山田洋一先生の本を読んで(牧野紘)

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2月11日の教師力アップセミナーで講演をされる、山田洋一先生の「発問説明指示を超える説明のルール」という本を読みました。この本は、どんな説明が効果的なのか、説明の仕方にはどんな例があるのか、などといった説明について書かれています。

これから先、子どもに説明をしなければいけない場面があると思いますが、自分のありきたりな説明ばかりでは、子どもに伝わるのか心配でしたので、とても勉強になりました。
その中でも特に実践してみたいと思った例を紹介します。

それは「造語をつくる」ことです。
例えば、自分が自分がというばかりで、他の人のことを考えない行動が見られたとき、「オレガー」という造語をつくります。私は素直に面白いと感じました!何度も同じ説明や注意を与えても逆効果なときや、子どもに習慣化させたいときに有効ではないかと思いました。けれども、ときには真剣に子どもに語りかけることも必要かと思います。状況を考えて、実践してみたいです。

最後に、これからの私たちにぴったりな言葉がありました。

「心のコップを上向きに」
素直な心で聞くと、アドバイス全てが身になる。

やっぱり素直が一番みたいです。(牧野紘)

玉置先生とお茶会(牧野紘)

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2月19日の「愛される学校づくりフォーラム」にて、模擬授業をさせていただくので、その相談を玉置先生としてきました!

玉置先生と金時計で待ち合わせをする時がくるとは思ってもいなかったので(笑)、やや緊張しながら金時計で待っていました。

タイトルはお茶会ですが、甘いものをいただきながら、しっかりと相談にのってくださいました。先生と一緒に授業の流れを考えていると、自分のやりたいことを上手く形にして提案してくださったり、自分では思いつかなかったような視点を与えてくださったり、自然と楽しみながら授業を考えていました。 玉置先生、お忙しい中時間を作ってくださり、ありがとうございました。

本番のことを考えると胃が痛くなる気もしますが、今は純粋に授業を考えることを楽しんでいます!当日は学ばせていただく気持ちを大切に、笑顔で頑張ります!よろしくお願いします。(牧野紘)

今思うことと、3期生へ(2期生寺坂)

 少し前の玉置研究室トップページの画像。3期生の集合写真。素直に驚きました。もう顔合わせをしたのかと。

 思い返すと、初めてゼミに参加したのは2016年1月の佐藤正寿先生の教師力アップセミナーでした。その時は、2期生4人で3人が同じ専修でした(笑)。その後も深掘りなどに参加して、初めて2期生全員が顔を合わせたのが3月15日でした。なかなかお互いに打ち解けることができず、ゼミの時間も中身の濃いものになっていきませんでした。特に、最初のゼミの雰囲気はとても重かった覚えがあります。

 先日の合宿を経て、みんなが記事にしたようにようやく仲も深まってきました。あれから全員集まってはいないですが、ここからの2期生にご期待ください(笑) 実際、早く集まっていたからといって、中身の濃いものになったとは限りませんが、、、

 それと比べると、3期生の顔合わせが早いのはとても大きなメリットだと思います。週に1回しかない貴重な、討議の場を充分に生かすことができると思います。是非、学内で会ったら声を掛け合い親睦を深めておくべきです。普段からの交流が無いと、なかなか良い討議は頻繁に起きないです。2期生は、前半はうまくいかず玉置先生にご心配をかけていたようなので(笑)

 玉置研究室は、他の研究室では得ることのできない多くの経験と深い知識が得られます。特に、多くのセミナーです。是非積極的にセミナーに参加して、多くのことを学んで欲しいなと思います。

 最初は、思い出の記事にしようと思ってたのですがいつの間にか、3期生への紹介に変わって行ってしまいました。特に、最後は卒業生みたいな文に(笑)もう一年研究室でお世話になります。(寺坂)
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1月21日教師力アップセミナー(小野田正利先生)に参加して(江口)

 1月21日(土)に大口中学校で教師力アップセミナーに参加させていただきました。

 いつも感じることですが、先輩方は自分が今何をするべきかを常に考え素早い行動をされています。机の配置や掃除など、先生方が気持ちよく講演していただけるようにされていて先輩方が卒業された後に私たちが受け継げるよう残り少ないセミナーで多くのことを学びたいです。

