学校給食週間2日目「戦後、昭和の給食」![]() ![]() ![]() 【コッペパン、いちごジャム、くじらの竜田揚げ ケチャップソース、野菜ソテー、ミルクスープ、牛乳】 戦後に復活した給食と麹町小学校は深い関わりがあります。 学校給食は戦争の影響で一度無くなってしまいますが、戦後子供達の栄養状態の悪化から給食の復活が叫ばれました。 日本は、ララ(アメリカの民間団体)などから脱脂粉乳や小麦粉などの食材物資を受け、昭和21年に東京・神奈川・千葉で給食を再開しました。 同じ年の12月24日、ララからの給食物資の贈呈式が東京の小学校で行われたため、12月24日が「学校給食感謝の日」(現在の学校給食週間)とされました。 この給食物資の贈呈式が行われたのは、旧永田町小学校です。 麹町小学校のメモリアルホールには、当時の給食風景の写真が飾られています。 今回の給食は昭和の頃の給食をイメージしました。 スープは、豆乳・牛乳を入れた後にさらにスキムミルク(脱脂粉乳)を入れてコクを出しています クジラは、昭和の給食によく使われていた食材です。 栄養価が高く、昔は手に入りやすかったことから、多く食べられていたそうです。 今では当たり前の給食ですが、どの時代も子供達が健やかに成長できるように考えられてきました。 麹町小学校の給食も、子供達の成長に必要な栄養がたっぷりなのはもちろん、美味しく楽しく食べられるように毎日工夫しています。 自分たち学校が給食の歴史に大きく関わっていることを学びながら、子どもたちは楽しそうに給食を食べていました。 学校給食週間3日目「日本の食文化を知ろう」![]() ![]() ![]() 【ご飯食べ比べ、擬製豆腐、野菜のごまみそ和え、野菜のあんかけ汁、牛乳】 学校給食週間3日目は、日本で昔から食べられてる「お米」のスペシャルメニューです。 日本でお米が食べられるようになったのは、今から約3000年前といわれています。 それまでは木の実などをとって食べていましたが、お米が日本に伝わって、自分達で食べ物を育てられるようになりました。その後、現代まで日本の食事の主食として私達の食生活を支えてくれています。 今ではお米の品種改良が進み、全国で多くの品種が食べられています。 今回は、麹町小学校のいつもの給食で使っている「秋田県産あきたこまち」と学校の近くにあるお米屋さん「米マイスター麹町」さんが食べ比べにオススメしてくださった「茨城県産ミルキークイーン」を使って、ご飯の食べ比べを行いました。 食べ比べ用のミルキークリーンは、給食室で1つずつ丁寧にカップに盛り付けました。 子供達は、ご飯をよく味わい、違いに驚いていました。 普段お家でどんな品種を食べいるか、班で盛り上がっているところもありました。 学校給食週間4日目「出汁の文化を知ろう」![]() ![]() 【ご飯、和風ハンバーグ きのこおろしソース、野菜のからし和え、さつまいものみそ汁、牛乳】 料理にうまみや香りをつける「出汁」は料理を美味しくし、食材そのものの味を引き立ててくれます。 出汁は日本で昔から大切にされてきた食文化です。 給食では、かつお節や煮干し、鶏ガラなどを使い、天然の食材で出汁をとることにこだわっています。 今日の給食では、汁物の出汁を当てる「だしクイズ」を行いました。 事前に、味わう練習として色々な出汁を味わう「出汁修業」を1月の給食中で行い、子供達は修行で「味わう力」を鍛え、だしクイズに臨みました。 日本伝統の食文化を体験すると共に、料理をじっくり味わうきっかけになればと考えています。 学校給食週間最終日「東京都の郷土料理」![]() ![]() ![]() 【ちゃんこうどん、イカの明日葉天ぷら、小松菜のごま和え、りんご、牛乳】 学校給食週間最終日は、東京都の郷土料理と特産品を集めたスペシャルメニューです。 郷土料理とは、その土地で生まれ、人々に長く食べられてきた料理のことです。 ちゃんこは、両国のすもう部屋で生まれた鍋料理です。 たっぷりの野菜と肉が入るため栄養満点で、力士の大きくて丈夫な体を作る素として大切にされています。 東京都の畑で育った、だいこん、しいたけ、にんじん、小松菜を使いました。 昔の東京である「江戸の町」では、屋台が有名でした。そばや寿司、天ぷらなど、多くの料理があったそうです。 今回は、東京都の島である伊豆諸島の特産品「あしたば」のパウダーを衣に使った天ぷらを作りました。 ごま和えの小松菜は、江戸川区の特産野菜です。麹町小学校の給食で使っている小松菜は、いつも江戸川区の農園から新鮮なものを届けていただいています。 子供達は、自分達が住む東京都の味を楽しく食べていました。 