最新更新日:2024/06/28 | |
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訪問研修「森の道標」富岡第一小
2月18日:訪問研修「森の道標」で富岡第一小学校へ伺いました。
授業は、3年生の国語「わにのおじいさんのたから物」<物語> 作 川崎洋です。 この物語は、おにの子の視点に立って書かれているため、おにの子の言動や内言を子供たちがたどっていく中で、読み手である自分とおにの子を重ね、主人公に寄り添い、主人公の気持ちになって読むことができるという特徴があります。 また、直接的に登場人物の人柄や気持ちを表す表現は少なく、おにの子やわにのおじいさんの言動から、その心情や人柄を読み取ることを可能にする優れた表現が多いことも特徴です。 たから物を勘違いしながらも、おにの子がわにのおじいさんに対する感謝の気持ちをもっていることに気づいている子供たちが、もし、わにのおじいさんが生きていたら本当のことを伝えたかどうかについて考え、意見交流を行い、お互いの読みの共通点や相違点に気づくことができることを目標にした授業でした。 桃太郎がおに退治の時、鬼ヶ島の宝物をそっくり持って行ってしまったので、鬼の子は、宝物がどんな物か知らないばかりか、たから物という言葉さえ知らないおにの子だから、たから物のことを教えてやった方がいいとか 口で言えないほど美しい夕焼けを見たおにの子は、これがたから物なんだと<美しい勘違い>をしているのだから、わにのおじいさんが言っている宝物は教えないなど、それぞれの表現から、読み取った気持ちを発表し合いました。 子供たちは、自分の思いを叙述をもとに感じた気持ちを発表しているけれども、それを聞いている他の子供たちにしっかりと伝えるには、「・・ページのこの文やこの言葉から、このように感じたということを可視化したり、皆でその箇所を読み合ったりすることが大事だなあと感じた授業でした。 川勝知事が「学びの森」を訪問!
「学びの森」に、な、なんと川勝平太静岡県知事がお見えになりました!
2月17日に、知事広聴「平太さんと語ろう」が裾野市生涯学習センターを会場に開催され、同じ建物内にあります「学びの森」にも川勝知事がお立ち寄りくださいました。 川勝知事は生涯学習センターに正午過ぎに到着し、高村裾野市長に案内されながら、まず最初に「学びの森」にお見えになりました。 裾野市教育委員会学校教育課の伊丹指導主事が、「学びの森」について知事に丁寧に説明をしてくださり、知事は所々質問をしながら、熱心にその説明をきいていました。 学びの森、森のカフェ、森の道標、夜のカフェ・・・ 伊丹指導主事の説明の中に出てくるこれらの言葉にも魅力を感じたようでした。学びの森の指導員が元教員で、各学校の先生方の指導や助言をしているという説明のときには「あぁ、いいですね、学校の先生が元気でなくてはいけませんからね」と裾野市の積極的な取り組みに大きくうなずいておられました。 知事が学びの森に滞在した時間は、短時間でしたが、「県民」「裾野市民」を改めて意識した時間でした。 最後に、一緒に写真を撮らせてもらいました。知事が手にしているものは「学びの森だより」です。 (最後の写真は、お手すきの時間に高村市長が学びの森の「森のカフェ」で休憩している様子です) ちょっといつもと違う一日になった「学びの森」でした。 訪問研修「森の道標」富岡第一小
2月16日:訪問研修「森の道標」で、富岡第一小学校へ伺いました。