 午前中には、保護者への対応力について学びました。印象的だったことは、「モンスターペアレント」はいないということです。モンスターだと思ってしまっているから、教師が受け身の体制になってしまい「すみません。」と繰り返してしまうそうです。そのため、最後まで話を聞くことが大切で、出来ないことはできないとはっきり言うことが必要であると分かりました。

 クレームについての保護者対応のビデオを見ました。先生は、中級のつもりでつくったそうですが、現職の先生方は初級くらいという方が多く驚きました。私自身上級編ではないかと周りの2期生と話していたため、現実を知ることができました。ビデオのようになってしまったら、怖くて対応できないかもしれません。しかし、3つのルールを守っておけば、少しは大きな問題に発展することなくかいけつするかもしれません。それは、場所、時間、人数です。場所は、学校以外で会わないということです。家に上がってしまうとなかなか帰ることができなくなるからです。そのため、家庭訪問もなるべく避け、学校に来ていただく方がいいということが分かりました。時間については、勤務時間内に保護者対応を行い、予め終了時間を決めておくということです。保護者の中には、障がいを持っている方もいます。その方々に効果的で、時間をいうことで5分前になると、そわそわしだし時間内に終わることができるそうです。最後の人数については、担任1人で対応するのではなく、校長や学年主任など複数の人数で対応することが大切だということが分かりました。

 また教師が原因で怪我をさせてしまっても教師が賠償金を払うことは絶対にないということが分かりました。脅迫などされたら、すぐに警察に頼り、クレームをトラブルにさせない、大きくしないようにすることが対応力であると学びました。


 楽しい講演をしていただきありがとうございました。(江口)
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2月7日 ベネッセコーポレーションのインタビュー(岩田 白井 寺坂)

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 いきなりですが、2月7日に,ベネッセコーポレーション様の雑誌『VIEW 21』のインタビューを2期生岩田、白井、寺坂が受けさせていただきました。インタビューを受けた3名の気付き・感想を書かせていただきます。

 2月7日火曜日に玉置先生のおかげで縁あってベネッセの取材を受けさせていただく機会がありました。緊張しながらも大学での学びについて、自分自身の考えを話させていただきました。取材を受けながら、自分の中で答えがあいまいではっきりとは言い切ることのできないこともたくさんあると感じました。取材後、私たちのほうから逆質問をさせていただく機会を与えていただき、自分のこれからの人生に生かしていきたいと思えることがたくさんありました。その中で、わたしが最も印象に残ったことを記事にしたいと思います。

それは、方向性をもつことです。来年度より学習指導要領が変遷されます。今、日本の教育の新たな取り組みに教育界の未来を推測することは難しい状況です。すべての人にとって未知の出来事が起ころうとしています。何を道しるべにしていけばよいのかと思っていました。しかし、本日「たとえ、今は答えの見えないことであっても、ある程度の結論を出し、方向性を明確にしていくことがこれからの未来を読者に伝えるきっかけになる」ということをおっしゃられていて、なるほどと感じました。

わたしも未来に描く教師像やああしたい、こうしたいという将来のビジョンがすべて明確になっているわけではありません。今はまだぼんやりしていたり、全く見えないこともあります。しかし、それでもいいのだと思えることができました。「教師になる」という人生の方向性をもつこと、それだけで未来を前向きにとらえることができているのかもしれない、そんなことを気づかせていただきました。これから「教師になる」という自身の方向性に、様々な学びを肉付けし未来への明るい道しるべを作っていきたいと感じました。そして教師になり、そんなことをしっかりと子どもたちに伝えることのできるヒトになりたいです。堤さん、柏木さん、北沢さん、本日は本当にありがとうございました。(岩田)



『VIEW21』の取材を受けさせていただき、このような経験が初めてだったため、とても緊張しました。しかし、最終的には、「もっと話したい。」と思いました。なぜだろうと考えてみると、取材の方々が、私の話を受けとめて聞いて下さったからだと思いました。話すのが、本当に下手で、つまってしまうことが多い私の話を、目を見てうなづいて聞いて下さいました。だから、もっと考えて伝えようという思いになりました。

