切だと仰っていました。例えば、子どもから「線を引けばいい」と言われたら「ここかな?」などと言いながら、わざと黒板の上のほうに線をいれます。このように適度にぼけることで子どもは「違う違う!」とより正確に発言しようとします。適度にぼけたり、オーバーに話したりすることで子どもの理解を深める効果もあるのだと学びました。

 教員採用試験の際、ある先生から「教師には演技力も大切だ」と聞いていました。今回の竹内君の模擬授業を見させていただいて、教師の演技力が子どもたちの理解に直結することを実感しました。こればかりは模擬授業や現場に出てからの実践でしか鍛えられないと思うので、常に意識して磨いていきたいです。竹内君、おつかれさまでした!(加藤奨基)

10月2日後期第1回ゼミ模擬授業の反省(竹内)

画像1
 こんにちは。4期生の竹内です。今回はゼミの時間に模擬授業をやらせていただき、その反省の中から2つの事を書いていきます。

 1つ目はできる子ども主体の授業になってしまったことです。授業の導入では、数人の児童役に意図的指名をし、前時の振り返りを発言させた場面がありました。そこでは、正方形の公式が「たて×横」と「一辺×一辺」という答えが出ました。私は「授業では一辺×一辺とやりましたね」と言ってしまい、「たて×横」は間違いなのかという子どもたちの疑問を素通りしてしまいました。そこで立ち止まり、「たても横も同じ一辺だね」と確認するべきだったと思います。答えが分かれた際には、ただ答えを教えるだけではなく、そこで立ち止まり、子どもたちの疑問を感じ取り、解決することが大切だと学びました。

 2つ目は時間の使い方です。児童役の子に自分の解き方を黒板に書いてもらう場面があったのですが、そこでは児童役が何もすることのない時間が生まれました。今回はゼミ生が児童役ということで大丈夫だったのですが、実際の児童では、授業のテンポが悪くなり、だれてしまうことも考えられます。

 机間指導の際に、声をかけ、黒板に書いてもらうべきだったと思いました。意図的指名に限らず、資料配布やグループワークなど時間の使い方を気をつけた方が良い場面は授業の中でたくさんあると思うので、授業計画をする際に考えなければいけない事だと学びました。

 今回の模擬授業では何回もゼミ生に助けられました。実際の児童を相手にすると、なかなか上手くいかない事ばかりだと思います。自分の授業以外でも、ゼミ生の授業を見て、これからの自分の力にしていきたいです。貴重な時間ありがとうございました。(竹内)

10月2日 後期第1回ゼミ記録 3分間スピーチ(井上)

画像1
 こんにちは!4期生の井上です。今回は後期ゼミで行った3分間スピーチについてと玉置先生からいただいた助言について書いていきたいと思います。

 今回からの新企画である3分間スピーチは、子ども達に話す時の話術を学ぶために設けられました。そして、くじの結果私がトップバッターを任されました(笑)。

 早速何を話そうかと考えていた時に、ちょうどラグビーW杯で日本が優勝候補のアイルランドを倒したというニュースを目にしました。そこでラグビーについても色々紹介されていて、ラグビーは「紳士のスポーツ」でノーサイド精神を大切にしているということを知りました。

 ラグビーは試合が終われば、両チームで花道を作り同じラガーマンとして健闘を称え合うそうです。試合で身体をぶつけ合い、激しく戦うイメージが強かったラグビーのイメージが変わったとともに、素敵なスポーツだと思いました。また、称え合う姿をみて、子ども達にもそういう気持ちを運動会や何かを競う時に大切にしてほしいと思い、話をしました。

 玉置先生からは、
◯ 意図的指名をするのは授業
◯ 話の流れを伝えて、ストレートに話に入る
◯ 笑いを入れる

というアドバイスをいただきました。どうしても授業のイメージが強く、指名をしながら話をしてしまいましたが、教師の話であるため、指名をして話に巻き込むのではなく、話し方を工夫して、子ども達を巻き込むことが重要だと感じました。

 また、ずっと堅い話だと聞く方も疲れてしまうため、適度に笑いを入れて、和ませながら話すこともテクニックだということも学びました。

 教採期間に場面指導の練習もしていたので、多少は話せましたが、まだまだでした。これからも卒業までに沢山のことを学び、吸収していきたいです!(井上)

9月7日教師力アップセミナーでの学び(井上・高桑)

画像1
 こんにちは!4期生の井上です。今回は山田貞二先生による教師力アップセミナーの講演を聞いて学んだことを書いていきたいと思います。

 まず、「納得解」を作るということです。納得解とは全体で統一するものではなく、一人一人の考えによる納得できる解を作るというものです。この解を導くのは容易なものではないですが、考える過程が僕は大切だと思っています。時間をかけて、一人一人に納得解ができるように教材や、授業を工夫していきたいと思いました。

 次に、「綺麗事で終わらない」ということです。山田先生は授業の中の最後に、
日本では駅で車椅子の方がいた時には駅員さんが動いてくれて、乗り降りの手伝いをしてくれる。
一方で海外の駅では、駅員さんは何もしません。
ある海外の駅では、日本のように駅員さんがやるのではなく、その場にいる人たちで協力して、車椅子を乗せ、そして降ろします。

 このような話をしていました。私は最後の文を前までは、日本は駅員さんがやってくれて、親切な国だなと感じていましたが、最後の文を聞いたことによって、本当にそうなのか?海外の方が親切なのではないか?といった気持ちが生まれ、モヤモヤして終わりました。

 私はこのモヤモヤが大切なことだと感じました。モヤモヤから疑問が生まれ、考えるきっかけになり、自分事として考え、そして納得解を作る。この流れが重要なのではないか。そう考えました。最後に教師の説話をするだけではなく、こういった少しモヤモヤさせて終わることも必要だと思いました。

 今回の講義を聞き、改めて、道徳について深く考えてみようと思いました。卒業までの半年、有意義なものにしていきたいと思います。山田貞二先生、ありがとうございました。(井上)


*****


 こんにちは!4期生の高桑です。突然ですが、みなさんはどのような時に秋だなあと感じますか?からっとした空気を感じた時や旬のものを食べた時など人それぞれだと思います。私は、金木犀の香りがしたとき時に秋だなぁ幸せだなぁと感じます。毎年秋は一瞬で過ぎ去ってしまうので、今のうちに秋を満喫したいと思います。

 さて、今回は9月7日に行われた教師力アップセミナーでの山田貞二先生の講演についてです。来年から道徳の授業をする身として、道徳についての理解を深めるとても良い機会でした。学んだことの中でも、特に印象に残ったことについて書きたいと思います。

 それは、道徳の授業をする上で、子どもたちが仲間の意見をしっかり聞き、それをもとに「え、どういうこと?詳しく教えて」と自由に言い合えるような環境づくりが大切になってくるということです。私は、小学生の時、否定されるのが怖くてなかなか自分の意見が言えない子どもだったので、道徳の授業はいつも同じような子が発言し、先生の「みんなも主人公のように友達を大切にできるといいね」などの言葉で終わるのをただ傍観していました。ただ座ってるだけの道徳の授業は、当然楽しいものではなく、何のためにやってるんだろうといつも疑問に思っていました。