年に数回、ALTと外国語活動を経験する2年生です。今回は担任が英語も専門なので、有意義に、そして、楽しく学び合いたいとの思いから行なった授業です。 先生が金髪のロングヘヤーのかつらを被って登場しました。子供たちの驚く声と笑い声で教室は盛り上がり、先生は45分間、英語とジェスチャーだけで子供たちとやり取りしました。 最初は戸惑う子供もいましたが、周りの子たちのつぶやきや発言のおかげで、ぐんぐん英語の世界に入っていきました。 フルーツの絵カードを出したり、引っ込めたり、ジェスチャーをしたりして、言語を感覚的に捉える工夫がありました。 また、子供たちが集中力を切らさないように、学習形態を個、グループ、全体へと広げたり全体から個へ狭めたりしながら、最後のゲームへ進みました。 色分けした丸を台紙にちりばめて貼り、左右の手足を英語で指示された色の所に置くというものです。手と足が交差したり、腰を高く上げないと色の丸に届かなかったりするので、真剣になればなるほど笑いを誘いながらの学習になりました。 子供たちは、「あー楽しかった」「英語っておもしろいね」「もう一回やりたい」など、英語への純粋なあこがれを持った1時間でした。 訪問研修「森の道標」裾野東中
2月2日:訪問研修「森の道標」で裾野東中へ伺いました。
今回は2年生の社会科(歴史的分野)で、「産業革命と欧米諸国」の授業です。授業者は単元を構想するに当たり、子供たちが歴史を自分自身の問題として考えたり、多様な見方・考え方に出会ったりする場を設定したいと考え、産業革命を2時間扱いとして、2時間目(本時)を「産業革命は人々に幸せをもたらしたのか、もたらさなかったのか」という学習課題を設定しました。(授業者は「幸せ」の定義の曖昧さを承知した上での課題設定です) 本時は、前時に学習した産業革命のプラス面・マイナス面を確認して、まず個人で自分の考えをまとめ、班で話し合い、全体で議論しました。長くなりますが、そのときの生徒の発言を紹介します。 「当時の子供たちは確かに過酷な労働をしていたけれど、その前の時代の子供たちの資料を見ると(環境の厳しさは)そんなに変わっていない。産業革命で人々の生活はすごく便利になったのだから幸せをもたらしたといえる。」「でも資料を見ると、産業革命で発明されたものの中にダイナマイトがある。ダイナマイトは戦争に使われていくのだから幸せをもたらしたとはいえない。」「ノーベルは産業を発展させ、人々が幸せになるためにダイナマイトを発明した。悪いのは悪用した人。産業革命自体の問題ではない。」「蒸気機関車なども人々の生活を便利にするために作られた。その中で石炭を掘るなどで児童労働が必要だったということだと思う。」「二人が言ってくれたのだけど、自動車や電気や蒸気機関などは、今につながっている。産業革命があったからこそ今がある。産業革命は人々に幸せをもたらしたと言える。」「でも、自動車とか電話とかを作ることによって、低賃金・長時間労働で働く人はどんどん増えていく。資本家と労働者の格差が拡がるのは幸せをもたらしたとはいえない。」「社会問題の資料を見ると、豊かな生活の裏にひどい生活をしている人がたくさんいる。これでは幸せとは言えない。」「一部の人だけが幸せになっているんじゃないかな。」「資本主義と社会主義の資料から、頑張っている人もそうでない人も同じ給料というのはおかしい。資本主義の方が幸せになれる。」「でも、みんな同じ条件ならそれもいいけど、例えば障害をもっていたりとか弱い人もいるのだから、弱い人のことも考えないのはひどい。発展することが幸せなのか、考えないといけない。」・・・ 生徒は、その子なりの生活体験や視点から社会的事象を見ている。そして他者の見方、考え方に出会って自分の考えを深めています。「中学2年生、なかなかのものだな。」と感心してみました。 授業後の懇談では、資料提示の位置や議論の中での焦点化と教師の役割、生徒発言に対する教師の価値付けのあり方について話題となりました。 学びの森だより2月号
立春を過ぎ、暦の上では春ですが、まだまだ寒い日が続いています。
