最新更新日:2024/08/01
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第2回夜のカフェ開催報告1 (私の野球)

 11月20日(月)裾野市役所にて、静東教育事務所地域支援課から講師の先生を招き、「第2回夜のカフェ講座」が開催されました。市内の学校から20名以上の教職員の方が参加してくださいました。

 前半は、『私の野球』と題して江本光徳先生から、「野球少年団に始まり、中学・高校、大学と長い間、野球に取り組んできた中で、特に覚えていることやずっと心に残っていること」についてお話してくださいました。「今でも忘れないあの場面」というものが幾つかあり、「その出来事が今の自分のためになったか?人生に影響があったか?」ということを時々、ご自身で振り返って考えてみることがあるそうです。
 高校でキャッチャーとして、東部大会の決勝戦の大切な場面で痛恨のミスをしてしまいます。チームはリードしていたのですが、このミスで相手チームに追いつかれ、延長戦でも決着がつかず再試合になり、再試合では敗北してしまいました。このことは、今でも心の傷として残っているそうです。その後に臨んだ県大会では県4位となり明治神宮野球大会予選に進み、その予選では4打数4安打の活躍をし、チームは明治神宮での全国大会へ出場することができたそうです。
 大学時代には、教育実習と大切な試合が重なってしまい、校長先生へ嘆願書を出して試合に出場したこともあったとのこと。また、教員として野球部の顧問になってからのエピソードでは、決勝戦で代打として送った選手が決勝打を決めて優勝したのですが、実はその選手を大会選手として登録するのを忘れていたそうです。本部に呼ばれたのですが、相手チームの監督が「このままでいいです」と言ってくれて救われたこともあったそうです。
 息子さんも野球を始めたそうですが、息子さんの野球する姿を見ていると、自分の両親がどんな気持ちで自分を応援してくれていたのか考えるようになり、初めて親の気持ちを理解することができたと感じたとのことです。親の気持ちを深く理解した今なら、部活の指導や保護者の対応をしていくときに、今まで以上に生徒や保護者に対して深い理解と丁寧な対応をしてあげられるのはないかと感じている、とお話になりました。
 「そのときは気づかなかった、わからなかったことも、時間がたった今だからわかることがある。心に響き、子どもの心に残るような本気の指導や支援、温かな関わりが、いつか人の成長に影響を及ぼすことがあるということを、自分の野球経験を通して学んだので伝えたかった」とお話をまとめられ、参加者の皆さんは、真剣なまなざしで聴き入っていました。

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第2回夜のカフェ開催報告2 (JAZZを楽しみましょう)

 続いて後半は、岡山宗稔先生で「JAZZを楽しみましょう」です。岡山先生は、毎年、夜のカフェの講師をお受けくださって、今回が3回目になり、毎回音楽をテーマにしています。
 大学のピアノ科を卒業され、クラシック、ポップス、そしてロックと様々なジャンルを経験なさっています。大学時代はドラムとサックスを演奏していたとのことですが、自分の音楽に行き詰まりを感じ、もう少し柔軟性のある音楽を作れないかと思っていた時、自由なことができるのではと興味を持ったのがJAZZだったそうです。最初に何から始めたらよいかをJAZZが好きなお父様に相談したところ、「でたらめにやればいいんだよ」との答えが返ってきたそうです。クラシックを学んできた岡山先生にとって、でたらめに弾くということはとても難しく感じたとのこと。最初は楽しむどころか演奏もできず、どうすればJAZZになるのかJAZZに関する本を読んだり、あこがれの演奏者の曲を聴いたりしながらの手探りだったようです。
 JAZZっぽい音にするためには、ブルースによく使われているという「Blue note」と呼ばれる旋律を使用するとJAZZっぽい音になることを紹介してくださいました。具体的には、3・5・7番目の音(ミ・ソ・シの音)を半音下げるというものです。
 また、JAZZで使用されるドラムの音色についてもお話になりました。JAZZドラムには普通のスティックではなくブラシを使用する方法があり、スティックでは得られない独特の音色を演出できます。実際にブラシによるドラムの音色を聞かせてくれ、参加者の大竹先生がブラシで音を出す体験をさせてもらいました。
 次に、JAZZのスタンダードナンバーともいえる「Autumn Leaves(枯葉)」をCDで聴かせてくださいました。マイルス・デイヴィスやビル・エヴァンスのものなど3種類の「枯葉」を流してくださいました。この「枯葉」は、もともとはシャンソンの曲でしたが、実にたくさんのJAZZミュージシャンにカバーされていて、その演奏方法は多種多様なものがあるようです。アレンジ方法や曲の解釈、演奏法の違いにより、同じ曲でも印象が全く異なることがわかり、大変興味深かったです。
 JAZZの楽しみ方については「聴いて楽しむ」だけでなく「自分で演奏すること」もおすすめとのことです。最後に、参加者の大竹先生と伊藤先生がシンバルとドラムを叩き、岡山先生がそこに「枯葉」のメロディーをキーボードであわせるセッションを披露し、温かい拍手の中で締めくくられた夜のカフェでした。

