最新更新日:2016/03/31
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3月31日で学文路中学校が閉校となりました。長い間ありがとうございました。

第11号

図書だより 第11号です。昨年度技術の授業で生徒が作成したものです。なかなかおもしろい本を紹介してくれています。


 今回も昨年度授業で作った生徒の紹介文です。なかなかおもしろい本を紹介してあるので読んでみてください。
 学文路中学校の技術の授業でアテナイウムを発行する手伝いをすることになりました。今年、図書室がどんどん進化していっておもしろい本がたくさ
ん入ってきているので。
いろんな本を紹介していきたいと思いますので、よろしくお願いします。
今回のテーマ
テーマというより自分が読んだ本を紹介したいと思います。どれも面白かったので是非見てください。

『新参者』   東野 圭吾著
 
 ドラマにもなった本でドラマもちょっと見ていて面白かったので小説も読んでみたくなったので読んでみました。読んでみるとどんどん話の中に入ってあっという間に読めることができました。話の内容は、加賀恭一郎という刑事が事件を解決するのですが、ちょっと違う視点から話が始まっていつのまにか事件が解決するという読んでいておもしろかったです。
 子伝馬町という場所で起きた事件なのに、煎餅屋や時計屋などその事件にはあまり関係のなさそうなところに行くのですが、ちょっとずつ証拠を見つけて犯人を見つけるという本当に面白い本でした。ぜひ読んでみてください。

『死亡フラグが立ちました!』 七尾 与史著

 狙った獲物は絶対に逃がさない 凄腕の殺し屋、人呼んで 【死神】。死神から一枚のジョーカーを送られた標的は、二十四時間以内に必ず死亡する。という設定があり、もうそれだけで面白そうだなと思い読んでいくと死神は凶器をいっさい使わず 【死の運命】を用意するだけ。と書かれていて、どういう意味か分からず読んでいくと驚きの方法で人を殺していき個人的には好きな本でした。読んでいくと本宮という人が出てきてその人はすごく頭がよく犯罪方法を次々と見破ってました。主人公と本宮の話し合いも面白いし誰が読んでもが面白いと思いました。
 この本の最大の面白さは自分的に実際にできそうな方法なのですぐに本に入り込めることだと思いました。さらに殺人方法が本当に本当にすごかったです。まさかだと思いました。
 読んで損をすることはないので是非見てください。
『ゴールデンスランバー』 伊坂幸太郎著
この本は兄から借りてきたもので図書室にはないのですが面白かったので紹介します。この本は映画にもなったらしいですね公開していたときにこの本を知っていれば絶対に見に行ったというのに全然知りませんでした。ショックです。話の内容は首相が暗殺されその罪を着せられた男の話です。話が大きいので本に入り込めるかなと思いましたが意外と身近に感じてきて本に入り込めました。
 個人的に最初は説明が多いので面白くないと感じることがありますが途中まで読むと面白さが倍増します。

『インシテミル』  米澤 穂信著     

車が欲しいと願う普通の学生、結城理人は、条件の良いバイトを探していた。しかし、見つけたバイトは結城の想像を絶するものだった・・・・・・。
実写映画化もされていて、映画を見てない人はもちろん、見た人も楽しめる小説です。主人公のあせりや疲れ、場面の緊迫した空気が読んでるこっちにも伝わってきて、時間を忘れ無我夢中になって読んでしまいました。人が恐怖に怯える姿が好きだというSな人には、おすすめです。

『心霊探偵八雲〜赤い瞳は知っている〜』神永 学著

アニメ化もされていて、漫画でもあるので推理小説にしてはかなり読みやすい作品です。登場人物がおもしろくて、主人公は死んだ人の霊が見える赤い左目を持つ大学生斉藤八雲と、霊感が強い普通の学生小沢晴香の二人で、自分勝手な八雲にいつも晴香が振り回されていて、読んでいて笑ってしまうようなところが沢山あります。他にもおおざっぱなおっさん刑事や、ものすごくやさしいお坊さんなどいろんなキャラが出ていて独特の世界観が最後まで楽しむことが出来ます。読み終わる頃には、八雲のキャラにはまってしまうと思います。   

『ガリレオの苦悩』  東野 圭吾著

実写ドラマ「ガリレオ」の小説版です。天才物理学者 湯川学が不可解な殺人事件の謎を物理学的に次々と解いていく推理小説で、ドラマを見ていた人もテレビに出ていないストーリーがあるので、新鮮な気持ちで楽しむことが出来ます。主人公の湯川学もかなり個性的なキャラで面白いし、なにより謎が解決された時の、なんとも言えないすっきりした気持ちが、読んでいて楽しいと思わせてくれます。
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図書だより10

久しぶりの図書だよりです。

平成二十三年第10号
新学期が始まり早二ヶ月が過ぎ、新入生も中学校生活に慣れてきた頃ではないでしょう
か。今年は、週刊発行を目指していたこの「アテナイウム」・・・四月からの発行が止まっていました。またぼちぼちやっていきたいなぁっと思います。そこで、久々の紹介は、昨年度学文路中学校の技術の授業で作った生徒の紹介文を載せたいと思います。

