2月15日真打会・名人会での学び(矢崎・伊藤)

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 こんにちは。5期生の矢崎です。今回は真打会・名人会での学びについて書かせていただきます。

 午前に行われた真打会では、小3社会の教材研究を行いました。5期生の仲間と話すと出てくる視点は実習を終え自分の授業作りの成果と課題からの視点でした。

 各自が授業を行なって分かった事を各々共有して教材研究を行いました。私はその時間がとても幸せな時間だなと感じながら仲間と話していました。

 実は実習を終えてから、5期生だけで集まる機会はなかったので、実習での共有ができていませんでした。だから、自分のできなかった事を解決できるような案を仲間が提案してくれて、苦手も共有できて、「ああ、みんなおんなじ時期に悩んで、頑張ったんだなぁ。」と思えたから、幸せな時間だなと思えたのです。

 そんな時間の中で、私たちのチームは「自分の理想のスーパーをつくろう!」をこの単元のゴールとして設定し、今回の教材はその導入部分であると考えました。子どもたちが自分のスーパーを作るという目的であれば、主体的に調べ学習ができるのではと考えました。

 そして、チーム内で決めたこの授業をする際のルールは「工夫」という単語を教師から言わない事としました。子どもたちにその「工夫」はどこにあるのか、何のためにあるのか気づいてほしいと考えたからです。まだまだ、私たちは未熟ではありますが、5期生なりのよい授業案ができたのではないかなと思いました。

 そして、実際に先輩方の模擬授業を見させていただくと、私たちの考えた案とは全く違い、驚きました。確かに、違う人物が考えているから違って当たり前なのですが、見開き1ページの同じページを見たのに、ここまで違うのだと改めて驚きました。そして、先輩方の授業テクニックと授業テンポの良さには圧倒されました。先輩方の姿を見てもっともっと学びたいと感じました。

 休憩時間に6期生ゼミ長の池戸くんと話をする機会があり、6期生はどんなふうに考えたのと聞いてみました。

 すると、「僕たちは子どもに工夫点を見つけさせたいと考えたので、教師が多く語らないためにはどのような授業展開がよいかと考えました。」と言っていました。それを聞いて、すごいな、目の付け所が素晴らしいなと思い、なぜそう思ったか聞くと、「先日の教師力アップセミナーの影響が大きいと思います。」と言っていました。ちゃんと吸収しているんだな、私ものんびりしていられないなと思いました。

 改めてレベルの高いゼミに入ったのだなと実感した真打会でした。

 名人会では、紙切り芸の名人に来ていただきました。その芸はとても素晴らしいもので、楽しませていただきました。その方は「センスだ」とおっしゃっていました。確かにこれはセンスだなと私も思いました。

 だから、私たち教師は子どもにこういった色々な芸や環境や文化に一つでも多く触れてもらえるような機会を作るべきだと感じました。私自身、初めて紙切り芸を見て、ビビッと頭の中にいい電流が走るのを感じました。そうやって、新しい何かに触れる体験は子どもにとってかけがえのないものであり、子ども時代に経験すべき刺激だと思います。その体験がもしかしたら、その子の「センス」を光らせるものになるかもしれないからです。その出会いの場をたくさん用意できる引き出しの多い教師になりたいです。

 ちなみに名人の方に私の紙切りを「天才!」と褒めていただけました。とても嬉しかったです!

 たくさんの学びをありがとうございました。次回も楽しみにしております。(矢崎)

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プロローグ
 2月15日今日は真打・前座会である。9時半から始まるため9時25分頃に付けばいいだろうと思いながら同じ6期生をのせながら車を走らせていた。途中で今日の集合時間9時15分だよねと言う声が出る。カーナビの到着予定時間を見ると9時25分、土曜日ということもあり、車が多いい、果たして6期生一行はこんな絶望的状況から間に合うことはできるのだろうか?!

 こんにちは玉置ゼミ6期生の伊藤幹太です。高速道路を使ってなんとか遅刻を回避することができました。真打・前座会は一日たくさんの内容がありとても面白く学ぶことができました。その中でも印象に強く残ったものを書きたいと思います。

 まずは、教材研究をして、授業をするときです。私達6期生も教材研究をして、作ってみたのですがなかなか納得行くものができませんでした。そのため、4期生の方はどのような授業を作るのかとても楽しみでした。そして4期生さんの発表、内容はとても教材を深くまで考えており、私達6期生では、教科書とおり、のことしか思いつきませんでしたが、児童が無意識の中で思っていることを引き出して発表させていたり、時間配分まで全部うまく考えてあり、短時間でこのレベルまで考えられることにびっくりしました。また現役の先生が考えた授業も素晴らしく、自分がこの先このようになれるのか心配になった反面、このようになれるように頑張りたいと思えました。

 次に印象に残った内容はとても名人の先生が授業を行ったあとにあった、対談です。なぜそのようなことが印象に残ったのかというと、玉置先生が、昔授業をしてテレビを使って図形を回転させて面白い授業を作ったがある先生にそれは、児童が自分から図形を回転したいと思わせていない。という話があり、今まで考えたことがなかったが、たしかに児童から引き出せていなく、授業をやる内容が決まっているのに児童が自分からやりたいと思わせなければならいという難しさにとても考えさせられました。このような問題に今のうちから疑問を持って真剣に向き合っていくことが大切なのだと思いました。
 
 また数学や算数はそのものを使うことが将来的に大切なのか、数学や算数で考える思考力が将来に大切なのかどちらを伸ばすことが大切なのだろうか、という話し合いも印象に残っている。このような問題を今まで真剣に考えたことがなく今の時点で向き合って自分なりの答えを探して行きたいです。

あとがき
 全部終わったあと紙の切り絵の名人芸を見た。とても思い白いものでみんなが夢中になってみて、やってみて場がとても暖かい雰囲気になっていた。その光景をみてちょっと違うが切り絵芸のような、周りが夢中になれるような授業が作れたらいいなと思いました。(伊藤)

2月15日 真打・前座会、名人会での学び(酒井、中江)

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 こんにちは。5期生の酒井と6期生の中江です。今回は2月15日に参加させていただいた真打・前座会ならびに名人会での学びを書かせていただきます。

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 初めて6期生と記事を書けるいうことでウキウキしている5期生の酒井です(笑)。

 今回の会は1日を通して行われました。まず午前中に行われた真打・前座会での授業づくりにおいて特に2つのことを感じました。

 ひとつ目は4期生さん方の積み重ねてきたもののパワーの凄さです。午前中で模擬授業が2つ行われました。そのうちひとつは4期生さんがしてくださいました。事前に分かっていたわけではなく会の初めに発表され教材もその時に配られたのです。配られた後には参加者が小グループに分かれて授業づくりを行いました。私は同じ学年のゼミ生4人と話し合いながら授業の展開づくりをしました。結果として4人集まってもなかなか展開が定まらず話し合いはまとまらないまま時間が経ってしまいました。

 そして4期生の加藤奨基さんの授業が始まりました。落ち着いた話し方も工夫された展開も私たちの想像を超えたものでした。授業後の4期生さん方の話しを聞くと読み取れなかったたくさんの考慮された点に大変驚きました。これが玉置ゼミで培ってきた力なのだろう、と感じました。と、同時に自分もそうでありたいと強く思いました。

 2つ目は中田先生授業からの学びです。前回の真打・前座会でも授業をしてくださったのですが、今回もやはり引きつけられる授業がおこなられました。正直中田先生のキャラクターがあってこその授業だと感じていました。そんな時大西さんがキャラを真似るのではなく何をさせるために行動かを考えているところを学ぶようにとおっしゃいました。それを聞いてなるほど。と思いました。それ以外にも何度も課題に戻る流れ、理想と違っても子どもの言葉をひろって進めていく授業展開など子どもにさせたい姿を思い浮かべながら授業をつくっただろうと思う点が多く見つかり大変勉強になりました。

 さて午後からは神戸先生と授業と林家楽一さんの紙切芸から学びました。様々な視点からお話しを聞き「人間型の生涯教育」を肌で感じることができました。

 一日を通して授業技術だけでなく人として自分に心が動かされるような刺激を多く受けられました。授業をしてくださった先生方、名人会、真打・前座会の先生方、大学の先輩方、そしてこのような機会をいつもくださるエデュコムの方々本当にありがとうございました。これからもこう言った機会を大切にしていきます。(酒井)


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 こんにちは!6期生の中江です。2月15日に行われた前座会・真打会・名人会に参加させていただきました。今回はそこで学んだことを記事に書こうと思います。

 午前と午後で模擬授業が行われました。模擬授業を見せていただいたときに感じたことをまとめます。午前中に行われた模擬授業では、私たちゼミ生にも模擬授業で用いる資料が配布され授業を考える時間をいただきました。6期生で授業検討してみると、何が正解でどのように題材をつかうのがよいのか、授業の中でのゴールは何なのか、たくさん答えが見つけにくい課題ばかりでてきてまとまりませんでした。

 そして、模擬授業を受けてみると、工夫されている場面が多くあるのに授業の流れが自然で教師の力のすごさを感じました。例えば、子どもの発言をひろって他の子どもに問いかけたり、子どものちいさなつぶやきであっても教師が見つけて反応をしたりと、教師がつなげることで授業に自然な流れができていくのだと学びました。

 午後に行われた模擬授業では、課題意識を共有してみんなの共通の課題にすることが大切であることを学びました。模擬授業の中で背景は中学3年生が卒業する10日前で、卒業にあたって教師は「数学は役に立つ」ことを子どもに伝えることが目標であったと思います。模擬授業で子どもがひとつの問題において実際に自分で折り紙を折ってみたり、式をつくってみたりと子どもが自分で答えを見つけようとする場面がありました。教師はそのような子どもの様子からヒントを与えるべきなのか子どもが自分で回答できるよう待つべきなのか難しい問題だと思いました。

 しかし、模擬授業の深掘りをする先生方は「さも、子どもが自分たちで見つけたかのような課題」にするには教師は問題を提示するだけの方がよいとおっしゃいました。課題は教師がつくる他ないけれど子どもみんなの共通の課題にするならば必要なのは教師の技なのではないでしょうか。子どもの反応を大切にして子ども全体に共有することや既習の内容を確認して子どもたちの土台をそろえることなど、これらも教師の技になるのだと学びました。とても深い内容でしたが、課題意識をもった子どもに対する教師のはたらきかけ方を勉強させていただいたように感じています。

 また、名人会では紙切り芸を見せていただきました。短い時間の中ですばやく紙を切っていく様子はまるで紙で絵を描いているかのようで魅了されてしまいました。感動がたくさんで楽しい時間でした。私が紙切りで横顔を切っていると「お上手!」と声をかけていただき、とても嬉しかったです。教師の立場に立ったとき、私が今回感じたような驚きや感動、実際に体験した喜びを子どもにも感じてほしいと思いました。紙切りに限らずいろんな材料から感じられることなのではないかと思います。名人会を通して改めて子どもがたくさんのことに触れることが大切なのではないかと気づきました。

 今回、前座会・真打会・名人会に参加させていただいて、内容が盛りだくさんでとても濃い1日になりました。学んだことがたくさんある分、これを大切に教師としての力にしていきたいと思っています。このようなすてきな機会を設けてくださってありがとうございます。(中江)

2月15日真打会名人会での学び(安部・関口)

 こんにちは。4期生の安部と関口です。2月15日、午前中に真打会、午後から名人会が行われました。名人会では、ゲストとして紙切り芸の林家楽一さんが登場しました。学びあり、笑いありの充実した1日でした。

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 こんにちは。4期生の安部です。真打会、名人会での学びを書きたいと思います。

 今回、真打会では打ち合わせなしで、いきなり4期生の中から誰かが模擬授業をやるようにと玉置先生から言われました。今回、参加していた4期生は5人、また関口さんのお友達もいれて6人で授業展開を考えました。

 指定された教材は、スーパーマーケットに社会見学へ行く前の授業でした。最初、教科書やスーパーマーケットの資料を見たときに、この授業のゴールは何なのか、なかなか出てきませんでした。物の配置や、分かりやすい看板、店員さんの動きなどスーパーマーケットの工夫点がたくさん出てくることは予想できましたが、そこからどのようにまとめていけばよいのかわかりませんでした。しかし、みんなで少しずつ意見を出し合い、練っていくと、授業最後に、子どもが「実際にスーパーへ行って確かめてみたい!」という思いになってくれればこの授業は成功、ということに行きつきました。

 30分間、余すことなく悩みに悩み、何とか授業の流れを考えることができました。

 4期生1の落ち着きさをもつ、加藤奨基くんが実際に模擬授業をしてくれました。ほとんど構想した通りに授業をしてくれて、多くの先生方からお褒めの言葉をいただきました。一緒に考えた授業だからこそ、まるで自分が授業をしたように、授業を振り返ることができ、先生方からのご指導もたくさん吸収することができました。