学校給食週間1日目「日本で最初の給食」![]() ![]() 【玄米入りご飯、鮭の塩焼き、白菜の浅漬け、具だくさん豚汁、牛乳】 学校給食は、明治22年に貧しい子どもを救済する目的で始められました。戦争で一時中断されましたが、戦後の昭和21年12月24日から試験給食が行われました。文部科学賞ではこれを記念して、冬休みと重ならない1月24〜30日を全国学校給食週間としています。 学校給食週間の一日目は、日本で最初の給食とされた食事を再現したメニューです。 今から約130年前、山形県鶴岡市の小学校で昼食を持ってこられない子供たちに「にぎりめし、焼き魚、漬物」を出したことが給食の始まりといわれています。 現在ではお米の表面を削って精米した白いご飯がよく食べられていますが、昔は表面を削らない玄米が食べられていました。 玄米はうすい茶色で、プチプチした食感が特徴です。 精米と比べて「食物せんい」や「ビタミンB1」などが多く含まれています。 給食では、子どもたちが食べやすいように、玄米と白米を混ぜて使いました。 子どもたちは、玄米の入ったご飯に興味津々でした。 給食で世界の料理を味わおう「デンマーク」![]() ![]() 【パプリカのグラーシュ、デンマーク風ポテトサラダ、オレンジキャロットゼリー、牛乳】 1月の世界の料理は、デンマークの料理です。 麹町小学校にいる先生の知り合いである、デンマーク生まれのイミールさんにデンマークの家庭料理のレシピを教えていただき、再現しました。 グラーシュは「肉の煮込み料理」という意味で、デンマークやハンガリー、ドイツなどで食べられています。 肉とトマトなどの野菜をパプリカパウダーでじっくり煮込みます。(右写真の赤いスパイスがパプリカパウダーです。) 豚肉、ベーコン、ソーセージの3種類の肉を使いました。 日本で食べるならご飯と一緒に食べると良いと教えていただいたので、ご飯にかけるスタイルで提供しました。 また、デンマークではじゃがいもをよく食べます。 今日のサラダは、デンマーク大使館のホームページで紹介されているレシピを給食風にアレンジして作りました。 ドレッシングにりんごで作ったお酢を使うのが特徴です。 うま味たっぷりのグラーシュで、みんなポカポカ温まりました。 ゴールボール信沢用秀選手来校![]() ![]() 東京2020パラリンピックのゴールボール代表選手、信沢用秀選手が本校に来てくださり、4年生に授業をしてくださいました。 アスリートとしてのこれまでの歩みなどについてお話を伺い、子供たちもアイシェードをはめて実際にゴールボールを体験しました。攻撃側は鈴の入ったボールを転がし、守備側は音を頼りに全身でボールを止め、ゴールを阻止します。子供たちは、耳を澄ましてゴールボールを楽しみ、パラスポーツに親しみました。 信沢選手がパリパラリンピック代表にも選ばれますよう、応援します。 大谷翔平選手から頂いたグローブを体験![]() 2月に入り、実際に体験できる機会をクラスごとに設けました。休み時間に校庭でやわらかいボールを使ってキャッチボールをしています。グローブをはめて運動を楽しむ姿が見られました。 世界がもし100人の村だったら![]() ![]() 今日、6年生は「世界がもし100人の村だったら」という絵本をもとに、ワークショップ型の授業を行いました。世界の人口を100人に縮めてみると、多様性や貧富の格差がよく見えてきます。子供たちは、グループごとに、資源に見立てて配られた麦茶を分け合いました。わずかな麦茶を大切に分け合うグループ、分けても余りある麦茶を持て余すグループもあり、それぞれの立場から感じたことを話し合っていました。近い将来、社会で自立していく子供たちに、じっくりと考えてほしい課題です。 3年生 ベルギー大使館との交流![]() ![]() ご協力いただいたベルギー大使館の方、ありがとうございました 持久走タイム![]() ![]() ペスタロッチ祭![]() 今日は、午後から教員の研究組織である千代田区教育会の全体研修、ペスタロッチ祭が行われ、全教員が参加しました。ちなみに、ペスタロッチは、近代教育を拓いたスイスの教育実践家で、敬意を込めてその名前を冠しています。 今日の研修は、教員のビジネスマナーをテーマに、講師に来ていただき、身だしなみや、ルールとマナーの違い、電話応対などについて、クイズや演習をまじえて学びました。あらためて、日頃の振る舞いを振り返る機会となりました。 |
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