体調を崩さないよう、ご自愛くださいね。 さて、「学びの森だより」及び「支援員だより」の2月号を作成しました。 是非ご一読ください。 学びの森だより第13号28.2.4 支援員だより第8号28.2.4 (↑ここから開けます) 第6回「夜のカフェ」参加者の感想紹介〜♪その中から一部を紹介いたします。 *************************** ・初めて参加させていただきました。心が洗われる体験ができました。たまにはこういう体験も必要だと実感しました。 ・今回も視野が広がりました。英語がとても苦手な私ですが、ホストファミリーの話はとても楽しく参考になりました。何事もやってみることが人生を充実させるのだなと感じました。 ・針と糸を使ったのは中学生以来でした。貴重な経験をありがとうございます。 ・自分から何かを始めたり挑戦する機会は少なく、このような場があったことで幅が広がる糸口になったように思います。 ・楽しみにしていた秋岡先生の手作り講座。自分も手作りが大好きなので、1日の疲れも忘れ癒されました。 ・いろいろな方のいろいろな「楽しみ」にふれることができました。「楽しみ」は人生にエネルギーを与えてくれる、また「楽しみ」を持つことが人生を豊かにしてくれるものだなぁと感じました。それが仕事を楽しくするコツかもしれません。 ******************************************* みなさんの感想から、リラックスした楽しい雰囲気の中で参加してくれたことが伝わってきますね。 さて、7月から始まりました「夜のカフェ」ですが、今回の第6回講座で今年度の最終回となりました。知的好奇心の探求や、日々の生活や心を豊かにすることに主眼を置き、「ちょっと一息、いい話」をコンセプトに実施されてきました。中には全ての講座に参加してくださった方もいらっしゃいます。参加してくださったみなさん、ありがとうございました。 第6回夜のカフェ 開催 2
続いて実施されました後半は、秋岡智子先生で「生活を豊かに〜親子でできる簡単小物づくり」です。
家庭科が専門の秋岡先生が物作りをするときに大事にしていることは、まず「楽しむ」ことが大前提にあるとのことです。そして、なおかつ「簡単」「かわいい」「機能的」「エコ」であれば、更に素敵であると感じているそうです。 今回は、誰でも簡単に作成できる「ピンクッション(針山)」の作り方を紹介してくださり、参加者全員でピンクッション作りに取りかかりました。 この日のために使い古しのエコなものを中心に材料を用意し、参加者ひとり一人に配布してくださいました。作り方の説明の際には、ご自分の手元の動きを遠くの席の参加者にも確認できるように「書画カメラ(教材提示装置)」を使用して見せる工夫もしてくださいました。 ピンクッション作りの作業が始まると、みなさん夢中になって取り組み始めました。 男性の参加者も多かったせいか「針と糸を持つのは学生の時以来で何年ぶりだろう」「玉結びのやり方がわからない...」等の声もちらほらと聞こえてきました。 作り方がわからない場合は、秋岡先生が側に寄り丁寧に教えてくださったり、隣の席の参加者に聞きながら作業をすることで自然に会話が弾んだりして、参加者全員で時間を忘れてピンクッション作りの楽しさを体験することができました。 第6回夜のカフェ 開催 1
2月1日:第6回「夜のカフェ」を、裾野市役所地下「多目的ホール」で開催しました。
静東教育事務所地域支援課のお二人の先生を講師に招いています。 まず、前半の大川美紀先生からは「ホームステイのホストファミリーをしてみませんか」のテーマでお話を伺いました。 大川先生は、ご自身がホストファミリーにお世話になった経験と、ホストファミリーとしてホームステイを受け入れた経験、両方の立場を経験されています。 言葉や食事、文化の違いがそれぞれにあるとは思いますが、コミュニケーションをとることにより、伝わらなかったことが伝わった時の喜びは大きいと感じているそうです。スーパーやコンビニ、100円ショップなど、私たちが普段行く場所へ一緒に連れて行くことや、お手伝いしてもらいながら料理を一緒に作ることも、日本文化を知ってもらうことにつながるとのことでした。イベントとして観光をする際には、地図を用意すると自分のいる位置を確認できてわかりやすいことや、一緒に観光しながら説明をするので自分自身が日本文化を改めて再確認することができたそうです。