学校を開いてください

 
 学校地域支援本部のチーフコーディネータを務めておられる方のブログに、以下のコメントを見つけた。

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 その前に、

「学校は、もっともっと地域を信頼してください」

 そして

「校長先生は、怖がらずに本当に学校を開いてください」
「学校と地域と何度もとことん腹を割って話してください」

 そんなことを思いました。地域は地域の宝の子どもたちを育ててくれる学校を心から応援したい、一生懸命やれることはやりたいと思ってるのです。話せば話すほど強い絆が必ずできます。

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 2001年に発刊した以下の書籍。「正門からどうぞ 学校をひらく」。発刊したときの思いと上記コーディネータさんとの思いは同じ。

 外から学校に入ろうとしている方のコメントだからこそ、より貴重なコメント。
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第1回授業深掘りセミナー

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 授業と学び研究所主催のセミナー案内です。

 定評のある講師陣の「模擬授業」から学ぶ「教材研究のあり方」と「授業技術」。さらに教師として知っておきたい教育情報を学ぶセミナーです。

※レギュラー講師=伊藤彰敏、佐藤正寿、野木森広、和田裕枝、神戸和敏、玉置崇

期日  10月10日(土) 午後1時から午後5時

場所  EDUCOM愛知本社 研修棟
    (愛知県春日井市如意申町7−7−5 電話:(0568)35-7601

参加費  3000円

セミナー内容

1 セミナー趣旨説明(10分間) 研究所所長 小西克哉

2 模擬授業+授業の深掘り(その1)
・模擬授業30分(玉置崇、中学校道徳)30分 
・授業の深掘り(教材研究+授業技術)40分
 進行:大西貞憲
 パネリスト:神戸和敏、伊藤彰敏、和田裕枝、玉置崇 

3 模擬授業+授業の深掘り(その2)
・模擬授業30分(和田裕枝、算数)30分
・授業の深掘り(教材研究+授業技術)40分
 進行:玉置崇
 パネリスト:大西貞憲、神戸和敏、伊藤彰敏、和田裕枝 

4 教育情報知っ得!コーナー 30分間開催
 提案 後藤真一 10分間プレゼン+参加者による意見交流

5 (終了後)フリー相談コーナー
・参加の方からの相談に応じたり、さらに声をお聞きする時間を20分間ほど設けます。授業者とパネリストで応じます。

 今後の予定など、詳細とセミナー参加申し込みは、こちらです。

 第1回(10月)、第2回(12月)、第3回(2月)の申し込みを始めました。

教育実習の思い出

学校で教育実習生の姿を見かける季節になりました。右も左もわからない中で一生懸命に実習に取り組む姿に声援を送りたくなります。頑張っている実習生もたくさんいますが、中にはとんでもない話も耳にします。

・実習の授業の準備を何もしていなくて、授業中ほとんど何も話せなかった。
・実習記録簿がゴミ箱から見つかった(事故なのか、本人の故意なのかは不明)。
・研究授業の指導案を指導教官の指導を受ける日までに形にできない。
・OBとして部活の指導にかまけて、実習記録簿を時間までに提出しない。
・教師になる気はないが、とりあえず教員免許をとるために必要なので、単位さえもらえればいい。
・・・

これを取り上げて、最近の実習生はというつもりはありません。私たちのころにもそういう例はあったのだと思います。ただ、以前と比べて実習生に対する大学の事前指導はしっかりしていると聞きますが、それでもこういったことが起きているのが残念です。

もうずいぶん昔のことですが、私の教育実習の時に担当の先生(恩師)から、「自分がOBであるという意識は持つな。学校にとって教育実習生はお荷物でしかない。ある意味生徒以下の存在だ。OBだから、将来自分たちの後を引き継いでくれる可能性があるから引き受けているのだ。そのことを忘れずに行動しなさい。若いから、物珍しいから生徒は近寄ってくるが、責任をとれる立場でないので不必要に接触しない。きちんと距離をとることを忘れるな」こんなことを厳しく言われました。このことを今でも感謝しています。母校で2週間、授業や部活動を通じて先輩として後輩に何か伝えられればなどと甘いことを考えていた自分の目を覚ましていただき、真剣に実習に向かう心の準備ができました。
実際に教育実習が始まってしまえば、部活動に行くどころではありませんでした。授業の中身を考えるだけで、ほとんど連日徹夜状態です。1時間の授業の流れを考えた時、生徒からこんな解答が出たら、こんな考えがあったらと子どもの反応をいろいろと想定すると、どんどん考えることは増えていきます。分岐を考えながら1時間の授業の流れを整理するだけでレポート用紙が10枚以上になったのを覚えています。しかも実際には、そのほとんどが使われることがなかったのです。生徒の立場では表面に表れたものしか見えません。しかし、その影には膨大な教材研究が隠されていたことにその時初めて気づきました。それまで、心の中で少しバカにしていた先生方が、違って見えるようになりました。
教師として教壇に立つようになって、この時の経験がどれほど役に立ったかわかりません。この2週間で得たことが、教師としての原点だったように思います。

学生たちが教育実習を通じて教師として大切なことに気づき、教師の仕事を真剣に目指してくれることを期待しています。(大西)
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