 次に活かしたい点は以下の2つです。

1.子どもからキーワードが出たときに、つなぐを意識するとよい。

 例えば、導入時に、隠してある野菜コーナーを当てるという発問をした際に、「野菜や果物!」という意見がすぐに出てきました。どうしてわかったのでしょうか。これを突き詰めていくと、「スーパー入ってすぐ目につくところに野菜があった気がする」「買う頻度が高いんじゃないかな」といった、本時の内容に迫る発言が子どもから出てくるはずです。子どもの発言に対して、「何でそう思ったの?それってどういうこと?本当にそうなの?」と子どもに問い返し、投げかけ、突っ込むのが教師の役割であるということです。
前回の山本良和先生のお言でいうと、「ホンマでっか!?」とさんまになることが大切ということです。この例えはとても分かりやすいですよね。

2.授業中に行う価値付けは個人で終わらせるのではなく、全体に広げることで、学習規律が揃う。

 今まで私たちは、ゼミやセミナーなどで、子どもを褒めること、価値付けることがいかに大切であるか学んできました。しかし、実際に模擬授業をすると、単に褒め言葉を口にしているだけで、価値付ける意図を明確にしていませんでした。だから、口だけというか褒めることそのものがマンネリ化してしまって、あまり効果がないのではないかと思うことがありました。しかし、今回のセミナーで、一人の子どもを価値付け、全体に広げることで、教師自身が助かることがあるということを学びました。例えば、今回の授業で、奨基くんは資料に丸をつけている子どもに対して「○○さん、丸をつけていて、とても分かりやすいですね。」と言いました。それをその子だけで終わらせず、「みんなも○○さんの真似してみようか」と全体に広げることで、誰が何を見つけたのか、見える化でき、教師自身の手間が減るということです。

 子どもを褒める、価値付けることにもきちんとした意図がなければならない、大事なことを学ぶことができました。

 中田さんの授業、神戸先生の授業からも本当に多くのことを学ばせていただきました。

 玉置先生をはじめ、エデュコムの関係者の皆様、ありがとうございました。(安部)

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 こんにちは、4期生の関口です。私も安部さんに続けて学びを書きます。今回、同じ高校であった友人がセミナーに行きたいと言っていたため、玉置先生にお伝えして一緒に参加してもらいました。その友達は終わった後「授業を受けるのが楽しかった」と言っていました。私もぜひそんな授業がしたい!できるかもしれない!と思う1日でした。

 今回の1日を通して授業を作る上で改めて大切にしたいことをここに書いていきます。

1.授業が終わったら子どもになんと言わせたいかを考える
 これは、玉置ゼミなら当たり前になっている授業構想の肝です。私たちが授業を作る上でここに1番時間がかかりました。自分1人で作る場合でもとても大切ですが、複数人で考える中で、ゴールが同じであると話し合いがスムーズになります。私たちの話し合いもゴールが決まってからはとてもスムーズでした。

2.手立てを用意する
 子どもに教えるのではなく見つけさせる授業を行う上で大切だと思うことが、手立てを用意することです。どうやって店員さんに着目させたら良いのか、細かいところまで目を向けさせるためにはどうすればいいのか。例えその手立てが実際は必要なかったとしても気づけない子どものために準備できる教師でありたいと思います。和田先生のような計算づくされた種ばかりの授業が行えたらいいのですが、、

3.物わかりの悪い教師になる
 4期生を代表して授業をしてくれた奨基さんは、子どもの言葉を素直に受け止めることはしてませんでしたが、「なんで」と突っ込めたらよかったとアドバイスをもらっていました。分かってないフリをしても分かって進めてしまっているのだと気づき、子どもの発言にはもっと突っ込めるようにしたいと思いました。

4.活動の仕方に意図をもつ
 私たち4期生では、班で授業を進めるのが難しいのではないかと考え、個人でさせようと思っていました。しかし、1人では難しいと臨機応変に奨基さんがペア活動にしました。それに対して、ペアで話をしたあと自分の意見をしっかりもてばいいのか、人の意見も取り入れなければいけないのか。自分の中でしっかり意図をもたなければならないとアドバイスをいただきました。その後の中田先生の授業は見事班の活動でうまく束ねる授業でした。難しそうとかそういう問題ではなく、どうしてその活動が有効か、何を求めてその活動を取り入れるのか自分の中で明確にしていきたいです。

5.笑いを入れる
 中田先生の授業はとても面白いものでした。誰かを馬鹿にしているわけではないみんなが笑える楽しい雰囲気がそのまま楽しい授業につながっていたんだと思います。間や声のトーンもあるため、全てを真似できるわけではありません。大西さんもキャラを真似するのではないとおっしゃっていました。自分の雰囲気ややり方を少しずつ確立させていきたいです。

 以上が授業について改めて大切だなと感じた点です。

 紙切り芸については、しゃべりの面白さとはやさ、クオリティの高さにすごく驚きましたが、そこにはたくさんの練習と「こう言われたらこうしよう」と日頃から考えられている努力があってだと思いました。才能であまり苦労されてないとおっしゃっていましたが、努力はすごいされてると思います。しかし、芸の間はそれが一切見えないのもまたすごくて、授業準備のようだなと思いました。

 4月には、初めてでもプロの教師として教壇に立ちます。今回のことを生かして準備をし、授業ではそんな様子を見せない楽しいものをつくりたいです。本日もたくさんの学びをありがとうございました。(関口)
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2月15日前座会真打会での学び(井上・加藤奨・中澤)

 こんにちは!四期生の井上と加藤奨基と中澤です。今回は2月15日に行われた前座会真打会での学びを書いていきたいと思います。

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 こんにちは!4期生の井上です。今回は先日行われた真打・前座・名人会、そして紙切り芸に参加してきました。そこで私は、前座会と紙切り芸について書いていきたいと思います。

 まずは、前座会についてです。前座会では、本当は先輩方がやる予定でしたが、玉置先生から「今回はこの春教師になる4期生1人が授業をする」と言われ急遽、前座会で授業する貴重な機会が設けられました。(笑)

 授業の展開を4期生で考えていると、沢山の意見や考え方が出てきて、教材研究の楽しさを感じながら行うことができました。教採期間に学んだことや、卒論で研究したことを駆使して、授業の流れを作りました。

 そして、今回は加藤君が授業をやることになりましたが、流石は加藤君。持ち前の落ち着きと臨機応変な対応で、自分達が考えたこと以上のことをしてくれました。突然の授業でここまで落ち着いてできる同期がいることに誇りに思いました。

 授業後、アドバイスを頂きましたが、いつもよりもスッとスポンジのように体に染み込んでいくような感じがしました。

 それは今回は授業をすることもあり、普段よりもさらに必死に考え、話し合って授業を作ったからだと思います。倍力を入れて作ったものは、学ぶことも倍になることを感じました。この感覚を大切にしてこれからも教材研究に励んでいきたいです!

 次に、紙切り芸についてです。紙切り芸は存在は知っていたものの、生で見ることは初めてでした。生で見てみると、巧みな話術でお客さんを引き込み、楽しみながら紙切り芸を見ることができました。

 紙切り芸ももちろん凄かったのですが、私はその話術がとても勉強になりました。独特な間と言い回し。グッと視線を集める話し方。教師として生かせそうなことが多くありました。私も話し方を工夫して、子どもと関わっていきたいと考えました。最後に紙切り講座がありましたが、自分にはセンスがあるのではないかと感じるほど綺麗にできました。(笑)

今回も沢山の学びがある、充実した時間となりました。学生生活も残りわずかです。やり残すことがないように全力で駆け抜けます!(井上)

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 こんにちは、玉置ゼミ4期の加藤奨基です。2月15日の真打会・名人会に参加させていただきました。そこで、急遽(!)4期生として模擬授業をさせていただくことになったので、自分はそのことについて記事にしたいと思います。

 扱った教材は小学校3年生の社会科で、スーパーマーケットの工夫を見学する単元です。まず、その場にいた4期生(中澤君、井上君、安部さん、関口さん、近藤さん、自分)で教材研究を行いました。教材研究では、2年間の玉置先生の教え通り、「この授業の最後に子どもが何と言えば成功か」を考えました。その結果、「人の動きや物の配置を見れば、店の工夫を調べることができる」をゴールとしました。

 このゴールも、以前玉置先生に教えていただいたように、今回の授業で限り使える見方・考え方ではなく、一生使える見方・考え方になるように考えました。

 次に、子どもの興味を引ける導入を考えました。ここでは、関口さんが主に考えてくれた、野菜売り場を隠してどんな売り場が入るか、という導入にしました。実際の授業では、自分の授業者としての実力不足がはっきり出たように思います。導入に時間をかけすぎてしまったことと、真打会の先生のアドバイスにもあったように、子どもの話題から課題意識を取り出すことが改善点です。
 
 また、板書の仕方についても知恵を出し合いました。この授業のゴールに合うように、人に関する工夫と物に関する工夫で分けて板書をするように決めました。実際の授業では、人と物どちらの意見も意図的指名して板書ができるように、話し合いの様子を見ることに注力していました。しかし、子どもの意見をどんどん取り出して板書する展開では、予想外に人に関する工夫が多く出ました。考えている段階では人に関する工夫は出にくいと考えていたので、井上君考案の、インフォメーションギャップを利用した「店員さんは何人いるか?その人は店員か、店員じゃないか?」(数えた店員の人数の違いから、店員の仕事に注目させる)という補助発問も用意していました。

 4期生同士の反省でも出ましたが、最後の束ねの部分も非常に難しかったです。この部分は話し合いがまとまりきっておらず、とっさのアイデアも浮かばなかったため、教師主導の束ねになってしまい悔しさが残りました。真打の先生がアドバイスをくださったように、最後まで子どもの視点で束ねることが大切だと学びました。

 最後に、今回の授業で最も悔しかったことが、「本当に?」「何で?」という問い返しをできなかったことです。教材研究の段階では安部さんがしっかり授業技術案として出してくれていたのですが、自分に余裕がなく、使うことができませんでした。授業後の真打の先生方のアドバイスにも「何で〇〇?」ということを多くいただいたので、せっかくの授業技術を生かしきれなかったと、悔しい思いです。この問い返しがあれば、子どもの意見を取り出す展開にも深みを出すことができたと思います。

 今回、全く予想していなかった模擬授業ですが、みんなの代表として授業させていただくことができて、本当に良かったと思っています。玉置先生に模擬授業のことを伝えられた時、全員、すぐに「やるしかない!」と気持ちを切り替えて前向きに取り組むことができました。あの時の4期生の雰囲気は、特に好きです。みんなで教材研究するのもこれで最後かと思うと寂しい気もしますが、最後に良い教材研究をみんなですることができ、思い出にもなりました。来年から一人で教材研究する時の励みにしたいです。機会をくださった玉置先生、ご助言をくださった先生方、EDUCOMの皆様、4期生のみんな、本当にありがとうございました。(加藤)

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 こんにちは!四期生の中澤佑太です。今回は2月15日に行われた前座会について、振り返ったことを、書きたいと思います。

 この記事を書くにあたり、五期生や六期生の記事を先に拝見しました。そこには四期生の教材研究がすごいという称賛の言葉に溢れていました。その内容については後輩の記事を見ることにして、私が今回伝えたいことは、

 教材研究をした四期生自身も、あのような授業が出来上がると思っていなく、あの授業は二年間の積み重ねが形になるという証明になったなということです。

 振り返れば初めて前座会で教材研究をした時は、そもそも先輩の会話についていくこと、教材を正しく理解することすらままならなかったです。そこから前期ゼミ、教育実習、何回かの前座会を通じてようやくゼミ生として教材研究を行うことができるようになりました。この頃は、玉置先生の教えの一つ、授業のねらいとは授業の終わりに子どもたちになんて言えるようになってほしいかということを前提に考えられるようになっていました。けれども一人一人考えたねらいや授業の流れを共有するだけで、授業を作り上げるということはできていませんでした。四年生になったときには、卒業するときに先輩のような授業を考えられるようになれるのかなぁとみんなが思っていました。

 ところが教員採用試験、後期ゼミを通して、仕事として授業を作っていく気持ちが作られていきました。その結果突然四期生で授業をしてほしいという指示があったときに、「最後子どもたちにどのような力、見方考え方をつけさせる。」「この教材は調べ学習につなげるために質問の内容の視野を広げることかな」「となると教科書を隠して疑問を子どもたちに湧かせて、教師の誘導で質問の内容を深めるか」と、授業を作るために会話が積み重なるような話し合いを気がつくとしていました。

 以上があの話し合いまでにおそらく四期生全員が感じてきた気持ちです。五期生や六期生が今感じている気持ちの先に僕たちがいます。いつか五期生もこうなるし、六期生もこうなります。ゼミに貪欲に向き合って行けば行くほどですが。

 四年間を振り返って前座会ほど授業力、授業力のより細かく表現しようとすれば、目的に対する思考力がつく会はなかったと私は感じています。玉置先生をはじめ、教育産業会社であるエデュコム愛知本社の社員に多大な感謝を示します。そして今後もどうかよろしくお願いいたします。(中澤)
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2月15日前座会・真打会・名人会からの学び(松浦・大久保)

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 こんにちは!5期生の大久保と6期生の松浦です!今回は2月15日に行われた、前座会、真打会、名人会で学んだことをかいていきます。

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 こんにちは!6期生の松浦です。今回は2月15日に行われた真打・前座会、名人会での学びをまとめたいと思います。

