「絶対 勝つ!」〜縦割り班対抗ドッジボール大会〜「私、中休みの試合 出るよ。」 「がんばって!」 「うん、絶対勝つ!」 こんなやり取りが聞こえます。 101名しかいない松恵小学校では、体育委員会主催のドッジボール大会を「縦割り班」を活用して行います。 コートの中には1年生から6年生までが入り交じって試合をします。 ボールは柔らかいものを使用します。1年生は、当たっても嬉しそう。痛くはありません。 4〜6年生は利き手を使うことができません。「力の差」を軽減させて、どの学年の子も楽しめ、活躍できるよう、体育委員会が考えたルールです。 1年生はパスが回ってきても逃げてしまったり、ぐるぐる逃げ回るだけで楽しそうだったりします。ルールは「やっているうちにわかってくればいい・・・。」という感覚で実施しています。 これまでも、そうやって「だんだん」ルールを理解して、どの学年の子も育ってきました。試合途中でラインを大幅に越えて逃げる低学年がいたら、5・6年生が「こっちこっち。線から出ないよ。」と大慌てで教えたり、自分が受け止めたボールを下学年に渡して投げさせたりします。利き手で投げることのできる下学年のほうが、強い場合もあるのです。 ボールが相手コートでバウンドして取られても、下学年を責めたりはしません。そういうことも含めて、本当に楽しんでいる様子に、見ているこちらも心がほぐれます。 明日で大会は終了です。最終日、どんな試合が繰り広げられるのか、楽しみです。 きっと明日も、いつもよりちょっと早足で体育館に向かういくつもの足音と、弾む会話が聞かれることでしょう。 ちなみに、観戦している子どもや先生方も本当に笑顔いっぱい! 松恵小学校だからできること。これを大事にしていきたいと思います。 |
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