 しかし、道徳は「友達は大切にするべき」というような絶対解を導き出すためのものではなく、「友達を大切にするためにはどんなことをすればいいか」「自分にできることは何か」などと子どもたち一人一人が自分なりに考えて納得解を見出すものだということを、今回山田先生から学びました。そのためには、もとの私のような意見を言うのが怖いと思っている子どもたちも含め全員が意見を交わせるような環境をつくるべきだと改めて強く感じました。

 その環境づくりのために、山田先生が行なっていた実践の中から2つ紹介します。
まず1つ目は、セブンイレブンじゃんけんというアイスブレイクのゲームです。ペアになってじゃんけんをするのですが、普通のじゃんけんとは違い、2人の合計の指の本数を7、それができたら次は両手で合計11を目指し、できたペアからハイタッチをして座るというものです。山田先生は、このようなアイスブレイクのゲームを道徳の授業内容に入る前に必ず行うことで、子どもたちの心をほぐすと仰っていました。実際に講演中にもゲームが行われたのですが、やっていくうちにだんだんと笑顔や笑い声が増え、自然と温かい雰囲気になっていました。

 2つ目は、聞き手は必ずオープンクエスチョンで返すペアトークです。オープンクエスチョンというのは、「どういう意味ですか」や「例えば?」などの話題を広げ深めるツッコミです。このようなツッコミをするためには、しっかりと相手の話していることを聞く力が必要になります。この練習を繰り返し行うことで子どもたちの聞く力を育てていくと仰っていました。

 意見を言えなかった私がどのようにして、子どもたち全員が意見を交わせるような環境をつくるのかとても難しい問題だと思っていましたが、2つの実践を実際にやりながら、このような教師の少しの工夫で子どもたちは徐々に自分の意見を伝え合えるようになるのではないかと希望をもてるようになりました。今回学んだことを参考にしながら、子どもたちにとって価値のある道徳の授業を行いたいです。

 最後になりましたが、山田貞二先生、教師力アップセミナーの関係者の皆様、素晴らしい学びの場をくださりありがとうございました。(高桑)

広げよう!いのちの授業第15回記念大会からの学び(高橋、中澤)

 こんにちは!4期生の高橋です。9月28日、広げよう!いのちの授業 第15回記念大会に参加させていただきました。

 今ある命や、これからの自分の生き方について考えさせられるとてもよい機会になりました。そこからの学びを書いていきたいと思います。

 鈴木中人さんのお話の中で印象に残っている言葉が、「命は預かりもの。だから今ある命をどうキラキラ輝かせるか」というお話です。上甲先生のお話の内容にも通ずるところがあると感じたのですが、私はこのお話を聞いて、目の前にある1日1日を大切に、精一杯生きていきたい、という風に思いました。

 命は限りあるもので、いつ終わるか分からないからこそ、この今を、後悔しないように全力で打ち込めるような生き方が理想だと思いました。例えば、何か目標をもって、それに向かって挑戦し続けることや、日常的に努力を続けていくことが私にとって、今ある命を輝かせることだと考えます。大きな目標であった教員採用試験を終えた今、次の目標として、半年後教壇に立つことを見据えて自信を持って4月を迎えられる準備をしていきたいです。

 上甲先生のお話からは、人として大切にしたいことと、教師として大切にしたいことが見つけられたように思います。

 1つ目は、「難有(なんあり)は有り難い」という言葉です。受け入れがたい現実や、乗り越えられないような壁があったとしても、それはハンディではなく、見方を変えれば全てがチャンスになる、というお話がありました。目の前の現実に悲しんだり、文句を言ったりすることは誰にでもできることです。私自身も、「〇〇だったらよかったのに」「なんでこんなことしなければいけないんだろう」などと後ろ向きなことを口にしてしまうことがあります。しかし、それを言葉にしたところで現実が変わるわけではありません。そこで、その「難」を、変わるチャンスだと思い、行動に移せることに価値があるのだと気づかされました。まずは受け入れ、自分自身を成長させるチャンスだと捉えられる、そんな考え方ができるようになりたいです。

 2つ目は、経営の3つの要素です。それは、

1.将来のあるべき姿を思い描く。
2.どうしたらそれが実現できるかという段取りを考える。
3.今日、ただ今から実行に入ること。

の3つです。これは、経営者としての大切な要素として挙げられていたものですが、私はこれらの要素は学級経営にも生かせるものがあると思いました。どんなクラスを作りたいのか、どんな子供たちを育てたいのか。教員採用試験の面接練習などでよく聞かれ、たくさん考えてきた質問ですが、やはりこれらを自分の中で明確にして、強い信念を持って取り組んでいくことが、学級経営においても大切な要素となるのではないかと思いました。

 今回、自分がこれから心の真ん中に置いておきたい!と思う言葉をたくさん学ぶことができました。大切だと思ったことは、上甲先生のお話にもあったように、今日、たった今から実践していきたいと思います。

 鈴木中人さん、若渚さん、上甲先生を始め、関係者の皆さん、貴重な学びの機会をいただき、ありがとうございました。(高橋)
___________________________________

 こんにちは!四期生の中澤佑太です。今回は9月28日土曜日に行われた『広げよう!命の授業!15回記念大会』について記事を書きたいと思います。

 さて今回どのように記事を書こうかと悩みましたが、今回は、このセミナーを通して頂いた言葉と、その言葉の説明および私の考えを記していこうと思います。

『拍手のシャワーを浴びる』
 これは、盲目の歌姫こと、わかなさんが、歌い終わり拍手が鳴り響いた後のトークで仰った言葉です。わかなさんは、盲目でいるため、お客さんの顔が見えない、だからこそ拍手のシャワーを浴びているように感じると仰っていました。この言葉を受けて私は、盲目のなか生きていくことがどういうことであり、どのように物事を感じているのかを理解することは困難であると感じました。だからこそ、障がい者支援を考えていくときに、人助けや道徳といった言葉で済まさずに、実際に障がいをもって生きていくとはどういうことかを考えなければ、障がい者支援は成立しないと私は考えました。

 『優しさの空しさにくじけない。くじけないとは覚悟である。子どもに話したときに子どもの反応に期待してしまう。くじけないとは信じるということである。』

 これは鈴木中人さんのお話のなかで、鈴木さんが教えてもらったと仰っていた言葉です。今回のセミナーで一番私の心を動かした言葉です。優しさの空しさにくじけない、つまり人に優しくしたときに、結果がついてこないことに空しい気持ちになり、優しい心を失ってしまう、そうならないでほしいという言葉です。そのため人のために何かをするためには、心が折れないように覚悟をもつことが必用になり、相手を自分を信じるという意味です。私は今まで、仕方がなかったとは言え、どれだけ優しさの空しさにくじけて、覚悟をもてなかったのかと考えました。