これは、教師が子どもの話しやすい環境を作ることに繋がると考えました。取材後、質問をさせていただく機会をもらい、そのことを伺いました。そこから学んだことの1つは、「相手が話した答えに肉付けをして、返す」ということです。私も普段から、友人の話を、共感的に聴こうと意識をしていますが、相づちがいつも同じパターンになってしまい、話が単調になっていました。今回、私も自分の話を「こういうことかな。」などと聞かれることで、考えが広がっていくことを経験しました。

この取材を通して、聴くことは相手の話す力を引き出す1つのテクニックであると思いました。私も、話すのが苦手な子どもから意見を引き出せるように、聴く力を鍛えていきたいと思いました。たくさんの学びをいただき、ありがとうございました。(白井)



 インタビューで「ふれあい体験」や「教育実践観察」の話題になった時,少し困ってしまいました。これまでに、教育実習をもとに話す機会は多くありました。しかし、この2つは思い返す機会は、なかなかなかったからです。しかし、思い返してみることで多くのことを学んでいたのだなと改めて感じました。そして、私の教育実習でうまくいったことは、その2つが大きく学びとして生きていることが分かりました。1年生のうちから、現場に出ているのは無駄ではなかったのだと思います。

また、私たちのインタビューにまで懇切丁寧に答えていただきました。異なる職種の方とお会いする機会があまりなかったので、とても刺激になりました。特に、仕事に対しての満足感の話では当たり前なことですが、どの職でもそれがあるのでやりがいがあるのだと感じました。

私は、教育実習で子供の成長を実感しそこで教師としての満足感を得ることができました。それを糧にこれからも頑張っていこうと思います。

「view 21」の完成を楽しみにしています。本日はありがとうございました。(寺坂)

母との信州上田旅行(佐藤)

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 昨年の話になりますが、大河ドラマ「真田丸」ゆかりの地である、長野県上田市に母と旅行に行ってきました。家族で大河ドラマを見ていたのが私と母であったのと、私が働き始める前にどこかに出掛けようということで、この旅行が実現しました。

 最初に立ち寄ったのは信州そばのお店。これがまた偶然にも、長野県内で「おいしいそば屋さん10選」の1つだったのです。その名の通り、そばの風味がよく効いていてとても美味しかったです。

 そして、メインの上田城と大河ドラマ館に立ち寄りました。ドラマのシーンに出てくる情景や、ドラマで使われている小道具、ドラマ作成の裏側など、実際に見ることでたくさんの発見がありました。私は元々、歴史に対してそこまで関心がありませんでしたが、大河ドラマを通して歴史上で起こった出来事の背景や、その地について興味を持つようになりました。

 そんなこんなで、日帰り旅行は無事に終わりました。道中では普段話さないことまで母と話すことができ、いろんな意味で良い旅行になったと感じました。現在放送中の大河ドラマ「おんな城主 直虎」も母と見ているので、またゆかりの地へ旅行に行きたいと思います。(佐藤)

言葉の贈り物(岩田)

 2017年もはやいもので1ヶ月が経とうとしています。1月に入ってから雪が降ったりと急に寒くなってきたように思います。寒い季節が苦手なわたしは毎日春を待ちわびています。笑 春といえば出会いと別れの季節ですが、そんな季節に起きた出来事について書いていきたいと思います。


 それはわたしが小学校を卒業する時に当時の教頭先生からいただいたメッセージカードのお話です。小さな小学校であったためクラスは1クラスしかなく生徒は22名でした。6年間同じ仲間と学ぶことが当たり前の毎日を過ごしてきていました。教頭先生には当時社会の授業をもってもらっていました。6年生の時には中学の予習が多くて授業もちんぷんかんぷんだったことを覚えています。先生は卒業するわたしたちひとりひとりに小さな手のひらサイズの紙に四字熟語を書いてプレゼントしてくださいました。わたしに贈られた言葉は「縦横無尽」。今となっては漢字から意味を推測できますが、当時のわたしには少し難しかったと思います。念のため意味を調べてみると、「どの方面にも限りないこと。物事を思う存分にすること。また、そのさま。」という意味がありました。


 話は変わりますが、先日玉置先生の研究室で先生の教え子の方が先生が教師をしておられる際に贈った言葉を、今もなお人生のモットーとして大切にしているというお話しを聞かせていただきました。先生が何気なく贈った言葉でもその人の人生を支える糧になっているということに非常に感銘を受けました。「縦横無尽」な自分になれているか。そう考えたときにもっとしっかりしなくてはと思いました。先生からのI(愛)メッセージに応えられるような自分になります。(岩田)
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【20161124講演】旭南中学校区現職教育

