恵庭市立和光小学校

学校長あいさつ

和光小学校のホームページをご覧いただきまして、誠にありがとうございます。

 昨年度に引き続き和光小学校にお世話になります校長の渡邉琢真(わたなべ たくま)です。よろしくお願いいたします。今年度につきましては、保護者の皆様や地域の皆様の学校に対する信頼が、より確かなものとなりますよう、教職員が力を合わせて教育活動に取り組んでまいりますので、御支援と御協力をお願いいたします。
 さて、令和6年度の学校経営にあたり、その方向性について御説明いたします。本校の教育目標は、「人間性豊かな児童の育成」と設定されています。今年度につきましては昨年度と同様に、この「人間性豊か」という部分を掘り下げてまいります。具体的には、育成を目指す資質・能力を「人間力の基礎」と設定し、教育活動に進めてまいります。「人間力」とは、「社会を構成し運営するとともに、自立した一人の人間として力強く生きていくための総合的な力」のことを意味し、具体的には、「知的能力的要素」「社会・対人関係力的要素」「自己制御的要素」に分けられます。本校においては、それに「健康・体力的要素」を加え、4つの観点で進めていきます。現在、学校に対しては、将来の社会を担う人材を育成することが求められています。そのためには、小学校段階においては、子供たちが社会に出た時にどのような力が必要となるかを明確にし、その育成に資する教育活動を推進していかなければなりません。その必要とされる力が「人間力」であると捉えています。ただ、「人間力」は、学校教育段階で自分のものとすることは大変難しいものです。成長に伴う経験と学習を重ねることにより、生涯に渡って高めていくものです。
 このようなことから、小学校では完成された「人間力」を求めるのではなく、10年後や20年後をイメージし、子供たち一人一人が、今後、「人間力」を獲得するための下地、つまり、「人間力の基礎」を育むことが大切だと考え、本校のミッションといたしました。
 そして、そのミッションを達成するため、本校においては学校のビジョン(目指す学校像)を、「全てにおいて、全国水準の学校」と設定しております。子供たちの学力保障の取組や、心の教育の充実等については、まだ課題が見られる部分もありますので、教職員が力を合わせて和光小学校の教育レベルを全国水準まで高める努力を続けてまいります。そのためには、教職員全てによる学校経営の推進、つまり「全員経営」という考え方が必要です。私たち教職員は、この「全員経営」を合言葉に、1年間のすべての教育活動を進めてまいります。
 保護者の皆様をはじめ、各種関係機関、団体の皆様におかれましては、今後も御支援と御協力をお願いいたします。

恵庭市立和光小学校長 渡邉 琢真