最新更新日:2023/04/01
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4月より新ホームページに移行します。新ホームページのリンクは記事中に掲載しています

38期生受験報告4(西南学院大学商学部合格)

稲毛咲季さん(西南学院大学商学部合格)

 私は西南学院大学商学部経営学科に合格しました。西南学院大学を志望した理由は、家から通えるところにあることや、自分の学力より少し高めの目標をもっておきたいと思ったからです。私は特進クラスで、特進を選択した理由は、自分と同じように頑張る人が周りにいることで刺激されて、やりたくないと思った時でもやらなければならない雰囲気にいることで、受験をのりこえられると思ったからです。最初は、2年生の時に同じクラスだった女子は誰もいないし、頭のいい人ばかり集まるような堅苦しい雰囲気だと思っていたのでとても嫌でした。しかし、中学校からの友達がいたので心強く、他のクラスと比べてやれる時はガッツリやれる空気だったので本当によかったと思います。特進クラスじゃない人から、先に進学先が決まった人と同じクラスだと、自習になったときや放課後に自分のクラスで勉強しにくいと聞いたこともありました。10分休みや昼休みは他のクラスと同じように友達と話したり騒いだりもしていたので、特進やめとけばよかったと思ったことは一度もないし、クラス全員が合格に向かって頑張っていたので、理解し合える、男女共に仲の良い、とてもいいクラスでした。

 受験勉強を始めたのは結構早かったのですが、文化祭や体育祭などのイベントがあって疎かになったり、何をすればいいか分からなかったりしたので、本格的に始めたのは体育祭が終わってからだと思います。私は塾に行っていなかったので、学校で一番勉強していました。放課後の下校時間ギリギリまでやっていたし、土日も学校に来ていました。いつも仲のいい2人の友達と一緒に頑張りました。一緒にと言っても、席を隣同士にくっつけて座るわけではなくて、席はバラバラに離れてそれぞれで勉強して、分からなかったらその友達に聞きに行ったりしていました。帰りも3人一緒で、勉強のことは忘れて楽しく帰っていました。切り替えることが大切だと思います。冬になって下校時間が8時から7時になった時は、少し焦りがあったので、地元が同じ的野さんという仲のいい友達の内の1人と原のイオンに行ってフードコートでそれぞれ勉強していました。私たちは3人ともなかなか家でできないタイプだったので、学校で集中する時にしっかり集中していました。もうやりたくないとかやる気ないと思った時は、頑張っている友達を見たり思い出したりして気合を入れていました。

 1学期と2学期の前半くらいまでは今までの復習や苦手分野をするなど基本的なことを確実にするべきだと思います。夏休みの補習は、先生方が復習のためにプリントを作って下さったり、テキストを用意してくださったりしたので、特にそれをやっていました。特別編成の授業になってからは、授業で過去問をたくさん解けるので、間違えたところや分からなかったところなど、自分の苦手分野をつぶす時間を放課後などに十分に作ることができ、より有効に時間を使えました。分からない所はとにかく先生に聞くことが本当に大切だと思います。

 やって良かったと思うのは、何人かの友達と、日本史の徳川将軍、足利将軍、北条氏の執権などの歌を作って覚えたことです。そのなかでも一番作って役に立ったと思うのが、藩校の歌でした。数が多くて覚えにくかったのに、一度覚えると忘れなかったし、結構過去問にも、本番にも出たので、覚えて良かったと思います。私の息抜き方法は、とにかく昼休みや帰りに友達と話すことや、金曜ロードショーを見たりすることでした。
 受験が終わって1年を振り返ると、キツかったこともたくさんあったはずなのに、楽しかった思い出ばかりを覚えていて、高校3年間の中で一番濃くて、良い一年間を過ごしたと思います。模試の判定で良い結果なんて出たことないし、自分なんかって何度も思ったけど、諦めずに西南学院大学を目指して良かったです。大変だと思うけど、悔いのないように、でも楽しく、受験を頑張ってください。

38期生受験報告3(西南学院大学商学部合格)

江口裕介さん(西南学院大学商学部合格)

 私は3年間部活をしていたので、部活を引退するまで受験勉強は全くしていませんでした。ただ、ときどき先輩方から「勉強していた方がいいぞ」みたいなことを言われるようになってから少し不安になりました。でも結局引退まで勉強はしませんでした。その理由は、私の担任の先生である木村先生が「まだしなくていい、今は部活を一生懸命やって、引退して少し経ってから始めればいい」みたいなことを言ってくれて、そのおかげで不安は和らぎました。ただこれは私の一例なので、やっぱり勉強した方がいいと思う人は勉強してもいいと思います。

 私は最初塾に行くか迷っていました。高校受験の時も行っていましたし、私の周りの人は塾に行っていました。実際塾の説明会にも行ってみました。話を聞いたら入ってみようかなと思いました。それでどのくらいお金がかかるかを聞いてみて正直かなり驚きました。塾ってやっぱりすごいお金がかかります。私の家はあまり裕福ではないので、入るのを止めました。塾だけではありませんが、これから大学関係ですごいお金がかかってきます。私は受験代だけで約30万円かかりました。しかもそれプラス入学金やスーツ代やパソコン代などを入れたら、100万円を普通に超えます。今までに全くなじみのない金額が自分にかかってきます。だから、これからは少しお金のことも考えてみて欲しいです。

 みなさんはここを一番知りたがっていると思いますが、具体的な勉強の内容は当たり前だけど全員違います。だから第一にするのは自分に必要な勉強を見つけることです。しかし、それは意外と時間がかかって、私は3週間くらいかかりました。だからそんなに焦る必要はありません。私の反省点は、焦らなさ過ぎて1月くらいにネクステージを始めました。その結果として福岡大学の入試の英語が38点でした。だから、適度に焦るべきです。私が思う勉強で一番大切なことは質問です。分からないことがあったらすぐに聞く。それは小学校のころから言われていますが、それだけ難しいことです。私は塾に行っていません。そのかわりに、学校で8時くらいまで勉強した後、マックで10時まで勉強しました。それ自体はとてもためになったが、そのせいで食生活が乱れてしまった。具体的に言うと、私は朝弱いので、食パン一枚、昼は味チキンとライス大、夜はマックでハンバーガー2つ。それと受験のストレスで、手の皮がボロボロで体中が痒くなり髪が抜けました。だから食生活だけは気を付けてください。

 私は部活引退する前の7月の進研模試の平均点が24点でした。夏に勉強して9月では65点でした。でもやれば絶対できるとは言えないと思います。私よりもはるかに努力していて落ちてしまった人を知っていますから。しかし、やらなければできないと思う。結果が出るかどうか分からないのに続けるのはとても辛いことです。それなら協力して支え合ってほしい。そして来年皆さんの希望が叶うことを心から願っています。

38期生受験報告2(九州工業大学工学部合格)

