七夕の行事食

令和6年7月5日(金)給食こんだて
【七夕ちらし寿司、そうめん汁、星空あんみつポンチ、牛乳】

7月7日は七夕です。
七夕は節句の一つで、日本以外にも中国やベトナムなどにもあります。
日本では、短冊に願い事を書いて笹に飾りますが、これは江戸時代から始まった日本独特の風習だそうです。

給食では、星がいっぱいのスペシャルメニューを作りました。

七夕にはそうめんを食べる習慣があります。
今回はかまぼことオクラの星を入れた汁物にしました。
昔から七夕の日にそうめんを食べると病気にならないと言われており、今から1000年以上前から食べられているそうです。
昔は「さくべい」というお菓子だったそうです。

ちらし寿司はいり卵で天の川、さやいんげんで笹の葉を表しました。
天の川を飾るにんじんの星は、朝から調理員さん達が190個分型抜きしてくれたものです。
バット1つずつ丁寧に飾り付けました。

さらに、デザートも星をちりばめました。
夜空をイメージした水ようかんを手作りし、あんみつ風に仕上げています。
白い星は米粉で作られたマカロニです。


子どもたちはバットに描かれた天の川に歓声をあげていました。

「星がいっぱい!」「ご飯の天の川がとってもきれいでした。」と給食時間後にニコニコ笑顔で話してくれる子が多く嬉しく思いました。
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半夏生の行事食

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令和6年7月1日(月)給食こんだて
【たこ飯、肉じゃが、キャベツのみそ汁、りんご、牛乳】

半夏生(はんげしょう)とは、夏至から数えて11日目から5日間のことです。今年は7月1日から5日にあたります。
この期間までに田植えを終えないと、お米のできが悪くなるとされ、今のように天気予報の無い時代に農作業の節目となる重要な日でした。

昔から半夏生の時に食べられてきたのが「タコ」です。
「タコの足の吸盤が吸いつくように植えた稲が地面にしっかり根づき、お米がたくさん収穫できますように」との願いがこめられています。

給食では、うま味たっぷりのたこ飯を作りました。
量が多いので、あらかじめ具を煮てからごはんと混ぜ合わせます。
(右端の写真は約330人分のたこ飯です。)

半夏生の名前の由来は諸説ありますので、その中の一つを紹介します。
「半夏(はんげ)」と呼ばれる植物が生える時期という意味で「半夏生(はんげしょう)」となったそうです。


6年生のあるクラスでは、給食のたこ飯をとても楽しみにしていて朝から大盛り上がりだったそうです。
日々の給食を楽しんでいる様子に嬉しく思いました。
これからも安全で楽しく、美味しくて学びのある給食作りに努めてまいります。

夏越の祓の行事食

令和6年6月28日(金)給食こんだて
【鰯のかば焼き丼、豆腐と小松菜のすまし汁、水無月、牛乳】

6月30日は「夏越(なごし)の祓(はらえ)」です。

6月の最後の日に行われる「夏越の祓」は、半年分のけがれを祓うことで、残りの半年間を健康で過ごし、悪いことが起きないようにと願う行事です。

神社では、けがれをおとす「茅の輪くぐり」が行われます。
茅の輪を決められた順にくぐると、7月からの半年間を健康に過ごすことができるそうです。

「水無月(みなづき)」は、京都の夏越の祓に欠かせない伝統的なお菓子です。
ういろうのようなモチモチの生地にあずきをのせて蒸して作ります。
あずきには、古来より悪いものを近づかせない力があるとされてきました。
また、三角の形は、暑さを吹き飛ばす削りたての氷を意味しています。

給食室では、子どもたちの健康を願って、生地から水無月を手作りしました。


子どもたちに行事の説明をしたところ、「茅の輪をくぐったことあります!」「見たことあるやつだ!」と知っている子が多くいました。
特に2年生は、授業で行った町探検でくぐらせていただいたと嬉しそうに話していました。

これまでの経験と行事が結びついて楽しそうな様子に、日本の伝統的な行事をこれからも給食を通して伝えていきたいと思いました。
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給食で!日本全国味めぐり〜福島県〜

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令和6年6月26日(水)給食こんだて
【ソースカツ丼、いかにんじん、こづゆ、牛乳】

ソースカツどんは、福島県会津地方の人気グルメです。
ごはんにキャベツをのせ、甘めのソースをからめたカツをのせて食べます。
どのように生まれたか色々な説があります。一説によると、カフェのコックさんが手軽に食べられる料理として考えたといわれています。

会津地方で「カツどん」というとソース味を一番に思い浮かべるそうです。

いかにんじんは、福島県でお正月に欠かせない郷土料理です。
細く切ったスルメとにんじんを甘辛いタレに漬けこんで作ります。
雪が多く、冬の間に野菜を収穫しにくい福島県で、冬の貴重な保存食として大切にされてきました。

こづゆは、小さい器(こじゅう)で食べる汁物という意味の「こじゅうのつゆ」がなまって「こづゆ」という名前になったそうです。
干したホタテの貝柱で出汁をとり、たくさんの具が入った豪華な料理で、お祝いの時に食べられてきたおもてなし料理です。


給食時間には、お昼の放送を通して、給食委員会の子供たちが福島県にゆかりのある先生にインタビューした様子を全校に紹介しました。

郷土ならではの食文化をみんなで楽しみました。
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