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 知多市立旭東小学校へ向かいました。校長室では青木校長に小竹校長が加わり、聞き上手なお二人に乗せられて、最近の飛び込み授業報告。あっという間に講演時刻となりました。

 13時30分から70分間の講演。「考え、議論する道徳への転換」と題して、理論20分、模擬授業2本で50分の展開。1本目の模擬授業はゼミ生の牧野紘子さんにやってもらい、僕が解説をするという新パターン。もう1本は、鈴木中人さんらと作った「いのちの授業」。皆さんの協力で、途中、子ども役ではなく、真にご自身のことを語っておられる方もあって、大いに盛り上がる。こちらも良い勉強をさせていただきました。

 講演後はさらに校長先生が加わって、今日の「取り得る行動の検討」について僕の考えを追加説明。おかげさまで充実の1日となりました。

1月12日味岡中学校公開授業研究会に参加して(佐久間)

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1月12日に味岡中学校公開授業研究会に参加させていただきました。「学びの共同体」を取り組んでいる学校でしたが、私は教育実習で行った学校が「学びの共同体」を取り組み始めた学校だったので、この公開授業研究会から違いを見つけたり、生徒たちがどのように授業を受けているかを見たりしようと思いました。

午前中は各学級の授業を学校を回りながら見させていただきました。教科は違っても、どの学級でも共通して感じることがありました。それはグループで交流する場面で、意見を「言い合う」のではなく、意見を「聴き合う」姿があったことです。自分の意見を言うだけの交流ではなく、他の人からの意見を聴くことで、深く考えることができる交流を行うことで、全員が協力して考え学ぼうとすることが分かりました。これが協同的学びなのか、と今まであまりよく分からなかったことが分かりとても勉強になりました。

教育実習先の校長先生に貸していただいた佐藤学先生の『学びの共同体の構想と実践』の中に教え合う関係と学び合う関係の違いについて書いてありました。
○教えあう関係
わかっている子どもがわかっていない子どもに一方的に教える
援助を待つ子どもを育ててしまう
○学び合う関係
わからない子が「ここどうするの?」と言える
他者を信頼し、他者に援助を求める能力を育てる
味岡中学校の授業は学び合う関係が学級全体にあるように感じました。自分ひとりで考え、それでも分からなければ、どうすればいいか仲間と一緒に考えている姿は学びたいという意思がとても伝わるものでした。

今回の公開授業研究会に参加して「学びの共同体」について学ぶことができました。実践するのはとても難しいものとは分かっていましたが、味岡中学校の生徒の姿を見て、学びたいと思わせる授業、環境づくりについてもっと追求したいと思いました。

味岡中学校の先生方、ありがとうございました。(佐久間)

【20161122講演】田原中学校区小中合同講演会

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 中学校1年生200名、5校の小学校6年生200名。ほぼ400名の子どもを前に、向宇希さんと「生き方」の授業を1時間しました。

 この田原中学校区はキャリア教育の指定校となっていて、その研究の取り組みの一環で子どもたちに向けての講演依頼をいただいた。相談する中で、向さんとこれまで取り組んできている「命の授業」をキャリア教育の視点から行うことが良いと判断しました。

 とても行儀がよい子どもたちを前に、どんなことを言ってもいいよ、という雰囲気作りを10分間。授業では、難しい発問をぶつけましたが、よく考え、積極的に発言してくれる子どもがいて、自分の生き方を決めることの大切さを共有化できたと思います。向さんとの授業は10回を超えたこともあり、進行の息がしっかりあってきています。

【20161122講演】名古屋市中村区校長会

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 名古屋市中村区笹島中学校へ9時30分頃到着。鈴木校長と楽しく懇談。

 10時から1時間講演。演題は「校長として次期学習指導要領をどうとらえるか」。

 私が現役校長であったらという立場で話しました1時間。ご期待通り、笑う場面も入れました。熱心に聞いていただき鋭い質問もいただき、充実した時間となりました。

1月12日味岡中学校学び合いの授業を参観して(吉田)

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1月12日に味岡中学校で授業見学をさせていただいた。私は午後の授業から拝見し、「学び合いの授業」を生で感じることができた。
「学び合い」といえば2期生の白井さんの研究テーマということもあり、理論的には把握していたが、やはり「百聞は一見に如かず」である。
内容は1年生の社会、地理分野「アメリカの農業の特色」の授業だ。

