最新更新日:2024/06/26
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「市内2年次教員研修」報告

 平成29年6月6日(火)、千福が丘小学校を会場に、市2年次教員研修が行われました。昨年度新採研を終え、裾野市内中学校で2年目を迎えた教諭(3名)が対象の異校種研修会です。それぞれ2,3,4年生の副担任となって、2校時から帰りの会までを子どもたちと一緒に過ごしました。子どもたちは、お兄さんお姉さんの登場に嬉しくて仕方がないようで、最後まで笑顔と触れ合いが満載の一日でした。そんな中で3人は何を感じたのでしょうか。得たものは大きかったはずです。
 1校時は校長講話、始めに千福小の1日の様子が映像で流れました。笑顔溢れた子どもたちの活動が繰り広げられていきます。3人の先生方は明らかに小学生たちの元気のよさに圧倒されていました。映像の最後には、校長先生からの「今日の研修でたくさん学んでいって欲しい」旨のメッセージが流れ、3人の表情が引き締まりました。そこへ校長先生から分厚い資料が配られました。昨年度の「校長通信」からの抜粋です。「大器晩成」「じわじわ微熱を伝えること」から「ちょっといい話」「ドラ言葉」等々、ランダムなキーワードが目白押しです。そんなキーワードを一つずつ丁寧に説明しながら最後に発した「教師にはプラスαが大切かな」は、1年目のがむしゃらから少し解放された2年目の先生方にぴったりの言葉だと思いました。私も挑戦心をくすぐられました。
 2校時からは、5校時まで授業参観が続きました。途中に中休みや給食指導、昼休みが挟まりましたが、中でも「中休み」の存在は、中学校では経験できないホッとした一時になったようで、3人の話題になっていました。昼休みはもちろん運動場を飛び回る3人の姿がありました。子どもたちが放っておくはずがありません。
 帰りの会終了後、教頭講話がありました。教頭先生は、それぞれの先生方が感じ取ったよさを確認しながら、行事で個性的に取り組んだご自身の経験談を話され、最後は「先生方の個性を教育活動に生かす」重要性を投げかけ、講話を閉じました。教頭講話の最中に、窓の外でこちらに手を振りながら下校していく子どもたちの笑顔が強く印象に残りました。そんな子どもたちへのお礼の手紙を、3人の先生が時間をかけて書き上げ、本研修の終了となりました。終了後の雑談からは、本研修で得たそれぞれの思いが、すでに次の日からの教育活動の工夫に向けられていることが感じ取れました。以下は、3名の先生方の「研修会まとめ」から、特に印象に残ったことの抜粋です。
・子どもの明るさと素直さ ・先生方の子どもたちにかける言葉の丁寧さ 
・短くてわかりやすい指示 ・先生から子どもたちへの声かけの温かさ 
・子どもを一人の人として誠実に向き合う先生方の姿勢
             H29.6.7 文責:小泉隆嗣

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須山幼小中 要請訪問(須山中)

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│平成29年度   │
│須山幼稚園・小学校・中学校   │
│            第1回 要請訪問   │
│ 横浜国立大学名誉教授   高木 展郎(のぶお) 先生│
│  日 時:平成29年4月27日(木)   │
│  会 場:裾野市立須山中学校   │
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 高木展郎(のぶお)先生を招いての研修会に参加させていただきました。須山は春まだ浅く、冷たい霧雨の中でしたが、幼・小・中の先生方が大勢参加され、高木先生の最新の講話に耳を傾けました。授業も3校時、4校時、5校時それぞれ2本ずつが公開され、「聴く・表現する」「ふり返り」が取り入れられた、日常の子どもたちの学びの姿を参観させていただきました。中でも一番印象に残ったのが、小学校の先生方との久しぶりの出会いに沸く中学1年生の笑顔でした。その顔は明らかに小学校7年生、小中がつながっている証拠です。こういう場面を見るたびに、教える側のつながりの大切さを再認識します。須山の研修のきっかけを見た気がしました。幼・小・中の先生方がつながれば、そこに学ぶ子どもたちは絶対に嬉しいはず、学びのエネルギーも確実にパワーアップすることでしょう。
 公開授業後の研修は、高木先生の講話でした。「新学習指導要領とこれからの授業づくり」と題された講話の基軸には中教審答申があり、理想的な学びの醸成に向かってやろうじゃないかという意気込みが感じられました。須山の地が相当気に入っているのかも知れません。
 新学習指導要領は、高木先生曰く「幕末から明治にかけての教育の変革に匹敵する大きな改革」だとのことです。「主体的・対話的で深い学び」「社会に開かれた教育課程」「カリキュラム・マネジメント」「観点別評価の改変」等々、色々なキーワードの説明やその背景となる考え方を、具体的な取り組みをしている学校の子どもたちや先生方の現れを紹介しながら、わかりやすく解説していただきました。
 講話の最後の方で解説され、また講話後の質疑応答の中でも話題となった「授業づくりは、問いづくり」の言葉が、私には強く印象に残りました。研修会終了後に私の頭に浮かんだのは「新学習指導要領を早く読んでみたい」でした。6月が楽しみです。

                  H29.4.28 文責:小泉隆嗣
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第1回裾野市教職員初任者研修会

 新年度初日の4月3日、裾野市役所にて「第1回裾野市教職員初任者研修会」が開催されました。
 今年度の裾野市内の新規採用教職員は、小学校教諭7名、中学校教諭6名、養護教諭1名、県費事務主事2名の合計16名です。
 研修会では、最初に新規採用者全員で声を合わせ服務の宣誓をした後に、教育長講話、学校教育課長の講話を伺いました。
 風間教育長からは、「授業を大事にしてほしい」という話の中で、我々教員自身の中には、自分は勉強をしてきたという過信と、子どもたちより物事を知っているという過信があり、これが授業を発展させる妨げになる場合がある。子どもが理解するということをどれだけ突き詰めているかどうか等まだまだ勉強しなければならない。その回答は子どもたちの姿にあるはずなので、授業の中で子どもたちがどんな反応をするのか丁寧に様子を見てもらいたい。学校の中で一番勉強しなければならないのは「先生」であるというお話がありました。
 朝倉学校教育課長からは、「子どもたち一人一人をよく見ること」についてお話がありました。子どもたちの実態はみなそれぞれ違っており、その時々の子どもの状況に応じた言葉かけをする必要がある。いろいろな手立てを持っていても、その時の子どもの実態がわからなければ手立ては出てこないはずである。何よりもまず子どもの実態をしっかり押さえることが原点であるということでした。
 続いて、初任者研修と裾野市の概要及び特色について学校教育課指導主事より説明があり、最後に、学びの森小澤指導員から「学びの森」の概要について説明がありました。学びの森は「指導」ではなく「支援」の姿勢を基本としており、教員の資質向上や授業改善をサポートする機関であることや、実質は初任者研修終了後の経験2年目教諭から主に関わっていくことなどをお話しました。
 新規採用者のみなさんの真っ直ぐな視線が印象的でした。子どもたちと共に学んでいきましょう。

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行事予定
6/21 幼稚園訪問(深良幼)
裾野市教育委員会 学びの森
〒410-1102
住所:静岡県裾野市深良435
TEL:055-995-4903