森永隆希さん(九州工業大学工学部合格)

 1年生は初めて、2年生は昨年もこの受験報告会を受けたと思いますが、自分も昨年に先輩の話を聞き受験生になるなあと思っていたのですが、この1年間はあっという間でした。一般入試を受ける人はセンター試験を受けると思いますが、2年生はそのセンター試験までもうあと1年を切っています。あと10ヵ月程度でセンターを受けることになります。1年生はまだ時間が十分にあるので1年間であまり勉強ができなかった人や思うように成績が伸びなかった人でもこれから次第で大きる伸びることができると思います。逆に2年生で今まで全然勉強していなかったという人は時間を無駄にせずに勉強を始めた方がいいです。

 3年生になると周りも本格的に勉強し出して、今までよりも勉強しても成績が伸びなくなります。また3年生では模試に浪人生が入ってきたりなどで勉強しても偏差値が下がってしまったりします。ですから、春休みから少しずつ勉強した方が良いです。自分はそこが後悔したことでもあります。学年が上がるにつれて当然授業の内容も難しくなっていきます。ですから、苦手は少ない時からつぶしていかないと後々苦労することになります。それから、一人で勉強できないという人は土曜補習等の補習をとることをお勧めします。自分は塾には行っていなかったのですが、学校の授業や補習でも十分に対応することができました。授業はしっかり聞いて理解していれば家では簡単な復習で済みます。部活生は家で勉強する時間が取れなかったりすると思います。だからそういう人ほど授業を大切にしてください。2年生はこれから部活で最後の大会があったり、体育祭で忙しくなったりして今までより勉強と部活の両立が難しくなります。ですから、できるだけ授業で内容を理解できるようにしてください。そうすれば家での負担を最小限に抑えることができます。ただ苦手科目は毎日すこしずつでもやってください。部活で疲れて家ではできないという人は学校の10分休みや昼休みを有効活用してください。意外と短い時間でも勉強できます。

 次に自分は理系なので理系中心ですが、どのように勉強していたかを話したいと思います。自分は一つの単元を勉強する時はまず問題集などの基礎問題をすぐに解答を見ながらやっていました。基礎問題というのは大体公式に当てはめれば解けます。要するに公式を知っているか知っていないかです。わからないときは解答を見て公式を覚えていました。そしてある程度公式が頭に入ってから応用問題を時間かけて解きました。解答を見る時もマルかバツかだけでなくどうしてそうなるのかを理解しながら解いていました。そのため問題を解くのよりも答え合わせをする時の方が時間がかかったりしました。ただそうして解き方の流れや公式の使い方を理解して解くのが大切です。数学などは国公立大学の2次試験では単元を越えて問題が出たりします。確率の問題でも途中から数列が入ってきたりします。そうなってくるとこの単元だからこの公式だけだ、と思って解くようにしていると解けなくなっていきます。

 また受験は団体戦と言いますが、本当にクラスの雰囲気というのは勉強する時に重要なポイントになります。人は時間がたつと慣れてくるものです。昼休みでもクラス全体として勉強する雰囲気になっていると、だんだん昼休みでも勉強できるようになります。自分のクラスでも昼休みに数学の宿題をしている人もいたし、自分もやっていました。逆に授業中でも集中していなかったり話していたりすると周りも集中しにくくなります。自分は2年で成績が上がってきたのですが、1年の時は普通クラスで2年から特進クラスに入りました。そしてやっぱりクラスの雰囲気が大切だと思いました。定期テストでも1年の頃はクラスで上の方だったのですが、2年の特進クラスでは学年1位の人などもいてクラス順位が下がりました。テストで60点とっても1年はまあ良い方だったのが2年では平均点になったりして自然と勉強の量が増えました。ですから、特に国公立とかを狙っている人は特進クラスに入れるように頑張って下さい。特進クラスでなくてもいい雰囲気をクラスで作ることでそのクラスのレベルが上がって学校全体で良い雰囲気を作られると思います。

 あとは、自分の勉強方法を確立することです。自分は先ほど言ったように、基礎を何度もやって応用を時間かけてやったり、暗記は何度も書いて頭で反復していました。しかし勉強方法は人によって合う、合わないがあると思います。自分に合った勉強方法を見つけることでより効果的に勉強することができます。このページを覚えようと思っても20分かけるか10分で終わるかで同じ内容でも時間に差ができます。そうやって質を落とさず時間も短縮できるように自分に合った方法を探してみてください。先生方はやはり、特に担当されている科目に関して自分たちよりも何倍も詳しいわけですから科目に合ったやり方を聞いてもいいと思います。

 それから志望校ですが、自分が志望校を決定したのは3年の夏休みです。それまで模試の結果で何となく考えていましたが、夏のオープンキャンパスに行って実際に校舎や先輩を見ていいなと思ったので決めました。学科もオープンキャンパスで見て決めました。やっぱり志望校には一回くらいは行っておいた方がいいと思います。2年生の夏は部活があったりするので意外と行けなかったりします。志望校を早めに決めることで必要な科目も分かるし、目標ができて勉強しやすくなります。やる気がなくなったら志望校のパンフレットなどを見るのもいいです。ただ逆に早く決めて科目を絞って他の大学に行きたくなって苦手科目が必要になったというようなことがないように、あまり科目を決めてやりすぎない方がいいと思います。皆さんは当然大学受験は初めてだと思います。福岡西陵にいるわけですから少なくとも一回は高校受験はしたということですが、大学は県内だけでなく県外からも受けられて浪人生も多いです。つまり高校受験に比べてはるかに広い範囲に争う相手がいるということです。大学受験は高校受験より大変です。それに入試の難しさや範囲の広さもレベルアップしています。しかし頑張れば中学の時に負けていた人にも追いつくことができます。自分は大学受験が終わって帰りの地下鉄で中学のとき同じ部活で城南高校に行った人に会ったのですが、その人も九工大の同じ学部、学科を受けていました。中学の最後の方はテストも完全に負けていて高校入試の点数でも負けていましたが、高校3年間で追いついたみたいです。皆さんも高校での頑張り次第で入学時に負けていてもどうとでもなると思います。

 センター試験は10ヵ月後なのでまだ少し早いかとは思いますが、この間受けましたので受験の時の雰囲気みたいことを話したいと思います。大学入試で一番初めに受けたのはセンター試験でした。会場は九州大学で同じ教室には福岡西陵生は3人しかいませんでした。模試はだいたい高校でかたまっていると思いますが、席もバラバラで少し寂しかったです。ただ自分のいた教室は受験だからといってあまりピリピリした感じはありませんでした。それでも前の方の私服の人が「8割9割」とか、トイレでは「難しかった」とか言っている人がいていろいろ不安になったりもしました。ですから、周りの人のことは気にしない方がいいです。一番覚えているのは数1Aの終わった時、マークミスしていたのに気付いたことです。終わりの合図がなかったので書き直しもできず、目の前で間違えをしている解答を見て心臓がドキドキしていました。模試でも同じようなミスをしたことがあって、その時は本番ミスしないようにしようと思っていたのにやってしまいました。皆さんもたかが模試だとあなどらずにしてください。マーク式は分からなくても埋めたりできて良いのですが、記述よりもずれていたりといったミスに気づきにくいので注意して下さい。また私立入試の時にギリギリで来ていた人もいました。入試本番で遅れたりしたら大変なので普段の学校生活から遅刻等のないようにした方が良いです。そして国公立大学の2次試験ですが、雰囲気はこの時が一番きつかったです。知り合いがいないし、周りで参考書を読んでいる人も一番多かったように思います。

