最新更新日:2024/05/13
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第3回「夜のカフェ」開催しました 2

 続いて、後半は「釣りバカもの日誌」と題して、土屋有一先生からお話を伺いました。
 伊豆の松崎町出身の土屋先生は、釣りを趣味にしていらっしゃいます。伊豆の海や島が写ったきれいな景色の写真をいくつか紹介しながらお話に入られました。土屋先生は、ご自身所有の船を持っていて、南伊豆や西伊豆などいろいろな場所へ釣りに行くそうです。
 今年の第1回夜のカフェの講師をしてくださった教育事務所地域支援課の秋山総括管理主事も一緒に釣りに出かけたこともあり、秋山先生は36センチの魚を釣り上げたそうです。また、同じく地域支援課の佐藤弘明指導主事も先日一緒に行ったとのことです。お二人の釣りをしている時の写真を見せていただきましたが、釣り上げた魚を手にしている写真は、お二人とも満面の笑顔です(笑)。釣り人は、釣れると口数が多くなりますが、釣れないと静かになるそうです。
 また、ある同じ日に「マダイ」と「メジナ」が釣れたそうです。土屋先生は「どちらが美味しいと思いますか」と参加者に問いかけました。通常で考えるとマダイではと感じますが、土屋先生がおっしゃるには、圧倒的にメジナの方が美味しいとのこと。それから、1.9キログラムもあるブダイの写真も見せてくださいました。
 
 それから、教職員向けということで「釣りや魚に関する格言・ことわざ」もたくさん紹介してくださいました。「エビで鯛を釣る」「逃がした魚は大きい」「とどのつまり」「魚は殿様に、餅は乞食に焼かせろ」等々・・・釣りや魚に関することわざは、かなりたくさんありますね。「釣りの話をするときは両手をしばっておけ」「釣りをしている夫の姿を見たことのない女房は、自分がどれほど辛抱強い男と結婚したか気がつかない」「釣りは男が寂しさなしに孤独でいることができる地上に残された僅かな場所のひとつだ」などです。ユーモアのあるものから、なるほどと思うものまで、様々な格言や名言がありますね。他にも、教育にも使える言葉として「機会はどの場所にもある。釣り針を垂れて常に用意せよ。釣れまいと思うところに常に魚あり」「魚を与えるのではなく、釣り方を教えよ」等を紹介してくださいました。
 最後にまとめとして釣りの良さについて次の3つの点をお話なさいました。一つ目は、釣るという作業だけでなく帰りにおみやげがあること。二つ目は、考えながら釣りをしていること。よく釣りをする時は何も考えないのではないかと思われがちですが、実際はそうではなく、潮がどう流れていて、どの場所にどのくらいの長さの仕掛けをするとよいのか、常に三次元の立体的な推理をしながら釣りをしているとのことです。三つ目として、人とのつながりが出来ること。釣りを通して、たくさんの人との交流ができたそうです。また、学校で気になることがある子どもに対して釣りに一緒に行こうと誘ってみると、学校とは離れた場所になるので子どもにとってもプレッシャーなく接することができるそうです。こう改めて聞いてみるといいことがたくさんありますね。
 土屋先生の人柄を感じさせる、ゆっくりとした落ち着きのある口調のお話を聞きながら、参加者の皆さんは日頃のお仕事を離れ、「ほっと一息」リラックスできた夜のカフェでした。

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