特に私は3つのことを取り上げていきたい。
1つ目は学び合いをしている子供の姿だ。
授業の途中で「子供全体の表情を見たら、学べる」と助言をいただき、見ていると多くのことを感じた。「わからないからスタートする」というのは、学び合いの授業の醍醐味であるが、その「わからない」を伝えられ、共に学ぼうとする姿勢に驚いた。ペアやグループになると、子供が真剣で人に伝える努力(ノートを使い説明する、わかった?と声をかける)や受け止めようとする力(人に体を傾ける、他者の考えを生かそう・自分の言葉で表現する)があり、素敵な授業だと感じた。
そして子供の同士の説明が本質を捉え、腑に落ちるのだ。一斉授業なら先生やある一部の生徒の説明が主になり、1通りで終わることが多い。しかし、学び合いはいろんな切り口があり、そこに生徒がフィットしていく。多くの生徒が納得しながら進む授業であった。まさに生徒の可能性を信じるからこそできる授業の在り方だと感じた。

2つ目はグループ活動を通しての向上である。
学び合いはグループやペアで行われる。グループの難しさは教育実習で身に染みるほど感じた。私は実習中、グループごとになると学びの質が異なり、どう工夫をすればよいかと迷った。確かに人が違うのだから学び得ること、感じることは違う。だからこそしっかりと課題に向き合う環境をグループで作り、全体交流をすることで意味のある学習になるのだと私は授業を拝見して感じた。

3つ目は学び合う内容と課題の重要性である。
子供たちが主体的に学び合おうとするには、内容と課題がどれだけ人を引き付けるかということが大切であると思う。そのためには疑問を探求したくなる、深めたくなるというのは必須であると感じた。またジャンプの課題(学び合いをより深める課題)をすることで、基礎となる知識の復習と関連付けられた見方考え方、達成感を感じることができ、よくできた授業形態だと感じた。私もそのような視点で授業などを今後考えていきたい。
私が感じたことがないことを学ばせていただけ、貴重な体験であった。

味岡中学校の先生方・斎藤先生・白井さん、ありがとうございました。

【20161121講演】鳥取県三朝町立三朝中学校にて

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 旅館泊の朝。7時から朝食。特に味噌汁がおいしい。食育の一環で、三朝中学校は子ども自身が弁当を作って登校する日。私たちも旅館で弁当づくり。といっても僕は見ていただけだけど(笑)。

 8時30分にお迎えをいただき三朝中学校へ。1時間目は3時間目に僕が行う数学指導案を書いた村田先生と岡本先生と教材研究。どのように進めるつもりかを聞きながら、僕の授業展開を話す。

 2時間目。全クラスの授業参観。写真を撮っていくつかメモ。

 3時間目。数学飛び込み授業。ちょっと重いクラスですと言われていたが、よく反応してくれる子ども。予想した通りの発言、仕掛けによるつなぎ発言、意図的指名による深掘り発言などが続き、関数利用題の典型的授業例を示すことができたのではないかと思う。

 4時間目。参観していただいた小学校長や教頭先生らも加わっていただき授業振り返り。授業ビデオを再生しながら、そのときの僕の考えを話す。小学校長からは、僕が意図している授業づくりと実際を絶賛していただき感激。

 校長先生と岡本先生と弁当を食べながら懇談。5時間目は僕の授業を見ての村田先生の数学授業。僕の主張を全面的に受け入れていただいたと言っても過言でないほどの授業展開。僕からすれば僕好みのとても良い授業。

 校長室でプレゼンづくり。3つの授業についてのみなさんの検討を聞いた後、30分ほど講演。伝えたいことを「やはり入力より出力」「個・グループ活動の成果の共有化の難しさ」「教材研究を深める模擬授業の勧め」と決めて話し始めたが順序を間違えて、グタグタ状態(泣)。猛省。

【20161114講演】尾張旭市立白鳳小にて

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 尾張旭市立白鳳小での2回目の指導助言。13時20分頃到着。ゼミ生の堀江さん、吉田君も到着。校長先生や教務主任の先生から「玉置研究室のホームページ見てますよ」というコメントあり。ゼミ生にとっては大いなる励み!