お薦めとしては、例えばエムケイ→笑恵、ビビアン→美々杏などのように、名前に漢字をつけてあげて、その漢字の意味も教えてあげたり、一緒に書道をして筆で書いたりする体験等を紹介してくださいました。 大切にしたいこととしては「家族の一員として扱う」「普段の生活をする」「不安であることを察してあげる」「受け入れる側も楽しむ」ことを挙げられました。ホームステイが終了した後も、手紙やメールでやりとりをするなど交流は続いているそうです。大川先生は「外国の人たちと交流するのはとても楽しいこと、大切なのは言葉よりもハートです」とお話を締めくくりました。常に笑顔を絶やさずに熱く語る大川先生のお話を聞いて、参加者の皆さんはホストファミリーに興味を持ったことでしょう。 千福が丘小「研究協議会」
1月29日:道徳の研究協議会に参加するため、千福が丘小学校へ伺いました。
授業は、5年生「道徳」 主題名: 広い心で 内容項目: B11相互理解・寛容 資料名: 「ひどいよ」 出典:『心ゆたかに』(静岡出版文化会) でした。 共に学び合う子どもを育てる〜「自分の言葉で語り合う『道徳の授業』の充実〜を研究主題として、日々の授業に研鑽されている千福小の研究協議会は、参加者をわくわくさせてくれる魅力あるものでした。 研究の成果は、たくさんありましたが、今日はその中の一つを紹介します。 研究の目的の中の<目指す子ども像>を「自分の考えを伝えたい」「友達の考えを知りたい」との思いを持ち、主体的に関わり合える子としています。 そして、研究の重点のうちの一つに、<関わり合いを促進する板書の工夫>をあげ、子供の思考を可視化することと子供同士の思考の相違、多様さを対比的、構造的に示すよう研究を進めていました。 写真にもありますように、場面の状況の変化や主人公の気持ちを象徴するキーワードを中心に話し合いが進み、終末では、子供たちがネームプレートで板書に参加しました。教師と子供たちで学びの実感を共有した板書でした。 また、抽出児の発言や表れを丁寧に観たり聴いたりしながら、彼の学びを通して全ての子どもの学びをも支える教師力によって、本音のつぶやきも多くありました。 参観者として、学ぶことの多い大変参考になる授業でした。 事後の協議会では、3班に分かれてグループワークを行い、成果と課題について付箋を使って焦点化した話し合いが熱心に行われました。 その後、文教大学教授 嶋野道弘先生によるご指導がありました。「学習指導の再構築として」と題しての講話でした。 お話の中に出てきたキーワードを以下に挙げますので、関心のある方は嶋野先生のご著書を参考にしてください。 【キーワード】 自己との対話、納得の共有化、他者の他者性、存在を際立たせる、素地をつくる、伝統的な方法を改善する、状況をつくる、見通す、取り組む、振り返り 訪問研修「森の道標」須山中
1月19日:訪問研修「森の道標」で、須山中学校へ伺いました。
まだ前日の雪が残る中での須山中学校の訪問。ノーマルタイヤの車でなんとか無事に到着してほっと一息。玄関前にある築山(四季の里)の溶岩を眺め、校庭に転がっている火山岩を2つ3つ拾って理科室に向かいました。目の前には美しく冠雪した大きな富士の山。 今日は、1年生理科「火山の活動〜火山の噴出物」の授業です。 理科室には、電子黒板と火山礫と河原の石(堆積岩)が置かれていました。最初に授業者は生徒たちに知っている火山名を問いかけ、電子黒板で噴火の映像を見せます。「富士山」「愛鷹山」「御嶽山」「桜島」...話題性があるだけに生徒からは次々と出てきます。 映像を見ながら噴火の仕組みや火山噴出物を確認した後、授業者は生徒に「噴火した時に出てくる石(火山噴出物)と河原にある石(堆積岩)のつくりは同じかな、違うかな。」と問いかけました。 授業者は、生徒が「同じ」と答えることを予想し、石の観察を通して穴の有無などの違いに気づかせようと構想していました。しかし、生徒は当初から「違う」と答え、それを確認する形になりました。授業者は、「子供たちの日常の生活体験や、小学校での既習学習の押さえが大切ですね。」