最新更新日:2024/05/30
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訪問研修「森の道標」須山中

1月19日:訪問研修「森の道標」で、須山中学校へ伺いました。

まだ前日の雪が残る中での須山中学校の訪問。ノーマルタイヤの車でなんとか無事に到着してほっと一息。玄関前にある築山(四季の里)の溶岩を眺め、校庭に転がっている火山岩を2つ3つ拾って理科室に向かいました。目の前には美しく冠雪した大きな富士の山。

今日は、1年生理科「火山の活動〜火山の噴出物」の授業です。
理科室には、電子黒板と火山礫と河原の石(堆積岩)が置かれていました。最初に授業者は生徒たちに知っている火山名を問いかけ、電子黒板で噴火の映像を見せます。「富士山」「愛鷹山」「御嶽山」「桜島」...話題性があるだけに生徒からは次々と出てきます。

映像を見ながら噴火の仕組みや火山噴出物を確認した後、授業者は生徒に「噴火した時に出てくる石(火山噴出物)と河原にある石(堆積岩)のつくりは同じかな、違うかな。」と問いかけました。

授業者は、生徒が「同じ」と答えることを予想し、石の観察を通して穴の有無などの違いに気づかせようと構想していました。しかし、生徒は当初から「違う」と答え、それを確認する形になりました。授業者は、「子供たちの日常の生活体験や、小学校での既習学習の押さえが大切ですね。」と授業後に振り返りました。

その後、火山噴出物にある穴のでき方について話し合いました。発表では、水蒸気や二酸化炭素などが急激に冷やされて放出されたあとが穴となって残ったことを、ホットケーキやハンバーグなど身近なものを例に出しながら、聞き手にわかりやすく伝えようとする生徒の姿に、日常の指導の成果がかいま見えました。

富士山と共に生活する生徒たちにとって火山学習は生きる力そのものと言えます。身近にある環境を良き教材として活用していくことで、自然災害に対しても科学的な正しい知識を持って対応していく力が育っていくのではないかと思いました。
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訪問研修「森の道標」裾野南小

1月22日:訪問研修「森の道標」で裾野南小学校へ伺いました。

小学1年生の国語「まめ」の授業です。

この単元で育てたい力は、

・順序を考えながら読むことができる。
・説明文の型に慣れることができる   です。

文と写真とを対応させながら、時間的順序に沿って豆の生育を説明しているので、一年生にとって分かりやすく適切な説明文の構成になっています。
子供たちは、「どうなると、まめは、だいじなさやから はなれるのかな。」について
先生が作ってくれた、さやに入った豆の模型を使って、説明しました。
豆博士になった子もいて、45分間集中した学びが出来ていました。
また、つぶやきにも本時の目標につながるものがいくつか出て、思考を広げることができました。

子供の学びを支える工夫として、教材文を拡大して、今、押さえたい言葉や文をどの子にもわかるようにしたり、手作り模型や帽子を準備したりしました。
充実した学びにつながる熱意あふれる授業でした。

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訪問研修「森の道標」富岡中

1月15日(金):訪問研修「森の道標」で、富岡中学校へ伺いました。

今回は2年生社会科地理的分野「関東地方の人々の営み」の授業です。

現行の学習指導要領から、日本の諸地域学習は、それぞれの地域を7つの「考察の仕方」から一つを選択して指導内容を構成することとなりました。各校の社会科の先生方も、それぞれの地域の単元構想に悩まれているのではないかと思います。

本時の前半は「東京周辺の人口増加率と通勤・通学者数」の資料などから、東京に人口が集中する理由を考えさせることで、東京と関東地域とのつながりを見ていきます。

その後授業者は、さらに視野を広げて、東京(関東地方)と世界とのつながりを学ばせようと、2020年の東京オリンピック・パラリンピックを教材化し、自作資料を用意して、「東京でオリンピック・パラリンピックが開催されると、どのように変化をするだろう」という課題を生徒に投げかけました。

生徒たちは資料から、オリンピックの経済効果の大きさや外国人観光客の増加を実感し、交通網の整備や案内標識の英語表記など、東京の街並みが大きく変貌していくことを学びましたが、東京と世界のつながりという点では課題が残りました。

しかし、生徒にとって興味・関心が高い社会的事象を教材化していく試みはとても大切なことです。できれば、自己の実践をお互いに共有しあって、よりよい実践を生み出す力にしていけるとよいですね。

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訪問研修「森の道標」裾野西中

1月14日(木):訪問研修「森の道標」で、裾野西中学校へ伺いました。

今回は、学びの森の小沢指導員が中学校1年の社会の授業を行いました。
授業の内容は、「室町時代の産業の発達と正長の土一揆」です。

最初に、平安時代は貴族の時代、鎌倉時代は武士の時代と言われるが、それでは「室町時代は何の時代と言われているのだろうか」と生徒たちに最初に問いかけました。

当時の産業の様子が描かれているパネルや、実際に使用されていた当時の本物の貨幣(永楽通宝など)を見せて生徒たちの興味関心を引き出します。
日本で初めて起こった土一揆と言われている「正長の土一揆は、一体、誰が、何のために、誰に対して、何を行ったものなのか」を、資料集から読み取ります。
生徒たちはグループ別になり、それぞれが真剣に資料集をじっくりと読み込んでいきました。

室町時代は○○の時代...。 
授業の終了する頃には、生徒たちの心の中に、その答えはきっと浮かんできたことでしょう。
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行事予定
4/6 市内学校 入学式、1学期始業式

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