本日5時間目、平成29年度の修了式を行いました。 式の中では上の写真のように1・2年生の各代表者に修了証(通知表の裏面に記載)を渡しました。 また、下記の表彰も行いました。 おめでとうございます!
【板橋区中学校ジュニア卓球大会】
研修シングルス第3位=高橋くん(1年) 女子団体A=第3位
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先日行われた卒業式では、1・2年生の皆さんの協力もあって、3年生は気持ちよく板三中を巣立っていくことができました。 3年生に代わってお礼を言います。 どうもありがとう。
春は「別れの季節」であると同時に「出会いの季節」でもあります。 お世話になった3年生とはお別れしましたが、ぜひこれから皆さんは、多くの新たな出会いも体験してください。
特に4月の進級時には、新しい友達、新しい先生など、多くの出会いがあることでしょう。 ただし、私が皆さんに一番出会ってもらいたいと思っている人は他にいます。 それは「新たな自分」です。
私はこの時期、ぜひ皆さんに My Revolution つまり自己変革を遂げてもらいたいと思っています。 1年生は2年生へ、2年生は3年生へと進級することを機に、新しい自分へと生まれ変わってほしいのです。
人が、自己を変革する、それまでの自分を変えるためには、何らかのきっかけが必要です。 そして、そのきっかけは、人や書物との出会いだったり、一つの成功体験や逆に失敗体験だったりもします。
また、進級や進学、就職や転勤など、自分の置かれる環境が大きく変わることも、そのきっかけになり得ます。 そう考えると皆さんは、今まさに My Revolution のチャンスを迎えていると言えるでしょう
あらゆる文明の歴史が証明しているように、人は現状に満足した瞬間、進歩がストップします。 常に「より良いものを」「より高い位置へ」という向上心なくして、個人も集団も発展することはできません。
NHKサイエンス番組のタイトルにもなっているイギリスの生物学者に、ダーウィンという人がいます。2年生の皆さんは、理科の教科書『生物の変遷と進化』に出てきたので、覚えているのではないでしょうか。
「すべての生物は、共通の祖先から変化して形成されてきた」という有名な「生物進化論」を唱え、ガラパゴス諸島に生息するイグアナの研究でも知られるダーウィンの次の言葉を、皆さんに紹介しておきます。
【最も強い者や、最も賢い者が生き残れるのではない。 唯一生き残ることができるのは、変化できる者だけである。】
地球の歴史上最強の生物である恐竜は、気候の変化に対応できずに滅びました。 霊長(=最も優れた生物)を自負する人類も、自ら招いた環境悪化への対応を誤れば、恐竜と同じ運命をたどるでしょう。
同様に、私たち一人ひとりも、自分の賢さや強さを過信したり、現状に満足したりしていてはいけません。 常に「より良い自分」になるために、変化していかなければならないのです。
そして、そのために必要なことが、過去の自分を振り返り、改めるべき点は改めようとする反省の姿勢です。 さらに言えば、その反省の姿勢をもつためには、自分の未熟な点を認める謙虚さ、素直さが必要です。
この1年間を省みて、学習・生活の両面で自分に足りなかった点、欠けていた点を挙げてみてください。 そして、「より良い自分」に生まれ変わるための具体的な行動を考え、それを確実に実行してください。
草木が芽吹き、動物たちが躍動的になるこれからの季節。 ぜひ私たちも My Revolution、新たな自分へと変革を遂げましょう。
【最も強い者や、最も賢い者が生き残れるのではない。 唯一生き残ることができるのは、変化できる者だけである。】