七夕の行事食【その2】 ちらし寿司を彩る「天の川」
7月7日(水)給食こんだて
【七夕ちらし寿司、そうめん汁、星空あんみつポンチ、牛乳】 7月7日は七夕です。 七夕は節句の一つで、日本以外にも中国やベトナムなどにもあります。 日本では、短冊に願い事を書いて笹に飾りますが、これは江戸時代から始まった日本独特の風習だそうです。 また、七夕にはそうめんを食べる習慣があります。 今回はかまぼことオクラの星を入れた汁物にしました。 昔から七夕の日にそうめんを食べると病気にならないと言われており、今から1000年以上前から食べられているそうです。 昔は「さくべい」というお菓子だったそうです。 子どもたちは「星がきれいでした!」「おいしかったです。」と星いっぱいのスペシャルメニューを笑顔で楽しんでいました。 自分の給食に入っていた星を嬉しそうに見せてくれた子もいました。 七夕の行事食【その1】 星いっぱいのスペシャルメニュー
今日の給食は、七夕にちなんで、星をたくさん入れたスペシャルメニューです。
ちらし寿司を飾るにんじんの星は、朝から調理員さん達が150個以上型抜きしてくれました。 2人体制で丁寧に、炒り卵とさやいんげんを使ってバットの中に「天の川」を描いていきます。 完成したバットは次の記事をご覧ください! デザートは、夜空をイメージした水ようかんを手作りし、あんみつ風に仕上げました。 白い星は米粉で作られたマカロニです。 そうめん汁を飾る星は、星の形のかまぼことオクラです。 オクラは形が崩れないように、切る厚さを工夫しました。 今月の保健室掲示板
7月の保健室掲示板は「打倒!熱中症!」です。
活動別にかく汗の量をペットボトルで示し飲水の大切さを示しています。 子供たちはあみだくじを辿って正解を見つけ、「この活動でこんなに汗をかくの?」と驚いている様子でした。 最後は、自分が行っている熱中症対策をシールで貼ることで、掲示板に参加するようになっています。 現時点では「ご飯を3食食べている」が多いようです。 今後も掲示板を通して季節に応じた保健指導へつなげていきます。 給食で世界の料理を味わおう「ケニア」
7月6日(火)給食こんだて
【ピラウ、カチュンバリ、ムチュウジワクク、牛乳】 ケニアは、アフリカ大陸の東側にある国です。 国の中に様々な地域があり、発展した都市の首都ナイロビや大自然のサバンナなどがあります。 今日の給食は、以前ケニアに住んでいた先生に、ケニアで食べておいしかった料理を教えてもらって作りました。 再現するためにケニア料理のお店に行き、味付けを研究しました。 ピラウは、日本でいうピラフのことで、肉と野菜をスパイスで炒めて、ご飯に炊き込みます。給食室では約40kgの具を回転釜で炒めました。 6種類のスパイスを使って本格的な味わいに仕上げています。 カチュンバリは、トマトを使ったケニアの代表的なサラダです。本場はパクチーが入るそうですが、今回は食べやすいように給食風にアレンジしました。 ドレッシングにレモンを使ったさっぱりとした味つけが特徴です。 ムチュウジワククは鶏肉とトマトを煮込んだシチューです。 ケニアの言葉で「ムチュウジ」は「シチュー」、「クク」は「鶏肉」という意味があります。 ケニアでは鶏肉がお肉の中で一番の高級品だそうです。 子どもたちは初めての味にドキドキしていたようですが、「美味しい!」と笑顔で味わっていました。 放送でケニアに住んでいた先生のインタビューも聞き、ケニアが一気に身近になった給食時間となりました。 夏越の祓の行事食
6月30日(水)給食こんだて
【いわしのかば焼き丼、豆腐と小松菜のすまし汁、水無月、牛乳】 6月30日は「夏越(なごし)の祓(はらえ)」です。 6月の最後の日に行われる「夏越の祓」は、半年分のけがれを祓うことで、残りの半年間を健康で過ごし、悪いことが起きないようにと願う行事です。 神社では、けがれをおとす「茅の輪くぐり」が行われます。 茅の輪を決められた順にくぐると、7月からの半年間を健康に過ごすことができるそうです。 「水無月(みなづき)」は、京都の夏越の祓に欠かせない伝統的なお菓子です。 ういろうのようなモチモチの生地にあずきをのせて蒸して作ります。 あずきには、古来より悪いものを近づかせない力があるとされてきました。 また、三角の形は、暑さを吹き飛ばす削りたての氷を意味しています。 給食室では、子どもたちの健康を願って、生地から水無月を手作りしました。 子どもたちに行事の説明をしたところ、「茅の輪をくぐったことあります!」「見たことあるやつだ!」と知っている子が多くいました。 これまでの経験と行事が結びついて嬉しそうな様子に、日本の伝統的な行事をこれからも給食を通して伝えていきたいと思いました。 |
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