最新更新日:2024/06/26
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深良幼稚園訪問(市教委訪問に同行)

 6月21日(水)9時00分〜16時30分  
 あいにくの低気圧の通過で朝から雨、園児たちの降園の頃には風雨共に強まりました。全体研修中には何の連絡も入らなかったので無事お家に着いたのではないでしょうか。
 朝の活動として予定していた園児たちの大好きな“戸外あそび”が参観できなくてとても残念でした。きっと子どもたちも残念だったと思います。しかし先生方は雨案の指導案を用意され、子どもたちはみごとに室内で、もの、人との関わりのなかで過ごすことができました。ままごと、積み木などを各年齢に応じたあそびへと工夫し4歳、5歳となるとごっこあそび、お店屋さん、世話あそびなど、より役割を通じた関わりあそびをしていました。
 全体研修では各学級担任からクラスや個々の様子、これまでの遊びや学習の実践が話されました。参観された先生方の感じたことが率直に話され深良幼稚園の先生方との意見交換が熱心に行われました。
 参観者として風間教育長さん、西田深良中校長先生、岩佐深良小校長先生、また高橋深良小教頭先生、市教委芹沢指導主事、深良小中の職員の方、市内幼稚園の先生方が参観されました。

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教職経験2・3年目教員研修会 1

6月14日(水)13時30分〜16時30分 研修者14名 
 
東小学校で上記研修会が開催されました。

教職経験3年目の武田真里奈先生の体育「ソフトバレーボール」(6/10時)の授業を全員で参観させていただきました。

事後の授業検討会を4班に分かれて行いました。

参加者の話題をあげてみますと
・子どもの実態に合ったルール設定の大切さが改めて分かりました。今
 日の授業では運動が苦手な子も楽しめたり、全員の運動量が確保でき
 たりなど充実した一時間になっていました。(中 2年目教員)
・検討会ではホワイトボードの活用の仕方が工夫されており兄弟チーム
 が作戦をみて実際どうだったかを関わり合いながら深める有効な手だ
 てが見られました。(小 3年目教員)
 
全10時間のどこで、何の指導を重点とするか。子どもたちの姿をしっかり読み取って単元を構成されていました。
参加者の方々は経験3年目となると教材の解釈、子どもの実態に即した授業、教師の落ち着きと柔軟な対応がより磨かれているとの印象をもたれたのではないかと思います。

引き続いて特別支援教育について学びの森職員からの話がありました。
全校実施10年経過での特別支援教育の現状・課題(一般論)を踏まえ、二年間の訪問から感じたことが主な内容でした。

以下は参加者の感想です。
・何で皆と同じことができないかという時代からその子どもの内面を見
 てできなことを認めてあげてからどう支援するのかが問われる時代に
 なっていることを改めて分かりました。(中 2年目教員)
・現在私のクラスにも数名の特別な支援が必要な子どもがいます。時間
 のなさ、仕事の量に惑わされることなく対応していきたいと思いまし
 た。よい反省の機会となりました。 (小 2年目教員)


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教職経験2・3年目教員研修会 2

事後研修会の様子(授業検討会、特別支援教育研修)
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中学校 市講師研修会 1

