最新更新日:2024/06/28 | |
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裾野市教職経験2・3年目教員研修会
6月3日(金)富岡中学校において、第1回市2・3年目教員研修会が開催されました。
研修会には18名の教員が参加。富岡中学校の米山沙希教諭(3年目)の2年生国語の授業を参観して、その後授業研修会がもたれました。 全体会では、会場校の山田直校長から、「熱心さは熟練以上に評価される」「良質とは高みを追求する意思」という格言を紹介され、風間忠純教育長からは、「子供たちは、友達が何を考えているか、先生が何を思っているのか、それを知ることを楽しみにしている。学び合いなどを通して、『対話』を大切にした授業・学級づくりを進めてほしい。将来、あの先生はいい先生だったと云われるような先生になってほしい」とエールを送られました。 公開授業は、小説「サーカスの馬」(安岡章太郎)でした。主人公の「僕」は見かけのぱっとしない痩せた馬を自分に重ね合わせてみじめな存在であると考えていたが、その馬はサーカス一座の花形だった。そして、その馬への認識の変化が、馬と重ね合わせていた自分への認識の変化につながっていく。主人公の変化という物語のクライマックスの場面を、授業者は、「思い違いがはっきりしてくるにつれて、僕の気持ちは明るくなった」という一文に着目して「思い違いとは何か」について再度吟味していくことで読みを深めていくことを意図した授業でした。 参観後は、2・3年目の先生方が4つのグループに分かれて授業検討会を行いました。 その中で、本時の目標設定はどうであったか、班から全体へと思考を深めていく時の教師の関わり方はどうであったか、班での話し合いに全員が参加していくにはどのような支援が必要かなど、生徒のあらわれをもとに、自身の授業実践と関わらせて熱心に討議が行われました。また、電子黒板やタブレットなど教育機器の活用についても学ぶことの多い授業実践でした。 その後、「授業づくり研修」として、学びの森の河村かよ子指導員から、米山先生が昨年度に実践された1年国語小説「ぬすびと面」(吉岡通夫)の授業記録の分析を基にした講話がありました。そこでは、子どもの読みを深めるための教師の発問や支援のあり方が具体的に示され、今日の授業と重ねてイメージできたのではないかと思います。 最後になりましたが、日々の教育活動でお忙しい中授業公開をしていただき、貴重な研修の機会を提供してくださった米山沙希先生、本当にありがとうございました。 |
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