最新更新日:2024/08/01
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第2回夜のカフェ開催報告2 (JAZZを楽しみましょう)

 続いて後半は、岡山宗稔先生で「JAZZを楽しみましょう」です。岡山先生は、毎年、夜のカフェの講師をお受けくださって、今回が3回目になり、毎回音楽をテーマにしています。
 大学のピアノ科を卒業され、クラシック、ポップス、そしてロックと様々なジャンルを経験なさっています。大学時代はドラムとサックスを演奏していたとのことですが、自分の音楽に行き詰まりを感じ、もう少し柔軟性のある音楽を作れないかと思っていた時、自由なことができるのではと興味を持ったのがJAZZだったそうです。最初に何から始めたらよいかをJAZZが好きなお父様に相談したところ、「でたらめにやればいいんだよ」との答えが返ってきたそうです。クラシックを学んできた岡山先生にとって、でたらめに弾くということはとても難しく感じたとのこと。最初は楽しむどころか演奏もできず、どうすればJAZZになるのかJAZZに関する本を読んだり、あこがれの演奏者の曲を聴いたりしながらの手探りだったようです。
 JAZZっぽい音にするためには、ブルースによく使われているという「Blue note」と呼ばれる旋律を使用するとJAZZっぽい音になることを紹介してくださいました。具体的には、3・5・7番目の音(ミ・ソ・シの音)を半音下げるというものです。
 また、JAZZで使用されるドラムの音色についてもお話になりました。JAZZドラムには普通のスティックではなくブラシを使用する方法があり、スティックでは得られない独特の音色を演出できます。実際にブラシによるドラムの音色を聞かせてくれ、参加者の大竹先生がブラシで音を出す体験をさせてもらいました。
 次に、JAZZのスタンダードナンバーともいえる「Autumn Leaves(枯葉)」をCDで聴かせてくださいました。マイルス・デイヴィスやビル・エヴァンスのものなど3種類の「枯葉」を流してくださいました。この「枯葉」は、もともとはシャンソンの曲でしたが、実にたくさんのJAZZミュージシャンにカバーされていて、その演奏方法は多種多様なものがあるようです。アレンジ方法や曲の解釈、演奏法の違いにより、同じ曲でも印象が全く異なることがわかり、大変興味深かったです。
 JAZZの楽しみ方については「聴いて楽しむ」だけでなく「自分で演奏すること」もおすすめとのことです。最後に、参加者の大竹先生と伊藤先生がシンバルとドラムを叩き、岡山先生がそこに「枯葉」のメロディーをキーボードであわせるセッションを披露し、温かい拍手の中で締めくくられた夜のカフェでした。

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