 6月12日(月)市中学校市講師研修会が西中学校を会場に開催されました。市内各校から13名の先生方が参加され、授業参観及び事後研修会がもたれました。
 公開授業は、西中学校の教務主任でもある窪田浩晃教諭が、3年生の社会科の授業を公開してくださいました。題材は歴史的分野「日本の独立〜平和条約と安保条約」です。
 窪田先生は、挨拶が終わると生徒全員を黒板の前に集め、拡大コピーをした「主権回復の日」の新聞記事を見せて、思ったこと、感じたこと、気づいたこと、疑問に思ったことを尋ねました。生徒から、「『希望と決意の日』と、『屈辱の日』の意味がわからない。」「なぜ沖縄にとって屈辱なの?」という疑問が出されると、今日はこのことについて考えようと投げかけて授業がスタートしました。生徒から「なぜ?」「どうして?」「知りたい!」という思いを引き出して、これを追究の意欲につなげていきます。(インパクトのある資料提示です)
 生徒たちは、席に戻り、4人班にして考え始めます。ここで先生は、個々に2つの条約についての基本的な内容を押さえるためのワークシートを配布し、その記入状況を見ながら、さらに「平和条約の調印国と未調印国」と「沖縄を知ろう」の資料を班に配布し、ソ連が調印を拒否した理由も併せて考えるように指示しました。
 生徒にとっては、国内外の情勢を合わせて見ていく必要があり、心地よい午後の時間を考えるとかなり難易度が高い活動だと思われましたが、各自丹念に資料を読み込み、ホワイトボードに自分の意見を書いて、班の仲間に説明していきます。
 それでも班によってバラツキがある様子を見て、先生は「他班に行って説明を聞いてもいいよ。」と、班内で説明ができている班やボードにきちんと説明がされている班を紹介して、聴きに行くことを促します。仲間に囲まれた班の班員は、自分たちの考えをわかりやすく伝えようと一生懸命説明します。聴く側も理解しようと真剣に耳を傾けています。
 「生徒は、先生の(上手な)説明より、(上手くなくても)仲間の説明の方をずっと真剣に聴くもの」だと窪田先生は話します。窪田先生は「まとめ」をしません。そのことを知っている生徒は、だから仲間の説明を真剣に聞くし、必要なことは自分でノートにメモします。
 ここまで37分。ここで二つ目の問いを発します。「振り返り用紙を出してください。この2つの条約をどう思いますか。自分の考えを書いてみて。」
各自が、戦後の日本の歩みを振り返りながら、そして今日の資料の中で知ったこと、感じていたことを文字にしていきます。先生は、ペンが進まない子を支援しながら、たくさん書けた子を褒めていきます。残り3分。6人の生徒を指名し、発表させます。
 以下、長くなりますが紹介します。

(Fさん)「戦争の状態を終結することができたし、沖縄を犠牲にしてでも日本の主権を回復することができたので、どちらかといえばよかったと思う。更に、日本は防衛力が強化されることが期待されるし、日本とアメリカが手を組めば、もっと強くなって日本がいい方向に進むと思う。日本が損したことは沖縄を犠牲にしたことと、賠償金以外は何もなかったので、どちらかといえば良かったと思う。」
(Iさん)「サンフランシスコ(平和条約)は、連合国と完全に戦争が終わったということになるから、もう人がたくさん死ぬことも戦うこともないし、平和に向かっていけるからいいと思う。日米安全保障条約は、今までさんざん沖縄戦で人を殺してきたくせに、よく日本を守るなんて言えるな、と思う。しかもアメリカは日本のためと見せかけて、支配を続けたり、強制的に基地をつくったりして、結局アメリカのためだけだな、と思いました。」
(Rさん)「僕は良かったと思う。理由は、サンフランシスコ平和条約を結んで、日本は共産主義に染まることはないので、またアメリカと戦うことはなくなり、さらに日本の主権は回復して、日米安保条約でアメリカと同盟関係になったので、各国は日本を攻撃したらアメリカも敵になると考えて、日本と争うことはなくなり、そうすると第二次世界大戦で日本が受けた傷をいやすことができるからです。」
(Nさん)「日本本土にとってはいいかもしれない。本土の主権が回復し、占領もされなくなるから。しかし、沖縄はアメリカの資本主義を広めるために共産主義から日本を守ろうという考えによって、まだ基地は残っている。このようにどこかが嫌な思いをするような条約は良くないと思う。」
(Oさん)「それぞれ2つの条約で、日本本土は独立して良かったけど、沖縄は切り離されてアメリカの占領・支配が続いてしまったからどちらともいえない。けど、アメリカと条約を結んだことでソ連などは攻めてこられないし、戦争状態が終わっているから日本全体でみればいいけど、沖縄の人たちは良くないんじゃないかと思う。」
(Tさん)「日本全体でみれば2つの条約はとても良いことだと思う。理由は、主権も回復したし、米軍が日本に留まるだけでも心強くなるからです。しかし、沖縄の人の立場から言うと、沖縄戦が甦るかのようにアメリカ軍はいるし、まだ日本国に戻れなかったから、日本全体でみるか、沖縄でみるかによって、良いか悪いかは変わってくると思います。独立も出来たし、同盟を組んだり、国際社会に復帰できたけれど、今も沖縄には米軍基地が残るなど、今現在まで影響しているからです。」
 
