最新更新日:2024/06/28
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第1回研修主任研修会 1

 6月8日(木)、市第1回研修主任研修会が生涯学習センターで開催され、市内小・中14名の研修主任さんが参加しました。
 最初に、川波指導主事より本年度の市研修テーマについてのお話と、4月に実施された全国学力・学習状況調査の市の傾向や授業改善の視点について説明がありました。
 続いて、東小学校研修主任の世古健一先生に講師をお願いして、「教員一人一人が主体的に学ぶ校内研修を目指して」と題して、自校での実践をもとにした、アクティブラーニングを取り入れた研修を行いました。
 まず三人組のグループをつくり、最初のアイスブレークで「自分で『偉いな』と思うことを一人30秒ずつ話してください。他の二人は頷いて聴いてください。」と指示されます。すると、たった1、2分で場の雰囲気がガラリと柔らかくなりました。お互いの表情が和んだところで、「研修に向かう先生方の意欲は10点満点でいうと何点ですか。」「今年度、今の学校の先生方とどんな研修ができたら幸せですか。あなたの考えを言葉にしてみましょう。一人一言、1分です。」とリズムよく尋ねていくと、先生方も笑顔の中で同じ悩みや思いを共有していきます。
 そして主発問(?!)。各グループにホワイトボードと人数分のペンが配られます。「先生方が少しでも研修にやる気を出すためには、どんな策が考えられますか。できるだけたくさんあげてみましょう。時間は7分間です。」・・・各グループとも知恵を絞っています。共感したり、アドバイスしたり・・・主体的で対話的な学びは深まっていきます。(書かれたボードは、下の写真をご覧ください。)
 7分後、各グループの発表に関連づけて、「経験学習サイクル」など、世古先生が教職大学院で学ばれてきたことを紹介し、私たちに新たな視点を提供してくださいました。
 最後に、「学校に帰ったら、まず取り組もうと思うことを宣言しましょう。」との投げかけを受けて、先生方は具体的な行動目標を決めて今日の会は終了しました。
 今年の各校の研修は、ひと味 変わるかもしれませんね。でも、研修主任お一人では何もできません。「同僚性」が一番大切!とボードに書かれてありました。
 世古先生、楽しい研修づくりのヒントを楽しく紹介していただき、ありがとうございました。

 <参加された先生方の声から>
・校内研修においても、アイスブレイクでリラックスさせて話しやすい空気づくりをしてみようかなと思いました。校内研修を充実させるためにも経験学習サイクルを活かし、同僚の先生方に意識づけすることができるかなと思いました。先輩教員も悩んでいることが知れて少し安心しました。明日からのエネルギーをいただけた気がします。
・皆が前向きに校内研修に取り組むために、自分と向き合ったり、他の学校の先生の話が聞けたりしたのでとても勉強になりました。知らず知らずのうちに、確信となる発問について考えることができていて、発問の考えやすさ、参加しやすさを実感することができました。
・実際にワークショップ型研修をしていただいて、とても楽しく参加することができました。研修=難しい(難しそう)、研修=辛いetc・・のイメージを軽くすることも私たちの役割だと身をもって体感することができました。しっかりとした理論(経験学習サイクル)をもとにしたものであることも重要ですね。ありがとうございました。
・世古先生のお話は参加(グループワーク)型で、校内研修をどう活性化すれば良いか明日の研修から使えるもので、大変参考になった。日頃の校内研修をどう進めれば良いか悩んでいたのでありがたかった。また、川波指導主事からも参考図書を紹介していただき、早速、目を通してみようと思い、今回の研修会はおみやげの多いものとなった。

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第1回研修主任研修会 2

その2
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「市内2年次教員研修」報告

 平成29年6月6日(火)、千福が丘小学校を会場に、市2年次教員研修が行われました。昨年度新採研を終え、裾野市内中学校で2年目を迎えた教諭(3名)が対象の異校種研修会です。それぞれ2,3,4年生の副担任となって、2校時から帰りの会までを子どもたちと一緒に過ごしました。子どもたちは、お兄さんお姉さんの登場に嬉しくて仕方がないようで、最後まで笑顔と触れ合いが満載の一日でした。そんな中で3人は何を感じたのでしょうか。得たものは大きかったはずです。
 1校時は校長講話、始めに千福小の1日の様子が映像で流れました。笑顔溢れた子どもたちの活動が繰り広げられていきます。3人の先生方は明らかに小学生たちの元気のよさに圧倒されていました。映像の最後には、校長先生からの「今日の研修でたくさん学んでいって欲しい」旨のメッセージが流れ、3人の表情が引き締まりました。そこへ校長先生から分厚い資料が配られました。昨年度の「校長通信」からの抜粋です。「大器晩成」「じわじわ微熱を伝えること」から「ちょっといい話」「ドラ言葉」等々、ランダムなキーワードが目白押しです。そんなキーワードを一つずつ丁寧に説明しながら最後に発した「教師にはプラスαが大切かな」は、1年目のがむしゃらから少し解放された2年目の先生方にぴったりの言葉だと思いました。私も挑戦心をくすぐられました。
 2校時からは、5校時まで授業参観が続きました。途中に中休みや給食指導、昼休みが挟まりましたが、中でも「中休み」の存在は、中学校では経験できないホッとした一時になったようで、3人の話題になっていました。昼休みはもちろん運動場を飛び回る3人の姿がありました。子どもたちが放っておくはずがありません。
 帰りの会終了後、教頭講話がありました。教頭先生は、それぞれの先生方が感じ取ったよさを確認しながら、行事で個性的に取り組んだご自身の経験談を話され、最後は「先生方の個性を教育活動に生かす」重要性を投げかけ、講話を閉じました。教頭講話の最中に、窓の外でこちらに手を振りながら下校していく子どもたちの笑顔が強く印象に残りました。そんな子どもたちへのお礼の手紙を、3人の先生が時間をかけて書き上げ、本研修の終了となりました。終了後の雑談からは、本研修で得たそれぞれの思いが、すでに次の日からの教育活動の工夫に向けられていることが感じ取れました。以下は、3名の先生方の「研修会まとめ」から、特に印象に残ったことの抜粋です。
・子どもの明るさと素直さ ・先生方の子どもたちにかける言葉の丁寧さ 
・短くてわかりやすい指示 ・先生から子どもたちへの声かけの温かさ 
・子どもを一人の人として誠実に向き合う先生方の姿勢
             H29.6.7 文責:小泉隆嗣

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行事予定
6/21 幼稚園訪問(深良幼)
裾野市教育委員会 学びの森
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