 私がこの会を通して、特に勉強になったことは授業を作っていくための教師の技です。午前中に行われた真打・前座会では、初めに授業内容が記載された資料から自分たちでどのような授業を作るかを議論する時間が設けられました。そこでは、6期生で議論したのですが、どのようにして子どもの興味を引くかということや、どうやって疑問を持たせるかという点で上手く授業を展開していく案が思い浮かびませんでした。

 それを踏まえて、4期生の先輩や前座の先生の授業を見てみると、私たちには思いつかなかった技がいくつもあってすごく勉強になりました。例えば、資料の一部を隠すことで注目させたいものを明確にする技や、めあてに何度も戻ることで自然と視点を絞っていく技を知りました。真打の先生方の助言からは、子どもの発言に対して、「なんで?」と一歩踏み込んで聞き、キーワードを拾っていくことで授業を展開していく技や、ペアで話し合わせる意図を明確にすることでより目的意識を持って議論できる、ということを学びました。私たちにはなかった発想や知らなかった技がたくさんあって、驚いてばかりでした。

 午後からの名人会とその深掘りでは、課題意識を共有するということがとても大切であると知りました。そのためには出来る限り共通の課題にする必要があり、教師がやりたいだけの授業にしないという意識を持たなければなりません。テクニックとしては、授業のどこがで一度全員の土台をそろえるための再確認の時間を作ることを学びました。これは置いてきぼりを作らないためにも必要なことです。私は今まで課題意識の共有ということをあまり深く考えたことはありませんでした。しかし、これをするかしないかでは授業に対する子どもたちの意識が大きく変わることに気付いたので、自分が授業をする際には取り入れていきたいです。

 今回知った多くの技を自分のものにできるように実践的な学びに繋げていきたいです。特に教育実習に向けて、自分の技として授業で使いこなせるように努めていきたいと思います。
 
 このような素晴らしい機会を設けてくださって、ありがとうございました!!!(松浦)

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 こんにちは!玉置ゼミ5期生の大久保です!今回は2月15日にEDUCOMで開催された前座会・真打会・名人会で学んだことを書いていきます。

 私は前座会や真打会へ今回が初めての参加でした。そこで学んだことは、数え切れません。とても内容の濃い1日でした。

 数多く学んだことから、今回は特に2点書いていきます。まず一点目は、前座会からの学びです。社会のスーパーマーケットについての教科書と資料が与えられ、それを初めに5期生で教材研究しました。そこでは、「こうやって聞いた方が子どもが考えやすいのではないか」「課題はどうするか」という様々なアイデアが飛び交いました。実習で力をつけた5期生のアイデアは、様々な視点から考えられていて、とても良い話し合いができました。

 その後、4期生さんの加藤奨基さんの模擬授業を見せていただきました。4期生さんで協力して教材研究を行い、奨基さんが代表して授業をするといった形でした。

 野菜売り場を紙で隠して、「ここに何があるでしょう」という導入から始まりました。急遽決まった4期生さんの授業にも関わらず、奨基さんはとても落ち着いたトーンで、授業をしていました。多くのベテランの先生が見ている中で、優しい雰囲気で、児童に発言しやすい場を作っている奨基さんは、本当に凄かったです。その後の4期生さんからの授業への感想も核心をつくもので、とても勉強になりました。

 1年後、4期生さんのようになりたい!とビジョンをもつと同時に、本当にあのようになれるのかという不安も抱きました。

 しかし、そこは自信をもって、玉置ゼミでしっかりと5期生との繋がりを大切にしながら学んでいき、4期生さんの姿を目指していきたいです。

 学んだこと2点目は、ゴールを目指して逆思考するということです。ここでのゴールとは、45分後の目指す児童の姿です。

 実習を振り返ってみると、私は授業を考える際、導入から課題、そしてまとめに向かっていくように考えていました。しかし、そうではなく、45分後にどのような姿になってほしいかを初めに考えておけば、反復して確認した方がいいのか、授業の初めに知識を教えてしまった方がいいのかが考えやすくなるはずです。

 私は塾でアルバイトをしています。そこでも同じことが言えます。90分後にどのような姿になってほしいか、どういった知識をつけてほしいか予め考えておけば、90分の中で塾の生徒は何をするのか、教える立場として何をすべきかが見えてきます。私は、逆思考という考えを生かしていけるよう、さらに学びを深めていきたいです。

 会とは別に5.6期生にとって、大きなイベントが待っていました。それは、EDUCOM様からPCを貸与です。

 玉置先生とEDUCOM様とのプロジェクトの一環に携われること、大変ありがたく思います。今後の教育の現場に役立っていくプロジェクトに関わっていると思うと、胸が高揚しつつも本当に私なんかがと不思議な気持ちになります。与えられた役割をしっかりと果たして、少しでも役立つように精進していきたいです。

 今回授業を見せていただいた神戸先生、中田先生加藤奨基さん、数多くの学びをありがとうございました。紙切り芸を間近で見せていただき、体験させてくださった林家楽一様、そして大変貴重な場を設けてくださった玉置先生、EDUCOMの皆様ありがとうございました。(大久保)

2月6日味岡小学校での学び(安藤、中野)

 こんにちは!6期生の中野です。小牧市立味岡小学校で授業を見せていただき、思ったことや学んだことを書いていきたいと思います。

 今回は、2、3時限を沢山の授業を45分の間でみて回り、4、5限は公開授業を見せていただきました。

 玉置先生の解説付きで見せていただく授業はとても勉強になりました。また、公開授業を見ていて私が感じたことは、小学生の児童達にしっかりと自分の伝えたいことを伝える難しさです。

 公開授業で、ほとんどの子が理解できなかった質問を、先生が言い方を変えることで殆どの児童が理解できたとい場面がありました。言い方一つ変えるだけで、全員がわかるようにもできるということを感じた一方で、自分も児童たちにわかりやすい言葉を使うことが大切だけど、同じ意味でも伝わる言葉、伝わらない言葉があり、それをしっかりと吟味することは、大人の私たちには少々難しいことだと思いました。

 授業を見ている分には、どのような点が良かったかということや、この点はあまり良くなかったのかなということを思うことはできましたが、実際に授業をやると、自分にはできないのだろうなとも感じ、自分はまだ模擬授業などもやったことがないため、経験不足だろうなと痛感しました。これからは授業に近い形での実践により、経験値を少しでも増やしていきたいと思いました。

 今回の学校訪問では、沢山の授業を1日にたくさん見ることができ、この1日を意味のあるものにできるかは、自分次第だと思うので、しっかりメモに取ったことを読み返して、今回の学びを自分の知識として吸収できるようにしたいです。

 玉置先生、味岡小学校の先生方、お忙しい中私たちが学ぶ場を設けてくださり、本当にありがとうございました。(中野)

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 こんにちは。4期生の安藤優里です。今回は2月6日の小牧市立味岡小学校で行われた玉置先生の指導助言に参加させて頂きましたので、その際の学びを書かせて頂きます!

 まず、玉置先生から学び合いの授業を見るポイントを教えて頂きました。それは、「子どもがやり取りをしているか」と「子どもが何をつぶやいているか」です。

 やり取りをしているか、というのは、子どもたちが各々の意見を言って終わるのではなく、質問をしたり、「聞こえなかったからもう一度言って」と聞き流さないようにしているかということです。英語のリクルートごっこの授業では、「もう一回ゆっくり言って」という子どもがいて、しっかり相手の話を聞いてやり取りしている様子が伺えました。

 逆に、4人グループでタブレットを使った授業では、1人の子がタブレットを独占し、進めているグループもあって、学び合いの難しさを感じました。

 私なりに味岡小学校の授業から学び合いの授業で大切であると思ったことを3つまとめます。

 まず、1つ目は、学習規律をしっかり定着させ、子どもたちが安心して自分の意見を言える学級経営をすることです。それなくして活発に意見を交流して学び合うことは難しいと感じました。例えば、指示は1時に1事、言い直しをしないことや、1度指示したら、全員ができるまで待つなど。まずは、4月の1ヶ月間、縦糸・横糸の学級経営と併せて、学習規律を繰り返し指導していきたいです。

 2つ目は、教師がこどものつぶやきをよく聞いて、教室で共有・価値つけることが大切だと感じます。まずは教師が「聞く」ことのお手本を見せ、1人の意見を価値つけることで、子ども同士での話し合いの視点を与え、他の人の意見が聞きたい、と思うようになるのではないでしょうか。価値つけというのは、学級経営においても非常に大切なことだと思います。

 3つ目は、子どもの意欲・関心を引く課題提示です。学び合いには、子どもの主体性が不可欠です。私は玉置先生の「授業を1番やりたいのは先生だ」という言葉がとても刺さりました。たしかに教師は、授業を進めなければならないのですし、学び合いだってさせたい。でも、子どもに無理矢理やらせるのではなく、学びたい!話し合いたい!と自然に思える導入の工夫をしていきたいです。

 例えば、季節の言葉を使って手紙を書く授業だけでも、なぜ季節の言葉を使うといいのかを周知するだけでも、子どもたちに目的意識が芽生えることが分かりました。教師として、常に子どもたちを刺激し、子どもたちが目的意識をもって学べるように声をかけていきたいです。

 私が初めに味岡小学校で感じたことは、先生方の日々の指導が行き渡った、雰囲気のいい学校であるということです。廊下ですれ違う子どもたちは元気に挨拶をしてくれますし、午前中は、玉置先生について全ての教室を見させて頂いた際には、どの教室も学習規律がしっかり定着していて、子どもたちも学び合いの中で活発に意見を交わし合っていました。それができるのは、自分の意見を言える、聞いてもらえるという安心感のある学級であることの証拠だと思います。

 4年生のあるクラスで、A君がうまく説明できずに困惑した際に、Bさんが言った「今日はA君混乱ぎみだね」という言葉が、今日は調子が悪いけど、A君はいつもはしっかり説明できているよ、というメッセージが感じられて、学級のあたたかさを感じた場面もありました。

 このような素晴らしい学校を見る機会を頂き、本当にありがとうございました。ゼミの先輩である白井さんの授業も見させて頂け、春から教壇に立つ私にとって、3年目には白井さんのような授業ができるように頑張りたい、という目標ができました。

 玉置先生、味岡小学校のみなさま、貴重なお時間をありがとうございました。(安藤)
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2月15日真打・前座勉強会、名人会での学び(池戸・木下)

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 こんにちは!玉置ゼミ6期生の池戸です!今回は2月15日に参加させていただいた真打・前座勉強会について記事を書いていきたいと思います!!

 全体の流れは午前初めに玉置ゼミ4期生さんの模擬授業、次に現職の先生による模擬授業、午後は名人会で神戸先生による模擬授業、そして授業の深堀り、紙切り芸鑑賞、体験という流れでした。
 
 今回も学び得ることが多かったのですが、この記事では午前に行われた活動について書いていきたいと思います。
 
 初めに行われた4期生さんの模擬授業でも、それを受けて行われた先生の授業でも大きな特徴だと僕が感じたのがどちらも子どもの発した意見に対して「なんで?」という問いかけによって授業が進んでいったことです。先生から答えを提示する事はなく些細な発言も見逃さずに「なんで?」と問いかけ、子どもたちの言葉によって進んでいく授業は子どもに頭を使って考えさせるということが達成されており、自分もこんな風に授業を進行していけるようになりたいと思いました。
 
 また、子どもに考えさせている時間に良いアクションを見せた子どもを「〇〇君〜してるね!すごいね!」と価値づけて全体に広め、考えるヒントを与えたり、良いことを広めていく姿を多く見つけることができ、自分も実践していこうと思いました。
 
 また、今回は自分も模擬授業の展開を考える機会を与えていただいたのですが、授業を作る時に玉置先生のおっしゃっていた「授業は初めに子どもに最終的にはこうなってほしいというゴールを作り、それを目指して逆思考で作る。」という言葉がとても印象に残りました。
 
 今回もこのようにたくさんのことを学ばせていただくことができました!これらの学びを決して無駄にすることがないよう、自分の力にしていけるように努力していきたいと思っています!
 
