最新更新日:2024/06/28
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裾野市研修主任研修会

 6月9日(木)生涯学習センターで、第1回裾野市研修主任研修会が開催されました。
 研修会の目的は2つあり、
・市の研修テーマ、平成28年度全国学力・学習状況調査の市の傾向、学習改善の視点等についての共通理解を図る
・校内研修の計画・推進方法等について情報交換をして、各校の授業改善の推進、校内研修の充実へつなげる です。

 前半は、芹澤指導主事、伊丹指導主事よりお話を伺い、後半、小学校は2グループに分かれ、中学校は1グループでの情報交換を行いました。

 多忙な日々に、どう全体研修を位置づけ、授業力を組織として高めていくかの工夫が情報交換され、研修主任としての悩みが少しは軽減できたのではないかと感じました。

 また、市内幼・小・中学校の公開研修会の一覧表も配布されました。外部講師を要請しての研修が6月15日以降、市内で10回あります。開催校より、後日、案内が各校に通知されますので、積極的な参加を検討してください。
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須山小要請訪問 兼2年次研修

 6月7日(火)に須山小学校で、横浜国立大学教育人間科学部附属教育デザインセンター教授の高木展郎先生をお迎えして、研修会が行われました。
 今回は、須山幼小中連携研修として、須山幼稚園、須山中学校の先生方、市2年次研修で、市内の中学校の先生4人も研修に参加し、終日、研修しました。

 午前中は、2年生の国語を参観しました。「ほたるの一生」(本時 6/10)でした。
『ほたるは、どのように 一生を 過ごすのでしょうか』 を明らかにしていく時間でした。    
「一生」を生まれてから死ぬまでと捉えて、自分たちが目にしているほたるが、一生という括りに入るか入らないかで、話し合いが始まりました。

・「ここに、ほたるの一生って書いてあるから、大人は関係ないって言うけど、ほたるは成虫だから、一生に入ると思う」
・「これは、大人がすべてやったことです。生まれて一生だから大人のことも入ると思う。一生は、成虫と幼虫をいれて一生、成虫は大人の呼び方、生きている。だから、大人のことも入れる。」
・「聞いてください。一生っていうのは、生まれてから死ぬまで。光り始めて、卵を産むまではほたる。産むまでは、死なないですよね。まだ、こけに卵を産みつけるんですよね。」
・「成虫は大人の呼び名だから、さなぎまで子、親と子違うね。」

など、次々に意見を発表しますが、だんだんと混乱してきます。

 そこで、「先の話をしてからもう一回考えてみよう」と先生の出番がありました。
この後、卵、幼虫、1ヵ月後、7月のはじめ、8月、水の中へ、かわにな、幼虫、脱皮、繰り返す、何度も、などの言葉を使って、意見交換をしましたが、みんなが納得するまでには至りませんでした。しかし、子供たちの「このもやもやを次の時間にすっきりさせたい」との気持ちが強く伝わってきました。考えたことを、途中でわからなくなっても堂々と発表する学級の雰囲気が学びを本物にしているんだと感じました。

 午後は、高木先生の「学習指導要領改訂とこれからの授業」と題した講話を中心に研修しました。文科省のお仕事もされている中でのホットな話題も伺いました。
 講話の後半は、各教科等において資質・能力の育成を図る授業について具体的に示してくださり、大変参考になりました。

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裾野市教職経験2・3年目教員研修会

 6月3日(金)富岡中学校において、第1回市2・3年目教員研修会が開催されました。
 研修会には18名の教員が参加。富岡中学校の米山沙希教諭(3年目)の2年生国語の授業を参観して、その後授業研修会がもたれました。
 全体会では、会場校の山田直校長から、「熱心さは熟練以上に評価される」「良質とは高みを追求する意思」という格言を紹介され、風間忠純教育長からは、「子供たちは、友達が何を考えているか、先生が何を思っているのか、それを知ることを楽しみにしている。学び合いなどを通して、『対話』を大切にした授業・学級づくりを進めてほしい。将来、あの先生はいい先生だったと云われるような先生になってほしい」とエールを送られました。
 
 公開授業は、小説「サーカスの馬」(安岡章太郎)でした。主人公の「僕」は見かけのぱっとしない痩せた馬を自分に重ね合わせてみじめな存在であると考えていたが、その馬はサーカス一座の花形だった。そして、その馬への認識の変化が、馬と重ね合わせていた自分への認識の変化につながっていく。主人公の変化という物語のクライマックスの場面を、授業者は、「思い違いがはっきりしてくるにつれて、僕の気持ちは明るくなった」という一文に着目して「思い違いとは何か」について再度吟味していくことで読みを深めていくことを意図した授業でした。

 参観後は、2・3年目の先生方が4つのグループに分かれて授業検討会を行いました。
 その中で、本時の目標設定はどうであったか、班から全体へと思考を深めていく時の教師の関わり方はどうであったか、班での話し合いに全員が参加していくにはどのような支援が必要かなど、生徒のあらわれをもとに、自身の授業実践と関わらせて熱心に討議が行われました。また、電子黒板やタブレットなど教育機器の活用についても学ぶことの多い授業実践でした。

 その後、「授業づくり研修」として、学びの森の河村かよ子指導員から、米山先生が昨年度に実践された1年国語小説「ぬすびと面」(吉岡通夫)の授業記録の分析を基にした講話がありました。そこでは、子どもの読みを深めるための教師の発問や支援のあり方が具体的に示され、今日の授業と重ねてイメージできたのではないかと思います。

 最後になりましたが、日々の教育活動でお忙しい中授業公開をしていただき、貴重な研修の機会を提供してくださった米山沙希先生、本当にありがとうございました。
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