 しかし私は、現在そしてこれからは、このように過去を見つめているのだから、くじけずに覚悟をもって生きていくのだろうと考えました。

 ここからは、上甲晃さんの言葉になりますが、たくさんあるため、一言ずつ記していきます。

 『仕事として見ているうちは子どもは育たない。我が子同然と考えられるか、24時間付きっきりでいられるか。』

 どんなときも子どもが好きという気持ちだけで幸せな気持ちになれないようでは教職は勤めたくても勤めきれなくなってしまうと感じさせてしまう言葉でした。

 『損得を乗り越えたときに、人間となる。失敗するのは自分にとらわれるから、とらわれたら破滅に向かう。』

 ゼミに入って二年間で半永久的に持続できるように身に付けた概念であると感じています。

 『聞く力は心の力、ふんぞり返るときに心は傾く。話し方教室はあるが、聞き方教室はない。言い争いはあるけれど、聞き争いはない。』

 聞く力を意識することでできなかったことができるようになる、運命が変わる、そうなれるように生きていこうと感じました。

 『本当に大切なことは普遍の中にある。当たり前を励む。命の底力。みんな浮いている。本当に好きならば目を見ることができる。』

 この頃私は、普遍の中、当たり前のことを、照れず恥ずかしがらず怯えず行い、行ったあとを予想し、次の行動を考える。これの繰り返しで幸せは向こうからやってくると気付きました。また同時に、その人の取り巻く環境のために気付くことができないでいてしまう人間の理不尽を感じました。

 『他者を受け入れることで、他の人には気づかないその人の魅力に気付き、人より多くの幸せをつかむことができる。』

 これは私の言葉ですが、受け入れることの得を二年間で学んだと思いました。

 以上になります。私は考えます。言葉や考え方、人との出会いも、玉置ゼミに入らなければ得られなかったわけだと。そして選択で人生が変わることに、生きることの恐怖を感じています。しかしもう人生最大の選択に成功したので恐怖はありません。なぜなら、選択するときに相談できる人達がいるからです。本当に感謝しかありません。しかし同時に、玉置ゼミにどっぷり浸かろうと戦っていた自分に称賛の言葉を送らなければならないとも考えています。

 最後に変なことを申し上げましたが、命の授業の素敵な関係者の皆様にお礼の言葉を申し上げます。ありがとうございました。(中澤)
画像1

9月28日いのちの授業第15回記念大会での学び(井上・関口)

 こんにちは!4期生の井上です。今回は「広げよう!命の授業第15回記念大会」に参加してきました。その中で心に残ったことを講演の前半部分を中心に記していきたいと思います。

 まず講演の最初に、盲目の歌姫・上田若渚さんの歌声を聞きました。心に響く、力強い歌声で、何度か涙腺が緩くなってしまいました。私は自信を持って、やりたいことをして生きている!!という想いを歌声から感じとりました。素晴らしい歌をありがとうございました。

 次に鈴木中人さんの講演を聞きました。小児がんで景子ちゃんを亡くしたお話を聞き、命の有限さを改めて感じました。

 私も最近、高校の友人を亡くしました。癌だったと聞いています。そのこともあり、鈴木中人さんのお話は私の心へ直接染み込んでいきました。命は突然なくなってしまう。有限なものである。だから「今」を大切にして生きていこう。そう感じました。

 また、鈴木中人さんの行動力が本当に凄いと思いました。景子ちゃんを亡くしたことから命をバトンタッチする会を立ち上げ、沢山の苦悩の末、道徳の教科書に載るまでになりました。鈴木中人さんの1歩が周りの共感者を引き寄せ100人集まり、100歩になり、また共感者を集め100歩が1000歩となり...。周りを巻き込み、行動して変えていく。とてもカッコいいと思いました。これから生きていく中で、「行動すること」意識していきたいです。

 講演の後半部分は上甲晃さんによるお話でした。人生のバイブルになるお話ばかり。その中で笑いを入れ、たくさんの伏線を張る巧みな話術。参考にしたくても、自分の実力では決してできないと感じる程、濃いお話でした。上甲晃さんのお話は関口さんがまとめてくれていますので、私はこれくらいにしておきます。

 今日のセミナーはいつもとは少し違う、しかし教師としては絶対に欠かせないことを学ぶことができ、充実した半日となりました。帰りには玉置先生から軍資金をもらい、スタバに行きました。そこでも近況報告だったり、講演の話ができたのでよかったです!本日はありがとうございました。(井上)

***

 こんにちは!4期生の関口です。今回は9月28日に行われた、広げよう!いのちの授業第15回記念大会について書きます。

 上田若渚さんのミニコンサートから始まったのですが、歌声は美しい中にも迫力があり、歌で感動するとはこういうことなのかと実感することができました。ちなみにお話や話し方もすごくほっこりするもので、自然に笑顔が引き出されていました。

 鈴木中人さんは、「いのちと志」というテーマでお話しされました。その中で授業を始めた頃の動画を見せていただいたのですが、今との話し方や表情の違いにとても驚きました。その動画では、すごく伝えたいという思いが出ており、わたしは胸を打たれましたが、伝えたいと思うだけでは伝わないことを気付かれ、即効性を求めずきっかけになればと思われているそうです。

 私はまだ、子どもに対して必死に指導をしたことはありません。だからこそ、一生懸命言えば伝わると勘違いしないようにしなければならないと思いました。

 また、上甲晃さんの講演は、シナリオを全て変えられたとおっしゃっていたのですが、爆笑がたびたび起こりつつ人生について考えさせられるものでした。キーワードがたくさんありましたが絞ってあげていきます。

 1つ目は、「受け入れる」ことです。私は何かあった際、考えても無駄なことをくよくよ考えてしまい切り替えがあまりできないなと日頃から感じています。しかしそれは、自分のダメな部分や良くなかったことを受け入れられていないだけなのだと気付きました。もし受け入れて、次自分には何ができるのか、どうすればできるのか、そして実行に移すことができれば、貴重な時間を無駄にすることなく周りにも心配をかけることも減るのだろうなと思いました。

 2つ目は、「話し方はテクニック、聴き方は人間性」ということです。話し方の本はよく並ぶが聴き方はあまり見ない。それは人間性だからだと伺い腑に落ちました。何かあった時に「これを話したい!」と頭に思い浮かべる人はきっと聴き方が上手で人間性も素晴らしいのでしょう。友人間でもそうですが、教師としてではなくひとりの人間として子どもの頭にそのように浮かぶようになればそんな素敵なことはないなと感じました。

 3つ目は、「教育は経済ではない」ことです。落としても割れないようにプラスチックの皿を使うのではなく、落とさないように割れる陶器の皿を使うというお話では、子どものためにしていると思ったことが本当は子どものためではないかもしれないと立ち止まって考えることの必要性も感じました。確かに子どもが安全で過ごすために危険を取り除くことはできますが、もし子どもがひとりだった時に除かれていた分、何もできなければさらに危険な目にあわせてしまいます。何が1番子どものためなのか、常に考えられる教師になりたいです。