 福岡西陵高校は補習なども多くあり、勉強合宿もあります。他の学校がどうなのかは分かりませんが、福岡西陵は少なくともやる気があれば勉強をするのに非常に良い環境をつくることができます。特進クラスもあり、数学・英語ではA、Bクラスと分かれていてやる気次第で良い大学を目指すことができると思います。先生方も常時質問を受け付けてくれ受験に良い環境だと思います。坂の上なので通学は大変ですが国公立でも狙おうと思えばきちんと実力をつけられる環境にあります。ですから、1年生も2年生も高い目標をもって受験生になってください。

38期生受験報告1(九州大学法学部合格)

山本龍太さん(九州大学法学部合格)

 この度、九州大学法学部に合格しました山本です。私からは第一志望合格は高校からの勉強でなんとかなることと、国公立を目指す大変さを話したいと思います。

 私は中学生の時の成績は決してよくありませんでした。高校入試のとき、内申点は27で、入試の点数は190点台でした。周りの人の成績を聞くと、私の成績は決して上位層ではなく中の上程度のものです。しかし、高校からは勉強を頑張ろうと意気込んでいたので、私達の学年から作られた特進クラスを希望しました。どんな審査があったのかはわかりませんが、特進クラスに入ることができました。そして三年間を通して特進クラスに属していました。3年間特進クラスに入って、進路別ではっきり分かれる3年生の特進クラスはとても大事だと感じました。進路が同じ仲間なのでクラスに一体感が出るからです。

 福岡西陵高校に合格できる学力をもっている皆さんなら、中学校での勉強の良し悪しを気にする必要はありません。僕のように高校から頑張ろうと思っている人でも第一志望に合格することができます。大学に合格するために定期テストが悪くても何の問題もありません。私も日常的に平均点くらいをいつも取っていました。定期テストの出来具合は大学入試に何の影響も与えません。ただし、授業を聴く必要はあります。本当に勉強していない人と、勉強をしている人の違いは授業を聞いているかどうかだと思います。授業をしてくださっている先生方がテストを作成するわけだから、授業を聞けばある程度の点数を取れるのは当然です。授業は聞くが、定期テストに向けて特別な勉強はしない。このスタイルは3年間をとおして貫いていました。

 私は数学を得意としていました。しかし、中学生の時はそうでもなく、むしろ英語が得意でした。高校に入り、ある先生に出会いました。授業の中で分からないところがあると、妥協を許さず、分からないところがある生徒に、他の先生とは一風変わった熱い指導を徹底的に行い、授業内で解決しない時は、放課後、それでも解決しない時は、次の日の朝補習の前まで続くことも多々ありました。そんな熱い授業を3年間受けていると、得意科目がいつの間にか数学に変わっていました。文系において一番大事なのは数学だと思います。特に私立受験においては数学が圧倒的に有利だと感じました。社会は重箱の角をつつくような問題を出すのに対して、数学は今まで何回でも解いた典型的な問題がほとんどです。数学か社会かで迷ったら数学を選ぶことを強くお勧めします。実は、このことは合格体験記にも書きました。この場をお借りして同じことを言うのは、受験において数学の大切さを強く実感したからです。しかし何でも気づいた時には遅いのです。数学を簡単に捨てないで下さい。

 国公立大学を目指すにあたって避けられないものがセンター試験です。センター試験までは必死でセンター対策を行います。遊ばず、寝る間も惜しんで勉強します。そしてセンター試験が終わったら休憩、ではありません。次の日にはセンター試験の自己採点をして、すぐに二次対策です。センターで燃え尽きている暇はありません。1月から3月は特にきつい時期です。私はこんな地獄のような勉強生活を送らなければならないことに絶望しました。福岡西陵は私立が本命の生徒がほとんどです。私立組はセンターが必ず必要なわけではないうえ、センター2週間後の2月上旬には試験を終えます。ほとんどの友達は勉強から開放されて遊んでいる、そんな中で自分は勉強を続けないといけない現状に絶望しました。合格するには勉強を続けられる強いフィジカルと、周りに流されない強いメンタルが必要です。

 3年生になってからの生活ですが、HRが終わったらすぐに家に帰って勉強しました。学校で勉強した方がはかどるという友達がほとんどでしたが、私はそうではありませんでした。学校では部活も行われており、勉強以外のことをしている人もたくさんいます。みんなのように、そんな環境で集中して勉強できる人間ではなかったので、自宅の自室で勉強していました。暗記が苦手な私の暗記法は、単純に繰り返すことです。効率よく覚える方法も分からないし、実践できるとも思わないので余計なことは考えずにひたすら繰り返しました。特別な勉強をしていたわけではありません。通信教育も取らなかったし、塾にも行きませんでした。学校と参考書のみです。特に塾は、3年生になると行く人が大半だと思います。塾とは、1人ではできない勉強をサポートしてくれる場所です。私の場合、暗記が苦手だったので塾に行くならば、暗記のために行くことになります。しかし、暗記は1人でやるものだという認識があるので塾に行く必要性を感じませんでした。塾に行く自分の目的を考えてみて下さい。みんなが行っているから、など勉強のメリットにならない理由なら行かないことを勧めます。

 勉強において大切なことは、疑問を持つことです。疑問を持たずに与えられたことを淡々とこなすだけでは学力はつきません。時間の無駄です。理数科目の勉強中に疑問を持つことは当然として、文系科目の勉強でも疑問を持って下さい。特にセンター対策においてそうです。なぜこの選択肢になるのか、その意味を考えなければ点数は上がりません。よく国語は勉強しても上がらないと言われますが、その人達はおそらく正解の理由を考えていないからだと思います。私は問題を解き終わって自分の思った選択肢が答えではないときに、解答解説をじっくり読んでいました。しかし、解答解説の正解の理由を読んでも納得できないことが数多くありました。自分は自信を持ってこの選択肢を選んだし、自分の考えている理由の方が答えにふさわしいだろう、と解答解説と格闘していました。解答解説を読んでも納得できない時は、先生に聞いていました。しかし、先生のいうことも鵜呑みにはしません。先生には自分が納得いくまで付き合っていただきました。その結果、解答解説の方が間違っている、という結論に至ったこともあります。疑問は徹底的に潰していく、その姿勢が大切だと思います。