 玉置先生、真打・前座勉強会に携わってくださった関係者の皆様、ありがとうございました!(池戸)

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 こんにちは!5期生の木下です。今回は2月15日に行われた真打会、名人会について書いていきます。午前中は真打・前座会が行われて先輩である加藤さんと中田先生の社会科の模擬授業を見させていただきました。午後は名人会が行われ、神戸先生の模擬授業と林家楽一さんの紙切り芸を見させていただきました。

 私は、特に午前中の模擬授業で深く学んだことや感じたことについて3つ書いていこうと思います。
 
 1つ目は、先輩である加藤さんの授業術の凄さです。例えば、授業が始まった瞬間に「〜さんは座った直後の姿勢がすごくきれいだね!」と声をかけることで他の児童も自然とピンと背筋が伸びる場面を見ることができました。また、児童が発言したことに対してとてもすっきりとした板書をされていて見やすく感じました。

 これらは私たちもゼミの活動の中で学んだ授業術ですが、なかなか授業になると自然に取り入れるのが難しく感じていました。授業を見させていただき、あらためて私も授業をする時には取り入れたいなと感じる術が多く取り入れられていました。
 
 2つ目は、めあてに何度も戻ることの大切さを学びました。これは中田先生の授業で学びました。本時のめあてを児童に何度も言わせる場面をつくることで、児童が自分たちは何を考えればよいのかを何度も考えることに自然とつながっていました。私も授業をする際には児童たちに最初にめあてを確認させるだけでなく、何度もめあてに戻らせるという場面をつくりたいなと感じました。
 
 3つ目は、ペアワークを取り入れる場面の難しさを感じました。これは今回の社会科の授業を、自分たちならどのような授業にするかを5期生4人で考えた時に出たことです。ペアワークを入れたいけれどそのペアワークはどんな意図があるのか、何を明確にしたいのか、と考えていくことであらためて難しさを感じました。
 
 午前・午後とセミナーに参加するのは久しぶりで、多くの学びにつながるものでした。この自分の学びがあるのも、多くの先生方のお陰であることをあらためて感謝したいです。ありがとうございました!(木下)

2月15日 前座会・真打会・名人会からの学び(二村、長谷川)

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 こんにちは!5期生の二村です。今回は2月15日に行われた真打会・名人会で学んだことを書かせていただきます。

 午前は前座会・真打会が行われ、玉置ゼミ4期生の加藤奨基さんと中田先生が模擬授業をして下さりました。午後は名人会で神戸先生の模擬授業と林家楽一さんの紙切芸を見せていただくという盛りだくさんで貴重な1日でした。1日の学びを通して感じたことを二つに絞って書きたいと思います。

 一つ目は4期生の先輩方の授業力の素晴らしさについてです。加藤さんの授業が始まる前、私も5期生の4人で教材研究をしたのですが、具体的な発問や授業の展開が決まらず、教材研究の難しさを痛感しました。

 模擬授業では加藤さんの落ち着いた口調でゆったりとした雰囲気の中授業が進んでいて、生徒役をしていても安心して発言をすることができました。また生徒の表情や様子をよく見て褒めているところや、生徒同士の意見を繋いでいて、それを自然に何気なく行っているのを見て私も見習い、自然にできるようになりたいと思いました。

 また授業後の安部さんの指摘や意見が的確で先輩方のすごさを実感しました。今まで玉置ゼミで培われてきた技術がたくさん使われていて、一年後先輩方のようになり、自信を持って教壇にたてるように力を身につけていきたいと思いました。

 二つ目は中田先生の授業から学んだことについてです。導入では簡単な発問でテンポよく全員に当て、子どもを引きつけていました。中田先生は子どもの反応をよく見て、子どもの視点を拾って授業を展開されていました。また作業をしていく中で、さりげなく確認の声かけをして置いてきぼりの児童をつくらず、全体で共有して授業進めていました。班ごとにしたところやコーナーに区切ることで視点を絞るなど授業の中でたくさんの工夫があって、授業作りは深いなあと改めて感じました。

 生徒同士の意見のつなぎ方で、「〇〇さんの発見を聞いて〇〇さんどう?」「他のグループに聞いてみたいなっていうのありますか?」など様々な方法のつなぎ方を見せていただき、とても勉強になりました。今日学んだ技法を今後の授業で実践していきたいです。

 改めて教材研究の難しさや授業作りの奥深さを感じた1日になりました。実習で苦労した授業作りですが、工夫をすればするほどいい授業になると今日学ぶことができたので、力を身につけ成長していきたいと強く思いました。このような会に参加させてくださった玉置先生、授業をしてくださった先生方、関係者の皆様ありがとうございました。(二村)

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 こんにちは。5期生の長谷川です!2月15日の真打・前座会、名人会に参加させて頂きました。今回は名人会で学んだことをまとめます。

 午後の名人会では、神戸先生が深い学びの数学の授業について模擬授業をしてくださいました。私が学んだことは「数学的な見方、考え方の過程が深い学びにつかながる。そして、深い学びにつながる数学は世の中で役に立つと言える」ことです。授業では、最初に丸、長方形、正方形の3種類の紙が用意されていました。この後から提示する問いは、みなさんも一緒に頭の中でイメージしてみてください。

 まずは、紙を折って「(問1)半分の大きさを作ろう」という問いが提示されました。次に紙を折って「(問2)もとの形と同じ形の 半分を作ろう」という問い、最後に「(問3)1回だけ折って もとの形と同じ形の半分の大きさを作ろう」という問いが提示されました。みなさん、頭の中で折ったイメージはできたでしょうか?

 私は問1から問3になるにつれて、条件が加わることで、最初の考え方が通用しませんでした。そこで、条件に合わせて、考え方を変えなければならないことに気づき、頭をフルに活動さなければなりませんでした。そして、問1よりも問2、問2よりも問3の方が難しく、周りの子と何度も「この折り方はあってる?」と確認し合いながら、問題にチャレンジしました。さらに、最後は折っているだけでは答えが見つからず、ギブアップ…と思っていたところ、周りの子が計算式で求めようとしていたので、私も折ることをやめて、計算式で求めてみることにしました。

 このように、私は神戸先生の授業を通して、見方、考え方変えて、あらゆる手段、方法を駆使して問題解決をする過程が深い学びに繋がるのだと身をもって実感することができました。また、神戸先生は、私たちの見方、考え方を変えさせる工夫として、段階をおって条件提示をすることや、敢えて教師側は口数を減らし、子どもたち同士で考えさせる環境をつくるなど様々な工夫をされていました。だからこそ、私たちは紙がくしゃくしゃになるまで、何度も折っては広げて…を繰り返し「なんとか答えを見つけたい!」という気持ちになりました。深い学びを体験する機会はあまりないので、大変貴重な機会になりました。今回も、このような場をもうけてくださり、ありがとうございました。(長谷川)

2月15日真打会、名人会での学び(生田・名桐)

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 こんにちは!5期生の生田朋也と6期生の名桐大智です!今回は2月15日に行われた真打会、名人会について感想、考えを書いていこうと思います。

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 こんにちは!5期生の生田朋也です!今回の真打会では加藤奨基さんの小学校社会の授業を見させていただきました。今回は加藤先輩の授業を見て感じたこと、学んだことについて書いていこうと思います!

 まず、4期生さんの加藤奨基さんから。教材研究がわずか30分ほど行われ、そこから授業をするのですが、自分も教材研究をさせていただきました。しかし教育実習を終えたのにも関わらず、結局学ばせたいことをどのように学ばせるのか具体的な活動、発問を考えきることができませんでした。まだまだ勉強不足だなぁと感じます。4期生の加藤さんは落ち着いて話し方で多くを語らず、冷静でよく考えてらっしゃる加藤さんらしい授業でした。

 特にすごいなぁと思ったのは加藤さんは児童役の発言に対して決して付け足さず、発言をそのまま拾っていました。どうしても先生というのは世話を焼きたがり、すぐ子供の発言に付け足し、先生の都合の良いように言い換えたりしてしまいがちですが、それでは子どもが先生まかせになり、育ちません。加藤さんは間違っていたり、言葉足らずでもそのまま拾い、それをすることによって子どもが自分で気づいたり、ほかの子が訂正したりすることによって、子どもの思考が働き、子どもを繋いでいくことができます。しかしそれでも先生の助けが必要になってくることももちろんあります。それを見極めた上で助けてあげるのか、敢えて言わないのか判断していて、多くを語らずとも授業がスムーズに進んでいました。

 自分であったら沢山話しすぎてしまうか、逆にこれを試みすぎて全く授業が進まない、といったことになってしまうと思います。
 
 あの30分間でまだ現場にも立ったこともないはずなのにまるで現場の先生を見ている様でした。でも自然とそうなったのではなく加藤先輩の多大な努力、経験によるものだと思います。自分も1年後加藤先輩を越えられる様な授業をしたいと思いました。この度エデュコム社長柳瀬様からChromebookを貸与していただきました。学習に大いに活用していきたいと思います。

 玉置先生はじめエデュコム株式会社の皆様、社長柳瀬様、真打会名人会、前座会の皆様、林家楽一様ありがとうございました。(生田)

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 こんにちは!6期生の名桐大智です!今回の真打会・名人会に参加させて頂いて、とてもたくさんのことを学ぶことができました。

 私は、今回のこの会がゼミ生として初の参加で、すごく緊張していました。どんなことをするのか、どんな人がいるのか、色々な点で不安がありました。しかし、始まってみればみなさんとても真剣な眼差しで真打会に参加していて、私も自然と頑張ろうと思える様な環境でとても刺激的な場所でした。

 さて、私が今回の会で学んだことはたくさんあります。その中でも、今後自分が活かしていきたいと思ったことを中心に述べていきたいと思います。

 まずは、授業を展開していく上で、視点を絞るということ。これは、意識していても子どもの発言などにより中々実現することが難しいと私自身感じていました。どうしても、子どもの発言に合わせて教師はカバーをしていくので、視点が定まらずに、何を子ども達に感じてほしいかということが、自分の中でも教材研究の過程でひしひしと感じていました。どうすれば良いのだろうと考えながら先輩方の授業を見させて頂いて、目あてに何度も何度も戻ることが大事ということが分かりました。そうすることで、やりたいことが明確になり、子ども達の課題への意識付けにもより深みを持たせられると思います。繰り返し行うことでけじめのついた授業にもなるので、是非自分の授業にも取り込んでいきたいと思います。

 次に、ペアワークの目的とその価値について。ペアワークはなぜ行うのかということを凄く考えさせられました。ここで言う目的とは、ペアの意見を持たせるのか、ペアワークを通じて個人の意見を確立させるのかということです。これは、状況によって変わってくるものだと思います。しかし、目的が違うだけで子ども達のワークの取り組み具合というのは変わってくると思いますし、人によってはペアワークに任せきりということも起こり得ます。「○○君と考えるから別に私はいいや」など、個人の中の考えようという意識が薄れ、全く為にならないケースも考えられます。

 そこで、ペアワークをする前に、教師から明確な目あてを提示し、その後の展開まで言っておくと、子どもは後のことも考えて行動できると思います。私は社会科の教師志望なので、やはりペアワークやグループワークを行うことは多いと思います。その活動の価値をより見いだすためにも、しっかりとワークの目あてを教師自身が明確にして、子どもたちが主体的に取り組める環境を作っていけたらなと思います。

 今回の会で、とても多くのことを学ぶことができ、とても充実した1日だったなと感じています。それと同時に、これからもこういった活動をしていけるのかと考えたら、とてもワクワクします。しっかりと教壇に立った時の自分を想像しながら、これから頑張っていきたいと思います。(名桐)

2/15 前座会・真打会ならびに名人会での学び (金子、古川)

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 こんにちは。6期生の金子です。2月15日の午前に真打・前座会、午後に名人会に参加させていただきました。そこでの学びをまとめていきます。

 午前の真打・前座会では社会の授業づくりを考えました。 授業計画の後、模擬授業を受けました。数十分という時間ですばらしい授業を作り上げる先輩方、先生方に驚き、憧れました。

 模擬授業を受けて、私が強く感じたのは、子どもの課題の共通認識の大切さです。午後の先生方の対談でもこの内容が挙がり本当に大切なことなのだと思いました。6期生のみでの話し合いでも、考えた導入や活動が課題やめあてからそれているのではないかと悩む場面がありました。

 そこで大事になるのが、軸がぶれないための、めあてや課題に何度も戻る声かけ、また逆思考の授業計画だということを学びました。中田先生の模擬授業ではめあてを何度も確認する声かけがありました。これによって今考えるのはこの視点なんだという再認識ができ、改めて自分の意見や考えを深めることに繋がると思います。また、全体交流の時には子どもたちの課題の共通認識が徹底していればしているほど授業展開もスムーズに進むと思います。

 次に逆思考の授業計画についてです。今回授業計画をしてみて、改めて計画する難しさを痛感しました。子どもに気づいて欲しいこと・学んで欲しいことはなにか、そこの軸がぶれないためにも、最終地点を基盤に中身を作っていくという逆思考の授業計画をすることがいかに大事かを学びました。6期生の授業計画では導入部分に多くの時間をとりすぎという反省が挙げられたと思います。この授業の学びのためには、どのような内容と時間配分で展開をしていくのか、逆算して考えることで、より具体的な構想にすることが出来ます。授業計画はあくまで計画であるため、臨機応変な教師の姿が求められると思います。そのためには、教師と児童との課題の共通認識ができており、軸がしっかりしている事が前提なのだと学びました。

 今回のセミナーでは同期や先輩方、そして先生方の考えや学びを聞いたり見たりする場面が多くありました。様々な場面に多くの刺激を受け、改めてこの環境の中で学べることを嬉しく思うと同時に、学びに向かう意欲が高まりました。学びの機会を与えてくださっている玉置先生、当日お世話になった皆様、本当にありがとうございました。(金子)

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 こんにちは、5期生の古川です。今回は先日行われた前座会・真打会ならびに名人会での学びについて書いていきたいと思います。