 小学校1年生算数授業参観。ゼミ生には子どものつぶやきを拾い、情報提供するように指示。ほどよい学習規律。良い雰囲気の学級。ペアでの話し合いもいい。

 校長室で必死にプレゼンづくり。何枚かの写真を取り込み、最後の指導に備える。

 4グループで「3+1授業検討法」で授業分析。どのグループからも学級の状況を褒める言葉あり。一方、押さえるべきことを問う言葉も続く。

 これを受けて、僕は話すことを「小学校1年生における図形指導」に焦点を絞る。学習指導要領のねらいを提示し、これが実現できたとすると、子どもはどんなことをつぶやくかを考えてもらう。それをもとによりよい授業となるポイントを提示して役目を果たす。

 校長室で授業者にさらなる助言。全体で話したことをさらに数学の観点から具体的に。授業者は「学級に行くのが楽しくてしかたがない」という。子どもたちもこの学級にいることを楽しんでいることがよく窺えた45分間。保護者も喜んでいるに違いない。

12月26日大治町研修会に参加して(牧野紘)

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玉置先生の「気になる児童生徒への対応について」という演題のもと、大治町で行われた研修会に私も参加させていただきました。

前半は、玉置先生が教師の学級経営や授業の観点で講演をされました。その中で特に印象に残ったことは、「がんばってやろう」という子どもへの声かけの話です。私たちはよく子どもに「がんばろう」と言いますが、実は「がんばる」というのは抽象的です。どんな風にしたら「がんばる」というのか、子どもに分かるようにする必要があります。例えば、「がんばって片付けよう」と言うのと、
「3分以内に片付けよう」と言うのでは、子どもの意識が異なると思います。私はついつい「がんばる」と言ってしまいがちなので、気をつけなければと気づくことができました。

後半は、私たち一期生が子ども役になり、気になる子どもへの対応の仕方を考える活動を行いました。大勢の先生方の前で演じることは緊張しましたが、実際に演じることで子どもの気持ちをしっかりと予想する良い機会となりました。また解決策を考える場面では、私たちゼミ生も一緒に考えさせていただきましたが、現場の先生方からは、私たちが思いつかないよう策がたくさん出され、思わず「あ〜〜」と声をだしてしまいました。

このように同じ志を持った先生方が集まり、話し合うからこそ、さまざまな策の交流となり、新たな考えが生まれるのだと思いました。私も何か困ったり、行き詰まった時には、他の先生方との話し合いを大事にしたいと感じました。

大治町の先生方、この度は貴重な機会をいただきました。ありがとうございました。(牧野紘)

大治町教師力向上研修会に参加して(佐藤)

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昨年12月26日、大治町の教師力向上研修会に参加させていただきました。今回参加するにあたって、私たちゼミ生にはある重大な任務がありました。それは、キーワードとなる「ヒドゥン(隠れた)カリキュラム」の実例として、教師や子どもの役を演じることでした。

まず、研修会の前半は玉置先生からのお話がありました。「ヒドゥン(隠れた)カリキュラム」とは潜在的教育効果のことで、自分ではそんなつもりでなくても気付かぬうちに学級を荒らすカリキュラムを実施しているというものでした。

次に、研修会の後半は「ヒドゥン(隠れた)カリキュラム」の実例を見て、どこに問題があるのかを考えていきました。実例を演じるにあたって玉置先生とゼミ生の打ち合わせでは、こんな意見が出るだろうという想定はしていましたが、やはり現場の先生からの意見はとてもリアリティーがあって参考になりました。具体的には以下のような意見が出ました。

(1)朝の会
・書いてあることは読めば分かるので読まない。伝えなければならないことを話す。
・全体の場で話すことは全体で、個人に話すことは個人にという区別をする。
(2)帰りの会
・話すことの数を初めに言っておくことで、子どもに合わせる。
(3)授業中での問いかけ
・分かった人が半分の場合→分からない人に分かるように説明する、一答式にする、子どもの意見をつなぐ、レベルを下げる。
(4)発問
・主発問がブレないようによく練っておく。
・子どもからの問い返しは、全員注目させてから再度説明する。
(5)黙り込んでしまう子ども
・起立している場合、「答えてくれてありがとう」と満面の笑みで感謝する。
・「助けてくれる人?」と他の子どもに助けを促し、最後は分からなかった子ども自身に答えさせることで、活躍の場を与える。
(6)授業中に勝手に話す子ども
・全体で注目させる、学習規律に立ち返らせる、列ごとに指名する、あえて触れない。
(7)忘れ物をした子ども
・決めたルールは貫く。
(8)時間
・「これくらいでできるだろう」という自分で立てた見通しと、実際の授業展開は異なることを念頭に置いておく。