 4つ目は、「長所でつまずき、短所に救われる」ということです。私はよく自分の考えの足りなさや知識のなさがすごく残念になります。しかしその分、周りから学ぶことが多くあり周りに支えられていることを強く感じます。短所はハンディではなくて、見方を変えれば感謝できる部分になるということ。このような考え方ができると1つ目の「受け入れる」が今よりもっとできるようになるのではないかと考えます。
まだまだたくさんはっとさせられるお言葉やお話がありました。自分が描いていた理想はどこかかけ離れていたり多少の妥協があったのではないかと講演後思い返しました。

 今回の大会では自分の理想が明確となり、やるべきことやコツも掴めたように感じます。足りてない部分ばかりが目に付きますが、一歩一歩近づけるよう素直初段を目指して頑張ります!鈴木中人さんをはじめ、上田若渚さんや上甲晃さん、また多くの関係者の皆様、本当にありがとうございました!(関口)
画像1

9月7日教師力アップセミナーでの学び(安藤・鏡味)

画像1
 こんにちは!4期生の安藤優里です!今回は9月7日の教師力アップセミナーにて、山田貞二先生の講演から学んだことを書きたいと思います。

 今回の講演で私は、道徳では「自分事として考えること」そして、「子どもが納得解を持てるようにすること」この2つを大切にしたいと感じました。

 まず、「自分事として考える」これは、道徳で最も大切なことだと思います。以前、玉置先生も、道徳をする時には教材を子どもに渡さず、すぐに「自分だったらどうか」と自分事に置き換えて考えさせるようにしていました。

 今回の山田先生の模擬授業でもそれがとても巧みで、発問がつい考えたくなるような、自分だったら、という意見を持ちやすい発問で、気づいたらたくさん考えている授業でした。特に「あなたがお母さんならバスに乗っていぎすか?」という発問には、インタビュー式役割演技も入って、乗っていく派と乗っていかない派に分かれ、その理由も様々飛び交いました。自分も子どもの立場で考えた時に、正解のない問いなので、「こう言わなきゃいけない」という縛りがなく、常に自分に置き換えて考えることができました。今回は「じゃあお母さんがバスに乗っていけるようにするにはどうしたらいいだろうか?」という、問題解決型の授業でしたが、自分で授業を考える際には、批判的に扱ったり、分析的に扱ってみたり、他の方法にも挑戦したいです。

 次に「納得解を持てるようにする」これは、教師が「正直になろうね」など、道徳的な価値を子どもたちに教える、押し付ける授業をしてしまいがちであるという課題があります。例えば、私は道徳では教師の説話を入れるのが普通だと思っていたのですが、説話を安易に入れると、教師の価値の押し付けで終始してしまう危険があるとはっとさせられました。実際に教育実習で最後に説話をして、「〜はよくない」「〜していきましょう」という形でまとめてしまった経験があるので、型にはめようとせず、本当に子どもが悩み、自分で考えて、「私はこうしたい」という納得解を一人一人が持てるようにアプローチをかけていきたいです。

 今回の山田先生の講演から、道徳とは何かということを一から学びなおすとともに、模擬授業を通して、自分事として考え、納得解を持つことの大切さを深く実感することができました。山田先生、関係者の皆さま、ありがとうございました。

***

 こんにちは!4期生の鏡味です。今回は、9月7日に教師力アップセミナーで山田貞二先生が道徳の授業についての講演をしてくださいました。その中での学びを2つ書きます。

 1つ目は、道徳の授業の導入は2つあるということです。その2つは、価値から入る導入と、題材から入る導入です。私は教育実習で「今日は◯◯についてみんなで考えようね」などと価値から入る導入しかやったことがありませんでした。しかし、今回のセミナーで題材から入る導入もあり、題材から入る導入は、子どもたちが授業の中で導入から視野を広くもつことができることを学びました。

 2つ目は、道徳の授業では特に対話を創ることが大切であるということです。山田先生は、「道徳は教えるのではなく、一緒に考える授業」と仰っていました。そこには子どもたちのたくさんの対話が必要です。山田先生は、対話を創るために、相槌、頷き、称賛を通してまずは、子どものことを共感することが大切であると教えて下さいました。実際に、山田先生はマイクを持って、多くの人に意見を聞きに行き、聞き手と対話をたくさんされていました。さらに、子どもの意見を復唱することで、子どもたちの肯定感を高めると仰っていました。

 今回の山田先生の講演から道徳について、基礎からきちんと学ぶことができました。山田先生をはじめ、多くの関係者の皆様、本当にありがとうございました。(鏡味)

9月7日教師力アップセミナーでの学び(高橋・関口)

 こんにちは!4期生の高橋です。今回は、山田貞二先生の教師力アップセミナーからの2つの学びについて書いていきたいと思います。

 まず1つ目は、教材の登場人物の心情、行動を自分事として考えることです。この場面で、自分だったらどうするのか、もし自分がこの主人公だったらどう考えるのかを子どもたちに投げかけることで、教材の登場人物の気持ちや行動を読み取るだけで終わりではなく、自分ごととして考えることができると学びました。教材を通して、自分自身と向き合うことができるようにするため、役割演技などをする際も、効果的に子どもたちが内容に入り込めるよう、工夫していく必要があると感じました。

 2つ目は、一人ひとりの納得解を見つける、ということです。講演の中で、「道徳とはなにか」ということについて考えました。辞書的な意味では、日常的に守るべき習慣、人のふみ行うべき道、など結構広い意味で捉えられていました。ですから、一人ひとり自分の考え方があり、何をどう感じるかということに正解はない、というお話にとても共感しました。

 道徳の授業においても、無理にみんなで1つの答えを見つけようとはせず、一人ひとりが真剣に自分と向き合い、たどり着いた答えなら、それを互いに認め合うことのできるクラスを作っていきたいなと思いました。教材を使って、登場人物が、自分の道徳的な考え方で選択した行動であれば、合っているも間違っているもない、ということを忘れないようにしたいです。

 今回、3回目となる山田先生の講演でしたが、実際授業を作る、となった際に大切にしたいことをたくさん学ぶことができました。山田先生をはじめ、関係者の皆さん、貴重な学びの機会をありがとうございました。(高橋)

***

 こんにちは!4期生の関口です!今回は教師力アップセミナーに参加して学んだことを書きます。

 私が1番ポイントだと感じたことは、「納得解」を求めることです。1時間で収めたい、価値を理解させたい、と思い教育実習では1つの価値へと導きました。

 しかし、それでは多様化が進んでいるにもかかわらず、互いを認め合うのではなく、「これが正しいから外れたものは違う」と共生とはかけ離れてしまいます。価値から離れる考えを否定するのではなく、様々な面からの考えを互いに認め合うこと。またそこで終わらず、様々な立場から考え議論し、納得解をもたせることが大切だと今回学びました。