 今回、前座会・真打会では、社会科でグループに分かれて教材研究を行い、その後前座会、4期生の方が模擬授業をして下さりました。模擬授業の展開は私達のグループの考えたものとは全く異なるもので、資料の一部を隠すことで様々な視点を与えたり、発問から視点を絞ったり、小さな教員の働きかけの一つひとつで本当にその後の展開、子どもの反応が変化してくるのだと強く考えさせられました。そして、同じ教材でも授業者によって、大きく異なる内容になることを改めて痛感させられました。前座会の先生方は勿論、30分足らずであれだけの構想を立て、補助発問、言動など細部にまで意図を持っていった先輩方の姿をみて、尊敬の意を抱くと共に自分が一年後に先輩方の様になれるのか、とても不安になりました。少しでも近づくことができるよう、あと大学生活1年間を玉置ゼミを始め、様々な場で学んでいきたいと思います。

 名人会では課題の提示の仕方を学びました。課題に対しての条件を小出しにすることで、算数が苦手な子も安心して授業に取り組むことができ、学級として合意形成しながら、展開いくことができるのだと思います。いつ、どのように条件を付け加えていくかの工夫が学級全体として取り組める課題にするための秘訣なのではないかと考えさせられました。教師ではなく、子ども達が「なんでだろう?」、「やってみたい!」と思えるような課題づくりへの働きかけの重要性、授業の課題解決の糸口となるキーワードを子どもから出させ、価値づけをしクローズアップさせること、拍手や何気ない呟きに隠された意図を拾っていくことの大切も認識させられました。

 今回は前座会・真打会ならびに名人会、そしてPC貸与式など学びが盛り沢山でした。しっかりと整理して頭に留めておきたいと思います。そして、今回株式会社EDICOM様に貸して頂いたパソコンを有効活用し、これからも多くの学びを得られるようにしていきたいです。(古川)

2月13日春日井市立出川小学校での学び(遠藤・古川)

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 こんにちは!5期生の遠藤です。今回は、2月13日に授業見学をさせて頂いた、春日井市立出川小学校での学びをまとめたいと思います。

 授業を見学させて頂いた際、まず初めに驚いたことは、学校の中がとても気持ちよく整理整頓されているということです。ロッカーから物は少しもはみ出しておらず、雑巾も折れ曲がることなく一つ一つ綺麗に並べられていました。私たちが伺ったのは特別な参観日ではありません。にも関わらず、整然とした気持ちの良い環境が整っているのは、常日頃から子ども達が学習規律を徹底している証だと思います。

 また、低学年でも高学年でも同じように綺麗にしている姿から、低学年から習慣づける事で学びの土台を確立していく、全校での取り組みの大切さを学びました。こうすることによって子どもは、6年間先生によって異なるルールに混乱することなく、教師は、新学期にいちいち全てのルールを教え込む必要が無くなるのだと知り、感動しました。

 更に、子ども同士で注意し合う場面も見られるとのことで、子どもの自立や自己判断力の形成にも役立つのだと感じました。

 そうした学ぶ環境を整える事に加え、出川小学校がもう一つ大切にしていることが、ICTを活用した学習です。私は卒業論文でICTを活用した授業作りについて調べているので、この点には特に興味を惹かれました。出川小学校では、プロジェクター、実物投影機、ホワイトスクリーンや先生用PCなどが1教室ひつき1台ずつ配置されていて、先生方はそれらを活用して創意工夫を凝らした授業を行なってらっしゃいました。

 中でも印象に残ったのはある国語の授業で、実物投影機を使って先生がノートを書く姿を映し出し、先生も子どもと共にノートを完成させている、という姿です。ノートを直接映し出す事によって、子ども達はノートの配分などをいちいち気にする事なく、ほとんどの子どもが顔を上げて話し合ったり、発言したりしていました。

 また、算数の時間自ら前に立ち、スクリーン上に映し出された図形に書き込みながら、一生懸命説明する子どもがいたことにも感動しました。書き順をタブレットで各自確認して、気になる漢字を各自で拡大したりスロー再生したりする子どもを見た際には、日常的にICTが活用されているのだということを強く感じました。そして、私もこんな風にICTを活用し、子どもが自ら自分自分にあった学びを選択できるような授業を作りたい、と思いました。

 こうしたICTの活用は、機械さえあればどこの学校でも出来る、というものでは無いと思います。これだけ子ども達の学ぶ環境が整い、先生同士がICTの活用や授業作り、学級経営について情報共有し続けている出川小学校だからこそ、このように素晴らしい授業が出来るのだと感じました。ICTはあくまで手段であり、それを用いて教師がどのような学びを届けたいのか、という授業の本質を大切にしなくてはいけないと学びました。

 一人一台PC配布が決定したこれからの教育現場で、教員がどのような授業作り、学級作りをしていく必要があるのか、改めて考えるきっかけとなりました。今回このような機会を与えて下さった水谷校長先生をはじめとする出川小学校の皆様、玉置先生、本当にありがとうございました。(遠藤)

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 こんにちは!5期生の古川瑛理です!今回は、2月13日に春日井市立出川小学校の授業見学からの学びを書いていきたいと思います。

 政策としても打ち出され、教育現場では1人1台PCという環境の整備がどんどん進められています。そんな時代の教員を目指す者として、ICT活用に力を入れている出川小学校に勉強に行かせていただきました。

 見学する中で様々なことに気づかされました。今回特に衝撃的だった2つのことについて書いていこうと思います。

 まず第1に環境についてです。全ての教室に実物投影機、プロジェクターが整備され、廊下にはコピー機が設置されていました。その様子から自分自身が過ごしてきた小学校との環境の差、自分の知っているものが如何に一部でしかないということを痛感させられると共に、自分が教員になった時、より一層環境も変化しているのではないかと考えさせられました。玉置ゼミでは学校に行かせていただける機会が多くあります。その機会を有効活用し、学生のうちに様々な学校を見学して学んでおきたいと改めて思いました。

 第2に学習規律についてです。授業を見学させていただいた際、校長先生は私達に自由に教室を回らせてくださりました。どの授業も児童の学びに向かう姿勢、研究授業のような質の高さを感じさせられ、衝撃を受けたのを覚えています。私は単純にICT化が進めば、便利かつ効率的になる面が増えて、学習として非常に有効であると思っていました。

 しかし玉置先生が仰っていた様に学習規律が整っていなければ、1人1台導入されたとしても、それは児童にとって学習ツールではなく、玩具でしかないということに気付かされました。出川小学校では学習規律を学校として統一させ、継続的に指導されています。そして、根底として日常の授業改善が目的であって、ICTは1つの手段であることが当たり前の共通認識としてあるように感じました。1人1台PC、ICT化を進めていくと言っても、何のために行うのか、またその前提として何が必要なのかということを非常に考えさせられる時間でした。

 最後に、今回見学させていただいた出川小学校の水谷校長先生をはじめとする全先生方、玉置先生、貴重な学びをありがとうございました。(古川)

2月13日春日井市立出川小学校での学び(加藤奨・大久保・杉山)

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 こんにちは、玉置ゼミ4期の加藤奨基です。2月13日に、春日井市立出川小学校へ見学をさせていただきました。出川小学校はかなり新しい学校で、交通の便も良く、とても立派な佇まいの校舎でした。また、ICTの活用に非常に力を入れているのが特徴で、クラスに一台のPC、実物投影機、実験的に導入されているクラス用プリンターなどがあります。機材の導入や学習机の大型化に伴い、教室の横幅も既存のものより2m大きなっていました。

 近頃のICTの導入に伴ってしばしば問題視されているのが、導入したけれど活用率が上がらない、という問題です。その問題において、出川小学校でのICT活用率は(自分が今まで見た中で)最高でした。どのクラスもプロジェクターを活用し、必要に応じてタブレットや手書きノート、ホワイトボードを使い分けている授業がとても多かったです。4月から真似したいICTの活用方法をたくさん学ばせていただきました。
 
 実際の子どもの様子を見て、特に感じたことが、下を向いている子どもが非常に少ないことです。やはり、ICTを活用して子どもの考えるポイント(教科書、キーワードなど)を前面に映しておくだけでも、かなり効果があるのだと感じました。校長先生のお話にもあったように、視覚優位の子どもが多い中で、ICTを利用して子どもの授業参加率をぐんと上げる、とても有力な方法だと思います。
 
 このような学びの形の中で、出川小学校の先生方が大切にしていることが、ICTを日常的に使っていくことです。一部の時間にだけ使う教具にするのではなく、子どもが毎授業の振り返りを記録したり、その場ですぐに情報収集して共有したりなど、子どもが主体的に学ぶ時間を増やしていきます。しかし、そのためにはしっかりとした学習規律が必要です。これも校長先生が仰っていたことですが、子どもに主体的にICTを扱わせるために、ICT(スマホなど)は遊び道具ではない、という意識を子どもにどう持たせていくかが課題です。自分としても、そのような意識は子どもの家庭環境にも大きく依ると思うので、まずは学校でICTを日常的に用いるところから始め、大事にならないうちに細かく学習規律を教えていくしかないように思います。

 自分は4月から春日井市の教員になります。春日井市ではICTが学校環境に積極的に導入されています。今回出川小学校でICTを用いた学校活動の実態を間近に見させていただいて、かなりイメージを持つことができました。また、その課題に対しても知ることができました。見学させていただいた出川小学校の校長先生をはじめとする皆様、本来なかったはずの機会をくださった玉置先生、本当にありがとうございました。(加藤)

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 こんにちは!玉置ゼミ5期生の大久保です!今回は、2月13日に春日井市立出川小学校の授業を参観させていただきました。そこで学んだことを書いていきます。

 出川小学校では、色々な授業を見せていただきました。校長先生から「自分の見たい授業をみていいよ」と言っていただきました。後々、玉置先生が言っていたことがとても頭に残っています。

 それは、全ての授業を好きな時間にみてもいいというのは、すごいこと。普通なら参観者には、時間を指定して見に来させたりする。ということです。私は好きな授業を見てもいいというのを、何も考えずに受け止めていましたが、玉置先生からの言葉で考えは変わりました。

 全ての先生が、高い質の授業を行っているという事実があるからこそ、校長先生の言葉があったのだと思います。授業を実際に見ても、全ての先生が楽しそうに授業をしていて、児童との距離感もよく、勉強になる授業しかありませんでした。

 もう一点学んだことがあります。授業参観後、校長先生からICT活用について様々なことを教えていただきました。ICT活用は、単なる手段であり、目的はICT活用による日常授業の改善だということを初めに教えていただきました。

 PCの1人1台が進み、教師の知識がないままでは、ICT活用が目的になってしまうかもしれません。なので、ICTは手段であるという考えは、今後しっかりと胸に刻んでおかなければならない、根幹になる考えだと感じました。

 私はICTについてまだまだ勉強不足なので、出川小学校で学んだことを生かして、さらに学びを深めていき、私の力にしていきたいです。

 今回このような場を設けていただいた出川小学校の水谷校長先生はじめ、全先生方ありがとうございました。そして、貴重な機会を与えていただいた玉置先生、ありがとうございました。(大久保)

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 こんにちは。5期生の杉山です。今回は、2月12日に春日井市立出川小学校での授業を拝見した時からの学びを記します。

 まず、出川小学校は、ICTの活用にとても力を入れている学校で、全クラスに1台のパソコンとスクリーン、実物投影機、コピー機が完備されていました。また、機材や学習机が大きくなったことから、教室の横幅が普通の教室よりも2m広く、とても広々と伸び伸びと学習できるような環境であるなあと思いました。

 どのクラスも、ただICTを置いてあるだけという状況ではなく、必要に応じて様々な用途でICTを活用していて、児童と教師が一つになって、とても楽しそうで学びがたくさんある授業ばかりでした。授業中の児童の様子を見ていても、みんなの視線がスクリーンに集まっていて、真剣に授業を聞いていました。だからこそ、授業中での意見交流や挙手発言が円滑に進むのだと思います。

 その後の校長先生のお話では、学びの大半が視覚から入るということで、そう言った意味ではやはりICTを有効活用することは、とても子供たちにとって効果的であると感じました。出川小学校の先生方は、普段からICTを子供たちにどのように活用させるか、ただの道具にならないためにはどうするのか、また、主体性を子供たちに持たせた上でのICTの活用だったりと、課題が多く難しい側面も多いですが。これからの情報化の時代、教育現場におけるICTの活用は無限の可能性があるものだと思っているので、私自身まだICTの活用に関してほとんど知識がない中、このようなたくさんの実践を間近で見ることができ、本当に参考になりました。

 今後は子供一人一人がICT機器を持つ時代、教師がICTの知識をよりたくさんつけていかねばならないことを再認識することのできるとても良い機会になりました。このような機会を与えてくださった水谷校長先生始め出川小学校教職員の方々、玉置先生など、多くの方にお礼申し上げます。ありがとうございました。(杉山)

2月8日教師力アップセミナー(山本良和先生)に参加しての学び(矢崎・古川)

 こんにちは。5期生の矢崎です。今回は2/8に行われた教師力アップセミナーの学びについて書かせていただきます。

 今回は山本良和先生に講演をしていただきました。私は、大の算数嫌いです。今回のセミナーが算数授業だったので、こんな算数嫌いの私でもついていけるのか不安でした。しかし、そんな不安も山本先生の模擬授業を受けてなくなりました。

 山本先生が行ってくださった模擬授業は私が今まで受けたことのないものでした。例えば、板書は左から右ではなく、真ん中から左右に広がっていき、板書が完成した時、子どもが今日自分は「なにを学んだか」ではなく、「何をどう考え、その考えがどのように変わっていたか」がわかるようになっていました。