 国公立に受かるためにはオールマイティに勉強することが必要です。私立は3教科でいいですが、国公立は5教科必要です。こんなにたくさんの教科を勉強していれば苦手、嫌いな教科は必ずあります。ここで大切なのは、得意な教科を伸ばすことよりも、苦手な教科の点数を上げることです。九州大学で言えば、全体を通して900点満点で、720点、つまり80%の得点率が必要です。80%の得点率は得意な教科は満点、苦手な教科は50%、というように点をとっても取れるものではありません。得意、不得意な教科でプラマイゼロを目指すより、すべての教科の点数が同じになるように勉強してください。ちなみに、点数を少しでも上げるために受験科目で工夫したことがあります。理科基礎においてです。理科基礎は基礎科目2科目が必要で、ほとんどの受験生は生物基礎と化学基礎で受験します。しかし私は暗記が苦手だったので少しでも暗記を減らす意味でも、生物基礎ではなく物理基礎を独学で勉強しました。独学で受験に挑むのは非常に怖かったですが、本番で9割正解することができたので成功したのかなと思います。

 入試の日を迎え、できる限りの勉強をして試験に挑みました。始めは英語で過去問通りのでき具合でした。次の試験は数学で、ここで点を稼ごうと考えていました。そして試験が始まると、全く解けませんでした。過去問でもこんなに解けなかった年はなかったのに、全く解けませんでした。そして試験中に「あぁ俺落ちたな」と考えながら数学を終えました。次の国語もいつもどおり解けました。ここで考えたのは数学の失点を国語と英語で補えるかということです。とても補えるとは思えませんでした。一番得意としていた教科で一番失敗する、この出来事は一生後悔すると思うし、受験直後は相当落ち込みました。しかし、100%受からないと思ったので、逆に気持ちの切り替えは簡単でした。後期の熊本大学に向けて、すぐに勉強を始めました。卒業後もほぼ毎日学校に行きました。後期は小論文だったので前記よりかは気楽に勉強できていましたが、勉強中に頭にちらつくのは、やはり九州大学です。どんなに小論文に集中しても頭から離れることはありません。今まで長い間九州大学に向けて頑張ってきたのにたどりつけないのか、と考えるとマンツーマンで小論文の指導をしてくださっている先生の言葉も頭に入ってきません。

 実は、第一志望は法学部ではなく経済学部でした。学部を変えたのはセンター試験が終わってからです。なぜ学部を変えたのかというと、センター試験の自己採点の結果を予備校に送って判定を出してもらうのですが、経済学部より、法学部の判定が良かったからです。私は浪人したくないし、九州大学以外の大学に行く気もありませんでした。そこで私は経済学部から夢に向かって進むのではなく、法学部から夢に向かって進もうと考えました。私の夢はどちらからでも達成できますが、経済学部の方が近道です。しかし九州大学の名前を捨て他の大学の経済学部に行くよりかは、九州大学の法学部に進む方が近道だと考えました。ですから、少しでも合格の可能性を上げるために法学部に変えました。この変更が功を奏したのかはわかりませんが、九州大学に合格することができました。

 最後に、私の好きな言葉を紹介したいと思います。その言葉は「後悔先に立たず」です。勉強が辛いと思った時はいつでもこの言葉を思い出してください。今の怠慢は、将来の心残りに必ずなります。テニス部だったのでテニスを例に出しますが、あの時攻めずに守っていたら試合に勝てたかもしれない。あの時コーチにボレーをしっかり習っておけば良かった。みなさんの中にも後悔が1つはあると思います。しかし、大学受験によって後悔を増やさないで下さい。私達38期生は良い結果を残したと言われますが、この結果が例年通りとなるように皆さんに頑張っていただきたいです。私の言葉がみなさんの励みになれば嬉しいです。ありがとうございました。

国公立大学推薦入学合格者の声

 松本さん 原北中出身

 私が高校生活で常に意識していたことは、勉強と部活の両立です。勉強だけでなく部活にも毎日一生懸命取り組むことで、部活を引退した後にうまく受験勉強に切り替えることができました。また担任である数学の井手先生、物理の一ノ宮先生の昼休みや放課後の熱心なご指導のおかげで第一志望校に合格できたと思っています。たくさんの先生方からお祝いのお言葉をいただき、頑張って良かったと思いました。


 小林さん 金武中出身

 推薦入試を受けようと思った理由は、早い時期に合格することで合格後を自分のペースで勉強を進めていけると思ったからです。昼休み、放課後の武林先生の熱心なご指導もあり、本番でも緊張することなく答えることができ、無事に合格することができました。残りの時間も気を抜くことなく頑張ります。


 野中さん 原北中出身

 私が推薦入試を受験しようと思った理由は、第一志望校合格のチャンスを一度でも増やしたかったからです。推薦入試受験を決意してから入試当日まで様々な人に支えられてきました。特に物理の一ノ宮先生と武林先生に口頭試問の練習をはじめ、多くの先生方に様々な面でサポートしていただきました。限られたチャンスを最大限に活用できたことが合格につながったと思います。これからも与えられたチャンスは確実に掴みたいです。

祝 国公立大学推薦入学者合格!!

 12月11日時点の国公立大学推薦入試 合格実績速報です。

 大分大学   工学部   電気電子工学科 1名
 九州工業大学 工学部   電気電子工学科 1名
 九州工業大学 情報工学部 電子情報工学科 2名
 佐賀大学   経済学部  経済学科    1名

2学年が大学スタディツアー

 7月7日、2学年が九州大学、福岡教育大学、北九州大学、西南学院大学、福岡大学、九州工業大学、福岡工業大学を、クラス単位コースごとに大学訪問しました。大学の施設見学だけでなく、特色や進路などの説明や教授からの講義を受けることができました。
 大学スタディツアーを通して、進学への意欲がより高まった生徒が多く、将来に向けての関心度もさらに向上したようです。
 高校生活も折り返しとなり、生徒個々の進路実現に向け、学習意欲向上につながる有意義な大学スタディツアーとなりました。

