1dLは 何mL?水色の小さな四角いものを一人ひとりが持っています。 一列に並んで、ルリ子先生がスポイトでその小さな枡に水を満杯入れてくれるのを待ちます。枡に入っているのは1ミリリットルだと、子どもたちは私に教えてくれました。 それで、みんな、何をしているの?と尋ねると、「この1デシリットルの枡に、1ミリリットルが何杯分入るか確かめています。」と教えてくれました。 注いだら、黒板に1〜10までの数字を代わる代わる書いていきます。書いてはまた並びます。「一人1回」なんて、そんな場合ではありません。次々に仕事はやってきて、みんな大忙しです。 「それじゃあ、あとで1デシリットルは何ミリリットルと同じなのか、教えてね。」と言って職員室へ戻りました。 5時間目に子どもたちに聞くと「100回もみんなで入れました。100ミリリットル入りました!」とのこと。競うように教えてくれました。みんなで協力して、100杯も入れたこと、しっかり頭にやきついたことでしょう。目で見るだけでなく、教えられるだけでなく、感覚を通して身につけていく学びの大切さを感じたひとときでした。 |
|