 もうひとつ、パターンに入り込むと怖いことを漢字や並び替えのクイズで実感し、自分なりに考えることの大切さも感じました。

 今回1つの教材でも様々なやり方があることを学び、目の前の子どもたちに合わせながら自分のやりやすさも考えて授業を展開できたらいいなと思いました。そのためにまずは、山田先生の本を読んで様々な方法を知り、自分のものにしていきたいです!山田先生、関係者の皆様、本日はありがとうございました。(関口)


画像1

9月7日教師力アップセミナーでの学び(加藤奨基・安部)

画像1
 こんにちは。4期生の加藤奨基と安部です。今回の教師力アップセミナーは道徳の授業でとても有名な山田貞二先生に来ていただきました。そこでの学びを書きたいと思います。

***

 こんにちは、四期の加藤奨基です。九月七日に大口中学校にて、山田貞二先生による道徳授業をもとにした教師力アップセミナーに参加させていただいたので記事にしたいと思います。以前に、命の授業で山田先生の道徳は拝見していたのですが、その時とは全く異なる視点から道徳授業を見ることができました。

 今回のお話で特に印象的だった内容が、「道徳的諸価値への理解」という内容です。これは、道徳の授業には三つの要素があり、それらをうまく盛り込むことでより深い道徳授業につながる、ということです。要素は以下の三つです。
⑴価値理解
 「親切」「思いやり」など、道徳的諸価値そのものへの理解のことです。子どもたちには最もよく質問される事柄だと思います。授業前には辞書を引くなどして端的に答えられるようにしておきたいです。
⑵人間理解
 道徳教材の主発問の部分などによく見られる、人の弱さを理解することです。「自分でも〜の時は・・・しちゃうよね」という内容をよく聞きます。
⑶他者理解
 自分の道徳性が試される場面に出会った時、他の人ならどのように行動する(考える)のかを理解することです。前提として、道徳には「Aの場合にはBする」というような正解はなく、「Aの場合にはBする人もいればCする人もいる」というような個々人の道徳性を否定せず、それぞれの納得解を見つけるという考え方があります。この納得解をいくつも共有することが⑶の他者理解にあたります。

 山田先生は、⑶の他者理解が抜けてしまっている道徳授業が多いと仰っていました。子ども目線で考えてみると、道徳場面を自分事として捉え、「自分だったらこうするのにな」と考えることができたら、次は他の人の考えを聞いてみたくなると思います。また、同じ場面でも人によって行動・考えが異なる(=道徳性が異なる)ことが道徳の面白さだとも思います。決して自分の道徳性を相手に押し付けるようなことはいけませんが、子どもたちがそれぞれの道徳性をすり合わせて、最も良い納得解を見つけることができる道徳授業を行いたいと感じました。

 秋から大学で後期ゼミが始まるにあたり、今回の学びをもとにして、ぜひ道徳模擬授業を行いたいと思います。山田先生、教師力アップセミナー関係者の皆様、ありがとうございました。
(加藤)

***

 こんにちは。4期生の安部です。私が山田貞二先生の講演を聞かせていただくのは2回目ですが、今回も心にすとんと落ちるような深い学びをさせていただきました。その中でも特に印象に残った内容を書かせていただきます。

 それは、「考え、議論する道徳」の終着点が“個々の子どもが自分なりの納得解を見出す”ということです。まず「納得解」というのを道徳のワードとして耳にしたことがなかったため、すごく驚きましたが、山田先生の説明を聞いてすごく納得させられました。そもそも道徳とは「人のふみ行う道」であり、それは時代や社会の変化によってあっさりと変わるものだそうです。だから「これが道徳なんだ」と誰かに決められるものではないとおっしゃっていました。確かにそうだなと感じると共に、だからこそ授業で教えるのが難しいなということを感じました。例えば道徳の授業の中でも、「命は大切だ」ということは決まっていることでも、「だから自分は〜する」という行動の規範や意識は一人一人違っていいもので、教師が押し付けることではないのです。

 私はこの考え方にすごく納得すると同時に、実習で道徳の授業がなぜあれほど手応えが感じられないのかやっと分かった気がします。授業が成功したかどうかは一人一人の子どもが一生懸命考え、自分なりの納得解を見つけられたかどうかであって、その場ですぐに判断できるものではないのです。

 今回の講演を聞いて、道徳の授業こそ実践と反省が必要だと感じました。後期のゼミは模擬授業の発表が予想されているので、是非道徳の授業をやってみたいと思います!
山田先生先生を初め、関係者の皆様、ありがとうございました。(安部)


9月5日あま市正則小学校での学び(竹内・加藤奨基・安部)

 こんにちは。4期生の竹内、加藤奨基、安部です。正則小学校で玉置先生の講演を聞かせていただき、学んだことを書きたいと思います。

***

 こんにちは。4期生の竹内です。今回は先日行われたあま市正則小学校での玉置先生による講演会に参加したことについて書きます。

 今回の主な内容は対話的な学びについてでした。

 対話的な学びを実現させるためには、互いに聴き合う関係が大切です。しかし、古谷和久先生による学び合いの教室の映像では「分からない」となかなか言えず、周りの子に聞けない児童が居り、児童にとって「分からない」とは言いにくいのが現実です。実際に私の生活を振り返ってもなかなか「分からない」と言うことに抵抗を感じます。玉置先生は口からでた言葉だけではなく、表情発言やメモを取った子などを意図的指名し、振っていくことが大切だとおっしゃられていました。まずは教師が子どもたちをつなげていき、聴き合い、学び合う環境の土台を作っていかなければいけないと思いました。

 そもそも対話とは自分の意見に相手の意見がプラスされた時に成立すると学者の中原淳さんはおっしゃられています。私は教室内で発言力のある子は相手の意見を無視して自分の意見を押し通してしまうのではないか、と疑問に思っていました。玉置先生はそういう場合も例に出し、児童が相手の考えを否定することなく、寄り添うことが大事であることを学びました。実際にはそういった関係を作ることは難しいと思います。

 しかし、これからの教師生活において、相手の意見に寄り添い、聴き合う学級づくりを一つの目標にしたいと思いました。

 また、先生のお話の中で一番心に残ったことは聴き合う関係づくりにおいて、教師が良い姿をたくさん価値付けし、褒めていくことです。そうすることで、子どもたちは良い姿を真似していきます。これは先日の真打会において1期生の牧野先生がおっしゃられていた「授業の中でも学級経営を」という言葉につながると思い、褒めて価値付けしていくことは改めて大切にしていきたいです。

 最近、玉置先生による講演会に頻繁に参加させていただいていますが、毎回話を聞く視点が異なります。内容は似ていたとしても、前回を踏まえて聞くので聞いた時に感じる思いが違います。それも一つの成長を実感できる機会であり、これからの玉置先生による講演会もとても楽しみです。今回参加させていただいたあま市立正則小学校の先生方、玉置先生ありがとうございました。(竹内)

***

 こんにちは、四期の加藤奨基です。9月5日に行われた、正則小学校での玉置先生のご講演からの学びを記事にしたいと思います。今回のお話は何度か聞いたことがありますが、ボランティアなどですぐにでも実践できそうな学びがあったので、そこに焦点を当てて書きます。

