夏の記憶と共に(8月学校だより巻頭言)

 今年の夏はいつもよりも「アツい」印象です。夏休みと前後してたくさんの地域イベントが再開。連日の猛暑もさることながら、そこに集う町民のみなさんの熱気が余計にそう感じさせているのかも知れません。
 会場へと足を運ぶ度に、豊中生の姿もたくさん見ることができました。どの子もとても楽しそうで、あふれる笑顔とふるさとへの愛着を強く感じました。素敵な光景は、私を明るい気持ちにしてくれました。改めて、子どもは地域の「未来」だと思いました。
 子どもの笑顔と同じくらい心に残ったのが、陰で準備や運営に動き回る人たちの存在です。その人たちのおかげで、町には集い、語らい、楽しむ「場」が再び帰ってきました。誰かのために力を尽くす。心を尽くす。そんな真心と行動力に私たちはいつも支えられています。作家の吉川英治さんの言葉に「菊作り 菊見るときは 陰の人」というのがあります。一つ一つの場面で豊中生はそんな存在に気づき、未来の自分を重ねることができたでしょうか。
 残暑が通り過ぎても、人が人を思う「アツさ」と共に、この暑い夏の記憶が豊中生の中に生き続けてほしいと願っています。そして未来の彼らが、ふるさとで出会った大人のように、誰かのために力と心を尽くすことのできる人へと成長してくれることを期待してやみません。

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