最新更新日:2016/03/31
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3月31日で学文路中学校が閉校となりました。長い間ありがとうございました。

図書だより2 再

同じく第2号も


 週刊で発行するために時間があれば本を開いてま
す。なかなかお薦めできる本には出会えませんが、
新作・旧作、よりとりどりで読んでは書いてを続け
たいと思います。
それでは、


今回のテーマ
冬休みに読んだ本その2です。

『赤い指』 東野 圭吾著

 またまた東野圭吾です。偏ってるなぁ。新春ドラマの原作です。原作が始まる直前に読みました。ドラマを見てからだと読まないと思ったので。加賀恭一郎シリーズ。阿部さんは良い役者ですね。また加賀恭一郎シリーズでドラマを見たいです。『新参者』も良かったですし。『新参者』はテレビドラマの途中から読みました。ドラマ実は見てなくて。読んだあとから見始めるとなかなか面白かったです。『ガリレオ』シリーズだけでなく、どんどんドラマ化してもらいたいものです。『赤い指』タイトルの意味が最後になってなるほどって思えた秀作です。

『謎解きはディナーのあとで』 東川 篤哉著

執事とお嬢様刑事が、6つの事件を名推理!
ミステリ界に新たなヒーロー誕生! 主人公は、国立署の新米警部である宝生麗子ですが、彼女と事件の話をするうちに真犯人を特定するのは、なんと日本初!?の安楽椅子探偵、執事の影山です。
 彼は、いくつもの企業を擁する世界的に有名な「宝生グループ」、宝生家のお嬢様麗子のお抱え運転手です。本当は、プロの探偵か野球選手になりたかったという影山は、謎を解明しない麗子に時に容赦ない暴言を吐きながら、事件の核心に迫っていきます。この暴言がなかなかのものです。
 本格ものの謎解きは本格好きには物足りないかもしれませんが、ユーモアたっぷりのふたりの掛け合いが楽しい連作ミステリです。
 

『九杯目には早すぎる』 蒼井上鷹著

本作は9編の短編やらショートショートやらが収録された作品です。その中でのお薦めは、始めの
「大松鮨の奇妙な客」
旦那が浮気をしているから尾行してくれないか、と妻の友人から依頼があり、探偵小説が大好きな蓑田はその旦那とやらを尾行することにするのだが、大松鮨という寿司屋で大将を怒らせるようなとんでもない食べ方をする奇妙な男で…さてその行動の本意は?。これは最後まで読んで、なかなかやるなぁって思いました。
いくつかあるショートショートでは
「九杯目には早すぎる」
本のタイトルになってます。推理小説が好きな人なら「九マイルは遠すぎる」を連想するタイトルですね、ってあとがきにこのタイトルにした、その狙いが書いてありました。バーでの会話の中に「九杯目には早すぎる」というセリフが出てきます。その言葉の真意は?
全体的に読みやすい本でした。ただ、この作者は人が悪いのではないかと思われる内容で…人の良い自分には馴染まない作品でした(笑)

『天使の耳』 東野 圭吾著

 交通事故などを扱う交通警察物の短編集。どの作品も東野テイスト満載でした。その中でもやはり表題作の「天使の耳」は秀逸です。交差点で交通事故が起こるのですが、一方の運転手は亡くなり、もう一方の運転手は自分は青信号で交差点に進入したと言う。目撃者はない。死亡した運転手の車の後部座席には目の不自由な少女が乗っていた。信号機は見えない。しかし彼女は事故のときに車で流れていたラジオ放送を覚えていた・・・。彼女の耳の良さが事件の真相を暴いていく・・・ように思えたのですが、最後に描かれるもう一つの真相。すっと終わってくれないなぁ。この他にも違法駐車の車が起こした悲劇からの復讐劇などなど。これは当たりの東野作品です。

『海のある奈良に死す』 有栖川有栖著

 海のある奈良・・・福井県小浜市のことです。現在でも多くの歴史的な仏教建築、美術、仏像が残っている希にみる仏教文化の宝庫。 読み進め、行きたいと思いました。実は何年か前に読んだ本だったんですが本屋で郷土の本として紹介されていたので久しぶりに読みなおしました。そこで・・・○○○の○○が出てくるではないですか。近くなのに行ってない。見ていない。詳しく書いたらネタが割れてしまうので書けません。が、読んだら見に行きたくなります、きっと。自分もそのうち○○を見に行きたいと思います。 

『氷菓』 米澤 穂信著

 何事にも積極的に関わろうとしない省エネ主義を信条とする高校生の折木奉太郎は、姉の折木供恵の勧めで神山高校の古典部に入部する。そこで出会った仲間と共に、日常に潜む数々の謎を解き明かしていく内に、古典部の文集「氷菓」に秘められた三十三年前の真実に挑むことになる・・・面白い!実に面白い!!久しぶりにヒットです。このシリーズ、すでに第5弾まで出ているようで、次の作品にもチャレンジします。そして早々に紹介したいと思います。殺人事件や大掛かりなトリックだけが推理小説ではないのだ。高校生の会話もなんかしっくりきて良いですねぇ。デビュー作とは思えません。中学生にも読みやすい本でした。
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