節分の行事食
2月2日(火)給食こんだて
【鰯のかば焼き丼、野菜のゆず昆布和え、吹雪汁、黒糖大豆、牛乳】 今年の節分は124年ぶりに2月2日です。 節分という言葉は「季節が分かれる時」という意味があり、厳しい冬が終わり、春に向かう節目の日です。 節分では、柊に刺した鰯の頭を戸口に飾り、「鬼は外、福は内」と豆まきをします。 鰯の頭を飾っておくと、鰯の臭いに弱い鬼は、家の中に入ってこれなくなると言われています。 給食では、鰯を使ってかば焼き丼を作りました。 骨まで食べられるように油でじっくり揚げるのがコツです。 豆には「魔(ま)を滅(め)する」力があるとされ、昔から大切にされてきました。 豆まきで鬼に豆をぶつけて悪いものを追い払い、豆を食べて一年間病気にならず健康に暮らせますようにと願います。 給食室では「子どもたちが元気に過ごせますように」と願いを込めて黒糖大豆を作りました。 黒砂糖を釜で煮詰めて大豆をコーティングしています。 甘い黒糖大豆が子どもたちに大人気でした。 今月の保健室掲示板
今月の保健目標は「心と体を大切にしよう」です。
今月の保健室掲示板では、ストレスをテーマに「ストレスとじょうずにつきあおう」を掲示し、保健目標に繋がる保健指導を行っています。 ストレスを「荷物(ダンボール)のようなもの」、ストレスの原因であるストレッサーを「荷物(ダンボール)の中身」に例えて、1年生でもストレスがイメージができやすいように掲示しています。 ダンボールには、子供たちが「あぁ、これはストレスだな・・・。」と反応するようなストレッサーが書かれています。興味のある子供たちがいつでもめくって確かめられるようになっています。 ストレスについて簡単に知ることができたら、最後はストレスを解消する方法です。ストレス解消方法を「イライラして落ち着かないあなた宛て」「リラックスしたいあなた宛て」など対象別にお手紙風に掲示しています。 子供たちが、ストレスについて知り、自分自身の健康に興味をもってくれるきっかけになれればと作成しました。 来月は、「6年間の成長」をテーマに掲示板を作成していきます。 学校給食週間最終日:東京都の郷土料理
1月29日(金)給食こんだて
【ご飯、ムロアジ真珠シュウマイ、小松菜のごま和え、ちゃんこ汁、牛乳】 学校給食週間最終日は、東京都の郷土料理と特産品を集めたスペシャルメニューです。 郷土料理とは、その土地で生まれ、人々に長く食べ続けられてきた料理のことです。 今回は「ちゃんこ鍋」を汁物風にアレンジして作りました。 ちゃんこ鍋は、両国の相撲部屋で生まれた料理です。たっぷりの野菜と肉が入ったちゃんこ鍋は栄養満点で、力士の大きくて丈夫な体を作る素として大切にされてきたそうです。 東京都の畑で育った白菜、大根、人参、小松菜を使って作りました。 小松菜のごま和えの小松菜は、江戸川区の特産野菜です。冬が旬の小松菜は、今の時期栄養価がぐっと上がります。麹町小の給食では江戸川区の農園で作られた小松菜を使っています。 また、東京都の島である八丈島の特産品のムロアジでシュウマイを作りました。 おからやひき肉を入れて、魚が苦手な人でも食べやすくなる工夫をしています。 調理員さんが一つずつ丁寧に手で丸め、表面にもち米をつけて蒸し上げました。 子どもたちはニコニコ笑顔で給食を味わっていました。 学校給食週間4日目:出汁の文化を知ろう
1月28日(木)給食こんだて
【ご飯、鶏の照り焼き、かわりきんぴら、豆腐と小松菜のすまし汁、甘平みかん、牛乳】 料理にうまみや香りをつける「出汁」は料理を美味しくし、食材そのものの味を引き立ててくれます。 出汁は日本で昔から大切にされてきた食文化です。 給食では、かつお節や煮干し、とりがらなどを使い、天然の出汁をとることにこだわっています。 今日の給食では、「給食室からの挑戦状」と題して、汁物の出汁を当てる「だしクイズ」を行いました。 事前に1月の給食を通して、色々な出汁を味わう4日間の「出汁修業」を行いました。 子どもたちは修行で「味わう力」を鍛え、だしクイズに臨みました。 日本伝統の食文化を体験すると共に、料理をじっくり味わうきっかけになればと考えています。 学校給食週間3日目:昭和の給食
