本日の朝礼では、下記の表彰も行いました。 おめでとうございます!
【区秋季大会(新人戦)】
野球部=第3位 ソフトテニス部(男子団体)=準優勝
【区民大会】卓球女子中学生団体=第2位 同・男子2部=第1位
【漢字検定】井上くん(準2級)他25名が各級に合格
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現在、4年に一度のラグビー・ワールドカップ(W杯)が日本で開催されています。 実は、何を隠そうこの私、一番好きなスポーツを尋ねられたら「ラグビー」と即答します。皆さんと同じ中学生時代に、ある大学ラグビーの試合を観戦して以来のファンです。
と言っても、進学した高校にラグビー部がなかったので、競技経験はありません。 しかし、観戦経験は人一倍多いと思うので、人一倍その魅力を語ることもできます。
ラグビーの魅力。
皆さんの知っていそうなところで言えば「One for All , All for One」(ワン フォア オール、オール フォア ワン=一人はみんなのために、みんなは一人のために)というラグビー・スピリッツがあります。
わかりやすい例を挙げましょう。サッカーではゴールを決めた選手が派手に自分の活躍をアピールするのに対し、ラグビーでトライを決めた選手のリアクションは、比較的控えめです。
その背景には「自分のトライの前には、相手のタックルを受けて倒されながらも、必死になってボールをつないでくれた仲間がいる。自分は、たまたま最後にそのボールを受けてトライしたにすぎない。」という「One for All , All for One」の精神があるからなのです。
ラグビーの魅力。
これも知っているかと思いますが、他の多くの球技が試合終了のことを「ゲームセット」とか「タイムアップ」と呼ぶのに対し、ラグビーだけは「ノーサイド」と言います。 No Side つまりサイド(側)が無いという意味ですが、この場合の「側」とは、敵側と味方側、勝者側と敗者側などのことです。
体と体をぶつけ合う激しいスポーツ、球技というより格闘技的要素の強いスポーツだからこそ、一度試合が終われば「ノーサイド」。 そこには敵も味方もいない。勝者も敗者もいない。ただそこにいるのは、同じスポーツで汗を流した仲間であるという、これもラグビー・スピリッツを象徴する言葉です。
他にも多くの魅力がありますが、時間の関係上あと一つだけ紹介します。
今度機会があれば、W杯に出場している日本代表選手を見てください。 背の高い人や低い人、体の大きい人や身軽そうな人など、実に様々な体型の選手がいることに気づくでしょう。 それは、ラグビーには様々な身体的特徴に見合った、様々なポジションが用意されているからなのです。
また、これも試合を見れば一目瞭然ですが、今回のW杯の日本代表選手31人のうち、外国出身の選手は実に半分の15人います。 たとえどの国で生まれ育ったとしても、あるいは国籍がどこであるかに関係なく、一定の条件を満たせば日本の代表として認められ、桜のジャージを着て戦うことができる…。
それもまた、ラグビーの魅力の一つです。
本人のやる気次第で、体型や身体的特徴、国籍や出身国などに関係なく活躍の場が与えられるスポーツ、まさに diversity(ダイバーシティ=多様性)を受け入れたスポーツだからこそ、私はラグビーをこよなく愛しているのです。
さて、運動会が終わったのも束の間、今月下旬には文化祭を控えています。個人的な考えですが、一人ひとりの個性や特長という視点で見たとき、展示発表会も含め文化祭は、運動会以上に各自のダイバーシティ(多様性)を生かせる行事だと思っています。
一人ひとりが自分の個性を発揮し、周囲はそれを尊重し、お互いの価値を認め合えるような文化祭であってくれるよう、ひいては、板三中がそういう文化祭に象徴されるような学校であってくれるよう期待しています。