無事に子ども役の演技を終えてホッとしたと同時に、ここで学べたことは貴重な財産になったと改めて感じました。4月から教員として新たなスタートを切る私は、周りが見えなくなってしまいがちなので、子どものことを第一に考え、自分の言動に「ヒドゥン(隠れた)カリキュラム」がないか見直すようにしたいです。(佐藤)

斎藤さんありがとうございました(大澤)

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1月28日の土曜日に、玉置ゼミ卒業研究発表会が行われました。中田(昂)くんや渡部さんが記事に書いてくれたように、たくさん思うことはありますが、今回わたしは卒業研究発表会に来てくださった斎藤早苗さんのことを記事にさせていただきたいと思います。

斎藤さんは、玉置先生が小牧中学校の校長先生をされていたときのPTA会長さんなのですが、今でもつながりがあり、たくさんのセミナーやフォーラムにいらっしゃいます。その斎藤さんが、今回貴重な時間を割いて、わたしたちの発表会に来てくださいました。それだけでも嬉しいのに、お話とプレゼントもくださいました。

お話は、教師になって大切にしてほしいことを話してくださいました。大きく3つありました。

まず1つめに、「素直でいること」です。わからないことは素直に「教えてください」と言うこと。これは、自分だけの問題ではなく、他の先生や保護者の方たちを巻き込んで一緒に取り組むことで保護者の方も安心して子どもを学校にあずけることができます。初任者にとって、経験が浅いことは、変えることができない事実ですが、1人で抱え込まず、周りにいる人たちにどんどん素直に聞いていきたいと思いました。

2つめに「石の上にも三年」ということです。4月からたくさんの新しいことに触れます。その際、当然、自分の思うようにいかなかったり難しいと思うことがあったりと壁にぶつかることが多々あると思います。そんなとき、すぐに諦めてしまうのではなく、今まで応援してきてくれた方たちのことを思い出して、学び続けることを大切にしたいです。

3つめは、「先輩や同僚にかわいがられる人になる」ということです。感謝の気持ちを忘れずに、礼儀正しく、謙虚な姿勢で取り組んでいきたいと思いました。

そしてプレゼントは、なんと多賀一郎先生の『文学教材の授業づくり講座〜「ごんぎつね」の読みを中心として〜』(DVD)と手紙です。もう、一生の宝物です。本当にありがとうございます。これからもわたしたちの成長を見守っていただければ嬉しく思います。

※お礼のメールをした際にも温かい言葉をたくさんいただきました。ありがとうございました。斎藤さんの言葉を胸に4月から頑張ります!(大澤)

数学が好きになったよ(岩田)

わたしは、大学1年生の時から塾でアルバイトをしています。専門は社会科ですが、3年間数学を教えてきました。今は高校受験を控えた中学3年生の女の子2人を受けもっています。私事ですが、わたしは中学の時から数学が大の苦手でした。苦手を通り越して嫌いでした。塾を始めたときもちゃんと教えることができるのか不安なままやり続けてここまできました。

いつものように学校での出来事やわたしの大学生活などを話をしながら、勉強をしていきます。最初の頃と比べて、ヒントを与えるだけで「わかった!先生答え言わんでよ!」と自分の力で解いていきます。受け持った当初は「無理。分からん。答え何?」という言葉ばかり。成長したなと2人を見ながら感じていました。

90分の授業が終わっていつものように見送ると、「先生。先生のおかげで数学がとても好きになったよ。ありがとう。」と言って教室を出て行きました。なんとなく3年間続けてきた塾講師ですがその言葉を受けてはっとさせられました。3年間塾講師をしてきて、本当に数学が好きになったのはわたしだと思います。今まで出会った生徒たちに感謝したい、そう思えた日でした。(岩田)

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第4回 教育と笑いの会に参加して(白井)