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第2回夜のカフェ 参加者の感想紹介〜♪

第2回夜のカフェに参加してくださった皆様から、感想を寄せていただきました。その中から一部を紹介いたします。

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◆スポーツを通して、その時に見える景色や、自分の立ち位置によって感じることがたくさんあるんだなぁと感じました。JAZZを分析してみると、こういうことなのかとよくわかり感激しました。自分もピアノでチャレンジしてみます!

◆野球も音楽も、打ち込めるものがある人は魅力的です。お二人のお話をとても興味深く聞かせていただきました。お二人のように、人生、広く深く楽しく生きていきたいです。

◆3世代に渡る野球をめぐる「人生ドラマ」を見ているような江本先生のお話は、温かい気持ちになりました。岡山先生のすてきな演奏を聴きながら、JAZZのしくみや音色の微妙なニュアンスでJAZZっぽくなることを知り、初冬の夜に自分のお気に入りのJAZZを見つけてみたいと思います。

◆お二人の生き方を聞いて、自分はどこをどうやって進んでいこうか考えました。お二人のように、目が輝くような生き方をしていきたいと思います。

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スポーツ・芸術のお話と、まさに秋の夜にピッタリの素敵な時間になった夜のカフェでした。参加してくださった皆様、ありがとうございました。

次回の第3回夜のカフェは、年明け1月22日(月)に予定しています。
内容は、以下の2本立てです。

○「デジカメ&ドローン part2 」滝口宜男先生
○「あなたもアーティスト♪」佐藤弘明先生

申し込みについては、後日発行の「学びの森だより」でお知らせします。お楽しみに☆〜

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第2回夜のカフェ講座 参加者募集中です〜♪

スポーツの秋、読書の秋、食欲の秋・・・いろいろありますが、皆さんの今年の秋はどんな秋でしょうか?

何をするのにも過ごしやすい季節ですね。

そんな深まりゆく秋の夜のひとときに、夜のカフェ講座に参加してみませんか?

現在、第2回夜のカフェ講座の参加者を募集しています!



*** 第2回夜のカフェ講座 ***

(日時)11月20日(月)18:15〜19:30

(場所)裾野市役所 地下「多目的ホール」

(内容)◆Jazzを楽しみましょう(岡山宗稔先生)
    ◆私の野球(江本光徳先生)
 
1つのテーマが30分程度の2本立てです。

「ちょっと一息、いい話」を聞きながら、素敵な時間を過ごしましょう。

学びの森だより第9号に掲載の参加申込書に記入して、学びの森までファックスしてください。ファックス(055−995−4904)

申し込み締め切りは、11月13日(月)までです。

皆様のご参加をお待ちしています。

学びの森だより第9号 29.11.1
↑参加申込書は、ここから取り出せます〜☆

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第1回夜のカフェ開催報告1 〜単元「スラムダンク」〜

 10月16日、裾野市役所 地下多目的ホールにて、今年度最初の「夜のカフェ講座」が開催されました。講師は、静東教育事務所地域支援課の先生方です。今回の講師のお二人は、昨年度も講師をしてくださっていて、今回も多くの申し込みがあり、約30名の皆さんが参加されました。