 まず、私事ですが8月21日にビッグイベントである教員採用試験を終えました。試験に万全を期すため仲間同士で集まって面接の練習も多く行っていたのですが、その面接質問の中で、「授業作りにおいて、早く課題をこなしてしまった子どもにはどうしますか」という質問をされたことが何度かありました。それに対して私たちは、「その子どもに『ミニ先生』になってもらい、他の子どもにアドバイスをさせる」という一つの方法があると学んでいました。分かる子どもは教えることで知識をアウトプットすることができますし、分からない子どももマンツーマンで教えてもらうことができるため、良い方法だなと思っていました。

 しかし、玉置先生のお話を聞いて「ミニ先生」は難易度がかなり高い、ということが分かったのです。

 なぜ「ミニ先生」は難易度が高いのか。それは、子どもの一生懸命さにあります。子どもが教師に、「あなたが(先生役として)教えてあげて」と言われたら懸命に教えると思います。また、教えられる子どもも懸命に理解しようとすると思います。自分も数学が大の苦手なので、友達によく聞いていました。友達も一生懸命に教えてくれます。なので、最後に「分かった?」と言われると、分かってないのに「分かった」と言ってしまうことがよくありました。今でもあります。このように、友達同士で教え合いをさせてしまうと、分からない子どもが分かりきらないうちに終わってしまう可能性が高い、そのため「ミニ先生」は扱いが難しい方法であると学びました。

 「○○さん、教えてあげて」と子ども同士をつなぐことはとても大切です。しかし、玉置先生はまず「分からない子どもが『分からないから、教えて』と自分で言えるようにさせること」が先決であると仰っていました。自分のボランティア先でも、立場的に聞きやすいのか子どもたちは積極的に質問をしてくれます。うっかりすると全てに応えたくなってしまうのですが、一歩引いて考えると友達に聞くほうが効果的だと思う質問がほとんどです。こういった時にすぐ目の前の子どもだけに注力してしまうのではなく、子どもたちの「周りと繋がる力」を養うためにも「他の子はどうやっているか聞いてごらん」と声をかけられる力を磨いていきたいです。

 教員採用試験を終えて、様々な人たちと出会い、様々な考え方や知識・実践を学びました。学級でやってみたいこと、子どもたちと関わりたいことがたくさんあります。ひとまず今は羽を伸ばして、再開したボランティアと秋から始まるゼミ活動で今の学びを生かしていきたいな、と思います。玉置先生、今回もありがとうございました。
(加藤)

***

 こんにちは。4期生の安部です。玉置先生の講演を聞かせていただきました!何度聞いても学び得ることがたくさんあります。また、今回は講演後にラーメンを一緒に食べさせていただきました。先生と一緒に食べるラーメンは格別美味しかったです!

 今日の講演では、対話の難しさを改めて感じました。また、それは大きく2つの視点から言えることだと思いました。

 1つは、「会話」ではなく「対話」させることの難しさ、もう一つはそれを見取ることの難しさです。

 1つ目について、玉置先生は「対話」を「会話」と区別して、“相互に異なる視点を得るもの”とおっしゃっていました。しかしこれを小学生の子どもが実現するのはなかなか難しいものです。授業中に子どもたちが「なるほど〜その考え方は自分にはなかった!」と言えるようになるにはすごく時間がかかることだと思います。そこで、少しでも対話に近づけるように子ども同士をつなぐのが教師の役割だと先生はおっしゃっていました。

 そのための手段は様々あります。例えば相手の発言に対してうまく掘り下げていけるように「それってどうゆうこと?例えば?」などの質問をする『オープン・クエスチョン』を伝授する、また、学級全体の机を隙間なくくっつけて、話しやすい環境をつくるというのがあります。玉置先生も繰り返しおっしゃっていましたが、授業中に「対話」を実現させるためには子ども同士が普段から安心してつながっていることが大切だと思います。授業だけではなく、普段の学級経営から子どもたち一人一人がクラスメイトと繋がっていることを意識できるように教師として色々な手立てを施していきたいものです。

 2つ目にそもそも子どもたち一人一人が対話をしていることを評価することが難しいということです。玉置先生はよく様々な学校に飛び込み授業に行かれますが、そこで子どもたちの話している内容を聞き取り、対話になっているかどうか見取るのはとても難しいとおっしゃっていました。子ども同士で行われる対話は、普段見ている先生だからこそ分かるものだそうです。なるほどなと納得しつつも、やはり対話を見取るためには教壇の前から子どもたちを見ているだけではなく、机間指導で一人一人の側へ行き、話している内容に耳を傾けることが大切だなということを感じました。

 本日も多くのことを学ばさせていただきました。玉置先生、正則小学校の先生方、ありがとうございました。(安部)
画像1
画像2

9月5日あま市正則小学校で行われたセミナーでの学び(中澤・関口)

 こんにちは!四期生の中澤佑太です。今回は9月5日に、あま市立正則小学校に行われたコミュニケーション力を高めるための原則と方策というセミナーで、新たに学び得たことを記します。

 今回のセミナーでは、オープンクエスチョンカード(質問のわざカード)とあいづちガードという手法を新たに学びました。これは、対話をする際に、発言者に対して話を繋げるための言葉(というと、どんな感じ、例えばなど)がまとめられたもので、これを使うことで対話の感覚を身に付けることができます。勿論この言葉をテンプレにしてしまう子が出てしまうという危惧はありますが、そもそものコミュニケーションの感覚がない場合には大変効果的だと私は考えました。

 また、名司会者になるという話もはじめてでした。名司会者は正誤判定者にはならない。名司会者は言葉を付け足さない。この二つを新たに学びました。私は、この二つの言葉は、おそらくゼミ入りたての頃は、知識として取り入れるだけだったと思います。しかし、教育実習をはじめ、人前で話す経験を積んだことで、正誤判定や言葉のつけたしは、発言者の都合であって、聴衆者の視点にたつと、混乱を招くということで、理解できるようになったと私は考えています。

 今回は、セミナー後に玉置先生からラーメンをいただきました。このことは、今までなかったため、感謝の気持ちで胸が一杯です。玉置先生、素敵な学びをありがとうございました。(中澤)

***

 こんにちは!4期生の関口です!今回は正則小学校で行われた玉置先生の講演について書きます。

 私がこの講演で1番心に残っているのは、「1人で授業は完結できない」という言葉です。いろいろな考えがあり、得意不得意があるからこそ学びがあります。

 これまで私は、それぞれ自分のペースで分かれる少人数クラスがとてもいいと考えていました。自分が置いていかれることもなく、待つこともなく、学びたいことを学んでいけると考えていたのです。しかし、わからない子、わかっているつもりだけど説明できない子、わかっている子の三層があるからこそ深まるということを学びました。

 たしかに、同じ考えを持つ人だけで集まっても話は共感で終わってしまいます。説明したり、疑問を投げかけたりする中で話は深まっていくのだとペアで会話した際にも感じました。