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私は、12月10日に行われた「第4回教育と笑いの会」に参加させていただきました。落語家さんの落語を聞いたり、様々な先生方の講話を聞いたりしました。とても多くのことを学び、笑い、貴重な経験ができました。

私は、この会を通して、教育と笑いのつながりの1つに、「話す力」という点で共通しているものがあるのではないかと感じました。話す相手は、生徒と落語を聞きに来るお客さんと違いますが、相手に伝わるように話すということがどちらとも必要で、その様々な工夫があるのが分かりました。

例えば、落語では、1人で何役もするため、目線や身体の向き、声のトーンなどを変えていました。この工夫によって、会話をしている場面で誰が話しているか分かりやすくなっていました。これは、教育でも活かせるだろうと感じました。伝えたい相手の年齢や特徴、場所によって目線や身体の向き、声のトーンを変えることで、より相手に伝わるようになるだろうと思いました。

他にも、落語家さんから、必要なものをくっつけて、不必要なものは削って話すようにしているという話を聞き、生徒にも、やはり最も伝えるべきことを考え、話題を選ぶことも重要であると感じました。

このように、落語などの笑いでの「話す」大切なことは、教育での「話す」でも生徒たちに寄り添うために大切なことばかりであると思いました。

最後に、この「教育と笑いの会」という場であったからこそ、教育と笑いとのつながりを感じることができたと思います。ありがとうございました。この学びをこれからの生活にも活かしていきたいと思います。(白井)


第1回玉置ゼミ卒論発表会を終えて(牧野紘)

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先日、卒論発表会がありました。私たち一期生の集大成です。

まず卒論発表会をするにあたって、二期生のみんなが準備と運営をしてくれました。私たちは一期生なので、もちろん発表会も初めてであり、前例が無いのにもかかわらず、とてもスムーズにも進めてくれました。感謝ばかりです。私はゼミの先輩がおらず、いわば好き勝手やっていたので(笑)、とても気を遣ってくれる後輩には頭が上がりませんし、後輩から学ぶことも多いです。本当にありがとう!

また、発表会には玉置先生と二期生以外に、斎藤さん、中田くんのお父さん、大学の先生方、他の四年生、三期生と、たくさんの方が来てくれました。私たちのために来てくださり、本当にありがたいです。された質問は、どれも考えさせられるものばかりで、一つ一つの質問に、自分とはまた異なった視点と、頑張れよ!というエールを感じました。本当にありがとうございました。

私は順番が1番最後でしたので、なかば緊張しながらみんなの発表を聞いていました。みんなの発表を聞いていると、これまでみんなと切磋琢磨した日々を思い出しました。それはこれからもずっとそうだと思います。四月から、みんなバラバラになります。けれども、自己肯定感といえば松井くんを思い出しますし、外国籍の児童と出会ったら杉下さんを思い出します。信頼関係といえば中田くんと大澤さん、気づく力といえば渡部さん、やる気スイッチといえば末松さん、デジタル教科書といえば佐藤くんと小川くんと松井くん、個性といえば堀江さん、いじめといえば浦さん、活きる力といえば中田こうきくん。自分は一人じゃないなと思いました。もちろん、自分たちの研究が上手くいくほど、あまいとは思っていません。けれども、発表を聞いていて、自分も試したいなと思えるものばかりでした。みんなの発表が、また一つ大きな財産になりました。一期生のみんな、今まで本当にありがとう!これからもよろしくね!

最後に、玉置先生。今まで本当にお世話になりました。玉置先生に出会って大学生活が一変しました。たとえ私が、玉置先生以外のゼミを選んでも楽しかったとは思います。他のゼミでも学ぶことはできます。けれども、ここまで自分のやりたいことをドンピシャに学べて、ここまでたくさんのものに出逢えたこと、これは他のゼミでは得られないと思います。約2年前、なんか一期生ってかっこいい!と思い、見ず知らずの玉置ゼミを選んだ自分を褒めたいです。(笑)けれども私は寂しいとは思っていません。なぜなら、これからも玉置ゼミの関係が続くことをビシビシと感じているからです。さらに渋みが増した玉置先生と教員になった私たちが、集まり、お互いに学び続ける姿が想像できるからです。そんな一生の出逢いをプレゼントしてくれた玉置先生には、感謝をしてもしきれません。

玉置ゼミに入って本当に良かったです。(牧野紘)


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