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合格体験記

☆Kさん
 九州工業大学工学部マテリアル学科

 九州工業大学を推薦入試で受験しようと決めたきっかけは先生でした。受験しようと決めたのは3年生の夏でした。推薦を受けようか迷っていたときに思いきって先生に相談すると、「応援しちゃるよ」と言われ、そのときに受けようと決めました。なので進路選択で悩んでいる人は先生に相談してみてください。先生は必ず応援してくれます!!
 推薦は評定が一定以上ないと受けられません。校内では3.5以上、さらに大学によっては大学が決めた基準が必要なところもあります。しかし、学校側はそのことを全く教えてくれません。もうどうにもならないタイミングでやっと説明があります。なので1、2年生のころからできるだけ評定をとっておいた方がいいです。推薦を受ける予定のない人も評定はとっておいた方がいいです。実際僕も3年生になるまでは推薦を受ける気は一切ありませんでした。受けるときに評定が足りていたからといって1、2年生のころは週一の塾以外はほとんど自宅学習はしてませんでした。しかし、授業中に分からないことがあったらその授業内で必ず理解するようにしました。自宅学習は全くできませんでしたが、分からないまま次に進むということがないようには意識していました。
 やっておけば良かったなと思うことは英単語や古文単語を毎日少しずつでいいので暗記しておくべきだったと思います。1、2年生のときに全くしていなかったので3年生になってから1日200語を毎日しないといけませんでした。1、2年から始めてれば1日5語くらいですんだのになとほんとに思います。受験勉強は早く始めればその分、楽に感じることができると思います。なので自分の進路実現に向けて、できるだけ早く始めてみてください。



☆Mさん
 佐賀大学理工学部都市工学科

(1)志望動機・理由等について(大学・学部・学科の選択等)
 僕が佐賀大学理工学部都市工学科を受験しようと思ったのは、将来建築関係の仕事がしたいと思ったこと、国立大学だったからです。
(2)1、2年次の学習方法(授業・自宅学習等)
 授業は寝ずにしっかりと聞いていました。自宅学習では宿題と定期考査一週間前以外はほとんどしませんでした。
(3)3年次の学習方法(授業・自宅学習等)
 毎日の授業を大切にしていました。また、自習が大切なので苦手科目を中心に自習していました。
(4)使用した問題集・参考書等で大変役に立ったものがあれば紹介してください。
英語は「ターゲット1900」、物理は「物理のエッセンス・良問の風」。これはあくまで僕が使っていたものなので、自分にあったものを見つけた方がいいと思います。
(5)学校生活全般について 部活動・生徒会活動・生活面・学習面・行事等について1年生の時から授業を大切にして、毎日、少しずつでも勉強をしておけばいいと思った。
(6)補習、塾について(受け方や予習・復習の仕方等)
 補習はほとんど受けていました。塾に行かなくても、補習で十分だと思います。
(7)進路選択について(時期やアドバイス等)
 僕は、3年生の夏に決めました。決めるのは早い方がいいです。
(8)入試について(面接、内容、形態で特に注意すること)
 僕は推薦入試だったので小論文と口頭試問でした。周りの人は頭よく見えるけど気にしないこと。口頭試問は緊張するけど、平常心を保ち、はっきりと物事に答えることが大切。
(9)後輩へのアドバイス
 1、2年生のころから少しずつでもいいので勉強をした方がいいと思います。睡眠は大切です。睡眠時間を削って勉強する必要はない。しっかりと毎日の授業を聞いて、先生や友達から「こんだけ頑張っているから受かってほしい」と思われるような人になってください。学校の先生は、存分に頼るべきだと思います。



☆Aさん
 佐賀大学理工学部都市工学科

(1)志望動機・理由等について(大学・学部・学科の選択等)
 私が、佐賀大学理工学部都市工学科を志望した理由は、建築士になりたいからです。東日本大震災など大きな地震に耐えることができる免震・耐震構造の建築物を造ることができるようになりたいです。そのためには、地盤の強化と、その土地の環境、建築デザインを学びたいと思い、土木と建築の両方を学ぶことができる都市工学科を志望しました。また、高齢社会になるので、ユニバーサルデザインやバリアフリーのある建築物を増やしていきたいです。
(2)1、2年次の学習方法(授業・自宅学習等)
 1年、2年のときは、自宅学習はほとんどしていませんでした。部活の疲れで家では休みをとることが多かったです。
(3)3年次の学習方法(授業・自宅学習等)
 3年生のときは、部活、体育祭が終わって少しずつ毎日自宅学習をするようになりました。10分休みは、単語帳を開いて、自宅では、ほとんど理数系の教科を勉強しました。英単語は何度もくり返してわからない単語はノートにまとめて、工夫していました。
(4)学校生活全般について 部活動・生徒会活動・生活面・学習面・行事等について
 私はソフトテニス部に所属していました。毎日、練習は遅くまであり、土、日は試合が多かったです。きつかったですが、部活で忍耐力がつき、勉強するときに生かすことができたと思います。また、修学旅行や体育祭をすることで、友達とさらに仲を深めることができたと思います。
(5)補習、塾について(受け方や予習・復習の仕方等)
 塾は、3年生の9月頃から行き始めました。集中して受けていました。私は推薦なの で、面接と小論文、口頭試問がありました。塾では、夜1時半まで練習していました。また、学校の補習は、理数系の教科を受けました。問題を解いたとき、わからない問題があったときは、絶対わからないままにしませんでした。まず、自分で解いて、わかるまで理解することが大切だと思います。
(6)進路選択について(時期やアドバイス等)
 進路を決めたのは、9月頃でした。私的には、もっと早く決めた方がいいと思います。自分が勉強する時間をどんなふうに使うかは、すごく大切なことです。早く進路選択し、計画的に勉強するといいと思います。
(7)入試について(面接、内容、形態で特に注意すること)
 推薦入試は、チャレンジ精神がいります。面接、小論文は練習すること、口頭試問は、教科書を完璧に理解することが大事です。実践では、外面はやる気と笑顔で内面では冷静さと知識力で挑めば大丈夫です。アドバイスは、単語帳をマスターして、あとは問題を解きまくるといいです。


☆Iさん
 北九州市立大学経済学部経済学科

(1)志望動機・理由等について(大学・学部・学科の選択等)
 北九州市立大学は、就職率が良いからです。また、公務員講座というものがあり、公務員を目指している自分にピッタリだと思ったからです。
(2)1、2年次の学習方法(授業・自宅学習等)
 授業をよく聞き、分からないところは先生にききにいきました。出された課題は、期限までにちゃんと自力でやって提出しました。テスト前はとにかく点がとれるように勉強を頑張りました。
(3)3年次の学習方法(授業・自宅学習等)
 苦手な教科は後回しにせず、理解できるように頑張りました。1回1回の小テストを無駄にしないように取り組みました。
(4)使用した問題集・参考書等で大変役に立ったものがあれば紹介してください。小論文⇒「ワークで覚える小論文頻出テーマ ジャンル別キーワード93」あとは、センター試験の過去問など。
(5)学校生活全般について 部活動・生徒会活動・生活面・学習面・行事等について
 勉強と部活の両立を頑張りました。
(6)補習、塾について(受け方や予習・復習の仕方等)
 補習は英語のみとっていました。絶対に休まないようにしました。塾には通っていなかったです。
(7)進路選択について(時期やアドバイス等)
 進路を決めたのは、夏休みがおわってからです。
(8)入試について(面接、内容、形態で特に注意すること)
 私の場合、小論文だけだったので、ひたすら小論文をかきました。長い課題文を読んでから、小論文を書くタイプの問題だったので、同じような問題を繰り返ししました。入試科目に小論文がある人は、テーマをだされて書くタイプか、課題文を読んで書くタイプかなど、ちゃんと確認して、練習するべきでしょう。
(9)後輩へのアドバイス
 とにかく授業を大切に!しっかりきいて分からないところは、どんどん先生にきくべきです。最後まで頑張って下さい!


