本日、特に新しい「休校中のお知らせ」は、ありません。
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新型コロナウイルスの感染拡大に伴う臨時休業(休校)中なのでピンとこないかもしれませんが、今日は板橋第三中学校の開校記念日です。
板橋第三中学校が開校したのは、1947年(昭和22)なので、今年は創立73年目を迎えたことになります。 5月1日に開校式が行われたため、開校記念日もこの日になったようです。
なお、この年に入学した1年生は4クラス168名でしたが、以来72年の間に、1万7422名もの卒業生が巣立っています。
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1947年といえば、太平洋戦争が終わって2年後です。 まだ東京のあちこちに、空襲の焼け跡など戦争の傷跡がたくさん残っていたことでしょう。
施設・設備や教材教具も満足にそろわない学習環境の中、きっと当時の先生方や生徒は、日本の明るい未来を信じて、授業をはじめとする諸活動に取り組んだに違いありません。
この年には、わが国の最高法規である日本国憲法が施行されました。 この憲法は「等しく教育を受ける権利」を定めています。 また、教育基本法や学校教育法など、現在の教育の根本的なことを定めた法律も、この年に施行されました。
板三中の歴史は、まさに新しい日本の歩み、そして、戦後教育の歩みと共にあるわけです。
その板三中と同じ歴史を歩んでいる、つまり、1947年生まれの著名人をあげてみたいと思います。73歳といえば、もしかしたら皆さんのおじいさん・おばあさんの中にも、同い年という方がいらっしゃるかもしれませんね。
お笑いタレントで映画監督なども務めるビートたけしさん。同じくお笑いタレントの高田純次さん。俳優で歌手の西田敏行さん。
海外で皆さんも知っていそうな方をあげると、映画『ターミネーター』の主演俳優で、カリフォルニア州知事も務めたアーノルド・シュワルツェネッガーさんがいます。
皆さんは、今名前の挙がった人たちと同じ年齢になった時、つまり73歳の自分を想像することができますか? 9年生でさえ、57年も先のことです。たぶん、ほとんどの人が、そんな先のことは考えられないことと思います。
それほど長い歴史を、この板橋第三中学校は歩んできたのです。
今改めて、1万7000人を超える先輩方に敬意を払いましょう。73年間かけて先輩方が紡いでこられた伝統や功績があるからこそ、今日の板三中は地域の皆さんから信頼され、愛され、温かいご支援をいただけているのです。
同時に、これから先私たちが切り開いていく未来に対し、覚悟を新たにしてください。これからの板三中の新たな歴史は、皆さんが築いていかなければなりません。ただ伝統を継承するだけでなく、新しい時代、新しい価値観にも対応した新しい学校を築いていきましょう。
3月以降休校が続いていますが、今年度は【学ぶ・鍛える・思いやる】という新しい教育目標や【Be Gentleman(ビィ・ジェントルマン=紳士であれ)】に一本化された新しい校則の下でのスタートとなりました。
まさに今年度は、新しい学校を築くチャンスなのです。 いずれ学校が再開されたとき「あの休校期間を経て、板三中はより良い学校に生まれ変わった」と思えるような学校生活を取り戻しましょう。
そのためにも、休校期間中を「我慢の時」「自分を鍛え、成長させる時」と捉え、規則正しい生活リズムを保持し、家庭学習に励んでください。先生方も、そんな皆さんを全力で支援していきます。
校長 武田幸雄