 その「自分が変わった」という感覚が子どもから芽生えることが重要であると山本先生はおっしゃいました。だから、教師は、授業の終わりに「自分が変わった」と子どもが思える「環境」を作るのが仕事だと。

 山本先生はその「環境」を作るために「しかけ」をたくさん用意していらっしゃいました。子どもが自分の考えを持てるように、子どもに考えを聞く場面を多く設けていらっしゃいました。さらに、他の人の考えを受け身で聞くのではなく、どのように考えているのか想像し、発表させる場面も多くありました。

 山本先生の授業は子どもたちが常に自分の考えを他の人の考えも織り交ぜながらクルクルと螺旋階段を登ったり降りたりするように巡らせざるおえない授業でした。私自身も授業を受けていて、頭の中で考えをグルグルと常に巡らせていました。

 また、山本先生は子どもの言葉に敏感に反応し、その言葉から新たな課題を提示していらっしゃいました。子どもが「だったりとか…」と曖昧な答え方をすれば、「だったりってことは他にもあるの?」と切り返して、新たな課題に繋げていらっしゃいました。山本先生は子どもから授業の材料を拾い集める達人だなと感じました。

「しかけ」だけではなく、「しこみ」も抜かりがありませんでした。「しこみ」は日々の授業の中に教師が意識的に取り込む授業作りの手立てです。その「しこみ」がなくては子どもから問題意識を持つことはありません。だから、子どもたちにどのような姿になってほしいかと考え、その姿をブラすことなく目指し続けていく必要があるのだとわかりました。

 山本先生の講演を受けて、今まで当たり前だったことが決して当たり前のことというわけではないという事が分かりました。だからといって、すぐに山本先生のような授業ができるわけではありません。

 まず、子どもにどんな姿になってほしいかという理想像を持ち、それを実現するために子どもから学ぶという姿勢を忘れない教師になり、スタンダードな授業のやり方をマスターし、ステップアップできるようにしたいと思いました。(矢崎)

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 こんにちは、五期生の古川です。今回は先日行われた教師力アップセミナーに参加させて頂いた際の学びついて書いていきたいと思います。

 今回は筑波大学附属小学校の山本先生が模擬授業をして下さりました。先生の仕組んだ「しかけ」、「しこみ」にどんどん引き込まれ、学びはもちろん、とても楽しく授業を受けることができました。

 個性を把握しないと授業はできない、この言葉通り、最初にした何気ない質問の挙手の仕方からも参加者の心情を読み取っていき、そこから価値づけをしていました。その様子を見て、授業から学級経営をしていく、人間を育てていくというところにとても納得をさせられました。そして、些細な言動一つひとつに意図を持たなければならないことを痛感させられました。

 また、山本先生は子どもが表現することを大切にされていました。毎授業最低10回は表現させるという言葉通り、参加していて本当に沢山表現する機会がありました。「今、〇〇さんは私の顔をびゅっと見たね。何か言いたいことがあったの?」と参加者の表情を読み取り、そこから「今〇〇さんは何を考えてたんだと思う?」と違う参加者に考えさせたり、思いついたことをジェスチャーだけで表現させたり、何気ない参加者の言動から全体共通の問題意識に繋げていました。友達の考えを解釈することは考えを共有すること、気づきの追体験になります。私も子ども同士を繋ぐこと、そして一人ひとりが表現する機会を沢山つくることができる様な働き掛けをできるようより一層勉強していきたいと思いました。

 他にも言語活動は算数において手段であり、表現する方法は他にもあるということに気付かされると共に、あえて喋らないということで聴きたくなる、見たくなるという場の演出の一つにもなるということにも気付かされました。

 授業をつくるにあたって、大切なことも教えて頂きました。できないものをできるに変容させるような授業にすること。わざと子どもをつまづかせ、起き上がる力をつくる過程、「しかけ」をつくり、そこから問題意識を統一させるということ。その為にも、偶然ではなく、どこでやっても必然として現れる「素直な子どもの反応」を想定し「しかけ」をつくっておくこと必要なのだと学びました。教材研究をするとき、子どもだったらどう考えるのか?ということを思い込みを捨て、自分自身が考えることの重要性を再認識させられました。今度、教材研究をする際にはその点をしっかりと頭に留め、行なっていきたいと思います。

 最後に、今回ここには書ききれないくらい沢山の学びを頂いきました。このような学びの場を与えて下さった山本先生を始め、玉置先生、関係者の皆様、ありがとうございました。(古川)
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初任者研修番外編に参加させていただきました!(安藤・加藤奨基)

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 こんにちは、4期の加藤奨基です。2月8日に、4月から行われる初任者研修の番外編(第0回)として、玉置ゼミ1期生の先生方から現場のリアルなお話やアドバイスをお聞きしました。主催していただいた酒井先生、松井さん、中田さん、牧野さん、堀江さん、お忙しい中本当にありがとうございます。

 今回の初任者研修の感想としては、「春から、何とかなりそうだ!」です。もちろん、始めからそう感じていたわけではありません。酒井先生や1期生のみなさんのお話を聞くことで、何となくぼやぼやとしていた春からのイメージが、かなりシャープになりました。
 
 特に、学級開きと授業の準備・研究については、殆ど未知の世界だったので、得るものはとても大きかったです。1期生の先生方のアドバイスにあったように、今、学級開きの本を読んでいます。イメージが湧いた分、スラスラ読むことができるので積んでしまうこともなく読破できています。この調子で、4月からのイメージをもっと膨らませていきたいです。4期生のみなさん、野中先生の「教師1年目の教科書(水色)」がおすすめだそうですよ!
 
 授業準備・研究に関しては、1週間分を土日にまとめて行うということが多いのかなと感じました。ノートを2冊(自分用、子どものノート用)用意したり、板書を考えて授業の流れをイメージしておくことで時間を節約したりする方法は初耳でした。また、どの先生も力を入れる科目を1、2種類に絞って注力されていました。自分だったら、国語と道徳かなと思います。いや、算数もいいかもしれません。
 
 タブレットの効果的な使い方も教えていただきました。先の板書計画に関連して、タブレットに何も書いていない黒板を画像として入れておくことで、後からタブレットで書き込むことのできる無限黒板や、プロジェクターなどにスマホの画面を映すことで画像を授業に生かしやすくすることなどをお聞きしました。ワードやパワポが初めから導入されているタブレットもあるそうなので、よく吟味して取り入れたいと思います。4月から勤務先になる春日井市はタブレット完全導入とのことですが、やっぱり、自分のものが欲しくなってしまいますね。現場のタブレットとよく相談して決めたいです。

 記事の最初にも書かせていただきましたが、今回のお話を聞いて、自分が今何をするとよいのか、4月からどんなことがあるのかがとても明確になりました。また、これは4期生同士でも話していたことですが、2月上旬という時期もピッタリだと感じました。残り約1か月、何かもうあとワンアクション起こせる時期です。そんなベストな時期にベストな内容をお聞きすることができて、本当に幸せです。繰り返しになりますが、主催していただいた酒井先生、お話していただいた松井さん、中田さん、牧野さん、堀江さん、お忙しい中本当にありがとうございました。(加藤)

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 こんにちは。4期生の安藤優里です。2月8日に、春から教師として教壇に立つ私たち4期生に、酒井先生が初任者研修(番外編)を開催してくださいましたので、そこでの学びを記事にまとめさせて頂きたいと思います。

 私は4月が近づくにつれ、ついに教師になるんだ!というワクワク感と、うまくやれるだろうか、という不安な気持ちが増してきたこの頃ですが、そんな時に、酒井先生が、現場の先生方の実際のお話をお聞きできる機会を設けてくださって、本当に感謝の気持ちでいっぱいです。先輩方も日々お忙しい中、私たちのため参加してくださって本当にありがとうございます。先輩方のお話を聞いて、心構えができましたし、現場に出たら、先生方に相談しながら頑張ろう、と不安が和らぎました。また、今しておくといいことも分かったので、自分で本を読むなど、できることをして、4月からに備えたいと思います。

 いつも感じていることではありますが、玉置ゼミに入って、酒井先生をはじめ、本当に良くしてくださる方々や、面倒見の良い先輩方に出会わせて頂けました。本当に感謝の気持ちでいっぱいです。

 酒井先生、堀江さん、中田さん、牧野さん、松井さん、ありがとうございました。
来年から玉置ゼミで学んだことを胸に、精一杯頑張ります!(安藤)

2月8日初任者研修「番外編」での学び(加藤諒太・中澤・安部)

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 こんにちは。4期生の加藤諒太、中澤、安部です。2月8日に教師力アップセミナー後に酒井先生主催の「初任者研修 番外編」に参加させていただきました。お忙しい中、1期生4人の先輩方にお越しいただきました。

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 こんにちは!4期生の加藤諒太です!今回は、2月8日の午後に参加させて頂いた、先輩たちとのお話について書きたいと思います。

 現場で働かれている先輩方のお話は、4月現場に入る私たちにとってとても心強いものとなりました。職場での立ち振る舞い、授業の作り方、現場に出るための心構えなど沢山の財産となるお話を頂きました。

 中でも、大切だと改めて気付かせて頂いたことは、初任者として学ぼうとする姿勢の大切さです。現場に出て、なにもわからない中で、教えてもらうのを待つばかりでは難しいこともあるそうです。メモを取ったり、自ら相談しに行ったりと、学ぼうとする意欲的な姿勢が大切であると先輩方はおっしゃっていました。その上で、酒井先生から指導を頂いた「報連相」を大切にしていきたいです。松井先生がおっしゃっていた様に、「1年目だから‥」と言う言葉に甘えず、私も一人前の教師になれる様、必死に頑張りたいと言う思いが強まりました。

 また、先輩方のお話から、これからより意識していきたいと思ったのは学級開きについてです。どの先輩方も自分が教師としてこうしていきたいと言うことを子どもたちに伝えることが大切だとおっしゃっていました。学級目標を決める際にも、子どもたちの言葉で作るためには、教師の言葉が重要になると中田先生もおっしゃっていました。牧野先生も自分の大切にしていることを伝えるとおっしゃっていて、子どもたちと自分自身の考えを共有することは学級を作るにあたって大切なことなのだと学びました。

 そして、4月までの準備という点に関しての相談では、堀江先生から字をきれいに書ける様に練習をしたというお話を頂きました。私自身、書き順というものが苦手で、今アプリを使って練習しているのですが、より力を入れてやっていかなければならないなと強く心に思いました。堀江先生の様に自身の苦手と向き合い、特訓して4月を迎えたいと思います!!

 今回の相談会を通して、とても多くのことを学べた上に、4月に向けた心構えを確かにすることができました。不安も沢山ありましたが、先輩方のお言葉こら心強さが増し、いまではやってやる!という気持ちでいっぱいです。

 この様な機会をご用意してくださった酒井先生、1期生の松井先生、中田先生、牧野先生、堀江先生、本当にありがとうございました。
(加藤諒太)

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 こんにちは!四期生の中澤佑太です。今回は2月8日に行われた、教師力アップセミナー番外編、一期生の皆様との初任者研修会について書いていきたいと思います。

 今回新たに学び得たことは、まず先を意識するということです。一回の授業を考えるときに、その次の授業ではどのようなことをやるのか、その授業のために今回やるべきことは何かを考えることが大切であることを学びました。この話を一期生の皆様がおっしゃったときに、私は以前松井先生が、二週間ごとに見通して計画をしてきたという話を思い出しました。今思えばすごいことをしていらっしゃったとつい思ってしまいます。先を見通した行動を考え実践していきたいと思います。

 次にゼミで学んだことを過信しないという話も新鮮でした。ゼミのパイオニアである一期生の皆様ですら、現場に立つと、孤独感を感じ、ゼミで学んだことが通用しないと感じてきたと今回話を聞きました。私はゼミを崇拝する以上にゼミによって人格が変わった身であるため、このことが致命的になると予想していたとはいえ、恐怖を感じています。しかし、ゼミで学んだことを適応させていくイロハも学んでいるため、なんとかなると考えて行動していきたいと思っています。

 最後に一期生の皆様の仲の良さについてです。一期生が大学を卒業した後に四期生が結成されたため、一期生と四期生との直接的な関わりは今回が初めてになります。その結果、一期生の皆様がお互いの顔を見ながら話し合う姿を見て、一期生の皆様の仲の良さを痛感させられました。私は正直、四期生の仲の良さ、チームワークは一期生にも負けないと、競うわけではありませんが考えていましたが、まだまだ四期生は仲を深めることができると考えました。

 一期生の皆様。本当にお忙しいなか、わざわざ私達のために時間を作っていただき、本当にありがとうございます。今後もよろしくお願い致します。

 追伸。写真に写っている中澤をご覧ください。良い顔で笑っていると思います。二年間の本当の変化です。ありがとうございます。(中澤)

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 こんにちは。4期生の安部です。

 まずは、会を開催してくださった、酒井先生、そして、お忙しい中、お越しいただき、お時間をつくっていただいた、1期生の松井さん、牧野さん、中田さん、堀江さん、本当にありがとうございました。

 先輩方のお話を聞いて、感じたことはたくさんありますが、ここでは、1つに絞って書かせていただきます。

 4月教壇に立つまでも、立ってからも、自分が教師としてできることをその時点で精一杯やるということです。私は卒業を控えた今の時期、学生最後だからととりあえず遊びたいという気持ちとこのままで4月から大丈夫かなという気持ちの2つが入り混じっていました。しかし、先輩方のお話を聞くと、「3月は本を20冊読むようにしていた」や「先生になったときに必要な物を買い揃えておく」や「字が少しでもきれいに書けるように練習しておく」など、それぞれが何らかの努力をしていました。

 さらに、教員になった現在も、「こういう授業にしたいというビジョンだけはどの教科ももって、授業に臨むようにしている」や「先を見通して授業ができるように、1つの単元をまとめて教材研究をするようにしている」など、それぞれ個々で自分なりに努力されているとがわかりました。

 私はこれらの話を聞いて、教師の卵である学生、新人教師、ベテランの先生など立場は違っても教師として今できる精一杯、学び続けることが大切なんだということに改めて気がつくことができました。

 まだまだたくさんのことを教えていただきました。4期生のみんな、また伝えますね!