 「10人に1人はバカ」という話で、その1人に心当たりがありすぎる私ですが、おかげで苦手なことを恥ずかしがる必要はないなと思っております。「私のおかげで深まってるんだぞ!」と思うと「分からない」という言葉も言いやすいなと感じました。

 まずは関係を築いて、子どもが素直に「分からない」と言える学級づくりをしたいです。そして、一方的にわかる子が教えるのではない、互いの学び合いになる授業ができるといいなあ、、と思います。言うだけなら簡単ですが、実際にはとてつもなく難しいと思うので、しっかり今後も学んでいきます。本日はありがとうございました!(関口)
画像1

8月27日 美和総合福祉センター 玉置先生の講演からの学び(安部、高桑、加藤諒)

 こんにちは。4期生の安部です。毎回、セミナーや講演会に参加させていただく度に、私たちは学生時代にものすごい経験をさせていただいているなとつくづく感じます!今日の講演会の中でも多くの学びを得ることができました。

 その中でも私が記事に書かせていただくのは「能力(コンピテンシー)は直接教えることが困難」という内容です。その例として、小学校6年生に平行四辺形の面積の求める問題を出すと、与えられた数を使って96%の児童が正解することができるのに対して、それを少し応用した問題、情報量の多い地図の中から公園の面積の大きさを出すという問題では、18.2%の児童しか正解できないという事実を出されていました。

 この事実からも基礎的な知識・技能を教師が教えることはできるけれど、それを使って新たな問題を解く力をつけさせるのはとても難しいということが分かります。そのような能力(コンピテンシー)は子どもたち自身が試行錯誤しながら必要な情報を取捨選択し、実際に試してみることで身についていくものだということを学びました。

 また、このコンピテンシーを付けるために教師がどのような授業をすれば良いのか、玉置先生は3つの視点を話されていました。その中でも「異質な集団で交流する」という視点にとても納得させられました。教室の中には、答えが分かる児童、なんとなく分かる児童、まったく分からない児童、様々いると思います。

 しかしそのような色々なつまずきや思考をする人がいる中で一緒に学ぶからこそ得られるもの、それが新たな発見や思考の深まりということだそうです。まさに「学び合い」の実現が大切なんだということを再認識しました。

 教員採用試験が終わったところですが、気を抜きすぎず、引き続き、授業技術をたくさん学んでいきたいと思います。講演をしていただいた玉置先生、そしてあま市の教育委員の方を初め、関係者の皆様、ありがとうございました。(安部)


*****


 こんにちは。4期生の高桑です。先日は、美和総合福祉センターで行われた玉置先生の講演に参加しました。今回は、そこで学んだことを書きたいと思います。

 私が特に印象に残ったのは、子どもたちが自己選択できる場面をどのようにつくり、子どもたちの主体性を育んでいくかについてです。私は、これまで数あるセミナーや講演に参加して、子どもに自己選択させることが大切だと学んできました。

 しかし、いざ教壇に立つと授業の内容を終わらせることや話したいことをわかりやすく伝えることに集中してしまい、子どもに自己選択させる余裕がなくなってしまうということがほとんどでした。また、自己選択をどこでさせるかというのも悩みどころでした。

 今回の講演でこの悩みが少し解消された気がします。そのきっかけとなったのは、玉置先生の「子どもに自己選択させず、教師がすぐ言ってしまうと、子どもは教師の動きを待つのが当たり前になってしまう」というお言葉です。これを聞いて、子どもたちが教師の意図しないうちに、「どうせ、先生が言うから考えなくていいや」というような思考に至ってしまうのは、とても怖いことだなと感じました。

 また、「自己選択は些細なことでもいい」とおっしゃっていました。三角形を扱った後の授業で、教師が「次は四角形をやります」と言ってしまうのと、「次は何をやる?」と聞いて子どもから「四角形」と引き出すのでは、その後の子どもたちの主体性が大きく変わってきます。玉置先生の算数の模擬授業でも、「1はつくれました。じゃあ次は何をつくる?」と些細な部分を子どもに聞くことを行なっていました。自分で考えられる子どもを育てるため、全てにおいて教師から指示をするのではなく、どんな些細なことでも子どもの声を引き出すことを意識して、子どもと関わっていこうと改めて思いました。

 最後になりましたが、今回の講演後も玉置先生に喫茶店に連れて行っていただきました。その時に玉置先生がおっしゃっていた、「どんなに嫌いな人でも積極的に関わって、その人の良さを見つける」というお言葉から、玉置先生の人としての魅力に改めて気づかされました。これからも尊敬する玉置先生のもとで学び続け、教師として、また人としての磨きをかけていきたいと思います。

 玉置先生をはじめとした関係者の皆様、このような素敵な講演会に参加させていただきありがとうございました。(高桑)

*****

 こんにちは!4期生の加藤諒太です!今回は8月27日のあま市での講演についての記事を書きたいと思います!

 今回、私が特に学んだことは主体的というものはどう実現するかということです。私はこの講演を聞くまで主体的な学習とは、学習者が興味を持って夢中になって取り組むことだと考えていました。

 しかし、この講演を聞いた時、主体的な学習とは自己選択がある授業であると聞いてなるほどと感じました。自ら選び、考える授業にすることで学習者は学びの主体となります。そこに教材の面白さや発問の工夫が加わることで主体的な学びが形成されていくのだということを学びました。

 講演の中で主体的とは相手意識を持つことだと玉置先生がおっしゃっていました。自己開示しながら授業を行い、子どもたちを主体的した授業の例のように、子どもと先生、子どもと教材といったような子どもたちが相手意識を持てるような授業が大切だと学びました。例えば、身近なものを授業の例に使うとよいとよくご指導頂いたことがありますが、これは相手意識を持たせるために大切なことなのではないかと考えました。

 また、対話というものについてもお話を頂きました。自分で解決するということも大切ですが、対話をすることで、他人の意見を聞きながら良いとこは取り入れ、自分の意見を昇華させていくことに意味があるのだということを学びました。講演の中で子どもたちが自分はできるのにそれを伝えるとなるとわからないという場面があるということを知りました。自分が小学生の頃、友達に教えられて初めて分かっただよと言われたことを思い出し、確かにその通りだなと改めて実感しました。だからこそ、玉置先生がおっしゃっているわからないと言える子どもを育てることが大切だと感じました。分かっている子どもが教えるのではなく、わからない子どもも夢中になって「教えてよ!」と言えるような学級を私も作りたいと強く思いました。

 そして最後には玉置先生が、道徳の命の授業について模擬授業。最初の導入から深く考えさせられるものでした。言葉をポンと見せられるより、穴あきの文を考える方が心に刺さるものがありました。それに加えて鈴木中人さんのお話、心に直接訴えかけられるような授業でした。命は自分だけのものではない。自分自身も改めて命について考えようと思うことができる授業でした。

 玉置先生をはじめこのような機会を作ってくださった多くの先生方本当にありがとうございました。(加藤諒太)
画像1

8月27日東海市立平洲小学校とあま市教師力パワーアップ講座からの学び(竹内・中澤)

