最新更新日:2023/04/01
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創立記念講演会の感想文の質問に対する回答が届きました!

 先日の創立記念講演会に全校生徒が書いた感想文を講師の谷さんにお届けしたところ、みんなの質問に対する回答が届きましたので、紹介させていただきます。


 校長先生より、生徒のみなさんの感想文をいただきました。みなさん、よく聴いていただけたなあ、とうれしく感じております。現在、一つ一つ読んで、コメントを書いていますので、しばらくお時間をいただければと思います。3年生の分まで拝見させていただきましたが、共通する質問がありましたので、講演の補足資料として、お送りいたします。
差し支えなければ、掲示または配布等で、生徒のみなさんにお伝えいただければありがたいです。

<質問>
 法学部に行ったのに、なぜTOTOに入ったのか?
<回答>
 法学部に入ると、裁判官や弁護士といった仕事(法曹といいます)につくイメージがあると思いますが、そういった仕事に進む方はほんの一部で、大半は公務員や民間企業に進むことが多いと思います。法律は社会のルールなので、一般市民も民間企業も、もちろん国家もそのルールに従わないといけません。したがって、法学部を卒業した後に民間企業に進んでも、その考え方は全く無駄にはなりません。(もっとも、法律の知識を直接使う場面は少ないかもしれません)
 たとえば、社会というものを学問として眺めるのに、法律の視点から眺めるのが法学部、資源配分の視点から眺めるのが経済学部、企業経営の視点で眺めるのが商学部、みたいなイメージで考えてみるとよいと思います。結局は社会という同じものを違う視点から眺めています。医学部、芸術学部など専門性の高い分野もありますが、多くは社会の発展や人々のためになることを目的とした学問だと思います。専門だけでなく、広い視野をもって、進路を選択し、進んでいかれたらと思います。
 TOTOに入った理由は、バブル経済崩壊後ということもあり、まっとうな商売をしている堅実な会社に入りたいと考えていたことと、社風がのんびりしていて、肌に合いそうだなあと感じたことです。就職はお見合いのように、ご縁があるかどうか、ということもあると思います。

<質問>
 学校の授業に、入試に出ない科目がある(文系/理系)、芸術学部など直接関係ない科目が多い、または大学に進まない場合は、どのように考えたらよいか?
<回答>
 入試科目にない場合は確かに受験勉強は不要だと思いますが、一般教養として高校レベルの知識は大学に進むときや社会に出る際にあったほうが良いと思います。大学や企業に進むとわかりますが、経営学に数学的なセンスが必要であったり、医学に倫理や哲学、宗教が関係したりと、専門分野を越えて考えなければいけないことが多くなります。高校や大学で広く学ぶことで、自分の考え方に幅が出てくると思いますので、可能な限り、いろいろな分野に関心をもって学んだ方がよいと私は思います。
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