と授業後に振り返りました。 その後、火山噴出物にある穴のでき方について話し合いました。発表では、水蒸気や二酸化炭素などが急激に冷やされて放出されたあとが穴となって残ったことを、ホットケーキやハンバーグなど身近なものを例に出しながら、聞き手にわかりやすく伝えようとする生徒の姿に、日常の指導の成果がかいま見えました。 富士山と共に生活する生徒たちにとって火山学習は生きる力そのものと言えます。身近にある環境を良き教材として活用していくことで、自然災害に対しても科学的な正しい知識を持って対応していく力が育っていくのではないかと思いました。 訪問研修「森の道標」裾野南小
1月22日:訪問研修「森の道標」で裾野南小学校へ伺いました。
小学1年生の国語「まめ」の授業です。 この単元で育てたい力は、 ・順序を考えながら読むことができる。 ・説明文の型に慣れることができる です。 文と写真とを対応させながら、時間的順序に沿って豆の生育を説明しているので、一年生にとって分かりやすく適切な説明文の構成になっています。 子供たちは、「どうなると、まめは、だいじなさやから はなれるのかな。」について 先生が作ってくれた、さやに入った豆の模型を使って、説明しました。 豆博士になった子もいて、45分間集中した学びが出来ていました。 また、つぶやきにも本時の目標につながるものがいくつか出て、思考を広げることができました。 子供の学びを支える工夫として、教材文を拡大して、今、押さえたい言葉や文をどの子にもわかるようにしたり、手作り模型や帽子を準備したりしました。 充実した学びにつながる熱意あふれる授業でした。 第3回 研修主任研修会
1月21日: 裾野市生涯学習センターにて「裾野市第3回研修主任研修会」が開催されました。
全体会では、12月に開催された静岡県学力向上連絡協議会を受けて、授業改善の視点等について、裾野市教育委員会学校教育課の芹澤指導主事から説明報告がありました。 続いて、学校教育課の伊丹指導主事から、「学びの森」を各校の研修にどのように活かしていくのかについてお話がありました。 後半は、中学校で1つのグループ、小学校は2つのグループに分かれてのグループ別分散会です。 学びの森の指導員も各グループに入り話し合いに参加しました。 (中学校グループ)主に話題になったことは、一人一公開授業や全体研修などでの事前・事後研修の持ち方や具体的な内容、年間の授業研修会の成果と課題をいかにつなげ、深めていくか等が協議されました。また研修部の構成メンバーについても各校の情報交換がされました。 (小学校Aグループ)若手の実力アップを考えて、事前研と事後研でつけたい力やねらいを全員で話し合い意識の共通化が図れた等、日々の校内研修の充実に向けた情報交換が熱心に行われました。 (小学校Bグループ)前年度までの研修実践を基に、更に次年度は子どもの実態に合わせた研修を積み上げた。授業では子どもたちの考えを伝え合い意見を出し合う場を大切にしていた等の成果や、定期訪問ではなく専門的な人を気軽に招聘して助言を仰ぎたいなどの意見が挙げられました。 訪問研修「森の道標」富岡中
1月15日(金):訪問研修「森の道標」で、富岡中学校へ伺いました。
今回は2年生社会科地理的分野「関東地方の人々の営み」の授業です。 現行の学習指導要領から、日本の諸地域学習は、それぞれの地域を7つの「考察の仕方」から一つを選択して指導内容を構成することとなりました。各校の社会科の先生方も、それぞれの地域の単元構想に悩まれているのではないかと思います。 本時の前半は「東京周辺の人口増加率と通勤・通学者数」の資料などから、東京に人口が集中する理由を考えさせることで、東京と関東地域とのつながりを見ていきます。 その後授業者は、さらに視野を広げて、東京(関東地方)と世界とのつながりを学ばせようと、2020年の東京オリンピック・パラリンピックを教材化し、自作資料を用意して、「東京でオリンピック・パラリンピックが開催されると、どのように変化をするだろう」という課題を生徒に投げかけました。 