画像1
 こんにちは!四期生の中澤と竹内です。今回は、題名に関する内容の記事を書いていきたいと思います。

 こんにちは。4期生の竹内です。私は先日、東海市立平洲小学校・あま市教師力パワーアップ講座での玉置先生による講演会に参加させていただきました。二つの講演の主な内容は来年度から実施される次期学習指導要領の「主体的・対話的で深い学び」の実現についてでした。今回はその中から主体的・対話的な学習について書きます。

 主体的な学習とは、誰かに指示されてする学習ではない、と玉置先生はおっしゃられていました。しかし、だからと言って教師が児童に「主体的になりなさい」と言って主体的にはなりません。玉置先生は主体的な学習を実現するためには、授業の中で1回は自己選択の機会を設けることが大切だとおっしゃられていました。

 例えば、社会の課題をどのように調べるかを子どもたちに問い、ネット、本、新聞など様々挙げさせるなどです。来年から授業を行う身として、児童の自己選択の場を大切にして授業計画をしていきたいです。

 対話的な学習とは自分一人で完結する学習ではありません。学習指導要領の中にも他者との協働や、先哲の考えなどから自己の考えを広げ深めると記載されています。そのためにホワイトボードミーティングを設けたり、しつもんの技カードなど使ったりし、互いが聴き合う関係を作っていくことが大切です。そういった仲間の意見を聴き合う環境の中でこそ、子どもたちは対話の良さを実感し、対話を通して考えを広げ深めようとする姿勢が見えてくるのだと思いました。

 今回の内容は今までの講演でも聞いたことがあるのですが、全てを完璧に覚えているわけではないので4月から現場に出るまでに抑えておきたいです。東海市立平洲小学校・あま市教師塾の先生方、玉置先生ありがとうございました。(竹内)

***

 こんにちは!四期生の中澤佑太です。今回は、8月27日に東海市立平洲小学校と美和公民館で行われたセミナーで、新たに学び得たことを書いていきたいと思います。

 それは、コンピテンシーの三つのカテゴリーについてです。今後学校では、コンピテンツ(知識注入)ではなく、コンピテンシー(能力開発)が求められるようになります。その際教師は何を重視すればよいのかをまとめられていました。一つ目は、道具(資料や学習道具)を相互的に活用すること(ただ使うのでなく、目的を達成するという意識のもと使う)です。二つ目は、異質な集団での交流です。これは、他人と良い関係を作る、協力する、争いを処理する、解決する力をつけることを目的とします。三つ目は、自律的に活動をすることです。これは、大きな展望の中で活動をし、人生設計をする能力をつけることを目的とします。私は、他者と繋がる考え方、心を養うことで、他者を怖れなくなり、人生に怖れるものがなくなるということを知ることが、学校教育に求められると考えました。

 また関連して、依存できず孤立する、依存できて自立できるという言葉をいただきました。これは、子ども達がわからないことに直面したときに、わからないことを他者に伝え、他者に解決を求めることができる子は、主体的に物事を解決しようとする自立した人になることができるということです。私は、繋がれないことへのリスクをこれからの子ども達に伝えていくことが大事になると考えました。

 玉置先生のセミナーに参加し続けて約一年半が過ぎました。その間に玉置先生の言葉が、最初は知識として、徐々に自分の価値観に変わり、人間として良くなっていくのを感じられるようになりました。東海市立平洲小学校の先生方、美和公民館セミナーに参加された先生方、そして玉置先生、ありがとうございました。(中澤)

8月27日平洲小学校での玉置先生の講演から学んだこと(古川・中西)

画像1
 こんにちは、5期生の古川瑛理です。今回は8月27日の平洲小学校での学びについて書かせて頂きます。

 今回特に印象に残ったのは子どものつぶやきの「えっ?」「分からない。」と言うのも意見であるという言葉です。「えっ?」という発言は自分の考えがあるから出る発言であり、「分からない。」というのも分かりたいという気持ちがあるからこその発言であるということに気付かされました。このように答えを言う子だけが正解なのではなく、自分の気持ちを発信しようとしている子、例えば手を動かし、図を示しながら一生懸命に相手に伝えようとしている子をしっかり見つけて褒めて、価値付けをしていかなければいけないのだと考えさせられました。これを常に教員が行なっていくことで子どもに繋がる力が付き、ペア活動等でも交流が盛んになる、主体的な学びができる学級に繋がってゆくのだと感じました。何かできていないと感じた時、子どものせいではなく自分自身の関わりから振り返ってみることが大切だと認識させられました。

 明日から教育実習が始まります。自分の思う通りにならずに悩むこともあると思います。そんな時一旦冷静になって自分自身の行動から考え直すということを忘れずに過ごしたいです。

 玉置先生を始めとする関係者の皆様、今回このような学びの機会を設けて頂き、ありがとうございました。 (古川)

※※※※※※※

 こんにちは。5期生の中西です。8月27日に平洲小学校で行われた玉置先生の講演から学んだことを書かせていただきます。

 今回玉置先生のお話から学んだのは、「授業の中で1回は子どもに自己選択させる場を入れる」ということです。常に教師に指導されて行う学習ではなく、ささいな事からでもいいので脱却していかなければいけないとのことでした。

 例えば「三角形の内角の学習が終わったから今度は何をやろうか?」と教師が問いかけると子どもは「四角形!」とか「外角!」といったの声が聞こえてきます。子ども自身が考える選択の場を設けることは、主体的な学習につながるということを学びました。教師が最初から学習内容を提示するより、子どもたちが選択したほうがより意欲的に授業へ取り組むことができます。自己選択には考える力が必要です。与えられた課題を解く力も必要ですが、それ以上に自ら課題を見つけて解決していこうとする力が今の社会では求められているということを感じました。

 玉置先生のお話の中に「対話」というキーワードが沢山入っていました。対話は、「自己の考えを広げ深める」ことを指します。子ども同士で意見を交流したり相談したりすることも対話ですが、それだけではありません。頷きながら友達の意見を聞いている子を価値付けして、なぜ頷いていたのかの理由を聞くことや、難しくて分からないという子にどこが難しいのかを発表させることも対話の一つだと学びました。対話のきっかけをつくるのは教師です。教師は子どもたちの意見をうまくつなぎ合わせながら対話していく授業をつくっていくことで、対話することの良さを子ども自身が実感し、より学びの深い授業となっていくと思いました。

 私は来週から教育実習があります。今回のセミナーで学んだ「自己選択」や「対話」も活用しながら、実習に臨みたいと思います。失敗することもあると思いますが、それ以上に沢山学んで充実した教育実習となるようにがんばっていきます!

 最後にこのような学びの場を設けてくださった玉置先生はじめ、平洲小学校の先生方、ありがとうございました。(中西)
    1 2 3 4 5
6 7 8 9 10 11 12
13 14 15 16 17 18 19
20 21 22 23 24 25 26
27 28 29 30 31