 酒井先生、1期生の先輩方、本当にありがとうございました。(安部)

2月8日 教師力アップセミナー(山本先生)からの学び (安藤、加藤奨基)

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 こんにちは、玉置ゼミ4期の加藤奨基です。2月8日に大口中学校にて、山本良和先生による教師力アップセミナーに参加させていただきました。筑波大附属小の算数科の先生ということだったので、ゼミ同期の竹内君にもぜひ見てもらいたかったなと思います。

 山本先生に最も学ばせていただいたことは、教師としてのプロ意識です。もちろん、一度の授業内での子どもの自己表現量の多さや、子どもがついつい考え、話したくなる働きかけなど学びとれる技術も多くありました。しかし、自分は特に、先生のプロ意識が参考になりました。
 
 山本先生のプロ意識とは、先生の仰っていた「しかけ」にあると思います。この「しかけ」とは、教師が働きかけた時、どんな子どもでも、どんな場所でも、どんな時でも子どもが動く授業デザインのことです。以前に玉置先生が仰っていた言葉をお借りすると、汎用性があるということだと思います。確かに、子どもの実態に合わせた授業作りもとても大切だと思います。自分も教育実習で、目の前の子どもの学力や興味関心に合わせた授業を考えていました。山本先生はそのような現場での意識から、もうワンランク上の、授業実践者としての世界に立っておられるのだと感じました。

 自分も4月から現場に立ちますが、まずは目の前の子どもに合わせた授業作りだと思います。しかし、長年教師を続けていく中で、もし機会があれば、山本先生や玉置先生のように汎用性のある、しかける授業をデザインしてみたいなと思いました。まだまだ、ずっと先のことではありますが、そのような世界もあるのだと知ることができました。今回学ばせていただいた技術や心構えを生かして、目の前のことから一歩ずつがんばっていきたいです。山本先生、教師力アップセミナー関係者のみなさま、今回もありがとうございました。(加藤)

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 こんにちは。4期生の安藤優里です。今回は、2月8日に大口中学校で行われた山本良和先生の教師力アップセミナーで学んだことを記事にしたいと思います。

 まず驚いたことは、授業は一般的に、「めあて」と呼ばれる教師からの問題提示を行い、課題解決に向かっていきますが、それは「教師の目線のめあてであって、子どものめあてにはなっていない」という山本先生の言葉です。山本先生の授業には、めあてもまとめもありませんでした。私が今まで受けてきた授業は、「めあて→解決→まとめ」が授業の基本で、それが普通、最適とさえ思っていました。

 しかし、山本先生の「しかけ」と「しこみ」の模擬授業を受けて、その固定観念が見事に覆されました。山本先生の授業は、教師目線の「めあて」ではなく、子どもご問題意識を持って授業が展開していきます。めあて・まとめがなくても、山本先生の「しかけ」によって、常に自分の中に疑問や目標が沸き上がって、思考し続けた授業でした。

 山本先生の授業は、一言で言うと「他の人の意見が気になる授業、自分の考え方が変わる授業」です。

 なぜそんなことが可能になるのか、その秘密は、「どうしてAさんは先生の方を見たのかな?何か言いたいことがあるんだよね」というしかけにあると感じました。「Aさんは何が言いと思いますか?」と当人のAさんにあえて話をさせないことで、「Aさんは何が言いたいのかな」と人の意見が気になります。そして、「どんなことが隠れているのだろう」「何か決まりがあるのかもしれない」子ども自身が課題意識を持ち、自分の予想を立て、まわりと交流したくなる…と、全員が授業に参加することに繋がっていました。
人の意見が気になる、聞きたくなる授業を作ることは、子ども同士を自然に繋ぐことになる、すごいしかけだと思いました。

 そして、授業の中で10回は自己表現させることで、山本先生は、授業を通して、子どもに学力をつけさせるだけでなく、算数を通して「人間を作る」ことを大切にされていました。それは初めのうちは授業をすることで精一杯で、簡単にできることではないと思いますが、そんな授業を私も目指したいです。

 そのために必要なことは、念入りな教材研究の上で、授業の中で子どもの表情などをよく見て、その子の個性を価値付け、まわりに認めてもらえる環境を作ることだと今回学ぶことができたので、来年度からの授業デザインに生かしていきます。

 今回で今年度の教師力アップセミナーも最後となりましたが、今年も、素晴らしい先生方のお話をお聞きすることができる、貴重な学びの機会でした。来年から私も晴れて教壇に立つことになりました。このセミナーで学んだことを思い出して、現場の子どもたちに合った授業づくりに励みたいと思います。今回ご講演くださった山本先生、そして玉置先生はじめ、関係者のみなさま、本当にありがとうございました。(安藤)

2月8日教師力アップセミナー(山本良和先生)での学び(酒井・北神)

 こんにちは。5期生の酒井と北神です。今回は2月8日に行われた今年度最後の教師力アップセミナーでの学びを書かせていただきます。

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 5期生の酒井です!朝起きたら雪が降っていました!今シーズン初の雪にテンションが上がっています!!

 さて、本題に戻って教師力アップセミナーでの学びを振り返ります。今回の教科は算数でした。教育実習で最も授業をさせていただいた教科ですがその分全員に参加してもらう難しさを何度も味わいとても苦戦しました。自分の授業を振り返って、次授業する時はこのようにしたい!真似したい!と感じるポイントがいくつもありました。今回はその中の2つについて書かせていただきます。

 1つ目は1回の授業で1人10回は話す機会を作っている、という山本先生のお言葉です。なにも挙手して話すだけが発言でないとも山本先生はおっしゃっていました。どのような話す機会を作っているか気をつけて見ていると自分の問いかけに対して反応を見せた児童に対してなにか言いたいことあるの?と尋ねたり、一斉に自分が書いたことを立って言わせたり、隣同士や周りと確認する時間を設けたりと本当にたくさんのパターンで子ども達の話す機会を生み出していらっしゃいました。そのおかげか先生はほとんど話さず児童の言葉で授業がどんどん進んでいて観ているだけの私もワクワクするほどの展開でした。

 山本先生がその様子を、どのクラスもこうしたら子どもがこう動く、という「しかけ」だと説明していてそれにもとても驚きました。

 2つ目は話さないが聞きたい気持ちを高めるという工夫です。問題を考える過程で面白みのある現象に気がつく場面がありました。その際気付いたことある人に挙手を求めみんなに話すという流れを私だったらしてしまいます。ですが山本先生はそんなことはしませんでした。気付いた表示をした子どもに「話さずにみんなに教えられる?」と仰ったのです。初めこの言葉を聞いた時どういうことかよく分かりませんでした。ですがこの言葉の後の子ども達は一気に聞く気持ちが高まっているように見えました。ジェスチャーの意味を読み取ろうと目と脳をフル回転させて授業に参加するからだと考えられます。もしそれで分からなくても次の言葉の説明が聞きたい気持ちが高まるので学びに向かう力が大きくなるでしょう。このように聞きたくなるように仕込まれた授業こそ対話的かつ主体的に学ぶ時間になるのだろうなと感じました。

 授業を観ていても講話を聞いていてもあのような発想はどこからやってくるのだろう、真似るだけでは空回りしそうだな、やっぱりすごい人は違うな…と思っていました。しかし山本先生はあるゼミ生の質問に対し、最初はスタンダードでいいと思う。いかにそこから早く脱却するかが重要。スタンダード授業は決して最後ではない。と仰っているのを聞いて感銘を受けました。と同時に教師が向上心を持って学び続ける必要性を改めて感じ、教師という仕事の新たな面白みを発見することもできました。

 今回の教師力アップセミナーも教師になりたい気持ちが高まる大変有意義なものでした。講演してくださった山本先生、このような機会を設けてくださった先生方本当にありがとうございました。(酒井)

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 こんにちは!五期生の北神です。今回は教師力アップセミナーでの学びについて書きます。

 山本先生の授業を子ども役として受けさせて頂きました。これほどわくわくしながら算数の授業を受けたのは久しぶりです。気がついたらとても夢中になっていました。

 まず、「対話的な学び」について考えさせられました。私は、グループワークやペアワークを取り入れた授業をすれば、それを達成することができると考えていました。しかし、今回の模擬授業を通して、子どもは、本当に疑問に思ったことや興味を持ったことであれば、教師がグループワークやペアワークをするように指示をしなくても自然と話すということに気がつきました。模擬授業での私のペアは、今回初めてお会いした方でしたが、何回も自然と対話をしていました。

 山本先生は、「○○さんは何か言いたそうです。何を言いたいのでしょうか。」と他の人がどう思うかを考えさせたり、話すことを禁止してジェスチャーだけで説明させたりするよう指示をされることが何回かありました。最初から、気がついた子どもを指名すると、他の子どもは他人事のようになってしまいますが、他の人が何を考えているのかを考えると、発見したことが自分のことのように思えてさらに考えようとします。

 また、ジェスチャーだけで説明させることも言語活動の一つだとおっしゃっていました。確かに、ジェスチャーだけの説明だと、相手が何を伝えようとしているのかより真剣に考えていました。

 山本先生の授業は、まさに「主体的・対話的で深い学び」ができるものでした。疑問や問いである「思考のめあて(〜かな)」を持ち、対話や振り返りを通して、自分の考えを「決め直す」ということを何度も繰り返す授業が、「主体的・対話的で深い学び」に繋がるということを学びました。だから、山本先生の授業には、「めあて」と「まとめ」がありません。私が今まで受けてきた授業は、はじめに「めあて」があり、最後に「まとめ」があることは当たり前だったので驚きましたが、山本先生の話をお聞きして、それは教師の「めあて」であり、「まとめ」だということに気がつかされました。教師は、子ども達の素直な疑問や問いを授業の中で何度も引き出すために、しかけやしこみをすることが大切だと学びました。

 私も山本先生のような授業ができるようになりたいです。しかし、山本先生は、これから教師になる私達にとって大切なことは、まず、ベーシックなスタイルの授業ができるようになることだとおっしゃっていました。その上で、いかに早くベーシックなスタイルの授業から抜け出すことができるのかが重要だそうです。今回学んだことを生かし、本当の意味での「主体的・対話的で深い学び」ができる授業を目指していきたいです。

 今回もとても充実した学びをすることができました。このような機会を与えて頂き、山本先生をはじめ、玉置先生、酒井先生、関係者の皆様、ありがとうございました。(北神)
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2月2日(日)教師力向上講演での学び 愛知教育会館にて(古川・遠藤)

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 こんにちは、五期生の古川です。今回は先日行われた教師力向上講演の玉置先生の講座に参加させて頂いた時の学びついて書いていきたいと思います。

 今回、様々な教師として大切な作法について教えて頂きました。その中でも特に印象に残っているものがあります。ま

 ず指示の出し方についてです。同時に二つ三つも指示を与えないという「一時に一事の原則」を大切にすることで全体で共通意識を持って、確認しながら進めることができます。それは安心して活動をすることにも繋がります。また、指示を出すとき、なぜその指示をするのか意味を説明することも重要であるということを改めて考えさせられました。ただ指示を受けたから、行うのと本人が目的を持って行うのでは、やる気も行動の質も大きく異なります。

 私は災害に遭った地域の子どもに安全な場所で思いっきり遊べる場を提供するボランティア活動に参加しています。その関係で子どもの前に立って話をする機会があります。しかしついつい、一文が長くなってしまったり、なぜそれをするのかという意図がきちんと伝えきれていなかったりします。何かを伝える前に何を伝えたいか、なぜそうして欲しいのかを自分自身で考え整理し、言葉を短く切って話す様により一層意識していきたいと思いました。

 これまで受けてきた玉置先生の授業やセミナーと重複する部分もありました。しかし、再度聞くことでより理解が深まったり、新たな視点で考えることができ、とても充実した時間を過ごすことができました。現在、教員採用試験まで半年を切り、面接練習なども少しずつ動き出しています。このような機会を大切にし、教員になったとき、自分が大切にしたいことは何かということにしっかりと向き合っていきたいです。

 最後にこの講演を通し、様々なことを考えることができました。この様な機会を与えて下さった玉置先生、ありがとうございました。(古川)