生徒たちは資料から、オリンピックの経済効果の大きさや外国人観光客の増加を実感し、交通網の整備や案内標識の英語表記など、東京の街並みが大きく変貌していくことを学びましたが、東京と世界のつながりという点では課題が残りました。 しかし、生徒にとって興味・関心が高い社会的事象を教材化していく試みはとても大切なことです。できれば、自己の実践をお互いに共有しあって、よりよい実践を生み出す力にしていけるとよいですね。 今年度最後の「夜のカフェ」参加者募集中〜♪7月に世界遺産認定された「韮山反射炉」をテーマに据えた第1回講座を皮切りに、これまでに5回の講座を終了しました。 現在、第6回講座の参加申し込みを受付中です! ★★第6回「夜のカフェ」講座★★ 日時:平成28年2月1日(月) 18:15〜19:30 場所:裾野市役所 地下「多目的ホール」 今回のテーマ ◎「ホームステイのホストファミリーをしてみませんか」(大川美紀先生) ◎「生活を豊かに〜親子でできる簡単小物づくり」(秋岡智子先生) 講師は静東教育事務所地域支援課の先生方です。 飲み物片手に、「ちょっと一息、いい話」を聞きながら、日頃の忙しさを少しだけ忘れて気分転換しませんか♪ 教職員に限らず、どなたでも参加できます。 みなさん、お誘いあわせてご参加ください! 申込み方法は、「学びの森だより第12号」の「参加申込書」に記入して、学びの森までFAXしてください。(FAX 055-995-4904) 学びの森だより第12号28.1.20 (↑こちらからどうぞ!) 申込み〆切りは、1月26日(火)です。(期日を過ぎても受付しますが、お早めにお申し込みください) 今回ご案内します次回の第6回講座が今年度最後の「夜のカフェ」になります。お見逃しなく!! みなさまのご参加をお待ちしております。 学びの森だより臨時号さて、今回は、学びの森だより臨時号を発行しましたのでお知らせします。 記事として、今週実施しました「第5回夜のカフェの開催報告」と、次回の「第6回夜のカフェのご案内」が掲載されています。 是非、ご覧くださいませ!! 学びの森だより第12号28.1.20 (↑↑ここから取り出せます) 第5回夜のカフェ 参加者感想紹介〜♪
1月18日に開催された第5回「夜のカフェ」講座の参加者のみなさんから感想をいただきました。その中からいくつかを紹介いたします。
************************************************ ★今日は、健康な心と身体づくりに希望を持って帰れそうです。お茶を飲みながら楽しく学べる場、素敵です。 ★30分があっという間にすぎてしまうくらい引き込まれるお話でした。とても勉強になりました。ありがとうございました。 ★改めて、身体の健康と精神の健康を考えることができました。井上靖さんの言葉は心にグサッと突き刺さりました。 ★20代から30代頃が自分のピークかなと思ったことがあるが、決してそうではない。40代には40代、50代には50代の夢と希望があり、ピークを意識してはいけない、と思いながらお話を聞きました。体力も気力も充実させていかなければと思いました。 ★希望については、ちょっとしたことでも全てを投げやりに投げ出してしまうような言葉など、生徒と接する中で日々感じていたことがあります。次回は是非、レジリエンスを高める指導法を教えていただきたいです。 ************************************************** 「健全なる精神は、健全なる身体に宿る」という言葉があります。身体と心、両方ともに健康であることが人生にとって大切であると振り返ることができましたね。 感想を寄せていただいた参加者の皆さん、ありがとうございました。 第5回夜のカフェ 開催報告〜♪ 2
続いて後半は、「希望について〜希望を持つ効果」をテーマに、鈴木二三哉先生からお話を伺いました。