 生徒たちは、日本が占領から独立し、主権を回復したことと、冷戦の中でアメリカ側に組み込まれたこと、そして沖縄はアメリカの占領下のままで多くの基地が置かれたことなどを考えながら、それぞれ自分なりの見方・考え方を示しています。その見方の背後にはその子らしさが表れています。「あの子はあんな風な見方をするのか。自分とは考え方が違うけど、そういう見方もあるな。」「沖縄の人の立場に立って考えることも必要だな。」・・・。
 今日の題材は、今につながる題材でした。そしてその子なりの見方、考え方が表出してくる題材でした。こんな題材こそ、自分と関わらせて考えさせたいものです。「この6名の人の考えを聞いて、みんなはどう思うかな。もう一度班で話し合ってみよう。」
 新学習指導要領でうたう「主体的、対話的な深い学び」とはここからの学びなのかもしれません。歴史学者トインビーは歴史を学ぶ意義について「歴史は、過去と現在との対話である」と言っています。今日の授業はそんな一コマが見られた授業でした。
 最後に、事後研修会の挨拶で風間忠純教育長が、次のようにお話しされました。「今日の授業では、最初の生徒の表情と、最後の生徒の表情が大きく変化しました。なぜそんなに大きく変化したのか、この後の研修で明らかにしていってください。私は、沖縄の立場に立って考えてくれた子がいてホッとしました。」教育長さんのお人柄が表れた一言だなと思いました。 

<参加者の振り返りアンケートから>
・生徒の声(考え)で学びを深めていく授業に感動しました。ホワイトボード・ワークシートなどの使い方、振り返りの生かし方も参考にさせていただきたいです。
・「子どもの問いを課題に、生徒の脳を使った授業」ということで、とても勉強になりました。先生の説明が主ではなく、生徒たちが自分で考え、グループで話し合い、再度自分の考えでまとめる流れは、とても参考になりました。そして最後に必ず生徒をほめるということも、これからの授業に活かしていきたいです。
・教師がたくさん話さなくても、生徒が自分たちで動けるのは、先生が今まで築いてきたものと、生徒たちの見とりがよくできていたからだと思います。自分もがんばっていきます。



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中学校 市講師研修会 2

事後研修会の様子
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第1回研修主任研修会 1

 6月8日(木)、市第1回研修主任研修会が生涯学習センターで開催され、市内小・中14名の研修主任さんが参加しました。
 最初に、川波指導主事より本年度の市研修テーマについてのお話と、4月に実施された全国学力・学習状況調査の市の傾向や授業改善の視点について説明がありました。
 続いて、東小学校研修主任の世古健一先生に講師をお願いして、「教員一人一人が主体的に学ぶ校内研修を目指して」と題して、自校での実践をもとにした、アクティブラーニングを取り入れた研修を行いました。
 まず三人組のグループをつくり、最初のアイスブレークで「自分で『偉いな』と思うことを一人30秒ずつ話してください。他の二人は頷いて聴いてください。」と指示されます。すると、たった1、2分で場の雰囲気がガラリと柔らかくなりました。お互いの表情が和んだところで、「研修に向かう先生方の意欲は10点満点でいうと何点ですか。」「今年度、今の学校の先生方とどんな研修ができたら幸せですか。あなたの考えを言葉にしてみましょう。一人一言、1分です。」とリズムよく尋ねていくと、先生方も笑顔の中で同じ悩みや思いを共有していきます。
 そして主発問(?!)。各グループにホワイトボードと人数分のペンが配られます。「先生方が少しでも研修にやる気を出すためには、どんな策が考えられますか。できるだけたくさんあげてみましょう。時間は7分間です。」・・・各グループとも知恵を絞っています。共感したり、アドバイスしたり・・・主体的で対話的な学びは深まっていきます。(書かれたボードは、下の写真をご覧ください。)
 7分後、各グループの発表に関連づけて、「経験学習サイクル」など、世古先生が教職大学院で学ばれてきたことを紹介し、私たちに新たな視点を提供してくださいました。
 最後に、「学校に帰ったら、まず取り組もうと思うことを宣言しましょう。」との投げかけを受けて、先生方は具体的な行動目標を決めて今日の会は終了しました。
 今年の各校の研修は、ひと味 変わるかもしれませんね。でも、研修主任お一人では何もできません。「同僚性」が一番大切!とボードに書かれてありました。
 世古先生、楽しい研修づくりのヒントを楽しく紹介していただき、ありがとうございました。

