この事態における教員ICT研修四方山話Part3<和敏>

 この事態、遠隔授業・オンライン授業が注目され、今まであまり縁のなかったテレビ会議システムの導入を検討する学校が多くなっているようです。そこで、少しテレビ会議システムについての四方山話を書いてみます。
 
 テレビ会議システムと言ってもいろいろあります。この事態、授業として使うとなると、どんな授業を考えているかによるところが大きいと思います。学校としては、設定が簡単で、セキュリティ面での不安も少なく、子どもたちが参加しやすいもの。子どもたちとしては、操作が分かりやすく、授業に集中しやすいものになってくると思います。何よりも、安定したネットワーク接続が維持されるものであることは言うまでもないことです。

それでは、もう少し耳にした特徴を書いてみましょう。(無料で使用することを前提として)

(1) アカウント (一部、変更箇所あり)
   A B C すべて、主催者は、それぞれのアカウントが必須。
        アカウントは、無料で作成可能。
(2) 一画面に表示できる人数
   A 通常25人(拡大表示49人:PCのスペックに左右される)
   B 16人   C 9人
(3) 同時接続人数
   A 100人  B 100人  C 250人
(4) チャット機能
   A B C すべて可能
(5) 画面共有(教師や子どもの画面をみんなの画面に表示する)
   A B C すべて可能
(6) 制限事項
   A 3人以上の場合40分間
   B 9月30日までは、連続300時間 それ以降60分間

詳細は、まだまだあるようですが、この事態で使うとなると、まず知っておきたい内容ではないでしょうか。
 A、B、C どれが優れているかではなく、どれが、自校のめざす授業に近いかを検討することが大切になるでしょう。個別指導に使うのか、普段のような授業に使うのかで、適するシステムは変わってきます。
いずれも、無料版がありますから、一度試してみることが一番でしょう。

※ 四方山話です。間違いがありましたらお許しください。
A:Zoomミーティング  B:Google Meet   C:Microsoft Teams

 この事態も、いつか落ち着きをみせ、いずれワクチンや治療薬が開発されることでしょう。しかし、それでもインフルエンザのように、ある時期、ある地域で感染が拡大し、学級閉鎖や学校閉鎖をしなければならない事態が起こることは想像できます。そんなときに、今回の経験からオンライン授業を実施する学校が出てくるかもしれません。「新しい日常」と同様に「新しい学校」として。そんなときのためにも、落ち着きを見せたときこそ、学級等を閉鎖するときの対策を検討していくべきかもしれません。

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