この事態における教職員四方山話 「学校百景でつながる」(和田)

 学習の遅れをカバーするために、ドリル教材がたくさん売れているそうです。保護者としては、学習する手段がないと困るので当然の流れかと思います。ドリルや休校支援での動画配信等に加えて、各学校独自の学びを提供するためにHPを活用してはどうでしょうか。
 小学校6年、中学3年間登校しますが、子どもたちは学校のほんの一部しか見ていません。教室、特別教室など、ひょっとしたら1年生の学校探検からあまり広がらないまま卒業していく子もいるかもしれません。学校には学べる教材が山ほどあります。
 教科書には記載されていないけれど、この学校独自の教材をHPで紹介します。子どもたちが学校にあるものに興味・関心をもてるようになれば、各教科につながる学びになるのではないでしょうか。教科書から飛び出して興味・関心をもって主体的に学ぶチャンスでもあります。
 HPには、紹介している先生の笑顔と一言感想を添えましょう。
「私の学校の先生」は特別です。先生の笑顔を楽しみにHPにアクセスする子が増えます。
こんなのはどうでしょうか。例を紹介します。
百景1  学校の草花編
 桜は葉桜になってきています。つつじのつぼみがふくらみ、咲き始めています。
桜以外の木々も草花もたくさんあります。花の中にはおしべとめじべがあります。もっと詳しく観察するには理科室の顕微鏡を使います。
「次回は理科室訪問です。」と予告も付け加えます。
百景2  学校バックヤード編
 屋上のタンクを見たことがありますか? あれは何なのでしょう。
 学校では水も電気もガスも使っていますが、どれぐらい使っているのか知っていますか? 使った料金はどうやって払っているのでしょう。
家庭にはメーターがありますね。学校にもメーターがあるのです。メーターの単位については算数や理科の先生、家庭のメーターとの比較は家庭科の先生が話します。家庭のメーターや、支払明細を見てみましょう。
百景3  門、銅像編
 学校には正門近くに二宮尊徳、花壇近くには○○の銅像があります。また、正門、南門など全部で5つの門が学校にはあります。実は正門は移動したのです。昭和時代の学校の写真と比べてみてください(航空写真を添付)
     国語の先生の「二宮尊徳」の話につづく
     社会の先生の「この学校の歴史」の話につづく
 看板編(学校内設置のいろいろな看板)、音楽室編(さまざまな楽器紹介)、体育館編(さまざまなラインの意味)、廊下編(一番長い廊下は○○mなど)、母校の様々な景色に関心をもってもらう機会にしましょう。

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