 <参加された先生方の声から>
・校内研修においても、アイスブレイクでリラックスさせて話しやすい空気づくりをしてみようかなと思いました。校内研修を充実させるためにも経験学習サイクルを活かし、同僚の先生方に意識づけすることができるかなと思いました。先輩教員も悩んでいることが知れて少し安心しました。明日からのエネルギーをいただけた気がします。
・皆が前向きに校内研修に取り組むために、自分と向き合ったり、他の学校の先生の話が聞けたりしたのでとても勉強になりました。知らず知らずのうちに、確信となる発問について考えることができていて、発問の考えやすさ、参加しやすさを実感することができました。
・実際にワークショップ型研修をしていただいて、とても楽しく参加することができました。研修=難しい(難しそう)、研修=辛いetc・・のイメージを軽くすることも私たちの役割だと身をもって体感することができました。しっかりとした理論(経験学習サイクル)をもとにしたものであることも重要ですね。ありがとうございました。
・世古先生のお話は参加(グループワーク)型で、校内研修をどう活性化すれば良いか明日の研修から使えるもので、大変参考になった。日頃の校内研修をどう進めれば良いか悩んでいたのでありがたかった。また、川波指導主事からも参考図書を紹介していただき、早速、目を通してみようと思い、今回の研修会はおみやげの多いものとなった。

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第1回研修主任研修会 2

その2
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「市内2年次教員研修」報告

 平成29年6月6日(火)、千福が丘小学校を会場に、市2年次教員研修が行われました。昨年度新採研を終え、裾野市内中学校で2年目を迎えた教諭(3名)が対象の異校種研修会です。それぞれ2,3,4年生の副担任となって、2校時から帰りの会までを子どもたちと一緒に過ごしました。子どもたちは、お兄さんお姉さんの登場に嬉しくて仕方がないようで、最後まで笑顔と触れ合いが満載の一日でした。そんな中で3人は何を感じたのでしょうか。得たものは大きかったはずです。
 1校時は校長講話、始めに千福小の1日の様子が映像で流れました。笑顔溢れた子どもたちの活動が繰り広げられていきます。3人の先生方は明らかに小学生たちの元気のよさに圧倒されていました。映像の最後には、校長先生からの「今日の研修でたくさん学んでいって欲しい」旨のメッセージが流れ、3人の表情が引き締まりました。そこへ校長先生から分厚い資料が配られました。昨年度の「校長通信」からの抜粋です。「大器晩成」「じわじわ微熱を伝えること」から「ちょっといい話」「ドラ言葉」等々、ランダムなキーワードが目白押しです。そんなキーワードを一つずつ丁寧に説明しながら最後に発した「教師にはプラスαが大切かな」は、1年目のがむしゃらから少し解放された2年目の先生方にぴったりの言葉だと思いました。私も挑戦心をくすぐられました。
 2校時からは、5校時まで授業参観が続きました。途中に中休みや給食指導、昼休みが挟まりましたが、中でも「中休み」の存在は、中学校では経験できないホッとした一時になったようで、3人の話題になっていました。昼休みはもちろん運動場を飛び回る3人の姿がありました。子どもたちが放っておくはずがありません。
 帰りの会終了後、教頭講話がありました。教頭先生は、それぞれの先生方が感じ取ったよさを確認しながら、行事で個性的に取り組んだご自身の経験談を話され、最後は「先生方の個性を教育活動に生かす」重要性を投げかけ、講話を閉じました。教頭講話の最中に、窓の外でこちらに手を振りながら下校していく子どもたちの笑顔が強く印象に残りました。そんな子どもたちへのお礼の手紙を、3人の先生が時間をかけて書き上げ、本研修の終了となりました。終了後の雑談からは、本研修で得たそれぞれの思いが、すでに次の日からの教育活動の工夫に向けられていることが感じ取れました。以下は、3名の先生方の「研修会まとめ」から、特に印象に残ったことの抜粋です。
・子どもの明るさと素直さ ・先生方の子どもたちにかける言葉の丁寧さ 
・短くてわかりやすい指示 ・先生から子どもたちへの声かけの温かさ 
・子どもを一人の人として誠実に向き合う先生方の姿勢
             H29.6.7 文責:小泉隆嗣

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須山幼小中 要請訪問(須山中)