1月27日(水)給食こんだて
【ご飯、くじらの竜田揚げ ケチャップソース、おひたし、カブのみそ汁、りんご、牛乳】 今回の給食は、昭和の時代によく食べられていたメニューです。 今から約60年ほど前は、栄養価が高く手に入りやすかった「くじらの肉」は豚肉や鶏肉などの他の肉より多く食べられていたそうです。 今回は、食べやすいケチャップソースをからめました。 戦後に復活した給食ですが、外国から送られてきた小麦粉を使っていたので、毎日パンのメニューでした。給食でご飯が出るようになったのは、給食が復活してから約30年後です。ご飯が出ることでおかずの種類が増え、当時の子供たちは喜んだそうです。 当たり前のように毎日提供される給食ですが、どの時代も子どもたちが健やかに成長できるように考えられてきました。 麹町小学校の給食も、子どもたちの成長に必要な栄養がたっぷりなのはもちろん、美味しく楽しく食べれられるように毎日工夫しています。 給食後に子供たちから、「ごちそうさまでしたー!」「美味しかったです!!」「おかわりしました!」と元気いっぱいに話かけられ、心が温かくなりました。 学校給食週間2日目:戦後に復活した給食
1月26日(火)給食こんだて
【コッペパン、いちごジャム、野菜ソテー、ミルクスープ、牛乳】 戦後に復活した給食と麹町小学校は深い関わりがあります。 学校給食は戦争の影響で一度無くなってしまいますが、戦後子どもたちの栄養状態の悪化から給食の復活が叫ばれました。 日本は、ララ(アメリカの民間団体)などから脱脂粉乳や小麦粉などの食材物資を受け、昭和21年に東京・神奈川・千葉で給食を再開しました。 同じ年の12月24日、ララからの給食物資の贈呈式が東京の小学校で行われたため、12月24日が「学校給食感謝の日」(現在の学校給食週間)とされました。 この給食物資の贈呈式が行われたのが旧永田町小学校です。 今回の給食は、外国の国々からの物資を活用して作られていた昭和25年頃の給食をイメージしました。 スープは、豆乳・牛乳を入れた後にさらにスキムミルク(脱脂粉乳)を入れてコクをだしました。 自分たち学校が給食の歴史に大きく関わっていることを学びながら、子どもたちは楽しそうに給食を食べていました。 学校給食週間1日目:日本で最初とされる給食
1月25日(月)給食こんだて
【玄米入りご飯、鮭の塩焼き、白菜の浅漬け、具だくさん豚汁、牛乳】 学校給食は、明治22年に貧しい子どもを救済する目的で始められました。戦争で一時中断されましたが、戦後の昭和21年12月24日から試験給食が行われました。文部科学賞ではこれを記念して、冬休みと重ならない1月24〜30日を全国学校給食週間としています。 学校給食週間の一日目は、日本で最初の給食とされた食事を再現したメニューです。 今から約130年前、山形県鶴岡市の小学校で昼食を持ってこられない子供たちに「にぎりめし、焼き魚、漬物」を出したことが給食の始まりといわれています。 現在ではお米の表面を削って精米した白いご飯がよく食べられていますが、昔は表面を削らない玄米が食べられていました。 玄米はうすい茶色で、プチプチした食感が特徴です。精米と比べて「食物せんい」や「ビタミンB1」などが多く含まれています。 子どもたちが食べやすいように、玄米と白米を混ぜて使いました。 子どもたちは、昔の人々が食べていたご飯に興味津々でした。 |
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