本日の全校朝礼では、下記の表彰も行いました。
【区読書感想文コンクール】特選=明田川さん 入選=加藤くん(2年)
【税についての作文】
板橋区納税貯蓄組合連合会優秀賞=呉さん 同・入選=薬丸さん(3年)
【人権作文コンテスト】人権擁護委員会賞=熊さん(3年)
出品賞=朝比奈さん・亀山さん・堀内さん(3年)
【ソフトテニス】区1年生大会第3位=椋本・岡ペア
【卓 球】区民体育大会女子カデットA3部第1位=高橋さん(2年)
おめでとうございます! 今後のさらなる活躍に期待しています。
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折に触れて話すことですが、皆さんに身に付けてもらいたい基本的生活習慣に【あじみこし】があります。 挨拶の【あ】時間の【じ】身だしなみの【み】言葉遣いの【こ】そして、姿勢の【し】です。
今日は、その中の【し】姿勢について話をさせてください。
私は今朝も言いましたが、皆さんに話を聞いてもらう時は、たいてい「体は楽にしてかまいませんが、目と耳と心はこちらに向けてください」とお願いします。 さて、そこにはどんな意味があるのでしょう?
それは、まず私の話をしっかり聴こうという心をもってほしい。 すると、目は自然に私の方を向く。 そうなれば、話の内容もすんなり耳から入り、理解も深まるということなのです。
姿勢には、その時々の心のありようが現れます。 姿勢と心は、深い関係でつながっているのです。 だからこそ私は、逆に意識的に姿勢をつくることで、ある程度心もコントロールできると思っています。
先の例で言えば、あまり話を聴く気になれないという時があっても、とりあえず意識的に目を相手に向け、耳を傾けていれば、相手の話に興味が湧いたり、何かを得られたりすることだってあると思うのです。
少し前のことですが、「いつやるか? 今でしょ!」の流行語で有名になった予備校講師の林修先生が、あるTV番組で興味深いお話をされていました。
そのTV番組は、「我が子が勉強しないで困っている」「どうやったら子供の成績が上がるのか」といった悩みをもつ親たちに、林先生が講義形式で答えるという企画でした。
そして、そんな親たちに対する林先生の回答は、至って明快でした。それは「親が子に対して行う躾(しつけ)で一番大切なのは、姿勢を良くすることだ」というものです。少し詳しく言うと、以下のようになります。
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なぜ集中力が続かないか?それは、集中する姿勢ができていないから。 なぜ宿題ができないか?それは、きちんと宿題をやろうとする姿勢ができていないから。 だから、姿勢の良い子には成績の良い子が多い。
それは、姿勢の良い不良がいないのと同じ。 2時間勉強したければ、それができるような姿勢をしなければならない。 「集中力がない」というのは、「集中できる姿勢が訓練されていない」ことの表れである。
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さらに林先生は、直立歩行という人間独自の姿勢によって、人間の脳は他の動物以上に発達したという話も引用されていました。 カリスマ講師として人気を博す先生の話だけに、説得力があるような気がします。
授業中、頬杖をついて横を向いたり、机に突っ伏すようにしたりしている人がいます。その一方で、ちゃんと先生の方を向き、背筋を伸ばして授業を受けている人もいます。両者の集中力の差は、歴然としています。
そして、歴然とした集中力の差は、そのまま理解度の差、はっきり言えば学力の差に結びついていきます。 「姿勢の良い子には成績の良い子が多い」という林先生の言葉は、まさにそのことを言っているのです。
今週末には、周年記念式典もあります。 そこでは、あらゆる場面で正しい姿勢が要求されます。 皆さんには、授業でも式典でも意識して姿勢をつくることで、自分の心もコントロールできる人になってくれるよう期待します。
「正しい姿勢、いつやるか?」 「今でしょ!」