【写真・上】来賓祝辞(近隣小学校長代表・湯澤様)
【写真・下】来賓祝辞(PTA会長・辻 様)
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先に述べたことは、いずれも「当たり前のこと」ですが、同時に「毎日繰り返されること」でもあります。 そして、それが何であれ毎日続けるとなると、つい怠けたり誘惑に負けたりして、失敗してしまうこともあるからです。
したがって、「当たり前のことを、当たり前にやる」いえ「やり続ける」ためには、始めから何もかもうまくやることより、たとえ失敗しても諦めず、再びやり直すことが重要になります。
今、私は「失敗しても、再びやり直す」と言いました。
そのことについて、少し前のことになりますが、私はとても興味深いテレビCM(コマーシャル)を見ました。 それは、インターネット関連企業 Google(グーグル)のテレビCMです。 約1分間のそのテレビCMは、冒頭からさまざまな「失敗の瞬間」が映し出されます。
演奏している楽器から、外れた音しか出ない映像。
棒高跳びで踏み切る瞬間、肝心の棒が折れてしまう映像。
大きな凧を揚げようとして、自分が凧に引きずられてしまう映像。
せっかく作った料理を、焦がしてしまう映像。
設計したロボットが、予定と違う動きをする映像。
自転車の練習で、転んだりひっくり返ったりする映像…。
その他、とにかく最初から最後まで、老若男女あらゆる人々の失敗する実際の映像が、次から次へと映し出されていくのです。 いわゆる「ハプニング映像特集」のようで、見ているうちに思わず口元がほころんでしまいました。
ただ、それらの映像を流す目的が、単に笑いを取るためではなかったことに気づいたのは、CMの最後にこんなキャッチコピーが、画面いっぱいに表示されたからです。
【今年も、たくさん失敗できるように】
私はそのキャッチコピーを見た瞬間、このテレビCMの伝えたかったテーマが、やっとわかりました。
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