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 こんにちは。五期生の遠藤です。今日は、2月2日に愛知県教育会館にて行われた講義での学びについてまとめたいと思います。

 今回私が最も印象に残ったのは、良い授業をするための様々な方法についてと、情報化する社会に対応する新しい教育についてです。

 まず、授業技術についてです。「その授業が終わった時に、子どもからどんな言葉を引き出すことが出来たら、その授業は成功なのか考える。」ということの大切さを学んだ時、私は去年の教育実習を思い返しました。指導案を書きながら気にしていたのは、時間が足りるか、どのように子どもを指名するか等形式的な事ばかりでした。最後に子どもからどんな言葉を出したいか、という最終目標が定まっていなかったことに気付き、見通しのない授業になってしまっていたと反省しました。今後は、子どもの姿を中心に授業を考え、「なぜその事を間違えたのか」子どもの立場になって考えるよう心がけたいです。

 次に、予測困難な社会に向けた新しい教育についてです。玉置先生はセミナーの中で、アレクサがAmazonの購入履歴等を反映した対応をしてくれる、というお話を紹介されていました。また、簡単な計算問題や、歴史上の人物名を聞くとすぐに答えてくれる姿から、「知識を問うだけの授業を繰り返す教室では、誰よりも先にアレクサが挙手する。」と仰っていました。

 私はそのお話を聞いて、本当にその通りだと感じると共に、それは教師にも言えることだと思いました。つまり、知識をただ教え込むだけの教師ならば、いずれはアレクサに追い越されてしまうのだと感じたのです。答えだけを述べる事が出来るアレクサには、何故そう感じたのか、そう考えたのか説明することも、問いかけることも出来ません。私たちがこれから目指すのは、知識だけを重んじるのではなく、子ども一人一人の興味関心を刺激し、子どもに疑問を持たせることのできるような教員なのだと感じました。

 今回の講義で最も重要だと感じたキーワードは、「物分かりの悪い教師」です。これは、ここまで紹介した2つのお話にも大きく関わっています。物分かりの良すぎる教師は、子どもが何となく言ったことにすぐ付け足しをして答えにしたり、子どもの行動に勝手に意味づけをしてしまいます。そうではなくて、「今言ったことはどういうこと?」「どうしてお話を聞きながら首を捻ったの?」というように子どもに問いかけ、子どもの口から説明をさせるよう導くのが物わかりの悪い教師なのだと思います。こうした物分かりの悪い教師を目指すことで、授業の最後に子どもに言って欲しいことを、先に教師が言ってしまうという失敗を防ぐことが出来ると思います。

 更に、この「物分かりの悪い教師」になることは、アレクサにはまず不可能だと思います。アレクサは、「これは何?」と聞かれて答えを教えるか、「すみません、よくわかりません。」と答えることしか出来ません。「これは何?」と聞かれて、「あなたは何だと思った?」「どうしたら調べることが出来るかな。考えてみよう。」と返せるような、アレクサには出来ない事のできる教師になりたいと感じました。

 大切な学びと、教師としての心がけや姿、学校の仕組みについて学ばせて頂いた玉置先生、このような場を設けて下さった関係者の皆様、本当にありがとうございました。(遠藤)

2月8日 教師力アップセミナーからの学び(木下・大久保)

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 こんには!5期生の木下と大久保です!今回は、2月8日の教師力アップセミナーで、山本先生の授業から学んだことを書いていきます。

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 こんにちは。5期生の木下です。今日は2月8日に大口中学校で行われた教師力アップセミナーについて書きたいと思います。今回は山本良和先生をお迎えして「算数授業のしかけとしこみ」という内容でした。セミナーの中では自分たちゼミ生が児童役になって、山本先生の模擬授業をうけさせていただくこともできました。

 山本先生の模擬授業は感動する場面が何回もあり、とても印象的だったので今回は模擬授業の中で特に学びになった2つのことを書きたいと思います。

 1つ目は、自然と児童が話してしまう授業であったことです。山本先生が「じゃあ隣同士で話してみよう。」などと声をかけなくても多くの児童が周りと話す場面が何度もあり、実際に自分もつい声が出てしまっていたことに驚きました。自分が伝えたいと強く思っているからであり、これこそ主体的で対話的な授業であることを学びました。自分が実習先で授業をした際にはこのような場面は見られず、私の「では隣同士で〜分まで話してみましょう。」という声かけで児童たちが話し始めていました。今回の山本先生の模擬授業では「うわ、また思わず声が出てしまった!話してしまった!」と何度も感じる場面があり、私もつい児童たちが話してしまうような、声を出したくなるような授業をつくりたいなと強く思いました。
 
 2つ目は、山本先生の模擬授業こそ私が卒論のテーマにもしている「全員参加の授業」であったことです。山本先生が児童と児童をつなぐことで全員が参加した模擬授業になっていました。児童と児童をつなぐ場面では、「数字をかけた人から立って、自分の数をせーので言おう。」という児童に表現する機会を与える声かけや「〜さん今何か言いたそうな顔をしたね。〜さんは何を言おうとしたのだろう。」という全員で想像をさせる声かけなど児童の中にお客さんを作らない工夫がいくつもみられました。ここでは、先述の「〜さん今何か言いたそうな顔をしたね。」のような声かけをするためにも、児童をよく観察する大切さもあらためて学ぶことができました。
 
 今まで多くの授業を受けてきましたが、今回の山本先生の模擬授業は今までにない授業スタイルでとても刺激的でした。また、自分の卒論テーマにもつなげることができるセミナーにもなりました。山本先生、ありがとうございました。(木下)

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 こんにちは!玉置ゼミ5期生の大久保です!2月8日にあった教師力アップセミナーで、山本先生の授業から学んだことを書いていきます。

 初めの時間を使って、山本先生は授業の考え方を教えてくださいました。児童には、児童の問題意識である「疑問や問いの気付き」、「問題の設定」といった学習過程が45分の中に何度もあるということ。教師には「問題提示」「課題把握」といった45分のスパンでやらなければいけないことがあるということを教えていただきました。また授業のめあては大切であり、めあてとまとめは関連させなければならない、「〜のことを考えよう」というめあてでは、教師が児童にさせている状態になるので、いけないということも教えていただきました。

 そこから、山本先生の算数の授業が始まりました。授業を通して学んだことは、2つあります。

 1つ目は、児童の言葉で繋ぐということです。山本先生が話した後、児童の顔をよく見て、「今Aさんが言いたそうにしていました。Aさんほ言いたいこと、Bさん当ててみて。」と児童の思考を他の児童へと繋いでいました。この手法は、とても面白いと思いました。児童は、他の児童が考えたことに、一生懸命思考を巡らせ、理解しようとします。そういった、他の児童を理解しようという考えは、学級経営にも繋がっていくと思います。とても勉強になりました。

 2つ目は、主体的な概念は教師を超えるということです。これは、山本先生が仰っていた言葉です。

 子どもが問題意識を持つことで、教師が予想していた発言を超えた発言をしてくるのだそうです。教師は、そういった発言を無駄にするのではなく、子どもの姿から学ぶ姿勢が必要ということも教えていただきました。児童が主体的になるように授業を考えていくのは、とても難しいことだとは思いますが、今後も多くのセミナーに参加して、少しでも自分の力にしていきたいです。

 講演してくださった山本先生、教師力アップセミナー関係者の皆様ありがとうございました。(大久保)

2月8日教師力アップセミナー(山本良和先生)での学び (中江・伊藤)

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 こんにちは!6期生の中江と伊藤です。写真はカメラを向けられて表情が固くなる伊藤とその様子を笑う中江です(笑)。
 
 さて、今回は2月8日の教師力アップセミナーに参加させていただいて私たちが学んだことを記事にしたいと思います。


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 6期生の中江です。今回、教師力アップセミナーに参加させていただいたのは2回目でした。今年度最後の教師力アップセミナーだったため参加することができてとても嬉しく思っています。講演をしてくださった山本先生の模擬授業では児童役をさせていただいたのですが、授業が進んでいくうちにたくさんの発見を体験することができてとてもわくわくしていました。まるで小学生にもどったかのような気持ちで参加していました。山本先生の講演から多くのテクニックを学びました。今回の記事では特に印象に残ったことを3つにしぼってまとめました。

 まず1つ目に、模擬授業の中でのジェスチャーで子どもに自分の発見を説明させるという共有の仕方が印象に残っています。何かに気づいてその発見に感動すると他の仲間に伝えたいと感じて言葉が先走ってしまうものだと思います。しかし、そこで音声言語をつかわずに伝えることで伝えられる側は解釈しようとして相手をしっかり見ることができるのだと学びました。また、その発見が自分と同じように体験として相手に伝わります。共有しあうことで子どもが「おもしろい!」と感じることにつながっていくのだと思いました。

 2つ目は、教師の授業に対する意識についてです。子どもが楽しいと感じる授業とはどのようにつくればよいのか。これは教師にとって求め続ける課題ではないでしょうか。山本先生は、授業が楽しいということは子どもが授業を受ける前の自分と授業を受けた後の自分に変化を感じて楽しいと思うのであるとおっしゃっていました。それを実現させるには授業の中で教師が子どもの個性を把握し働きかけていくことが大事であると感じました。教師が表面的な捉え方で授業をしてしまっては子どもは楽しいと感じることはできません。楽しい授業をつくるには教師の意識から変えなければいけないと学びました。

 3つ目は、山本先生の授業には「めあて」と「まとめ」がないことです。これまで私が参観させていただいてきた算数科の授業では最初に「めあて」の確認があり、子どもに認識させて最後に「まとめ」をする流れのものが多かったです。そのため「めあて」と「まとめ」がない授業に驚きを感じていましたが、子どもたちが自分で課題を見つけ問題意識をもつことで子どもにとって本当の意味での学びにつながるのではないでしょうか。授業に「めあて」があり「まとめ」があり、それを子どもに伝えるのが当然だと考えていましたが子ども自身が授業の中で目的を見つけられるように教師がしかけていくことが必要だと思いました。

 このような学びの機会を設けていただいたことに感謝しています。知識がまだまだ浅い私ですが、学んだことをしっかり活かしていけるようにこれからも学び続けていこうと思います。教師力アップセミナーを運営してくださっている皆様、山本先生、貴重な経験をさせていただいてありがとうございます。(中江)

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<プロローグ>
 伊藤幹太これは私の名前である。大学生になって2度目の春休み、2ヶ月という時間があるのにも関わらず、毎日変化のない退屈な日々を繰り返し、私の中の時は止まっていた。そんな中、初めての教師力セミナーで山本良和先生の授業を体験し、作り込まれた授業工夫を学び衝撃を受け伊藤幹太の時が再度動き出したのであった。

 こんにちは玉置ゼミ6期生の伊藤幹太です。前文では一度小説のプロローグ的なものを書きたいと思い、少しユーモアを加えて書いてしまいました。すみません。しかし、ここからは、2月8日の教師力アップセミナーを受け学んだことを真剣に書きたいと思います。

 山本先生の授業は驚くべき点がたくさんあり学ぶものが多くありました。全部書くと切がないので、作り込まれた授業工夫について学ぶことの面白さとは何かということを織り交ぜながら書きたいと思います。まず最初に驚いた点が、授業の中で児童役の学生が話したそうな顔をしていると、「〇〇さんなにか言いたそうな顔をしているね」といいます。そして学生が口をひらこうとすると「ちょっとまって!!いっちゃだめ!」といいます。さらに「〇〇さんが何を言いたいかわかる人はいるかな?」と問いかけます。また、黒板やプリントを見てなにか、気付いた人に対して、「それを説明してください。ただし、ジェスチャーのみで表現してください」といいます。

 私が今まで受けてきた授業では、話したい子が挙手をして、あたったら発表する、気付いたらみんなに声を出して発表する、というものばかりでした。そのためなぜこのように発表したい子をとめたり、ジェスチャーで表現させるのだろうと疑問に思っていました。その疑問は、授業後の解説で明らかになりました。山本先生はこのように言っていました。言いたいことがある子の意見を言わせないことで、周りの児童はその子の言いたいことがとても気になる。そして必死に考えようとする。あえてジェスチャーをさせるのも同じで、その子の伝えたいことを周りの児童は考えようとする。つまり、児童に考えてくださいと言わなくても自然と主体的に考えて授業に参加させることができる。

 また、「気付き」が生まれた子が発表するだけでは、その子だけの「気付き」になってしまう。しかし、「気付き」が生まれた子の思考を考えることにより、一人の「気付き」がクラス全体に広がる。そして、授業の前にできなかったことが、できるようになることで、成長したことを実感することができる。そこに学ぶことの面白さがある。とおっしゃっていました。このことにとても感動し、そのような綿密に作り込まれた授業工夫に驚かされました。

<あとがき>
 子供が尻が椅子から離れるくらいに前のめりになって主体的に参加するような面白く学べる授業を作ることができる先生になりたいと思って、大学に入ってきました。教師力アップセミナーはその目標に直結するような学べる機会で、今このように学べる機会があることに幸せを感じました。そのような機会をくださった教師力アップセミナーを運営してくださっている皆様、山本先生ありがとうございます。(伊藤)



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