☆Hさん
 福岡教育大学教育学部中等教育教員養成課程家庭専攻
 香蘭女子短期大学ライフプランニング総合科

(1)志望動機・理由等について(大学・学部・学科の選択等)
 高校の先生方が生徒達のために真剣になってくださる姿を見て教師になりたいと思ったからです。また、自分自身掃除や洗濯、調理など十分に行うことができないと感じ、これからの子供達が自分の力で生活をつくっていけるような人間に育つ手伝いをしたいと思ったからです。
(2)1、2年次の学習方法(授業・自宅学習等)
 授業中は寝ずに集中していました。疑問点は授業後すぐに質問し、テスト前には苦手な所を予め把握してそこを中心に復習していました。
(3)3年次の学習方法(授業・自宅学習等)
 数学と英語が苦手だったので補習を受講しました。自宅で集中できない時は近所のカフェで勉強しました。
(4)使用した問題集・参考書等で大変役に立ったものがあれば紹介してください。
 現代社会「0からはじめて100までねらえる」
(5)学校生活全般について 部活動・生徒会活動・生活面・学習面・行事等について部活はバスケットボール部のマネージャーをしていました。3年生での行事は勉強を優先して消極的になる人もいましたが、私は全力で楽しんでよかったと思います。その時、一瞬一瞬を大切にしてほしいです。
(6)補習、塾について(受け方や予習・復習の仕方等)
 苦手な英語と数学を中心に補習を受けました。暗記教科(理科、社会)は受講しませんでした。塾は通っていませんでした。
(7)進路選択について(時期やアドバイス等)
 進路をはっきりと決めたのは2年生の始めのころでした。夢があればそのためにはどの大学のどの学科に進まなければならないのか具体的に決めやすいです。周りの人も見ていて、目標がはっきりしている人は人一倍勉強に力が入っており、努力ができていた気がします。周りの反応や大学のブランドではなく本当に通いたい大学を見つけてください。
(8)入試について(面接、内容、形態で特に注意すること)
 私は同じ学科の推薦入試に失敗しました。原因は「まあ、何んとかなるだろう」「チャンスの1つとして・・・」という軽い気持ちで受けたことだと思います。それとは逆に一般入試では後期も受けないし、一度失敗している分もう失敗はできないという気持ちで臨むことができました。入試の傾向はいつ変わってもおかしくないので、二次試験の家庭科は別の大学の問題も解いておいて、結果、よかったと思います。
(9)後輩へのアドバイス
 「受験は団体戦」とよく言いますが本当にその通りだと思います。周りが勉強している雰囲気であると、自分もしなくては・・・!と焦り、勉強します。しかし、その中でも自分を貫く個人戦でもあると思います。自習時間に一人で集中できるかが合格のカギだと思います。私がアドバイスできることは、人それぞれかもしれませんがファミレスで 友達と3時間勉強するより家やカフェで一人で1時間集中する方が実になると思います。友達は励ましてくれるし、先生方はどこまでも応援して力をかしてくれます。しかしやはりやるのは自分自身なので、「絶対合格する」という強い意志を持ち続けて努力した人が最後に笑うことができると思います。また、普段の授業中の態度や人に対する接し方は関係ないようですが私自身、気をつけており、ちょっとした自信にはつながったので改めてみるといいかもしれません。
 今までご指導、応援ありがとうございました。


☆Kさん
 福岡教育大学特別支援教育教員養成課程
 福岡大学人文学部教育・臨床心理学科
 筑紫女学園大学人間科学部人間科学科

 私が福岡教育大学を志望したのは、子どもたちを支えることができる学問を極めたいと思ったからです。また、中学のときに特別支援教育を受けている皆との交流を通じて、この課程に興味をもちました。
 1・2年次は赤点をとらないように努力しました。1年のとき「このままで大丈夫かな?」と考えて、2年で習熟を希望しました。そこで学んだことは、みんな何か特別なことをしているから頭がいいのではなく、基礎基本をガッシリ固めているから頭が良い、ということでした。そしてそれを極めるためには教科書が1番でした。3年ではまず赤点をとらないように努力しました。センターの勉強は過去問を解いてやり直し、の繰り返しよりも、教科書を完璧にする→本当に理解したかを過去問を解いて確かめる→できなかったところはまた教科書に戻る、の繰り返しが良いと思います。(センターの問題は傾向が偏っているから、突然傾向が変わって対応できないということを防ぐためです)とにかく教科書」を「何度も」やることです。
 役立ったのは教科書や学校で購入した問題集です。修猶館の人も城南の人も同じものを使っています。日本史は一問一答を使うと便利だと思います。小論文は「何を書けばいいか分からない人のためのオキテ55」(著 鈴木鋭智)と「小論文・面接の時事ネタ本」シリーズがおすすめです。
 部活動は全力でやったつもりです。集中力をつけることにつながったと思います。体育祭も悔いが残らないように全力でしました。塾は行きませんでした。補習は自分に必要なものを最低限とるべきだと思います。むやみにとりすぎると自分で勉強する時間がなくなるからです。
 私は二次試験は面接のみでした。とにかく笑顔が大切です。しかし、待ち時間の廊下はとても寒いです。(しかもセーターが着れない!)だからカイロを持っていって顔がこわばらないようにするべきだったと思いました。もし、面接官の方が無表情で怖くても笑顔が大切です。色んな先生にご指導していただくことも大切です。そして、志望校への愛が大事です。最後に私がここまで来ることができたのは先生方や友人、母が支えてくれたおかげです。この場を借りてお礼を申し上げたいと思います。そしてこの文章が少しでも多くの人の役に立つことを願っております。