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│平成29年度   │
│須山幼稚園・小学校・中学校   │
│            第1回 要請訪問   │
│ 横浜国立大学名誉教授   高木 展郎(のぶお) 先生│
│  日 時:平成29年4月27日(木)   │
│  会 場:裾野市立須山中学校   │
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 高木展郎(のぶお)先生を招いての研修会に参加させていただきました。須山は春まだ浅く、冷たい霧雨の中でしたが、幼・小・中の先生方が大勢参加され、高木先生の最新の講話に耳を傾けました。授業も3校時、4校時、5校時それぞれ2本ずつが公開され、「聴く・表現する」「ふり返り」が取り入れられた、日常の子どもたちの学びの姿を参観させていただきました。中でも一番印象に残ったのが、小学校の先生方との久しぶりの出会いに沸く中学1年生の笑顔でした。その顔は明らかに小学校7年生、小中がつながっている証拠です。こういう場面を見るたびに、教える側のつながりの大切さを再認識します。須山の研修のきっかけを見た気がしました。幼・小・中の先生方がつながれば、そこに学ぶ子どもたちは絶対に嬉しいはず、学びのエネルギーも確実にパワーアップすることでしょう。
 公開授業後の研修は、高木先生の講話でした。「新学習指導要領とこれからの授業づくり」と題された講話の基軸には中教審答申があり、理想的な学びの醸成に向かってやろうじゃないかという意気込みが感じられました。須山の地が相当気に入っているのかも知れません。
 新学習指導要領は、高木先生曰く「幕末から明治にかけての教育の変革に匹敵する大きな改革」だとのことです。「主体的・対話的で深い学び」「社会に開かれた教育課程」「カリキュラム・マネジメント」「観点別評価の改変」等々、色々なキーワードの説明やその背景となる考え方を、具体的な取り組みをしている学校の子どもたちや先生方の現れを紹介しながら、わかりやすく解説していただきました。
 講話の最後の方で解説され、また講話後の質疑応答の中でも話題となった「授業づくりは、問いづくり」の言葉が、私には強く印象に残りました。研修会終了後に私の頭に浮かんだのは「新学習指導要領を早く読んでみたい」でした。6月が楽しみです。

                  H29.4.28 文責:小泉隆嗣
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第1回裾野市教職員初任者研修会

 新年度初日の4月3日、裾野市役所にて「第1回裾野市教職員初任者研修会」が開催されました。
 今年度の裾野市内の新規採用教職員は、小学校教諭7名、中学校教諭6名、養護教諭1名、県費事務主事2名の合計16名です。
 研修会では、最初に新規採用者全員で声を合わせ服務の宣誓をした後に、教育長講話、学校教育課長の講話を伺いました。
 風間教育長からは、「授業を大事にしてほしい」という話の中で、我々教員自身の中には、自分は勉強をしてきたという過信と、子どもたちより物事を知っているという過信があり、これが授業を発展させる妨げになる場合がある。子どもが理解するということをどれだけ突き詰めているかどうか等まだまだ勉強しなければならない。その回答は子どもたちの姿にあるはずなので、授業の中で子どもたちがどんな反応をするのか丁寧に様子を見てもらいたい。学校の中で一番勉強しなければならないのは「先生」であるというお話がありました。
 朝倉学校教育課長からは、「子どもたち一人一人をよく見ること」についてお話がありました。子どもたちの実態はみなそれぞれ違っており、その時々の子どもの状況に応じた言葉かけをする必要がある。いろいろな手立てを持っていても、その時の子どもの実態がわからなければ手立ては出てこないはずである。何よりもまず子どもの実態をしっかり押さえることが原点であるということでした。
 続いて、初任者研修と裾野市の概要及び特色について学校教育課指導主事より説明があり、最後に、学びの森小澤指導員から「学びの森」の概要について説明がありました。学びの森は「指導」ではなく「支援」の姿勢を基本としており、教員の資質向上や授業改善をサポートする機関であることや、実質は初任者研修終了後の経験2年目教諭から主に関わっていくことなどをお話しました。
 新規採用者のみなさんの真っ直ぐな視線が印象的でした。子どもたちと共に学んでいきましょう。

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行事予定
6/27 小学校 市講師・支援員研修会 (南小)
幼稚園訪問(須山幼)
裾野市教育委員会 学びの森
〒410-1102
住所:静岡県裾野市深良435
TEL:055-995-4903