 前半は、「単元『スラムダンク』」と題し、清水達夫先生からお話を伺いました。『スラムダンク』は高校のバスケット部のお話で、連載終了から約20年もたつ現在でも根強い人気を誇る漫画です。高校からバスケを始めた初心者の主人公が、監督の指導や仲間たちとの地道な練習や試合を通じて徐々にバスケットの面白さに目覚め、その才能を急速に開花させていくお話です。
 今回、清水先生は、「単元『スラムダンク』」と題しましたが、これは『スラムダンク』を授業の「単元」としての切り口で見ていくという視点です。監督の指導で主人公がミドルシュートの特訓をするという場面からは、それぞれのシーンがどんな意味を持っているのか、その場面を画像で見ながら一つずつ紹介してくださいました。そこからは「確かな子ども理解」「自己を振り返る」「セルフイメージとのずれ」「問いが生まれる」「実生活とつなげる」「見通しを持たせる」「躓きに対する具体的な支援」「学びの実感」「問いの共有」「認めてもらえる人間関係」「学びの実感を積み重ねていく」「主体的・対話的な深い学び」といった言葉が並びました。教員の授業研修でキーワードとなるものばかりです。まさに、授業づくりに通じるものがあり、参加者の多くが肯きながら聴きました。
 そのほかにも、たくさんの場面を紹介してくださいましたが、顧問の安西監督が「大人の気迫」を見せた場面からは、授業がうまくいかなかったり、子どもが話を聞かなかったりする時に、授業者は、自分の授業や発問、準備が良くなかったのでは、と自分の責任だと感じ、子どもに何も注意できなくなってしまうことがあるが、それだけではいけない、それを許してしまうと、つまらないときは聞かなくてもいいと思う子どもにしているようなものなので、「人の話を聞くときは聞きなさい」という教師の厳しい姿勢も時には必要なのではないか、と清水先生は気持ちを込めてお話になりました。
 また、スラムダンクの名言として有名な「あきらめたら、そこで試合終了」という監督の言葉は、「生きる力」にそのままつながる言葉とのことです。試合で相手にリードされている場面では、選手を上手に鼓舞し、具体的な手立てを説明し、絶対に勝つという強い意志と、自分が必要とされていると感じる「自己有用感」を主人公に持たせていると先生は説明されました。クラスや学校でも、いろいろと難しい生徒はいるだろうが、そういう生徒たちも、この主人公のように自己有用感を持つことができれば個々の良さを伸ばしていけるのではないか、とのことでした。このように、視点を変えて見ていくと、子どもへの指導につながる場面がとても多く、参加者のみなさんは、『スラムダンク』の魅力的な世界にどんどん引き込まれていきました。

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第1回夜のカフェ開催報告2 〜誰でも簡単クッキング☆〜

 続いて後半は、「誰でも簡単クッキング☆」と題して湯山小百合先生からのお話です。湯山先生は、早めに会場にお見えになり、「多目的ホール」の人目にふれないような隅にある小さなキッチンで、せっせと何かを作り始めました。前半の清水先生のお話の最中も作業を進めてくださっていて、美味しそうないい匂いや「ジュー」「パチパチ」と何かを焼いている音が、だんだんと会場に広がっていきます。
 先生が用意してくださったのは、フレンチトーストと、2種類のスープ(コーンスープとワンタンスープ)でした。参加者は、ビュッフェ方式で個々に取りに行き、自分の席に戻って、近くの席の人と談笑しながら美味しくいただきました。
 湯山先生は、「お料理は自己表現です。」と明るく力強くお話しされました。「作るのが楽しい」「食べることも楽しい」「大勢で食べるのが楽しい」「美味しいねってほめられるのも嬉しい」とのことです。
 小学校の学習指導要領には、家庭科の教科の目標は『衣食住などに関する実践的・体験的な活動を通して、日常生活に必要な基礎的・基本的な知識及び技能を身につけるとともに、家庭生活を大切にする心情をはぐくみ、家族の一員として生活をよりよくしようとする実践的な態度を育てる』とされています。家庭生活や家庭の機能が大切にされていないことがある現状の中で、学校での家庭科教育は、料理ができるようになったり被服ができるようになったりすることだけが目標ではなく、それらを通して、生活を工夫する力や、生活を良くしようとする力を育てることにあり、人間が生きていく上で、家庭生活や衣食住はとても大切なものという気持ちを育てることが大事なのではないでしょうか、とお話になりました。
 『人はその人が食べたものでできている』とよく耳にしますが、湯山先生もこの言葉を紹介してくださり、身体にいいものを摂るのが大切ですが、だからといって農薬や食品添加物は絶対に摂らないという極端なことは実際には不可能です。しかし、お料理を手作りすることにより、ただ買ってくるよりは添加物などの摂取は自ずと少なくなってくるのではないかということでした。
 また、影響を受けた料理本として、「向田邦子の手料理(著;向田和子)」、「私が最近弱っているのは、毎日なんとなく食べているからかもしれない(著:小倉朋子)」、「ちゃんと食べてる?(著:有元葉子)」などの書籍を紹介してくださいました。

 お仕事帰りで参加しているほとんどの方は、きっと夕飯前で、みなさんお腹がペコペコだったと思います。当日は肌寒い日でしたが、温かいスープと湯山先生の人柄に触れ、参加者の心もお腹も温かくなったことでしょう。