ヴィクトール・フランクルの『夜と霧』や、ギリシャ神話の「パンドラの箱」など「希望」について触れられているお話を伺いました。 また、「希望」は必ずしも叶うものではないので、実現しなかった場合に絶望してしまうことがあります。しかしその時に、レジリエンス(逆境力、精神的回復力)の強い人は、ストレスや逆境に強く、失敗や挫折を跳ね除けて、粘り強く生き抜いていくことができるとのことです。 レジリエンスを高める要因として、感情のコントロール力、自尊感情、自己効力感、楽観性、人間関係力が挙げられ、その中で特に「自尊感情」についてお話がありました。 最後に紹介していただいた井上靖の「努力する人は希望を語り、怠ける人は不満を語る」という言葉は参加者の心の中に残ったことでしょう。 身体の健康と、心の健康...。心身ともに健康であることが大切だと感じることができた今回の「夜のカフェ」でした。 第5回夜のカフェ 開催報告〜♪ 1
1月18日(月):第5回「夜のカフェ講座」を裾野市役所地下の多目的ホールにて開催しました。
今回も、静東教育事務所の地域支援課の先生方を講師に招いています。 前半の渡邉康男先生からは「私の健康づくり」のテーマでお話がありました。 身体的体力のピークは男性が17歳、女性が14歳で、それ以降は低下していく傾向ですが、静岡県の「健康寿命」は全国的には高い位置にあるそうです。 最近よく耳にする「ロコモティブシンドローム」にならないよう、ロコモ度チェックの方法をいくつか紹介していただきました。大股で2歩歩いた長さが身長×1.3を下回ったり、椅子に浅く腰掛けた状態から、片足で立ち上がることができなかったりする場合は、ロコモになる心配があるとの話を聞き、参加者のみなさんは、実際に自分が片足で立てるかどうかをその場で試してみる場面もありました。 訪問研修「森の道標」裾野西中
1月14日(木):訪問研修「森の道標」で、裾野西中学校へ伺いました。
今回は、学びの森の小沢指導員が中学校1年の社会の授業を行いました。 授業の内容は、「室町時代の産業の発達と正長の土一揆」です。 最初に、平安時代は貴族の時代、鎌倉時代は武士の時代と言われるが、それでは「室町時代は何の時代と言われているのだろうか」と生徒たちに最初に問いかけました。 当時の産業の様子が描かれているパネルや、実際に使用されていた当時の本物の貨幣(永楽通宝など)を見せて生徒たちの興味関心を引き出します。 日本で初めて起こった土一揆と言われている「正長の土一揆は、一体、誰が、何のために、誰に対して、何を行ったものなのか」を、資料集から読み取ります。 生徒たちはグループ別になり、それぞれが真剣に資料集をじっくりと読み込んでいきました。 室町時代は○○の時代...。 授業の終了する頃には、生徒たちの心の中に、その答えはきっと浮かんできたことでしょう。 第5回夜のカフェ 参加者募集中です!現在、第5回「夜のカフェ」講座の参加申し込みを受付中です! ★★第5回「夜のカフェ」講座★★ 日時:平成28年1月18日(月) 18:15〜19:30 場所:裾野市役所 地下「多目的ホール」 今回のテーマ ◎「希望」について〜希望を持つ効果(鈴木二三哉先生) ◎「私の健康づくり」(渡邉康男先生) 講師は静東教育事務所地域支援課の先生方です。 日頃の忙しさを少しだけ忘れ、「ちょっと一息、いい話」を聞きながらコーヒー片手に気分転換しませんか♪ 教職員に限らず、どなたでも参加できます。 みなさん、お誘いあわせてご参加ください! 申込み方法は、「学びの森だより第11号」2ページ目の「参加申込書」に記入して、学びの森までFAXしてください。(FAX 055-995-4904) 申込み〆切りは、1月13日(水)です。(期日を過ぎても受付します) お申込みをお待ちしております。 学びの森だより第11号28.1.6 (↑ここから取り出せます) |
裾野市教育委員会 学びの森
〒410-1102 住所:静岡県裾野市深良435 TEL:055-995-4903 |