☆Kさん
 福岡教育大学中等教育教員養成課程社会科専攻
 福岡大学人文学部歴史学科

 昔から歴史が好きで、歴史に携わる仕事に就きたいと思っていました。高校1年の時、当時の担任の先生の影響を受けて教師も志すようになり、2つの夢が両立できる社会科の教師を目指すことにし、また高校の教員になりたかったので、福岡教育大学の中等社会を志望しました。1年生の頃は授業中によく寝ていて、苦手な教科の授業は放っておきました。2年ではさすがにそれはまずいと思い、苦手な教科の授業は積極的に取り組み、テスト前も多少は勉強しました。ですがまだ居眠りはしてましたし、テスト期間以外の勉強は宿題は一切しませんでした。3年生でも2学期までは基本的にそのスタンスで、自宅学習はほぼしていませんでしたが、その分土曜日や放課後、朝補習はとれるだけとりました。学校には先生がいますし、誘惑もありませんので、自宅学習できない人はとにかく学校での勉強時間を多くとることをオススメします。
 参考書・問題集は、学校で配布されたり購入するもの以外では、過去問と暗記科目の単語帳以外はさほど必要ではありません。それよりも大切なのは、授業をしっかり頭に入れることです。センター試験は授業で習った内容を活かせば解ける問題が大半ですので、授業にちゃんと取り組めば塾に行く必要はありませんし、自宅学習の時間も少なくできますので部活との両立も可能です。3年生は色々な行事の主役となり、その行事の期間中は勉強どころではないでしょうから、なおさら授業が重要です。進路選択は早い方が勉強に取り組みやすいです。まだ決まっていない人は、モチベーションを保つのが大変だと思いますがまずはやりたいことをみつけてみて下さい。入試は緊張しないことが一番です。模試などで場数を踏むのが望ましいですが、大学の個別試験では自分1人の場合もあるので、緊張しやすい人は注意です。皆さんにはまだまだたくさんの時間がありますが、油断しているとあっという間に過ぎ去ってしまいます。今を楽しみつつ、将来後悔しないように有意義な学校生活を送ってください。応援しています。


☆Kさん
 山口大学工学部循環環境工学科
 福岡大学工学部電子情報工学科

 私がまず伝えたいことは、「目標は高く持て」ということです。私は1年生のころから国公立大学を目標にしていました。だからと言って特別なことをしていたわけではなく、定期考査を中心に日々の授業で勉強していました。1年の時は国公立を目指す人も多かったのですが3年ではかなり減っていました。私の友達にも「福大1本」などと私立にしぼる人が多くいましたが成功した人はあまりいなかったと思います。逆に国公立を目標にしていて国公立はだめでも私立は合格したという人は多くいました。だから目標は高く持ちましょう。
 こんなえらそうなことを言っていますが、私は定期考査で総合30位以内に入ったことがありません。志望校が早く決まっていたわけでもなく普通の人でした。でも授業は頑張っていたし補習も取れるものはすべて取っていました。部活にも入っていて全力で取り組んでいました。これは私の考えですが、部活で手を抜く人は勉強もできないと思います。部活がきつくて帰ってすぐ寝る時もありましたが、3年生になって勉強する時に「部活の時より楽したらだめだろ」と思って頑張れました。だから部活も行事も全力で倒れるくらいまですることをおすすめします。
 ここまでで分かるように私はあまり勉強が得意ではありませんでした。だからこそ思うのは勉強や受験のことは先生を信じて下さい。私は1回しか受験を経験していませんが先生は何回も経験しているのです。大先輩です。だから先生を信じましょう。あえて私が言うなら得意教科を伸ばす努力をして下さい。私は今回の受験で物理に助けられました。センターでも、そして福大も山口も物理がよかったから合格したようなものです。そんなだれにも負けない1教科を作って下さい。
 最後にこの受験の間私を支えてくれた言葉を紹介します。『死ぬまで勉強しても死なない』という言葉です。「俺は死ぬまでやってやろう」と思って頑張りましたが今生きています。そんな自分を支えてくれる言葉に出会うのも大切かもしれません。受験がんばって下さい。この文を読んで少しでも元気になってもらえたらいいと思います。ファイト!!


☆Uさん
 佐賀大学文化教育学部国際文化課程
 西南学院大学国際文化学部国際文化学科
 筑紫女学園大学文学部英語学科

 私が志望大学を決めたのは2年生の冬頃でした。当時は朝5時に起き、日中は授業を受け、放課後は部活で目の前のことに精一杯で将来のことについて深く考えたことはありませんでした。しかし、進路学習のあと友達が将来のことについて細かく考えていることに刺激を受け早いうちから志望大学を決めることができました。私はまず世界の言語や文化、偏見のない広い視野を養いたいと思い国際文化学部のある大学にしぼっていきました。1、2年の頃は家では宿題しかしていませんでしたが授業は睡魔と戦いながらも割としっかりと聞けていたと思います。入試を終えた今はちゃんと授業を聞いていて本当に助かったと思っています。
 3年になって本格的に始めましたが家に帰ると一旦寝て、3時くらいに起きて勉強していました。私は国社英の得点が1.5倍だったので特に力を入れました。どの教科も内容が多く、早めに手をつけないと本当に焦ります。私はそうなりましたが、英単語だけは3年からすぐ、通学電車で繰り返していたので3学期はほとんど触れず、焦らずに済みました。
 社会系は勉強時間=点数かなと思います。日本史は教科書と授業で使うノートをただただ繰り返しました。現社はおもしろいほどシリーズの参考書で3カ月で80点とれました。社会はすぐに上がります。しかし、苦手な数学を夏休みまでにつぶしていなかったことがすごく後悔しています。入試直前にわからないことが出てくるとすごく焦るので気をつけてください。あとは毎日通学時や10分休みのすき間時間を上手に使ってください。
 学校生活では緊張する場面にたくさん出会っていた方が良いです。本番の日には耐性がついて、少しリラックスして受けることができると思います。西陵は人が良いです。努力もできる人がたくさんいて刺激を受けながら支えあって勉強できました。青春もしながら、大学入試を突破してぜひ合格を勝ち取ってください!!


☆Aさん
 佐賀大学理工学部物理科学学科

 私は大学を決める時にまず学部から決めました。大学の専門的な物理をやりたいと思い物理系の学科に進みたくて、調べていると佐賀大学が他とは違って理工学部に物理の学科があるのを知って少し興味をもち、調べてみると他にもいろんな魅力があったので佐賀大を受けることに決めました。
 1、2年の時私はほとんど勉強していませんでした。しかし、私が「これだけはきちんとやろう」と決めていたことがあります。それは「模試」です。1年生、2年生のときに進研模試がありますが、その中で自分の得意な教科だけは学年の中で誰にも負けたくないと思って模試の前はかなり勉強していました。それを2年間、継続したことで得意教科に関しては定期考査と進研模試の勉強、3年生になってからの授業中の問題演習だけで充分センター試験レベルまで対応することが出来ました。だからより多くの時間を苦手教科にあてることができて、苦手教科もそれなりに克服してセンター本番にいどむことができました。なので模試を有効活用するのはとても大事なことだと思います。ぜひ友達と競うなどして模試を有効活用してください。また、進路を決めるのはなるべく早いほうがいいです。進路を決めると模試のやる気もさらにあがると思います。
 ここからは3年生で理系に進む人について書きたいと思います。特に数学3が受験に必要な人はなるべく早めに始めておくことをおすすめします。センター試験までは上に書いたやり方で対応できても、私大や国公立の二次試験となるとセンター試験がおわってから数学3の勉強を始めては、ほぼ間違いなく間に合いません。私は本格的に数学3を始めたのが新年はじまってからだったので本番に間に合わず思い通りの得点をとることが出来ませんでした。最後にこれは文系にもいえることですが理系の人は特に英語でかなり苦労すると思います。英語はやればのびるけど、やらないとまったく点がとれません。だから英語は英単語だけでもいいので今から始めて下さい。そうするとかならず後々楽になると思います。