※湯山先生が実際に振る舞ってくださったフレンチトーストと2種類のスープのレシピをいただきました。
↓ここから閲覧できます。
レシピ(フレンチトースト、コーンスープ、ワンタンスープ)
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第1回夜のカフェ 参加者の感想紹介〜♪

今回の夜のカフェの参加者のみなさんから、感想を寄せていただきました。
その中から一部を抜粋して紹介いたします。
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◆達夫先生の熱いバスケのスラムダンクと授業づくりや子ども指導を結びつけた興味深い話、小百合先生の舌とお腹をうならせるだけでなくしっかりと知識と生活を見直す機会となりました。
◆初めて夜カフェに参加させていただきました。すてきな雰囲気でリラックスして過ごすことができました。なかなか料理に時間をかけることがないのですが、もう少しだけ手間をかけ、自分を作っていきたいなと感じました。
◆おいしく、楽しく、すてきな時間でした。日常を忘れて気分転換ができました。講師の方々も参加者も、本当に笑顔ですてきな空間です。ありがとうございました。
◆「単元スラムダンク」と聞いて、「!?」と思って参加しました。まさかスラムダンクが授業づくりと同じとは・・・。奥が深いですね。とても楽しく、そしてシーンを思い出して少しうるうるしてしまいました。
◆スラムダンクのお話は、授業を参観しているようで、どんどん引き込まれました。個人の成長、チームワーク、支援、指導があってこそですね。また、美味しいフレンチトースト、スープに、心も体も温かくなりました。食の大切さを改めて感じました。
◆食べるものが体を作っているとは、まさにその通りだと感じました。普段の食事をないがしろにして給食に頼ってしまっている部分があるので、休日から、おいしい食事、手作り料理に挑戦していきたいです。

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第1回夜のカフェ講座 参加者募集中です〜♪

先日もお知らせしましたが、現在、第1回夜のカフェ講座の参加者を募集しています!

*** 第1回夜のカフェ講座 ***

(日時)10月16日(月)18:15〜19:30

(場所)裾野市役所 地下「多目的ホール」

(内容)◆単元『スラムダンク』(清水達夫先生)
    ◆誰でも簡単クッキング☆(湯山小百合先生)
 
1つのテーマが30分程度の2本立てです。

「ちょっと一息、いい話」を聞きながら、楽しい時間を過ごしましょう。

学びの森だより第7号に掲載の参加申込書に記入して、学びの森までファックスしてください。

申し込み締め切りは、今週末10月6日(金)までです。

皆様のご参加をお待ちしています。

学びの森だより第7号夜カフェ臨時号29.9.14
↑参加申込書は、ここからどうぞ〜☆
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「夜のカフェ」29年度の年間計画&第1回講座参加者募集〜♪

 「夜のカフェ講座」は、知的好奇心の探究や、日々の生活や心を豊かにすることに主眼を置いた講座です。
開設初年度から実施し、好評をいただきましたが、今年度も開催できることになりました。

講師は、今年も静東教育事務所地域支援課の先生方です。


今後の年間開催予定について以下のとおりお知らせします。


第1回講座 10月16日(月)
◆単元「スラムダンク」(清水達夫先生)
◆誰でも簡単クッキング(湯山小百合先生)

第2回講座 11月20日(月)
◆Jazzを楽しみましょう(岡山宗稔先生)
◆私の野球(江本光徳先生)

第3回講座 平成30年1月22日(月)
◆デジカメ&ドローン Part2(滝口宜男先生)
◆あなたもアーティスト♪(佐藤弘明先生)

第4回講座 平成30年2月19日(月)
◆ぼく(と)ドラえもん(伊藤賢一先生)
◆縄文クッキーからおべんとうやさんへ(羽田稔彦先生)

全講座とも、18時15分〜19時30分
裾野市役所 地下「多目的ホール」にて開催されます。


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10月16日に開催の第1回講座の参加者を募集します!

学びの森だより第7号に掲載の「参加申込書」に記入して、ファックスにて学びの森まで送信してください(FAX055−995−4904)
申込み期日は、10月6日(金)までです。

学びの森だより第7号夜カフェ臨時号29.9.14
(↑年間計画と第1回講座の参加申込書は、ここからどうぞ〜♪)

日頃の忙しさを忘れて、心地よいひとときを楽しみましょう。
皆さんお誘いあわせて、是非、ご参加ください。お待ちしています。


(以下の写真は、昨年度の「夜のカフェ」の様子です)
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学びの森だより

学びの森支援員だより

裾野市教育委員会 学びの森
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TEL:055-995-4903