校長挨拶

7th principal

令和4年4月1日
校長挨拶


新型コロナウイルス感染拡大防止対策のため、すべての人々が通常の生活の営みができない状況であり、九段も、生徒・保護者、教職員が一体となり、自覚と節度ある行動で、これからの社会の発展に寄与すべく自己の能力の向上に努め、この難局を乗り越えていきます。

 さて、本校は、大正13年に第一東京市立中学校として開校し、平成18年度には千代田区立九段中等教育学校として中高一貫教育校となりました。今年度創立98周年となり、令和6年度には創立100周年を迎える、地域に愛され、伝統が脈々と息づいている進学校です。【至大至剛】の精神の下、教育目標として、「豊かな心 知の創造」を掲げ、『知性、感性を磨き、豊かな創造力を培う』『心身を鍛え、自主自律の精神を養う』『主体的に社会に貢献する意欲と態度を醸成する』教育を行い、次代を担う生徒一人一人の可能性を最大限に伸長させ、豊かな人間性を培い、日本や世界の問題解決に積極的に取組み、他者と協調、協働して、世界のリーダーとして、未来に貢献できる、未来志向の責任ある人材育成に取り組んでいます。

 九段の教育は、確かな学力を身に付けさせるリベラルアーツ(文理融合)を基本とし、「学ぶ」(体験を重視し、本物から学ぶ、6年間の学び)、「生きる」(社会に出て活躍するための力を身に付ける)、「鍛える」(心身を鍛え、人を思いやる豊かな心へ)の三つの柱で次世代のリーダーを育成しています。特に九段自立プランは、企業・団体や大学、大使館等千代田区の豊富な教育資源を生かした本物に触れる体験活動を重視した探究活動であり、九段の教育の中核と言えます。このように、科学技術が進展する社会において必要とされる論理的思考力や批判的思考力等を育成するとともに、新たな価値を創出する探究的な学習に重点を置き、STEAM人材育成にも取り組み、中高6年間を一気通貫した教育を実施します。

 また、イギリス国立4大学、アイルランド国立大学、アメリカの私立大学の海外6大学と指定校協定の調印に向けて、国際大学連合との協議を進めています。協定締結成立後は、5年生終了後に国際大学連合の試験を受けて合格した後、6年生5月から週末等を利用したファウンデーションコース(オンライン授業)を受講できるようになり、6年生1月頃には渡英し対面での授業を受講し、9月から学部生として通常より1年早く入学できるようになります。そして、3年後には大学を卒業し、イギリスの大学の学位を取得します。このように、難関国立大学をはじめとする国内の国公私立大学だけではなく、海外大学への進学の道も拓いています。そして、オーストラリアやアメリカでの語学研修に加え、イギリス国立バンガー大学での短期留学研修も開始し、海外での語学研修の充実を図ります。世界に興味のある小学生は、本校への入学を是非、考えてみてください。

 九段の先輩である菊友会(同窓会)の皆様は、社会で活躍されている方々が多く、九段生のモデルとなる人たちです。そして、九段の教職員は、自己の授業力の向上に努め、生徒の成長を支援しています。菊友会と教職員は、九段ブランドといっても過言ではありません。そして、法人九段の施設は、生徒の教育活動を実施する上で大きな効果をもたらします。このような恵まれた九段の環境の中で、生徒は、自分のありたい姿に向かい、主体的に九段の教育活動に臨み、生徒同士が協調し、協働し合いながら、大いなる成長を遂げています。伝統を受け継ぎながらも、著しい科学技術革新の起こる社会にあって、一歩先行く新たな九段を創造します。小学生の皆さん、九段の主人公は君自身だ。お待ちしています


令和4年4月 統括校長 野村公郎