☆Mさん
 名桜大学国際学群

 私は大学を決める時から、国公立大学を目指していたので、初めから国公立大学にしぼっていました。なぜ沖縄にしたかというと、大自然の中でのびのび勉強したいと思ったからです。また、沖縄には独自の文化があり、その文化を外国人に紹介するイベントなども多く開催されていて、外国人と関わる機会が増えると思ったからです。直前まで琉球大学を目指していたけど、センターの結果が悪く、浪人をする自信もなかったので、名桜大学に出願しました。一学期には名桜大学を考えていたし、辺野古の普天間基地移設問題をより近い位置で考えられる機会にもなるので、名桜大学で頑張って勉強しよう!という気持ちでいっぱいです。
 1年生の時は、週末課題とか、試験前の勉強しかしていなくて、入試を意識した勉強をしていませんでした。2年生の2学期の終わりに留学から帰ってきて、他の人よりもかなり勉強が遅れていたので、特に数学、古典、化学は毎日昼休みや放課後に先生に質問に行っていました。分からない時はためらわずに先生に質問するべきだと思いました!3年生の時は、苦手な数学と化学を集中的に勉強していました。この教科は、授業で先生の話を集中して聞いて、ノートをとって、分からない所は印をつけて、放課後先生に持っていっていました。勉強して分からない問題とかがあったら、すぐに先生に質問できるので、学校で勉強するのはとても良いと思います。私は苦手な教科は先生に教えてもらおうと思っていたし、自分でやるべきことが分かっていたので、塾には行きませんでした。だから、土日はほとんど学校で勉強していました。私はAO入試で一度落ちたので、その後からはもう絶対に落ちたくない!と思って、より勉強にも熱が入って、成績もどんどん上がりました。もし、模試の点数が悪かったり、AOや推薦で失敗したとしても、その悔しさをバネにしてあきらめないことが大切だと思います。私はAOに落ちて2カ月後がセンター入試だったので、朝勉をするようにしました。朝勉は慣れるまではきついけど、今思うと、あの朝の1、2時間の勉強はかなり力になったと思います。
 これから3年生になる人は、毎日勉強勉強で、大変になりますが、全ては自分を合格させるため!!と思えば、きついのも我慢できると思います。いつか本気を出すから大丈夫と思っていたら、いつまでも勉強しないから、早く本気になって勉強して下さい!私はセンター本番で得意な英語がいつものように点がとれなくて、いつも点数がとれなかった、現社、日本史、化学で点がとれたので、本番では何が起きるか分からない!と感じました。苦手な教科はあきらめず挑戦し続けて下さい!得意な教科は油断すると危ないので、気を付けて下さい!


☆Mさん
 立命館大学法学部法学科国際法務特修
 西南学院大学法学部国際関係法学科
 福岡大学法学部法律学科
 獨協大学法学部法律学科
 獨協大学法学部国際関係法学科

(1)志望動機・理由等について(大学・学部・学科の選択等)
 自分は語学と法律の両方に興味があったので、国際関係法学科を志望しました。
(2)1、2年次の学習方法(授業・自宅学習等)
 宿題は忙しくてもちゃんとするようにしていました。
(3)3年次の学習方法(授業・自宅学習等)
 模試をなるべく受け、雰囲気に慣れるようにしていました。
(4)使用した問題集・参考書等で大変役に立ったものがあれば紹介してください。
 「書きこみ教科書 詳説 日本史」「読んで見て覚える 重要古文単語315」「ユメタン」
(5)学校生活全般について 部活動・生徒会活動・生活面・学習面・行事等について
 部活において、忍耐力や持続力を体得することができました。
(6)補習、塾について(受け方や予習・復習の仕方等)
 分からない所は塾に質問に行き、苦手を一つ一つ潰していきました。
(7)進路選択について(時期やアドバイス等)
 3年の12月まで行きたい大学が特にはっきりと決まっておらず、模試の結果などを参考に大学を決めました。
(8)入試について(面接、内容、形態で特に注意すること)
 試験当日は時間に余裕をもって行動して下さい。
(9)後輩へのアドバイス
 体調管理に気をつけて下さい。


☆Iさん
 西南学院大学経済学部経済学科
 中村学園大学教育学部児童幼児養育学科
 久留米大学経済学部経済学科

(1)志望動機・理由等について(大学・学部・学科の選択等)
 志望動機は夏に本校で行われた学校説明会で西南大学の方が説明していただいた講義で固まりました。
(2)1、2年次の学習方法(授業・自宅学習等)
 1、2年の時の勉強方法はまじめに授業を受けて、学んだことを極力忘れない事だけで良いと思います。僕はそれをしてこなかったので、1、2、3年で偏差値がずっと40台でした。
(3)3年次の学習方法(授業・自宅学習等)
 3年の時の勉強法ですが、僕は私立なので3教科について説明します。まず国語ですがとにかく現代文は毎日1つ以上小説・論文を解くことです。古典は単語、文法をがっちり固めて、固まり次第で1日1つ問題を解くのがいいと思います。英語は熟語と単語です。単語帳は最低2冊は完璧に。塾語帳は余裕があれば2冊してほしいのですが、まずは1冊を1つも抜けなく覚えれるとかなり心強いです。熟語を勉強していると少しですが文法も身につきます。日本史は初めに流れをがっちり掴むことです。次に山川出版社の「詳説日本史要点整理ノート」というやつのかっこのところとそれ以外の重要なワードを覚えること。最後に一問一答を繰り返すことです。
(4)使用した問題集・参考書等で大変役に立ったものがあれば紹介してください。
 英語・・・アルク「ユメジュク」「ユメタン1」「ネクステージ」
 国語・・・Gakken「マドンナ古文」
 日本史・・・「センター試験 日本史の点数が面白いほどとれる本」
(5)学校生活全般について 部活動・生徒会活動・生活面・学習面・行事等について
健康管理を一番気をつけてください。
(6)補習、塾について(受け方や予習・復習の仕方等)
 補習は取れるならば取れるだけ取った方がいいです。
(7)進路選択について(時期やアドバイス等)
 12月までには進路選択してください。
(8)入試について(面接、内容、形態で特に注意すること)
 本番の日、お腹が痛くなったりするので薬は持っていくのがオススメです。
(9)後輩へのアドバイス
 僕は本当はずっと明治大学に行きたかったのですが1、2年でサボリすぎたため行けなかったので勉強は早めにきっちりやった方が良いですし、やり過ぎて困ることは絶対ないので皆さんしっかり勉強して自分の本当に一番行きたい所に進んでください。


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