こんにちは★                
 学文路中学校の二年生の技術の授業でおすすめの本の紹介をすることになったのでこれから私たち3人のおすすめの本を紹介したいと思います。

今回のテーマ
推理小説とミステリー小説をメインに紹介していきます。   

『@ベイビーメール』 山田 悠介
ある日突然、奇妙な事件が起こる。三人の人が同じ死に方で遺体で発見されるという。
 その後、また一人の女性の遺体が発見され、しかもその遺体はおかしかった。妊娠していないはずの女性の腹部から赤ん坊が取り出されていてへその緒が残されてあった。
 その事件を不思議に思った刑事とその知り合いであった教師はその謎を解いていく。その真相は…。
この本は読んでいて全然飽きなくて読み進めるごとに謎が解けていき、すごく面白い本です。ぜひ、読んでみてください。

『スペース』  加納 朋子著

 <魔が差す>という瞬間は、たぶんどんな人にも訪れるものなのだ───例えば私のように、どちらかというと正義感が強く、そのくせ妙に気が弱い、要するに犯罪行為などとは地球のアンドロメダ星雲くらいにかけ離れている人間にさえ、ある日それは突然やってくる・・・。

 この本は、身近にある謎をといていくというかんじです。最初よんでるうちは「ん?」ってなるけど、最後まで読んでいくと、「あぁー!なるほど!」と謎がとけてすっきりします。「スペース」「バックスペース」が本にしゅうろくされています。表裏一体となった物語になっています。身近なことと関係があっておもしろいので、ぜひ読んでみてください。

『赤×ピンク』 桜庭 一樹著

東京・六本木、廃校になった小学校で、夜毎繰り広げられる非合法ガールズファイト、集う奇妙な客たち、どこか壊れた、でも真摯で純な女の子たち。体の痛みを心の筋肉に変えて、どこよりも高く跳び、誰よりも速い拳を、何もかも粉砕する一撃を―――彷徨のはて、都会の異空間に迷い込んだ3人の女性たち、そのサバイバルと成長と、恋を描いた、最も挑発的でロマンティックな青春小説。

この本はまず、主人公の「”まゆ十四歳の死体”」から始まって、主人公の友達で、一番仲がいい「ミーコ、みんなのおもちゃ」でまゆとミーコの友達で男っぽい「おかえりなさい、皐月」の3話がしゅうろくされています。この話は、3話全部がつながっています。まゆからはじまって、まゆの話から、ミーコの話になり、ミーコの話から最後に皐月の話です。「こんなことになってたのか!」と最後に納得できる本です。ぜひ読んでみてください。

『赤い指』  東野 圭吾著
この本は大矢先生がいい話と言っていたので私も読んでみたいと思って読んでみました。
もし、自分の子供が人を殺してしまったら・・・あなたはどうしますか?親だから嘘をついてでも守り抜く人もいれば、親だけど罪を償うため警察に通報する人もいますよね。私ならきっと警察に通報すると思います。       家族の大切さを教えてくれる1冊です。       

『夜行観覧車』 湊 かなえ著
 『夜行観覧車』は向かいの家で殺人事件が起こる話です。高級住宅街で起こった殺人事件・・・。語り手は『告白』と同じで1章ずつ語り手が変わります。向かいの家、その隣の家、殺人事件の起こった家の人たち、と変わっていきます。いつも静かな家で殺人事件が起こったところから続きが気になってどんどん読んでしまいます。この本も家族の大切さを教えてくれる1冊です。

『ジーン・ワルツ』 海堂 尊著
2月に菅野美穂主演で映画化した本です。
産婦人科医の曾根崎理恵は大学で講義をしながらマリアクリニックという病院の先生をしています。マリアクリニックの院長は病気でもう長くは生きられないのでマリアクリニックは閉院の危機に陥ります。理恵は最後の患者として5人の妊婦さんを見届けて閉院すると言っています。マリアクリニックは閉院してしまうのでしょうか?子供をおろしたいと病院に来たユミ、子供を産んでも長くは一緒にいられない甘利みね子のおかげでユミは子供を産むことを決心します。
理恵がマリアクリニックに隠した秘密とは…?  
代理母出産の真相は…?

ちょっと豆知識

 何度か紹介しましたが、このだよりのタイトル『アテナイウム』について。もともと『アテネ』と言う言葉からの派生語。アテナ神殿= アテナイオン=古代ギリシアのアテナイにあって詩人・学者たちが集合して詩文を評論したことから図書室という意味も出てきたようです。アテネはギリシアの首都で人口75万人、古代ギリシア文明の中心地でした。西洋文明はキリスト教と古代ギリシアの文明の上に成り立っているので知識の宝庫である図書室をアテナイウムと言うのも合点がいくものです。

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